JP2002138416A - 高架構造物の構築方法、架設装置、及び構築装置 - Google Patents

高架構造物の構築方法、架設装置、及び構築装置

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JP2002138416A JP2000331520A JP2000331520A JP2002138416A JP 2002138416 A JP2002138416 A JP 2002138416A JP 2000331520 A JP2000331520 A JP 2000331520A JP 2000331520 A JP2000331520 A JP 2000331520A JP 2002138416 A JP2002138416 A JP 2002138416A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路の占有を極力避けながら高架構造物を構
築する。 【解決手段】 建設予定ラインに沿って間隔的に柱1を
立設し、その柱1上に梁2を架け渡すことで高架線を構
築する方法において、既設の梁2の前端に、路面に対し
移動可能な支柱12によって前端が支持され且つ後端が
既設の梁2上を走行可能な台車15によって支持された
ガーダー11と該ガーダー11に沿って走行可能な少な
くとも前後2つのホイスト16A、16Bとを有してな
る架設装置10を配備し、既設の梁2によって作られた
軌道を利用して既設の梁2よりも前方に建て込む柱1と
梁2を搬送し、その搬送した柱1と梁2を、架設装置1
0で受け取って既設の梁2の前方に建て込むことによ
り、高架線を1スパン分延長し、これを架設装置10を
1スパンずつ前進させながら繰り返すことにより、連続
した高架線を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新交通システムの
軌道等を構成する高架構造物を構築するための方法、同
方法に使用する架設装置、及び、同架設装置を含む高架
構造物の構築装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都市域での交通渋滞解消を目的に、比較
的軽便・軽量な新交通システムを、渋滞道路の中央部
(中央分離帯など)に導入しようとするアイデアが近年
多く計画されている。この場合、建設予定ラインに沿っ
て間隔的に柱(径600mm、長さ5m程度のもの)を
立設し、その柱上に梁(断面400mm×600mm、
スパン12m〜15m程度のもの)を架け渡すことで、
軌道となる高架構造物を構築することになる。柱や梁の
重量は3tくらいの規模である。
【0003】従来、これらの柱と梁を建て込んで、軌道
として使用する高架構造物を構築する場合には、道路を
使用してトラック等で資材を施工現場に運び込み、それ
を施工現場の道路上に設置したレッカーで所定位置に建
て込むことで、高架構造物を順次延長施工するという方
法が一般的であり、その方法が最も経済的で早い方法と
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、道路を利用し
て資材の搬送を行うと、資材の搬送による道路の渋滞の
問題が生じる上に、現場へ資材を搬送した後にそれをレ
ッカーで受け取って建て込むまでに広い作業スペースが
必要であり、また、レッカーを使用する際に、道路上に
大きな占有スペースを確保する必要があるので、既設道
路の一部占拠による交通規制が必要となるという問題が
あった。
【0005】本発明は、上記事情を考慮し、道路の占有
を極力避けながら高架構造物を構築することのできる構
築方法、それに使用する架設装置、及び構築装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、建設
予定ラインに沿って間隔的に柱を立設し、その柱上に梁
を架け渡すことで高架構造物を構築する方法において、
いままでに施工し終わった既設梁の前端に、路面に対し
移動可能な支柱によって前端が支持され且つ後端が既設
梁上を走行可能な台車によって支持されたガーダーと該
ガーダーに沿って走行可能な少なくとも前後2つのホイ
ストとを有してなる架設装置を配備し、既設梁によって
作られた軌道を利用して既設梁よりも前方に建て込む柱
と梁を搬送し、その搬送した柱と梁を、前記既設梁の前
端に配備した架設装置で受け取って既設梁の前方に建て
込むことにより、高架構造物を1スパン分延長し、これ
を前記架設装置を1スパンずつ前進させながら繰り返す
ことにより、連続した高架構造物を構築することを特徴
とするものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の高架構
造物の構築方法において、前記柱と梁をヒンジで結合し
たユニットとし、柱を梁と共に水平に揃えた姿勢に保ち
ながら、該ユニットを既設梁を利用して既設梁の前端ま
で搬送し、搬送したユニットを前記架設装置で受け取っ
た後、ヒンジを支点にしてユニットの柱を下方に回動さ
せて所定位置に垂直に建て込むと共に、ユニットの梁を
水平姿勢で既設梁の前方に架設することを特徴とするも
のである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の高架構造物の構築方法において、前記高架構造物を複
線で構築する場合に、前記架設装置の構成要素である支
柱とガーダーと台車は各既設梁毎にそれぞれ装備すると
共に、ホイストは各ガーダーに共有の要素して、前後の
ものを組として1セットだけ装備し、この1セットのホ
イストを、該ホイストの走行レールごと、各ガーダー間
で移動可能に装備し、1つの高架線をなす既設梁によっ
て作られた軌道を利用して各既設梁の前方に建て込む柱
と梁を搬送し、搬送に利用した既設梁の前端に配したガ
ーダーに、前記ホイスト及びホイストレールを移動した
状態で、該ホイストにより、搬送してきた柱と梁を受け
取り、当該搬送に利用した既設梁の前方に、搬送してき
た柱と梁を建て込む場合は、そのままの位置で、ホイス
トを利用して柱と梁の建て込み作業を行い、他の既設梁
の前方に、搬送してきた柱と梁を建て込む場合は、柱と
梁を受け取ったホイストをホイストレールごと、次に施
工しようとする既設梁上のガーダーに移動した上で、該
ホイストを利用して柱と梁の建て込み作業を行うことを
特徴とするものである。
【0009】請求項4の発明は、いままでに施工し終わ
った既設梁の前端に配備されて、既設梁上を搬送されて
きた柱と梁を既設梁の前方の建設ライン上に建て込む高
架構造物の架設装置において、下端に路面上を移動する
ための移動用車輪を有する支柱と、既設梁に跨った状態
で既設梁に沿って走行可能とされた台車と、前端が前記
支柱の上端に支持され且つ後端が前記台車に支持された
状態で建設予定ラインに沿って配されたガーダーと、前
記台車に装備され、台車とガーダーと支柱とを建設予定
ラインに沿って一体に前進させる走行駆動機構と、前記
ガーダーに沿って走行可能とされた前後2つのホイスト
と、を具備することを特徴とするものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項4記載の高架構
造物の架設装置において、前記台車に、ガーダーの転倒
を防止する転倒防止装置が装備されていることを特徴と
するものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項4または5記載
の高架構造物の架設装置において、前記台車に、建設予
定ラインが曲線のときにガーダーを該曲線に沿って旋回
させる旋回装置が装備されていることを特徴とするもの
である。
【0012】請求項7の発明は、請求項4〜6のいずれ
かに記載の高架構造物の架設装置において、前記台車
に、該台車の移動をロックするロック装置が装備されて
いることを特徴とするものである。
【0013】請求項8の発明は、高架構造物を複線で構
築する場合に利用する架設装置であって、請求項4〜7
のいずれかに記載の架設装置の構成要素である支柱とガ
ーダーと台車を各既設梁毎にそれぞれ装備すると共に、
ホイストを各ガーダーに共有の要素として、前後のもの
を組として1セットだけ装備し、この1セットのホイス
トを、該ホイストの走行レールごと、各ガーダー間で移
動可能に装備したことを特徴とするものである。
【0014】請求項9の発明は、高架構造物を構築する
ための装置であって、請求項4〜8のいずれかに記載の
架設装置と、柱と梁を搬送するために搬送に使用する既
設梁上に装備された無人搬送車とを備えたことを特徴と
するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1を用いて、本発明を、新交通シ
ステムの高架軌道(高架構造物)を道路中央に構築する
場合に適用した第1実施形態の構築方法を説明する。
【0016】本実施形態の構築方法では、まず、いまま
でに施工し終わった既設梁2上に、これから建て込もう
とする資材(柱1と梁2)を搬送するための2台の無人
搬送車20A、20Bを配備する。また、既設梁2の前
端に、既設梁2の前端まで搬送した柱1と梁2を受け取
って、所定の施工場所に建て込むための架設装置10
を、従来方法のレッカーの代わりに配備する。
【0017】2台の無人搬送車20A、20Bは、既設
梁2の上を自由に往来できるものであり、2台で柱1や
梁2の前部と後部を分担して保持することにより、既設
梁2を軌道として利用しながら、柱1と梁2を既設梁2
の前端まで空中搬送できるようになっている。ここで
は、走行駆動装置は、後側の無人搬送車20Aにのみ備
わっており、後側の無人搬送車20Aは自走台車となっ
ているが、前側の無人搬送車20Bは従動台車となって
いる。各無人搬送車20A、20Bは、台車本体22の
上部に資材保持機構23を備えると共に、任意の位置で
停止できるようにロック装置(特に符号を付して示さ
ず)を備えたものである。
【0018】既設梁2の前端に配備された架設装置10
は、下端に路面上を移動するための移動用車輪13を有
する前端支柱12と、既設梁2に跨った状態で既設梁2
に沿って走行可能とされたサドル型の台車15と、前端
が前記前端支柱12の上端に支持され且つ後端が前記サ
ドル型の台車15に支持された状態で建設予定ラインに
沿って配されたガーダー11と、前記台車15に装備さ
れ、台車15とガーダー11と支柱12とを建設予定ラ
インに沿って一体に前進させる走行駆動機構(図示略)
と、ガーダー11に固定されたホイストレール14に沿
ってガーダー11の長手方向にそれぞれ独立して走行可
能とされた前後2つのホイスト(電動チェーンブロッ
ク)16A、16Bとを具備している。
【0019】ガーダー11は、既設梁2の前方に次のス
パンの梁2を架け渡せる長さに設定されている。ガーダ
ー11は、左右のトラス11a、11aを逆U字形に一
体に組み合わせて、左右のトラス11a、11a間に前
後方向に一直線に延びるホイストレール14を取り付け
たもので、左右のトラス11a、11aから下方に延ば
した左右の支持フレーム11b、11bにより、後端部
が台車15上に支持されており、左右のトラス11a、
11a及び左右の支持フレーム11b、11bの間のス
ペースを通して、既設梁2上を運ばれてきた資材(柱1
と梁2)をホイスト16A、16Bで受け取って、既設
梁2の前方に移送することができるようになっている。
【0020】サドル型の台車15上には、架設装置10
の転倒を防止する転倒防止装置17や、建設予定ライン
が曲線のときにガーダー11を該曲線に沿って旋回させ
る旋回装置(図示略)、架設装置10を任意の位置にロ
ックするロック装置(図示略)などが装備されている。
なお、前端支柱12は、架設時や移動時にガーダー11
の先端でも荷重を支持できるようにすることで、架設装
置10全体の重量を軽くしている。
【0021】以上のように無人搬送車20A、20Bや
架設装置10を配備した上で、高架線の延長施工を次の
ように行う。
【0022】まず、既設梁2上を走行する無人搬送車2
0A、20Bによって、既設梁2よりも前方に建て込む
柱1と梁2を搬送する。搬送したら、その柱1と梁2
を、既設梁2の前端に図のようにロックした架設装置1
0で受け取る。即ち、架設装置10のホイスト16A、
16Bを適当に操作しながら、柱1や梁2の前端と後端
とを分担して水平に吊り上げる。そして、既設梁2の前
方に移送した上で、建設予定ラインの所定施工位置に建
て込む。例えば、架設装置10の前後2つのホイスト1
6A、16Bを操作することにより、水平な姿勢で運び
込んだ柱1を垂直に立てて施工予定位置に建て込む。ま
た、水平な姿勢で運び込んだ梁2を水平に吊り降ろして
既設梁2の前端に架け渡す。これにより、既設梁2(高
架線)を1スパン分延長することができる。
【0023】柱1と梁2の建て込み作業が終了したら、
サドル型の台車15に備えたロック装置を解除し、走行
駆動装置を制御して、次のスパンに自力で移動する。こ
のときは、先端の支柱12の最下端に設けた移動用車輪
13を作動させる。そして、次のスパンに移動したら、
上記と同じ作業を繰り返す。以降、架設装置10を1ス
パンずつ前進させながら、柱1と梁2の建て込み作業を
繰り返すことにより、連続した高架線を構築する。
【0024】なお、柱1と梁2の建て込み時に、前端の
支柱12の最下端にジャッキを設置して、荷重を確実に
受けられるようにしてもよい。
【0025】以上の構築方法によれば、資材(柱1と梁
2)の搬送を、既設の道路を使わずに既設梁2を利用し
て行うので、搬送による道路の占拠がない。また、架設
装置10は、その主たる要素のガーダー11が既設梁2
の延長上にあり、その他の要素(支柱12や台車15)
を含めてほとんど全ての要素が、建設予定ライン上の施
工領域内に収まるものであるから、従来のレッカーを使
用する場合のように占有面積が大きくならず、道路の一
部を占拠するようなことがない。従って、搬送時におい
ても架設作業時においても道路を占拠することがないの
で、特別な交通規制の必要がなく、更なる渋滞を引き起
こすおそれがなくなる。
【0026】また、無人搬送車16A、16Bが次の資
材を取りに行っている間に、架設装置10によって柱1
や梁2の建て込み作業ができるため、工期短縮が図れ
る。また、ガーダー11の旋回機能を使うことにより、
曲率のある走行線形の梁架設も可能である。
【0027】また、上述した揚重作業の際、及び、架設
装置10を移動する際に、架設装置10のガーダー11
は、前端が支柱12で後端が台車15で両持支持されて
いるので、安定した状態で保たれる。従って、軽量であ
りながら、大重量物の吊り上げ吊り下げに耐えるように
ガーダー11設計することが可能であり、コストを抑え
られる。
【0028】次に、高架線を複線で構築する場合の第2
実施形態を、図2〜図6を参照して説明する。図2は側
面図、図3は平面図、図4、図5は各所の断面図であ
る。
【0029】複線(本例の場合は2線)を構築する場合
は、複線式の架設装置50を既設梁2の前端に配備し、
無人搬送車60A、60Bをどちらか一方の既設梁2上
にのみ配備する。片方の既設梁2にだけ無人搬送車60
A、60Bを配備するのは、資材の搬送が、片方の既設
梁2を使うだけで足りるからである。
【0030】自走式の無人搬送車60Aと従動式の無人
搬送車60Bには、図4(b)に示すように、台車本体
62の上部に資材保持機構63が設けられ、台車本体6
2の下部に、任意の位置で停止するためのロック装置6
4が設けられている。
【0031】架設装置50は、各既設梁2毎に装備され
た左右の支柱52L、52Rと、左右のガーダー51
L、51Rと、左右の台車55L、55Rとを有する。
左右の支柱52L、52Rの下端には、路面上を移動す
るための移動用車輪53が備わっている。また、台車5
5L、55Rは、各既設梁2に跨がるサドル型をなして
おり、各既設梁2に沿って走行できるようになってい
る。各台車55L、55Rには、図4(a)に示すよう
に、走行駆動機構(図示略)と、転倒防止装置57と、
旋回装置(図示略)と、ロック装置58とが装備されて
いる。
【0032】ガーダー51L、51Rは、各既設梁2毎
に左右個別に設けられているが、ホイストレール54及
びホイスト56A、56Bは、両ガーダー51L、51
Rに共通に1セットだけ設けられている。そして、ホイ
ストレール54の主要部とホイスト56A、56Bと
が、左右のガーダー51L、51R間で移動できるよう
になっている。
【0033】その点を詳しく述べる。図5(a)に示す
ように、ガーダー51L、51Rは、左右の下端ビーム
51a、51a間に渡した横材72を介して、左右のガ
ーダー51L、51R間に渡した横移動レール71を吊
り支持している。吊り支持部には調整機構73が設けら
れており、横移動レール71の吊り高さや吊り位置を、
矢印(イ)や(ロ)方向に調整できるようになってい
る。これは、左右のガーダー51L、51Rの位置や姿
勢に応じて、バランスよく横移動レール71を支持する
必要があるためである。
【0034】図2に示すように、ホイストレール54
は、前半部の可動レール54Aと、後半部の固定レール
54Bと、前端部の短尺の固定レール54Cとから構成
されている。固定レール54B、54Cは、片方のガー
ダー51L(他方のガーダー51Rでもよい)に固定的
に設けられ、可動レール54Aは、ジョイント手段54
Jにより、固定レール54B、54Cに連結したり、固
定レール54B、54Cから切り離したりできるように
なっている。
【0035】可動レール54Aは、図5(a)、(b)
に示すように、横移動レール7上を移動可能とされた移
動台74に保持されており、左右のガーダー51L、5
1R間で矢印(ハ)のように移動できるようになってい
る。ホイスト56A、56Bは、可動レール54Aと共
に移動できるように設けられ、可動レール54Aを固定
レール54B、54Cと連結した場合には、可動レール
54A上はもちろんのこと、そのまま連続して、固定レ
ール54B、54C上をも自由に走行できるようになっ
ている。
【0036】各ガーダー51L、51Rの後部は、図
2、図4(a)に示すように、左右の下端ビーム51
a、51aから下方に延ばした支持フレーム51b、5
1bによって台車55L、55R上に支持されており、
左右の支持フレーム51b、51bの間のスペースを通
して、既設梁2上を運ばれてきた資材(柱1と梁2)を
ホイスト56A、56Bに受け渡せるようになってい
る。
【0037】次に実施形態の高架線の構築方法について
説明する。ここでは、柱1と梁2をヒンジ3で結合した
ユニットUとして、資材を搬送するようにしている。柱
1と梁2は、施工時の位置関係が決まっているので、そ
の位置関係を忠実に再現できるように、ヒンジ3で、柱
1の上端4を梁2の下面に連結している。そして、ユニ
ットUとして移動する際には、柱1を水平に持ち上げ梁
2に揃えた状態を、梁2に設けた滑車5と、ロープ6
と、柱固定用のレバーブロック7とで保持している。
【0038】施工に当たっては、まず、上記ユニットU
を片方の既設梁2を利用して架設装置50まで搬送す
る。次に、搬送に利用した既設梁2の前端に配したガー
ダー51L(51Rでもよい)に、ホイスト56A、5
6B及びホイストレール(可動レール54A)を移動し
固定した状態で、ホイスト56A、56Bにより、搬送
してきたユニットUを受け取る。そして、固定レール5
4Bから可動レール54Aにホイスト56A、56Bを
移動し、ユニットUを施工予定位置の上方に移送する。
【0039】ここで、搬送に利用した既設梁2の前方
に、そのまま搬送してきたユニットUの柱1と梁2を建
て込む場合は、そのままの位置で、ホイスト56A、5
6Bを利用して建て込み作業を行う。
【0040】また、他の既設梁2の前方に、搬送してき
たユニットUの柱1と梁2を建て込む場合は、図6に示
すように、ユニットUを受け取ったホイスト56A、5
6Bを、可動レール54Aごと、次に施工しようとする
既設梁2上のガーダー51Rに移動した上で、ホイスト
56A、56Bを利用して建て込み作業を行う。
【0041】ユニットUの状態で運んでから、建て込み
作業を行うまでの操作は次のように行う。まず、図2に
示すように、柱固定用レバーブロック7を操作してロー
プ6を弛めながら、水平に保持した柱1をヒンジ3を支
点にして下方に回動させる。そして、所定位置に垂直に
柱1を建て込むと共に、梁2を水平姿勢で既設梁2の前
方に架設する。これにより、簡単に柱1と梁2の建て込
みを終えることができる。あとは、以上の作業を順次繰
り返すことで、1スパンずつ高架線を延長施工すること
ができる。
【0042】このように、柱1と梁2をヒンジ3で結合
したユニットUとして取り扱う場合は、搬送の回数を少
なくすることができる。また、最初からヒンジ3で柱1
と梁2の取り合いが決まっているので、現場での柱1と
梁2の位置合わせ作業及び結合作業を簡略化できる利点
が得られる。
【0043】また、複線を施工する場合でも、片方の既
設梁2に無人搬送車60A、60Bを配備するだけでよ
いので、工費を節減できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
高架構造物の構築方法によれば、これからの施工に使用
する資材(柱と梁)の搬送を、既設の道路を使わずに、
これまで施工してきた高架構造物の既設梁を利用して行
うので、資材の搬送による道路の占拠がない。また、こ
の構築方法で使用する架設装置は、その主たる要素のガ
ーダーが既設梁の延長上にあり、その他の要素を含めて
ほとんど全ての要素が、建設予定ライン上の施工領域内
に収まるものであるから、従来のレッカーを使用する場
合のように占有面積が大きくならず、道路の一部を占拠
するようなことがない。従って、搬送時においても架設
作業時においても道路を占拠することがないので、特別
な交通規制の必要がなく、更なる渋滞を引き起こすおそ
れがなくなる。また、架設装置のガーダーは、前端が支
柱で後端が台車で両持支持されているので、軽量であり
ながら、大重量物の吊り上げ吊り下げに耐えるように設
計することができる。
【0045】請求項2の発明の高架構造物の構築方法に
よれば、柱と梁をヒンジで結合したユニットとして取り
扱うので、搬送の回数を少なくすることができる。ま
た、最初からヒンジで柱と梁の取り合いが決まっている
ので、現場での柱と梁の位置合わせ作業及び結合作業を
簡略化することができる。
【0046】請求項3の発明の高架構造物の構築方法に
よれば、1つの既設梁だけで資材の搬送を行うので、複
線式の高架構造物を構築する場合であっても、搬送系装
置を最小限設備すれば足り、工費を節減できる。
【0047】請求項4の発明の架設装置によれば、請求
項1の発明の構築方法を実現することができ、同方法に
よる効果を奏することができる。
【0048】請求項5の発明の架設装置によれば、台車
に転倒防止装置を備えたので、安全に作業を進めること
ができる。
【0049】請求項6の発明の架設装置によれば、台車
に旋回装置を備えたので、曲率のある走行線形の梁架設
も可能である。
【0050】請求項7の発明の架設装置によれば、台車
にロック装置を備えたので、建て込み作業中に架設装置
を動かないように固定しておくことができ、安全に作業
を進めることができる。
【0051】請求項8の発明の架設装置によれば、請求
項3の発明の構築方法を実現することができ、同方法に
よる効果を奏することができる。
【0052】請求項9の発明の構築装置によれば、無人
搬送車が資材を取りに行っている間に、柱と梁の建て込
み作業ができるため、工期短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の斜視図である。
【図2】 本発明の第2実施形態の側面図である。
【図3】 図2のIII矢視断面図である。
【図4】 (a)は図2のIVa矢視断面図、(b)は
図2のIVb矢視断面図である。
【図5】 (a)は図2のVa矢視断面図、(b)は本
図(a)のVb矢視図である。
【図6】 図3のVI−VI矢視図である。
【符号の説明】
1 柱 2 梁 3 ヒンジ 10,50 架設装置 11,51L,51R ガーダー 12,52L,52R 支柱 13 移動用車輪 15,55L,55R 台車 16A,16B,56A,56B ホイスト 20A,20B,60A,60B 無人搬送車 54A 可動レール(ホイストレール) U ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯垣 明 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 徳永 真作 広島県府中市元町77番地の1 株式会社北 川鉄工所内 Fターム(参考) 2D059 BB37 CC07 CC15 DD04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設予定ラインに沿って間隔的に柱を立
    設し、その柱上に梁を架け渡すことで高架構造物を構築
    する方法において、 いままでに施工し終わった既設梁の前端に、路面に対し
    移動可能な支柱によって前端が支持され且つ後端が既設
    梁上を走行可能な台車によって支持されたガーダーと該
    ガーダーに沿って走行可能な少なくとも前後2つのホイ
    ストとを有してなる架設装置を配備し、 既設梁によって作られた軌道を利用して既設梁よりも前
    方に建て込む柱と梁を搬送し、その搬送した柱と梁を、
    前記既設梁の前端に配備した架設装置で受け取って既設
    梁の前方に建て込むことにより、高架構造物を1スパン
    分延長し、これを前記架設装置を1スパンずつ前進させ
    ながら繰り返すことにより、連続した高架構造物を構築
    することを特徴とする高架構造物の構築方法。
  2. 【請求項2】 前記柱と梁をヒンジで結合したユニット
    とし、柱を梁と共に水平に揃えた姿勢に保ちながら、該
    ユニットを既設梁を利用して既設梁の前端まで搬送し、
    搬送したユニットを前記架設装置で受け取った後、ヒン
    ジを支点にしてユニットの柱を下方に回動させて所定位
    置に垂直に建て込むと共に、ユニットの梁を水平姿勢で
    既設梁の前方に架設することを特徴とする請求項1記載
    の高架構造物の構築方法。
  3. 【請求項3】 前記高架構造物を複線で構築する場合
    に、前記架設装置の構成要素である支柱とガーダーと台
    車は各既設梁毎にそれぞれ装備すると共に、ホイストは
    各ガーダーに共有の要素して、前後のものを組として1
    セットだけ装備し、この1セットのホイストを、該ホイ
    ストの走行レールごと、各ガーダー間で移動可能に装備
    し、1つの高架線をなす既設梁によって作られた軌道を
    利用して各既設梁の前方に建て込む柱と梁を搬送し、搬
    送に利用した既設梁の前端に配したガーダーに、前記ホ
    イスト及びホイストレールを移動した状態で、該ホイス
    トにより、搬送してきた柱と梁を受け取り、当該搬送に
    利用した既設梁の前方に、搬送してきた柱と梁を建て込
    む場合は、そのままの位置で、ホイストを利用して柱と
    梁の建て込み作業を行い、他の既設梁の前方に、搬送し
    てきた柱と梁を建て込む場合は、柱と梁を受け取ったホ
    イストをホイストレールごと、次に施工しようとする既
    設梁上のガーダーに移動した上で、該ホイストを利用し
    て柱と梁の建て込み作業を行うことを特徴とする請求項
    1または2記載の高架構造物の構築方法。
  4. 【請求項4】 いままでに施工し終わった既設梁の前端
    に配備されて、既設梁上を搬送されてきた柱と梁を既設
    梁の前方の建設ライン上に建て込む高架構造物の架設装
    置において、 下端に路面上を移動するための移動用車輪を有する支柱
    と、既設梁に跨った状態で既設梁に沿って走行可能とさ
    れた台車と、前端が前記支柱の上端に支持され且つ後端
    が前記台車に支持された状態で建設予定ラインに沿って
    配されたガーダーと、前記台車に装備され、台車とガー
    ダーと支柱とを建設予定ラインに沿って一体に前進させ
    る走行駆動機構と、前記ガーダーに沿って走行可能とさ
    れた前後2つのホイストと、を具備することを特徴とす
    る高架構造物の架設装置。
  5. 【請求項5】 前記台車に、ガーダーの転倒を防止する
    転倒防止装置が装備されていることを特徴とする請求項
    4記載の高架構造物の架設装置。
  6. 【請求項6】 前記台車に、建設予定ラインが曲線のと
    きにガーダーを該曲線に沿って旋回させる旋回装置が装
    備されていることを特徴とする請求項4または5記載の
    高架構造物の架設装置。
  7. 【請求項7】 前記台車に、該台車の移動をロックする
    ロック装置が装備されていることを特徴とする請求項4
    〜6のいずれかに記載の高架構造物の架設装置。
  8. 【請求項8】 高架構造物を複線で構築する場合に利用
    する架設装置であって、請求項4〜7のいずれかに記載
    の架設装置の構成要素である支柱とガーダーと台車を各
    既設梁毎にそれぞれ装備すると共に、ホイストを各ガー
    ダーに共有の要素として、前後のものを組として1セッ
    トだけ装備し、この1セットのホイストを、該ホイスト
    の走行レールごと、各ガーダー間で移動可能に装備した
    ことを特徴とする高架構造物の架設装置。
  9. 【請求項9】 請求項4〜8のいずれかに記載の架設装
    置と、柱と梁を搬送するために搬送に使用する既設梁上
    に装備された無人搬送車とを備えたことを特徴とする高
    架構造物の構築装置。
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