JP2002136029A - スロットレスモータのステータ - Google Patents
スロットレスモータのステータInfo
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Abstract
立工程でのコイル絶縁皮膜の剥離抑制、およびモータの
内径真円度向上を実現することができるスロットレスモ
ータのステータを提供する。 【解決手段】 ステータコア1の内周面に集中巻した空
芯状のコイル4を装着するとともに、これらを樹脂6で
モールドまたは含浸させてなるスロットレスモータのス
テータにおいて、コイル4を巻装する側面部3dと、コ
イル4を軸方向と径方向に位置決めする位置決め治具5
の位置決め凸部5aと嵌合する少なくとも1つの位置決
め凹部3cを有する内周面部3bを有するボビン3を備
え、前記ボビン3を、側面部3dにコイル4を巻装して
前記ステータコア1の内周面に固着する。
Description
のコイルをステータコアの内周面に装着してなるスロッ
トレスモータのステータに関するものである。
図4および図5に示す。図4および図5において、11
は電磁鋼板からなる薄い鉄心を積層して構成したステー
タコア、12は前記ステータコアの内周面に固定する絶
縁接着シート、13は前記絶縁接着シート12の内周面
に接着固定する集中巻した空芯状のコイル、14は外周
面に前記コイル13の空芯部13aに嵌合する凸部14
aを有する位置決め治具、15はモールドされた樹脂で
ある。集中巻した空芯状のコイル13を、空芯部13a
を基準にして位置決め治具14で位置決めし、ガラスプ
リプレグなどの絶縁接着シート12や接着剤によりステ
ータコア11に固定した後、位置決め治具14から取り
外して樹脂15でモールドを行っていた。
うな従来技術においては、次のような問題があった。 (1) モータ特性向上の目的から、ステータ内径側の樹脂
部は極力肉厚を薄くする必要があるが、一般的なモール
ド樹脂ではこの空隙部を廻りきらずに、樹脂がよく空芯
部に充填されない。また、そのため樹脂圧が高くなって
コイルが押し潰されてしまうので、流動性の高い高価な
樹脂を使用しなければならない。 (2) コイルの空芯部に、位置決め治具の凸部が出し入れ
されるため、コイルと位置決め治具との間で摩擦接触が
起こる。このため、コイルの絶縁皮膜が剥離し、絶縁耐
圧不良が発生する。 (3) ステータ内径部のモールド樹脂肉厚不均一で生じる
ひけにより、ステータの真円度が悪くなる。本発明はこ
のような問題を解消するためになされたもので、モール
ド樹脂圧によるコイルの変形抑制、組立工程でのコイル
絶縁皮膜の剥離抑制、およびモータの内径真円度向上を
実現することができるスロットレスモータのステータを
提供することを目的とするものである。
め、本発明は、ステータコアの内周面に集中巻した空芯
状のコイルを装着するとともに、これらを樹脂でモール
ドまたは含浸させてなるスロットレスモータのステータ
において、コイルを巻装する側面部と、コイルを軸方向
と径方向に位置決めする治具の位置決め凸部と嵌合する
少なくとも1つの位置決め凹部を有する内周面を有する
ボビンを備え、前記ボビンを、側面部にコイルを巻装し
て前記ステータコアの内周面に固着するようにしたもの
である。
いて説明する。図1は本発明の実施例を示すもので、
(a)はボビンの斜視図、(b)はボビンにコイルを巻
装した状態を示す斜視図である。図2は本発明の実施例
を示す位置決め治具を含めたステータの分解斜視図であ
る。図3は本発明の実施例を示すステータの正断面図で
ある。図において、1は電磁鋼板からなる薄い鉄心を積
層して構成したステータコア、2は前記ステータコア1
の内周面に接着固定する絶縁接着シート、3は前記絶縁
接着シート2の内周面に接着固定される巻枠としてのボ
ビンで、前記ステータコア1の内周面の曲率に合わせた
円弧状をしている。3aは外周面部、3bは内周面部
で、前記内周面部3aには例えば2個の位置決め凹部3
cを形成している。3dはボビン3の側面部で、コイル
4を集中巻で巻装している。5は位置決め治具で、外周
面に、前記ボビンの位置決め凹部3cに対応する位置に
位置決め凸部5aを設けている。このようなスロットレ
スモータのステータの組立は次のようにして行う。ま
ず、図1(a)、(b)に示すように、コイル位置決め
凹部3cを有するボビン3の側面部3dに直接コイル4
を巻装する。次に、コイル4を巻装したボビン3を、図
2に示す位置決め治具5に設けられた位置決め凸部5a
に、前記ボビン3の位置決め凹部3cを嵌合させて、図
3に示すように、前記絶縁接着シート2を介してステー
タコア1の内周面に接着固定する。次に、前記ボビン3
から位置決め治具5を取外し、ボビン3とコイル4を樹
脂16でモールドする。このようにすることにより、コ
イル4と位置決め治具5とが接触することがなくなるの
で、コイル4の絶縁皮膜が剥離しすることはなく、絶縁
耐圧不良が発生することもない。また、コイル3には、
樹脂6でモールドする際に樹脂圧がかかるが、巻装した
コイル4の内周部にボビン3があるため、変形をするこ
とはない。また、さらに、コイル内径部の樹脂圧が均一
になるので、ステータ内径部の真円度が向上する。
ビンを使用することでモールド樹脂圧によるコイルの変
形が抑制され、また、コイルの絶縁皮膜の剥離による絶
縁耐圧不良が抑制され、さらに、コイル内径部の樹脂圧
が均一になるためにステータ内径部の真円度が向上する
という効果がある。
の斜視図、(b)はボビンにコイルを巻装した状態を示
す斜視図である。
テータの分解斜視図である。
る。
の分解斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ステータコアの内周面に集中巻した空芯
状のコイルを装着するとともに、これらを樹脂でモール
ドまたは含浸させてなるスロットレスモータのステータ
において、 コイルを巻装する側面部と、コイルを軸方向と径方向に
位置決めする治具の位置決め凸部と嵌合する少なくとも
1つの位置決め凹部を有する内周面を有するボビンを備
え、前記ボビンを、側面部にコイルを巻装して前記ステ
ータコアの内周面に固着したことを特徴とするスロット
モータのステータ。
Priority Applications (1)
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JP2000320940A JP4635323B2 (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | ステータ製造方法 |
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2000
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