JPH10147919A - 消火用水用簡易堤防 - Google Patents

消火用水用簡易堤防

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JPH10147919A
JPH10147919A JP30779196A JP30779196A JPH10147919A JP H10147919 A JPH10147919 A JP H10147919A JP 30779196 A JP30779196 A JP 30779196A JP 30779196 A JP30779196 A JP 30779196A JP H10147919 A JPH10147919 A JP H10147919A
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JP
Japan
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water
absorbing material
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bag
dike
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Application number
JP30779196A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kawazoe
博史 川添
Yuichi Kaihara
祐一 貝原
Tatsuaki Kinami
達昭 木南
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Hagiwara Industries Inc
Original Assignee
Hagiwara Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸水材を充填した水のうを収納した収納体を
火災現場に搬送し、連結具を用いて迅速に連結して簡易
堤防を形成して水深の少ない河川を堰止めて消火用水を
確保するための消火用水用簡易堤防を提供すること。 【解決手段】 メッシュシートを用いて立体的に形成し
た収納体10に、吸水性ポリマーおよび有機質繊維を混
合し加圧成形した吸水材を充填した水のうを収納し、該
複数個の収納体10を縁加工部同士を、2本のパイプを
並列に接合しパイプ側面の長軸方向にスリットを設けた
連結具40を用いて連結して形成する消火用水用簡易堤
防50である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消火用水用簡易堤防
に関し、さらに詳しくは、吸水材を充填した水のうを収
納体に収納し、その収納体複数個を連結具を用いて連結
してなる堤防であって、火災現場において水量の少ない
河川を堰止めて消火用水を確保する消火用水用簡易堤防
に関する。
【0002】
【従来の技術】火災時に消火用水として河川の水を使用
することが多いが、消防車に搭載した消火ポンプは水深
30cm以下ではポンプ内に空気を吸入してベイパーロ
ックを起こし十分な水圧を確保するのが困難となる。そ
こで従来は、土のうを積上げて簡易堤防を築いて水深を
確保し消火用水を使用するようにしていたが、緊急時に
火災現場の劣悪な条件下で袋に土砂を充填して土のうを
作成するのには多大の人力と時間を要し、急を要する消
火活動にとっては致命的な欠点であった。また近年、都
会では土のうに用いる土を確保するのが困難な状況にな
っている。
【0003】そこで、土のうの代替として吸水性ポリマ
ーを用いた水のうが用いられることがあるが、吸水性ポ
リマーを用いた水のうは吸水後も比重が極めて水に近い
ために、河川を堰止めて水深を形成すると個々の水のう
は浮上して流されてしまうので、土のうと同様の方法で
は使用することが困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軽量で持ち
運びが容易な吸水材を充填した水のうおよびそれを収納
する収納袋を火災現場に搬送し、収納袋を組み立てて水
のうを収納し、複数の収納体を連結具を用いて迅速に連
結して簡易堤防を形成して水深の小さい河川を堰止めて
消火用水を確保するための消火用水用簡易堤防を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は、糸条体を織成してな
るメッシュシートを用いて立体的に形成した収納体の内
部に、吸水材を充填した水のうを収納し、該収納体の縁
加工部同士を連結具を用いて複数個連結して形成する堤
防であって、該水のうは不織布からなる内装袋に吸水材
を充填し、さらに通水性の外装袋で包装してなることを
特徴とする消火用水用簡易堤防を要旨とする。
【0006】また、該吸水材が吸水性ポリマーおよび有
機質繊維を混合し加圧成形した嵩比重0.2g/cm3
上のシートであることを特徴とする。
【0007】さらに、該連結具が2本のパイプを並列に
接合し、それらのパイプの側面の長軸方向にスリットを
設けた構成としたことを特徴とする。
【0008】本発明にあっては、吸水材が吸水し、水の
うが膨潤して収納体内に充満することにより堤防を形成
して河川を堰止めして水深を確保するものである。吸水
材は吸収前は軽量で嵩張らないので保管や運搬に便利で
あり、吸水後は縦横方向に膨潤して水流を堰止めする堤
防を形成するとともに、重量が増加し堤防を固定する錘
として作用するものである。
【0009】また、吸水材として使用される吸水性ポリ
マーは水への親和性が強く、急速に水を接触させると表
面にのみ吸水ゲルが生成し、そのため吸水性ポリマーの
中心部まで水が到達せず吸水能力を有効に活用すること
ができない。このような場合に有機質繊維を混合して用
いると、有機質繊維を介して水が吸水材内部まで移動す
るために、吸水性ポリマーの吸水能力が効率良く作用す
ることができる。
【0010】さらに、上記連結具が2本のパイプを並列
に接合し、それらのパイプの側面の長軸方向にスリット
を設けた構成としたことにより、収納体の側縁稜線部を
縁加工して棒状体を封入した縁加工部をパイプ断面部か
ら挿入し、縁加工部に連なるメッシュシートをパイプの
スリットから外にはみ出すようにしてパイプ内で収納体
の縁加工部を固定することにより、迅速にかつ堅固に複
数個の収納体を連結して簡易堤防を形成するものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の収納体の一実施例
を示す斜視図であって、この収納体10は、糸条体を織
成してなるメッシュシート12を用いて縫製あるいは熱
溶着等により立体的に底部および胴部からなる箱状に形
成される。収納体10が立体的に形成される形状は図1
0および図11に示すように、中に吸水材30を充填し
た水のう36を収納でき、かつ、図12および図13に
示すように、連結具40を用いて連結できる縁加工部2
2を形成できるものであればよく、底部が四辺形であっ
てその上部に胴部が形成され立方体、長方体、側面が台
形を示すもの、側面が三角形を示すものであってもよ
い。これらの内では、水のう36の収納効率や取扱いの
利便性から、立方体あるいは長方体のものが好ましい。
【0012】また、図2に示すように、収納体胴部メッ
シュシート12の一部に防水シート14加工を施すこと
が可能である。特に収納体10を簡易堤防50として使
用する場合の下流側の下部に防水シート14加工を施す
と、簡易堤防50からの水漏れを防止できるので効果的
である。
【0013】収納体10の大きさとしては、上記形状の
一辺の長さが40〜60cm程度にすると取扱い上便利
である。
【0014】収納体10には、図3に示すように、収納
した水のう36の逸脱を防止するために上部の開口部に
蓋材16を設置することができる。また、収納体10の
一部に、図4に示すように、運搬等の便利性のために把
手18を取り付けてもよい。
【0015】上記メッシュシート12は、目の粗い織物
であり、隣合う糸条体間の距離は、好ましくは1〜5m
mである。また、メッシュ部分の空隙面積はシート全体
の面積に対して好ましくは30〜70%である。
【0016】隣合う糸条体間の距離が1mm未満でかつ
空隙面積が30%未満では、通水性が劣るため、河川水
が迅速に吸水材30に到達して吸水材30が吸水し、安
定した堤防を形成するまでに時間が掛かるという不都合
を生じる。また、隣合う糸条体間の距離が5mmを超え
かつ空隙面積が70%を超える場合では、堤防を維持す
るための引張強度を得るためにはデニール数の大きい糸
条体を採用することとなり、この場合には後述する連結
具40を用いた連結が容易でなくなるという不都合が生
じる。
【0017】上記糸条体は、繊度が1000〜1000
0デニールの太さが好ましく、糸条形態としてはマルチ
フィラメント、モノフィラメント、フラットヤーン、ス
プリットヤーン、紡績糸等が用いられる。
【0018】糸条体を形成する素材としては、合成繊
維、再生繊維、天然繊維など堤防を形成し維持できる強
度を有するものであれば特に限定されるものではない
が、強度および連結具40を用いて連結する場合に必要
な柔軟性を備えたものとしてポリエチレン繊維やポリプ
ロピレン繊維などのポリオレフィン繊維、ポリエステル
繊維、ポリアミド繊維などが好ましい。
【0019】本発明に用いるメッシュシート12は、上
記糸条体を経緯糸として織成したものであり、引張強度
が縦方向、横方向共に150kg/3cm以上であるこ
とが好ましい。つまり、引張強度が150kg/3cm
未満では、堰止めた水量を維持確保する堤防の強度を得
ることができないからである。
【0020】上記メッシュシート12には、樹脂コート
などによる目止め加工や難燃処理が施されていても差し
支えない。
【0021】前記収納体10には、図5に示すように、
側縁稜線部に縁加工部22を設け棒状体20を封入可能
に構成されていることが肝要である。
【0022】棒状体20を封入する第1の目的は、収納
体10の補強用で、堤防が堰止めした水量により受ける
荷重に耐えて堤防の形状を維持する効果がある。
【0023】棒状体20を封入する第2の目的は、連結
具40を用いて収納体10を連結する際に、棒状体20
を連結具40の止め材として使用するものである。
【0024】棒状体20を封入する第3の目的は、収納
体10の折畳み、組立て等の作業上側縁部の棒状体20
を人手で把むことにより取扱いが容易になるものであ
る。
【0025】棒状体20を封入する縁加工部22の位置
は、とくに限定されないが、立方体の場合であれば、例
えば12稜線の内、連結などに必要な8稜線に封入する
など必要に応じて設ければよい。
【0026】棒状体20としては、例えば、合成樹脂製
の他、ステンレス製あるいはFRP製などの材料が用い
られる。
【0027】本発明に使用される吸水材30は、吸水性
ポリマー24および有機質繊維26を混合して用いられ
ることが好ましい。
【0028】吸水性ポリマー24としては、デンプン
系、セルロース系、合成ポリマー系など公知のポリマー
が用いられる。
【0029】具体的には、デンプン系としてはデンプン
ーアクリル酸グラフト重合体、デンプンーポリアクリロ
ニトリルグラフト重合体加水分解物、カルボキシメチル
化デンプンなど、セルロース系としてはカルボキシメチ
ル化セルロースなど、合成ポリマー系としては、ポリア
クリル酸塩系、ポリアクリロニトリル加水分解物、ポリ
ビニルアルコール架橋物などが挙げられる。
【0030】上記有機質繊維26としては、紙、パル
プ、木綿などの天然繊維、レーヨン、アセテートなどの
再生繊維、ポリエステル、ポリアミド、アクリルなどの
合成繊維などが挙げられる。これらの内では、紙の粉砕
物やパルプが好ましく、中でもパルプが最も好ましい。
【0031】吸水性ポリマー24と有機質繊維26の混
合割合は、好ましくは10/90〜50/50、より好
ましくは20/80〜40/60である。
【0032】これらの吸水性ポリマー24および有機質
繊維26混合物は、該混合物をロールプレス機等により
加圧成形して嵩比重が好ましくは0.2g/cm3以上、
より好ましくは0.3g/cm3以上となるように所定形
状に成形される。
【0033】加圧成形物の形状は任意でよく、例えば、
球形状、円筒状、直方体状、棒状、シート状など種々の
形状が挙げられる。これらの中では、例えば図6に示す
ように、有機質繊維からなる吸水紙28を両側にして中
間部に該混合物を介在させ加圧成形したシート状物が、
吸水材30としての吸収効率が良く取扱いが容易で最も
好ましい。
【0034】上記シート状物の場合に、シート厚みは特
に限定されるものではないが、急速にシート内部に水が
移動するためには、好ましくは2mm以下、より好まし
くは1mm以下である。
【0035】この吸水材30には、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲において、比重調節材として無機充填材を混
合してもよい。無機充填材の具体例としては、比重の大
きい硫酸バリウム、重晶石等が挙げられる。
【0036】こうして得られた吸水材30は、不織布か
らなる内装袋32に充填され、内装袋32はさらに通水
性の外装袋34に包装されて水のう36が形成される。
【0037】内装袋32として用いられる不織布として
は、吸水前の吸水性ポリマー24や吸水後の吸水ゲルが
脱落しない程度のメッシュを有する不織布であればよ
く、ポリオレフィン系樹脂を用いてスパンボンド法、メ
ルトブロー法等公知の方法で製造された不織布等が用い
られる。
【0038】これらの素材を縫製、熱溶着等により一端
が開口する袋体を作成し、吸水材30を充填後、開口部
を縫製または熱溶着等により閉じる。
【0039】上記ポリオレフィン系樹脂からなる不織布
は通水性が劣るので、親水加工を施すことが肝要であ
る。親水加工法としては、界面活性剤を添加あるいは塗
布するなど公知の方法が採用される。
【0040】水のう36の大きさは収納する収納体10
の形状から決められ、充填する吸水材30の量は1個の
水のう36の吸水後の重量が20kg程度になるように
設定される。
【0041】吸水材30がシート状物の場合には、図7
に示すように、この内装袋32に吸収体シートを折重ね
て充填し、さらに外装袋34に包装して水のう36が形
成される。
【0042】充填するシートは、例えば、40cm幅の
シートを長さ40cmに蛇腹折りして15枚程度重ねた
ものが用いられる。
【0043】外装袋34としては、上記吸水材30を充
填された内装袋32を包装可能でかつ通水性が良好であ
れば特に限定されないが、強度的にも好適なものとして
は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフ
ィン系樹脂を延伸加工して形成したモノフィラメントを
織成したメッシュシート12あるいはラッセル編みした
編布などが挙げられる。これらのうちでは、ラッセル編
布が柔軟で防滑性があり好ましい。
【0044】これらの素材を縫製、熱溶着等により一端
が開口する袋体を作成し、吸水材30を充填した水のう
36を包装後、縫製または熱溶着等により閉じて、吸水
材30が吸水後にも容易に破損することのないよう包装
する。
【0045】外装袋34の大きさとしては、前記収納体
10の形状から限定されるが、例えば、タテ×ヨコが4
5cm×50cm程度に設定される。
【0046】このようにして、内装袋32に充填し、外
装袋34で包装して外装袋34開口部を縫製または熱溶
着して形成した水のう36を前記収納体10に収納し
て、連結具40を用いて連結して簡易堤防50を形成し
て河川の堰止め用に使用するものである。
【0047】シート状吸水材30を充填した水のう36
の厚みは、シート15枚を重ねたものは吸水前で約20
mmであるが吸水後は約140mmとなるので、通常1
個の収納体10に水のう36を4個程度収納して用いる
のが強度的にも取扱い上も好ましい。
【0048】水のう36の収納方法としては、図10に
示すように、4個の水のう36を水平に段積みしてもよ
いが、図11に示すように、4個の水のう36を垂直に
立てて河川の流れ方向に平行に並べてもよい。このよう
に並べると、水のう36が吸水すると川幅方向に膨潤し
て拡大するので簡易堤防50に隙間を生じることなくよ
り効果的に水流を堰止めすることができる。
【0049】簡易堤防50を河川に設置する際には、河
川が急流の場合には、収納体10に土石などを錘として
投入して簡易堤防50の流失を防止してもよい。
【0050】水のう36に使用された内装袋32および
外装袋34は、使用後吸水材30を詰め替えることによ
り再利用が可能である。
【0051】本発明に使用される連結具40は、2本の
パイプ42を並列に接合し、それらのパイプ42の側面
の長軸方向にスリット44を設けたものである。
【0052】上記パイプ42の内径は10〜20mm程
度が好ましく、スリット44幅は2〜8mm程度が好ま
しい。
【0053】2本のパイプ42の接合方法の一例として
は、図8に示すように、スリット44の方向がおよそ1
80゜異なる方向に向くように配置し、スリット44の
背面側を強固に接合するか、あるいは同図の形状を一体
物として製造するのが好ましい。接合した2本のパイプ
42にはさらに補強板46を接合するのがより好まし
い。
【0054】上記連結具40の材質は、金属製や合成樹
脂製など特に限定されないが、収納体10を連結して堤
防を形成した場合に、メッシュシート12が有する引張
強度以上の強度を有することが肝要である。
【0055】これらの材質の内では、ポリエチレン製で
あって、上記形状のものを異形押出成形法で一体化して
成形されたものが好ましい。
【0056】本発明において、上記連結具40を用いて
前記収納体10を連結する方法としては、図9に示すよ
うに、収納体10の側縁稜線部に設けられた棒状体20
をメッシュシート12に封入した縁加工部22をパイプ
42断面部から挿入し、、縁加工部22に連なるメッシ
ュシート12をパイプ42のスリット44から外にはみ
出すようにしてパイプ42内で収納体10の縁加工部2
2を固定するものである。
【0057】連結する収納体10の縁加工部22は、例
えば、収納体10を横一列に連結する場合においては、
図12に示すように、河川上流側に向かって収納体10
の左右側面の2箇所の縁加工部22を連結し、あるいは
図13に示すように、河川上流側の左右側面の2箇所の
縁加工部22と下流側の左右側面の2箇所の縁加工部2
2の計4箇所を連結して簡易堤防50を形成する。連結
は横方向と同様に、縦方向にも連結可能である。
【0058】
【実施例】繊度が3000デニールのポリエステルマル
チフィラメントを打込密度7×7本/インチで平織で織
成し、隣合う糸条間の間隔が2.5mmのメッシュシー
ト12を得た。このメッシュシート12に塩化ビニルで
被覆し、目止めおよび難燃処理を施した。このメッシュ
シート12の引張強度は、タテ180kg/3cm、ヨ
コ170kg/3cmであった。目付けは430g/m
2であった。
【0059】このメッシュシート12を用いて、55c
m×55cm×55cmの箱状に縫製して収納体10を
形成した。箱状の縦4箇所の側縁稜線部と上面の周囲4
箇所の側縁稜線部には縁加工部22を施し、直径8mm
のステンレス製パイプを補強用に封入した。こうして得
られた収納体10は、図3、図4に示すように、上部に
水のう36逸脱防止用の蓋材16および把手18を取り
付けた。
【0060】次に、ポリプロピレン製モノフィラメント
を用いて打込密度26×16本/インチで平織で織成
し、目付け130g/m2のメッシュシート12を得
た。このメッシュシート12を用いて縫製し45cm×
50cmの外装袋34を得た。このメッシュシート12
の通気量をJISL1096に準拠して測定したとこ
ろ、210cm3/m2/s(7枚重ね)で十分な通水性
を有する外装袋34として使用可能であった。
【0061】スパンボンド法により製造された目付け2
0g/m2の不織布に界面活性剤を塗布して親水加工を
施し、吸水材30の内装袋32とした。
【0062】吸水材30として、ポリアクリル酸ナトリ
ウムと繊維状パルプを1:4の比率で混合して用い、吸
水紙28を両面にし前記吸水材30を中間に積層しロー
ルプレス機で、温度80℃、圧力150kg/cm2
加圧成形し、厚み0.9mm、目付け270g/m2、嵩
比重0.3g/cm3のシートを得た。
【0063】上記吸水材30シートを40cm幅に裁断
し、折幅40cmで15枚重ねて蛇腹折りとして前記内
装袋32に充填し、さらに前記外装袋34で包装して水
のう36を得た。
【0064】水のう36の吸水前の形状は、平面が45
cm×50cm、厚み2cm、重量0.6kgであっ
た。
【0065】一方、高密度ポリエチレンを用いて異形押
出成形法により、図8に示すようなパイプ内径が10m
m、パイプ側面に設けられたスリット幅4mmで、2本
の背中合わせに接合されたスリット44の開放方向がお
互いに90゜である連結具40を形成した。
【0066】このようにして得られた収納体10、水の
う36、連結具40を消火用水を確保するための河川に
運搬した。
【0067】まず、収納体10を組み立て、ついで連結
具40を用いて収納体10を連結した。この連結具40
を用いて前記収納体10を連結する方法として、図9に
示すように、収納体10の側縁稜線部に施された縁加工
部22に封入されたステンレス製棒状体をメッシュシー
ト12ごと連結具40のパイプ42内に挿入し、メッシ
ュシート12をパイプ42のスリット44からはみ出し
て連結具40と収納体10を固定し、複数の収納体10
を連結した。
【0068】ついで、図10に示すように、1個の収納
体10に4個水のう36を収納し、図13に示すよう
に、3個の収納体10を連結して簡易堤防50を形成
し、河川底に配置し、連結した収納体10の両端にロー
プを結んで両岸に固定した(図示せず)。
【0069】河川底に配置された収納体10中の水のう
36は、水が付着後5分間で吸水材30が飽和状態とな
った。
【0070】水のう36の形状は、吸水前には45cm
×50cm×厚み2cmmであったが、吸水後は38c
m×42cm×厚み14cmとなり、図15に示すよう
に、1個の収納体10に収納した4個の水のう36の高
さは56cmとなり収納体10に一杯に充満した。
【0071】1個の水のう36の重量は20kgであっ
た。このときの吸水性ポリマー24の吸水量は187g
/gであった。
【0072】このようにして、河川底に簡易堤防50を
設けることにより、5分間で高さ55cmまでの水位が
確保できるので、消火用水用簡易堤防50として十分な
機能を得ることができた。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め用意した軽量で運搬に便利な吸水材30を充填した
水のう36を収納した収納体10を、連結具40を用い
て火災現場で迅速に連結して簡易堤防50を形成するこ
とにより、水量の少ない河川を堰止めて、水位が収納体
10の高さまで確保できる消火用水用簡易堤防50を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における収納体の斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例における収納体においてメッ
シュシートの一部に防水シートを設けた斜視図である。
【図3】本発明の一実施例における収納体において水の
う逸脱防止用の蓋材を取り付けた斜視図である。
【図4】本発明の一実施例における収納体において把手
を取り付けた斜視図である。
【図5】本発明の一実施例における収納体の側縁稜線部
に縁加工部を設けて棒状体を封入した斜視図である。
【図6】本発明の一実施例における吸水材として、有機
質繊維からなる吸収紙を両側にして吸水性ポリマーと有
機質繊維の混合物を中間に介在させて加圧成形して得ら
れたシートの模式断面図である。
【図7】本発明の一実施例において吸水材シートを不織
布からなる内装袋に充填し、外装袋で包装した水のうの
模式断面図である。
【図8】本発明の一実施例における連結具を示す斜視図
である。
【図9】本発明の一実施例において連結具を用いて収納
体の縁加工部を連結する状態の説明図である。
【図10】本発明の一実施例において水のう4個を収納
体内に水平に段積みした状態図である。
【図11】本発明の一実施例において水のう4個を収納
体内に垂直に配置した状態図である。
【図12】本発明の一実施例において収納体の2縁加工
部で連結した状態図である。
【図13】本発明の一実施例において収納体の4縁加工
部で連結した状態図である。
【図14】本発明の一実施例において収納体内に段積み
した水のう4個が吸水後膨潤して収納体内に充満した状
態図である。
【符号の説明】
10.収納体 12.メッシュシート 14.防水シート 16.蓋材 18.把手 20.棒状体 22.縁加工部 24.吸水性ポリマー 26.有機質繊維 28.吸水紙 30.吸水材 32.内装袋 34.外装袋 36.水のう 40.連結具 42.パイプ 44.スリット 46.補強板 50.簡易堤防

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸条体を織成してなるメッシュシートを
    用いて立体的に形成した収納体の内部に、吸水材を充填
    した水のうを収納し、該収納体の縁加工部同士を連結具
    を用いて複数個連結して形成する堤防であって、該水の
    うは不織布からなる内装袋に吸水材を充填し、さらに通
    水性の外装袋で包装してなることを特徴とする消火用水
    用簡易堤防。
  2. 【請求項2】 該吸水材が吸水性ポリマーおよび有機質
    繊維を混合し加圧成形した嵩比重0.2g/cm3以上の
    シート状であることを特徴とする請求項1に記載の消火
    用水用簡易堤防。
  3. 【請求項3】 該連結具が2本のパイプを並列に接合
    し、それらのパイプの側面の長軸方向にスリットを設け
    た構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項2に
    記載の消火用水用簡易堤防。
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