JP2002137328A - 薄板状物品の加工方法とその加工方法を用いた接続基板の製造方法と接続基板と多層配線板の製造方法と多層配線板と半導体パッケージ用基板の製造方法と半導体パッケージ用基板と半導体パッケージの製造方法と半導体パッケージ - Google Patents

薄板状物品の加工方法とその加工方法を用いた接続基板の製造方法と接続基板と多層配線板の製造方法と多層配線板と半導体パッケージ用基板の製造方法と半導体パッケージ用基板と半導体パッケージの製造方法と半導体パッケージ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】研磨が均一に行え、かつ効率的な薄板状物品の
加工方法と、その方法を用いて、精度に優れ、強度に優
れ、接続信頼性に優れ、かつ必要な箇所のみの接続の行
える接続基板とその接続基板を用いた多層配線板と半導
体パッケージ用基板と半導体パッケージ並びに効率よく
これらを製造する方法を提供すること。 【解決手段】剛性の高い支持基板または薄板状物品の表
面のいずれかに、粘着性を有する樹脂層を形成し、その
樹脂層を介して、剛性の高い支持基板と薄板状物品を貼
り合わせて加工を行う薄板状物品の加工方法と、その方
法を用いた接続基板と、多層配線板と、多層配線板の製
造方法と、半導体パッケージ用基板と、半導体パッケー
ジの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板状物品の加工
方法とその加工方法を用いた接続基板の製造方法と接続
基板と多層配線板の製造方法と多層配線板と半導体パッ
ケージ用基板の製造方法と半導体パッケージ用基板と半
導体パッケージの製造方法と半導体パッケージに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、我々を取り巻く社会環境は、情報
通信網の進展と共に大きく変化している。その中に、携
帯機器の成長があり、小型・高機能化と共にその市場は
拡大している。このため、配線板に使用される基材には
より薄いものが求められ、また、半導体パッケージの更
なる小型化と、それらを高密度に実装できる多層配線基
板が要求され、高密度配線が可能な層間接続、すなわち
高密度多層化技術が重要となっている。
【0003】このような薄い基材を用いた配線板は、曲
がりやすく、折れやすいので、通常は、剛性の高い板の
縁にテープなどで連結し、各種のレジストのラミネータ
ーやレジストの印刷機あるいはフォト法での現像機、回
路を形成するためのエッチング機などに流して加工して
いる。ところが、このような薄い基材の加工には、上記
の他に、銅箔の表面の研磨や、樹脂層を形成した後に内
層導体の一部を露出するための研磨を行うことがあり、
上記と同様に、剛性の高い板の縁にテープなどで連結し
て研磨機を通している。このような研磨方法には、研磨
ロールで加工するロール研磨、微小粉を吹き付けるブラ
スト研磨が広く一般に知られている。また、剛性の高い
板の縁にテープなどで連結しないで、ラップ盤に貼り合
わせて行うラップ加工も広く知られている。
【0004】また、半導体パッケージなどの配線板にお
ける多層化方法としては、ドリル穴明けとめっきプロセ
スを組み合わせたスルーホール接続があり、広く一般に
知られているが、全ての層にわたって穴があくので、配
線収容量に限界がある。そこで、接続部の穴体積を減ら
すため、絶縁層の形成−穴あけ−回路形成を繰り返すビ
ルドアップ技術が主流となりつつある。このビルドアッ
プ技術は、大別して、レーザ法とフォトリソ法があり、
レーザ法は、絶縁層に穴をあけるのにレーザ照射を行う
ものであり、一方、フォトリソ法は、絶縁層に感光性の
硬化剤(光開始剤)を用い、フォトマスクを重ねて、露
光・現像して穴を形成する。
【0005】また、更なる低コスト化・高密度化を目的
とするいくつかの層間接続方法が提案されている。その
中に、穴明けと導電層めっき工程を省略できる工法が注
目されている。この方法は、まず、基板の配線上に導電
性ペーストの印刷でバンプを形成した後、Bステージ状
態にある層間接続絶縁材と金属層を配置して、プレスに
よりバンプを成形樹脂内に貫挿させ、金属層と導通接続
させるものである。このバンプを貫挿する方法は、学会
や新聞でも発表されており、プリント板業界で広く認知
されている。また、シリコンゴムなどのエラストマの中
にめっきしたワイヤを厚さ方向に埋め込んだものが開発
され、2層の導体を接続する簡易ツールとして利用され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年では、
薄い基材がより薄くなり、研磨工程では、ロール研磨で
は、剛性の高い板の縁にテープなどで連結しても、薄い
基板が搬送中にたわみ、搬送ロールや研磨用ロールの通
過ができず、また、ブラスト研磨では、粉を吹き付けた
衝撃で基板がたわみ、平滑な研磨が困難であるという課
題があった。また、剛性の高い板の縁にテープなどで連
結しないラップ加工では、ラップ盤と呼ばれる治具への
取付けに、溶融接着材を使用するため、対象基板の取付
け面が汚染されたり、表面が下地溶融接着材の膜厚ばら
つきに追従するため、表面がうねり、研磨時に仕上りば
らつきが発生するという課題があり、さらには、基板サ
イズを大きくすると、やはり表面のうねりにより研磨液
が浸入しないため、中中心部が研磨できないという課題
があった。
【0007】また、多層化上では、従来の技術のうちレ
ーザ法では、絶縁材料の選択範囲が広く、隣接する層間
の穴あけだけでなく、さらに隣接する層までの穴あけも
行えるが、レーザ照射して蒸散した樹脂かすを除去する
ためにデスミア処理を必要とし、穴数に比例した加工費
増大を伴うという課題がある。一方、フォト法では、従
来の配線板製造設備を利用でき、穴加工も一度に行うこ
とができ低コスト化に有利ではあるが、層間絶縁材料の
解像度と、耐熱性及び回路と絶縁層間の接着強度の両立
が困難であるという課題がある。さらにまた、バンプの
形成は、導電ペーストの印刷や、めっき方法であり、バ
ンプ形成の精度が、印刷技術の限度であり、あるいはめ
っきによるバンプの高さのばらつきを抑制するのが困難
であるという課題がある。また、導電ペーストによるバ
ンプは機械強度が小さく、プレス圧力によって破壊され
る恐れがあり、穴明け工程を必要とする場合があり効率
が低くなる恐れがある。シリコンゴムなどのエラストマ
の中にめっきしたワイヤを厚さ方向に埋め込んだもの
は、簡便ではあるが、接続した箇所にだけワイヤを埋め
込むことが困難であり、格子状に埋め込むと、接触させ
たくない箇所では、ワイヤがじゃまになるという課題が
ある。
【0008】本発明は、研磨が均一に行え、かつ効率的
な薄板状物品の加工方法と、その方法を用いて、精度に
優れ、強度に優れ、接続信頼性に優れ、かつ必要な箇所
のみの接続の行える接続基板とその接続基板を用いた多
層配線板と半導体パッケージ用基板と半導体パッケージ
並びに効率よくこれらを製造する方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のことを
特徴とする。 (1)剛性の高い支持基板または薄板状物品の表面のい
ずれかに、粘着性を有する樹脂層を形成し、その樹脂層
を介して、剛性の高い支持基板と薄板状物品を貼り合わ
せて加工を行う薄板状物品の加工方法。 (2)加工が、研磨である(1)に記載の薄板状物品の
加工方法。 (3)研磨を、ロール状研磨機で行う(2)に記載の薄
板状物品の加工方法。 (4)貼り合わせを、加熱しながら行う(1)〜(3)
のうちいずれかに記載の薄板状物品の加工方法。 (5)接着性を有する樹脂層に、感光性ドライフィルム
状の樹脂層を用い、剛性の高い支持基板と薄板状物品を
貼り合わせる前に、所定の範囲を露光して粘着力を調整
する(1)〜(4)のうちいずれかに記載の薄板状物品
の加工方法。 (6)剛性の高い支持基板と薄板状物品を機械的に剥離
する(1)〜(5)のうちいずれかに記載の薄板状物品
の加工方法。 (7)粘着力を露光により調整する範囲を、貼り合わせ
領域の周囲部分から内側領域に設け、研磨後に粘着力を
調整していない周囲部分領域を切り落として、その後、
薄板状物品と剛性の高い支持基板を機械的に分離する
(1)〜(6)のうちいずれかに記載の薄板状物品の加
工方法。 (8)少なくとも、接続導体となる第1の金属層と、そ
の第1の金属層と除去条件の異なる第2の金属層からな
る複合金属層の、第1の金属層を選択的に除去し、2層
以上の導体回路の接続する箇所にのみ接続用導体を形成
し、その接続用導体を埋めるように絶縁樹脂層を形成し
た薄板状物品と、剛性の高い支持基板のいずれかの表面
に、粘着性を有する樹脂層を形成し、その樹脂表面の所
定領域の粘着力を変化させた後、薄板状物品と剛性の高
い支持基板を貼り合わせ、接続用導体が露出するように
絶縁樹脂層を研磨する工程を有する接続基板の製造方
法。 (9)接続用導体が露出するように絶縁樹脂層を研磨し
た後に、第2の金属層を選択的に除去し、導体回路を形
成する工程を有する(8)に記載の接続基板の製造方
法。 (10)接続用導体が露出するように絶縁樹脂層を研磨
した後に、第2の金属層を全て除去する工程を有する
(8)に記載の接続基板の製造方法。 (11)複合金属層が、第1の金属層と第2の金属層と
さらに第3の金属層からなるものであり、第2の金属層
と第3の金属層の除去条件が異なるものを用いる(8)
に記載の接続基板の製造方法。 (12)接続用導体が露出するように絶縁樹脂層を研磨
した後に、第3の金属層を選択的に除去し、導体回路を
形成する工程を有する(11)に記載の接続基板の製造
方法。 (13)接続用導体が露出するように絶縁樹脂層を研磨
した後に、第3の金属層を全て除去する工程を有する
(11)に記載の接続基板の製造方法。 (14)第3の金属層を除去した後に、露出した第2の
金属層を除去する(12)または(13)に記載の接続
基板の製造方法。 (15)接続用導体が露出するように絶縁樹脂層を研磨
した後に、露出した接続用導体の表面に、導体を追加形
成する工程を有する(8)〜(14)のうちいずれかに
記載した接続基板の製造方法。 (16)接続用導体が露出するように絶縁樹脂層を研磨
した後に、露出した接続用導体の表面に、接触抵抗の小
さい金属皮膜を形成する工程を有する(8)〜(15)
のうちいずれかに記載の接続基板の製造方法。 (17)(8)〜(16)のうちいずれかの方法によっ
て製造され、2層以上の導体回路を接続する基板であっ
て、絶縁樹脂層と接続用導体からなり、その接続用導体
が、2層以上の導体回路の接続する箇所にのみ絶縁樹脂
層を厚さ方向に貫くように形成され、絶縁樹脂層の少な
くとも一方の面から露出している接続基板。 (18)絶縁樹脂層の一方の面に導体回路を有する(1
7)に記載の接続基板。 (19)導体回路が金属層である(18)に記載の接続
基板。 (20)絶縁樹脂層の両面に接続用導体が露出している
(17)に記載の接続基板。 (21)接続用導体の露出した部分が、接触抵抗の小さ
い金属で覆われている(17)〜(20)のうちいずれ
かに記載の接続基板。 (22)絶縁樹脂層が、シリコーン変性ポリアミドイミ
ドである(17)〜(21)のうちいずれかに記載の接
続基板。 (23)(17)〜(22)のうちいずれかに記載の接
続基板と、少なくともその一方の面に形成された接着絶
縁層と、その接着絶縁層の表面に設けられた外層導体か
らなり、その外層導体が接続用導体に接続された多層配
線板。 (24)接着絶縁層が、シリコーン変性ポリアミドイミ
ドである(23)に記載の多層配線板。 (25)(8)〜(16)のうちいずれかに記載の方法
を用いて作成した接続基板に、少なくともその一方の面
に形成された接着絶縁層を形成し、その接着絶縁層の表
面に外層導体を形成し、かつその外層導体を接続用導体
に接続する工程を有する多層配線板の製造方法。 (26)接続用導体が露出するように絶縁樹脂層を研磨
した後に、露出した接続用導体の表面に、接着絶縁層と
金属箔を重ね、加熱・加圧にして積層一体化する工程を
有する(25)に記載の多層配線板の製造方法。 (27)接続用導体が露出するように絶縁樹脂層を研磨
した後に、露出した接続用導体の表面に、接着絶縁層と
回路導体を有する外層基板を重ね、加熱・加圧して積層
一体化する工程を有する(25)または(26)に記載
の多層配線板の製造方法。 (28)外層基板に、絶縁層の一方の面に導体回路を有
し、他方の面に金属箔を有する基板を用いる(27)に
記載の多層配線板の製造方法。 (29)外層基板に、絶縁層の両面に導体回路を有する
基板を用いる(27)に記載の多層配線板の製造方法。 (30)外層基板に、両面の導体を接続するバイアホー
ルを有する基板を用いる(27)〜(29)のうちいず
れかに記載の多層配線板の製造方法。 (31)外層基板に、基板の内部に内層回路を有する基
板を用いる(29)に記載の多層配線板の製造方法。 (32)接着絶縁層に、シリコーン変性ポリアミドイミ
ドを用いる(25)〜(31)のうちいずれかに記載の
多層配線板の製造方法。 (33)加熱・加圧して積層一体化する工程の後に、外
層回路を形成する工程を有する(25)〜(32)のう
ちいずれかに記載の多層配線板の製造方法。 (34)(8)〜(16)のうちいずれかに記載の接続
基板を用い、半導体チップを搭載する箇所にキャビティ
を有する半導体パッケージ用基板。 (35)(23)または(24)に記載の多層配線板を
用い、半導体チップを搭載する箇所にキャビティを有す
る半導体パッケージ用基板。 (36)(8)〜(16)のうちいずれかの方法で製造
した接続基板及び/又は(25)〜(33)のうちいず
れかに記載の方法で製造した多層配線板を用い、半導体
チップを搭載する箇所にキャビティを形成する工程を有
する半導体パッケージ用基板の製造方法。 (37)(17)〜(22)のうちいずれかに記載の接
続基板、(23)〜(24)のうちいずれかに記載の多
層配線板、及び/又は(34)〜(35)のうちいずれ
かに記載の半導体パッケージ用基板を用い、半導体チッ
プを搭載した半導体パッケージ。 (38)(8)〜(16)、(25)〜(33)、(3
6)に記載の方法を用い、半導体チップを搭載する工程
を有する半導体パッケージの製造方法。 (39)半導体チップと外層回路とを接続する工程を有
する(36)に記載の半導体パッケージの製造方法。 (40)半導体チップを樹脂で封止する工程を有する
(35)または(36)に記載の半導体パッケージの製
造方法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いる支持基板には、半
硬化及び/又は硬化した熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、
熱可塑性樹脂などを用いることができる。熱硬化性樹脂
としては、エポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹
脂、ポリイミド樹脂、シアノアクリレート樹脂、フェノ
ール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿
素樹脂、ポリイソシアネート樹脂、フラン樹脂、レゾル
シノール樹脂、キシレン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、
ジアリルフタレート樹脂、シロキサン変性エポキシ樹
脂、シロキサン変性ポリアミドイミド樹脂、ベンゾシク
ロブテン樹脂、などのうちから選択された1種以上と、
必要な場合に、その硬化剤、硬化促進剤などを混合した
ものを加熱し半硬化状にしたもの、あるいは、硬化した
ものが使用できる。これらの樹脂を、ポリエチレンテレ
フタレートフィルムのようなプラスチックフィルムや銅
箔あるいはアルミニウム箔のような金属箔をキャリアと
し、その表面に塗布し、加熱乾燥してドライフィルム状
にした接着剤シートとして、必要な大きさに切断し、こ
れらを重ねてラミネートやプレスして形成することもで
きる。光硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹
脂、ポリエステルアクリレート樹脂、ウレタンアクリレ
ート樹脂、シリコーンアクリレート樹脂、エポキシアク
リレート樹脂、などのうちから選択された1種以上と、
必要な場合に、その光開始剤、硬化剤、硬化促進剤など
を混合したものを露光あるいは加熱し半硬化状にしたも
の、あるいは硬化したものが使用できる。これらの樹脂
を、ポリエチレンテレフタレートフィルムのようなプラ
スチックフィルムや銅箔あるいはアルミニウム箔のよう
な金属箔をキャリアとし、その表面に塗布し、露光、加
熱乾燥してドライフィルム状にした接着剤シートとし
て、必要な大きさに切断し、これらを重ねてラミネート
やプレスして形成することもできる。熱可塑性樹脂とし
ては、ポリカーボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポ
リエーテルイミド樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、四フ
ッ化ポリエチレン樹脂、六フッ化ポリプロピレン樹脂、
ポリエーテルケトン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリフェニレンスルフ
ィド樹脂、ポリオキシベンゾエート樹脂、などのうちか
ら選択された1種以上と、必要な場合に、その硬化剤、
硬化促進剤などを混合したものを加熱し半硬化状にした
もの、あるいは硬化したものが使用できる。これらの樹
脂をポリエチレンテレフタレートフィルムのようなプラ
スチックフィルムや銅箔あるいはアルミニウム箔のよう
な金属箔をキャリアとし、その表面に塗布し、加熱乾燥
してドライフィルム状にした接着剤シートとして、必要
な大きさに切断し、これらを重ねてラミネートやプレス
して形成することもできる。これらの支持基板は、また
は異種の樹脂の混合体であっても良く、さらに、シリカ
や金属酸化物などの無機フィラーを含むものでもよく、
ニッケル、金、銀などの導電粒子、あるいはこれらの金
属をめっきした樹脂粒子であってもよい。さらには、セ
ラミック、単一金属、ステンレススティールなどの合金
で形成された基板であってもよい。
【0011】粘着性を有する樹脂層には、配線板製造工
程で使用するドライフィルム状の各種レジスト用フィル
ムを用いることができ、特に、感光性レジストフィルム
が好ましい。このような感光性レジストフィルムを用い
れば、通常の配線板の工程に用いる加熱ロールを持った
ラミネータで貼り合わせることが容易となり、また、こ
のような感光性レジストフィルムがアルカリ性水溶液に
溶解・分解するものが多く、支持基板と薄板状物品とを
分離するのが容易である。ここで、アルカリ性水溶液に
接触させるというのは、浸漬して粘着性を有する樹脂に
浸透させたり、スプレー噴霧して、浸漬して粘着性を有
する樹脂に浸透させることを指し、条件は、それぞれの
フィルムを用いて予め分離条件を求めることによって定
めることができる。
【0012】本発明に用いる絶縁樹脂層には、半硬化及
び/又は硬化した熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、熱可塑
性樹脂などを用いることができる。熱硬化性樹脂として
は、エポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、ポ
リイミド樹脂、シアノアクリレート樹脂、フェノール樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂、ポリイソシアネート樹脂、フラン樹脂、レゾルシノ
ール樹脂、キシレン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ジア
リルフタレート樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、シ
リコーン変性ポリアミドイミド樹脂、ベンゾシクロブテ
ン樹脂、などのうちから選択された1種以上と、必要な
場合に、その硬化剤、硬化促進剤などを混合したものを
加熱し半硬化状にしたもの、あるいは、硬化したものが
使用できる。これらの樹脂を、直接、接続用導体を形成
した基板面に塗布することもできるが、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムのようなプラスチックフィルムや
銅箔あるいはアルミニウム箔のような金属箔をキャリア
とし、その表面に塗布し、加熱乾燥してドライフィルム
状にした接着剤シートとして、必要な大きさに切断し、
接続用導体を形成した基板にラミネートやプレスして用
いることもできる。光硬化性樹脂としては、不飽和ポリ
エステル樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、ウレタ
ンアクリレート樹脂、シリコーンアクリレート樹脂、エ
ポキシアクリレート樹脂、などのうちから選択された1
種以上と、必要な場合に、その光開始剤、硬化剤、硬化
促進剤などを混合したものを露光あるいは加熱し半硬化
状にしたもの、あるいは硬化したものが使用できる。こ
れらの樹脂を、直接、接続用導体を形成した基板面に塗
布することもできるが、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムのようなプラスチックフィルムや銅箔あるいはア
ルミニウム箔のような金属箔をキャリアとし、その表面
に塗布し、露光、加熱乾燥してドライフィルム状にした
接着剤シートとして、必要な大きさに切断し、接続用導
体を形成した基板にラミネートやプレスして用いること
もできる。熱可塑性樹脂としては、ポリカーボネート樹
脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、熱
可塑性ポリイミド樹脂、四フッ化ポリエチレン樹脂、六
フッ化ポリプロピレン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、
塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミドイミド
樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリオキシベン
ゾエート樹脂、などのうちから選択された1種以上と、
必要な場合に、その硬化剤、硬化促進剤などを混合した
ものを加熱し半硬化状にしたもの、あるいは硬化したも
のが使用できる。これらの樹脂を、直接、接続用導体を
形成した基板面に塗布することもできるが、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムのようなプラスチックフィル
ムや銅箔あるいはアルミニウム箔のような金属箔をキャ
リアとし、その表面に塗布し、加熱乾燥してドライフィ
ルム状にした接着剤シートとして、必要な大きさに切断
し、接続用導体を形成した基板にラミネートやプレスし
て用いることもできる。これらの接着性樹脂層は、また
は異種の樹脂の混合体であってもよく、さらに、シリカ
や金属酸化物などの無機フィラーを含むものでもよく、
ニッケル、金、銀などの導電粒子、あるいはこれらの金
属をめっきした樹脂粒子であってもよい。
【0013】接続用導体には、配線導体として用いるも
のでよく、銅箔などの金属箔の不要な個所をエッチング
除去して形成することもでき、除去条件の異なる金属箔
の上に回路の形状にのみ無電解めっきで形成することも
できる。この接続用導体の厚さは、5〜100μmの範
囲であることが好ましい。厚さが5μm未満であると、
接続しようとする導体回路の距離が小さくなり、絶縁性
が低下することがあり、厚さが100μmを越えると、
金属箔の不要な箇所をエッチング除去するときの加工精
度が低下し、好ましくない。より好ましくは、20〜8
0μmの範囲である。さらには、その接続用導体上に、
バンプと呼ばれる突起状の導体を形成してもよい。この
バンプを形成するには、比較的厚い導体の突起部分以外
の個所を厚さ方向にハーフエッチして突起の部分を形成
し、さらに薄くなった導体の回路部分を残して他の部分
をエッチング除去することによって形成できる。また、
別の方法では、回路を形成した後に、接続端子の個所だ
けめっきによって厚くする方法でも形成できる。
【0014】この接続用導体が、2層以上の導体回路の
接続する箇所にのみ絶縁樹脂層を厚さ方向に貫くように
形成されていることが重要であり、このことによって、
従来の技術のうち、エラストマにワイヤを埋め込んだ接
続ツールでは、一定間隔でワイヤが埋め込まれているの
で、接続を行う2層の回路導体の位置が少しでもずれる
と、接続ができなかったり、あるいは予定していない箇
所が接続される恐れがあり、回路導体の精度が高く、微
細な回路の接続を行うことが困難であるのに対して、接
続を予定されていない箇所に導体を形成しない本発明の
方法が、精度に優れた回路間の接続に適している。
【0015】接続基板11は、例えば、図1(a)に示
すように、2層以上の導体回路101、102を接続す
る基板であって、絶縁樹脂層12と接続用導体13から
なり、その接続用導体13が、2層以上の導体回路の接
続する箇所にのみ絶縁樹脂層12を厚さ方向に貫くよう
に形成され、絶縁樹脂層12の少なくとも一方の面から
露出している構造である。また、図1(b)に示すよう
に、絶縁樹脂層12の一方の面に導体回路101を有す
るものでもよく、その導体回路101が、図1(c)に
示すように、金属層111であってもよい。また、図1
(d)に示すように、絶縁樹脂層12の両面に接続用導
体13が露出しているものでもよい。この接続用導体1
3の露出した部分が、接触抵抗の小さい金属112で覆
われていることが好ましく、このような金属としては、
金、白金、プラチナ、ニッケルなどとこれらの金属を1
種以上含む合金があり、2層以上の導体回路を接続する
にあたって、接続抵抗が小さく、接続信頼性が高い。
【0016】また、絶縁樹脂層12には、上記の樹脂の
うち、シリコーン変性ポリアミドイミドを用いることが
好ましい。このようなシリコーン変性ポリアミドイミド
は、シロキサン結合、イミド結合及びアミド結合を有す
る重合体であり、(1)シロキサン結合を有するジイミ
ドジカルボン酸を含むジイミドジカルボン酸(1−1)
とジイソシアネート化合物(1−2)を反応させる方
法、(2)シロキサン結合を有するジアミンを含むジア
ミン化合物(2−2)とトリカルボン酸クロライド(2
−3)を反応させる方法、(3)シロキサン結合を有す
るジイソシアネートを含むジイソシアネート化合物(3
−1)とトリカルボン酸無水物(3−2)を反応させる
方法、などにより製造することができる。上記(1)の
方法により得られるシリコーン変性ポリアミドイミドに
ついて説明する。 (1−1)のシロキサン結合を有するジイミドジカルボ
ン酸を含むジイミドジカルボン酸には、次の化合物があ
る。シロキサン結合を有するジイミドジカルボン酸以外
のジイミドジカルボン酸のうちイミド基を連結する2価
の残基が芳香族ジイミドジカルボン酸の例として、
【0017】
【化1】 また、シロキサン結合を有するジイミドジカルボン酸の
例として、1式においてR1が2価の脂肪族基(酸素を
含んでいてもよい)のものがある。2価の脂肪族基とし
ては、プロピレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレ
ン基、デカメチレン基、オクタデカメチレン基などのア
ルキレン基、アルキレン基の両端に酸素が結合した基な
どがある。
【0018】
【化2】 上記の2価の有機基としては、プロピレン基などのアル
キレン基、フェニレン基、アルキル基置換フェニレン基
などがある。また、(1−2)ジイソシアネート化合物
には、次の化合物がある。芳香族ジイソシアネート化合
物として、
【0019】
【化3】 また、R9としては、アルキレン基などの2価の脂肪族
基又はシクロアルキレン基などの2価の脂環式基がある
脂肪族ジイソシアネート化合物又は脂環式ジイソシアネ
ート化合物。
【0020】〔製造法〕シロキサン結合を有するジイミ
ドジカルボン酸及びそれ以外のジイミドジカルボン酸
は、それぞれ、シロキサン結合を有するジアミン化合物
及びこれ以外のジアミンと無水トリメリット酸を反応さ
せて得ることができる。シロキサン結合を有するジイミ
ドジカルボン酸及びそれ以外のジイミドジカルボン酸
は、混合物として使用することが好ましい。シロキサン
結合を有するジアミン化合物及びこれ以外のジアミンの
混合物と無水トリメリット酸を反応させて得られるジイ
ミドジカルボン酸混合物を使用することが特に好まし
い。シロキサン結合を有するジアミン化合物以外のジア
ミンとしては、芳香族ジアミンが好ましく、特に、芳香
族環を3個以上有するジアミンが好ましい。シロキサン
結合を有するジアミン化合物以外のジアミンのうち芳香
族ジアミンが50〜100モル%になるように使用する
ことが好ましい。また、(A)シロキサン結合を有する
ジアミン化合物以外のジアミン及び(B)シロキサンジ
アミンは(A)/(B)が99.9/0.1〜0.1/
99.9(モル比)となるように使用することが好まし
い。さらに(A)シロキサン結合を有するジアミン化合
物以外のジアミン及び(B)シロキサンジアミンと無水
トリメリット酸は、(A)+(B)の合計1モルに対し
て無水トリメリット酸2.05〜2.20の割合で反応
させることが好ましい。ジイソシアネート化合物として
は、芳香族ジイソシアネート化合物が好ましく、ジイソ
シアネート化合物のうち芳香族ジイソシアネート化合物
を50〜100モル%使用することが好ましい。ジイミ
ドジカルボン酸全体とジイソシアネート化合物とは、前
者1モルに対して後者1.05〜1.50モルになるよ
うに反応させることが好ましい。ジアミン化合物と無水
トリメリット酸とは、非プロトン性極性溶媒の存在下
に、50〜90℃で反応させ、さらに水と共沸可能な芳
香族炭化水素を非プロトン性極性溶媒の0.1〜0.5
重量比で投入し、120〜180℃で反応を行い、イミ
ドジカルボン酸とシロキサンジイミドジカルボン酸を含
む混合物を製造し、これとジイソシアネート化合物との
反応を行うことが好ましい。ジイミドジカルボン酸を製
造した後、その溶液から芳香族炭化水素を除去すること
が好ましい。イミドジカルボン酸とジイソシアネート化
合物との反応温度は、低いと反応時間が長くなること
や、高すぎるとイソシアネート同士で反応するのでこれ
らを防止するため、100〜200℃で反応させること
が好ましい。
【0021】〔例示〕芳香族ジアミンとしては、フェニ
レンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)メタン、
2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、ビス
(4−アミノフェニル)カルボニル、ビス(4−アミノ
フェニル)スルホン、ビス(4−アミノフェニル)エー
テル等があり、特に、芳香族環を3個以上有するジアミ
ンとしては、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]プロパン(以下、BAPPと略す)、ビ
ス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホ
ン、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ス
ルホン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル]ヘキサフルオロプロパン、ビス[4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]メタン、4,4’−ビス
(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、ビス[4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]ケトン、1,3−
ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン等がある。脂肪
族ジアミンとしては、ヘキサメチレンジアミン、オクタ
メチレンジアミン、デカメチレンジアミン、オクタデカ
メチレンジアミン、末端アミノ化プロピレングリコール
等がある。また、脂環式ジアミンとしては、1,4−ジ
アミノシクロヘキサン等がある。シロキサンジアミンと
しては、一般式(4式)で表されるものが用いられる。
【0022】
【化4】 このようなシロキサンジアミンとしては(5式)で示す
ものが挙げられ、これらの中でもジメチルシロキサン系
両末端アミンであるアミノ変性反応性シリコーンオイル
X−22−161AS(アミン当量450)、X−22
−161A(アミン当量840)、X−22−161B
(アミン当量1500)、以上信越化学工業株式会社製
商品名、BY16−853(アミン当量650)、BY
16−853B(アミン当量2200)以上東レダウコ
ーニングシリコーン株式会社製商品名などが市販品とし
て挙げられる。
【0023】
【化5】 芳香族ジイソシアネートとして具体的には、4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート(以下MDIと略
す)、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−ト
リレンジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソ
シアネート、2,4−トリレンダイマー等が例示でき
る。特にMDIは、分子構造においてイソシアネート基
が離れており、ポリアミドイミドの分子中におけるアミ
ド基やイミド基の濃度が相対的に低くなり、溶解性が向
上するため好ましい。脂肪族又は脂環式ジイソシアネー
トとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、メチレンビス(シクロヘキシル
ジイソシアネート)等がある。非プロトン性極性溶媒と
して、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、
4−ブチロラクトン、スルホラン、シクロヘキサノン等
が例示できる。イミド化反応には、高温を要するため沸
点の高い、N−メチル−2−メチルピロリドン(以下N
MPと略す)が、特に好ましい。これらの混合溶媒中に
含まれる水分量は、TMAが水和して生成するトリメリ
ット酸により、充分に反応が進行せず、ポリマの分子量
低下の原因になるため0.2重量%以下で管理されてい
ることが好ましい。また、本発明で使用する非プロトン
性極性溶媒は、特に制限されないが、芳香族環を3個以
上有するジアミンとシロキサンジアミン及び無水トリメ
リット酸を合わせた重量の割合が、多いと無水トリメリ
ット酸の溶解性が低下し充分な反応が行えなくなること
や、低いと工業的製造法として不利であることから、1
0重量%〜70重量%の範囲になることが好ましい。水
と共沸可能な芳香族炭化水素として、ベンゼン、キシレ
ン、エチルベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素が例
示でき、特に沸点が比較的低く、作業環境上有害性の少
ないトルエンが好ましく、使用量は、非プロトン性極性
溶媒の0.1〜0.5重量比(10〜50重量%)の範
囲が好ましい。次に、前記(2)の方法により得られる
シリコーン変性ポリアミドイミドについて説明する。 (2−2)シロキサン結合を有するジアミンを含むジア
ミン化合物として、前記した(5式)で示される化合物
がある。その他のジアミンは、前記したものが使用でき
る。 (2−3)トリカルボン酸クロライドとして、トリメリ
ット酸クロライド等がある。 製造法は、良く知られた酸クロライド法により製造する
ことができる。次に、前記(3)の方法により得られる
シリコーン変性ポリアミドイミドについて説明する。 (3−1)シロキサン結合を有するジイソシアネートを
含むジイソシアネート化合物として、前記(4式)で示
されるシロキサンジアミンに対応するジイソシアネート
化合物がある。その他のジイソシアネート化合物は、前
記したものを使用することができる。 (3−2)トリカルボン酸無水物として、無水トリメリ
ット酸等がある。製造法は、従来から良く知られたジア
ミン化合物とジイソシアネート化合物の反応により製造
することができる。
【0024】このような接続基板を作製するには、例え
ば、図2(a)に示すように、少なくとも、接続導体と
なる第1の金属層21と、その第1の金属層21と除去
条件の異なる第2の金属層22からなる複合金属層23
の、第1の金属層21を選択的に除去し、図2(b)に
示すように、2層以上の導体回路101を接続する箇所
にのみ接続用導体13を形成し、図2(c)に示すよう
に、その接続用導体13を埋めるように絶縁樹脂層12
を形成し、図2(d)に示すように、接続用導体13が
露出するように絶縁樹脂層12を研磨する。第1の金属
層21の厚さは、接続用導体13を形成するので、それ
よりも厚くしなければならず、その程度は、次の工程の
絶縁樹脂層12の研磨工程で第1の金属層21が研磨除
去される量に応じて決めなければならない。したがっ
て、第1の金属層21の厚さは、5〜100μmの範囲
であることが好ましい。厚さが5μm未満であると、接
続しようとする導体回路の距離が小さくなり、絶縁性が
低下することがあり、厚さが100μmを超えると、金
属箔の不要な箇所をエッチング除去するときの加工精度
が低下し、好ましくない。より好ましくは、20〜80
μmの範囲である。第2の金属層22の厚さは、5〜1
00μmの範囲であることが好ましく、厚さが5μm未
満であると機械的強度が低下し、第1の金属層21を選
択的にエッチング除去したときに折れたり曲がりやすく
なり、100μmを超えても特に問題はないが、その後
に第2の金属層22を全面に除去するときに、時間がか
かり経済的ではない。より好ましくは20〜80μmの
範囲である。
【0025】さらには、図1(a)に示す接続基板11
を作製するには、接続用導体13が露出するように絶縁
樹脂層12を研磨した後に、第2の金属層22を全て除
去すればよく、図1(b)に示すような接続基板を作製
するには、その第2の金属層22を選択的に除去し、導
体回路101を形成することができる。
【0026】複合金属層が、第1の金属層21と第2の
金属層22とさらに第3の金属層23からなるものであ
り、第2の金属層22と第3の金属層23の除去条件が
異なるものを用いることもできる。このようにする理由
としては、第1の金属層21と第2の金属層22のみで
複合金属層を構成するのが経済的でないからである。と
いうのも、第1の金属層21には、経済的な理由から、
銅を用いるのが好ましく、その銅とエッチング除去条件
の異なる第2の金属層22としては、ニッケルやその合
金を用いるのが好ましいが、ニッケルやその合金は銅に
比べて高価であり、銅である第1の金属層21を選択的
にエッチング除去して接続導体13を形成したときに、
その支えとなる第2の金属層22は、機械的強度が高く
なければならず、従って厚い第2の金属層22を必要と
するが、高価な金属を大量に使用しなければならず、経
済的でない。そこで、エッチング除去条件の異なる第2
の金属層22を薄くして、機械的強度を高めるために第
3の金属層23を用いるものである。このような複合金
属層は、第2の金属層22は薄い方がよく、0.05〜
5μmの範囲であることが好ましい。0.05μm未満
であると、ニッケルやその合金の層を形成するめっき膜
に析出欠陥があると薄いために十分にめっき膜で覆われ
ないので、いわゆるピット(めっき欠け)が発生し、第
1の金属層21をエッチング除去するときに、第3の金
属層23も浸食されたり、そのエッチング液が残り、接
続の信頼性が低下する恐れがある。5μmを超えても工
程上では支障がないが、材料の費用が高くなり、経済的
でない。第3の金属層23の厚さは、5〜100μmの
範囲であることが好ましく、厚さが5μm未満であると
機械的強度が低下し、第1の金属層21を選択的にエッ
チング除去したときに折れたり曲がりやすくなり、10
0μmを超えても特に問題はないが、その後に第3の金
属層23を全面に除去するときに、時間がかかり経済的
ではない。より好ましくは20〜80μmの範囲であ
る。
【0027】この3層の複合金属層を用いた場合、接着
用導体13が露出するように絶縁樹脂層12を研磨した
後に、第3の金属層23を選択的に除去し、導体回路1
02を形成することができる。また、接続用導体13が
露出するように絶縁樹脂層12を研磨した後に、第3の
金属層23を全て除去することもできる。第3の金属層
23を除去した後に、露出した第2の金属層22を除去
することができ、導体回路102を形成した場合には、
導体回路102でない箇所の第2の金属層22を除去で
き、第3の金属層23を全て除去したときには、第2の
金属層22も全て除去することができる。
【0028】絶縁樹脂層12から接続用導体13が露出
した構造とするには、単に、絶縁樹脂層12を研磨する
だけでもよく、研磨のときの樹脂層の研磨量と金属の研
磨量の違いで樹脂層が余計に研磨されることが多いの
で、簡便である。さらには、接続用導体13が露出する
ように絶縁樹脂層12を研磨した後に、露出した接続用
導体13の表面に導体を追加形成することもでき、露出
部が大きくなるので、その上に導体回路101や102
を重ねたときに、接続用導体13が導体回路101、1
02に埋まり、接続が強固に行われるので好ましい。ま
た、接続用導体13が露出するように絶縁樹脂層12を
研磨した後に、露出した接続用導体13の表面に、接触
抵抗の小さい金属皮膜112を形成すれば、接続抵抗を
小さくでき、より好ましい。
【0029】本発明は、図3に示すように、上記に記載
の接続基板11と、少なくともその一方の面に形成され
た接着絶縁層30と、その接着絶縁層3Oの表面に設け
られた外層導体31からなり、その外層導体31が接続
用導体13に接続された多層配線板を提供する。この接
着絶縁層30は、接続基板11の接続用導体13の露出
した高さより薄くすることが好ましい。このときの接着
絶縁層30には、前述の接続基板の絶縁基板と同じ樹脂
を用いることもできるが、シリコーン変性ポリアミドイ
ミドを用いることもできる。その厚さは、5〜100μ
mの範囲であることが好ましく、5μm未満では、絶縁
樹脂を接着強度ガ低下しない程度に均一な厚さに形成す
るのが困難となり、100μmを超えると、接続用導体
13の露出部の形成が困難になる。より好ましくは、2
0〜70μmの範囲である。
【0030】このような方法を用いて、外層導体31を
回路の形状に加工すれば、多層配線板を製造することも
できる。さらには、外層導体31に代えて、両面に回路
を有する基板や、その内部に内層回路を有する多層基板
を用いることができる。
【0031】前述の接続基板を用いて、半導体パッケー
ジ用基板とすることができ、また、前述の多層配線板を
用いて、半導体パッケージ用基板とすることができる。
さらには、半導体チップを搭載する箇所にキャビティを
有するものであってもよい。
【0032】このような半導体パッケージは、前述の方
法を用いて製造することができ、さらに、加熱・加圧し
て積層一体化する工程の後に、半導体チップを搭載する
箇所にキャビティを形成する工程を設けてもよい。
【0033】前述の接続基板、多層配線板、及び半導体
パッケージ用基板を用いて、半導体パッケージとするこ
とができ、このような半導体パッケージは、前述の方法
を用いて製造することができ、半導体チップを搭載する
工程を設けてもよく、また、半導体チップと外層回路と
を接続する工程を設けてもよい。さらには、半導体チッ
プを樹脂で封止する工程を設けてもよい。
【0034】実施例1 図4(a)に示すように、厚さ1.0mmの銅張り積層
板であるMCL−E679(日立化成工業株式会社製、
商品名)の銅箔を全てエッチング除去した支持基板40
を準備した。基板サイズは後に貼り合わせるバンプ内蔵
基板と同じ寸法とし250mm×250mmとした。た
だし、板厚0.8mmとした。次に、図4(b)に示す
ように、この支持基板40の片面に、厚さ25μmのド
ライフィルム状のレジストフィルムである401Y25
(日本合成化学工業株式会社製、商品名)を用い、ロー
ル温度110℃、ロール速度0.6m/minの条件で
ラミネートし、この後、支持基板の周囲から幅にして1
0mm離れた内部領域を、50mJ/cm2 で露光し
た。この後、レジストフィルムの保護皮膜であるキャリ
アフィルムを剥離して、粘着性の樹脂層41を露出させ
た。次に、図4(c)に示すように、このレジスト層の
上に、研磨加工対象となるバンプ内蔵基板44を研磨面
を外側にして設置し、ロール温度110℃、ロール速度
0.6m/minの条件でラミネートした。このバンプ
内蔵基板44は、以下のようにして作製した。図5
(a)に示すように、第1の金属層51が厚さ65μm
の銅であり、第2の金属層52が厚さ0.2μmのニッ
ケルであり、第3の金属層53が厚さ35μmの銅から
なる複合金属層5を準備し、図5(b)に示すように、
第1の金属層51の表面に、接続用導体13の形状にエ
ッチングレジスト54を形成し、図5(c)に示すよう
に、ニッケルを浸食しないエッチング液であるアルカリ
エッチングAプロセス液(メルストリップ社製、商品
名)をスプレー噴霧して、第1の金属層51を選択的に
エッチング除去して、接続用導体13を形成した。この
時のエッチングレジスト54には、レジスト401Y2
5(日本合成化学工業株式会社製、商品名)を用い、複
合金属箔5に、ロール温度110℃、ロール速度は0.
6m/minの条件でレジストをラミネートし、積算露
光量約80mJ/cm2の露光条件で焼き付け、炭酸ナ
トリウム溶液で現像し、レジストの密着を確実なものと
するために200mJ/cm2 で後露光した。第1の
金属層51を選択的にエッチング除去して接続用導体1
3を形成した後、水酸化ナトリウム溶液でエッチングレ
ジスト54を剥離・除去した。次に、図5(d)に示す
ように、このようにして作製した接続用導体13付き複
合金属箔の、接続用導体13の側に、絶縁樹脂層12と
して、加圧成形後の厚さが45μmとなる、ガラス不織
布にエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグであるE67
9−P(日立化成工業株式会社製、商品名)を重ね、さ
らにその絶縁樹脂層12の表面を平滑にするために、厚
さ18μmの銅箔55を、その粗化されていない側の面
が絶縁樹脂層12に接するように重ね、185℃の温度
と、4MPaの圧力を、40分間加えて、加熱・加圧し
て積層一体化し、厚さ18μmの銅箔55を手で剥離し
た。このように、作製したバンプ内蔵基板44を図4
(c)に示すように、支持基板40と粘着性を有する樹
脂層41に貼り合わせたものを得た。その後に、図5
(e)に示すように、絶縁樹脂層12を、水溶性オリー
ブオイル及びエチレングリコールを主成分とし、径が3
〜6μmのダイアモンド粒子を混合した砥粒液で、研磨
して、接続用導体13を露出させた。この後、図5
(f)に示すように、第3の金属層53を、第1の金属
層51と同じエッチング液で全面にエッチング除去し、
さらに、ニッケルのエッチング液であるメルストリップ
N950(メルテックス社製、商品名)を用いて、第2
の金属層52をエッチング除去し、接続用導体13が露
出した接続基板11を作製した。研磨工程では、素材が
金属で表面が鏡面仕上げされた取付け治具の平滑面側に
上記の研磨対象物を重ね、ホットプレートの上で接着し
た。接着条件は、ホットプレートの加熱温度を150℃
に設定し、取付け治具面が75℃に保たれた状態で、こ
の上に、パラフィンと蝋材を混合して70℃で溶融する
ように調合した接着材を塗布し、接着材を溶融させ、こ
の接着材をテフロン(登録商標)性のヘラで引き伸ば
し、全体的に、厚さを均一にした。この上に、支持基板
40が接するように重ね、金属ローラでしごいた後、ホ
ットプレートから取付け治具をおろして、室温中で自然
冷却した。素材が金属で表面が鏡面仕上げされたラップ
用治具の平滑な上面の上に、水溶性オリーブオイルとエ
チレングリコールを主成分とし、平均粒径6μmのダイ
ヤモンド粒子が混合された砥粒液を滴下して、ラップ用
治具を回転させ、砥粒液を回転中心部から滴下し続け、
表面が均一に濡れていることを確認した。この上に、支
持基板40が取付けられた取付け治具を、絶縁樹脂層1
2がラップ用治具に接するように設置し、30分研磨し
た後に、取付け治具を再び、ホットプレートの上におい
て、150℃に加熱し、接着材を溶融させ、支持基板4
0を分離し、支持基板40の表面に付着している接着材
を洗浄・除去した。さらに、支持基板40とバンプ内蔵
基板44とを粘着性を有する樹脂層41で貼り合わせた
ものを支持基板の周囲から10mmを切り落とした。こ
の後、支持基板40に形成された粘着性を有する樹脂層
41の界面から、バンプ内蔵基板44とを容易に引き剥
がし分離することができた。この実施例では、バンプ内
蔵基板44を極めて平滑に仮固定でき、ラップ加工によ
る研磨加工は、30分で、接続用導体13を100%露
出させることができた。また、バンプ内蔵基板44の第
3の金属層53は、汚染もなく、後工程で支障はなかっ
た。
【0035】実施例2 図6(a)に示すように、厚さ1.0mmの銅張り積層
板であるMCL−E679(日立化成工業株式会社製、
商品名)の銅箔を全てエッチング除去して支持基板40
として準備した。基板サイズは後に貼り合わせるバンプ
内蔵基板と同じ寸法とし250mm×250mmとし
た。ただし、板厚0.8mmとした。この支持基板40
の両面に、厚さ25μmのドライフィルム状のレジスト
フィルムである401Y25(日本合成化学工業株式会
社製、商品名)を用い、ロール温度110℃、ロール速
度0.6m/minの条件でラミネートし、この後、支
持基板の周囲から幅にして10mm離れた内部領域を、
50mJ/cm2 で露光した。この後、レジストフィ
ルムの保護皮膜であるキャリアフィルムを剥離して、粘
着性の樹脂層41を露出させた。次に、図6(b)に示
すように、このレジスト層の上に、研磨加工対象とした
バンプ内蔵基板44を、研磨面を外側にして設置し、ロ
ール温度110℃、ロール速度0.6m/minの条件
でラミネートした。次に、図6(c)に示すように、支
持基板40の両面に粘着性を有する樹脂層41を介し
て、両面に貼り合わせた2枚のバンプ内蔵基板44を、
2つの回転する研磨ロールの間を通し、荷重300N/
m、回転速度60rpmの条件で、研磨した。さらに、
この支持基板40の両面にバンプ内蔵基板44が粘着性
を有する樹脂層41で貼り合わされたものを、周囲から
10mmを切り落とした。この後、支持基板40に形成
された粘着性を有する樹脂層41の界面から、バンプ内
蔵基板44とを容易に引き剥がし分離することができ
た。この実施例では、10分で、接続用導体13を10
0%露出させることができた。バンプ内蔵基板の銅金属
層は、汚染もなく、後工程で支障はなかった。両面加工
であること、溶融接着材を使用しないことから、実施例
1に比べても、飛躍的に生産性を向上させることができ
た。
【0036】比較例1 図7(a)に示すように、実施例1で作製したバンプ内
蔵基板44を準備した。このバンプ内蔵基板44を、図
7(b)に示すように、実施例1で用いたラップ加工を
行うために、素材が金属で表面が鏡面仕上げされた取付
け治具71の平滑面側に重ね、ホットプレートの上で接
着した。接着条件は、ホットプレートの加熱温度を15
0℃に設定し、取付け治具面が75℃に保たれた状態
で、この上に、パラフィンと蝋材を混合して70℃で溶
解するように調合した接着材72を塗布し、接着材72
を溶融させ、この接着材72をテフロン性のヘラで引き
伸ばし、全体的に、厚さを均一にした。この上に、バン
プ内蔵基板44が接するように重ね、金属ローラでしご
いだ後、ホットプレートから取付け治具71をおろし
て、室温中で自然冷却した。この後、実施例1と同じ条
件で、図7(c)に示すように、ラップ用治具73、砥
粒液74を用いて、ラップ加工による研磨を行った。こ
の比較例では、バンプ内蔵基板44を接着する際、下地
の溶融した接着材72の膜厚ばらつきに追従してしま
い、その表面がうねり、平滑な面でないため、場所によ
り研磨できず、接続用導体13を露出させることができ
ない箇所があった。特に、基板サイズを大きくすると、
この現像が顕著であった。また、この工程では、第3の
金属層53の表面に付着した残留接着材が、後工程で支
障のない程度まで洗浄する必要があり、工程の増大を惹
起することも分かった。
【0037】実施例3 実施例1で得た接続基板11の露出させた接続用導体1
3の表面に、無電解銅めっき液であるL−59めっき液
(日立化成工業株式会社製、商品名)を用いて、図8
(b)に示すように、厚さ5μmの接続用導体13を追
加形成した。
【0038】実施例4 実施例1で得た接続基板11の露出させた接続用導体1
3の表面に、図8(c)に示すように、接触抵抗の小さ
い金属皮膜112として、厚さ5μmのニッケル下地め
っきと、厚さ0.3μmの金めっきを形成した。
【0039】実施例5 実施例1で作製した接続基板11の露出した接続用導体
13の両面に、接着絶縁層30として、厚さ10μmの
エポキシ系接着剤81と、厚さ18μmの銅箔を重ね、
180℃の温度と、2MPaの圧力を加えて、加熱・加
圧して積層一体化し、銅箔の不要な箇所を、選択的にエ
ッチング除去して外層回路82を形成し、図8(d)に
示すように、配線板を作製した。
【0040】実施例6 実施例1で作製した接続基板11の露出した接続用導体
13の表面に、実施例5と同じエポキシ系接着剤81
と、回路銅箔83を有する外層基板84を重ね、180
℃の温度と、4.5MPaの圧力を加えて、加熱・加圧
して積層一体化して、図8(e)に示すように、多層配
線板を作製した。このときの外層基板84は、厚さ0.
1mmのガラス布にエポキシ樹脂を含浸させたプリプレ
グの両面に厚さ18μmの銅箔を重ねて、加熱・加圧し
て積層一体化した両面銅張り積層板に、穴をあけ、薄く
無電解銅めっきし、厚さ25μmに電解銅めっきした後
に、不要な銅部分を、レジストを形成して、選択的にエ
ッチング除去した両面回路板を用いた。
【0041】実施例7 図8(a)に示すように、実施例1で作製した接続基板
11の露出した接続用導体13の一方の面に、めっきレ
ジスト85を形成して無電解めっきで回路導体83を形
成し、他方の面には、実施例5と同じエポキシ系接着剤
81と、外層基板86を重ね、180℃の温度と、4.
5MPaの圧力を加えて、加熱・加圧して積層一体化
し、外層基板86の外層回路87と接続し、図8(f)
に示すように、多層配線板を作製した。このときの外層
基板86は、厚さ0.1mmのガラス布にエポキシ樹脂
を含浸させたプリプレグの両面に厚さ18μmの銅箔を
重ねて、加熱・加圧して積層一体化した両面銅張り積層
板の、バイアホールを形成する箇所の銅箔のみをエッチ
ング除去して開口部を形成し、その開口部に、レーザ加
工機を用いて、照射エネルギー100mJ/cm2
パルス幅50μsec、ショット数5ショット/sec
の条件で穴あけを行い、過マンガン酸溶液でスミア処理
し、無電解めっきで厚さ20μmのめっきを行って、両
面の銅箔を接続し、その銅箔の不要な箇所を選択的にエ
ッチング除去して、外層回路87を形成した。
【0042】実施例8 実施例7で作製した多層配線板に、半導体チップを搭載
し、ワイヤボンディングで外層回路と半導体チップを接
続し、エポキシ樹脂で半導体チップと、ワイヤボンディ
ングした箇所とを封止し、半導体パッケージとした。
【0043】実施例9 実施例7の片面に回路を形成した後に、半導体チップを
搭載する箇所に、ルータで開口部を形成し、キャビティ
とし、外層回路を形成した後に、そのキャビティ部分に
半導体チップを貼り付け、ワイヤボンディングで外層回
路と半導体チップを接続し、エポキシ樹脂で半導体チッ
プと、ワイヤボンディングした箇所とを封止し、半導体
パッケージとした。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によっ
て、研磨が均一に行え、かつ効率的な薄板状物品の加工
方法と、その方法を用いて、精度に優れ、強度に優れ、
接続信頼性に優れ、かつ必要な箇所のみの接続の行える
接続基板とその接続基板を用いた多層配線板と半導体パ
ッケージ用基板と半導体パッケージ並びに効率よくこれ
らを製造する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、それぞれ本発明の接続基板
の形態を説明するための断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、それぞれ本発明の接続基板
の製造方法を説明するための各工程における断面図であ
る。
【図3】本発明の接続基板の製造方法を説明するための
断面図である。
【図4】(a)〜(c)は、本発明の一実施例に用いた
仮固定方法の製造工程を説明するための各工程における
断面図である。
【図5】(a)〜(f)は、本発明の一実施例に用いた
バンプ内蔵基板と接続基板を製造するための断面図であ
る。
【図6】(a)〜(c)は、本発明のバンプ内蔵基板の
仮固定方法及び研磨工程を示す断面図である。
【図7】(a)〜(c)は、比較例1を説明する断面図
である。
【図8】(a)〜(f)は、各種接続用基板とそれを用
いた多層板の製造法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
11.接続基板 12.絶
縁樹脂層 13.接続用導体 101.
導体回路 102.導体回路 111.
金属層 112.接触抵抗の小さい金属皮膜 21.第
1の金属層 22.第2の金属層 23.第
3の金属層 30.接着絶縁層 31.外
層導体 40.支持基板 41.粘
着性を有する樹脂層 44.バンプ内蔵基板 5.複合
金属層 51.第1の金属層 52.第
2の金属層 53.第3の金属層 54.エ
ッチングレジスト 55.銅箔 66.研
磨ロール 71.取付け治具 72.接
着材 73.ラップ用治具 74.砥
粒液 81.エポキシ系接着剤 82.外
層回路 83.回路導体 84.外
層基板 85.めっきレジスト 86.外
層基板 87.外層回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/46 H05K 3/46 G X H01L 23/12 N (72)発明者 中祖 昭士 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館事業所内 Fターム(参考) 4F100 AB01C AR00A AR00B AR00C BA03 BA07 BA10A BA10C EJ262 GB41 JB14B JK01 JK01A JK06 JK06B JL13B JM02C 5E346 AA02 AA04 AA12 AA15 AA29 AA32 AA43 CC09 CC10 CC12 CC13 CC32 CC37 CC38 CC55 DD32 EE12 EE13 EE18 FF01 FF27 GG01 GG15 GG28 HH07 HH11 (54)【発明の名称】 薄板状物品の加工方法とその加工方法を用いた接続基板の製造方法と接続基板と多層配線板の製 造方法と多層配線板と半導体パッケージ用基板の製造方法と半導体パッケージ用基板と半導体パ ッケージの製造方法と半導体パッケージ

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剛性の高い支持基板または薄板状物品の表
    面のいずれかに、粘着性を有する樹脂層を形成し、その
    樹脂層を介して、剛性の高い支持基板と薄板状物品を貼
    り合わせて加工を行う薄板状物品の加工方法。
  2. 【請求項2】加工が、研磨である請求項1に記載の薄板
    状物品の加工方法。
  3. 【請求項3】研磨を、ロール状研磨機で行う請求項2に
    記載の薄板状物品の加工方法。
  4. 【請求項4】貼り合わせを、加熱しながら行う請求項1
    〜3のうちいずれかに記載の薄板状物品の加工方法。
  5. 【請求項5】接着性を有する樹脂層に、感光性ドライフ
    ィルム状の樹脂層を用い、剛性の高い支持基板と薄板状
    物品を貼り合わせる前に、所定の範囲を露光して粘着力
    を調整する請求項1〜4のうちいずれかに記載の薄板状
    物品の加工方法。
  6. 【請求項6】剛性の高い支持基板と薄板状物品を機械的
    に剥離する請求項1〜5のうちいずれかに記載の薄板状
    物品の加工方法。
  7. 【請求項7】粘着力を露光により調整する範囲を、貼り
    合わせ領域の周囲部分から内側領域に設け、研磨後に粘
    着力を調整していない周囲部分領域を切り落として、そ
    の後、薄板状物品と剛性の高い支持基板を機械的に分離
    する請求項1〜6のうちいずれかに記載の薄板状物品の
    加工方法。
  8. 【請求項8】少なくとも、接続導体となる第1の金属層
    と、その第1の金属層と除去条件の異なる第2の金属層
    からなる複合金属層の、第1の金属層を選択的に除去
    し、2層以上の導体回路の接続する箇所にのみ接続用導
    体を形成し、その接続用導体を埋めるように絶縁樹脂層
    を形成した薄板状物品と、剛性の高い支持基板のいずれ
    かの表面に、粘着性を有する樹脂層を形成し、その樹脂
    表面の所定領域の粘着力を変化させた後、薄板状物品と
    剛性の高い支持基板を貼り合わせ、接続用導体が露出す
    るように絶縁樹脂層を研磨する工程を有する接続基板の
    製造方法。
  9. 【請求項9】接続用導体が露出するように絶縁樹脂層を
    研磨した後に、第2の金属層を選択的に除去し、導体回
    路を形成する工程を有する請求項8に記載の接続基板の
    製造方法。
  10. 【請求項10】接続用導体が露出するように絶縁樹脂層
    を研磨した後に、第2の金属層を全て除去する工程を有
    する請求項8に記載の接続基板の製造方法。
  11. 【請求項11】複合金属層が、第1の金属層と第2の金
    属層とさらに第3の金属層からなるものであり、第2の
    金属層と第3の金属層の除去条件が異なるものを用いる
    請求項8に記載の接続基板の製造方法。
  12. 【請求項12】接続用導体が露出するように絶縁樹脂層
    を研磨した後に、第3の金属層を選択的に除去し、導体
    回路を形成する工程を有する請求項11に記載の接続基
    板の製造方法。
  13. 【請求項13】接続用導体が露出するように絶縁樹脂層
    を研磨した後に、第3の金属層を全て除去する工程を有
    する請求項11に記載の接続基板の製造方法。
  14. 【請求項14】第3の金属層を除去した後に、露出した
    第2の金属層を除去する請求項12または13に記載の
    接続基板の製造方法。
  15. 【請求項15】接続用導体が露出するように絶縁樹脂層
    を研磨した後に、露出した接続用導体の表面に導体を追
    加形成する工程を有する請求項8〜14のうちいずれか
    に記載した接続基板の製造方法。
  16. 【請求項16】接続用導体が露出するように絶縁樹脂層
    を研磨した後に、露出した接続用導体の表面に、接触抵
    抗の小さい金属皮膜を形成する工程を有する請求項8〜
    15のうちいずれかに記載の接続基板の製造方法。
  17. 【請求項17】請求項8〜16のうちいずれかの方法に
    よって製造され、2層以上の導体回路を接続する基板で
    あって、絶縁樹脂層と接続用導体からなり、その接続用
    導体が、2層以上の導体回路の接続する箇所にのみ絶縁
    樹脂層を厚さ方向に貫くように形成され、絶縁樹脂層の
    少なくとも一方の面から露出している接続基板。
  18. 【請求項18】絶縁樹脂層の一方の面に導体回路を有す
    る請求項17に記載の接続基板。
  19. 【請求項19】導体回路が金属層である請求項18に記
    載の接続基板。
  20. 【請求項20】絶縁樹脂層の両面に接続用導体が露出し
    ている請求項17に記載の接続基板。
  21. 【請求項21】接続用導体の露出した部分が、接触抵抗
    の小さい金属で覆われている請求項17〜20のうちい
    ずれかに記載の接続基板。
  22. 【請求項22】絶縁樹脂層が、シリコーン変性ポリアミ
    ドイミドである請求項17〜21のうちいずれかに記載
    の接続基板。
  23. 【請求項23】請求項17〜22のうちいずれかに記載
    の接続基板と、少なくともその一方の面に形成された接
    着絶縁層と、その接着絶縁層の表面に設けられた外層導
    体からなり、その外層導体が接続用導体に接続された多
    層配線板。
  24. 【請求項24】接着絶縁層が、シリコーン変性ポリアミ
    ドイミドである請求項23に記載の多層配線板。
  25. 【請求項25】請求項8〜16のうちいずれかに記載の
    方法を用いて作成した接続基板に、少なくともその一方
    の面に形成された接着絶縁層を形成し、その接着絶縁層
    の表面に外層導体を形成し、かつその外層導体を接続用
    導体に接続する工程を有する多層配線板の製造方法。
  26. 【請求項26】接続用導体が露出するように絶縁樹脂層
    を研磨した後に、露出した接続用導体の表面に、接着絶
    縁層と金属箔を重ね、加熱・加圧にして積層一体化する
    工程を有する請求項25に記載の多層配線板の製造方
    法。
  27. 【請求項27】接続用導体が露出するように絶縁樹脂層
    を研磨した後に、露出した接続用導体の表面に、接着絶
    縁層と回路導体を有する外層基板を重ね、加熱・加圧に
    して積層一体化する工程を有する請求項25または26
    に記載の多層配線板の製造方法。
  28. 【請求項28】外層基板に、絶縁層の一方の面に導体回
    路を有し、他方の面に金属箔を有する基板を用いる請求
    項27に記載の多層配線板の製造方法。
  29. 【請求項29】外層基板に、絶縁層の両面に導体回路を
    有する基板を用いる請求項27に記載の多層配線板の製
    造方法。
  30. 【請求項30】外層基板に、両面の導体を接続するバイ
    アホールを有する基板を用いる請求項27〜29のうち
    いずれかに記載の多層配線板の製造方法。
  31. 【請求項31】外層基板に、基板の内部に内層回路を有
    する基板を用いる請求項29に記載の多層配線板の製造
    方法。
  32. 【請求項32】接着絶縁層に、シリコーン変性ポリアミ
    ドイミドを用いる請求項25〜31のうちいずれかに記
    載の多層配線板の製造方法。
  33. 【請求項33】加熱・加圧して積層一体化する工程の後
    に、外層回路を形成する工程を有する請求項25〜32
    のうちいずれかに記載の多層配線板の製造方法。
  34. 【請求項34】請求項8〜16のうちいずれかに記載の
    接続基板を用い、半導体チップを搭載する箇所にキャビ
    ティを有する半導体パッケージ用基板。
  35. 【請求項35】請求項23または24に記載の多層配線
    板を用い、半導体チップを搭載する箇所にキャビティを
    有する半導体パッケージ用基板。
  36. 【請求項36】請求項8〜16のうちいずれかの方法で
    製造した接続基板及び/又は請求項25〜33のうちい
    ずれかに記載の方法で製造した多層配線板を用い、半導
    体チップを搭載する箇所にキャビティを形成する工程を
    有する半導体パッケージ用基板の製造方法。
  37. 【請求項37】請求項17〜22のうちいずれかに記載
    の接続基板、請求項23〜24のうちいずれかに記載の
    多層配線板、及び/又は請求項34〜35のうちいずれ
    かに記載の半導体パッケージ用基板を用い、半導体チッ
    プを搭載した半導体パッケージ。
  38. 【請求項38】請求項8〜16、請求項25〜33、請
    求項36に記載の方法を用い、半導体チップを搭載する
    工程を有する半導体パッケージの製造方法。
  39. 【請求項39】半導体チップと外層回路とを接続する工
    程を有する請求項36に記載の半導体パッケージの製造
    方法。
  40. 【請求項40】半導体チップを樹脂で封止する工程を有
    する請求項35または36に記載の半導体パッケージの
    製造方法。
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