JP2022008481A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022008481000001
【課題】気密性が十分であり、かつ耐久性が優れた内視鏡、さらには光量の低下を抑制した内視鏡を提供する。
【解決手段】内視鏡は、入射された光を端部から出射するライトガイドと、ライトガイドの端部に設けられ、ライトガイドからの光を、全反射により伝搬させる機能を有し、ライトガイドからの光を伝搬して先端面から出射する先端部材と、先端部材から出射された光を用いて観察対象を撮像する撮像部とを有する。先端部材は、コアと、コアよりも屈折率が小さいクラッドとを有し、コアは、ライトガイドの端部を覆う大きさを有し、先端部材は先端面および後端面が平面であり、先端面の外周が非円形である。
【選択図】図3

Description

本発明は、観察対象の画像を取得する内視鏡に関し、特に、全反射により光を伝搬させる機能を有する先端部材が先端に設けられた内視鏡に関する。
近年の医療においては、内視鏡用光源装置、内視鏡(内視鏡スコープ)、およびプロセッサ装置を備える内視鏡システムを用いた診断等が広く行われている。内視鏡用光源装置は、照明光を発生して、内視鏡から観察対象に照明光を照射する。
内視鏡用光源装置には、照明光として白色光を発するキセノンランプ、およびハロゲンランプ等のランプ光源が使用されていたが、最近では、ランプ光源に代えて、特定の色の光を発するレーザダイオード(LD:Laser Diode)または発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の半導体光源が用いられつつある。
内視鏡の挿入部の先端には、カバーガラス等の光学部材、撮像素子、撮像レンズ、および撮像レンズの周囲に配置された照明光用ライトガイドが設けられている。
例えば、特許文献1には、挿入部先端に設けられた先端部本体の先端面に観察窓と照明窓が並んで配置された内視鏡の先端部において、照明窓内において、ライトガイドファイババンドルの射出端部分の一部のファイバを観察窓の前方方向に向けて傾けて配置し、そのライトガイドファイババンドルの射出端面を先端部本体の先端面に沿って研磨した先端部を有する内視鏡が記載されている。
特開平8-110484号公報
特許文献1の内視鏡では、ライトガイドファイババンドルの射出端面が露出している。
内視鏡には、高圧蒸気滅菌器によって、内視鏡を加圧および減圧しながら滅菌するオートクレーブによる滅菌処理が施されるが、僅かな隙間があっても、隙間を通過して蒸気が内視鏡の内部に浸入する虞がある。
特許文献1のように、ライトガイドファイババンドルが露出している構成では、ライトガイドファイババンドルは周縁に設けられた接着剤で固定されており、界面から蒸気が浸入する虞がある。このため、気密性が十分ではなく、耐久性に乏しいという問題点がある。
また、内視鏡を使用していると、洗浄しても汚れが十分に除去されず、照明光の光量が低下することもある。上述のようにライトガイドファイババンドルが露出している構成では、照明光の光量が低下することもある。
本発明の目的は、前述の従来技術に基づく問題点を解消し、気密性が十分であり、かつ耐久性が優れた内視鏡を提供することにある。
本発明の他の目的は、光量の低下を抑制した内視鏡を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、入射された光を端部から出射するライトガイドと、ライトガイドの端部に設けられ、ライトガイドからの光を、全反射により伝搬させる機能を有し、ライトガイドからの光を伝搬して先端面から出射する先端部材と、先端部材から出射された光を用いて観察対象を撮像する撮像部とを有し、先端部材は、ガラスからなる導光部材を備える、内視鏡を提供するものである。
ライトガイドと先端部材とは一体であることが好ましい。
本発明は、入射された光を端部から出射するライトガイドと、ライトガイドの端部に設けられ、ライトガイドからの光を、全反射により伝搬させる機能を有し、ライトガイドからの光を伝搬して先端面から出射する先端部材と、先端部材から出射された光を用いて観察対象を撮像する撮像部とを有し、ライトガイドと先端部材とは一体であり、先端部材は、ガラスからなる導光部材を備える、内視鏡を提供するものである。
先端部材は、コアと、コアよりも屈折率が小さいクラッドとを有し、コアは、ライトガイドの端部を覆う大きさを有することが好ましい。
コアは、ガラスで構成され、クラッドはコアの側面全面に設けられていることが好ましい。
先端部材の開口数は、ライトガイドの開口数以上であることが好ましい。
先端部材は、複数の光ファイバが融着により束ねられた光ファイバ束で構成されたものであり、先端部材は、ライトガイドの端部を包含する端面を有することが好ましい。
光ファイバはコアとクラッドとを有し、光ファイバの開口数がライトガイドの開口数以上であることが好ましい。
先端部材は、光ファイバ束の外周面に配置され、かつクラッドの屈折率以下の屈折率を有するコーティング材を含むことが好ましい。
撮像部が内部に設けられる保持筒を有し、先端部材は、保持筒の外周に、ろう付けにより固定されていることが好ましい。
ライトガイドは、保持筒の外周に、固定されていることが好ましい。
本発明によれば、気密性が十分であり、かつ耐久性が優れた内視鏡を提供することができる。さらには、本発明によれば、光量の低下を抑制した内視鏡を提供することができる。
本発明の実施形態の内視鏡を有する内視鏡システムの一例を示す模式図である。 本発明の実施形態の内視鏡の挿入側の先端面を示す模式的平面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の挿入側の先端部を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第1の例を示す模式的側面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第1の例を示す模式的平面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第1の例を示す部分拡大図である。 本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第2の例を示す模式的側面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第2の例を示す模式的平面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第2の例を示す部分拡大図である。 本発明の実施形態の内視鏡を有する外科手術装置の一例を示す模式図である。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の内視鏡を詳細に説明する。
なお、以下に説明する図は、本発明を説明するための例示的なものであり、以下に示す図に本発明が限定されるものではない。
なお、以下において数値範囲を示す「~」とは両側に記載された数値を含む。例えば、εが数値α~数値βとは、εの範囲は数値αと数値βを含む範囲であり、数学記号で示せばα≦ε≦βである。
また、「全面」等は、該当する技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含む。
〔内視鏡システム〕
図1は本発明の実施形態の内視鏡を有する内視鏡システムの一例を示す模式図であり、図2は本発明の実施形態の内視鏡の挿入側の先端面を示す模式的平面図であり、図3は本発明の実施形態の内視鏡の挿入側の先端部を示す模式的断面図である。
内視鏡システム10は、観察対象である生体内(被検体内)の観察部位に照明光Ls(図3参照)を照射し、観察部位を撮像して、撮像により得られた画像信号に基づいて観察部位の表示画像を生成し、表示画像を表示するものである。
図1に示すように、内視鏡システム10は、観察対象である生体内(被検体内)の観察部位を撮像する内視鏡12と、撮像により得られた画像信号に基づいて観察部位の表示画像を生成するプロセッサ装置16と、観察部位を照射する照明光Ls(図3参照)を内視鏡12に供給する内視鏡用光源装置(以下、単に光源装置という)14と、表示画像を表示するモニタ18とを備えている。プロセッサ装置16には、キーボードおよびマウス等の操作入力部19が接続されている。
内視鏡12は、患者の体内等の被検体内に挿入する挿入部12aと、挿入部12aの基端部分に設けた操作部12bとを備える。内視鏡12では、挿入部12a側が先端側である。内視鏡12の操作部12bと、プロセッサ装置16とは信号線17により接続されている。内視鏡12は、例えば、腹腔鏡等の直視型の硬性内視鏡である。
プロセッサ装置16は、内視鏡12の撮像部30(図3参照)から出力される画像信号を信号線17により受信して映像信号を生成し、モニタ18に出力する。これにより、モニタ18に、例えば、体内等の観察部位の表示画像が映し出される。
内視鏡12の操作部12bと、光源装置14とはライトガイド22により接続されている。光源装置14から光がライトガイド22に供給され、内視鏡12の先端面12eから光が出射される。
図2に示すように内視鏡12では、先端部12dの先端面12eに、円盤状のカバーガラス28が配置されている。カバーガラス28の周囲を囲んで、例えば、3つの先端部材24が設けられている。先端部材24は、ライトガイド22からの光を、全反射により伝搬させる機能を有するものである。先端部材24は、ライトガイド22からの光L(図3参照)を伝搬して先端面24aから照明光Ls(図3参照)を出射するものである。カバーガラス28と先端部材24との間に保護部材21が設けられている。保護部材21は、例えば、SUS(Steel Special Use Stainless)で構成される。
例えば、図2に示すように、先端部材24の、内視鏡12の先端面12eに占める割合が、カバーガラス28と比べて小さい。このため、比較的、落下等の衝撃に強く、内視鏡12の耐久性が高くなる。
先端部材24の配置位置、および配置数は、特に限定されるものではなく、1つの先端部材24がカバーガラス28の全周囲を囲む構成でもよく、複数の先端部材24が、カバーガラス28の全周囲を囲む構成でもよい。
図3に示すように、内視鏡12は、中空の円筒状の保持筒20と、中空の円筒状の外筒26とを有し、外筒26は内部に保持筒20が収納される。外筒26の外周が内視鏡12の挿入部12aの外周である。外筒26は、例えば、セラミックスで構成される。
保持筒20と、外筒26との間に、ライトガイド22と先端部材24とが配置されている。ライトガイド22と先端部材24とは、いずれも内視鏡12の挿入部12a、すなわち、内視鏡12の先端に設けられている。
ライトガイド22の光Lの照射側の前方に先端部材24が設けられている。ライトガイド22の光Lを出射する端面22aに、先端部材24の先端面24aが接している。ライトガイド22は、保持筒20の外周20aに、例えば、接着剤により固定されている。先端部材24は、後述するが保持筒20の外周20aに、例えば、ろう付けにより固定されており、先端部材24は接合層25を介して保持筒20の外周に固定されている。
なお、ライトガイド22と先端部材24とを別体構成としたが、これに限定されるものではなく、ライトガイド22と先端部材24を一体構成としてもよい。
保持筒20は、開口部に円盤状のカバーガラス28が設けられており、カバーガラス28によって、保持筒20が気密封止される。これにより、保持筒20の内部が気密状態に保持される。
カバーガラス28は、側面にメタライズ層(図示せず)を形成し、かつカバーガラス28を固定する保持筒20の固定面にもメッキ処理層を形成することが好ましい。これにより、カバーガラス28を保持筒20に半田により高い気密性で接合することができる。
カバーガラス28は、特に限定されるものではない。
保持筒20の内部に撮像部30が設けられている。撮像部30は、先端部材24から出射された光を用いて観察対象を撮像するものであり、例えば、レンズユニット32と、プリズム34と、撮像素子36とを有する。レンズユニット32がカバーガラス28に接して設けられている。プリズム34は、例えば、直角プリズムである。
プリズム34の直角に交わる面のうち、1つの面に接してレンズユニット32が設けられている。プリズム34の直角に交わる面のうち、他の面に接して撮像素子36が設けられている。
プリズム34は、レンズユニット32の光の光路を撮像素子36に導くものであり、撮像素子36の配置位置によっては必ずしも必要がない。また、プリズム34の形状も撮像素子36の配置位置に応じたものが適宜用いられ、直角プリズムに限定されるものではない。
撮像素子36に信号線38が電気的に接続されている。信号線38は、撮像素子36から出力される画像信号を伝送するものであり、上述の信号線17(図1参照)に電気的に接続されている。信号線17は、上述のようにプロセッサ装置16に接続されている。
撮像素子36としては、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを用いることができる。
レンズユニット32は、例えば、鏡筒(図示せず)と、鏡筒内部に設けられたレンズ(図示せず)とを有する。なお、レンズの数は、特に限定されるものではなく、光軸C方向に並設された複数のレンズでもよく、1つのレンズでもよい。
ライトガイド22は、光伝送部材であり、例えば、複数本の光ファイバ素線(図示せず)を束ねたもので構成されている。上述のように光源装置14(図1参照)からの光がライトガイド22に供給され、ライトガイド22の端面22aから出射された光Lが先端部材24の後端面24bに入射されて、先端部材24の先端面24aから照明光Lsが観察部位に出射される。
内視鏡12は、例えば、先端部材24の先端面24aから開口角120度以上の光を患部に向けて照射する。例えば、内視鏡12を用いた外科手術では光が照射された患部を、カバーガラス28を介して撮像素子36にて撮像し、その映像をモニタ18にて確認しながら、術者が処置具(図示せず)を操作して患部の処置を行う。
以下、先端部材24について説明する。
図4は本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第1の例を示す模式的側面図であり、図5は本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第1の例を示す模式的平面図であり、図6は本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第1の例を示す部分拡大図である。図4は、先端面24aから見た先端部材24の形状である。
先端部材24は、上述のようにライトガイド22からの光を、全反射により伝搬させる機能を有するものであり、例えば、図4および図5に示すように、コア40と、クラッド42とを有する。クラッド42はコア40の側面40a全面に設けられている。コア40は。ライトガイド22の端部を覆う大きさを有するものであり、ライトガイド22の端面22aがコア40で覆われる。これにより、ライトガイド22からの光L(図3参照)が先端部材24の後端面24bに入射される。
クラッド42はコア40よりも屈折率が小さい。また、クラッド42上に保護膜44が設けられている。保護膜44は、先端部材24を保持筒20に固定するために必要な膜である。なお、屈折率は、最小偏角法により測定された値である。
先端部材24では。例えば、コア40はガラスで構成される。コア40を構成するガラスとしては、例えば、株式会社オハラ製 S-LAL14(硝種)が用いられる。
クラッド42は二酸化ケイ素(SiO)で構成される。クラッド42は二酸化ケイ素(SiO)層である。コア40のガラスと、クラッド42のSiOとの屈折率の差を利用して、先端部材24の後端面24bに入射された、ライトガイド22からの光Lが、全反射により伝搬され、先端部材24の先端面24aから照明光Ls(図3参照)として出射される。
上述のコア40のように、先端部材24は、ガラスからなる導光部材を有する。クラッド42は二酸化ケイ素(SiO)以外に、フッ化マグネシウムで構成することもできる。
先端部材24では、コア40の屈折率をnとし、クラッド42の屈折率をnとするとき、開口数NAは、以下の式で表される。コア40の屈折率nは1.695(nD)以上であることが好ましい。また、クラッド42の屈折率nは1.46(nD)以下であることが好ましい。先端部材24は、NA>0.86の光ファイバとして機能する。なお、上述のnDのDは、測定波長が589nm(ナトリウムD線)であることを示す。
なお、コア40およびクラッド42の屈折率は、上述のように最小偏角法により測定された値である。
開口数は、どれだけ光を集めることができるかを表す指標であり、開口数が大きい程、最大受光角が大きい。このように開口数が大きいと、光をより集めやすいため、先端部材24の開口数NAは、ライトガイド22の開口数NAg以上であることが好ましい。すなわち、NA≧NAgであることが好ましい。
Figure 2022008481000002
また、保護膜44は、例えば、クラッド42側からCr膜44a、Ni膜44bおよびAu膜44cの順で積層された多層構造の膜である。
なお、Cr膜44a、およびNi膜44bは、Au膜44cの密着性。およびコア40の保護のために必要な膜である。Au膜44cは、先端部材24を、保持筒20の外周20aにろう付けで固定するために必要な膜である。先端部材24を保持筒20の外周20aにろう付けで固定することにより、気密性を高くすることができる。
クラッド42、Cr膜44a、Ni膜44bおよびAu膜44cは、例えば、スパッタ法により形成される。
保護膜44では、上述の機能を発揮することができれば、膜の構成は、膜の組成、および膜の数は、特に限定されるものではない。
図7は本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第2の例を示す模式的側面図であり、図8は本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第2の例を示す模式的平面図であり、図9は本発明の実施形態の内視鏡の導光部材の第1の例を示す部分拡大図である。図7は、先端面24aから見た先端部材24の形状である。
なお、図7~図9において、図4~図6に示す先端部材24と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図7および図8に示す先端部材24は、図4および図5に示す先端部材24と形状は同じである。
図7および図8に示す先端部材24は、複数の光ファイバ50が束ねられた光ファイバ束52で構成されている。光ファイバ50はコア50aとクラッド50bとを有する構成であり、例えば、ガラスで構成される。
コア50aの屈折率nは1.65(nD)以上であることが好ましい。また、クラッド50bの屈折率nは1.3~1.5(nD)であることが好ましい。
光ファイバ束52では、熱融着する前の元々の光ファイバ50と同様に全反射によって光を伝搬できる。光ファイバ束52で構成された先端部材24でも、先端部材24の後端面24bに入射された、ライトガイド22からの光Lが、各光ファイバ50にて全反射により伝搬され、先端部材24の先端面24aから照明光Ls(図3参照)として出射される。上述の光ファイバ50のように、先端部材24はガラスからなる導光部材を有する。
光ファイバ束52は、複数の光ファイバ50が熱融着により固めて束ねられてガラス状にされたものである。光ファイバ束52は、ライトガイド22の端部を包含する端面を有する。この端面は、先端部材24の後端面24bである。これにより、ライトガイド22からの光が先端部材24の後端面24bに入射される。
光ファイバ束52の外周面52aにクラッド42に変えて、外周面52aにコーティン材が配置されることにより、コーティング層43が設けられている。コーティング層43上に保護膜44が設けられている。
コーティング材は、光ファイバ50のクラッド50bの屈折率以下の屈折率を有する。
コーティング層43は、上述の図4~図6に示すクラッド42と同じ機能を発揮するものである。コーティング材は、例えば、クラッド42と同じく、二酸化ケイ素(SiO)またはフッ化マグネシウムで構成される。
コーティング層43を設けることにより、光ファイバ束52の光ファイバ50において一部が欠けても、コーティング層43により全反射させることができ、全反射によって光を伝搬させることができる。
また、開口数が大きいと、光をより集めやすいため、光ファイバ束52でも、光ファイバ50の開口数がライトガイド22の開口数以上であることが好ましい。
上述のように、内視鏡12では、ガラスからなる導光部材を備える先端部材24を設けることにより、ライトガイド22が、内視鏡12の先端面12eに露出することがない。このため、例えば、オートクレーブによる滅菌処理の際にも、ライトガイド22が保護される。これにより、耐久性を向上させることができる。
また、先端部材24を設けることにより、高い気密性を保持することができ、例えば、オートクレーブによる滅菌処理の際にも、蒸気の浸入が抑制され、これによっても耐久性を向上させることができる。
さらには。上述のように、ライトガイド22が、内視鏡12の先端面12eに露出することがなく、先端部材24が露出するため、汚れによる照明光の光量低下を抑制することができ、経時劣化による照明光の光量の低下も抑制することができる。
なお、内視鏡12の先端面12e全体をカバーガラス28等で覆う場合、カバーガラス28が厚いと、照明光が蹴られて、照明光量が低下してしまう。このため、カバーガラス28を薄くする必要があり、その分、カバーガラス28の耐久性が低くなる。しかしながら、先端部材24を設ける構成の場合、上述のカバーガラス28で内視鏡12の先端面12e全体を覆うことにより生じる問題は起きない。
また、ライトガイドと撮像部を1つのカバーガラスで覆う構成では、カバーガラス表面でフレネル反射した光が撮像素子に入ってしまうことがある。これを防ぐためには、偏光子、および波長板等からなる戻り光防止機能を搭載する必要があるが、高コスト化を招き、さらには光量低下にもつながる。これに対して、先端部材24を設けることにより、撮像部のカバーガラスを別体であるため、上述のライトガイドと撮像部を1つのカバーガラスで覆う構成の問題は起きない。
上述の内視鏡12は、硬性内視鏡を例示したが、硬性内視鏡に限定されるものではなく、内視鏡の挿入部が軟性部、湾曲部、先端硬質部を有する軟性内視鏡にも適用することができる。内視鏡12の用途としては、上述の図1に示す内視鏡システム10に限定されるものではない。以下、内視鏡12の使用例について説明する。
〔内視鏡12の使用例〕
図10は本発明の実施形態の内視鏡を有する外科手術装置の一例を示す模式図である。図10は、内視鏡12を内視鏡下外科手術装置100に適用した一例を示すものである。
内視鏡下外科手術装置100は、患者の体腔内を観察する内視鏡12と、患者の体腔内の患部を検査または処置するための処置具102と、内視鏡12および処置具102を体腔内に案内する外套管120とを有する。
処置具102は、例えば鉗子からなり、体腔内に挿入される細長い処置具挿入部104と、処置具挿入部104の基端側に設けられ、術者に把持される操作部106と、処置具挿入部104の先端側に設けられ、操作部106の操作によって動作可能な処置部108と、を備える。
外套管120は、内視鏡12の挿入部12aが進退自在に挿通される内視鏡挿通路(図示せず)と処置具102の処置具挿入部104が進退自在に挿通される処置具挿通路(図示せず)とを有する。
処置具挿入部104は、筒状のシース110と、このシース110内に軸心方向に移動自在に挿通された操作軸(不図示)とが設けられている。さらに操作部106は、固定ハンドル112と、固定ハンドル112に対して回動ピンを介して回動可能に連結された可動ハンドル114が設けられている。そして、可動ハンドル114に操作軸の基端部が連結されている。
処置部108には、開閉可能な一対の把持部材が設けられている。これらの把持部材は操作軸の先端部に図示しない駆動機構を介して連結されている。そして、操作部106の可動ハンドル114の回動操作に伴い操作軸および駆動機構を介して処置部108の把持部材が開閉される。
なお、処置具102としては、鉗子に限らず、例えば、レーザープローブ、縫合器、電気メス、持針器、超音波吸引器などの他の処置具であってもよい。
本発明は、基本的に以上のように構成されるものである。以上、本発明の内視鏡について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
10 内視鏡システム
12 内視鏡
12a 挿入部
12b 操作部
12d 先端部
12e 先端面
14 内視鏡用光源装置(光源装置)
16 プロセッサ装置
17 信号線
18 モニタ
19 操作入力部
20 保持筒
20a 外周
21 保護部材
22 ライトガイド
22a 端面
24 先端部材
24a 先端面
24b 後端面
26 外筒
28 カバーガラス
30 撮像部
32 レンズユニット
34 プリズム
36 撮像素子
38 信号線
40、50a コア
40a 側面
42、50b クラッド
43 コーティング層
44 保護膜
44a Cr膜
44b Ni膜
44c Au膜
50 光ファイバ
52 光ファイバ束
52a 外周面
100 内視鏡下外科手術装置
102 処置具
104 処置具挿入部
106 操作部
108 処置部
110 シース
112 固定ハンドル
114 可動ハンドル
120 外套管
C 光軸
L 光
Ls 照明光

Claims (7)

  1. 入射された光を端部から出射するライトガイドと、
    前記ライトガイドの前記端部に設けられ、前記ライトガイドからの光を、全反射により伝搬させる機能を有し、前記ライトガイドからの前記光を伝搬して先端面から出射する先端部材と、
    前記先端部材から出射された光を用いて観察対象を撮像する撮像部とを有し、
    前記先端部材は、コアと、前記コアよりも屈折率が小さいクラッドとを有し、前記コアは、前記ライトガイドの前記端部を覆う大きさを有し、前記先端部材は先端面および後端面が平面であり、前記先端面の外周が非円形である、内視鏡。
  2. 前記コアは、ガラスで構成され、前記クラッドは前記コアの側面全面に設けられている、請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記先端部材の開口数は、前記ライトガイドの開口数以上である、請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記撮像部が内部に設けられる保持筒を有し、
    前記先端部材は、前記保持筒の外周に、ろう付けにより固定されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の内視鏡。
  5. 前記ライトガイドは、前記保持筒の前記外周に、固定されている、請求項4に記載の内視鏡。
  6. 内視鏡の先端部の先端面にカバーガラスが配置されており、前記カバーガラスの周囲を囲んで前記先端部材が設けられている、請求項1~5のいずれか1項に記載の内視鏡。
  7. 前記カバーガラスと前記先端部材との間に保護部材が設けられている、請求項6に記載の内視鏡。
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