JP2002144768A - 貼合せ部を有する帳票 - Google Patents
貼合せ部を有する帳票Info
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- JP2002144768A JP2002144768A JP2000347474A JP2000347474A JP2002144768A JP 2002144768 A JP2002144768 A JP 2002144768A JP 2000347474 A JP2000347474 A JP 2000347474A JP 2000347474 A JP2000347474 A JP 2000347474A JP 2002144768 A JP2002144768 A JP 2002144768A
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Abstract
よって貼り合わせた場合であっても、ハーフカット加工
部が本来の切断幅より広くなることを防止することがで
きる。 【解決手段】 帳票10は、第1の紙基材11の貼合せ
部10Eの下面に、第2の紙基材12が、接着材層13
によって、ウェット又はセミウェットラミネート方式で
貼り合わされており、第2の紙基材12は、タック基材
12aと、粘着剤層12bと、粘着剤層12bを保護す
る剥離紙12cとたタック紙であり、第1の紙基材11
及びタック基材12aには、剥離紙12cを剥がすため
のハーフカット加工部14が形成されている。貼合せ部
10Eには、第2の紙基材12の接着剤層13が設けら
れる面の一部に、接着剤層13の水分が浸透するのを防
止する目止層15が設けられている。
Description
配送伝票などに好適に用いられる貼合せ部を有する帳票
に関するものである。
一例とその課題を説明するための断面図である。従来の
貼合せ部を有する帳票20は、第1及び第2の紙基材2
1,22と、第1及び第2の紙基材21,22の貼合せ
部を、ウェットラミネート方式又はセミウェットラミネ
ート方式によって貼り合わせる接着材層23とを備えて
いる。
あり、タック基材22aと、タック基材22aの片側に
形成された粘着剤層22bと、粘着剤層22bを保護す
る剥離紙22cとを備えている。そして、この帳票20
は、第1の紙基材21及びタック基材22aに、剥離紙
22cを剥がすためのハーフカット加工部24が形成さ
れている。
の貼合せ部を有する帳票20は、タック基材22aの上
面に塗布した接着剤層23の溶媒分(水分)が、タック
基材22a中に浸透する(矢印A)。その後に、第1の
紙基材(非タック紙側)21を貼り合せてしまうので、
第1の紙基材21が断熱層となって、乾燥不良になりや
すく、結果的に、第1の紙基材21側が伸長して、上に
凸状のカールが発生する。
ば、粘着剤22bを保護する剥離紙22cを剥がすため
のハーフカット加工部24が本来の切断幅より広い幅と
なってしまう。この切断幅が0.2mmを超えると、プ
リンタ転写部等でジャム等のトラブルを発生しやすい、
という問題があった。
又はセミウェットラミネート方式によって貼り合わせた
場合であっても、剥離紙を剥がすためのハーフカット加
工部が本来の切断幅より広くなることを防止して、プリ
ンタ転写部等で発生するジャム等のトラブルを防止する
ことができる貼合せ部を有する帳票を提供することであ
る。
に、請求項1の発明は、第1及び第2の紙基材と、前記
第1及び第2の紙基材の貼合せ部を、ウェットラミネー
ト方式又はセミウェットラミネート方式によって貼り合
わせる接着材層と、を備える貼合せ部を有する帳票にお
いて、前記第1及び第2の紙基材の前記接着剤層が設け
られる面の少なくとも一方の面の一部に設けられ、前記
接着剤層の水分が浸透するのを防止する目止層を備えた
こと、を特徴とする貼合せ部を有する帳票である。
せ部を有する帳票において、前記第2の紙基材は、タッ
ク紙であり、前記タック紙は、タック基材と、前記タッ
ク基材の片側に形成された粘着剤層と、前記粘着剤層を
保護する剥離紙とを備え、前記第1の紙基材及び前記タ
ック基材には、前記剥離紙を剥がすためのハーフカット
加工部が形成され、前記目止層は、前記ハーフカット加
工部を含む所定の範囲に設けられていること、を特徴と
する貼合せ部を有する帳票である。
に記載の貼合せ部を有する帳票において、前記貼合せ部
は、剥離を予定する剥離部と、剥離を予定しない非剥離
部とを含み、前記目止層は、前記剥離部に形成され、剥
離成分を含む剥離インキ層と、前記非剥離部に形成さ
れ、剥離成分を含まない非剥離インキ層とからなるこ
と、を特徴とする貼合せ部を有する帳票である。
せ部を有する帳票において、前記非剥離部の周縁部の一
部には、前記非剥離インキ層を形成しないことによっ
て、前記第1及び第2の紙基材が前記接着剤層によって
強接着する強接着部を備えること、を特徴とする貼合せ
部を有する帳票である。
せ部を有する帳票において、前記強接着部は、前記第1
の紙基材側の絵柄の少なくとも一部と同調する形状に形
成されていること、を特徴とする貼合せ部を有する帳票
である。
本発明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明による貼合せ部を有する帳票の実施形態
を示す図であって、図1は、第1及び第2の紙基材をず
らして示した斜視図、図2は、カールの状態を示した断
面図である。
は、1pt配送伝票に適用したものであり、図1に示す
ように、届け先で剥離され、受領印をもらって持ち帰る
配達票10Aと、配送荷物に貼付され、荷札となる貼付
票10Bと、ピッキングリストや領収書などの配送情報
などが記載され、各帳票毎にミシン目mで切り離される
帳票群10Cと、両端に設けられ、プリンタのピントラ
クタで送るためのマージナル部10D等とを備えてい
る。なお、図1では、帳票10は、1単位の帳票のみを
図示したが、上下方向に連続した連続帳票である。
紙基材11の配達票10Aと貼付票10Bの下面に、第
2の紙基材12が貼り合わされている。第1及び第2の
紙基材11,12の貼合せ部10Eは、接着材層13に
よって、ウェットラミネート方式又はセミウェットラミ
ネート方式で貼り合わされている。
2は、タック紙であり、このタック紙は、タック基材1
2aと、タック基材12aの片側に形成された粘着剤層
12bと、粘着剤層12bを保護する剥離紙12cとを
備えており、第1の紙基材11及びタック基材12aに
は、剥離紙12cを剥がすためのハーフカット加工部1
4が形成されている。
字等によって必要事項を表示する基材であり、上質紙、
感熱紙、複写用紙、クラフト紙、グラシン紙、パーチメ
ント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルム
によりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられる。
第1の紙基材の厚さは、通常は、20〜200μm程度
が好ましい。また、第2の紙基材12は、タック紙が用
いられており、タック基材12aは、上紙11と同一で
あってもよい。このとき、第1の紙基材11とタック基
材12aは、上記の中から選択される上質紙、感熱紙、
複写用紙等の群と、タック紙の組み合わせなどが好適に
使用される。
とは、接着剤(又は樹脂)を乾燥していない状態(水や
溶剤が残存する半生状態を含む)で、2種の基材を貼り
合わせる方式をいう。この接着剤として、例えば、ウレ
タン系,アクリル系などの熱可塑性樹脂を使用すること
ができ、フレキソ法,グラビア法などの公知の印刷又は
コーティング方式によって、厚み0.1〜50μm程度
に塗布して、貼り合わせ後に、必要に応じて、乾燥させ
る。
1,12の貼合せ部10Eには、第2の紙基材12の接
着剤層13が設けられる面の一部に、接着剤層13の水
分が浸透するのを防止する目止層15が設けられてい
る。
達票10Aの部分に相当し、剥離を予定する剥離部10
E−1と、貼付票10Bの部分に相当し、剥離を予定し
ない非剥離部10E−2とに分けられる。この部分で
は、目止層15は、剥離部10E−1に形成され、シリ
コーン等の剥離成分を含む剥離インキ層15−1と、非
剥離部10E−2に形成され、剥離成分を含まない絵柄
インキ層(非剥離インキ層)15−2とにより形成され
ている。
−2の周縁部の一部には、周縁部から約5mm以内の位
置に、約1mm幅の絵柄インキ層15−2を形成しない
部分を形成して、第1及び第2の紙基材層11,12が
接着剤層13によって強接着する強接着部10Fを備え
ている。強接着部10Fは、無理に剥離をしようとする
と、各紙基材11,12が材料破壊を発生する程度の接
着力をもっている。この強接着部10Fは、第1の紙基
材側の絵柄10Gの少なくとも一部と同調する形状に形
成されていることが、存在が気付かれないので、望まし
い。
係る帳票10のカールの仕方について説明する。この帳
票10は、ウェットラミネート方式で製造する場合に、
目止層15があるので、カールの方向が、前述した従来
例の場合とは、変化することが判明している。これは、
以下のようなメカニズムによると推察される。
の上面に目止層15が設けられているので、溶媒分(水
分)の含浸がなく、この溶媒は、第1の紙基材11側へ
確実に拡散し、的確に揮発するために、第1の紙基材1
1側が縮小して、図2に示すように、上に凹状のカール
が発生するというものである。
材11側から設けるハーフカット加工部14の切断幅が
同一であっても、第2の紙基材(タック紙)12に、目
止層15がある場合と、目止層15がない場合(図3参
照)とでは、実用上で異なる幅になることを示してい
る。すなわち、目止層15がある部分では、上に凹状の
カールとなるために、本来の切断幅より狭くなり、従来
の目止層15のない部分では、上に凸状カールとなるの
で、逆に、本来の切断幅より広い幅となってしまう。
せることによって、実用上差し支えない範囲で製造でき
るものである。しかし、第2の紙基材12側へ浸透して
しまった後に、第1の紙基材11側からする乾燥は、カ
ンタンでないことには間違いなく、また、エネルギー浪
費による環境負荷の増大や、製造コストへの悪影響へと
繋がる。さらに、剥離層の部分については、逆に、過度
な凹状カールとなってしまうことも考えられるので、望
ましいものではない。
部分10Eの略全面に目止層15を設け、特に、ハーフ
カット加工部14には、必ず、目止層15を設けること
によって、切断幅を実用的な範囲に、確実に収めること
ができた。
く、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明
の均等の範囲内である。目止層15は、特に、ハーフカ
ット加工部14を含む所定の範囲(約1mm)に設けら
れていることが好ましい。剥離のキッカケとなる部分
が、目止めされるので、剥離がしやすくなるからであ
る。
れば、ウェットラミネート方式又はセミウェットラミネ
ート方式によって貼り合わせた場合であっても、剥離紙
を剥がすためのハーフカット加工部が本来の切断幅より
広くなるとこを防止することができる。このため、プリ
ンタ転写部等でジャム等のトラブルを発生を防止するこ
とができる、という効果がある。
の第1及び第2の紙基材をずらして示した斜視図であ
る。
状態を示した断面図である。
を説明する断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1及び第2の紙基材と、 前記第1及び第2の紙基材の貼合せ部を、ウェットラミ
ネート方式又はセミウェットラミネート方式によって貼
り合わせる接着材層と、を備える貼合せ部を有する帳票
において、 前記第1及び第2の紙基材の前記接着剤層が設けられる
面の少なくとも一方の面の一部に設けられ、前記接着剤
層の水分が浸透するのを防止する目止層を備えたこと、
を特徴とする貼合せ部を有する帳票。 - 【請求項2】 請求項1に記載の貼合せ部を有する帳票
において、 前記第2の紙基材は、タック紙であり、 前記タック紙は、 タック基材と、 前記タック基材の片側に形成された粘着剤層と、 前記粘着剤層を保護する剥離紙とを備え、 前記第1の紙基材及び前記タック基材には、前記剥離紙
を剥がすためのハーフカット加工部が形成され、 前記目止層は、前記ハーフカット加工部を含む所定の範
囲に設けられていること、を特徴とする貼合せ部を有す
る帳票。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の貼合せ部
を有する帳票において、 前記貼合せ部は、 剥離を予定する剥離部と、 剥離を予定しない非剥離部とを含み、 前記目止層は、 前記剥離部に形成され、剥離成分を含む剥離インキ層
と、 前記非剥離部に形成され、剥離成分を含まない非剥離イ
ンキ層とからなること、を特徴とする貼合せ部を有する
帳票。 - 【請求項4】 請求項3に記載の貼合せ部を有する帳票
において、 前記非剥離部の周縁部の一部には、前記非剥離インキ層
を形成しないことによって、前記第1及び第2の紙基材
が前記接着剤層によって強接着する強接着部を備えるこ
と、を特徴とする貼合せ部を有する帳票。 - 【請求項5】 請求項4に記載の貼合せ部を有する帳票
において、 前記強接着部は、前記第1の紙基材側の絵柄の少なくと
も一部と同調する形状に形成されていること、を特徴と
する貼合せ部を有する帳票。
Priority Applications (1)
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JP2000347474A JP4509359B2 (ja) | 2000-11-15 | 2000-11-15 | 貼合せ部を有する帳票 |
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Publications (2)
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ID=18821194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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