JP2002142265A - 無線通信システム、通信制御方法、通信制御装置及び記憶媒体 - Google Patents

無線通信システム、通信制御方法、通信制御装置及び記憶媒体

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JP2002142265A
JP2002142265A JP2000335763A JP2000335763A JP2002142265A JP 2002142265 A JP2002142265 A JP 2002142265A JP 2000335763 A JP2000335763 A JP 2000335763A JP 2000335763 A JP2000335763 A JP 2000335763A JP 2002142265 A JP2002142265 A JP 2002142265A
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communication restriction
restriction
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Norihiro Ikeda
宣弘 池田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要に応じて通信を規制しつつ、状況に応じ
て規制を解除し通信を確保することができる無線通信シ
ステム等を提供する。 【解決手段】 タイムテーブル1401に従い妨害信号
を送出し、異常が検出されず且つ解除時間帯でない場合
は、妨害信号の送出を継続する。一方、異常が検出され
た場合、または異常が検出されないが解除時間帯である
場合は、妨害信号の送出を停止することで、通話不能エ
リア202を通話可能エリア501にする。次いで、妨
害信号の送出停止中において、解除時間帯が継続してい
る場合または規制時間帯となったが正常状態に復旧して
いない場合は、妨害信号の送出停止を維持する一方、規
制時間帯となり且つ正常状態に復旧した場合は、妨害信
号の送出を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、無線基地局と無
線移動局とが無線通信可能に接続され、さらにこれらの
無線通信の規制及び解除の制御が可能な無線送信機を含
む無線通信システム、通信制御方法、通信制御装置及び
記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線基地局と無線移動局とが無線
通信可能に接続された無線通信システムが知られてい
る。このシステムでは、携帯電話、PHS、ページャ、
無線LAN機器等(以下携帯型無線端末装置)の無線移
動局の特定エリア内における使用制限を制御することが
できるようなシステムも知られている。
【0003】一般に、携帯電話等の無線通信システムに
おいては、基本的に無線通信サービスエリア内であれば
何処でもユーザの要望に従って無線通信が可能であり、
通信を行う場所の所有者や管理者の要望は反映されてい
なかった。例えば、静寂な図書館や劇場、店舗、混雑し
た電車内等、場所の所有・管理者が通話を控えることが
要望される場所での通信に関しては、携帯型無線端末装
置の利用者のモラルによって通信が規制されているが、
通信場所の所有・管理者の要望に十分には応えられてい
なかった。また、近年の無線回線通信速度の高速化によ
り、大量のディジタルデータが無線回線を介して伝送さ
れることが可能となり、電子化された機密情報等が前記
無線回線を介して不正に伝送されるリスクも高くなって
きた。
【0004】これらの対策として、無線リンクのために
必須の無線通信システムの制御チャネルに通信制限場所
のみをカバーするレベル弱電界にて妨害波を重畳し、携
帯型無線端末装置の接続を不能にするジャミング装置と
いうものが存在する。しかし、このジャミング装置で
は、通信そのものを不能にするため、法規上、医療機関
や劇場等のごく限られた場所への設置のみしか認められ
ていないのが実状である。
【0005】また、上記問題を緩和するため、通信機能
の制限を行う場所に通信機能制限のための情報として、
通信制限場所のみをカバーするレベル弱電界にて制限情
報を定常送信し、当該情報を受信した無線端末装置が前
記制限情報に従った機能制限を自律的に行うという手法
も提案されている(特開平11−331948(通信シ
ステム、携帯無線機、通信機能制限装置))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の携帯型無線端末装置の接続を不能にするジャミング
装置では、通信そのものを常時、不能にするため、学校
や劇場においては休憩時間など、実際には、携帯型無線
端末装置を使用しても差し支えない時間帯においても、
その使用が一般に制限される。従って、利用者は、携帯
型無線端末装置を使用する場合には、その都度、通信不
能エリア外に移動する必要が生じ、携帯型無線端末装置
の利点を享受できない。
【0007】さらに、上記妨害波が送出されているエリ
アで火災、地震などの災害発生時、または凶悪犯の篭城
事件や監禁事件等の緊急時においてもこの機能が継続し
た場合、被害者からの重要な情報提供等が得られず、人
命に関わる大きな問題へと発展する恐れがある。
【0008】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、必要に応じて通
信を規制しつつ、状況に応じて規制を解除し通信を確保
することができる無線通信システム、通信制御方法、通
信制御装置及び記憶媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の無線通信システムは、通信網に接続された無
線基地局と、該無線基地局に無線通信可能に接続された
無線移動局と、無線送信機とで構成される無線通信シス
テムにおいて、前記無線送信機は、前記無線基地局と前
記無線移動局との通信を規制する通信規制手段と、前記
通信規制手段による通信規制を解除する通信規制解除手
段と、前記通信規制手段による通信規制と前記通信規制
解除手段による通信規制の解除とを制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0010】本発明の無線通信システムはまた、通信網
に接続された無線基地局と、該無線基地局に無線通信可
能に接続された無線移動局と、前記通信網に接続された
無線送信機と、前記通信網に接続された管理センターと
で構成される無線通信システムにおいて、前記管理セン
ターは、所定の通知を前記無線送信機に対して送信する
通知手段を備え、前記無線送信機は、前記無線基地局と
前記無線移動局との通信を規制する通信規制手段と、前
記通信規制手段による通信規制を解除する通信規制解除
手段と、前記通知手段により送信された所定の通知に基
づいて、前記通信規制手段による通信規制と前記通信規
制解除手段による通信規制の解除とを制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の無線通信システムはまた、通信網
に接続された無線基地局と、該無線基地局に無線通信可
能に接続された無線移動局と、前記通信網に接続された
無線送信機と、前記通信網に接続された管理センターと
で構成される無線通信システムにおいて、前記無線基地
局は、(通信を規制または通信規制を解除させるため
の)所定の通知を前記無線送信機に対して送信する通知
手段を備え、前記無線送信機は、前記無線基地局と前記
無線移動局との通信を規制する通信規制手段と、前記通
信規制手段による通信規制を解除する通信規制解除手段
と、前記通知手段により送信された所定の通知に基づい
て、前記通信規制手段による通信規制と前記通信規制解
除手段による通信規制の解除とを制御する制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の通信制御方法は、通信網に接続さ
れた無線基地局と、該無線基地局に無線通信可能に接続
された無線移動局と、無線送信機とで構成される無線通
信システムにおける通信制御方法であって、前記無線送
信機において、前記無線基地局と前記無線移動局との通
信を規制する通信規制工程と、前記通信規制工程による
通信規制を解除する通信規制解除工程と、前記通信規制
工程による通信規制と前記通信規制解除工程による通信
規制の解除とを制御する制御工程とを有することを特徴
とする。
【0013】本発明の通信制御方法はまた、通信網に接
続された無線基地局と、該無線基地局に無線通信可能に
接続された無線移動局と、前記通信網に接続された無線
送信機と、前記通信網に接続された管理センターとで構
成される無線通信システムにおける通信制御方法であっ
て、前記管理センターにおいて、所定の通知を前記無線
送信機に対して送信する通知工程を有すると共に、前記
無線送信機において、前記無線基地局と前記無線移動局
との通信を規制する通信規制工程と、前記通信規制工程
による通信規制を解除する通信規制解除工程と、前記通
知工程により送信された所定の通知に基づいて、前記通
信規制工程による通信規制と前記通信規制解除工程によ
る通信規制の解除とを制御する制御工程とを有すること
を特徴とする。
【0014】本発明の通信制御方法はまた、通信網に接
続された無線基地局と、該無線基地局に無線通信可能に
接続された無線移動局と、前記通信網に接続された無線
送信機と、前記通信網に接続された管理センターとで構
成される無線通信システムにおける通信制御方法であっ
て、前記無線基地局において、所定の通知を前記無線送
信機に対して送信する通知工程を有すると共に、前記無
線送信機において、前記無線基地局と前記無線移動局と
の通信を規制する通信規制工程と、前記通信規制工程に
よる通信規制を解除する通信規制解除工程と、前記通知
工程により送信された所定の通知に基づいて、前記通信
規制工程による通信規制と前記通信規制解除工程による
通信規制の解除とを制御する制御工程とを有することを
特徴とする。
【0015】本発明の通信制御装置は、請求項1〜27
のいずれか1項に記載の無線通信システムにおける前記
無線送信機に適用可能であることを特徴とする。
【0016】本発明の記憶媒体は、通信網に接続された
無線基地局と、該無線基地局に無線通信可能に接続され
た無線移動局と、無線送信機とで構成される無線通信シ
ステムにおける通信制御方法で使用されるプログラムを
記憶した記憶媒体であって、前記無線基地局と前記無線
移動局との通信を規制する通信規制工程のコードと、前
記通信規制工程のコードによる通信規制を解除する通信
規制解除工程のコードと、前記通信規制工程のコードに
よる通信規制と前記通信規制解除工程のコードによる通
信規制の解除とを制御する制御工程のコードとを記憶し
たことを特徴とする。
【0017】本発明の記憶媒体はまた、通信網に接続さ
れた無線基地局と、該無線基地局に無線通信可能に接続
された無線移動局と、前記通信網に接続された無線送信
機と、前記通信網に接続された管理センターとで構成さ
れる無線通信システムにおける通信制御方法で使用され
るプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記無線基
地局と前記無線移動局との通信を規制する通信規制工程
のコードと、前記通信規制工程のコードによる通信規制
を解除する通信規制解除工程のコードと、前記管理セン
ターからの所定の通知を受信する受信工程のコードと、
前記受信工程のコードにより受信された所定の通知に基
づいて、前記通信規制工程のコードによる通信規制と前
記通信規制解除工程のコードによる通信規制の解除とを
制御する制御工程のコードとを記憶したことを特徴とす
る。
【0018】本発明の記憶媒体はまた、通信網に接続さ
れた無線基地局と、該無線基地局に無線通信可能に接続
された無線移動局と、前記通信網に接続された無線送信
機と、前記通信網に接続された管理センターとで構成さ
れる無線通信システムにおける通信制御方法で使用され
るプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記無線基
地局と前記無線移動局との通信を規制する通信規制工程
のコードと、前記通信規制工程のコードによる通信規制
を解除する通信規制解除工程のコードと、前記無線基地
局からの所定の通知を受信する受信工程のコードと、前
記受信工程のコードにより受信された所定の通知に基づ
いて、前記通信規制工程のコードによる通信規制と前記
通信規制解除工程のコードによる通信規制の解除とを制
御する制御工程のコードとを記憶したことを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0020】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態を、図1〜図5、図14を用いて説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施形態に係る無
線通信システムの全体構成を示す図である。本実施の形
態では、PHS(Personal Handy-phone System:第二
世代コードレス電話システム)に適用した場合を例示す
る。
【0022】同図において、無線基地局102は、一般
加入者回線または構内交換機の内線などを含む電話回線
103を収容し、通信網106に接続され、更に各無線
移動局101a〜101eとの間を無線回線にて接続さ
れる。無線送信機104は、無線基地局102とは異な
り独立に設置され、更に、無線基地局102の制御チャ
ネルに通信制限場所のみをカバーするレベル弱電界にて
妨害波を重畳し、前記無線基地局102と各無線移動局
101との接続を不能にする機能を有する。通信網10
6にはさらに、電話回線105を介して電話装置107
が接続されている。
【0023】図2は、本実施の形態において通信規制が
されている場合における無線基地局102の無線通信エ
リアのエリアマップを示す図である。図3は、本実施の
形態における無線送信機104による通信エリア制御処
理のフローチャートを示す図である。図4は、本実施の
形態における無線送信機104の概略構成を示すブロッ
ク図である。図5は、本実施の形態において通信規制が
解除されている場合における無線基地局102の無線通
信エリアのエリアマップを示す図である。
【0024】図4中、401はアンテナで、このアンテ
ナ401には送信部402(通信規制手段、通信規制解
除手段)を接続している。この送信部402は、周波数
変換部とモデムで構成されるもので、周波数変換部で
は、モデムから入力されたπ/4シフトQPSK(Qu
adrature Phase Shift Keyi
ng)の変調波をPLL(Phase Locked
Loop)シンセサイザから出力される所定周波数の局
部発振信号と混合することにより1.9GHz帯に周波
数変換し、前記アンテナ401より輻射するようにして
いる。また、送信制御部403から転送されてきたデー
タからIQデータを生成し、π/4シフトQPSKに変
調して上記周波数変換部に出力する。そして、送信部4
02に、送信制御部403を接続している。また異常検
出部409(検出手段)は、各種センサを備え、例え
ば、無線基地局102の通信エリアにおける火災、地震
などの災害発生時の緊急事態、異常事態を検出する機能
を有する。なお、異常検出部409は、所定の機関から
提供される緊急情報を用いて異常事態等を検出するよう
にしてもよい。
【0025】送信部402、送信制御部403は、制御
部408(制御手段)に接続され、この制御部408に
はさらに異常検出部409、ROM407、RAM40
4、入力部405及び表示部406が接続されている。
【0026】制御部408は、所定のプロトコルに基づ
いて装置全体を制御するもので、ROM407は制御部
408が実行する制御プログラムを記憶し、またRAM
404は制御部408での制御により取扱われるデータ
を一時記憶するワークエリアのほか、予め時間毎の動作
モードを設定したスケジュールデータ(タイムテーブ
ル)を記憶する記憶エリア等を有するものである。
【0027】入力部405は、前記スケジュールデータ
等をRAM404に入力するためのものである。表示部
406は例えばドットマトリクスタイプの液晶表示パネ
ルとその駆動回路で構成され、各種制御のための入力デ
ータ及び結果などを表示するものである。
【0028】図2中の無線通信エリア201は、無線移
動局101が無線基地局102と通信規制がされていな
い通常時に通信可能なエリアであり、通話不能エリア2
02は、無線送信機104による妨害波によって通信が
規制され通話不能になるエリアである。無線送信機10
4は、無線基地局102の制御チャネルに通信制限場所
(通話不能エリア202)のみをカバーするレベル弱電
界にて妨害波を重畳し、各無線移動局101の接続を不
能にする。
【0029】例えば、図2に示すように、無線基地局1
02の通話可能エリア201内には無線移動局101a
及び無線移動局101bが存在するが、無線移動局10
1bは、更に無線送信機104から送信される妨害波の
影響により通話不可能エリア202に属している。これ
は、図14に示すタイムテーブル1401に基づき制御
されるものである。
【0030】図14は、本実施の形態におけるタイムテ
ーブル1401の一例を示す図である。タイムテーブル
1401はRAM404に格納される。後述するよう
に、0時〜10時、13時〜15時、18時〜24時に
ついては、休憩時間と考え、妨害波の送出を停止し、通
話不可能エリアを可能エリアにする。一方、上記以外の
時間帯については、通信規制の時間帯として妨害波を送
信し、通話不可能エリアを形成する。
【0031】図14に示すように、タイムテーブル14
01によれば、例えば10時から13時の間では妨害波
が起動されるので、通信規制の時間帯となる。通信規制
となった結果、通話不可能エリア202に属しない無線
移動局101aは、無線基地局102、電話回線10
3、通信網106、電話回線105を介して、電話装置
107との通話を依然として確立できるが、通話不可能
エリア202に属する無線移動局101bは、無線送信
機104による妨害波の影響により電話装置107との
通話を確立することができなくなる。
【0032】図3の通信エリア制御処理は、タイムテー
ブル1401及び異常検出部409による検出結果に基
づいて無線送信機104により実行される。
【0033】まず、妨害信号送出処理の起動、すなわ
ち、図14に示すタイムテーブル1401に従い、妨害
信号を送出する(S301)。次いで、異常検出部40
9により異常が検出されたか否かを判別する(ステップ
S302)。例えば、火災、一定レベル以上の地震等、
緊急事態の発生が検出された場合に異常が検出されたと
判別される。
【0034】その判別の結果、異常検出部409により
異常が検出された場合はステップS304に進む一方、
異常検出部409により異常が検出されない場合は、解
除プログラムをオンすべき解除時間帯であるか否かを判
別する(ステップS303)。この判別は図14に示す
タイムテーブル1401に従い、例えば、0時〜10
時、13時〜15時、18時〜24時である場合は解除
時間帯と判別される。その判別の結果、解除プログラム
をオンすべき解除時間帯でない場合は前記ステップS3
01に戻る一方、解除プログラムをオンすべき解除時間
帯である場合はステップS304に進む。
【0035】ステップS304では、妨害信号送出処理
停止を実行、すなわち、妨害信号の送出を停止する。
【0036】前記ステップS304の処理により、図2
に示した通話不能エリア202に代わって図5に示す通
話可能エリア501が形成され、無線通信エリア201
全域で通信が可能になる。無線移動局101bは通信が
可能になる。
【0037】図3に戻り、続くステップS305では、
解除プログラムをオフすべき規制時間帯であるか否かを
判別する。この判別は図14に示すタイムテーブル14
01に従い、例えば、10時〜13時、15時〜18時
である場合は規制時間帯と判別される。
【0038】その判別の結果、解除プログラムをオフす
べき規制時間帯でない場合は前記ステップS304に戻
る一方、解除プログラムをオフすべき規制時間帯である
場合は、正常状態に復旧したか否かを判別する(ステッ
プS306)。この判別は、異常検出部409により異
常が検出されているか否かによりなされ、異常が検出さ
れていない状態となった場合は正常状態に復旧したと判
別される。
【0039】その判別の結果、正常状態に復旧していな
い場合は前記ステップS304に戻る一方、正常状態に
復旧した場合は、前記ステップS301に戻る。
【0040】本処理は、具体的には次のようになる。
【0041】まず、火災、一定レベル以上の地震等、緊
急事態の発生がなかった場合を例にとると、妨害信号送
出処理(ステップS301)の起動後、ステップS30
2からステップS303に進み、例えば現在時刻が12
時59分であった場合、解除時間帯でなく規制時間帯で
あるので、前記ステップS301に戻ってそのまま妨害
信号の送出を継続し、前記S301〜S303を繰り返
す。この継続中に現在時刻が13時00分になった場合
は、解除時間帯となるので、ステップS303からステ
ップS304に進んで妨害信号の送出を停止し、図5に
示す通話可能エリア501を形成する。
【0042】その後、時刻が14時59分になるまで
は、解除時間帯であるので、前記S304〜S305を
繰り返して妨害信号の送出停止状態を維持する。その
後、現在時刻が15時00分になると、規制時間帯とな
るので、ステップS306に進む。ここでは、異常が発
生していない場合を仮定しているので、ステップS30
6では正常状態に復旧していると判別され、前記ステッ
プS301に戻ってタイムテーブル1401に従い妨害
信号の送出を再開する。その後、本処理を繰り返す。
【0043】次に、火災、一定レベル以上の地震等、緊
急事態の発生があった場合を例にとると、妨害信号送出
処理(ステップS301)の起動後、ステップS302
からステップS304に進み、時間帯に拘わらず、妨害
信号の送出を停止し、図5に示す通話可能エリア501
を形成する。これにより、緊急時等における通信が確保
される。
【0044】現在時刻が例えば13時から15時の間で
あったとすると、ステップS305では、時刻が14時
59分になるまでは、解除時間帯であるので、前記S3
04〜S305を繰り返して妨害信号の停止を継続す
る。その後、現在時刻が15時00分になると、規制時
間帯となるので、ステップS306に進むが、正常状態
に復旧するまでは、前記S304〜S306を繰り返し
て妨害信号の停止を継続する。そして、正常状態に復旧
していると判別されると、前記ステップS301に戻っ
てタイムテーブル1401に従い妨害信号の送出を再開
する。その後、本処理を繰り返す。
【0045】本処理によれば、異常が発生しない限り、
タイムテーブル1401に従って、規制時間帯では通話
不能エリア202が形成され、無線基地局102と無線
移動局101との通信が規制される一方、解除時間帯で
は通信規制が解除され、通話可能エリア501が形成さ
れることで通信が可能になる。また、異常が発生した場
合は、通信規制中であればその規制が解除され、解除中
であれば解除が維持されるので、時間帯に拘わらず通信
が確保される。
【0046】本実施の形態によれば、無線送信機(ジャ
ミング装置)単体で、時間毎のタイムテーブルにより規
制(通話不能)と解除(通話可能)をスケジューリング
することにより学校や劇場においては休憩時間など、実
際には、携帯型無線端末装置を使用しても差し支えない
時間帯において、その使用が可能となり、利用者は、携
帯型無線端末装置を使用する場合、その度に通信不能エ
リア外に移動する必要が解消され、利便性が向上する。
【0047】また、同様に無線送信機(ジャミング装
置)単体で、火災や一定レベル以上の地震等、緊急事態
の発生の検出を行い、無線送信機(ジャミング装置)の
妨害波送信機能を一時的に停止させることにより、上記
妨害波が送出されているエリアでの災害発生時、または
緊急時においても、携帯型無線端末装置を利用して被害
者からの重要な情報提供等が得られ、人命救助、更には
問題の早期解決にも大いに貢献できる、というような様
々な効果を奏する。
【0048】よって、必要に応じて通信を規制しつつ、
状況に応じて規制を解除し通信を確保することができ
る。
【0049】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を、図6〜図10、図12〜図14を用いて説明
する。
【0050】図6は、本発明の第2の実施形態に係る無
線通信システムの全体構成を示す図である。
【0051】本実施の形態では、第1の実施の形態に対
し、無線送信機104を無線送信機601に、電話装置
107を管理センター602にそれぞれ代えた点が相違
する。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0052】無線送信機601は、無線基地局102と
同様、一般加入者回線または構内交換機の内線などを含
む電話回線103を収容し、通信網106に接続され、
更に、無線基地局102の制御チャネルに通信制限場所
のみをカバーするレベル弱電界にて妨害波を重畳し、前
記無線基地局102と各無線移動局101との接続を不
能にする機能を有する。また、管理センター602は、
無線基地局102、無線送信機601と同様、一般加入
者回線または構内交換機の内線などを含む電話回線10
5を収容し、通信網106に接続される(通知手段)。
管理センター602はさらに、各種センサーを備えた異
常検出部を備え(図示せず)、第1の実施の形態におけ
る異常検出部409と同様に、火災、地震などの災害発
生時の緊急事態を検出する機能を有するほか、第1の実
施の形態におけるRAM404の場合と同様に、予め時
間毎の動作モードを設定したスケジュールデータ(タイ
ムテーブル)を記憶する記憶エリア等を有するものであ
る。
【0053】図7は、本実施の形態における無線送信機
601の概略構成を示すブロック図である。図中、70
1はアンテナで、このアンテナ701には送信部702
(通信規制手段、通信規制解除手段)を接続している。
この送信部702は、周波数変換部とモデムで構成され
るもので、周波数変換部では、モデムから入力されたπ
/4シフトQPSKの変調波をPLLシンセサイザから
出力される所定周波数の局部発振信号と混合することに
より1.9GHz帯に周波数変換し、アンテナ701よ
り輻射するようにしている。また、送信制御部703か
ら転送されてきたデータからIQデータを生成し、π/
4シフトQPSKに変調して周波数変換部に出力する。
そして、この送信部702に、送信制御部703を接続
している。また、回線制御部705は、電話回線105
を収容し通信網106に接続され、各種通信プロトコル
を確立し通信を行う。そして、これら送信702、送信
制御部703は、制御部708(制御手段)に接続さ
れ、この制御部708に回線制御部705、ROM70
7、RAM704、及び表示部706が接続されてい
る。
【0054】ここで制御部708は、所定のプロトコル
に基づいて装置全体を制御するもので、ROM707は
制御部708で実行される制御プログラムを記憶し、ま
たRAM704は制御部708での制御により取扱われ
るデータを一時記憶するワークエリアとして機能する。
表示部706は例えばドットマトリクスタイプの液晶表
示パネルとその駆動回路で構成され、各種制御のための
入力データ及び結果などを表示するものである。
【0055】図8は、第2の実施形態における無線送信
機601による通信エリア制御処理のフローチャートを
示す図である。
【0056】図9は、本実施の形態における異常検出に
基づく第1のシーケンスチャート、図10は、本実施の
形態におけるタイムテーブルに基づく第2のシーケンス
チャートである。
【0057】図12は、本実施の形態において通信規制
がされている場合における無線基地局102の無線通信
エリアのエリアマップを示す図である。図13は、本実
施の形態において通信規制が解除されている場合におけ
る無線基地局102の無線通信エリアのエリアマップを
示す図である。
【0058】図12中の無線通信エリア201は、無線
移動局101が無線基地局102と通信規制がされてい
ない通常時に通信可能なエリアであり、通話不能エリア
1201は、無線送信機601による妨害波によって通
信が規制され通話不能になるエリアである。無線送信機
601は、無線基地局102の制御チャネルに通信制限
場所(通話不能エリア1201)のみをカバーするレベ
ル弱電界にて妨害波を重畳し、各無線移動局101の接
続を不能にする。
【0059】例えば、図12に示すように、無線基地局
102の通話可能エリア201内には無線移動局101
a及び無線移動局101bが存在するが、無線移動局1
01bは、更に無線送信機601から送信される妨害波
の影響により通話不可能エリア1201に属している。
これは、管理センター602内部で管理制御される図1
4に示すタイムテーブル1401に基づき制御されるも
のである。
【0060】図14に示すように、タイムテーブル14
01によれば、例えば10時から13時の間では妨害波
が起動されるので、通信規制の時間帯となる。通信規制
となった結果、通話不可能エリア1201に属しない無
線移動局101aは、無線基地局102、電話回線10
3、通信網106、電話回線105を介して、任意の相
手との通話を依然として確立できるが、通話不可能エリ
ア1201に属する無線移動局101bは、無線送信機
601による妨害波の影響により任意の相手との通話を
確立することができなくなる。
【0061】図9に示す第1のシーケンスチャートは、
管理センター602による異常検出に基づきなされる。
【0062】管理センター602は、図14に示すタイ
ムテーブル1401を管理制御中に、異常検出部で火
災、一定レベル以上の地震等、緊急事態の発生の検出処
理を起動する。そして異常発生を検出した場合は、その
旨を、無線送信機601に送信するために緊急通知メッ
セージM901を通信網106に送信する。この緊急通
知メッセージM901を受信した通信網106は、無線
送信機601に対して、緊急通知メッセージM902を
送信する(所定の通知)。
【0063】管理センター602はまた、異常発生の解
除を検出した場合、すなわち、正常な状態に復帰したこ
とが判明した場合は、その旨を、無線送信機601に通
知するために解除通知メッセージM903を通信網10
6に送信する。解除通知メッセージM903を受信した
通信網106は、無線送信機601に対して、解除通知
メッセージM904を送信する(所定の通知)。
【0064】図10に示す第2のシーケンスチャート
は、タイムテーブル1401に基づきなされる。管理セ
ンター602は、現在時刻が例えば12時59分から1
3時00分になったとき、規制時間帯から解除時間帯へ
と切り替わったので、その旨を無線送信機601に通知
するために送信停止通知メッセージM1001を通信網
106に送信する。送信停止通知メッセージM1001
を受信した通信網106は、無線送信機601に対し
て、送信停止通知メッセージM1002を送信する(所
定の通知)。
【0065】管理センター602はまた、現在時刻が例
えば14時59分から15時00分になったとき、解除
時間帯から規制時間帯へと切り替わったので、その旨を
無線送信機601に通知するために、送信開始通知メッ
セージM1003を通信網106に送信する。送信開始
通知メッセージM1003を受信した通信網106は、
無線送信機601に対して、送信開始通知メッセージM
1004を送信する(所定の通知)。
【0066】図8の通信エリア制御処理は、タイムテー
ブル1401及び管理センター602の異常検出部によ
る検出結果に基づいて無線送信機601により実行され
る。
【0067】まず、妨害信号送出処理の起動、すなわ
ち、図14に示すタイムテーブル1401に従い、妨害
信号を送出する(S801)。次いで、管理センター6
02から何らかの通知メッセージがあったか否かを判別
し(ステップS802)、その判別の結果、何ら通知メ
ッセージがない場合は前記ステップS801に戻る一
方、何らかの通知メッセージがあった場合は、その通知
メッセージが緊急事態発生を示すもの、具体的には緊急
通知メッセージM902であるか否かを判別する(ステ
ップS803)。
【0068】その判別の結果、その通知メッセージが緊
急事態発生を示すもの(緊急通知メッセージM902)
である場合はステップS805に進む一方、その通知メ
ッセージが緊急事態発生を示すものでない場合は、その
通知メッセージが妨害波の送信停止を要求する通知、具
体的には送信停止通知メッセージM1002であるか否
かを判別する(ステップS804)。その判別の結果、
その通知メッセージが妨害波の送信停止を要求する通知
(送信停止通知メッセージM1002)でない場合は、
前記ステップS801に戻る一方、その通知メッセージ
が妨害波の送信停止を要求する通知(送信停止通知メッ
セージM1002)である場合は、ステップS805に
進む。
【0069】ステップS805では、妨害信号送出処理
の停止、すなわち、妨害信号の送出を停止する。
【0070】前記ステップS805の処理により、図1
2に示した通話不能エリア1201に代わって図13に
示す通話可能エリア1301が形成され、無線通信エリ
ア201全域で通信が可能になる。無線移動局101b
は通信が可能になる。
【0071】次いで、管理センター602から何らかの
通知メッセージがあったか否かを判別し(ステップS8
06)、その判別の結果、何ら通知メッセージがない場
合は前記ステップS805に戻る一方、何らかの通知メ
ッセージがあった場合は、その通知メッセージが妨害波
の送信起動を要求する通知、具体的には送信開始通知メ
ッセージM1004であるか否かを判別する(ステップ
S807)。
【0072】その判別の結果、その通知メッセージが妨
害波の送信起動を要求する通知(送信開始通知メッセー
ジM1004)である場合は、送信開始フラグをオンに
し(ステップS808)、ステップS809に進む一
方、その通知メッセージが妨害波の送信起動を要求する
通知(送信開始通知メッセージM1004)でない場合
は、その通知メッセージが緊急事態の解除を示すもの、
具体的には解除通知メッセージM904であるか否かを
判別する(ステップS810)。
【0073】その判別の結果、その通知メッセージが緊
急事態の解除を示すもの(解除通知メッセージM90
4)でない場合は、前記ステップS805に戻る一方、
その通知メッセージが緊急事態の解除を示すもの(解除
通知メッセージM904)である場合は、緊急解除フラ
グをオンにして(ステップS811)、ステップS81
2に進む。
【0074】前記ステップS809では、緊急解除フラ
グがオンになっているか否かを判別し、その判別の結
果、緊急解除フラグがオンになっていない場合は前記ス
テップS805に戻る一方、緊急解除フラグがオンにな
っている場合は、前記ステップS801に戻る。
【0075】前記ステップS812では、送信開始フラ
グがオンになっているか否かを判別し、その判別の結
果、送信開始フラグがオンになっていない場合は前記ス
テップS805に戻る一方、送信開始フラグがオンにな
っている場合は、前記ステップS801に戻る。
【0076】本処理は、具体的には次のようになる。
【0077】まず、火災、一定レベル以上の地震等、緊
急事態の発生がなかった場合を例にと、妨害信号送出処
理(ステップS801)の起動後、規制時間帯が継続す
る限りは妨害信号送出処理を繰り返す。ここで例えば、
現在時刻が12時59分から13時00分になると、解
除時間帯となるので、送信停止通知メッセージM100
2がきて、ステップS802、S803、S804から
ステップS805に進み、妨害信号の送出を停止するこ
とで(ステップS805)、図13に示す通話可能エリ
ア1301を形成する。これにより、休息時間等では通
信が確保される。
【0078】そして、時刻が14時59分になるまで
は、解除時間帯であるので、妨害信号送出の停止を維持
する。その後、現在時刻が15時00分になると、規制
時間帯となるので、送信開始通知メッセージM1004
がきて、ステップS807からステップS808に進
み、送信開始フラグをオンにする。その際、緊急解除フ
ラグがオンとなっていれば、ステップS809から前記
ステップS801に戻って妨害信号送出処理を再開する
が、緊急解除フラグがオンとなっていなければ、ステッ
プS809から前記ステップS805に戻って妨害信号
の送出停止状態を維持する。ここでは、異常が発生しな
かったと仮定しているので、妨害信号送信処理を再開す
る。なお、緊急解除フラグがオンになっている場合と
は、送信開始通知メッセージM1004を受信する以前
に管理センター602から解除通知メッセージM904
を受信していたような場合である。
【0079】次に、火災、一定レベル以上の地震等、緊
急事態の発生があった場合を例にとると、妨害信号送出
処理(ステップS801)の起動後、緊急通知メッセー
ジM902を受信すると、ステップS802、S803
からステップS805に進み、妨害信号の送出を停止す
ることで(ステップS805)、図13に示す通話可能
エリア1301を形成する。これにより、異常発生時に
は、時間帯に拘わらず通信が確保される。
【0080】そして、時刻が14時59分になるまで
は、解除時間帯であるので、妨害信号送信の停止を継続
する。その後、現在時刻が15時00分になると、規制
時間帯となるので、送信開始通知メッセージM1004
がきて、ステップS807からステップS808に進
み、送信開始フラグをオンにする。その際、緊急解除フ
ラグがオンとなっていれば、ステップS809から前記
ステップS801に戻って妨害信号送出処理を再開する
が、緊急解除フラグがオンとなっていなければ、ステッ
プS809から前記ステップS805に戻って妨害信号
の送出停止状態を維持する。ここでは、異常が発生した
と仮定しているので、妨害信号送出処理の停止状態を維
持する。
【0081】一方、現在時刻が15時00分になる以前
に緊急事態が解除され、解除通知メッセージM904を
受信した場合は、ステップS806、S807、S81
0からステップS811に進み、緊急解除フラグをオン
にする。その際、送信開始フラグがオンとなっていれ
ば、ステップS812から前記ステップS801に戻っ
て妨害信号送出処理を再開するが、送信開始フラグがオ
ンとなっていなければ、ステップS812から前記ステ
ップS805に戻って妨害信号の送出停止状態を維持す
る。ここでは現在時刻が15時00分になる以前である
ので、送信開始フラグはオンになっておらず、妨害信号
送出処理の停止状態が維持される。一方、現在時刻が1
5時00分になった以後に緊急事態が解除され、解除通
知メッセージM904を受信したような場合は、送信開
始フラグはオンになっており、妨害信号送信処理を再開
する。
【0082】本処理によれば、妨害信号の送出処理継続
中に緊急通知メッセージM902及び送信停止通知メッ
セージM1002の少なくとも一方を受信した場合は、
妨害信号の送信が停止され、通信規制が解除されて通信
が確保される。また、妨害信号の送出処理の停止中に、
送信開始フラグ及び緊急解除フラグの少なくとも一方が
オンにならない状態が継続する限り、妨害信号の送出処
理の停止が維持され、通信が確保される。さらに、妨害
信号の送信処理の停止中に、送信開始フラグ及び緊急解
除フラグの双方がオンになった場合は、妨害信号送出処
理が再開され、通信が規制される。
【0083】本実施の形態によれば、管理センターにお
いて、時間毎のタイムテーブルにより規制(通話不能)
と解除(通話可能)をスケジューリングすることによ
り、利便性を向上することができ、また、同様に管理セ
ンターにおいて、火災や一定レベル以上の地震等、緊急
事態の発生の検出を行い、無線送信機(ジャミング装
置)の妨害波送信機能を一時的に停止させることによ
り、緊急時等において通信を確保することができる。よ
って、必要に応じて通信を規制しつつ、状況に応じて規
制を解除し通信を確保することに関し、第1の実施の形
態と同様の効果を奏することができる。
【0084】なお第2の実施の形態では、管理センター
602におけるタイムテーブル1401及び異常検出に
基づく通信エリア制御処理について説明したが、これに
限るものでなく、例えば、タイムテーブル1401を無
線基地局102に備え、無線基地局102によって送信
停止通知や送信開始通知を発するようにしてもよい。ま
た、異常検出部を無線基地局102に備え、無線基地局
102によって緊急通知や解除通知を発するようにして
もよい。または、タイムテーブル1401及び異常検出
部の双方を無線基地局102に備え、上記全通知を無線
基地局102によって発するようにしてもよい。
【0085】図11は、無線基地局102によって緊急
通知や解除通知を発するようにした場合のシーケンスチ
ャートの一例を示す図である。同図は図9に対応する。
【0086】図11に示すシーケンスチャートは、無線
基地局102による異常検出に基づきなされる。
【0087】無線基地局102は、図14に示すタイム
テーブル1401を管理制御中に、異常検出部で火災、
一定レベル以上の地震等、緊急事態の発生の検出処理を
起動する。そして異常発生を検出した場合は、その旨
を、管理センター602に通知するために緊急通知メッ
セージM1101を通信網106に送信する。緊急通知
メッセージM1101を受信した通信網106は、管理
センター602に緊急通知メッセージM1102を送信
する。
【0088】緊急通知メッセージM1102を受信した
管理センター602は、その旨を無線送信機601に通
知するために、緊急通知メッセージM1103を通信網
106に送信する。緊急通知メッセージM1103を受
信した通信網106は、無線送信機601に対して、緊
急通知メッセージM1104を送信する。
【0089】無線基地局102はまた、異常発生の解除
を検出した場合、すなわち、正常な状態に復帰したこと
が判明した場合は、その旨を無線管理センター602に
通知するために解除通知メッセージM1105を通信網
106に送信する。解除通知メッセージM1105を受
信した通信網106は、管理センター602に解除通知
メッセージM1106を送信する。
【0090】解除通知メッセージM1106を受信した
管理センター602は、その旨を無線送信機601に通
知するために解除通知メッセージM1107を通信網1
06に送信する。解除通知メッセージM1107を受信
した通信網106は、無線送信機601に対して、解除
通知メッセージM1108を送信する。
【0091】このようなやりとりにおいて、緊急通知メ
ッセージM1104を受信した場合における無線送信機
601の処理は、第2の実施の形態において緊急通知メ
ッセージM902を受信した場合と同様である。また、
解除通知メッセージM1108を受信した場合における
無線送信機601の処理は、第2の実施の形態において
解除通知メッセージM904を受信した場合と同様であ
る。
【0092】なお、図示はしないが、無線基地局102
にはタイムテーブル1401が備えられ、無線基地局1
02からの起因によって、図10に示す送信停止通知メ
ッセージM1002、送信開始通知メッセージM100
4に相当する通知が管理センター602、通信網106
を経由して無線送信機601に送信されるように構成さ
れる。そして、これら各通知に基づき、図8の処理と同
様に処理され、同様の効果が得られる。
【0093】なお、無線基地局102にタイムテーブル
1401及び/又は異常検出部を設ける構成の場合、送
信開始通知、送信停止通知、緊急通知、解除通知は、管
理センター602を必ずしも経由する必要はなく、無線
基地局102から直接無線送信機601に送信されるよ
うにしてもよい。
【0094】なお、第1、第2の実施の形態において、
妨害波を送信する装置を無線送信機104あるいは無線
送信機601であるとして説明したが、これに限るもの
でなく、無線基地局102以外の任意の無線基地局であ
っても良い。
【0095】なお、第1、第2の実施の形態においては
PHSに適用した場合について説明したが、本発明はこ
れに限ることなく、複数の無線移動局とこれら移動局を
登録して接続することが可能な無線基地局とでなる無線
通信システムであれば、取扱う信号のアナログ/デジタ
ルを問わず、あらゆる無線通信システムであっても適用
可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲内で種々変形して実施することが可能である。
【0096】なお、第1、第2の実施の形態において、
タイムテーブル1401に基づく妨害波の送信、送信停
止の処理は省略し、異常発生の検出にのみ基づいて処理
するようにしてもよい。
【0097】なお、上述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を通信制御装置(無線送信機104、601)に供給
し、その通信制御装置のコンピュータ(またはCPUや
MPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読
み出し実行することによっても、本発明の目的が達成さ
れることはいうまでもない。
【0098】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0099】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0100】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した各実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とはいうまでもない。
【0101】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることはいうまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
必要に応じて通信を規制しつつ、状況に応じて規制を解
除し通信を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る無線通信システ
ムの全体構成を示す図である。
【図2】同形態において通信規制がされている場合にお
ける無線基地局の無線通信エリアのエリアマップを示す
図である。
【図3】同形態における無線送信機による通信エリア制
御処理のフローチャートを示す図である。
【図4】同形態における無線送信機の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図5】同形態において通信規制が解除されている場合
における無線基地局の無線通信エリアのエリアマップを
示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る無線通信システ
ムの全体構成を示す図である。
【図7】同形態における無線送信機の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図8】同形態における無線送信機による通信エリア制
御処理のフローチャートを示す図である。
【図9】同形態における異常検出に基づく第1のシーケ
ンスチャートである。
【図10】同形態におけるタイムテーブルに基づく第2
のシーケンスチャートである。
【図11】無線基地局によって緊急通知や解除通知を発
するようにした場合のシーケンスチャートの一例を示す
図である。
【図12】第2の実施の形態において通信規制がされて
いる場合における無線基地局の無線通信エリアのエリア
マップを示す図である。
【図13】同形態において通信規制が解除されている場
合における無線基地局の無線通信エリアのエリアマップ
を示す図である。
【図14】第1の実施の形態におけるタイムテーブルの
一例を示す図である。
【符号の説明】
101 無線移動局 102 無線基地局 103 電話回線 104 無線送信機 105 電話回線 106 通信網 201 無線通信エリア 202 通話不能エリア 402 送信部(通信規制手段、通信規制解除手段) 408 制御部(制御手段) 409 異常検出部(検出手段) 501 通話可能エリア 601 無線送信機 602 管理センター 702 送信部(通信規制手段、通信規制解除手段) 708 制御部(制御手段) 1401 タイムテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 13/00 307A Fターム(参考) 5K024 AA63 CC11 GG10 5K033 AA05 AA08 BA14 CB01 CB08 DA01 DA19 DB16 5K034 CC05 EE03 EE09 FF02 HH65 LL01 LL02 5K067 AA26 AA35 BB04 DD27 EE02 EE10 EE16 GG01 GG11 HH12 5K101 LL12

Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続された無線基地局と、該無
    線基地局に無線通信可能に接続された無線移動局と、無
    線送信機とで構成される無線通信システムにおいて、 前記無線送信機は、 前記無線基地局と前記無線移動局との通信を規制する通
    信規制手段と、 前記通信規制手段による通信規制を解除する通信規制解
    除手段と、 前記通信規制手段による通信規制と前記通信規制解除手
    段による通信規制の解除とを制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記通信規制手段は、前記無線基地局か
    らの制御信号に対する妨害波を送信することにより通信
    を規制することを特徴とする請求項1記載の無線通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記妨害波は、前記無線移動局が前記無
    線基地局と通信可能なエリアのうちの少なくとも一部を
    カバーすることを特徴とする請求項2記載の無線通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記通信規制解除手段は、前記通信規制
    手段による前記妨害波の送信を停止させることにより通
    信規制を解除することを特徴とする請求項2または3記
    載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、時間帯に応じて設定さ
    れたタイムテーブルに基づいて前記通信規制及びその解
    除を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記無線送信機は、前記無線移動局が前
    記無線基地局と通信可能なエリアにおける状況を検出す
    る検出手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段によ
    る検出状況に基づいて前記通信規制及びその解除を制御
    することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記無線送信機は、前記無線移動局が前
    記無線基地局と通信可能なエリアにおける状況を検出す
    る検出手段を備え、前記制御手段は、時間帯に応じて設
    定されたタイムテーブル及び前記検出手段による検出状
    況に基づいて前記通信規制及びその解除を制御し、前記
    制御手段はさらに、前記通信規制解除手段による通信規
    制の解除中に前記検出手段により異常が検出された場合
    は、前記通信規制解除手段による通信規制の解除を継続
    させるように制御する一方、前記通信規制手段による通
    信規制中に前記検出手段により異常が検出された場合
    は、その時間帯に拘わらず前記通信規制手段による通信
    規制を解除させるように制御することを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 通信網に接続された無線基地局と、該無
    線基地局に無線通信可能に接続された無線移動局と、前
    記通信網に接続された無線送信機と、前記通信網に接続
    された管理センターとで構成される無線通信システムに
    おいて、 前記管理センターは、所定の通知を前記無線送信機に対
    して送信する通知手段を備え、 前記無線送信機は、 前記無線基地局と前記無線移動局との通信を規制する通
    信規制手段と、 前記通信規制手段による通信規制を解除する通信規制解
    除手段と、 前記通知手段により送信された所定の通知に基づいて、
    前記通信規制手段による通信規制と前記通信規制解除手
    段による通信規制の解除とを制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする無線通信システム。
  9. 【請求項9】 前記通信規制手段は、前記無線基地局か
    らの制御信号に対する妨害波を送信することにより通信
    を規制することを特徴とする請求項8記載の無線通信シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記妨害波は、前記無線移動局が前記
    無線基地局と通信可能なエリアのうちの少なくとも一部
    をカバーすることを特徴とする請求項9記載の無線通信
    システム。
  11. 【請求項11】 前記通信規制解除手段は、前記通信規
    制手段による前記妨害波の送信を停止させることにより
    通信規制を解除することを特徴とする請求項8または9
    記載の無線通信システム。
  12. 【請求項12】 前記通知手段は、時間帯に応じて設定
    されたタイムテーブルに基づいて、前記所定の通知とし
    て通信規制要求通知または通信規制解除要求通知を送信
    することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に
    記載の無線通信システム。
  13. 【請求項13】 前記管理センターは、前記無線移動局
    が前記無線基地局と通信可能なエリアにおける状況を検
    出する検出手段を備え、前記通知手段は、前記検出手段
    による検出状況に基づいて、前記所定の通知として異常
    発生通知または異常解除通知を送信すること請求項8〜
    11のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  14. 【請求項14】 前記管理センターは、前記無線移動局
    が前記無線基地局と通信可能なエリアにおける状況を検
    出する検出手段を備え、前記通知手段は、時間帯に応じ
    て設定されたタイムテーブルに基づいて、前記所定の通
    知として通信規制要求通知または通信規制解除要求通知
    を送信すると共に、前記検出手段による検出状況に基づ
    いて、前記所定の通知として異常発生通知または異常解
    除通知を送信し、前記制御手段は、前記通知手段による
    通信規制要求通知、通信規制解除要求通知、異常発生通
    知及び異常解除通知に基づいて前記通信規制及びその解
    除を制御することを特徴とする請求項8〜11のいずれ
    か1項に記載の無線通信システム。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記通信規制手段に
    よる通信規制中に前記通知手段による通信規制解除要求
    通知及び異常発生通知の少なくとも一方を受信した場合
    は、前記通信規制手段による通信規制を解除させるよう
    に制御することを特徴とする請求項14記載の無線通信
    システム。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記通信規制解除手
    段による通信規制の解除中に前記通知手段による通信規
    制要求通知及び異常解除通知の双方を受信した後の状態
    となった場合は、前記通信規制手段による通信規制を再
    開させるように制御する請求項14または15記載の無
    線通信システム。
  17. 【請求項17】 前記無線基地局は複数存在し、該複数
    の無線基地局のうち少なくとも1つが前記無線送信機を
    兼ねることを特徴とする請求項8〜16のいずれか1項
    に記載の無線通信システム。
  18. 【請求項18】 通信網に接続された無線基地局と、該
    無線基地局に無線通信可能に接続された無線移動局と、
    前記通信網に接続された無線送信機と、前記通信網に接
    続された管理センターとで構成される無線通信システム
    において、 前記無線基地局は、(通信を規制または通信規制を解除
    させるための)所定の通知を前記無線送信機に対して送
    信する通知手段を備え、 前記無線送信機は、 前記無線基地局と前記無線移動局との通信を規制する通
    信規制手段と、 前記通信規制手段による通信規制を解除する通信規制解
    除手段と、 前記通知手段により送信された所定の通知に基づいて、
    前記通信規制手段による通信規制と前記通信規制解除手
    段による通信規制の解除とを制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする無線通信システム。
  19. 【請求項19】 前記通信規制手段は、前記無線基地局
    からの制御信号に対する妨害波を送信することにより通
    信を規制することを特徴とする請求項18記載の無線通
    信システム。
  20. 【請求項20】 前記妨害波は、前記無線移動局が前記
    無線基地局と通信可能なエリアのうちの少なくとも一部
    をカバーすることを特徴とする請求項19記載の無線通
    信システム。
  21. 【請求項21】 前記通信規制解除手段は、前記通信規
    制手段による前記妨害波の送信を停止させることにより
    通信規制を解除することを特徴とする請求項18または
    19記載の無線通信システム。
  22. 【請求項22】 前記通知手段は、時間帯に応じて設定
    されたタイムテーブルに基づいて、前記所定の通知とし
    て通信規制要求通知または通信規制解除要求通知を送信
    することを特徴とする請求項18〜21のいずれか1項
    に記載の無線通信システム。
  23. 【請求項23】 前記無線基地局は、前記無線移動局が
    前記無線基地局と通信可能なエリアにおける状況を検出
    する検出手段を備え、前記通知手段は、前記検出手段に
    よる検出状況に基づいて、前記所定の通知として異常発
    生通知または異常解除通知を送信すること請求項18〜
    21のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  24. 【請求項24】 前記無線基地局は、前記無線移動局が
    前記無線基地局と通信可能なエリアにおける状況を検出
    する検出手段を備え、前記通知手段は、時間帯に応じて
    設定されたタイムテーブルに基づいて、前記所定の通知
    として通信規制要求通知または通信規制解除要求通知を
    送信すると共に、前記検出手段による検出状況に基づい
    て、前記所定の通知として異常発生通知または異常解除
    通知を送信し、前記制御手段は、前記通知手段による通
    信規制要求通知、通信規制解除要求通知、異常発生通知
    及び異常解除通知に基づいて前記通信規制及びその解除
    を制御することを特徴とする請求項18〜21のいずれ
    か1項に記載の無線通信システム。
  25. 【請求項25】 前記制御手段は、前記通信規制手段に
    よる通信規制中に前記通知手段による通信規制解除要求
    通知及び異常発生通知の少なくとも一方を受信した場合
    は、前記通信規制手段による通信規制を解除させるよう
    に制御することを特徴とする請求項24記載の無線通信
    システム。
  26. 【請求項26】 前記制御手段は、前記通信規制解除手
    段による通信規制の解除中に前記通知手段による通信規
    制要求通知及び異常解除通知の双方を受信した後の状態
    となった場合は、前記通信規制手段による通信規制を再
    開させるように制御する請求項24または25記載の無
    線通信システム。
  27. 【請求項27】 前記通知手段による前記無線基地局か
    ら前記無線送信機に対する前記所定の通知の送信は、前
    記通信網を介した直接の送信または前記管理センターを
    経由した送信のいずれか一方によりなされることを特徴
    とする請求項18〜26のいずれか1項に記載の無線通
    信システム。
  28. 【請求項28】 通信網に接続された無線基地局と、該
    無線基地局に無線通信可能に接続された無線移動局と、
    無線送信機とで構成される無線通信システムにおける通
    信制御方法であって、 前記無線送信機において、 前記無線基地局と前記無線移動局との通信を規制する通
    信規制工程と、 前記通信規制工程による通信規制を解除する通信規制解
    除工程と、 前記通信規制工程による通信規制と前記通信規制解除工
    程による通信規制の解除とを制御する制御工程とを有す
    ることを特徴とする通信制御方法。
  29. 【請求項29】 前記通信規制工程は、前記無線基地局
    からの制御信号に対する妨害波を送信することにより通
    信を規制することを特徴とする請求項28記載の通信制
    御方法。
  30. 【請求項30】 前記妨害波は、前記無線移動局が前記
    無線基地局と通信可能なエリアのうちの少なくとも一部
    をカバーすることを特徴とする請求項29記載の通信制
    御方法。
  31. 【請求項31】 前記通信規制解除工程は、前記通信規
    制工程による前記妨害波の送信を停止させることにより
    通信規制を解除することを特徴とする請求項29または
    30記載の通信制御方法。
  32. 【請求項32】 前記制御工程は、時間帯に応じて設定
    されたタイムテーブルに基づいて前記通信規制及びその
    解除を制御することを特徴とする請求項28〜31のい
    ずれか1項に記載の通信制御方法。
  33. 【請求項33】 前記無線送信機において、前記無線移
    動局が前記無線基地局と通信可能なエリアにおける状況
    を検出する検出工程を有し、前記制御工程は、前記検出
    工程による検出状況に基づいて前記通信規制及びその解
    除を制御することを特徴とする請求項28〜31のいず
    れか1項に記載の通信制御方法。
  34. 【請求項34】 前記無線送信機において、前記無線移
    動局が前記無線基地局と通信可能なエリアにおける状況
    を検出する検出工程を有し、前記制御工程は、時間帯に
    応じて設定されたタイムテーブル及び前記検出工程によ
    る検出状況に基づいて前記通信規制及びその解除を制御
    し、前記制御工程はさらに、前記通信規制解除工程によ
    る通信規制の解除中に前記検出工程により異常が検出さ
    れた場合は、前記通信規制解除工程による通信規制の解
    除を継続させるように制御する一方、前記通信規制工程
    による通信規制中に前記検出工程により異常が検出され
    た場合は、その時間帯に拘わらず前記通信規制工程によ
    る通信規制を解除させるように制御することを特徴とす
    る請求項28〜31のいずれか1項に記載の通信制御方
    法。
  35. 【請求項35】 通信網に接続された無線基地局と、該
    無線基地局に無線通信可能に接続された無線移動局と、
    前記通信網に接続された無線送信機と、前記通信網に接
    続された管理センターとで構成される無線通信システム
    における通信制御方法であって、 前記管理センターにおいて、所定の通知を前記無線送信
    機に対して送信する通知工程を有すると共に、 前記無線送信機において、 前記無線基地局と前記無線移動局との通信を規制する通
    信規制工程と、 前記通信規制工程による通信規制を解除する通信規制解
    除工程と、 前記通知工程により送信された所定の通知に基づいて、
    前記通信規制工程による通信規制と前記通信規制解除工
    程による通信規制の解除とを制御する制御工程とを有す
    ることを特徴とする通信制御方法。
  36. 【請求項36】 前記通信規制工程は、前記無線基地局
    からの制御信号に対する妨害波を送信することにより通
    信を規制することを特徴とする請求項35記載の通信制
    御方法。
  37. 【請求項37】 前記妨害波は、前記無線移動局が前記
    無線基地局と通信可能なエリアのうちの少なくとも一部
    をカバーすることを特徴とする請求項36記載の通信制
    御方法。
  38. 【請求項38】 前記通信規制解除工程は、前記通信規
    制工程による前記妨害波の送信を停止させることにより
    通信規制を解除することを特徴とする請求項35または
    36記載の通信制御方法。
  39. 【請求項39】 前記通知工程は、時間帯に応じて設定
    されたタイムテーブルに基づいて、前記所定の通知とし
    て通信規制要求通知または通信規制解除要求通知を送信
    することを特徴とする請求項35〜38のいずれか1項
    に記載の通信制御方法。
  40. 【請求項40】 前記管理センターにおいて、前記無線
    移動局が前記無線基地局と通信可能なエリアにおける状
    況を検出する検出工程を有し、前記通知工程は、前記検
    出工程による検出状況に基づいて、前記所定の通知とし
    て異常発生通知または異常解除通知を送信すること請求
    項35〜38のいずれか1項に記載の通信制御方法。
  41. 【請求項41】 前記管理センターにおいて、前記無線
    移動局が前記無線基地局と通信可能なエリアにおける状
    況を検出する検出工程を有し、前記通知工程は、時間帯
    に応じて設定されたタイムテーブルに基づいて、前記所
    定の通知として通信規制要求通知または通信規制解除要
    求通知を送信すると共に、前記検出工程による検出状況
    に基づいて、前記所定の通知として異常発生通知または
    異常解除通知を送信し、前記制御工程は、前記通知工程
    による通信規制要求通知、通信規制解除要求通知、異常
    発生通知及び異常解除通知に基づいて前記通信規制及び
    その解除を制御することを特徴とする請求項35〜38
    のいずれか1項に記載の通信制御方法。
  42. 【請求項42】 前記制御工程は、前記通信規制工程に
    よる通信規制中に前記通知工程による通信規制解除要求
    通知及び異常発生通知の少なくとも一方を受信した場合
    は、前記通信規制工程による通信規制を解除させるよう
    に制御することを特徴とする請求項41記載の通信制御
    方法。
  43. 【請求項43】 前記制御工程は、前記通信規制解除工
    程による通信規制の解除中に前記通知工程による通信規
    制要求通知及び異常解除通知の双方を受信した後の状態
    となった場合は、前記通信規制工程による通信規制を再
    開させるように制御する請求項41または42記載の通
    信制御方法。
  44. 【請求項44】 前記無線基地局は複数存在し、該複数
    の無線基地局のうち少なくとも1つが前記無線送信機を
    兼ねることを特徴とする請求項35〜43のいずれか1
    項に記載の通信制御方法。
  45. 【請求項45】 通信網に接続された無線基地局と、該
    無線基地局に無線通信可能に接続された無線移動局と、
    前記通信網に接続された無線送信機と、前記通信網に接
    続された管理センターとで構成される無線通信システム
    における通信制御方法であって、 前記無線基地局において、所定の通知を前記無線送信機
    に対して送信する通知工程を有すると共に、 前記無線送信機において、 前記無線基地局と前記無線移動局との通信を規制する通
    信規制工程と、 前記通信規制工程による通信規制を解除する通信規制解
    除工程と、 前記通知工程により送信された所定の通知に基づいて、
    前記通信規制工程による通信規制と前記通信規制解除工
    程による通信規制の解除とを制御する制御工程とを有す
    ることを特徴とする通信制御方法。
  46. 【請求項46】 前記通信規制工程は、前記無線基地局
    からの制御信号に対する妨害波を送信することにより通
    信を規制することを特徴とする請求項45記載の通信制
    御方法。
  47. 【請求項47】 前記妨害波は、前記無線移動局が前記
    無線基地局と通信可能なエリアのうちの少なくとも一部
    をカバーすることを特徴とする請求項46記載の通信制
    御方法。
  48. 【請求項48】 前記通信規制解除工程は、前記通信規
    制工程による前記妨害波の送信を停止させることにより
    通信規制を解除することを特徴とする請求項45または
    46記載の通信制御方法。
  49. 【請求項49】 前記通知工程は、時間帯に応じて設定
    されたタイムテーブルに基づいて、前記所定の通知とし
    て通信規制要求通知または通信規制解除要求通知を送信
    することを特徴とする請求項45〜48のいずれか1項
    に記載の通信制御方法。
  50. 【請求項50】 前記無線基地局において、前記無線移
    動局が前記無線基地局と通信可能なエリアにおける状況
    を検出する検出工程を有し、前記通知工程は、前記検出
    工程による検出状況に基づいて、前記所定の通知として
    異常発生通知または異常解除通知を送信すること請求項
    45〜48のいずれか1項に記載の通信制御方法。
  51. 【請求項51】 前記無線基地局において、前記無線移
    動局が前記無線基地局と通信可能なエリアにおける状況
    を検出する検出工程を有し、前記通知工程は、時間帯に
    応じて設定されたタイムテーブルに基づいて、前記所定
    の通知として通信規制要求通知または通信規制解除要求
    通知を送信すると共に、前記検出工程による検出状況に
    基づいて、前記所定の通知として異常発生通知または異
    常解除通知を送信し、前記制御工程は、前記通知工程に
    よる通信規制要求通知、通信規制解除要求通知、異常発
    生通知及び異常解除通知に基づいて前記通信規制及びそ
    の解除を制御することを特徴とする請求項45〜48の
    いずれか1項に記載の通信制御方法。
  52. 【請求項52】 前記制御工程は、前記通信規制工程に
    よる通信規制中に前記通知工程による通信規制解除要求
    通知及び異常発生通知の少なくとも一方を受信した場合
    は、前記通信規制工程による通信規制を解除させるよう
    に制御することを特徴とする請求項51記載の通信制御
    方法。
  53. 【請求項53】 前記制御工程は、前記通信規制解除工
    程による通信規制の解除中に前記通知工程による通信規
    制要求通知及び異常解除通知の双方を受信した後の状態
    となった場合は、前記通信規制工程による通信規制を再
    開させるように制御する請求項51または52記載の通
    信制御方法。
  54. 【請求項54】 前記通知工程による前記無線基地局か
    ら前記無線送信機に対する前記所定の通知の送信は、前
    記通信網を介した直接の送信または前記管理センターを
    経由した送信のいずれか一方によりなされることを特徴
    とする請求項45〜53のいずれか1項に記載の通信制
    御方法。
  55. 【請求項55】 請求項1〜27のいずれか1項に記載
    の無線通信システムにおける前記無線送信機に適用可能
    であることを特徴とする通信制御装置。
  56. 【請求項56】 通信網に接続された無線基地局と、該
    無線基地局に無線通信可能に接続された無線移動局と、
    無線送信機とで構成される無線通信システムにおける通
    信制御方法で使用されるプログラムを記憶した記憶媒体
    であって、 前記無線基地局と前記無線移動局との通信を規制する通
    信規制工程のコードと、 前記通信規制工程のコードによる通信規制を解除する通
    信規制解除工程のコードと、 前記通信規制工程のコードによる通信規制と前記通信規
    制解除工程のコードによる通信規制の解除とを制御する
    制御工程のコードとを記憶したことを特徴とする記憶媒
    体。
  57. 【請求項57】 通信網に接続された無線基地局と、該
    無線基地局に無線通信可能に接続された無線移動局と、
    前記通信網に接続された無線送信機と、前記通信網に接
    続された管理センターとで構成される無線通信システム
    における通信制御方法で使用されるプログラムを記憶し
    た記憶媒体であって、 前記無線基地局と前記無線移動局との通信を規制する通
    信規制工程のコードと、 前記通信規制工程のコードによる通信規制を解除する通
    信規制解除工程のコードと、 前記管理センターからの所定の通知を受信する受信工程
    のコードと、 前記受信工程のコードにより受信された所定の通知に基
    づいて、前記通信規制工程のコードによる通信規制と前
    記通信規制解除工程のコードによる通信規制の解除とを
    制御する制御工程のコードとを記憶したことを特徴とす
    る記憶媒体。
  58. 【請求項58】 通信網に接続された無線基地局と、該
    無線基地局に無線通信可能に接続された無線移動局と、
    前記通信網に接続された無線送信機と、前記通信網に接
    続された管理センターとで構成される無線通信システム
    における通信制御方法で使用されるプログラムを記憶し
    た記憶媒体であって、 前記無線基地局と前記無線移動局との通信を規制する通
    信規制工程のコードと、 前記通信規制工程のコードによる通信規制を解除する通
    信規制解除工程のコードと、 前記無線基地局からの所定の通知を受信する受信工程の
    コードと、 前記受信工程のコードにより受信された所定の通知に基
    づいて、前記通信規制工程のコードによる通信規制と前
    記通信規制解除工程のコードによる通信規制の解除とを
    制御する制御工程のコードとを記憶したことを特徴とす
    る記憶媒体。
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