JP2002138436A - 土のう袋 - Google Patents

土のう袋

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JP2002138436A
JP2002138436A JP2000329120A JP2000329120A JP2002138436A JP 2002138436 A JP2002138436 A JP 2002138436A JP 2000329120 A JP2000329120 A JP 2000329120A JP 2000329120 A JP2000329120 A JP 2000329120A JP 2002138436 A JP2002138436 A JP 2002138436A
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sandbag
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Eiji Machida
栄次 町田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隅部に、隣り合わせて連結するための継ぎ手
段を設けることにより、積み上げられた土のうを強固に
結合でき、また土のうの辺間を隣り合わせて結合した幕
状体の形成も可能とする土のう袋を提供する。 【解決手段】 土のう用の土のう袋であって、織成布か
らなる袋基体の隅部に、土のうを連結するための継ぎ手
段を設けてなる土のう袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隅部に、隣り合わ
せて連結するための継ぎ手段を設けることにより、積み
上げられた土のうを強固に結合でき、また土のうの辺間
を隣り合わせて結合した幕状体の形成も可能とする土の
う袋に関する。
【0002】
【従来の技術】袋基体の内部に砂、砂利などの内容物を
充填する土のうは、従来、その平面で互いに重ねて積み
上げて壁状とした一時的な防護壁、堰などの壁体として
用いられてきた。又土のうを辺を隣り合わせて平面状に
連結した幕状体とすることにより広い面積に亘る防護を
可能とする使用方法も考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
土のうは土のう間を結合する継ぎ手段がなく、壁体とし
て用いるときにもその重量による袋間のすべり抵抗、乃
至変形係合により強度を保持しているため、壁体の上段
部分では結合力が不足する場合があり、ときに壁厚さ、
又は積み重ね高さなどを増しておくことも必要となる。
また前記のような、平面状に拡がる幕状体を土のうによ
り形成するには、ロープなどで土のう間を結合すること
も考えられるが、変形自在な袋体であるためかかる作業
は実質的に不能といえる。
【0004】本発明は、隅部に、継ぎ手段を有し、隣合
う土のう間を結合可能とすることにより、壁状体での結
合強度を増し、また土のうの幕状体を形成することによ
って、法面、堤防などの広い範囲の補強のために使用し
うる土のう袋の提供を目的としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記目的を達成するた
めに、本願請求項1の発明は、土のう用の土のう袋であ
って、織成布からなる袋基体の隅部に、土のうを連結す
るための継ぎ手段を設けてなる土のう袋である。
【0006】このように、土のうを継ぎ手段によって連
結でき、土のうを積み重ねた壁状体での結合強度を増
し、また土のうの幕状体を形成することによって、法
面、堤防などの広い範囲の補強のために使用しうること
となる。
【0007】また前記袋基体が、その織成布を麻材とし
た麻袋であり、かつ袋基体に、閉止手段により閉止可能
な開口を形成するとともに、前記継ぎ手段は、袋基体の
4つの隅部にそれぞれ設けることも、前記袋基体の内部
に、水溶性袋に収納された吸水性ポリマーを収納するこ
ともできる。
【0008】なお、前記継ぎ手段を、透孔、締結用の紐
体、又は前記透孔と紐体となどにより形成することも、
前記閉止手段を、ジッパ、面フアスナ、フック、又は開
口に並設した孔部を縫合する紐体により形成することも
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1において、本発明の土のう袋1
は、織成布2からなる袋基体3の隅部Cに、土のうAを
連結するための継ぎ手段4が設けられ、内部に充填材を
封入することにより土のうAを形成でき、通常、25〜
80cm×15〜60cm程度、好ましくは55〜70cm×
40〜50cm程度の平面矩形形状とし、かつと本形態で
は、前記袋基体3は、その織成布2が前記麻糸を織成し
た麻布を用いた麻袋からなる。
【0010】前記袋基体3は、織成布2を2つ折りした
矩形の折曲げ体の折曲げ辺11に平行な長辺と、一方の
短辺(下辺)とを、その周縁に沿い縫い目12を形成し
て縫合するとともに、他方の短辺(上辺)に、例えばジ
ッパ5Aである閉止手段5を設けた開口6を形成してい
る。なお、袋基体3は、2枚の矩形の織成布2の平行な
2つの長辺、一方の短辺を縫合することにより形成する
ことも、縫合にかえて例えば当て布を用いる融着などの
結合手段を用いても形成でき、また編成によって予め一
体にも形成できる。
【0011】また前記織成布2は、袋強度を高めかつ積
み重ね時のすべり抵抗力を増すために前記のように麻布
を用いるとともに、袋基体3の縫合強度を高めるため
に、前記縫い目12を平行な複数条としかつ高強度の糸
を用いている。さらに袋基体3の4隅には隅部Cを囲む
補強用の縫い目14、15を形成する。なお、図1にお
ける下端両側の隅部Cには、この補強用の縫い目14は
L字をなし、上端両側の隅部Cはコ字の縫い目15とし
てその間で前記開口6を形成するとともに、該開口6は
前記のように、本形態ではジッパ5Aである閉止手段5
によって開閉しうる。またジッパ5Aは閉止強度の大き
いものを採用する。
【0012】前記補強用の縫い目14,15が囲む領域
に、図1,2に示すように、前記織成布2を貫通して固
定した、はとめ金具16の孔4Aからなる前記継ぎ手段
4を設けている。なおはとめ金具16は、2枚の織成布
2を貫通し前記継ぎ手段4をなす孔4Aを形成する筒部
17の上下端にフランジ19,19を設けており、この
フランジ19,19によって、前記縫目12,14,1
5を挟圧し、該縫い目12,14,15を補強して袋基
体3の強度を大とする。なお、はとめ金具16は、孔4
Aを設けたフランジ付ネジ筒(図示せず)に、布を挟ん
で螺着すナット板を用いるなど、種々変形でき、さらに
継ぎ手段4としての孔4Aとして金具に換えて、糸など
によりかがり補強した布に穿設した孔4Aとするのもよ
い。
【0013】また、本例では、継ぎ手段4は、前記はと
め金具16の孔4Aと、該孔4Aに保持させた結合紐4
Bとからなり、この係止紐4Bは隣合う土のうAの孔4
Aに通して互いに結合する。なお結合紐4Bは、図1に
示すように、該孔4Aに取り外し不能に結合すること
も、容易に抜き取り可能に保持させることも、1乃至3
つの隅部Cのみに配することもできる。
【0014】また本形態では、水溶性袋21に封入した
吸水性ポリマー22を予め内部に収納している。水溶性
袋21は多糖類、ポリペプチドなどの生体高分子、合成
高分子など、比較的気密性に優れ、かつ容易に水溶する
周知のシートを用いて形成しうる。
【0015】また前記吸水性ポリマー22としては、そ
の重量(g)当たり100〜1000(ml)程度の水
を吸収しうるポリマーであって、例えば、デンプンとア
クリル酸ナトリウム及び架橋材とをグラフト重合した重
合反応物を、又この重合反応物を必要により行われる加
水分解によって生じた反応生成物を、乾燥、粉砕したも
の及びポリアクリル酸ソーダ等からなる吸水性ポリマー
が使用できる。なお前記架橋材は、デンプンとアクリル
酸ナトリウムとの反応生成物を架橋させうるものであれ
ばいかなるものであってもよく、例えばエチレングリコ
ール、トリメチロールプロパン、グリセリンを用いるこ
とができ、又前記重合は、放射線又は電子線照射による
方法、第二セリウム塩触媒又は過酸化水素触媒を用いて
重合させる方法などが挙げられる。
【0016】さらに吸水性ポリマーとして生分解性の植
物性高分子粉末剤を用いることもできる。このものは、
例えば他糖類・単糖類、シナノ科の1年草、タンパク
質、ムコ多糖、単糖グリコシット、ペプチド結合品に、
キシラン、アラビノース、キシロース、ガラクトース、
シムノース、ペクチド等の調節配合発酵醸造乾燥粉末を
用いることもできる。これを単独で使用することも、他
の吸水性ポリマーと混合して除菌、消臭などの効果を付
加することもできる。なお100%の生分解性を有する
ポリマーが好ましいが、それよりも生分解性に劣るもの
も使用できる。さらにこのような生分解性の吸水性ポリ
マーは、使用後に袋体から取出して生分解させることも
できる。
【0017】なお吸水性ポリマー22は、水溶性袋21
に封入することなく直接袋基体に収納することもでき、
そのとき、吸水性ポリマー22をシート状に形成してお
くこともできる。
【0018】水溶性袋21は、閉止手段5を開いて開口
6から投入しうるが、閉止手段5を設けないときには袋
基体3の縫成完了に先立ち予め内部に収納させる。その
ため、予備縫成に際して形成した開口から挿入したの
ち、後仕上げにより開口を閉止することもできる。
【0019】又吸水性ポリマー22は、袋基体3の織成
布2を通る水を吸水することにより膨張するが、平面が
過度に凸とならず、平坦部を有して積み重ねでき、しか
も例えば5段の積み重ねによっても薄くならない程度の
量、例えば、前記60cm×45cmの土のう1におい
ては160〜300g程度、好ましくは180〜220
g程度とし、さらには200g程度とするとともに、前
記植物性高分子粉末材を用いるものは350〜450g
程度を封入する。
【0020】図3は、開口6を開閉する閉止手段5とし
て、面フアスナ5Bを用いるとともに、継ぎ手段4が、
例えば2つの隅部Cには孔4Aを、他の2つの隅部Cに
は結合紐4Bを設けた場合を例示し、この結合紐4B
は、本例では織成布2,2間に挟んで一体に縫合してい
る。なお結合紐4Bは自在な方法で隅部Cに取り付けう
る。さらに、継ぎ手段4として、一端、乃至両端で結合
されるリング状金具(図示せず)とし、また針金、ワイ
アなどの金属紐を用いることもできる。さらに図4に示
すように、継ぎ手段4として、結合紐4Bを4つの隅部
Cに設けるなど種々変形しうる。
【0021】このような土のう袋1は、吸水性ポリマー
22を収納しているときには、袋基体3を通してこの吸
水性ポリマー22に吸水させることにより、膨張体積の
重量となり、また適宜の砂、砂利、その他の重りなどの
重量体を開口6から封入することにより土のうAを形成
しうる。このような土のうAは積み重ねにより壁状体、
堰などを構成しうるとともに、前記継ぎ手段4を用いて
必要な土のうA間を連結することにより壁、堰強度を増
大できる。
【0022】さらに図5に示すように、土のうAを、前
記継ぎ手段4を用いて隣合う辺間で互いに平面状に結合
することにより、土のうAの幕状体Sを構成しうる。こ
のような幕状体Sは、例えば堤防Tの斜面に配して、上
下端など適宜の位置を杭などを用いて固定することによ
り、広い範囲の防護が可能となる。また幕状体Sの上端
側の継ぎ手段4の孔4Aに、幕状体Sを上端で保持する
ためのロープ23を設けることもできる。さらにこのよ
うな幕状体Sは山の法面など自在な傾斜面の防護のため
に利用でき、さらに上端の土のうAのみを固定したの
ち、順次、下方の土のうAを連結することにより前記幕
状体Sを形成することも可能である。
【0023】このように、本発明の土のう袋は種々変形
しうるとともに、前記用途の他、防災現場の水対策、崖
崩れ防止などの回し水、給排水工事現場への対応、地下
水道への流水防止、マンホールピット内の除水、家屋・
車庫への浸水防止、水害対策など、広い用途に使用で
き、また吸水性ポリマー22を収納したときには、地
面、例えば、ゴルフ場のティグランド、野球場のバッタ
ーボックス等において、雨水による水たまりが生じた場
合前記土のう袋1を敷くことにより、素早く水を吸収し
うる吸水体として利用できる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明は、継ぎ手段を具えるこ
とにより、積み上げられた土のうを強固に結合でき、ま
た土のうの辺間を隣り合わせた幕状体を形成でき、防護
面積を増しうる。
【0025】また請求項2の発明は、前記織成布が麻材
からなるため高強度、かつ積み重ね時のすべりを予防し
て積み上げ強度を向上でき、また閉止手段により閉止可
能な開口を有するため、不使用時の保管を容易とし、か
つ目的に応じた内容物の充填を可能とする。
【0026】さらに請求項3の発明は、水溶性袋に収納
された吸水性ポリマーを収納しているため、内容物の充
填作業をなくし取り扱いを容易とする他、吸水体として
も使用しうることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の−実施の形態を例示する土のうの斜視
図である。
【図2】連結用孔を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明の他の形態を例示する斜視図である。
【図4】本発明のさらに他の形態を例示する平面図であ
る。
【図5】一使用状態を例示する斜視図である。
【符号の説明】
1 土のう袋 2 織成布 3 袋基体 4 継手手段 5 閉止手段 6 開口 21 水溶性袋 22 吸水性ポリマー A 土のう C 隅部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】土のう用の土のう袋であって、織成布から
    なる袋基体の隅部に、土のうを連結するための継ぎ手段
    を設けてなる土のう袋。
  2. 【請求項2】前記織成布は、麻材からなり、かつ袋基体
    に、閉止手段により閉止可能な開口を形成するととも
    に、前記継ぎ手段は、袋基体の4つの隅部にそれぞれ設
    けられたことを特徴とする請求項1記載の土のう袋。
  3. 【請求項3】前記袋基体は、内部に、水溶性袋に収納さ
    れた吸水性ポリマーを収納していることを特徴とする請
    求項1又は2記載の土のう袋。
JP2000329120A 2000-10-27 2000-10-27 土のう袋 Pending JP2002138436A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005262072A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Teijin Techno Products Ltd 含水土壌の脱水用袋体、および含水土壌の封じ込め方法
JP2007314992A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Kiyoshi Haraguchi 緊急性水のう袋の製造方法
WO2009082813A1 (en) * 2007-12-31 2009-07-09 Deltalok Inc. Erosion-control structures made with attached sandbags

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