JP2002138787A - 地中接合型シールド掘進機 - Google Patents

地中接合型シールド掘進機

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JP2002138787A
JP2002138787A JP2000335727A JP2000335727A JP2002138787A JP 2002138787 A JP2002138787 A JP 2002138787A JP 2000335727 A JP2000335727 A JP 2000335727A JP 2000335727 A JP2000335727 A JP 2000335727A JP 2002138787 A JP2002138787 A JP 2002138787A
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邦博 永森
Yutaka Ishimaru
裕 石丸
Takehiko Kumabe
毅彦 隈部
Mitsuo Shimizu
光雄 清水
Yasumi Sato
安美 佐藤
Yasunori Kondo
保徳 近藤
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シールド掘進機の機長が長くならず、製作費も
低減でき、フード部の外周面の土砂を完全に除去可能な
地中接合型シールド掘進機、並びに、フード部の外周面
の土砂の除去と裏込め材の注入に有効な注入管を備えた
地中接合型シールド掘進機を提供する。 【解決手段】 第2シールド掘進機2のカッターディス
ク51のスポーク部材81に、フード部75よりも大径
側へ部分的に進出した進出位置とスポーク部材81内に
退入した退入位置とに切換え可能な可動ロッド82と、
この可動ロッド82を進退駆動する油圧シリンダ83を
設け、この可動ロッド82に、可動ロッド82を進出位
置にした状態でフード部75の外面に洗浄水を噴射する
噴射ノズル90を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、地中接合型シー
ルド掘進機に関し、特に第1シールド掘進機の胴部材の
前端部分を第2シールド掘進機の胴部材の前端のフード
部に外嵌させて地中接合するものであって洗浄水により
フード部の外周面に付着した泥土を洗浄するように構成
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、上下水道用トンネルや共同溝等
をシールド工法により掘削することが多く、その場合に
は工事期間の制約があり、1台のシールド掘進機により
掘進できる距離にも限界があるため、通常、複数の立坑
を設け立坑と立坑の間の区間を各シールド掘進機で分担
して掘進することが多い。そのトンネルは同径の場合も
あるし、途中で径が変化する場合もある。
【0003】都市部の地下に形成するトンネルの場合、
地下地上ともに構造物が輻輳していて立坑を形成できな
いことも多いため、同径の又は異径の2台のシールド掘
進機を離隔地点から相接近方向へ掘進させ、最終的に2
台のシールド掘進機の前端部同士を地中接合する技術が
種々提案されている。
【0004】これらシールド掘進機の前端部同士を地中
接合する場合には、その接合部分をシールして水や土
砂、裏込め材がシールド掘進機の内部に流入しないよう
にシールした状態で、シールド掘進機の内部機器や構造
部材を撤去する必要がある。そのシールが不十分の場合
には、排水ポンプを準備し、立坑から排水ホースを導入
して接続し、それら排水ポンプや排水ホースにより、水
や土砂や裏込め材を排出しながら、凍結剤を併用した止
水対策を講じて漏水を封止しなければならないので、多
額の費用がかかり、地中接合の工事期間が長びく。ま
た、本止水工事は漏水量が大のときは完全に封水される
保証がないので、非常に危険な作業となる。
【0005】特開平5−248170号公報に記載の地
中接合型シールド掘進機では、地中接合の際、受入れ側
の第1シールド掘進機のカッターディスクを胴部材内へ
所定距離退入させ、そこに貫入側の第2シールド掘進機
のカッターディスクを内嵌させ、第1シールド掘進機の
胴部材の内周部の止水シールを加圧水で膨張させて止水
し、また、第2シールド掘進機の胴部材先端の内周部の
土砂シールでシールする。この構造では、シール個所が
多く、土砂の付着したカッターディスクの外周面に止水
シールを膨張させても止水が不備となり易く、止水シー
ルの耐久性も保証できない。
【0006】そこで、本願発明者等は、特開2000−
265781号公報に示すような地中接合型シールド掘
進機を提案した。この地中接合型シールド掘進機では、
第1シールド掘進機の胴部材の前端部の内周部に複数の
円弧状のスクレーパと、これらのスクレーパを進出駆動
する複数の油圧シリンダを設け、この胴部材の内周部に
止水シールを設けてある。
【0007】地中接合の際には、第1シールド掘進機の
カッターディスクを縮径状態にしてから胴部材内へ所定
距離退入させ、第2シールド掘進機のカッターディスク
を縮径状態にしてからそのフード部を第1シールド掘進
機の胴部材の内部へ所定距離突入させた状態で、複数の
油圧シリンダにより複数のスクレーパを内側へ移動させ
てフード部の先端の外周面に当接させ、その後再び第2
シールド掘進機を前進移動させていくと、フード部の外
周面の土砂が複数のスクレーパで掻き取られつつ、フー
ド部が地中接合位置まで前進する。その後、第1シール
ド掘進機の止水シールを膨張させると止水状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 前記特開2000−
265781号公報に記載の地中接合型シールド掘進機
では、複数のスクレーパを配置する分だけ第1シールド
掘進機の機長が長くなり、シールド掘進機の重量が増
し、製作費が高価になり、曲進性能も低下する。しか
も、複数の油圧シリンダにより複数のスクレーパを内側
へ移動させて、フード部の先端部の外周面に当接させる
際に、フード部の前端に泥土や土砂が付着していると、
その泥土や土砂を押し付けてしまい、その状態でフード
部の残りの部分をスクレープすることになるから、フー
ド部のが外周面の土砂を完全に除去することが不可能
で、止水シールによる止水性能を確保するのが難しい。
【0009】本発明の目的は、シールド掘進機の機長が
長くならず、製作費も低減でき、フード部の外周面の土
砂を完全に除去可能な地中接合型シールド掘進機を提供
すること、フード部の外周面の土砂の除去と裏込め材の
注入に有効な注入管を備えた地中接合型シールド掘進機
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 請求項1の地中接合型
シールド掘進機は、第1,第2シールド掘進機を備え、
これら両シールド掘進機を相接近方向へ掘進させて地中
で接合するようにした地中接合型シールド掘進機におい
て、前記第1シールド掘進機は、第1胴部材とカッター
ディスクとカッター駆動手段とを有し、第2シールド掘
進機は、第2胴部材と、カッターディスクと、第1胴部
材の前端部分が遊嵌状に外嵌可能で第2胴部材の前端か
ら前方へ延びるリング状のフード部とを有し、第2シー
ルド掘進機のカッターディスクのスポーク部材に、フー
ド部よりも大径側へ部分的に進出した進出位置とスポー
ク部材内に退入した退入位置とに切換え可能な可動ロッ
ドと、この可動ロッドを進退駆動する進退駆動手段を設
け、前記可動ロッドに、可動ロッドを進出位置にした状
態でフード部の外面に洗浄水を噴射する噴射ノズルを設
けたことを特徴とするものである。
【0011】ここで、可動ロッドを設けるスポーク部材
は、カッタースポークであってもよく、カッタースポー
ク以外のスポーク状の部材であってもよい。可動ロッド
は少なくとも1つ設ければよく、噴射ノズルも少なくと
も1つ設ければよい。第1,第2シールド掘進機を相接
近方向へ掘進させて地中で接合する際、第2シールド掘
進機においては、進退駆動手段により可動ロッドを退入
位置から進出位置に切換え、カッターディスクを回転さ
せながら、噴射ノズルからフード部の外面に洗浄水を噴
射すると、噴射ノズルも回転しながら洗浄水を噴射する
ため、フード部の外面が全周に亙って洗浄され、その外
面に付着して土砂が完全に洗浄される。こうしてフード
部の外面の土砂を除去後可動ロッドを退入位置に切換え
てから、両シールド掘進機を地中接合する。
【0012】請求項2の地中接合型シールド掘進機は、
請求項1の発明において、前記第2シールド掘進機に、
噴射ノズルに高圧の洗浄水を供給する洗浄水供給手段を
設けたことを特徴とするものである。フード部の洗浄に
際しては、洗浄水供給手段から噴射ノズルに高圧の洗浄
水を供給して洗浄水を噴射させる。
【0013】請求項3の地中接合型シールド掘進機は、
請求項1又は2の発明において、前記噴射ノズルを閉塞
可能な栓部材と、この栓部材を開閉駆動可能な開閉駆動
手段を設けたことを特徴とするものである。噴射ノズル
から洗浄水を噴射させない状態では、開閉駆動手段によ
り栓部材で噴射ノズルを閉じた状態に保持できるから、
噴射ノズルに土砂が目詰まりしたりするのを防止でき
る。噴射ノズルから洗浄水を噴射させる際には、開閉駆
動手段により栓部材を、噴射ノズルを開放する位置に切
換えるものとする。
【0014】請求項4の地中接合型シールド掘進機は、
請求項1〜3の何れかの発明において、前記両シールド
掘進機の地中接合に際して、前記可動ロッドを進出位置
に切換え、第2シールド掘進機のカッターディスクを回
転させながら、噴射ノズルからフード部の外周面に洗浄
水を噴射させ、フード部の外周面に付着した土砂を除去
することを特徴とするものである。回転する噴射ノズル
からフード部の外面の全周に亙って洗浄水を噴射できる
から、フード部の外面を完全に洗浄できる。
【0015】請求項5の地中接合型シールド掘進機は、
第1,第2シールド掘進機を備え、これら両シールド掘
進機を相接近方向へ掘進させて地中で接合するようにし
た地中接合型シールド掘進機において、前記第1シール
ド掘進機は、第1胴部材とカッターディスクとカッター
駆動手段とを有し、第2シールド掘進機は、第2胴部材
と、カッターディスクと、第1胴部材の前端部分が遊嵌
状に外嵌可能で第2胴部材の前端から前方へ延びるリン
グ状のフード部とを有し、第2シールド掘進機の胴部材
の内側に複数の注入管を周方向適当間隔おきに設け、そ
れら注入管の先端をフード部の外周面に臨ませ、地中接
合に際して複数の注入管に加圧した洗浄水を供給してフ
ード部の外周面を洗浄するとともに、地中接合後には複
数の注入管のうちの少なくとも一部の注入管から外部へ
裏込め材を注入可能に構成したことを特徴とするもので
ある。
【0016】ここで、複数の注入管を配置する周方向の
間隔は、300mm以下、好ましくは200mm程度と
するのが望ましい。第1,第2シールド掘進機の地中接
合に際しては、第2シールド掘進機の複数の注入管から
洗浄水を供給すると、注入管の先端がフード部のが外周
面に臨んでいるため、フード部の外周面に多量の洗浄水
が供給され外周面に付着していた土砂が洗浄され除去さ
れる。こうして、フード部の外面の土砂を除去した状態
で、両シールド掘進機を地中接合するが、その両シール
ド掘進機の地中接合後に、地中接合部分の外側にモルタ
ル等の裏込め材を注入する際には、複数の注入管のうち
の少なくとも一部の注入管から外部へ裏込め材を注入
し、裏込め材を凝固させて地中接合部からトンネル内へ
地下水の流入を防止する。
【0017】請求項6の地中接合型シールド掘進機は、
請求項1又は5の発明において、前記第1シールド掘進
機のカッターディスクのカッタースポークは、掘削用の
拡径状態と第1胴部材よりも小径化した縮径状態とに切
換え可能な伸縮カッター部材を備え、第2シールド掘進
機のカッターディスクのカッタースポークは、掘削用の
拡径状態と第1胴部材よりも小径化した縮径状態とに切
換え可能な伸縮カッター部材を備えたことを特徴とする
ものである。シールド掘進の際には、第1,第2シール
ド掘進機の伸縮カッター部材を拡径状態にして掘削を行
い、地中接合に際しては伸縮カッター部材を縮径状態に
切換えてから接合する。
【0018】請求項7の地中接合型シールド掘進機は、
請求項6の発明において、前記第1シールド掘進機は、
少なくともそのカッターディスクとカッター駆動手段と
チャンバーを仕切る隔壁とを第1胴部材に対して後方へ
所定距離後退移動可能に構成したことを特徴とするもの
である。地中接合型の際には、第1シールド掘進機の少
なくともそのカッターディスクとカッター駆動手段と隔
壁とを第1胴部材に対して後方へ所定距離後退移動させ
た状態で、第2シールド掘進機のフード部を第1胴部材
の前端部に貫入させて、地中接合する。
【0019】請求項8の地中接合型シールド掘進機は、
請求項7の発明において、前記第1シールド掘進機に、
そのカッターディスクとカッター駆動手段と隔壁とを後
退駆動する複数の油圧ジャッキを設けたことを特徴とす
るものである。地中接合の際、第1シールド掘進機のチ
ャバーを仕切る隔壁には大きな土水圧が作用するため、
その土水圧を複数の油圧ジャッキで支持しながら、第1
胴部材に対してカッターディスクとカッター駆動手段と
隔壁とを後退させる。
【0020】請求項9の地中接合型シールド掘進機は、
請求項1〜8の発明において、前記第1シールド掘進機
の第1胴部材の前端部分の内周部に、この第1胴部材の
前端部分を第2シールド掘進機のフード部に外嵌させた
状態で、第1胴部材とフード部間を止水する止水シール
を設けたことを特徴とするものである。地中接合の際、
フード部を第1胴部材の前端部分の内周部に貫入させた
状態で、止水シールを膨張させて第1胴部材とフード部
の間を止水することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1〜図12に示すよう
に、地中接合型シールド掘進機は、第1シールド掘進機
1と、第1シールド掘進機1と略同径の第2シールド掘
進機2とを備え、これら両シールド掘進機1,2を相接
近方向へ掘進させて地中接合するものである。尚、各シ
ールド掘進機1,2において、掘進方向に向かって前後
左右を前後左右として説明する。
【0022】最初に、第1シールド掘進機1について説
明する。図1〜図3に示すように、第1シールド掘進機
1は、第1胴部材10、第1胴部材10の前端側に設け
られたカッターディスク11、カッター駆動機構12、
チャンバー13を区画する隔壁14、止水シール機構1
5、中折れ部16、複数の中折れジャッキ17、カッタ
ーディスク11とカッター駆動機構12と隔壁14など
を第1胴部材10に対して後方へ後退移動させる複数の
油圧ジャッキ(図示略)、掘進推力を発生させる複数の
シールドジャッキ18、エレクター装置19、排泥設備
20などを有する。
【0023】カッターディスク11は、センターフレー
ム21、センターフレーム21から径方向に延びる4本
のカッタースポーク22、カッタースポーク22間に配
設された4枚の面板23、カッタースポーク22と面板
23を固着する環状のリングフレーム24などを有す
る。4本のカッタースポーク22の外周部に夫々伸縮カ
ッター部材25が設けられ、これら伸縮カッター部材2
5は、内部の油圧シリンダにより掘削用の拡径状態と第
1胴部材10よりも小径化した縮径状態とに切換え可能
である。カッタースポーク22と伸縮カッター部材25
には複数のカッタービット26が設けられ、面板には必
要に応じてローラカッターが設けられる。
【0024】1枚の面板23にはスポーク部材27が設
けられ、このスポーク部材27の外周付近部には、コピ
ーカッター装置が進退自在に設けられ、このコピーカッ
ター28が退入すると第1胴部材10よりも小径とな
る。カッタースポーク22とスポーク部材27の後端に
はチャンバー13内に突出する複数の攪拌翼29が固着
されている。
【0025】図1に示すように、第1胴部材10は前胴
30と後胴31からなり、前胴30の内部においてカッ
ターディスク11の後側には、可動の隔壁14を介して
チャンバー13が形成され、この隔壁14のうちの中央
隔壁14aには複数の油圧モータ32とリングギヤ(図
示略)などからなるカッター駆動機構12と、カッター
ディスク11の油圧系に油圧を供給するロータリジョイ
ント33などが設けられている。カッター駆動機構12
の回転駆動力はセンター部材34に伝達され、このセン
ター部材34からカッターディスク11に伝達される。
【0026】前胴30の前端部分の内周部には後述の止
水シール機構15が装備され、この止水シール機構15
の内周側を塞ぐ保護筒部材35が前胴30に対して摺動
自在に設けられ、保護筒部材35が隔壁14に固着さ
れ、複数のブラケット36にて補強されている。排泥設
備19は図示外の送水系に接続された送水管37と、図
示外の泥水排出系に接続された排泥管38などを有す
る。送水管37と排泥管38にはバルブ37a,38a
が介装され、送水管37と排泥管38はバイパスバルブ
39aを設けたバイパス管39で接続され、送水管37
の先端は隔壁14の上端付近に固定されてチャンバー1
3内へ送水可能になっている。排泥管38は隔壁14の
下端付近に固定されてチャンバー13内の土砂を含む泥
水を吸入可能になっている。送水管37のバルブ37a
の内側付近には地中接合の準備段階においてボーリング
する際に使用するチェックボーリング用バルブ44が設
けられている。
【0027】図1に示すように、後胴31の前端部の内
面にはリングウェブ40が溶接され、中折れ部16の頂
部と底部において、前胴30と後胴31とはピン連結部
41を介してピン連結されている。中折れ部16の左側
部に例えば4本の中折れジャッキ17が設けられ、中折
れ部16の右側部に4本の中折れジャッキ17が設けら
れ、トンネル掘進方向を左方又は右方へ変更する際に
は、4対の中折れジャッキ17により後胴31に対する
前胴30の方向が左方又は右方へ変更される。
【0028】隔壁14が前胴30に対して移動可能であ
るため、隔壁14に作用する土水圧を支持する必要があ
る。そこで、前胴30の内周面付近のうち隔壁14とリ
ングウェブ40との間には、複数の鋼管製のストッパ部
材42が周方向適当間隔おきに配設され、それらストッ
パ部材42の前端は隔壁14に当接され、それらストッ
パ部材42の後端は前胴30に固定されたブラケット4
3に当接されている。
【0029】複数のシールドジャッキ18が周方向適当
間隔おきに配置され、各シールドジャッキ18のジャッ
キ本体がリングウェブ40に貫通状態に固定され、各シ
ールドジャッキ18のロッドの先端部には、偏心金具1
8aを介してスプレッダー18bが連結されている。ス
プレッダー18bを覆工済みのセグメントSの前端に当
接させることで、複数のシールドジャッキ18で掘進す
る時の反力をとるようになっている。図1に示すよう
に、エレクター装置19は、エレクタ本体19a、エレ
クタ基枠19b、エレクタ回転駆動装置19c等を有す
る。このエレクター装置19は、一般的な構成のもので
あるので説明を省略する。
【0030】図4、図5に示すように、前胴30の前端
部分の内周部には、環状の止水シール機構15が設けら
れている。この止水シール機構15は、地中接合状態に
おいて第1胴部材10と第2シールド掘進機2のフード
部75間をシールする為のものである。この止水シール
機構15は、前胴30の内面に凹設された環状凹部30
aと、環状弾性膜部材45と、環状シール部材46と、
加圧水注入管47を含む加圧水注入手段などで構成され
ている。環状凹部30aには可撓性の環状弾性膜部材4
5が配設され、環状弾性膜部材45の前端部は環状の止
め金具48とボルトにより前胴30に固定され、環状弾
性膜部材45の後端部は環状の止め金具49とボルトに
より前胴30に固定されている。
【0031】環状弾性膜部材45の内側には環状シール
部材46が設けられ、環状シール部材46の前端部が止
め金具48で固定されている。環状シール部材46は、
周方向に所定小幅の多数の薄手の弾性変形可能な弾性金
属板46aであって周方向に部分的にラップさせつつ配
列した多数の弾性金属板46aを弾力性に優れる合成ゴ
ム材又は合成樹脂材で包み込んだ構造のものである。環
状弾性膜部材45と環状シール部材46とは、図4の収
納状態から図5のシール状態とに亙って弾性変形可能で
ある。尚、符号30bは、通常掘進時に止水シール機構
15へ土砂が侵入しないようにするシール部材である。
尚、後胴31の後端部側に、覆工済みのセグメントSと
後胴31の間からの浸水を防止するテールシール31a
(図1参照)が設けられている。
【0032】次に、第2シールド掘進機2について説明
する。第2シールド掘進機2は第1シールド掘進機1と
概ね同様の構成であるので、部材を紹介する程度に簡単
に説明し、第1シールド掘進機1と異なる構成について
詳細に説明する。図6〜図8に示すように、第2シール
ド掘進機2には、第2胴部材50及びその前胴70と後
胴71、この前胴70の前端部に連なる筒状のフード部
75、カッターディスク51、チャンバー53、前胴7
0に溶接された隔壁54とその中央隔壁54a、カッタ
ー駆動モータ72を含むカッター駆動機構52、中折れ
部56及び複数の中折れジャッキ57、複数のシールド
ジャッキ58、エレクター装置59、排泥設備60、排
泥設備60の送水管77のバルブ77a、排泥設備60
の排水管78のバルブ78a、バイパス管79とそのバ
イパス弁79a、後胴71の前端部の内面に溶接された
リングウェブ55、などが設けられている。
【0033】前記フード部75は第2シールド掘進機2
に特有のもので、前胴70と後胴71よりも小径に形成
され、テーパ筒部76を介して前胴70と一体形成さ
れ、このフード部75に地中接合時に第1シールド掘進
機1の前胴10の前端部が隙間をもって外嵌可能になっ
ている。尚、カッターディスク51は、フード部75と
ほぼ同径である。尚、後胴71の後端部側に覆工済みの
セグメントSと後胴71の間からの浸水を防止するテー
ルシール71a(図6参照)が設けられている。
【0034】次に、地中接合に際して、フード部75の
外面に付着した土砂(泥土を含む)を洗浄する為の洗浄
装置80について説明する。図7、図9〜図11に示す
ように、カッターディスク51は、4本のカッタースポ
ーク62及びその伸縮カッター部材65、面板63、カ
ッタービット66、コピーカッター68を組み込んだス
ポーク部材67などを有し、これらに加えて、スポーク
部材67と点対称に位置するスポーク部材81が設けら
れ、このスポーク部材81の先端側部分のロッド穴81
aには可動ロッド82が摺動自在に装着されている。
【0035】この可動ロッド82を図9に示すようにス
ポーク部材81内に退入した退入位置と、図10、図1
1に示すようにスポーク部材81の先端よりも大径側へ
部分的に進出した進出位置とに切換える為の油圧シリン
ダ83が設けられている。この油圧シリンダ83は、可
動ロッド82に形成したシリンダ穴82aと、ピストン
84aとピストンロッド84bを含むロッド部材84
と、進出用油室85と退入用油室86などを有する。ロ
ッド部材84の中心部には、進出用油室85に通ずる油
路と退入用油室86に通ずる油路が形成され、この油圧
シリンダ83に油圧を給排する油圧系は、ロータリジョ
ント73,センタ部材74とセンタフレーム61内の油
路、油圧配管87,88などで構成されている。
【0036】図11に示すように、フード部75の外面
に洗浄水を噴射する噴射ノズル90は、可動ロッド82
に後方向きに形成され、この噴射ノズル90を開閉する
栓部材91と、栓部材91を開閉駆動する開閉駆動シリ
ンダ92(開閉駆動手段に相当)が設けられている。開
閉駆動シリンダ92のシリンダ穴82bが可動ロッド8
2の先端部内に噴射ノズル90と同心状に設けられ、そ
のシリンダ穴82bに可動に装着されたピストン部材9
3の先端部にテーパ状の栓部材91が一体形成され、ピ
ストン部材93は圧縮コイルバネ94で閉位置側へ付勢
されている。
【0037】噴射ノズル90に加圧した洗浄水を供給す
る洗浄水供給系について説明すると、可動ロッド82内
には噴射ノズル90に通ずる3本の細い通路95と、そ
れらの通路95が合流した幹通路96と、その幹通路9
6に連通した洗浄水配管97と、センタフレーム61と
センタ部材74内の洗浄水配管と、ロータリジョイント
73と、洗浄水供給源(図示略)などを有する。地中接
合前、トンネル掘進の際には、油圧シリンダ83の進出
用油室85に油圧が供給されないため可動ロッド82が
退入位置に保持され、噴射ノズル90に加圧洗浄水が供
給されないため、噴射ノズル90が圧縮コイルバネ94
で付勢された栓部材91により封鎖状態に保持される。
【0038】地中接合に際して、フード部75の外面に
付着した土砂を洗浄する際に、油圧シリンダ83の進出
用油室85に油圧を供給すると、可動ロッド82が進出
位置に切換えられ、噴射ノズル90がフード部75の外
面に臨む状態となる。その状態で、洗浄水供給系により
幹通路96に加圧洗浄水を供給すると、洗浄水の水圧を
受けるピストン部材93が後退して栓部材91が噴射ノ
ズル90を開き、噴射ノズル90からフード部75の外
面に洗浄水が噴射される。噴射ノズル90は1組しか設
けられていないが、実際の洗浄においては、第2シール
ド掘進機2を前進させることなく、カッターディスク5
1を回転させながら洗浄するため、フード部75の外面
の全面が洗浄される。
【0039】さらに、第1,第2シールド掘進機1,2
を地中接合したとき、図6、図8に示すように、地中接
合部の外側にモルタルなどの裏込め材を注入する多数の
注入管98がフード部75の内面側に設けられ、各注入
管98の先端がフード部75の外面に開端しており、各
注入管98には開閉弁98aが設けられている。裏込め
材の注入の際には、裏込め材供給源が裏込め材供給系を
介してそれら注入管98に接続され、開閉弁98aを開
くことで、裏込め材を地山側へ注入する。
【0040】次に、両シールド掘進機1,2を相接近方
向へ掘進させてこれら両シールド掘進機1,2を地中で
接合する地中接合方法について説明する。第1,第2シ
ールド掘進機1,2を相接近方向へ掘進していき、チェ
ックボーリング用バルブ44,74からチェックボーリ
ングを行って両シールド掘進機1,2の同心性をチェッ
クしてそれらの軸心がほぼ一致するように調節し、両シ
ールド掘進機1,2のカッターディスク11,51が切
羽の地山を隔てて接近対向する状態に近づけ、第1シー
ルド掘進機1を停止させるとともに、第2シールド掘進
機2を一時停止させる。そして、両シールド掘進機1,
2のチャンバー13,53内の泥水や土砂を排出しなが
ら、送水管37,77から高濃度泥水を注入してチャン
バー13,53内に高濃度泥水を充填する。
【0041】次に、第1シールド掘進機1においては、
セグメントSの前端において後胴31の内面に固定具を
溶接して、第1胴部材10をセグメントに支持させる。
次に、複数の荷重支持用の油圧シリンダを外部から搬入
して前胴31の内面付近に円周方向適当間隔おきに装着
し、各油圧シリンダの反力をブラケット43を介してリ
ングウェブ40に取り、ピストンロッドを伸長させて隔
壁14に当接させる。
【0042】次に、カッターディスク11の伸縮スポー
ク25を収縮状態に切換え、隔壁14に作用する土水圧
を複数の油圧シリンダで支持した状態にしてから全部の
ストッパ部材42を撤去する。次に、シールドジャッキ
18、中折れジャッキ17、カッター駆動機構12、エ
レクタ装置19等を取外し、複数の油圧シリンダのロッ
ドを徐々に退入させることにより、カッターディスク1
1と隔壁14とを前胴30に対して相対的に後退移動さ
せ、止水シール機構15の内側に第2シールド掘進機2
のフード部75を内嵌可能な状態にする。
【0043】次に、第2シールド掘進機2を前進させて
第1シールド掘進機1に接近させる。第2シールド掘進
機2が接合位置の直前位置に到達した時点で第2シール
ド掘進機2を一旦停止させる。その状態において、油圧
供給源から可動ロッド82の油圧シリンダ83の進出用
油室85に供給して可動ロッド82を進出位置に切換
え、洗浄水供給源から洗浄水供給系を介して噴射ノズル
90に加圧洗浄水を供給しながら、カッターディスク5
1を回転駆動することにより、フード部75の外面を十
分に洗浄する。
【0044】次に、図12に示すように、第1シールド
掘進機1のカッターディスク11の伸縮スポーク25を
収縮状態に切換えてから、第2シールド掘進機2を更に
前進移動させ、第2シールド掘進機2のカッターディス
ク51とフード部75を第1シールド掘進機1の前胴3
0に遊嵌状に内嵌させる。次に、止水シール機構15に
対して加圧水注入手段から加圧水を供給して環状シール
部材46を膨張させ、その環状シール部材46をフード
部75の外周面に圧接させて止水状態にする。
【0045】次に、第2シールド掘進機2の複数の注入
管98からモルタル等の裏込め材を地山側へ注入する。
その裏込め材が固化してから、両シールド掘進機1,2
の胴部材10,50を残したまま、第2シールド掘進機
2の内部機器や構造部材を含む内部構造体、第1シール
ド掘進機1の残存の機器を撤去すれば、地中接合が終了
する。
【0046】以上説明した地中接合型シールド掘進機に
よれば、第2シールド掘進機2の前胴70の前端から前
方へ延びるフード部75を設け、地中接合の際にはその
フード部75を第1シールド掘進機1の前胴30の前端
部分に挿入する構造にしたので、フード75と前胴30
の間の1個所だけをシールすればよい。このようにシー
ル個所が最小限まで少なくなったため、シール部材の部
材数を減らして製作費を低減することができるだけでな
く、シール性能を高めることができる。
【0047】第2シールド掘進機2のカッターディスク
51のスポーク部材81に、可動ロッド82を設け、こ
の可動ロッド82を進退駆動する油圧シリンダ83を設
け、その可動ロッド82に、可動ロッド82を進出位置
にした状態でフード部75の外面に洗浄水を噴射する噴
射ノズル90を設け、カッターディスク51を回転させ
ながら、噴射ノズル90からフード部75に洗浄水噴射
してフード部75の外面を洗浄するように構成したの
で、地中接合に際してフード部75の外面の土砂を短時
間で完全に洗浄することができるうえ、スポーク部材8
1、可動ロッド82、油圧シリンダ83、噴射ノズル9
0などからなる簡単な構成であるので、第1,第2シー
ルド掘進機1,2の機長が長くなることもなく、製作費
の面で有利である。
【0048】止水シール機構15を設けたので、フード
部75の外周面の土砂を確実に洗浄してから止水シール
機構15の環状シール部材46をフード部75の外周面
に密着させて確実にシールすることができるうえ、地中
接合時に環状シール部材46がフード部75の外周面に
付着した土砂に接触して損傷することもない。
【0049】第1,第2シールド掘進機1,2のカッタ
ースポーク22,62に伸縮カッター部材25,65を
設け、第1,第2シールド掘進機1,2のカッターディ
スク11,51を、第1シールド掘進機1の前胴30の
内部に収容できる。
【0050】以下、前記実施形態を部分的に変更する例
について説明する。但し、前記実施形態と基本的に同じ
ものには同一符号を付して説明する。 1)前記噴射ノズル90とその周辺構造を部分的に変更
する例として、図13〜図15に示すように、この洗浄
装置80Aでは、前端の実施形態と同様の可動ロッド8
2、この可動ロッド82を進出位置と後退位置とに亙っ
て切換える油圧シリンダ83、洗浄水の幹通路96と細
径通路95、噴射ノズル100 を開閉可能な栓部材101 な
どが設けられている。前記栓部材101 を開作動させる為
の単動型の油圧シリンダ102 が可動ロッド82 の先端
部内に設けられ、その油室104 には油圧シリンダ102 の
進出用の油室85から油圧通路104aを介して油圧が供給
される。前記噴射ノズル100 は円筒穴に形成され、栓部
材101 は円筒穴に挿入可能な円筒状に形成され、この栓
部材101 は油圧シリンダ102 のピストンロッド103 の先
端に固定されている。
【0051】通常のトンネル掘進の際には、可動ロッド
82が退入位置に保持され、栓部材101 で噴射ノズル10
0 が封鎖状態となっている。地中接合に際して、フード
部75の外面を洗浄する際には、油圧シリンダ83の油
室85に油圧を供給して可動ロッド82を進出位置に切
換えると、油圧シリンダ102 の油室104 にも油圧が供給
されて栓部材101 が後退して噴射ノズル100 を開放す
る。前記実施形態と同様に、洗浄水供給源から噴射ノズ
ル100 に洗浄水を供給し、噴射ノズル100 からフード部
75の外面に噴射させつつ、カッターディスク51を回
転させて洗浄行う。
【0052】2)前記第2シールド掘進機2を部分的に
変更する例として、図16、図17に示すように、第2
シールド掘進機2Aは、基本的には前記第2シールド掘
進機2と同様の構造であるので、異なる構造についての
み説明する。カッターディスク51における前記スポー
ク部材81と、可動ロッド82と、この可動ロッド82
に設けた噴射ノズル90,100などは省略されている。
【0053】噴射ノズル90,100を省略した代わりに、
第2シールド掘進機2Aの前胴70とフード部75の内
側に多数の注入管110 が周方向適当間隔おきに設けら
れ、これら注入管110 の先端をフード部75の外周面に
臨ませて開端されている。これら注入管110 同士間の周
方向間隔は約200mm程度である。これら注入管110
は、洗浄水供給源から延びる洗浄水供給系に接続されて
いる。但し、この洗浄水供給系の一部を取外すことで、
これら注入管110 は、モルタルなどの裏込め材を加圧し
て供給する裏込め材供給源から延びる裏込め材供給系に
接続できるように構成してある。
【0054】地中接合に際して洗浄水供給源から洗浄水
供給系を介して多数の注入管110 に加圧した洗浄水を供
給してフード部75の外周面を洗浄する。その後、第
1,第2シールド掘進機1,2を地中接合して止水シー
ル15を膨張させた状態において、裏込め材供給源から
裏込め材供給系を介して多数の注入管110 のうちの全部
又は一部の注入管110 へ加圧した裏込め材を供給し、外
部へ注入可能に構成してある。多数の注入管110 を、地
中接合時の洗浄水の供給と、その接合後における裏込め
材を注入とに共用するため、洗浄水や裏込め材の注入の
為の注入管110 の総数を少なくし、第2シールド掘進機
2A内の配管のスペースを節減し、製作費を低減するこ
とができる。
【0055】3)前記第1,第2シールド掘進機1,
2,2Aにおけるカッターディスク11,51を回転可
能に支持する構造と、カッターディスク11,51に回
転駆動力を伝達する構造は、一例に過ぎず、カッターデ
ィスクに連結され且つ隔壁に回転自在に支持されたカッ
タードラムを設け、そのカッタードラムに回転駆動力を
伝達する構成も採用可能である。また、第1,第2シー
ルド掘進機1,2,2Aにおける排泥設備の代わりに、
排土設備を設ける場合もある。尚、その他、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態に種々の変更を付
加した形態で実施することも可能である。
【0056】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、第2シール
ド掘進機のカッターディスクのスポーク部材に、進出位
置と退入位置とに切換え可能な可動ロッドと、この可動
ロッドを進退駆動する進退駆動手段を設け、その可動ロ
ッドに、可動ロッドを進出位置にした状態でフード部の
外面に洗浄水を噴射する噴射ノズルを設けたので、地中
接合に際してフード部の外面の土砂を完全に洗浄するこ
とができるうえ、スポーク部材、可動ロッド、進退駆動
手段、噴射ノズルなどからなる簡単な構成であるので、
第1,第2シールド掘進機の機長が長くなることもな
く、製作費の面で有利である。
【0057】請求項2の発明によれば、第2シールド掘
進機に、噴射ノズルに高圧の洗浄水を供給する洗浄水供
給手段を設けたので、フード部の洗浄に際しては、洗浄
水供給手段から噴射ノズルに高圧の洗浄水を供給して洗
浄水を噴射させることができる。その他請求項1と同様
の効果を奏する。
【0058】請求項3の発明によれば、噴射ノズルを閉
塞可能な栓部材と、この栓部材を開閉駆動可能な開閉駆
動手段を設け、開閉駆動手段で栓部材の位置を切換える
ことで、栓部材で噴射ノズルを閉じた状態と、噴射ノズ
ルを開放した状態とに切換え可能であるから、噴射ノズ
ルに土砂が目詰まりしたりするのを防止できる。その他
請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0059】請求項4の発明によれば、可動ロッドを進
出位置に切換え、第2シールド掘進機のカッターディス
クを回転させながら、噴射ノズルからフード部の外周面
に洗浄水を噴射させ、フード部の外周面に付着した土砂
を除去するので、フード部の外面の全周に亙って洗浄水
を噴射できるから、フード部の外面を完全に洗浄でき
る。その他請求項1〜3の何れかと同様の効果を奏す
る。
【0060】請求項5の発明によれば、第2シールド掘
進機の胴部材の内側に複数の注入管を周方向適当間隔お
きに設け、それら注入管の先端をフード部の外周面に臨
ませ、地中接合に際して複数の注入管に加圧した洗浄水
を供給してフード部の外周面を洗浄するとともに、地中
接合後には複数の注入管のうちの少なくとも一部の注入
管から外部へ裏込め材を注入可能に構成したので、複数
の注入管を、地中接合時の洗浄水の供給と、その接合後
における裏込め材を注入とに共用するため、洗浄水や裏
込め材の注入の為の注入管の総数を少なくし、第2シー
ルド掘進機内の配管のスペースを節減し、製作費を低減
することができる。
【0061】請求項6の発明によれば、第1,第2シー
ルド掘進機のカッターディスクに伸縮カッター部材を設
け、それらを掘削用の拡径状態と縮径状態とに切換え可
能に構成したので、シールド掘進の際には、それらの伸
縮カッター部材を拡径状態にして掘削を行い、地中接合
に際してはそれらの伸縮カッター部材を縮径状態に切換
えてから接合できる。その他請求項1又は5と同様の効
果を奏する。
【0062】請求項7の発明によれば、第1シールド掘
進機は、少なくともそのカッターディスクとカッター駆
動手段と隔壁とを第1胴部材に対して後方へ所定距離後
退移動可能に構成したので、地中接合型の際には、前記
カッターディスクとカッター駆動手段とを第1胴部材に
対して後方へ所定距離後退移動させた状態で、第2シー
ルド掘進機のフード部を第1胴部材の前端部に貫入させ
て地中接合することができる。その他請求項6と同様の
効果を奏する。
【0063】請求項8の発明によれば、第1シールド掘
進機に、そのカッターディスクとカッター駆動手段と隔
壁とを後退駆動する複数の油圧ジャッキを設けたので、
地中接合の際、隔壁に作用する大きな土水圧を複数の油
圧ジャッキで支持しながら、カッターディスクとカッタ
ー駆動手段と隔壁とを後退させることができる。その他
請求項7と同様の効果を奏する。
【0064】請求項9の発明によれば、第1シールド掘
進機の第1胴部材の前端部分の内周部に止水シールを設
けたので、この第1胴部材の前端部分を第2シールド掘
進機のフード部に外嵌させた状態で、第1胴部材とフー
ド部間を止水シールにより確実に止水できる。その他請
求項1〜8の何れかと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る第1シールド掘進機の
縦断面図である。
【図2】第1シールド掘進機の正面図である。
【図3】第1シールド掘進機の縦断面図であり、左半部
は図1のa−a線断面を示し右半部は図1のb−b線断
面を示す。
【図4】止水シール機構(収納状態)を含む要部の縦断
面図である。
【図5】止水シール機構(シール状態)を含む要部の縦
断面図である。
【図6】第2シールド掘進機の縦断面図である。
【図7】第2シールド掘進機の正面図である。
【図8】第2シールド掘進機の縦断面図であり、左半部
は図6のc−c線断面を示し右半部は図6のd−d線断
面を示す。
【図9】洗浄装置(可動ロッド退入状態)の縦断面図で
ある。
【図10】洗浄装置(可動ロッド進出状態)の縦断面図
である。
【図11】図10の要部拡大図である。
【図12】第1,第2シールド(地中接合状態)の縦断
面図である。
【図13】変更例に係る洗浄装置(可動ロッド退入状
態)の縦断面図である。
【図14】洗浄装置(可動ロッド進出状態)の要部の縦
断面図である。
【図15】図14の要部拡大図である。
【図16】別の変更例に係る第2シールド掘進機の縦断
面図である。
【図17】第2シールド掘進機の後側から視た縦断面図
である。
【符号の説明】
1 第1シールド掘進機 2,2A 第2シールド掘進機 10 第1胴部材 11,51 カッターディスク 13,53 チャンバー 14,54 隔壁 15 止水シール機構 22,62 カッタースポーク 25,65 伸縮カッター部材 50 第2胴部材 75 フード部 81 スポーク部材 82 可動ロッド 83 油圧シリンダ 90,100 噴射ノズル 91,101 栓部材 102 油圧シリンダ 110 注入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石丸 裕 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 隈部 毅彦 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 清水 光雄 兵庫県加古郡播磨町新島8番地 川崎重工 業株式会社播磨工場内 (72)発明者 佐藤 安美 兵庫県加古郡播磨町新島8番地 川崎重工 業株式会社播磨工場内 (72)発明者 近藤 保徳 兵庫県加古郡播磨町新島8番地 川崎重工 業株式会社播磨工場内 Fターム(参考) 2D054 AC01 AD02 AD22 BA04 BB05 EA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2シールド掘進機を備え、これ
    ら両シールド掘進機を相接近方向へ掘進させて地中で接
    合するようにした地中接合型シールド掘進機において、 前記第1シールド掘進機は、第1胴部材とカッターディ
    スクとカッター駆動手段とを有し、第2シールド掘進機
    は、第2胴部材と、カッターディスクと、第1胴部材の
    前端部分が遊嵌状に外嵌可能で第2胴部材の前端から前
    方へ延びるリング状のフード部とを有し、 第2シールド掘進機のカッターディスクのスポーク部材
    に、フード部よりも大径側へ部分的に進出した進出位置
    とスポーク部材内に退入した退入位置とに切換え可能な
    可動ロッドと、この可動ロッドを進退駆動する進退駆動
    手段を設け、 前記可動ロッドに、可動ロッドを進出位置にした状態で
    フード部の外面に洗浄水を噴射する噴射ノズルを設けた
    ことを特徴とする地中接合型シールド掘進機。
  2. 【請求項2】 前記第2シールド掘進機に、噴射ノズル
    に高圧の洗浄水を供給する洗浄水供給手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の地中接合型シールド掘進
    機。
  3. 【請求項3】 前記噴射ノズルを閉塞可能な栓部材と、
    この栓部材を開閉駆動可能な開閉駆動手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の地中接合型シール
    ド掘進機。
  4. 【請求項4】 前記両シールド掘進機の地中接合に際し
    て、前記可動ロッドを進出位置に切換え、第2シールド
    掘進機のカッターディスクを回転させながら、噴射ノズ
    ルからフード部の外周面に洗浄水を噴射させ、フード部
    の外周面に付着した土砂を除去することを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載の地中接合型シールド掘進
    機。
  5. 【請求項5】 第1,第2シールド掘進機を備え、これ
    ら両シールド掘進機を相接近方向へ掘進させて地中で接
    合するようにした地中接合型シールド掘進機において、 前記第1シールド掘進機は、第1胴部材とカッターディ
    スクとカッター駆動手段とを有し、第2シールド掘進機
    は、第2胴部材と、カッターディスクと、第1胴部材の
    前端部分が遊嵌状に外嵌可能で第2胴部材の前端から前
    方へ延びるリング状のフード部とを有し、 第2シールド掘進機の胴部材の内側に複数の注入管を周
    方向適当間隔おきに設け、それら注入管の先端をフード
    部の外周面に臨ませ、 地中接合に際して複数の注入管に加圧した洗浄水を供給
    してフード部の外周面を洗浄するとともに、地中接合後
    には複数の注入管のうちの少なくとも一部の注入管から
    外部へ裏込め材を注入可能に構成したことを特徴とする
    地中接合型シールド掘進機。
  6. 【請求項6】 前記第1シールド掘進機のカッターディ
    スクのカッタースポークは、掘削用の拡径状態と第1胴
    部材よりも小径化した縮径状態とに切換え可能な伸縮カ
    ッター部材を備え、第2シールド掘進機のカッターディ
    スクのカッタースポークは、掘削用の拡径状態と第1胴
    部材よりも小径化した縮径状態とに切換え可能な伸縮カ
    ッター部材を備えたことを特徴とする請求項1又は5に
    記載の地中接合型シールド掘進機。
  7. 【請求項7】 前記第1シールド掘進機は、少なくとも
    そのカッターディスクとカッター駆動手段とチャンバー
    仕切る隔壁とを第1胴部材に対して後方へ所定距離後退
    移動可能に構成したことを特徴とする請求項6に記載の
    地中接合型シールド掘進機。
  8. 【請求項8】 前記第1シールド掘進機に、そのカッタ
    ーディスクとカッター駆動手段と隔壁とを後退駆動する
    複数の油圧ジャッキを設けたことを特徴とする請求項7
    に記載の地中接合型シールド掘進機。
  9. 【請求項9】 前記第1シールド掘進機の第1胴部材の
    前端部分の内周部に、この第1胴部材の前端部分を第2
    シールド掘進機のフード部に外嵌させた状態で、第1胴
    部材とフード部間を止水する止水シールを設けたことを
    特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の地中接合型シ
    ールド掘進機。
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