JP2002136472A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2002136472A
JP2002136472A JP2000336375A JP2000336375A JP2002136472A JP 2002136472 A JP2002136472 A JP 2002136472A JP 2000336375 A JP2000336375 A JP 2000336375A JP 2000336375 A JP2000336375 A JP 2000336375A JP 2002136472 A JP2002136472 A JP 2002136472A
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scope
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JP2000336375A
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Nobuyuki Matsuura
伸之 松浦
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端構成部の外形を細径化することができる
と共に、ライトガイドバンドルの先端側を簡単に固着で
きる内視鏡を提供する。 【解決手段】 電子内視鏡の挿入部の先端の先端構成部
15は金属等の硬質部材による円柱形状の先端部本体2
4で構成され、この先端部本体24は外周面の一部が断
面が扇状に切り欠かれた切り欠き凹部34が形成され、
この切り欠き凹部34には断面が扇状にされたライトガ
イド先端部21が内側に、その外周側にはライトガイド
先端部21の外周面のみを覆い、断面が円弧状で、切り
欠き凹部34を滑らかに閉塞するような口金35を配置
して固着することにより、ライトガイド先端部21の一
部のみを覆う口金35により先端構成部15に少ないス
ペースで簡単に取付けができるようにして、先端構成部
15の細径化を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明用ライトガイド
バンドルを先端構成部に設置した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療用分野及び工業用分野におい
て、内視鏡が広く用いられるようになた。例えば特開平
8−136829公報に示すように、照明用のライトガ
イドバンドルの先端側にはパイプ状の口金が固定されて
いて、先端構成部に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ライトガイドバンドル
の先端側にはパイプ状の口金がある為、先端構成部には
その為のスペース確保と先端構成部外形とのスペースを
確保する必要から先端構成部のさらなる細径化が難しか
った。
【0004】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、先端構成部の外形を細径化するこ
とができると共に、ライトガイドバンドルの先端側を簡
単に固着できる内視鏡を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】先端構成部に少なくとも
照明用ライトガイドバンドルが固定される内視鏡におい
て、先端構成部の一部を切り欠くことにより形成した切
り欠き凹部に、該切り欠き凹部における切り欠く前の外
周面を形成する部分より内側部分に照明用ライトガイド
バンドルの先端側を内側に、その外周側に前記切り欠く
前の外周面と略同一形状の口金部材を配置して、前記切
り欠き凹部を切り欠く前と略同一外形となるように照明
用ライトガイドバンドルの先端側を固着したことによ
り、照明用ライトガイドバンドルの先端側を先端構成部
の切り欠き凹部に簡単に固着できると共に、先端構成部
の外形を細径化することができるようにしている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた内
視鏡装置の全体構成を示し、図2は電子内視鏡の先端側
の構造を断面図で示し、図3は図2のA−A線断面を示
し、図4は先端構成部に固着されるライトガイドバイド
ルの形状を示す。
【0007】図1に示すように内視鏡装置1は撮像手段
を内蔵した本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡2
と、この電子内視鏡2に照明光を供給する光源装置3
と、撮像手段に対する信号処理を行う信号処理手段を内
蔵したビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4
により信号処理された映像信号による内視鏡像を表示す
るモニタ5と、映像信号を記録及び再生するVTRデッ
キ6と、映像信号により内視鏡像のハードコピーを得る
ビデオプリンタ7と、映像信号を記録する大容量の記憶
装置であるビデオディスク8とから構成される。
【0008】この電子内視鏡2は細長の挿入部9と、こ
の挿入部9の後端に形成された操作部11と、この操作
部11から外部に延出されたユニバーサルケーブル12
とを有し、このユニバーサルケーブル12の末端にはコ
ネクタ13が設けてあり、このコネクタ13は光源装置
3に着脱自在で接続される。また、このコネクタ13に
はスコープケーブル14の一方の端部に設けたコネクタ
が接続され、他方の端部に設けたコネクタはビデオプロ
セッサ4に着脱自在で接続される。
【0009】挿入部9はその先端に形成された硬質の先
端構成部15と、この先端構成部15の後端に形成さ
れ、湾曲自在の湾曲部16と、この湾曲部16の後端か
ら操作部11の前端に至る長尺で可撓性を有する可撓部
17とから構成される。また、操作部11の前端付近に
は処置具挿入口18が設けてあり、この処置具挿入口1
8から処置具を挿入して処置を行うことができる。
【0010】図2に示すように電子内視鏡2は挿入部9
内に照明光を伝送して照明するためのライトガイドバン
ドル20が挿通され、このライトガイドバンドル20は
図1に示す操作部11からユニバーサルケーブル12内
を挿通され、コネクタ13を光源装置3に接続すること
により、光源装置3からの照明光がライトガイドバンド
ル20に供給される。このライトガイドバンドル20に
より供給された照明光をその先端側に伝送する。
【0011】このライトガイドバンドル20は先端側を
除いて略円形の断面形状であり、その先端側は後述する
切り欠き凹部34の断面形状に合わせて成形されたライ
トガイドバンドル先端部(以下、ライトガイド先端部)
21が形成されている。そして、このライトガイド先端
部21の先端面から伝送した照明光を前方側に出射し、
患部等の被写体を照明する照明光学系を形成している。
【0012】照明された患部等の被写体は先端構成部1
5に設けた固体撮像装置22により撮像され、この撮像
された信号はケーブル23を介してビデオプロセッサ4
に入力され、映像信号に変換され、モニタ5等に出力さ
れる。
【0013】図3に示すように先端構成部15には、こ
の先端構成部15を構成する円柱形状の硬質の先端部本
体24にレンズ枠取付孔25を設け、固体撮像装置22
のレンズ枠26が固定され、このレンズ枠取付孔25に
隣接して処置具挿通用孔27が設けてある。
【0014】図2に示すように、固体撮像装置22はレ
ンズ枠26と、このレンズ枠26に取り付けられた対物
光学系28及びフィールドレンズ29と、その結像位置
に配置された固体撮像素子としての例えばCCD31
と、このCCD31の裏面に配置されたIC、コンデン
サ等の電子部品を実装した回路基板32と、これらの周
囲には接着剤33等が充填され、CCD31側等に湿気
が侵入するのを防止している。
【0015】また、図3に示すようにこの先端部本体2
4は略円柱形状の一部がその断面形状が扇形に切り欠か
れた切り欠き凹部34が形成され、この切り欠き凹部3
4には図4に示すようにこの切り欠き凹部34に一致す
る形状に成形された、つまり扇形の断面形状にされたラ
イトガイド先端部21を内側に、その外周側には、切り
欠き凹部を形成する前の(切り欠き凹部の)外周部分の
形状と同じ外形形状(円筒の一部)の口金35を配置し
て、接着剤等により固着される。
【0016】つまり、この切り欠き凹部34には、この
切り欠き凹部を形成するために切り取った切り欠き片と
同一形状のライトガイド先端部21とその外周側に配置
され、ライトガイド先端部24を保護する保護部材とし
ての硬質の口金35が固着されるようにしている。
【0017】この場合の口金35としては、上記切り欠
き片の(外周側を残してその)内周側を切り欠いて、そ
の切り欠いた内周側部分にライトガイド先端部21を配
置して切り欠き凹部34に固着するようにしても良い。
【0018】この口金35はその外周形状が先端部本体
24の切り欠き凹部34を形成する前の外周形状部分に
一致するので、切り欠き凹部34にライトガイド先端部
21と口金35を固着した場合、切り欠き凹部34は切
り欠かれる前の外周面とスムーズに連結されるようにな
る。
【0019】換言すると、切り欠き凹部34内にライト
ガイド先端部21を収納して、その外周側を露出させる
ことなく覆う口金35で切り欠き凹部を閉塞固定した場
合の形状は切り欠かれる前と同じ形状が保たれることに
なる。
【0020】従って、ライトガイド先端部21と口金3
5を先端部本体24に取り付けた場合(組み付けた場
合)の先端部本体24は切り欠き凹部34を形成しない
場合と同様な外形形状が完成するようになっている。つ
まり、ライトガイド先端部21を固定する口金35は先
端部本体24の一部を兼用する、或いは先端部本体24
の一部がライトガイド先端部21の外周側を覆い保護し
て固定する口金35の機能を兼用するようにしている。
【0021】このような構成の電子内視鏡2において
は、その先端構成部15を構成する先端部本体24に固
体撮像装置22等の内蔵物を取付け、その先端部本体2
4における外周側から形成した切り欠き凹部34にライ
トガイド先端部21と口金35とを嵌合配置して接着剤
等で簡単に固定できるようにすると共に、この口金35
が切り欠き凹部34の先端部本体24の機能を兼ねる。
【0022】従って、ライトガイドバンドル20の先端
側外周をリング状の口金を介して先端部本体24に固定
する場合よりも、ライトガイド先端部21の全周の一部
のみを覆い、切り欠いた部分の先端部本体24の機能を
兼ねるような口金35を用いてライトガイド先端部21
を固定するようにしているので、ライトガイド先端部2
1を覆っていない部分の口金部分に相当するスペースを
不必要として、より高密度の実装ができ、先端構成部1
5をより細径化することができる。
【0023】つまり、本実施の形態は以下の効果を有す
る。先端構成部15で他の内蔵物が配設された以外のス
ペースにライトガイドバンドル20のライトガイド先端
部21をより高密度で配設でき、先端構成部15の限ら
れたスペースを有効に利用でき、先端構成部15をより
細径化することが出来る。また、ライトガイド先端部2
1を直接、先端構成部15の孔に挿入して固定する場合
よりも、簡単に固着することができる。
【0024】なお、切り欠き凹部34には、この切り欠
き凹部と同じ形状のライトガイド先端部21と口金35
が固着される等と説明したが、これに限定されるもので
なく、略同じ形状のもので固着しても良いし、凹部の外
周部分が凹部に隣接する外周面と略円滑に連結されるよ
うにしても良い。
【0025】なお、本実施の形態ではライトガイド先端
部21の形状としては断面が扇形の形状のものにしてい
るが、この形状に限定されるものでない。また、本実施
の形態ではライトガイド先端部21を口金35と一体化
したものを切り欠き凹部34に固着するようにしている
が、例えばライトガイド先端部21を切り欠き凹部34
に収納し、その外側から少なくともライトガイド先端部
21の外周面を覆うように口金35を被せて固着するよ
うにしても良い。
【0026】また、ライトガイド先端部21を予め切り
欠き凹部34の形状と殆ど一致する形状に硬質化したも
のを切り欠き凹部34に収納しても良いが、ライトガイ
ドバンドル20の軟性のままのファイバガンドルの端部
側を切り欠き凹部34に(経時的に固着する接着剤を含
ませる等して)収納した後、その外側に口金35を被せ
るようにして固着するようにしても良い。
【0027】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図5及び図6を参照して説明する。図5は
第2の実施の形態の側視型の電子内視鏡の先端側を示
し、図6は図5のB−B線断面図を示す。
【0028】図5に示すように側視型の電子内視鏡の挿
入部37の先端構成部38は硬質の先端部本体39で構
成され、この先端部本体39には側視照明光学系として
のライトガイド先端部40と固体撮像装置41とが設け
てある。
【0029】固体撮像装置41は側方に臨むカバーガラ
スの内側に配置されたプリズム42と、このプリズム4
2で変更された光軸方向に沿ってレンズ枠43に取り付
けられた対物光学系44と、このレンズ枠43に嵌合し
たCCD素子枠45に取り付けられたCCD46と、こ
のCCD46の裏面に配置された回路基板47と、この
回路基板47に接続されたケーブル48と、回路基板4
7の周囲を覆うように充填された接着剤49と、からな
る。
【0030】本実施の形態においても、第1実施の形態
と同様に先端構成部38を構成する硬質の先端部本体3
9には、図6に示すように切り欠き凹部50が設けてあ
り、この切り欠き凹部50にはライトガイドバンドル5
1の先端側のライトガイド先端部40が口金52で先端
部本体39にろう付け或いは接着剤で固着されている。
【0031】本実施の形態においても、口金52を固着
した場合の形状は先端部本体39に切り欠き凹部50を
形成しない状態の外形と同じ形状となるようにしてい
る。なお、先端部本体39の後端には湾曲部を構成する
最先端の湾曲駒及び外皮チューブが固着されている。本
実施の形態は側視型の場合であるが、その作用及び効果
は第1の実施の形態と同様である。
【0032】図7は側視型の内視鏡の挿入部55の先端
構成部56の断面を示す。先端構成部56には鉗子台5
7が軸58の周りで回動自在に固定されている。鉗子台
57には図示しない鉗子起上操作ワイヤが回動可能に固
定されており、この鉗子起上操作ワイヤによる押し引き
操作により鉗子台57は軸58を中心に回動するように
なっている。
【0033】また、先端構成部56にはチャンネル開口
部59に対向してチャンネルパイプ60が固定され、更
に、チャンネルパイプ60にチャンネルチューブ61が
固定されている。
【0034】チャンネルチューブ61内に挿通された処
置具62はチャンネルパイプ60、チャンネル開口部5
9を通って突き出される。突き出された処置具62は鉗
子起上操作ワイヤの操作による鉗子台57の回動により
処置具62の突き出し方向を変えられるようになってい
る。
【0035】チャンネルパイプ60は、鉗子台先端57
aと、チャンネルパイプ取り付け穴の中心63と結ぶ軸
(2点鎖線で示す)と略平行になるように先端構成部5
6に配設されている。
【0036】このような構成にすることにより以下の効
果を有することになる。硬質長の長い処置具を使用する
ときにも、チャンネルパイプ60が鉗子台先端57aと
チャンネルパイプ取り付け穴の中心を結ぶ軸と略平行に
なるように先端構成部56に配設されているので、鉗子
台57に引っ掛かることなく容易に処置具62を挿通す
ることが出来る。
【0037】図8は硬性の挿入部を有する電子内視鏡の
操作部に設けた操作手段を示す。この電子内視鏡では、
挿入部中心軸64に対して操作手段の操作中心軸65が
略垂直になるように挿入部と操作部が配設されている。
【0038】操作部には吸引や送気・送水等を制御する
吸引ボタン66、送気・送水ボタン67や内視鏡画像の
フリーズ等の制御をするフリーボタン68等が設けられ
ている。これらボタン類66,67,68等の操作方向
は挿入部の中心軸64と略平行になるようになってい
る。
【0039】このような構成にすることにより、以下の
効果を有することになる。内視鏡の挿入進退操作方向と
同じ向きに各ボタン類の押す操作ができ、操作性が良く
なる。
【0040】図9及び図10を参照して内視鏡操作部の
グリップ形状を任意に変更できる内視鏡を説明する。操
作部69のグリップ部分は図9に示すようにグリップ
(a)70a,グリップ(b)70b,グリップ(c)
70cの3体で構成され、図10(A)に示すように手
で握る部分であるグリップ(a)70a,グリップ
(b)70bは両側から着脱できるようになっている。
その内側にはインナーカバー71があり、グリップ
(a)70a,グリップ(b)70bを外した状態での
操作部69の水密を確保できるようにしている。
【0041】図10(B)はグリップ(a)70a,グ
リップ(b)70b,グリップ(c)70cとは外形形
状が異なるグリップ(a)70a′,グリップ(b)7
0b′を取り付けたものである。
【0042】このような構成にすることにより、以下の
効果を有する。使用者の好みにより手で把持する部分で
あるグリップ等を任意に交換して使用できるので、使用
者個々で操作感の良い内視鏡とすることができる。
【0043】図11は子スコープ77の挿入部78を示
す。この子スコープ77の挿入部78の全長にわたっ
て、UP方向及び/またはDOWN方向の位置に沿って
挿入部78の外観色と異なる色で線状の指標79が設け
られている。
【0044】この構成により、以下の効果を有する。子
スコープ77の挿入部78全長にわたってUP方向及び
/またはDOWN方向を示す指標79があるので、親ス
コープの鉗子チャンネルに子スコープ77を挿入する
際、方向を合わせることが容易であるので、親スコープ
の湾曲部で子スコープ77の湾曲部の方向がずれること
を防ぐことができ、子スコープ77に無理な力が加わる
のを防止できる。
【0045】図12は親スコープの鉗子チャンネルに挿
通して使用する子内視鏡の湾曲部(湾曲管)72の構造
の概略を示す。湾曲部72は第1湾曲駒73a、第2湾
曲駒73b、第3湾曲駒73c、…等隣接する複数の湾
曲駒をリベット74でそれぞれ回動自在に連結して構成
されている。
【0046】内視鏡の先端構成部75に第1湾曲駒73
aが固定され、先端構成部75(或いは第1湾曲駒73
a)には上下方向に湾曲するための操作ワイヤ76の先
端が上下方向の位置にそれぞれ固定されており、湾曲部
72内を挿通され、更にその後方に延出された操作ワイ
ヤ76は図示しない操作部に接続され、操作部の操作ノ
ブの回動操作により操作ワイヤ76の押し引きにより湾
曲部72は上下方向に湾曲するようになっている。
【0047】図12から分かるように湾曲駒の縦列接続
においては、上下(U/D)方向に曲がる(回動自在
の)接続部と、左右(R/L)方向に曲がる接続部とが
交互になる構造にされている。従って、操作ワイヤ76
の操作によって湾曲する方向は上下方向だが、湾曲部7
2に左右方向に曲げる外力が加わると、左右方向に曲が
る構造になっている。
【0048】この構成により以下の効果を有する。親ス
コープの鉗子チャンネルに挿入した時、親スコープの湾
曲部分に子スコープの湾曲部72がある時、親スコープ
の湾曲方向と子スコープの湾曲方向が合っていなくても
(親スコープの湾曲方向が上下で子スコープの湾曲部7
2が左右方向に曲げられる)子スコープの湾曲部72に
対して無理な力が加わるのを防止できる。
【0049】図13は処置具(生検鉗子)80を先込め
で設置した子スコープ81の挿入部82を示す。子スコ
ープ81は親スコープの鉗子チャンネルに挿通して使う
関係から挿入部82の外形が小径に限定される為、処置
具挿通用のチャンネルも小径にならざる得ず、子スコー
プ81での処置が難しかった。この子スコープ81の目
的は処置能が向上できるものを提供することにある。
【0050】先込め式処置具80は子スコープ81の先
端部83側から子スコープ81のチャンネル内に操作ワ
イヤ(図示しない)を挿通し、ハンドル部84に固定さ
れている。ハンドル部84は処置具スライダ85に対し
て押し引きできるようになっている。また、このハンド
ル部84を押し引き操作することにより先込め式処置具
80の先端カップ部80aが開閉するようなっている。
処置具スライダ85は子スコープ操作部86の鉗子口部
87にネジ88により固定される。
【0051】この子スコープ81を親スコープの鉗子チ
ャンネルに挿通し、更に子スコープ81で目的とする患
部まで挿入し、子スコープ81での直視下に患部を観察
しながら処置(生検)することが出来るようなってい
る。この構成によれば、子スコープ81での処置が容易
になる効果を有する。
【0052】図14は親スコープの鉗子口に子スコープ
を挿入した状態を示す。親スコーブ91のユニバーサル
コード92の長さをa、子スコープ93のユニバーサル
コード94の長さをbとした時、a<bとなる関係にな
るようになっている。
【0053】子スコープ93は親スコープ91の鉗子口
部95よりチャンネル内に挿通し、親スコープ91の術
者と子スコープ93の術者と連携して親子方式の内視鏡
検査を行う。
【0054】親スコープ91、子スコープ93のそれぞ
れのコネクタ部96a、96bはそれぞれ図示しない光
源装置に接続される。また、親スコープ91に設けられ
たスイッチ97で子スコープ93の画像をフリーズ、レ
リーズ等の画像制御を行うことができるようになってい
る。
【0055】親子方式の内視鏡検査においては、子スコ
ープ93は親スコープ91の動きに対応する必要が有る
ので親スコープ91より動き量が大きくなる。
【0056】このような場合、上記構成とすることによ
り、子スコープ93のユニバーサルコード94の方が長
いので、動き量が大きくなっても対応できるので操作性
が良いという効果がある。また、親スコープ91から子
スコープ93の画像を制御できるので、操作性が良いと
いう効果もある。
【0057】図15は親スコープの鉗子口に子スコープ
を挿入した状態を示す。親スコープ101の先端から出
る子スコープ102の挿入部103の長さCに対応する
指標104が親スコープ101の鉗子口105から出る
子スコープ102の挿入部103の操作部寄りに付いて
いる。このようにして子スコープ102の挿入深さが親
スコープ101の操作部106側で明確になるので、子
スコープ102の操作が容易になる効果がある。
【0058】図16は親スコープのチャンネルを通して
先端から子スコープを出した状態を示す。親スコープの
先端部107には対物レンズ108、照明レンズ109
等が配設され、チャンネル口110が開口している。子
スコープの挿入部111の先端側は親スコープのチャン
ネルを通してチャンネル口110から出るようになって
いる。子スコープの挿入部111の先端部112は光を
反射しないように黒色となっている(例えば先端部11
2を構成する先端部本体が黒色に塗布されている)。こ
のような構成によれば、子スコープの先端部112が黒
色となっているので、親スコープの照明レンズ109に
よる照明光を子スコープの先端部112が反射する事は
無いので、親スコープの観察像でもハレーションとなる
事は無く良好に親スコープの視野を確保する事が出来
る。
【0059】図17は操作部下端の挿入部側を示す外観
図である。操作部の下端には挿入部114の折れ止め部
115より長く延出した座屈防止用凸部116が設けら
れている。座屈防止用凸部116の挿入部先端方向には
切り欠き部117があり、挿入部114を曲げた時、挿
入部114は切り欠き部117を通るようになってい
る。
【0060】このような構成によれば、内視鏡操作中に
ベッド側に押し付けたとしても座屈防止用凸部116が
先にベッド(図示しない)に当たり挿入部114の付け
根が急激に曲げられる事は無いので、挿入部114の付
け根付近(折れ止め部115直下)の座屈を防止する事
が出来る。
【0061】図18及び図19は座屈防止アダプタを示
す全体図と座屈防止アダプタを内視鏡に取り付けた状態
を示す。座屈防止アダプタ121は、内側に内視鏡の折
れ止め部に着脱自在に装着できる傾斜部122を有する
ゴム等の弾性部材からなる略円筒状の固定部123と、
中空で底部にU字状切り欠き部124を有する略円筒状
の金属等剛性を有する部材からなる座屈防止部125と
からなる。
【0062】固定部123の先端側端部には凸部126
が有り、座屈防止部125の対向する部分にはこの凸部
126が嵌合する凹部127が設けてある。固定部12
3と座屈防止部125はこの凹凸の嵌合により接続固定
される。U字状切り欠き部124は内視鏡挿入部が通る
幅になっている。
【0063】図19は内視鏡128に座屈防止アダプタ
121を取り付けた状態を示す。座屈防止部125の底
部129がベッド130に付いた状態で内視鏡検査を行
う。このような構成によれば、内視鏡検査中に操作部を
ベッド方向に押し付けても、剛性を有する座屈防止部1
25が有る為、挿入部131の根元部は急激に曲げられ
る事は無いので挿入部131の根元部が座屈する事は無
いという効果を有する。
【0064】図20(A)及び図20(B)は可撓管座
屈防止アダプタの斜視図と使用形態を示す。図20
(A)に示すように可撓管座屈防止アダプタ133は、
上方に開口した内視鏡挿入口134と、側方に開口した
楕円形の側孔135と、底面に設けられた略半球状の有
底部136とを有する略円筒状をしている。
【0065】この可撓管座屈防止アダプタ133を用い
て図20(B)に示すように内視鏡検査を行う。内視鏡
検査前に内視鏡137を可撓管座屈防止アダプタ133
に挿入する。上方の内視鏡挿入口134から内視鏡可撓
管138を挿入し、折れ止め部139が側孔135から
出るように位置決めする。
【0066】この時、折れ止め部139の上の鉗子挿入
口140および内視鏡操作部141が内視鏡挿入口13
4の上方に位置決めされる。この状態で、患者を乗せた
医療用ヘッド142の上に可撓管座屈防止アダプタ13
3を置いて内視鏡検査を行う。
【0067】この構成によれば、内視鏡検査時に、内視
鏡操作部141を医療用ヘッド142側に強く押しつけ
たとしても、折れ止め部139と内視鏡可撓管138の
付け根が直接医療用ヘッド142に押し付けられること
がないので、内視鏡可撓管138の付け根付近が座屈し
たり損傷したりするのを防止することができる。
【0068】また、半球状の有底部136があるので、
医療用ヘッド142と有底部136との摩擦抵抗が少な
くなり、また、内視鏡操作部141を自由に傾けること
ができるので、内視鏡検査時の操作に支障がでない。
【0069】なお、可撓管座屈防止アダプタ133にお
ける略円筒状の部分と有底部136との連結部に図示し
ないベアリング等を入れることで回動自在にしても良
い。この方が内視鏡137を回転しやすいので、操作性
がより向上する。
【0070】図21は後付可能な座屈防止アダプタの斜
視図を示す。内視鏡可撓管138(図20(B)参照)
側方から容易に装着できるすり割り部151を側方に有
する弾性のある合成樹脂または弾性ゴム製の内視鏡操作
部装着部152を上端に具備し、底面に略球状の有底部
153を具備し、内視鏡操作部装着部152と有底部1
53の途中に硬質で棒状の支柱154を具備して、内視
鏡137(図20(B)参照)に後付け可能な可僥管座
屈防止アダプタ155が形成されている。この可僥管座
屈防止アダプタ155を用いることによって、内視鏡検
査を行う。
【0071】次のこの内視鏡検査を行う場合の作用を説
明する。内視鏡検査の途中で、必要に応じて、可僥管座
屈防止アダプタ155を内視鏡可撓管138の側方から
挿入し、内視鏡操作部141を内視鏡操作部装着部15
2の上面に乗せて装着し検査を続行する。
【0072】この場合には以下の効果がある。側方にす
り割り部151があるので、検査前から内視鏡に可撓管
座屈防止アダプタ155を装着しておかなくても、内視
鏡可撓管138が座屈しそうになった時など必要に応じ
て、いつでも可撓管座屈防止アダプタ155を内視鏡に
装着できるし、取り外すこともできる。この為に、通常
の使用時に邪魔になることがない。
【0073】図22(A)〜図22(C)は可撓管座屈
防止アダプタと内視鏡の連結状態を側方から見た図、可
撓管座屈防止アダプタ及びゴムフックを示す図、及び図
22(A)の側方から見た図を示す。内視鏡操作部14
1と硬質筒状の可撓管座屈防止アダプタ161を連結す
る手段として、可撓管座屈防止アダプタ161の側方に
開けたゴムフック係止部162と内視鏡操作部141下
側の鉗子挿入口140上面とに引っかけて、弾性力で固
定する弾性ゴム製のゴムフック163を用いて可撓管座
屈防止アダプタ161を内視鏡可撓管138に連結した
状態で内視鏡検査を行う。
【0074】内視鏡検査前に、図22(A)、(C)の
ようにして内視鏡可撓管138と可撓管座屈防止アダプ
タ161をゴムフック163により連結する。このよう
な構成であるので内視鏡操作部141と可撓管座屈防止
アダプタ161とをがたつくことなく、一体的に固定で
き、可撓管座屈防止アダプタ161が内視鏡検査中に邪
魔になることがないという効果がある。
【0075】なお、ゴムフック係止部162の反対側を
切り欠いた靴べら状の形状に可撓管座屈防止アダプタ1
61をしておくことで、検査の途中で必要に応じて、内
視鏡に装着したり、取り外したりすることができる。
【0076】図23(A)及び(B)は内視鏡によって
体内組織を距離を変えて観察している状態の側断面図を
示す。内視鏡挿入部170の先端に、信号ケーブル17
1、固体撮像素子172、対物レンズ173からなる撮
像ユニット174を具備し、その側方にライトガイドフ
ァイババンドル175、照明レンズ176からなる照明
光学系177を具備した電子内視鏡178を用いて、生
体の体内組織179を拡大して観察・診断する。
【0077】前記信号ケーブル171は図示しない電気
基板を介して固体撮像素子172に電気的・機械的に接
続してあり、信号ケーブル171の他端が図示しない電
気コネクタを介してビデオプロセッサに電気的・機械的
に接続される。また、前記ライトガイドファイババンド
ル175の他端は図示しない光源用コネクタを介して光
源装置に光学的・機械的に接続される。
【0078】光源装置とビデオプロセッサは電気的に接
続してあり、固体撮像素子172のVout出力(a
IRE)により調光信号が生成され、この調光信号は光
源装置に出力されるようにして内視鏡装置が形成されて
いる。前記調光信号で照明光量を制御すると内視鏡装置
は自動調光モードとなる。
【0079】生体の体内組織179と照明レンズ176
先端面との距離(L)が一定の範囲では、光源装置の調
光機能が働き、観察に適した一定の明るさになるように
調光レベル(b)を調整するようになっている。
【0080】距離(L)が近い(図23(B)では例え
ば小さい距離(L′)で示している)と調光レベル
(b)は大きくなり、図23(A)のように距離(L)
が遠くなると調光レベル(b)は小さくなる。この調光
レベルは距離(L)の2乗にほぼ反比例した関係があ
り、以下の関係式が成り立つ。
【0081】k・(L×L)・b=m ここで、L:物体距離、b:調光レベル(減光レベ
ル)、 k,m:実験的に求められる係数 この式から光源装置に出力される調光レベル(b)を測
定することで、物体距離(L)がわかる(この場合に
は、調光信号で照明光量を自動的には制御しないモード
にする)。
【0082】物体距離(L)が分かるとその距離Dでの
拡大率(モニタ倍率):Wは、以下の関係式より求めら
れる。
【0083】W=α/L×β ここで、L:物体距離、 α:対物レンズによる係数、
β:固体撮像素子とモニタサイズによる係数 調光レベル(b)をビデオプロセッサ内の回路で読み取
り、上記関係式で計算した結果(拡大率)を、内視鏡画
像を表示するモニタの表示エリアに表示するようにして
いる。
【0084】次にこの内視鏡装置の作用を説明する。こ
の内視鏡装置を用いて、モニタに表示された体内組織の
目的部位(例えば、癌や潰瘍などの病変)がくっきり写
ったところで画像を静止(フリーズ)する。静止画像上
で目的部位の大きさをスケールで測定し、その値をモニ
タに表示された拡大率で割り算する。すると実際の目的
部位の大きさがわかる。この内視鏡装置によれば、体内
組織の目的部位の大きさを簡単な手段で知ることができ
るので、術式の決定、治癒効果判定等に役立つ効果があ
る。
【0085】図24は内視鏡先端に測定基準付き透明キ
ャップを装着した状態を斜視図で示す。関心領域と同一
画面上に、関心領域の大きさを測定するための基準とな
るものを一緒に表示することで、関心領域の大きさを計
測可能とする手段として、以下の構成を採用した。
【0086】内視鏡挿入部180の先端の内視鏡先端部
181の周囲に観察範囲が透明な合成樹脂等でできた透
明キャップ182を装着する。透明キャップ182先端
面の観察範囲周辺の邪魔にならない位置に表面に目盛り
を打ったスケール183あるいは、ピッチの分かってい
るメッシュ模様184を凸状に形成しておく。
【0087】そして、その作用としてはこの透明キャッ
プ182を関心領域の粘膜に押し付けることで、粘膜表
面に上記スケール183あるいは、メッシュ模様184
が痕跡として残り、それを基準スケールとして関心領域
の大きさを計測する。
【0088】他の方法として、直径の分かっている円形
の六185を透明キャップ182先端面に開けておき、
これを関心領域の粘膜に押し付け、内視鏡の吸引チャン
ネル186より吸引をかける。この結果、穴185の痕
跡が粘膜に残り、それを基準として関心領域(例えば、
癌や潰瘍などの病変)の大きさを計測する。粘膜表面に
付いた痕跡は、少し時間が経てば自然に消える。
【0089】なお、図24の透明キャップ182には、
スケール183、メッシュ模様184、穴185を一緒
に具備させてあるが、当然どれか一つでも良い。このよ
うに、簡単な手段で正確に関心領域の大きさを計測でき
る効果がある。後付け可能な透明キャップを用いる為
に、内径が異なるものを複数種類準備することで、各種
内視鏡に適用可能となる。
【0090】図25及び図26は内視鏡先端に内面にス
ケールを形成した先端フードを装着した状態を示す斜視
図と内視鏡画像を示す。図25に示すように内視鏡挿入
部180の内視鏡先端部181の周囲に装着し、関心領
域にほぼ密着させて使う先端フード190の先端付近の
内面全周に1mm刻み等で目盛りを打つたスケール19
1を形成している。
【0091】次にその作用としては、図26に示すよう
にモニタ上の内視鏡画像192の周辺にこの先端フード
190の目盛り193が表示されるので、その中の関心
領域(病変部等)194の大きさをその横の目盛り19
3を基準に測定することができる。先端フード191
は、黒色等不透明ゴム製のゴムフードでも良いし、透明
な合成樹脂製の透明構成フードや透明な軟性樹脂製の透
明軟性フードでも良い。先端フードの使用目的に応じて
使い分けることができる。
【0092】従って、目盛り193が内視鏡画像192
の周辺全周にあるので病変部がどこにあっても大きさの
計測が容易にできる効果がある。特に、病変に一番近い
位置の目盛りで測定することで、レンズの収差による見
え方の影響がほとんどキャンセルでき、より精度の高い
計測ができる。
【0093】図27及び図28は通常観察時と最大拡大
観察時の内視鏡画像を示す。内視鏡画像の大きさ(モニ
タ倍率)は物体距離と画角によって変化する。拡大観察
機能付の電子内視鏡を用いて観察した内視鏡画像を図2
7、図28に示す。図27は通常観察(WIDE)時で
の内視鏡画像200である。通常観察時には、被写界深
度が深い固定焦点レンズを使うために、目的部位201
までの距離が変わってもピントが合っており、目的部位
201までの距離がわかりにくく、内視鏡画像の大きさ
もわかりにくい。
【0094】図28は最大拡大観察(TELE)時での
内視鏡画像202である。最大拡大観察時の被写界深度
は極めて狭く、ピントが合う距離はほぼ一定となる。加
えて、その時の画角も前もってわかる一定値なので、距
離と画角が一定で決まり、その時の目的部位の拡大率
(モニタ倍率)は一定となる。
【0095】この拡大率から換算したスケール203
(例えば1mm刻み、または0.1mm刻み)を図28
のように内視鏡画像の一部に重ねて表示することで、拡
大観察時の関心組織(大腸のピットパターンや微細血管
など)の大きさを測定することができる。従って、物体
の大きさを正確に測定したい拡大観察時に、容易に計測
できる効果がある。
【0096】なお、拡大時のピットの大きさをスケール
203と比較して自動判別し、予め入力しておいたピッ
トパターンの種類と比較検討して、一番近いピットパタ
ーンの模式図と名称をモニタ−上に表示する知能回路を
ビデオプロセッサ内に入れておけば、診断が容易にな
り、ある程度の自動診断も可能になる。
【0097】また、内視鏡の種類によって拡大観察時の
被写界深度、画角、拡大倍率などが異なるので、各内視
鏡内にこれらの情報を書き込める電気部品(RAMやP
CU)を具備させ、ビデオプロセッサに接続すること
で、自動的に読み取り、スケール表示回路または知能回
路が作動するようにしておくと、ユーザの手間が省けて
さらに良い。当然、キーボードやカードリーダ−等を用
いて、上記情報を手動でビデオプロセッサーにインプッ
トすることも可能である。
【0098】[付記] 1.請求項1において、前記口金部材は前記切り欠き凹
部を形成するために、前記先端構成部を切り欠いた切り
欠き片における外周面側を残して、その内周側を切り欠
いた部材で形成されることを特徴とする内視鏡。 2.先端構成部に少なくとも照明用ライトガイドバンド
ルを固定している内視鏡において、少なくとも先端構成
部の一部を照明用ライトガイドバンドルの先端側全周の
一部を照明用ライトガイドバンドルの先端側口金とした
事を特徴とする内視鏡。
【0099】3.先端構成部に少なくとも照明用ライト
ガイドバンドルが固定される内視鏡において、先端構成
部の一部を切り欠いた切り欠き凹部と、該切り欠き凹部
に収納される照明用ライトガイドバンドルの先端側と、
前記照明用ライトガイドバンドルの先端側の一部のみを
覆うことにより、前記切り欠き凹部を閉塞するように前
記先端構成部に固着される口金と、を設けた事を特徴と
する内視鏡。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、先
端構成部に少なくとも照明用ライトガイドバンドルが固
定される内視鏡において、先端構成部の一部を切り欠く
ことにより形成した切り欠き凹部に、該切り欠き凹部に
おける切り欠く前の外周面を形成する部分より内側部分
に照明用ライトガイドバンドルの先端側を内側に、その
外周側に前記切り欠く前の外周面と略同一形状の口金部
材を配置して、前記切り欠き凹部を切り欠く前と略同一
外形となるように照明用ライトガイドバンドルの先端側
を固着するようにしているので、照明用ライトガイドバ
ンドルの先端側を先端構成部の切り欠き凹部に簡単に固
着できると共に、先端構成部の外形を細径化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた内視鏡装置
の全体構成図。
【図2】電子内視鏡の先端側の構造を示す断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】先端構成部に固着されるライトガイドバイドル
の形状を示す斜視図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の内視鏡の先端側の
構造を示す断面図。
【図6】図5のB−B線断面図。
【図7】内視鏡の先端構成部における鉗子起上台付近の
構造を示す図。
【図8】操作部の吸引ボタン等を示す図。
【図9】内視鏡操作部を示す側面図。
【図10】左右のグリップを外した状態及び外形形状の
異なるグリップを装着した状態を示す図。
【図11】線状の指標を挿入部に設けた子スコープを示
す図。
【図12】子スコープの湾曲部の構造を示す図。
【図13】処置具を設置した子スコープを示す図。
【図14】親スコープの鉗子口に子スコープの挿入部を
挿入した状態を示す図。
【図15】親スコープの鉗子口に子スコープの挿入部を
挿入し、先端側を突出させた状態を示す図。
【図16】先端部が黒色にされた子スコープが親スコー
プのチャンネル出口から突出させた状態を示す図。
【図17】操作部の下端の折れ止め部付近を示す図。
【図18】座屈防止アダプタの構造を示す図。
【図19】座屈防止アダプタを内視鏡に装着した使用形
態を示す図。
【図20】可撓管座屈防止アダプタと、内視鏡に装着し
た使用形態を示す図。
【図21】座屈防止アダプタの構造を示す図。
【図22】内視鏡に座屈防止アダプタを装着した状態及
び座屈防止アダプタ等を示す図。
【図23】観察距離を変えて内視鏡により体内組織を観
察している様子を示す図。
【図24】基準長さのスケール等を刻設した透明キャッ
プを先端部に装着した内視鏡先端側を示す図。
【図25】内面にスケールを設けた先端フードを取り付
けた内視鏡先端側を示す図。
【図26】図25の場合に得られる内視鏡画像の例を示
す図。
【図27】通常観察状態での内視鏡画像を示す図。
【図28】最大拡大時の内視鏡画像を示す図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…電子内視鏡 3…光源装置 4…ビデオプロセッサ 5…モニタ 9…挿入部 11…操作部 12…ユニバーサルケーブル 15…先端構成部 16…湾曲部 20…ライトガイドバンドル 21…ライトガイドバンドル先端部 22…固体撮像装置 23…ケーブル 24…先端部本体 26…レンズ枠 28…対物光学系 31…CCD 32…回路基板 34…切り欠き凹部 35…口金

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端構成部に少なくとも照明用ライトガ
    イドバンドルが固定される内視鏡において、 先端構成部の一部を切り欠くことにより形成した切り欠
    き凹部に、該切り欠き凹部における切り欠く前の外周面
    を形成する部分より内側部分に照明用ライトガイドバン
    ドルの先端側を内側に、その外周側に前記切り欠く前の
    外周面と略同一形状の口金部材を配置して、前記切り欠
    き凹部を切り欠く前と略同一外形となるように照明用ラ
    イトガイドバンドルの先端側を固着したことを特徴とす
    る内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記照明用ライトガイドバンドルを前記
    口金部材で覆うように組み付けた時、先端構成部の外形
    面が完成するようにした事を特徴とする請求項1記載の
    内視鏡。
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