JP2002141796A - 同期回路 - Google Patents

同期回路

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JP2002141796A
JP2002141796A JP2000335413A JP2000335413A JP2002141796A JP 2002141796 A JP2002141796 A JP 2002141796A JP 2000335413 A JP2000335413 A JP 2000335413A JP 2000335413 A JP2000335413 A JP 2000335413A JP 2002141796 A JP2002141796 A JP 2002141796A
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禎人 鈴木
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/12Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising

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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期信号出力の周期変動を抑制することがで
き、広い範囲の周期を持つ入力の同期信号に対応するこ
とができる同期回路を提供する。 【解決手段】 同期信号VIの入力のたびに計数値をリ
セットするカウンタ4と、このカウンタ4のリセット直
前の計数値Niを保持するレジスタ5と、リセット信号
発生回路35と、リセット信号RSが入力されるたびに
計数値をリセットするカウンタ10と、このカウンタ1
0のリセット直前の計数値Noを保持するレジスタ11
と、リセット信号RSに基づいて同期信号VOを生成す
る同期パルス生成回路12とを有し、リセット信号RS
の発生タイミングは、カウンタ10の計数値が所定値N
と等しくなったときであるか、カウンタ10の計数値と
Noとの差の絶対値が所定の周期変動の許容値Nj以下
である期間内に、同期信号VIの基準エッジが入力され
たときのいずれかである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置又は記録
再生装置等の映像機器に用いられる同期回路に関し、特
に、入力される同期信号の周期変動を抑制して周期変動
の少ない安定な同期信号を出力する同期回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、映像機器において映像の表示又
は記録に用いられる同期信号は、安定な周期を持つこと
が要求される。しかし、入力が無信号状態になっている
ときには同期信号は検出されず、またアンテナで受信さ
れる電波が弱過ぎる場合や、受信チャンネルの切り替え
が行われた直後等には、一時的に同期信号の周期が乱れ
ることがある。このため、入力された同期信号の周期が
乱れた場合であっても、周期変動の少ない安定な同期信
号を生成する方法が、例えば、特許第2,584,30
9号公報に提案されている。図10は、この同期回路の
構成を示すブロック図である。
【0003】図10において、22は垂直同期信号が入
力される入力端子、23は同期微分回路、24はゲート
信号発生回路、25はリセット信号発生回路、26はカ
ウンタである。同期微分回路23は、入力端子22から
入力された垂直同期信号の基準エッジを検出する。ゲー
ト信号発生回路24は、同期微分回路23の出力と後述
する第2の比較器30、第3の比較器31、無信号検出
回路32の出力とに基づいてゲート信号を生成する。リ
セット信号発生回路25は、ゲート信号発生回路24、
同期微分回路23、及び後述する第1の比較器29の出
力に基づいてリセット信号を生成する。カウンタ26
は、クロックに同期して計数を行い、リセット信号発生
回路25の出力であるリセット信号によって計数値をリ
セットする。
【0004】また、図10において、27は入力端子、
28は自走周期選択回路である。入力端子27には、ゲ
ートを開閉するタイミングを決定する2つの異なる値
と、出力信号の自走周期を決定する2つの異なる値の合
計4個のパラメータが入力される。自走周期選択回路2
8は、後述する無信号検出回路32の出力に応じて入力
端子27から入力される2つの異なる自走周期のいずれ
か一方を選択する。
【0005】また、図10において、29は第1の比較
器、30は第2の比較器、31は第3の比較器、32は
無信号検出回路、33は出力制御回路、34は垂直同期
信号の出力端子である。第1の比較器29は、カウンタ
26の出力と自走周期選択回路28で選択された自走周
期を比較する。第2の比較器30は、カウンタ26の出
力と入力端子27から入力されたパラメータを比較して
ゲートを閉じるタイミングを検出する。第3の比較器3
1は、カウンタ26の出力と入力端子27から入力され
たパラメータを比較してゲートを開くタイミングを検出
する。無信号検出回路32は、同期微分回路23の出力
と第1の比較器29の出力から入力端子22より入力さ
れる垂直同期信号の状態を検出する。出力制御回路33
は、リセット信号発生回路25、第1の比較器29、第
2の比較器30の出力に基づいて短い周期の垂直同期信
号が発生することを防止する。
【0006】図10に示される同期回路は以下のように
動作する。同期微分回路23は、入力端子22から入力
される垂直同期信号の基準エッジを検出する毎にハイレ
ベルを出力する。ゲート信号発生回路24は、第3の比
較器31がゲートを開くタイミングを検出した後に立ち
上がり、同期微分回路23がハイレベルを出力するか、
第2の比較器30がゲートを閉じるタイミングを検出す
るか、無信号検出回路32が無信号状態を検出してハイ
レベルを出力するかのいずれかの状態になった後に立ち
下がる。リセット信号発生回路25は、ゲート信号発生
回路24の出力がローレベルであるときにゲートを閉じ
て同期微分回路23の出力を阻止し、ハイレベルである
ときにゲートを開いて同期微分回路23の出力を通過さ
せ、これをカウンタ26のリセット信号としてカウンタ
26に出力する。また、リセット信号発生回路25は、
カウンタ26の計数値が自走周期選択回路28によって
選択された自走周期まで達したことを第1の比較器29
が検出したときにも、リセット信号を発生する。
【0007】入力端子27から入力される4個のパラメ
ータのうち、出力信号の出力周期を決定する2つの異な
る値は、テレビジョン信号の規格等に規定されている垂
直周期と、それよりも若干長い周期に相当する。自走周
期選択回路28は、無信号検出回路32の出力が無信号
状態を検出してハイレベルを出力しているときには規格
に規定されている垂直周期を選択し、ローレベルを出力
しているときには規格に規定されている垂直周期よりも
若干長い周期を選択して出力する。無信号検出回路32
にはシフトレジスタが内蔵されており、同期微分回路2
3がハイレベルを出力したときには初段のシフトレジス
タにハイレベルを設定し、カウンタ26の計数値が自走
周期選択回路28によって選択された自走周期まで達し
たことを第1の比較器29が検出したときにはローレベ
ルを設定する。初段のレジスタに値が設定されるときに
は同時に各段のレジスタ値を次段のレジスタにシフトさ
せる。従って、入力端子22から垂直同期信号が入力さ
れない無信号状態が一定期間続くと、全てのレジスタは
ハイレベルになる。無信号検出回路32は内蔵シフトレ
ジスタのレジスタ値が全てハイレベルであるときにはハ
イレベルを出力し、それ以外のときにはローレベルを出
力する。出力制御回路33は、カウンタ26の計数値が
自走周期選択回路28によって選択された自走周期まで
達したことを第1の比較器29が検出してからゲート信
号発生回路24においてゲートが閉じられるまでの間、
リセット信号発生回路25の出力であるリセット信号の
通過を阻止する。
【0008】このような従来の垂直同期回路において
は、極端に長い又は短い垂直同期信号の発生を抑え、入
力端子22から垂直同期信号が入力されない無信号状態
になったときにも安定した周期を持つ垂直同期信号を発
生させることができる。
【0009】図11(a)から(d)まではそれぞれ、
同期微分回路23の出力信号、カウンタ26の計数値、
ゲート信号発生回路24から出力されるゲート信号、リ
セット信号発生回路25で発生するリセット信号、無信
号検出回路32の出力信号、出力端子34から出力され
る垂直同期信号を示すタイミングチャートである。
【0010】図11(a)は、入力端子22から入力さ
れる垂直同期信号の周期が極端に短くなった場合に、垂
直同期回路から短い周期の垂直同期信号が出力されるの
を阻止する様子を示す。図11(a)において、T1は
同期微分回路23の出力がハイレベルになってからゲー
トが開くまでの期間を示す。ゲートが開くタイミング
は、カウンタ26の計数値がN1になるときである。ゲ
ートが閉じている間は同期微分回路23の出力がリセッ
ト信号発生回路25を通過できないため、リセット信号
は発生せず、出力端子34には短い周期の同期信号は現
れない。
【0011】図11(b)は、入力端子22から入力さ
れる垂直同期信号の周期が一時的に極端に長くなった場
合に、自走の垂直同期信号を発生する様子を示す。図1
1(b)において、T2は規格に規定されている垂直周
期よりも若干長い周期に相当する期間を示す。垂直同期
信号が入力端子22から定期的に入力されている間は、
無信号検出回路32の出力がローレベルとなるため、自
走周期選択回路28において選択される自走周期は規格
に規定されている垂直周期よりも若干長いT2となる。
このときのカウンタ26の計数値はN2であるとし、第
1の比較器29がこのタイミングを検出したときに、リ
セット信号発生回路25はリセット信号を発生する。ま
た、T3はカウンタ26がN2を計数してからゲート信
号発生回路24が第2の比較器30の出力に基づいてゲ
ートを閉じるまでの期間を示しており、tはT3よりも
短いある期間を示している。自走の垂直同期信号を発生
してからT3の期間が経過するまでに入力端子22から
入力される垂直同期信号は、出力制御回路33によって
出力を阻止され、出力端子34には現れない。
【0012】図11(c)は、入力端子22に入力され
る垂直同期信号がなくなり、無信号状態になった場合
に、一定の周期を持つ自走の垂直同期信号を発生する様
子を示す。図11(c)において、T4は規格に規定さ
れている垂直周期に相当する期間である。無信号検出回
路32に4ビットシフトレジスタを使用した場合には、
垂直同期信号の入力がない場合に自走の垂直同期信号が
4回発生したときにシフトレジスタのレジスタ値が全て
ハイレベルとなって無信号検出回路32の出力はハイレ
ベルとなり、これ以後に自走周期選択回路28において
選択される自走周期はT2からT4に変化する。
【0013】図11(d)は、無信号検出回路が無信号
状態を検出しているときに入力端子22から垂直同期信
号が入力されるようになった場合に、出力端子34から
出力される垂直同期信号を入力の垂直同期信号に同期す
るように引き込む様子を示す。入力端子22から垂直同
期信号が入力されると、無信号検出回路32の出力はハ
イレベルからローレベルに変化し、それに伴って自走周
期選択回路28は自走周期をT4からT2に切り替え
る。T2は規格に規定されている垂直周期よりも若干長
い周期に相当するから、入力端子22から入力される垂
直同期信号の周期がT4に近いときには、当初ゲート信
号発生回路24で発生するゲート信号によって阻止され
ていた同期微分回路23の出力は、適当な時間が経過し
た後にゲート信号が開状態である期間に現れ、入出力間
の垂直同期信号の同期が達成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の垂直同期回路は、NTSCやPAL等の限られ
た幾つかの規格に適用することを想定したものである。
従って、上記垂直同期回路を、上記規格以外の非標準信
号を含む多くの映像信号フォーマットについて、広い範
囲の垂直周期に対応させることは困難である。
【0015】広い範囲の垂直周期に対応するためには、
ゲートが開く期間T1を小さくし、自走周期T2を大き
な値としなければならない。このようにすると期間T1
に近い周期を持つ垂直同期信号が入力されているときで
も、垂直同期回路が自走状態になるときは一時的に垂直
周期が自走周期T2と同じ値に大きく変動することにな
る。逆に、自走周期T2に近い周期を持つ垂直同期信号
が一時的に乱れて期間T1に近い周期になったとして
も、このときゲートは開状態になっているため短い周期
の垂直同期信号は出力端子34からそのまま出力され、
出力の垂直同期信号にやはり大きな周期変動が生じてし
まうという問題があった。
【0016】一方、安定な垂直周期を得るために期間T
1をなるべく大きく、自走周期T2をなるべく小さくす
ると、そのままでは広い範囲の垂直周期に対応すること
ができないので、入力される映像信号のフォーマットを
何らかの方法で判別し、その判別結果に応じて入力端子
27から入力される制御パラメータを適切な値に設定し
直す必要がある。しかし、無数に存在する規格外の非標
準信号までを含めた場合、全てのフォーマットを正確に
判別することは一般的に困難である。例えば、フォーマ
ットの誤判別によって入力端子22から入力される垂直
同期信号の周期とT2がほぼ同じ値に設定されてしまっ
た場合や、非常に安定な垂直周期を得るためにT2をな
るべく小さい値に設定する必要が生じた場合等には、図
11(d)のような場合に入出力間の垂直同期信号に周
期の差がほとんどなくなってしまうため、入出力間の垂
直同期信号を同期させる同期過程に非常に長い時間がか
かってしまうという問題があった。
【0017】そこで、本発明は、上記したような従来技
術の課題を解決するためになされたものであり、その目
的とするところは、出力される同期信号の周期変動を抑
制しつつ、広い範囲の周期を持つ入力の同期信号に対応
することができる同期回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る同期回路
は、入力された第1の同期信号に基づいて第2の同期信
号を生成するものであって、所定のクロックで計数を行
い、第1の同期信号の基準エッジが入力されるたびに計
数値をリセットする第1のカウンタと、第1のカウンタ
がリセットされる直前の計数値Niを保持する第1のレ
ジスタと、リセット信号を発生するリセット信号発生回
路と、所定のクロックで計数を行い、リセット信号発生
回路が発生するリセット信号が入力されるたびに計数値
をリセットする第2のカウンタと、第2のカウンタがリ
セットされる直前の計数値Noを保持する第2のレジス
タと、リセット信号発生回路が発生したリセット信号に
基づいて第2の同期信号を生成する同期パルス生成回路
とを有し、前記リセット信号発生回路がリセット信号を
発生するタイミングは、第2のカウンタの計数値が所定
値Nと等しくなったときであるか、第2のカウンタの計
数値とNoとの差の絶対値が所定の周期変動の許容値N
j以下である期間内に、第1の同期信号の基準エッジが
入力されたときのいずれかであり、前記Nの値は、少な
くともNiに基づいて決定される所定の基準値NrがN
oの値と等しいときにはNrに等しい値であり、Nrが
Noの値よりも大きいときにはNoより大きく(No+
Nj)以下の値であり、NrがNoの値よりも小さいと
きには(No−Nj)以上でNoより小さい値であるこ
とを特徴としている。
【0019】また、請求項2に係る同期回路は、リセッ
ト信号発生回路が、少なくとも第1の同期信号の基準エ
ッジと前記第2のカウンタの計数値に基づいてタイミン
グ信号を発生するタイミング信号発生回路と、第2のカ
ウンタの計数値が所定値以上になってからリセット信号
発生回路がリセット信号を発生するまでの期間に開状態
になり、それ以外のときには閉状態になるゲート信号を
出力するゲート信号発生回路と、ゲート信号が開状態で
あるときにはタイミング信号を通過させてリセット信号
として出力し、ゲート信号が閉状態であるときにはタイ
ミング信号の通過を阻止するゲート回路とを有すること
を特徴としている。
【0020】また、請求項3に係る同期回路は、第1の
カウンタがリセットされる直前の計数値Niが、所定の
第1の期間にわたって、所定の下限値Na以上かつ所定
の上限値Nb未満であるときには第1のモード判定信号
を出力し、Niが所定の第2の期間にわたってNa未満
あるいはNb以上であるときには第2のモード判定信号
を出力し、いずれも満たされないときには直前に出力さ
れていたモード判定信号を出力するモード判定回路を有
し、モード判定回路から第2のモード判定信号が出力さ
れているときには、第2のカウンタの計数値とNoとの
差の絶対値がNj以下である期間内に、第1の同期信号
の基準エッジが入力されても、リセット信号発生回路が
リセット信号を発生しないことを特徴としている。
【0021】また、請求項4に係る同期回路は、第1の
カウンタがリセットされる直前の計数値Niに基づい
て、下限値Naと上限値Nbを変更する外部回路を有す
ることを特徴としている。
【0022】また、請求項5に係る同期回路は、モード
判定回路が第1のモード判定信号を出力しているときに
は、基準値Nrの値を(Ni+Nj)又は(Ni−N
j)とし、モード判定回路が第2のモード判定信号を出
力しているときには、基準値Nrの値を所定の自走周期
Nfとすることを特徴としている。
【0023】また、請求項6に係る同期回路は、第1の
カウンタがリセットされる直前の計数値Niに基づい
て、自走周期Nfを変更する外部回路を有することを特
徴としている。
【0024】また、請求項7に係る同期回路は、第1の
レジスタに保持されている値と第2のレジスタに保持さ
れている値が等しいとき、またはリセット信号発生回路
が第1の同期信号の基準エッジが入力されたタイミング
でリセット信号を発生したときのいずれかの場合には、
基準値NrをNiより大きく、かつ、(Ni+Nj)よ
りも小さい値とすることを特徴としている。
【0025】また、請求項8に係る同期回路は、入力さ
れた第1の同期信号の基準エッジを選択的に出力するノ
イズマスク回路を有し、ノイズマスク回路は、第1のカ
ウンタの計数値が所定値以下である場合には第1の同期
信号の基準エッジを出力せず、第1のカウンタは、ノイ
ズマスク回路から出力された第1の同期信号の基準エッ
ジによって計数値をリセットすることを特徴としてい
る。
【0026】また、請求項9に係る同期回路は、第1の
同期信号の基準エッジが入力されたときの第2のカウン
タの計数値、またはリセット信号発生回路がリセット信
号を発生したときの第1のカウンタの計数値のいずれか
の値を所定の閾値と比較することによって、第1の同期
信号の基準エッジがリセット信号に対して遅れている、
または進んでいることを検出する位相検出回路を有し、
モード判定回路が第1のモード判定信号を出力してお
り、かつ位相検出回路によって第1の同期信号の基準エ
ッジがリセット信号に対して進んでいると判定されたと
きには、基準値Nrを(Ni−Nj)以上Ni以下の値
に設定し、モード判定回路が第1のモード判定信号を出
力しており、かつ位相検出回路によって第1の同期信号
の基準エッジがリセット信号に対して送れていると判定
されたときには、NrをNi以上(Ni+Nj)以下の
値に設定することを特徴としている。
【0027】また、請求項10に係る同期回路は、リセ
ット信号発生回路がステートマシンを有し、ステートマ
シンは少なくとも第1のカウンタがリセットされる直前
の計数値Niに基づいて状態遷移を行い、基準値Nrは
少なくともステートマシンの状態に応じて決定されるこ
とを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は、本発明の実施の形態1に係る同期回路の構成を
示すブロック図である。図1において、1は垂直同期信
号VIが入力される入力端子、2は所定の制御パラメー
タが入力される入力端子である。入力端子2に入力され
る制御パラメータとしては、出力される垂直同期信号V
Oの周期変動の許容値Nj、同期範囲の下限値Na、同
期範囲の上限値Nb、及び自走周期Nfがある。
【0029】また、図1において、3は同期微分回路、
4は第1のカウンタ、5は第1のレジスタである。同期
微分回路3は、入力端子1から入力された垂直同期信号
VIの基準エッジを検出する。第1のカウンタ4は、ク
ロックに同期して計数を行い、同期微分回路3が基準エ
ッジを検出する毎に計数値をリセットする。第1のレジ
スタ5は、同期微分回路3が基準エッジを検出したとき
の第1のカウンタ4の計数値Niを、入力端子1から入
力される垂直同期信号VIの周期に相当する値として保
持する。
【0030】また、図1において、6はモード判定回
路、7はタイミング信号発生回路、8はゲート信号発生
回路、9はゲート回路である。尚、タイミング信号発生
回路7、ゲート信号発生回路8、及びゲート回路9は、
リセット信号発生部35を構成する。モード判定回路6
は、入力端子1から入力される垂直同期信号VIの同期
範囲の下限値Na及び上限値Nbに基づいて、垂直同期
信号VIの周期が所定の同期範囲内にあるか否かを判定
する。タイミング信号発生回路7は、入力端子2から入
力される周期変動の許容値Njと自走周期Nf、同期微
分回路3の出力、第1のレジスタ5の出力、モード判定
回路6の出力、後述する第2のカウンタ10の出力、及
び第2のレジスタ11の出力に基づいて、タイミング信
号TSを生成する。ゲート信号発生回路8は、周期変動
の許容値Njと後述する第2のカウンタ10の出力とに
基づいてゲート信号GSを生成する。ゲート回路9は、
タイミング信号発生回路7から出力されるタイミング信
号TSとゲート信号発生回路8から出力されるゲート信
号GSとに基づいて、第2のカウンタ10をリセットす
るリセット信号RSを出力する。
【0031】また、図1において、10は第2のカウン
タ、11は第2のレジスタ、12は同期パルス生成回
路、13は同期パルス生成回路12で生成された垂直同
期信号VOを出力する出力端子である。第2のカウンタ
10は、クロックに同期して計数を行い、ゲート回路9
がリセット信号RSを出力する毎に計数値をリセットす
る。また、第2のレジスタ11は、ゲート回路9がリセ
ット信号RSを出力したときの第2のカウンタ10の計
数値Noを、出力端子13から出力される垂直同期信号
VOの周期に相当する値として保持する。同期パルス生
成回路12は、計数値Noに基づいて垂直同期信号VO
を生成する。
【0032】図1に示される同期回路は、以下のように
動作する。先ず、同期微分回路3は、入力端子1に入力
された垂直同期信号VIの基準エッジを検出する毎にハ
イレベルを出力する。第1のカウンタ4は、同期微分回
路3がハイレベルを出力する毎に計数値を0にリセット
する。第1のレジスタ5は、同期微分回路3がハイレベ
ルを出力したときの第1のカウンタ4の計数値Niを、
垂直同期信号VIの垂直周期に相当する値として保持す
る。モード判定回路6は、同期微分回路3がハイレベル
を出力したときの第1のカウンタ4の計数値Niが所定
の下限値Na以上であり、且つ、所定の上限値Nb未満
であるときにハイレベル(図において“H”と表記す
る。)を、それ以外のときにはローレベル(図において
“L”と表記する。)を出力する。
【0033】タイミング信号発生回路7は、モード判定
回路6がハイレベルを出力している間は、(Ni+N
j)(即ち、第1のレジスタ5に保持されている値Ni
に周期変動の許容値Njを加算した値)を基準値Nrと
して選択し、モード判定回路6がローレベルを出力して
いる間は、Nf(即ち、自走周期)を基準値Nrとして
選択する。
【0034】そして、タイミング信号発生回路7は、モ
ード判定回路6がハイレベルを出力している間は、第2
のカウンタ10の計数値Nが基準値Nr(=Ni+N
j)と等しくなったときに、タイミング信号TSを発生
する(図2(b)参照)。また、タイミング信号発生回
路7は、第2のカウンタ10の計数値Nが(No+N
j)(即ち、第2のレジスタ11に保持されている値N
oに周期変動の許容値Njを加算した値)と等しくなっ
たときに、タイミング信号TSを発生する(図2(e)
参照)。
【0035】また、タイミング信号発生回路7は、モー
ド判定回路6がハイレベルを出力している間は、No−
(Ni+Nj)>Njであるとき(即ち、第2のレジス
タ11に保持されている値Noと基準値Nr(=Ni+
Nj)との差{No−(Ni+Nj)}が周期変動の許
容値Njよりも大きいとき)に、第2のカウンタ10の
計数値Nが(No−Nj)に等しくなったときにもタイ
ミング信号TSを発生する(図2(d)参照)。また、
タイミング信号発生回路7は、モード判定回路6がロー
レベルを出力している間は、No−Nf>Njであると
き(即ち、(No−Nf)が周期変動の許容値Njより
も大きいとき)に、第2のカウンタ10の計数値が(N
o−Nj)と等しくなったときにもタイミング信号TS
を発生する(図2(d)参照)。
【0036】さらに、タイミング信号発生回路7は、モ
ード判定回路6がハイレベルを出力している間に、同期
微分回路3がハイレベルを出力したときにもタイミング
信号TSを発生する(図2(a)参照)。
【0037】さらにまた、タイミング信号発生回路7
は、モード判定回路6がローレベルを出力している間
に、第2のカウンタ10の計数値Nが自走周期Nfにな
ったときにも、タイミング信号TSを発生する(図2
(b)参照)。
【0038】ゲート信号発生回路8は、第2のカウンタ
10の計数値Nが(No−Nj)と等しくなったときに
立ち上がり、ゲート回路9からリセット信号RSが出力
されたときに立ち下がるゲート信号GSを生成する。
【0039】ゲート回路9は、ゲート信号発生回路8か
ら出力されるゲート信号GSがローレベルであるときに
ゲートを閉じてタイミング発生回路7で発生したタイミ
ング信号TSの通過を阻止し、ゲート信号GSがハイレ
ベルであるときにゲートを開いてタイミング信号TSを
通過させる。ゲート回路9を通過したタイミング信号T
Sは、第2のカウンタ10のリセット信号RSとなる。
【0040】第2のカウンタ10は、ゲート回路9がリ
セット信号RSを出力する毎に計数値を0にリセットす
る。第2のレジスタ11は、ゲート回路9がリセット信
号RSを発生したときの第2のカウンタ10の計数値N
oを、垂直同期信号VOの周期に相当する値として保持
する。同期パルス生成回路12は、第2のカウンタ10
の計数値が0と等しいときにハイレベルとなる信号を、
垂直同期信号VOとして出力端子13から出力する。
【0041】以上のように構成された垂直同期回路は、
出力される垂直同期信号の周期変動を抑えつつ、広い範
囲の垂直周期に対応することができる。
【0042】ゲート信号発生回路8で発生するゲート信
号GSが開状態になるのは第2のカウンタ10の計数値
が(No−Nj)となった後であり、少なくとも第2の
カウンタ10の計数値が(No+Nj)となったときに
はタイミング信号発生回路7においてタイミング信号T
Sが発生する。このため、リセット信号RSが発生する
タイミングは、必ず(No−Nj)から(No+Nj)
までの間にある。リセット信号RSの周期は、出力端子
13から出力される垂直同期信号VOの周期に等しい。
従って、出力端子13から出力される垂直同期信号VO
の周期変動は必ず−NjからNjまでに相当する範囲内
に抑えられる。許容値Njの値は同期範囲を決定してい
る下限値Naと上限値Nbとは無関係に決められている
ので、出力される垂直同期信号VOの周期変動を抑制し
ながら同期範囲を任意の広い範囲に設定することが可能
である。
【0043】タイミング信号TSを発生するタイミング
は、出力される垂直同期信号VOの周期変動を抑制する
だけではなく、入力される垂直同期信号VIの周期が安
定であるときには入力される垂直同期信号VIに追随
し、それ以外の場合には一定の自走周期を持つ垂直同期
信号VOを出力するように決められている。
【0044】以下、図2(a)から(e)までを用い
て、タイミング信号発生回路7の動作をより一層詳細に
説明する。図2(a)から(e)までには、各タイミン
グ信号TSが発生する条件をも併記している。図2にお
いて、Tj,Tf,Ti,Toはそれぞれ、制御パラメ
ータNj,Nf,Ni,Noの値に応じて決まる時間で
あり、Tjは周期変動の許容値、Tfは自走周期、Ti
は入力された垂直同期信号VIの垂直周期、Toは出力
された垂直同期信号VOの垂直周期を示す。第2のカウ
ンタ10のリセットは、ゲート信号GSがハイレベルで
ある間に最も早く発生したタイミング信号TSを受信し
たときになされる。
【0045】図3は、第2のカウンタ10の計数値をリ
セットするリセット信号RSが発生するときの第2のカ
ウンタ10の計数値を、第2のレジスタ11に保持され
ている値Noに応じて示した図である。図3において
は、モード判定回路6の出力がハイレベルであるとき
と、それ以外の場合とで分けて示している。
【0046】先ず、図3(a)により、モード判定回路
6の出力がハイレベルである場合について説明する。出
力された垂直同期信号VOの垂直周期Noが入力された
垂直同期信号VIの垂直周期Ni未満であるときに(図
3(a)の下側のNi未満の範囲)、第2のカウンタ1
0の計数値が(No+Nj)であると(図3(a)の上
側の(No+Nj)の範囲)、リセット信号発生回路3
5のゲート回路9からリセット信号RSが出力される。
【0047】また、出力された垂直同期信号VOの垂直
周期Noが入力された垂直同期信号VIの垂直周期Ni
以上であり、且つ、(Ni+2Nj)未満であるときに
(図3(a)の下側のNiから(Ni+2Nj)までの
範囲)、第2のカウンタ10の計数値が(Ni+Nj)
であると(図3(a)の上側の(Ni+Nj)の範
囲)、リセット信号発生回路35のゲート回路9からリ
セット信号RSが出力される。
【0048】また、出力された垂直同期信号VOの垂直
周期Noが(Ni+2Nj)以上であるときに(図3
(a)の下側の(Ni+2Nj)以上の範囲)、第2の
カウンタ10の計数値が(No−Nj)であると(図3
(a)の上側の(No−Nj)の範囲)、リセット信号
発生回路35のゲート回路9からリセット信号RSが出
力される。但し、同期微分回路3の出力が最も早いタイ
ミング信号TSになるときには、Noの値に関わらず、
同期微分回路3の出力が第2のカウンタ10のリセット
を行う。
【0049】次に、図3(b)により、モード判定回路
6の出力がローレベルである場合について説明する。出
力された垂直同期信号VOの垂直周期Noが(Nf−N
j)未満であるときに(図3(b)の下側の(Nf−N
j)未満の範囲)、第2のカウンタ10の計数値が(N
o+Nj)であると(図3(b)の上側の(No+N
j)の範囲)、リセット信号発生回路35のゲート回路
9からリセット信号RSが出力される。
【0050】また、出力された垂直同期信号VOの垂直
周期Noが(Nf−Nj)以上で、且つ、(Nf+N
j)未満であるときに(図3(b)の下側の(Nf−N
j)から(Nf+Nj)までの範囲)、第2のカウンタ
10の計数値が自走周期Nfであると(図3(b)の上
側のNfの範囲)、リセット信号発生回路35のゲート
回路9からリセット信号RSが出力される。
【0051】また、出力された垂直同期信号VOの垂直
周期Noが(Nf+Nj)以上であるときに(図3
(b)の下側の(Nf+Nj)以上の範囲)、第2のカ
ウンタ10の計数値が(No−Nj)であると(図3
(b)の上側の(No−Nj)の範囲)、リセット信号
発生回路35のゲート回路9からリセット信号RSが出
力される。
【0052】図3に示される制御は、入力される垂直同
期信号VIの垂直周期が同期範囲内であれば、出力され
る垂直同期信号VOの垂直周期は基本的に(Ti+T
j)(即ち、入力の垂直周期に許容値を加算した値)に
次第に近づき、同期範囲外であれば出力された垂直同期
信号VOの垂直周期は自走周期Tfに次第に近づくこと
を示している。
【0053】このような制御の特徴が、安定な周期を持
つ垂直同期信号VOを生成することを図4のタイミング
チャートを用いて説明する。図4(a)から(c)まで
は、同期微分回路3の出力信号、モード判定回路6の出
力信号、タイミング信号発生回路7で発生するタイミン
グ信号TS、ゲート信号発生回路8で発生するゲート信
号GS、ゲート回路9で発生したリセット信号RSを示
す。尚、出力端子13から出力される垂直同期信号VO
はリセット信号RSと同じ周期を持つため、図示しな
い。
【0054】図4(a)は、入力端子1から入力される
垂直同期信号VIがなくなり、無信号状態になった場合
に、一定の周期Tfを持つ自走の垂直同期信号VOを発
生する場合を示したものである。ある時点における入力
信号の垂直周期をTiと表わし、フィールド毎に変化す
る値について特にnフィールド目の値であることを示す
ときには、Ti(n)のように表わす。nフィールド目
の垂直同期信号VIが途中から無信号状態になったとす
ると、このとき最後の垂直同期信号VIが入力されてか
ら同期範囲の上限値Tbを経過した直後にモード判定回
路6の出力はローレベルとなり、出力の垂直周期は自走
周期Tfに次第に近づくように制御される。ここで、T
bは制御パラメータNbに対応する時間であり、同期範
囲の上限値を示している。仮に、自走周期Tfが(Ti
(n)+3Tj)より大きく、且つ、(Ti(n)+4
Tj)以下である場合には、図に示したように垂直周期
がTi(n)である垂直同期信号VOを出力してから4
フィールド後に出力の垂直周期が自走周期Tfとなっ
て、この後は無信号状態が続く限り一定の周期Tfを持
つ垂直同期信号VOを出力し続ける。
【0055】図4(b)は、入力の垂直同期信号VIが
欠落したときに、それを補間して出力する場合を示した
図である。最後に入力された垂直同期信号VIの周期が
Ti(n)であったとすると、補間が行われるのは(T
i(n)+Tj)のタイミングであり、さらにほぼ垂直
周期Ti(n)後に垂直同期信号が入力されたとする
と、入出力は直ちに同期して動作する。
【0056】図4(c)は、一時的に非常に短い周期を
持つ垂直同期信号が入力された場合に、周期変動を許容
範囲内に抑えながら、再び入出力の垂直同期信号が同期
する場合を示したものである。ある時点における入力の
垂直周期をTi(n)と書き、次に入力される垂直同期
信号の周期Ti(n+1)が同期範囲の下限値Taより
も短い周期であったとする。ここで、下限値Taは制御
パラメータNaに対応する時間である。このときモード
判定回路6の出力は下限値Taより短い垂直周期を検出
した直後にローレベルとなり、出力の垂直周期を自走周
期Tfに近づけるように制御する。ここで垂直周期Ti
(n+2)が下限値Taと上限値Tbで示される同期範
囲内にあったとすると、モード判定回路6の出力は再び
ハイレベルとなり、今度は出力の垂直周期を入力の垂直
周期よりも許容値Tjだけ長い周期に近づけるように制
御する。入力される垂直周期がn+1フィールド目を除
いて全てほぼ同じ周期であるとすると、出力の垂直周期
は図のように変化し、当初はゲート信号GSによって阻
止されていた同期微分回路3の出力信号は、適当な時間
が経過した後でゲート信号GSによって阻止されない期
間に現れ、入出力間の垂直同期信号の同期が達成され
る。ここで、入出力の垂直同期信号の同期が外れてから
再び同期するまでの同期過程において、出力の垂直同期
信号は入力の垂直同期信号よりも必ず許容値Tjだけ長
い周期を持っているため、同期過程に必要な時間は長く
ともせいぜい入力の周期の2乗を許容値Tjで割った値
程度であり、Njの値を適当に定めれば同期過程が極端
に長くなるようなことはない。
【0057】以上説明したように、実施の形態1に係る
同期回路では、広い範囲の垂直同期信号の周期に対応し
つつ、常に安定な周期の垂直同期信号を得ることが可能
であり、入力の垂直同期信号の周期が不安定な状態から
安定な状態に変化したときにも、ある程度の短い期間内
で出力の垂直同期信号VOを入力の垂直同期信号VIに
同期するように引き込むことができる。
【0058】尚、実施の形態1においては、モード判定
回路6は同期範囲の下限値Naと上限値Nbに基づいて
判定を行う場合について説明したが、本発明はこれに限
定されず、例えば、第1のレジスタ5の出力値と許容値
Njを用いて、モード判定回路6がハイレベルを出力す
る条件を(Ni−Nj)以上(Ni+Nj)以下等とし
てもよい。また、モード判定回路6がハイレベルを出力
する条件を、下限値Na以上上限値Nb未満、且つ、
(Ni−Nj)以上(Ni+Nj)以下等としてもよ
い。
【0059】さらに、出力の垂直周期として下限値Na
と上限値Nbで決まる同期範囲の一部範囲を除きたい場
合等は、例外的に許容値Njよりも大きな周期変動を許
して、前述した一部範囲の垂直周期を出力しないように
しても、この発明の特徴を損うものではない。
【0060】実施の形態2 実施の形態1は同期範囲を広く設定することによって広
い範囲の垂直周期に対応する例であるが、実施の形態2
では同期範囲は狭い範囲に保ち、入力の垂直周期の計測
結果に応じて同期範囲を変えることで広い範囲の垂直周
期に対応する例を示す。垂直同期信号は基本的に一定の
周期毎に発生するものであるから、雑音を同期信号とし
て誤検出することを防ぐ等の目的で同期範囲を狭くして
おく方が望ましいことがある。
【0061】図5は、本発明の実施の形態2に係る同期
回路の構成を示すブロック図である。尚、図5におい
て、図1に示された構成と同一又は対応する構成には、
同一の符号を付す。
【0062】図5において、14はノイズマスク回路、
15は第1のカウンタ、16は第1のレジスタ、17は
出力端子、18はモード判定回路である。ノイズマスク
回路14は、入力端子2から入力される同期範囲の上限
値と下限値の2つの制御パラメータと、第1のカウンタ
15の計数値と、モード判定回路18の出力信号とに基
づいて、同期微分回路3の出力信号の通過又は阻止を決
定する。第1のカウンタ15は、ノイズマスク回路14
がハイレベルを出力する毎に計数値を0にリセットす
る。但し、第1のカウンタ15は、計数値がNbに等し
くなったときには、計数値をNbとNfの差に相当する
値にリセットする。第1のレジスタ16は、過去4フィ
ールドにわたる入力の垂直周期を保持する。出力端子1
7からは、第1のレジスタ16に保持されている過去4
フィールド分の入力の垂直周期を出力する。モード判定
回路18は、過去4フィールドにわたって入力の垂直周
期が同期範囲内にあるか否かを判定する。上記以外の部
分について、実施の形態2は、実施の形態1と同様であ
る。
【0063】次に、実施の形態1とは異なる部分の動作
について説明する。ノイズマスク回路14は、モード判
定回路18の出力信号がローレベルであるか、又は、第
1のカウンタ15の計数値が同期範囲の下限値Na以上
且つ上限値Nb未満であるときに、同期微分回路3の出
力信号を通過させる。これ以外のときには、同期微分回
路3の出力を阻止する。
【0064】第1のレジスタ16は、ノイズマスク回路
14の出力がハイレベルであるときの第1のカウンタ1
5の計数値を入力の垂直周期に相当する値として、過去
4フィールドにわたる入力の垂直周期を保持している。
第1のレジスタ16は、保持した値のうち最後に計測さ
れた垂直周期だけをタイミング信号発生回路7に出力す
る。出力端子17からは、過去4フィールド分の入力の
垂直周期が出力される。外部回路は、この値に基づいて
入力端子2から入力される4個の制御パラメータのうち
Njを除くNa,Nb,Nfの3個のパラメータの値を
変化させる。Na,Nb,Nfの値の決め方については
後述する。
【0065】モード判定回路18は、4ビットのシフト
レジスタで構成されている。モード判定回路18は、ノ
イズマスク回路14の出力がハイレベルとなったときの
第1のカウンタ15の計数値が同期範囲内であれば初段
のレジスタにハイレベルを、そうでなければローレベル
を設定する。モード判定回路18は、初段のレジスタに
値が設定されるときには各段のレジスタ値を次段にシフ
トさせる。モード判定回路18の出力信号は4ビットシ
フトのレジスタ値が全てハイレベルであるときにはハイ
レベルを、全てローレベルであるときにはローレベルを
出力し、これ以外の場合には以前の出力値を保持する。
【0066】上記のように構成された垂直同期回路は、
雑音等の影響を抑えて安定な垂直同期信号を発生するこ
とができる。
【0067】雑音を効果的に除去するためには、ノイズ
マスク回路14の動作を決定する制御パラメータNa,
Nbの値が重要である。実施の形態2においては、先
ず、出力端子17から出力される過去4フィールド分の
入力の垂直周期の平均値を求め、この平均値が下限値N
c及び上限値Ndで決まる所定の範囲内であるときはN
fをこの平均値に設定し、NaにはNfよりも若干小さ
い値を、NbにはNfよりも若干大きい値を設定する。
平均値が前述の所定の範囲内にないときには、以前のN
f,Na,Nbを保持するようにする。但し、Na,N
b,Nfの決め方はこれに限ることなく、別の方法であ
ってもよい。
【0068】ノイズマスク回路14は、同期微分回路3
の出力がハイレベルとなっても、第1のカウンタ15の
計数値がNa未満又はNb以上である場合にはこれを雑
音とみなして出力を阻止する。NaとNbは入力の垂直
周期に基づいて決定されているため、入力の垂直周期が
安定であれば、入力端子1から入力される本来の垂直同
期信号VIをノイズマスク回路14が雑音と誤判別する
可能性は少ない。尚、前述したNc及びNdは、実施の
形態1におけるNa及びNbとほぼ同様の意味を持つパ
ラメータであり、入力の垂直周期がNcとNdで決まる
範囲内にあるときには出力の垂直周期をこれに追随させ
ることができる。
【0069】以下に実施の形態2の同期回路の動作を説
明する。図6(a)は、入力端子1から入力される垂直
同期信号VIに雑音が重畳したときにそれを除去して安
定な垂直同期信号を発生する様子を示したものである。
前述したように、ノイズマスク回路14によって同期微
分回路3の出力のうち周期がTa未満又はTb以上のも
のは除去されるから、タイミング信号発生回路7やモー
ド判定回路18は雑音の影響を全く受けず、安定に動作
することができる。
【0070】図6(b)は、入力端子1から入力される
垂直同期信号VIの周期が変化した場合に、周期変動を
抑えながら出力の垂直周期を入力の垂直周期に追随させ
る様子を示したものである。ある時点を境にして入力の
垂直周期がTi1からTi2に変化したとする。ここ
で、垂直周期Ti2がTi1に基づいて決定されていた
Taよりも短い周期であるとすれば、当初Ti2毎に入
力される垂直同期信号はノイズマスク回路14によって
通過を阻止される。しかし、垂直周期Ti1に基づいて
決定されていた自走周期Tf及び上限値Tbに関して、
(3Tf+Tb)に相当する周期が経過した後には、モ
ード判定回路18の4ビットシフトレジスタのレジスタ
値が全てローレベルとなるため、モード判定回路18の
出力はハイレベルからローレベルに変化し、ノイズマス
ク回路14は同期微分回路3の出力を無条件に通過させ
るようになる。また、モード判定回路18の出力がロー
レベルになると、タイミング発生回路7は同期微分回路
3の出力を無視して、垂直周期Ti1と等しい自走周期
Tf毎にタイミング信号TSを発生させるようになる。
さらに、ノイズマスク回路14が周期Ti2の同期微分
回路3の出力を通過させるようになると、第1のレジス
タ16に周期Ti2が保持されるようになるため、過去
4フィールドの入力の垂直周期の平均はTi1から次第
にTi2に近い値に変化する。これに対応して、Ta,
Tb,Tfの各値も次第にTi2に近い値となる。この
ようにして、例えば、図に示すように、出力の垂直周期
は、実施の形態1で前述したタイミング信号発生回路7
の動作によりフィールド毎に許容値Tjだけ短くなりな
がら、最終的には(Ti2+Tj)に次第に近づくよう
に制御される。図示はされていないが、適当な時間が経
過した後に出力の垂直周期を(Ti2+Tj)に引き込
むと、次は入出力間の垂直同期信号を同期させる同期過
程に移行する。出力の垂直周期をTi2から(Ti1+
Tj)に引き込むまでに必要な時間は、概ねTi1とT
i2の差を許容値Tjで割った値にTi1とTi2の平
均値を乗じた程度の時間に相当する。許容値Njは、同
期範囲を決める下限値Na及び上限値Nbとは無関係に
決定されているため、許容値Njを大きくして周期の引
き込みを速めたとしても、同期範囲を任意の狭い範囲に
保っておくことが可能である。
【0071】図6(c)は、同期の外れた入出力の垂直
同期信号を再び同期させる同期過程を示したものであ
る。入出力の垂直周期がほぼ同じになったある時点でモ
ード判定回路18の出力がハイレベルになったとする
と、出力の周期は自走周期Tfから入力周期よりも許容
値Tjだけ長い周期に変化し、同期過程が始まる。これ
以降は実施の形態1において図4(c)を用いて説明し
たものと同じ経過をたどって入出力間の垂直同期信号の
同期が達成される。このときも同期過程に必要な時間は
長くともせいぜい入力の垂直周期の2乗を許容値Tjで
割った程度の時間である。許容値Njは、同期範囲の下
限値Na及び上限値Nbと無関係に決定されているた
め、許容値Njを大きくして同期過程を速めたとして
も、同期範囲を任意の狭い範囲に保っておくことが可能
である。
【0072】このように実施の形態2に係る同期回路で
は、同期範囲を狭く設定し、周期変動の許容範囲を比較
的広い範囲に設定することによって、入力の垂直周期が
安定な状態では出力の垂直周期の取りうる値を狭い同期
範囲内に抑え、また入力の垂直周期が変化したときや、
一時的に入力の垂直周期が乱れて入出力間の同期が外れ
た場合等でも、すばやく入出力間の垂直同期信号を同期
させるようにすることができる。
【0073】尚、実施の形態2においては、周期変動の
許容範囲を入力の垂直周期によらず−Tjから許容値T
jまでの一定の範囲であるとしたが、必要に応じて周期
変動の許容範囲を入力の垂直周期に応じて変化させても
よい。例えば、Njを入力の垂直周期の2乗に比例した
値に定めるとすれば、入力の垂直周期によらず同期過程
を一定の時間以下に抑えることができる。
【0074】実施の形態3 実施の形態3は、ステートマシンを用いることにより、
状態に応じて適切な周期の垂直同期信号を発生させる同
期回路である。図7は、本発明の実施の形態3に係る同
期回路の構成を示すブロック図である。尚、図7におい
て、図5に示された構成と同一又は対応する構成には同
一の符号を付す。
【0075】図7において、19はモード判定回路、2
0は位相検出回路、21はリセット信号発生回路であ
る。モード判定回路19は、入力端子2から入力される
同期範囲の下限値Na及び上限値Nbと、ノイズマスク
回路14の出力と、第1のカウンタ15の出力とに基づ
いて、入力された垂直同期信号VIの垂直周期が同期範
囲内であるか否かを判定する。位相検出回路20は、ノ
イズマスク回路14の出力と、第2のカウンタ10の出
力と、第2のレジスタ11の出力とに基づいて、入力さ
れた垂直同期信号VIと出力される垂直同期信号VOと
の間の位相関係を検出する。リセット信号発生回路21
は、モード判定回路19の出力と、ノイズマスク回路1
4の出力と、ゲート信号発生回路8の出力と、位相検出
回路20の出力とに基づいて状態を遷移させるステート
マシンを内蔵している。リセット信号発生回路21は、
内蔵されたステートマシンの状態と、ノイズマスク回路
14及びゲート信号発生回路8の出力信号と、入力端子
2から入力される4つの制御パラメータNj,Na,N
b,Nfと、第1のレジスタ16及び第2のレジスタ1
1に保持されている入出力の垂直周期と、第2のカウン
タ10の計数値とに基づいて、第2のカウンタ10をリ
セットするリセット信号RSを生成する。
【0076】モード判定回路19は、実施の形態2の場
合と同様に、4ビットのシフトレジスタを内蔵する。こ
のシフトレジスタは、初段と次段のレジスタ値がローレ
ベルになったときにはローレベルを、全てのレジスタ値
がハイレベルとなったときにはハイレベルを、それ以外
のときは以前の出力値を保持する点のみが、実施の形態
2のシフトレジスタと異なる。これによって、モード判
定回路19は、過去2フィールドにわたって入力の垂直
周期が同期範囲外であるときにはローレベルを、過去4
フィールドにわたって入力の垂直周期が同期範囲内であ
るときにはハイレベルを出力する。
【0077】位相検出回路20は、出力の垂直同期信号
VOの位相が入力の垂直同期信号VIの位相に対して進
んでいるか遅れているかを判定する。即ち、位相検出回
路20は、ノイズマスク回路14の出力がハイレベルで
ある間に、第2のカウンタの計数値が、第2のレジスタ
11に保持されている出力の垂直周期の半分の値より大
きければハイレベルを、それ以外のときにはローレベル
を出力する。位相検出回路20の出力信号は、第2のカ
ウンタ10の計数値が0にリセットされる毎に更新され
る。位相検出回路20の出力がハイレベルであるときに
は、出力の垂直同期信号VOの位相が入力の位相に対し
て遅れていることを示している。位相検出回路20の出
力がローレベルであるときには、出力の垂直同期信号V
Oの位相が入力の位相に対して進んでいるか、又は、入
力の垂直同期信号VIが検出されなかったことを示して
いる。
【0078】図8は、リセット信号発生回路21に内蔵
されているステートマシンの状態遷移を示している。ス
テートマシンは、図に示す「同期」、「自走」、「同期
過程1」、「同期過程2」、「同期過程3」の5つの状
態を取る。リセット信号発生回路21は、ステートマシ
ンの状態に応じてリセット信号RSを出力するタイミン
グを制御する。図において、Nはリセット信号RSを発
生するときの第2のカウンタ10の計数値を示す。
【0079】リセット信号発生回路21は、ステートマ
シンの状態が「同期」であれば、第2のカウンタ10
の計数値が同期範囲の上限値Nbと等しいか、又は、
ゲート信号発生回路8の出力信号がハイレベルであり且
つノイズマスク回路14の出力信号がハイレベルである
ときに、リセット信号RSを発生する。
【0080】同様に、リセット信号発生回路21は、ス
テートマシンの状態が「自走」であれば、第2のレジ
スタ11に保持されているNoと自走周期Nfの差が周
期変動の許容値Njより大きければ、第2のカウンタ1
0の計数値Nが(No−Nj)であるときにリセット信
号RSを発生し、NoとNfの差の絶対値がNj以下
であれば第2のカウンタ10の計数値NがNfであると
きにリセット信号RSを発生し、NoからNfを引い
た値が−Njよりも小さければ第2のカウンタ10の計
数値Nが(No+Nj)であるときにリセット信号RS
を発生する。
【0081】また、ステートマシンの状態が「同期過程
1」であるときには、No−Ni>Njのときに、第
2のカウンタ10の計数値Nが(No−Nj)であると
き、|No−Ni|≦Njのときに、第2のカウンタ
10の計数値NがNjであるとき、No−Ni<Nj
のときに、第2のカウンタ10の計数値NがNo+Nj
であるときに、リセット信号RSを発生する。
【0082】また、ステートマシンの状態が「同期過程
2」であるときには、第2のカウンタ10の計数値N
がNi−Njであるときに、リセット信号RSを発生す
る。
【0083】また、ステートマシンの状態が「同期過程
3」であるときには、第2のカウンタ10の計数値N
がNi+Njであるとき、ゲート信号発生回路出力が
ハイレベルであり、ノイズマスク回路出力がハイレベル
であるときに、リセット信号RSを発生する。
【0084】さらに、図8は、ステートマシンの遷移条
件についても示している。例えば、現在の状態が「同
期」であるときには、モード判定回路19の出力信号が
ローレベルであるときには「自走」に遷移し、それ以外
の場合には特に図示していないが「同期」のままであ
る。
【0085】同様に、現在の状態が「自走」であるとき
にはモード判定回路19の出力信号がハイレベルになっ
たときには「同期過程3」に遷移し、それ以外のときに
は「自走」のままである。
【0086】また、現在の状態が「同期過程1」である
ときには、モード判定回路19の出力信号がローレベル
であるときには「自走」に遷移する。また、「同期過程
1」であるときには、第2のカウンタ10の値NがNi
と等しくなったときにリセット信号RSが発生し、且
つ、このとき位相検出回路20の出力がハイレベルであ
るときには「同期過程2」に遷移する。さらに、「同期
過程1」であるときには、第2のカウンタ10の値Nが
Niと等しくなったときにリセット信号RSが発生し、
且つ、このとき位相検出回路20の出力がローレベルで
あるときには「同期過程3」に遷移する。さらに、「同
期過程1」であるときにおいて上記以外の場合には、
「同期過程1」に留まる。尚、「同期過程1」から「自
走」への遷移はその他の遷移よりも優先され、第2のカ
ウンタ10の値NがNiと等しくなったときにリセット
信号RSが発生したとしても、モード判定回路19の出
力信号がローレベルであるときには「自走」に遷移す
る。このように点線で示す遷移は、他の状態へ遷移する
条件が同時に満たされていたとしても優先される。現在
の状態が「同期過程2」、「同期過程3」であるときの
状態遷移についても図に示したとおりである。基本的に
ステートマシンの状態遷移はクロック毎に行われるが、
「同期過程3」から「自走」に遷移する場合を除いて、
誤動作を避けるためにゲート信号発生回路8の出力がハ
イレベルであるときには状態遷移は禁止される。
【0087】上記のように構成された同期回路は、現在
の状態に応じた適切な周期の垂直同期信号を発生させる
ことができる。先ず、現在の状態が「同期」であるとき
には、ノイズマスク回路14とゲート信号発生回路8の
出力信号がともにハイレベルになったときか、第2のカ
ウンタ10の計数値NがNbと等しくなったときにリセ
ット信号RSを発生する。NaとNbの差をNjよりも
十分に小さい値に設定するとすれば、例えば、実施の形
態1において図4(b)に示したように入力の垂直同期
信号VIが欠落したときには(Ni+Nj)ではなく、
より周期変動の少ないNbで補間することができる。こ
れにより、垂直同期信号VIが欠落したときの周期変動
を抑えるだけでなく、補間後に入力端子1から入力され
る垂直同期信号への同期化を容易にすることができる。
この様子を図9(a)に示す。図9には、モード判定回
路19に内蔵されている4ビットシフトレジスタの値も
例示している。
【0088】入力の垂直周期が一定の周期Ti1で入力
され、現在の状態が「同期」であるときに、入力の垂直
同期信号が欠落して見かけの垂直周期がTi1の2倍に
なった。このとき最後に垂直同期信号が入力されてから
Tb後にモード判定回路19に内蔵されている4ビット
シフトレジスタの初段のレジスタ値がローレベルとな
り、同時に垂直同期信号が補間される。このとき実施の
形態2で述べたように、第1のカウンタ15はNbとN
fの差に相当する値にリセットされるから、2Ti1後
に入力される垂直同期信号の基準エッジは第1のカウン
タ15の計数値がNaからNbの間にあるときに検出さ
れ、初段のレジスタ値は再びハイレベルとなる。従っ
て、初段と次段のレジスタ値が両方ともローレベルとは
ならないため状態遷移は起こらず、現在の状態は「同
期」に留まり、NbとNfの差がNjよりも小さくなる
ように設定されていれば、補間後の次の出力の垂直同期
信号として2Ti1後に現れる入力の垂直同期信号に同
期した垂直同期信号が得られる。実施の形態1では(T
i1+Tj)で補間するため、周期変動量の制約から次
の出力の垂直周期を(Ti1−Tj)とすることはでき
ず、2Ti1後に現れる入力の垂直同期信号に出力を同
期させることはできない。
【0089】次に、現在の状態が「同期」であり、垂直
周期Ti1の一定の周期で入力されていた垂直同期信号
VIが、一時的に同期範囲の下限値Taよりも短い周期
になった場合に、出力の垂直周期を再び入力の垂直周期
に追随させる様子を図9(b)に示す。図には、位相検
出回路20の出力信号とリセット信号発生回路21に内
蔵されているステートマシンの現在の状態についても示
している。ある時点で下限値Taよりも短い周期tの垂
直同期信号が入力されると、周期tの値によってはこの
垂直周期Ti1後に入力端子1から入力される垂直同期
信号VIは第1のカウンタ15の計数値が下限値Naか
ら上限値Nbまでの間にあるときに現れなくなり、ノイ
ズマスク回路14によって出力が阻止される。このとき
は同期微分回路3の出力が最後にノイズマスク回路14
を通過してから(Tf+Tb)後に、モード判定回路1
7の出力がローレベルとなると同時に状態は「同期」か
ら「自走」に遷移する。同時に、ノイズマスク回路14
は、無条件に同期微分回路3の出力を通過させるように
なり、ある程度の時間経過後、出力端子17から出力さ
れる入力の垂直周期の平均値がほぼ垂直周期Ti1に等
しくなるとモード判定回路はハイレベルを出力するよう
になる。このとき状態は「自走」から「同期過程1」に
遷移する。図では、状態が「自走」である期間の図示を
一部省略している。自走周期Tfと垂直周期Ti1の差
が許容値Tjよりも小さいとすれば、「同期過程1」は
直ぐに終了し、状態は「同期過程2」又は「同期過程
3」に遷移する。このとき、特に、図9(b)に示した
ように出力の垂直同期信号が入力に対して遅れており、
位相検出回路20の出力がハイレベルであったとすれ
ば、状態は「同期過程3」から「同期過程2」に遷移す
る。「同期過程2」では出力の垂直周期が入力の垂直周
期より許容値Tjだけ短いため、出力の遅れ位相は次第
に減少し、やがて位相検出回路20の出力がローレベル
になって「同期過程3」に遷移する。「同期過程2」か
ら「同期過程3」に遷移したときには出力の進み位相は
非常に小さいので、ほどなくノイズマスク回路14の出
力はゲート信号発生回路8によって阻止されない期間に
現れ、「同期」状態に戻って再び入出力の同期が達成さ
れることになる。入出力の垂直同期信号を同期させる同
期過程において入出力の垂直同期信号の位相差を参照し
ているため、「同期過程3」が始まってから「同期」に
戻るまでに必要な時間は長くとも入力周期の2乗を許容
値Tjの2倍で割った程度であり、実施の形態1や実施
の形態2に比べて同期過程を約2倍程度速めることがで
きる。
【0090】このようにステートマシンを用いて状態に
応じた垂直周期を定めることによって、入出力の垂直同
期信号が同期している状態での入力の周期変動を小さく
抑えたり、同期過程を速めたりする等、より安定な垂直
同期信号を得ることが可能である。
【0091】尚、実施の形態3においては、状態が「同
期」であるときに第2のカウンタ10の計数値が上限値
パラメータNbになると、リセット信号RSを発生する
場合を説明したが、上限値パラメータNbに代えて、入
力の周期よりも若干長い期間に相当する値を用いてもよ
い。
【0092】また、実施の形態1から3までにおいて
は、垂直同期信号の周期を安定化する垂直同期回路につ
いて説明したが、水平同期信号の周期を安定化する水平
同期回路を構成する場合にもほぼ同様の手法を用いるこ
とができる。水平同期信号を扱う場合には、水平同期信
号をクロックに同期化させることによって水平同期信号
の基準エッジがジッタすることが望ましくない場合があ
るので、このような場合はカウンタを除くいくつかの回
路をクロックを使用しない順序回路で構成する等として
同期回路を実現することが可能である。
【0093】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1から6
までの発明によれば、出力される同期信号の周期変動を
抑制しつつ、広い範囲の周期を持つ入力の同期信号に対
応することができるという効果がある。
【0094】また、請求項7の発明によれば、補間の周
期を入力される同期信号の周期よりも若干長い値にする
ことによって、同期信号が一時的に欠落しても安定な周
期の垂直同期信号を得ることができるという効果があ
る。
【0095】また、請求項8の発明によれば、ノイズマ
スク回路を用いて同期信号に重畳された雑音を除去する
ことによって、雑音の影響を受けにくい安定な同期信号
を発生できるという効果がある。
【0096】また、請求項9の発明によれば、位相検出
回路を用いて入力される同期信号とリセット信号の位相
差を検出し、位相差が小さくなるようにリセット信号の
周期を決定することによって、入出力間の同期過程を短
くすることができるという効果がある。
【0097】また、請求項10の発明によれば、少なく
とも入力信号の周期に基づいて状態遷移を行うステート
マシンを設け、基準値は少なくともステートマシンの状
態に応じて決定されるようにしたため、状態に応じて最
適な基準値を設定することができ、安定な周期の垂直同
期信号を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る同期回路の構成
を示すブロック図である。
【図2】 (a)〜(e)は、図1の同期回路のタイミ
ング信号発生回路の動作を示す図である。
【図3】 (a)及び(b)は、図1の同期回路のタイ
ミング信号発生回路の動作を示す図である。
【図4】 (a)〜(c)は、図1の同期回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る同期回路の構成
を示すブロック図である。
【図6】 (a)〜(c)は、図5の同期回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態3に係る同期回路の構成
を示すブロック図である。
【図8】 図7の同期回路を構成するステートマシンの
動作を示す状態遷移図である。
【図9】 (a)及び(b)は、図7の同期回路の動作
を示すタイミングチャートである。
【図10】 従来の同期回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図11】 (a)〜(d)は、図10の同期回路の動
作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,2 入力端子、 3 同期微分回路、 4,15
第1のカウンタ、 5,16 第1のレジスタ、 6,
18,19 モード判定回路、 7 タイミング信号発
生回路、 8 ゲート信号発生回路、 9 ゲート回
路、 21 リセット信号発生回路、 10 第2のカ
ウンタ、 11 第2のレジスタ、 12同期パルス生
成回路、 13,17 出力端子、 14 ノイズマス
ク回路、20 位相検出回路、 35 リセット信号発
生回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された第1の同期信号に基づいて第
    2の同期信号を生成する同期回路において、 所定のクロックで計数を行い、前記第1の同期信号の基
    準エッジが入力されるたびに計数値をリセットする第1
    のカウンタと、 前記第1のカウンタがリセットされる直前の計数値Ni
    を保持する第1のレジスタと、 リセット信号を発生するリセット信号発生回路と、 所定のクロックで計数を行い、前記リセット信号発生回
    路が発生する前記リセット信号が入力されるたびに計数
    値をリセットする第2のカウンタと、 前記第2のカウンタがリセットされる直前の計数値No
    を保持する第2のレジスタと、 前記リセット信号発生回路が発生した前記リセット信号
    に基づいて第2の同期信号を生成する同期パルス生成回
    路とを有し、 前記リセット信号発生回路が前記リセット信号を発生す
    るタイミングは、前記第2のカウンタの計数値が所定値
    Nと等しくなったときであるか、前記第2のカウンタの
    計数値とNoとの差の絶対値が所定の周期変動の許容値
    Nj以下である期間内に、前記第1の同期信号の基準エ
    ッジが入力されたときのいずれかであり、 前記Nの値は、少なくともNiに基づいて決定される所
    定の基準値NrがNoの値と等しいときにはNrに等し
    い値であり、NrがNoの値よりも大きいときにはNo
    より大きく(No+Nj)以下の値であり、NrがNo
    の値よりも小さいときには(No−Nj)以上でNoよ
    り小さい値であることを特徴とする同期回路。
  2. 【請求項2】 前記リセット信号発生回路が、 少なくとも前記第1の同期信号の基準エッジと前記第2
    のカウンタの計数値に基づいてタイミング信号を発生す
    るタイミング信号発生回路と、 前記第2のカウンタの計数値が所定値以上になってから
    前記リセット信号発生回路がリセット信号を発生するま
    での期間に開状態になり、それ以外のときには閉状態に
    なるゲート信号を出力するゲート信号発生回路と、 前記ゲート信号が開状態であるときにはタイミング信号
    を通過させて前記リセット信号として出力し、前記ゲー
    ト信号が閉状態であるときにはタイミング信号の通過を
    阻止するゲート回路とを有することを特徴とする請求項
    1に記載の同期回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のカウンタがリセットされる直
    前の計数値Niが、所定の第1の期間にわたって、所定
    の下限値Na以上かつ所定の上限値Nb未満であるとき
    には第1のモード判定信号を出力し、Niが所定の第2
    の期間にわたってNa未満あるいはNb以上であるとき
    には第2のモード判定信号を出力し、いずれも満たされ
    ないときには直前に出力されていたモード判定信号を出
    力するモード判定回路を有し、 前記モード判定回路から前記第2のモード判定信号が出
    力されているときには、前記第2のカウンタの計数値と
    Noとの差の絶対値がNj以下である期間内に、前記第
    1の同期信号の基準エッジが入力されても、前記リセッ
    ト信号発生回路が前記リセット信号を発生しないことを
    特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の同期回
    路。
  4. 【請求項4】 前記第1のカウンタがリセットされる直
    前の計数値Niに基づいて、前記下限値Naと前記上限
    値Nbを変更する外部回路を有することを特徴とする請
    求項3に記載の同期回路。
  5. 【請求項5】 前記モード判定回路が前記第1のモード
    判定信号を出力しているときには、前記基準値Nrの値
    を(Ni+Nj)又は(Ni−Nj)とし、前記モード
    判定回路が前記第2のモード判定信号を出力していると
    きには、前記基準値Nrの値を所定の自走周期Nfとす
    ることを特徴とする請求項3又は4のいずれかに記載の
    同期回路。
  6. 【請求項6】 前記第1のカウンタがリセットされる直
    前の計数値Niに基づいて、前記自走周期Nfを変更す
    る外部回路を有することを特徴とする請求項5に記載の
    同期回路。
  7. 【請求項7】 前記第1のレジスタに保持されている値
    と前記第2のレジスタに保持されている値が等しいと
    き、 または前記リセット信号発生回路が前記第1の同期信号
    の基準エッジが入力されたタイミングで前記リセット信
    号を発生したときのいずれかの場合には、 前記基準値NrをNiより大きく、かつ、(Ni+N
    j)よりも小さい値とすることを特徴とする請求項1か
    ら6までのいずれかに記載の同期回路。
  8. 【請求項8】 入力された前記第1の同期信号の基準エ
    ッジを選択的に出力するノイズマスク回路を有し、 前記ノイズマスク回路は、前記第1のカウンタの計数値
    が所定値以下である場合には前記第1の同期信号の基準
    エッジを出力せず、 前記第1のカウンタは、前記ノイズマスク回路から出力
    された前記第1の同期信号の基準エッジによって計数値
    をリセットすることを特徴とする請求項1から7までの
    いずれかに記載の同期回路。
  9. 【請求項9】 前記第1の同期信号の基準エッジが入力
    されたときの前記第2のカウンタの計数値、または前記
    リセット信号発生回路が前記リセット信号を発生したと
    きの前記第1のカウンタの計数値のいずれかの値を所定
    の閾値と比較することによって、前記第1の同期信号の
    基準エッジが前記リセット信号に対して遅れている、ま
    たは進んでいることを検出する位相検出回路を有し、 前記モード判定回路が前記第1のモード判定信号を出力
    しており、かつ前記位相検出回路によって前記第1の同
    期信号の基準エッジが前記リセット信号に対して進んで
    いると判定されたときには、前記基準値Nrを(Ni−
    Nj)以上Ni以下の値に設定し、 前記モード判定回路が第1のモード判定信号を出力して
    おり、かつ前記位相検出回路によって前記第1の同期信
    号の基準エッジが前記リセット信号に対して送れている
    と判定されたときには、NrをNi以上(Ni+Nj)
    以下の値に設定することを特徴とする請求項3から8ま
    でのいずれかに記載の同期回路。
  10. 【請求項10】 前記リセット信号発生回路がステート
    マシンを有し、前記ステートマシンは少なくとも前記第
    1のカウンタがリセットされる直前の計数値Niに基づ
    いて状態遷移を行い、前記基準値Nrは少なくとも前記
    ステートマシンの状態に応じて決定されることを特徴と
    する請求項1から9までのいずれかに記載の同期回路。
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