JP2002135791A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002135791A
JP2002135791A JP2000326154A JP2000326154A JP2002135791A JP 2002135791 A JP2002135791 A JP 2002135791A JP 2000326154 A JP2000326154 A JP 2000326154A JP 2000326154 A JP2000326154 A JP 2000326154A JP 2002135791 A JP2002135791 A JP 2002135791A
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gain control
imaging
signal
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JP2000326154A
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Kiyoshi Kiyofuji
清 清藤
Koji Inoue
幸治 井上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像部が交換されたときでも、その撮像部にマ
ッチしたホワイトバランスをとれるようにする。 【解決手段】撮像素子20を搭載した撮像部12と、そ
の撮像信号より所定の映像信号を生成する信号処理部1
4とが別体構成で、それぞれにはホワイトバランスをと
るためのゲインコントロール信号が保存される。被写体
を撮像する前に、撮像部と信号処理部に保存されたゲイ
ンコントロール信号との照合を行い、不一致のときは撮
像部のゲインコントロール信号を信号処理部のメモリ手
段に移す。このゲインコントロール信号でR、Bチャネ
ルのゲインコントロールを行う。撮像部が交換されたと
きには、交換後の撮像部における特性上のばらつきを考
慮した状態でホワイトバランスの調整が行われたことに
なるから、撮像部の独立性が確保され、撮像部と信号処
理部との間の相互依存性を解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像部と、撮像
部からの撮像信号を処理する信号処理部とが別体構成と
なされた撮像装置に関する。詳しくは、ホワイトバラン
スを調整するためのゲインコントロール用データを信号
処理部の他に、撮像部にも持つことによって、撮像部な
どが交換されたときでもこの撮像部側で持っているゲイ
ンコントロール用データを使用してゲインコントロール
することで、ホワイトバランスのとれた撮像信号が得ら
れるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】撮像装置では、その用途によって例えば
図4に示すように撮像部(カメラヘッド部)12と、こ
の撮像部12から出力された撮像信号より所定の映像信
号を生成するための信号処理部14とを別体に構成した
ものが知られている。例えば内視鏡用のビデオカメラと
して使用するときには、ケーブルの先端部に小型カメラ
(カメラヘッド部)を取り付けて使用することになる。
【0003】このような別体構成の場合、撮像部12に
は光学レンズ部16と、撮像素子を含めた前置信号処理
部18とが搭載されているのが普通である。撮像素子と
してCCDなどの固体撮像素子20を使用するときに
は、前置信号処理部18には、CCD20の他に相関二
重サンプリング回路(CDS回路)22が設けられてい
る場合が多い。撮像部12で被写体26を撮像すること
で、例えばR、G、Bの各原色の撮像信号が得られる。
【0004】撮像部12と信号処理部14との間はケー
ブル24で接続され、原色の撮像信号が信号処理部14
に入力して、例えば輝度信号と色信号からなる映像信号
が生成される。
【0005】正常な映像信号を生成するためには、周知
のようにホワイトバランスなどの前調整処理が必要にな
る。ホワイトバランスの調整処理は通常工場出荷段階で
行われる。ホワイトバランスをとるためのゲインコント
ロール信号(ゲインコントロール用データ)は信号処理
部14内に設けられたメモリ手段28にストアされてい
る。
【0006】したがってこのメモリ手段28から読み出
したゲインコントロール用データを用いて、信号処理部
14内に設けられたRチャネルおよびBチャネル用のゲ
インコントロール回路(図示はしない)のゲインを調整
することでホワイトバランスのとれた撮像信号R、G、
Bが得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したホワイトバラ
ンスをとるためのゲインコントロール信号は、撮像部1
2から信号処理部14までの信号伝送系を通過した撮像
信号を基準にして生成されるものであるから、この撮像
信号中には撮像部12のばらつきを始めとして信号処理
部14のばらつきが含まれている。経験上、信号処理部
14の回路定数などのばらつきは、撮像部12のばらつ
きよりも遙かに小さいので、信号処理部14におけるば
らつきは無視できる。
【0008】撮像部12でのばらつきの主立ったもの
は、CCD20の感度のばらつきと、光学レンズ部16
を構成するプリズムブロックにおける光学特性のばらつ
きである。ホワイトバランスを調整するということは、
これらのばらつきを含めた調整となるので、撮像部12
のばらつきを吸収した状態でホワイトバランスがとられ
ることになる。
【0009】ところで、撮像装置10を使用している間
には、撮像部12や信号処理部(装置本体)16が損傷
を受け、これらを交換しなければならないことがある。
例えば使用中光学レンズ部16が破損したときには、撮
像部12全体を新しいものに交換する。
【0010】新しい撮像部12に交換すると、その撮像
部12に使用されているCCD20の感度特性や、光学
レンズ部16の光学特性は、交換する前の撮像部12に
おけるCCD感度特性や光学特性と一致しない場合が殆
どである。
【0011】したがって撮像部12を交換したときには
必ずホワイトバランスの再調整処理が必須となる。ホワ
イトバランスの調整は、周知のように基準の色温度(例
えば3200K)の光源を使用して行われる。
【0012】しかし、撮像装置10を実際に使用してい
る現場(病院の検査室など)には、基準の色温度となる
光源は通常存在しない。そのため、室内の蛍光灯などを
光源に代用してホワイトバランスを調整するため、正確
にホワイトバランを調整できないという問題を惹起して
いる。特に内視鏡などの撮像装置として使用する場合に
は、色相や色飽和度など色情報は非常に重要な検査情報
であるので、ホワイトバランスを正確に調整することが
求められている。
【0013】このような事態が生ずるのは、撮像部12
と信号処理部14とが必ず対になっているからで、対に
なった撮像部12のばらつきを含めた情報がホワイトバ
ランスを調整するためのゲインコントロール信号として
信号処理部14に保存されているからに他ならない。交
換された新しい撮像部12のばらつきには対処し得ない
からである。
【0014】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、特に撮像部自体のばらつきを
含めたゲインコントロール情報を、撮像部自体に保有さ
せることによって、撮像部が交換されたようなときでも
正しくホワイトバランス調整がなされるようにした撮像
装置を提案するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係る撮像装置では、
撮像素子を搭載した撮像部と、この撮像部から出力され
た撮像信号より所定の映像信号を生成する信号処理部と
が別体構成となされると共に、上記撮像部と信号処理部
には、少なくともホワイトバランスをとるためのゲイン
コントロール用データがストアされた第1および第2の
メモリ手段がそれぞれ設けられたことを特徴とする。
【0016】この発明では、撮像部に第1のメモリ手段
を設け、信号処理部に第2のメモリ手段を設ける。基準
光源を撮像したときに得られる撮像部からの撮像信号を
信号処理部に供給し、そのときに得られるホワイトバラ
ンス調整用のゲインコントロール信号を第2のメモリ手
段に保存する。同じゲインコントロール信号を第1のメ
モリ手段にも保存する。
【0017】これによって、その撮像部におけるCCD
感度特性や光学レンズ部の光学特性のばらつきを含めた
状態でのゲインコントロール信号が第1のメモリ手段に
保存されることになる。
【0018】撮像部を交換するときも、交換した新しい
撮像部に設けられた第1のメモリ手段には、この撮像部
におけるCCD感度特性や光学レンズ部の光学特性のば
らつきを含めた状態でのゲインコントロール信号が第1
のゲインコントロール信号として第1のメモリ手段に保
存されているから、実際に被写体を撮像する前に、信号
処理部に保存された第2のゲインコントロール信号との
照合を行う。
【0019】2つのゲインコントロール信号が一致した
ときには、特に問題ないが、一致しないときにこの第1
のゲインコントロール信号を新しい第2のゲインコント
ロール信号として第2のメモリ手段に保存する。そして
この新しく保存された第2のゲインコントロール信号に
基づいてRチャネルおよびBチャネルのゲインをコント
ロールする。こうすることで、交換された撮像部におけ
る特性上のばらつきを考慮した状態でホワイトバランス
の調整が行われたことになる。
【0020】したがって、撮像部の独立性が確保され、
撮像部と信号処理部との間の相互依存性を解消でき、常
に正しいホワイトバランスで被写体を撮像できる。
【0021】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る撮像装置
の一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。この発
明に係る撮像装置は図4に示した従来例と同じく、撮像
部12と信号処理部14とが別体構成で、両者はケーブ
ル24で接続されたものである。図1はその実施の形態
を示すもので、撮像部12には光学レンズ部16と前置
信号処理部18が搭載される。前置信号処理部18には
撮像素子20および前置信号処理回路22の他に、タイ
ミング信号の生成部(タイミングジェネレータ)52
と、第1のメモリ手段54が設けられる。
【0022】タイミング信号生成部52は撮像素子20
や前置信号処理回路22において使用されるタイミング
信号(クロック)の生成部である。第1のメモリ手段5
4は後述するゲインコントロール信号を第1のゲインコ
ントロール信号として保存するためのメモリ素子であ
る。第1のメモリ手段54として、この例では電気的に
書き込みおよび消去できるEEPROMが使用されてい
る。
【0023】光学レンズ部16よりこの例ではR、G、
Bの3チャネルに分離された被写体像(色分解像)が入
射して、前置信号処理部18を構成する撮像素子、この
実施の形態ではCCD20R、20G、20Bにそれぞ
れ結像する。したがってCCD20R〜20Bからは各
原色R、G、Bに対応した撮像信号が得られる。撮像信
号SR、SG、SBはそれぞれ相関二重サンプリング回
路(CDS回路)22R、22G、22Bに供給されて
相関二重サンプリングされ、したがって波形成形された
かたちで出力される。
【0024】前置信号処理部18から得られる撮像信号
SR、SG、SBはケーブル24によって信号処理部1
4に導かれる。信号処理部14でもR、G、B3チャネ
ル分の回路系が設けられている。そして、信号処理をソ
フト的に支援したり、各種の制御を行うためのマイコン
40が搭載されている。マイコン40に関連して、後述
するゲインコントロール信号を第2のゲインコントロー
ル信号として保存する第2のメモリ手段28が設けられ
る。第2のメモリ手段28も第1のメモリ手段54と同
じEEPROMなどを使用することができる。
【0025】撮像信号SR、SG、SBはまずゲインコ
ントロール回路30R、30G、30Bに供給される。
この例では撮像信号SGのレベルを基準レベルとしてR
およびBの撮像信号のレベル調整が行われる。レベル調
整された撮像信号SR、SG、SBはさらにA/D変換
器(ADC)32R、32G、32Bにそれぞれ供給さ
れて例えば10ビットのデジタル信号に変換される。ク
ロック発生器58では各信号処理系に対する基準クロッ
クを生成しており、そのクロック信号を基準にしてR、
G、B3チャネル分のA/D変換処理が実行される。
【0026】デジタル撮像信号SR、SG、SBは次段
のDSP(Digital Signal Processor)34の主信号処
理部35に供給されて、この実施の形態では輝度信号Y
と、色信号Cr、Cbで構成された映像信号が生成され
る。映像信号はモニタ(図示はしない)などに供給され
て映像が再生されたり、記録装置(図示はしない)に供
給されて保存される。
【0027】デジタル映像信号の一部はさらにDSP3
4内に設けられた積分器36R、36G、36Bに供給
される。この積分器36R、36G、36Bは後述する
ホワイトバランスの調整を行うときに使用されるもの
で、被写体としては、基準色温度を有する光源によって
照射されたホワイトボードや白黒のチャートが使用され
る。被写体のうち指定したエリアから出力される3チャ
ネル分の積分出力がマイコン40に供給される。
【0028】マイコン40は周知のように中央処理ユニ
ット(CPU)42を有する。マイコン40では撮像装
置10で必要な各種の処理を遂行するための処理プログ
ラムを有するが、この実施の形態ではホワイトバランス
処理に的を絞ることにする。したがってこのマイコン4
0の内部を機能ブロック的に表示すると次のようなブロ
ック表示となる。
【0029】まず、R、G、B3チャネル分の積分出力
は第1および第2のレベル比較器44R,44Bに供給
される。第1のレベル比較器44RではGチャネルの積
分出力CGに対するRチャネルの積分出力CRが比較さ
れ、その比較出力がホワイトバランス用演算部46に供
給され、積分出力CRが積分出力CGに等しくなるよう
な演算処理が行われてR用コントロールデータCTLR
が生成される。
【0030】同様に、第2のレベル比較器44BではG
チャネルの積分出力CGに対するBチャネルの積分出力
CBが比較され、その比較出力がホワイトバランス用演
算部46に供給され、積分出力CBが積分出力CGに等
しくなるような演算処理が行われてB用コントロールデ
ータCTLBが生成される。
【0031】R用コントロールデータCTLRは第1の
ゲインコントロール信号生成部48Rに供給されてR用
のゲインコントロール信号Srが生成され、これがD/
A変換器49Rでアナログ信号に変換された上でゲイン
コントロール回路30Rに供給される。同様に、B用コ
ントロールデータCTLBは第2のゲインコントロール
信号生成部48Bに供給されてB用のゲインコントロー
ル信号Sbが生成され、これがD/A変換器49Bでア
ナログ信号に変換された上でゲインコントロール回路3
0Bに供給される。
【0032】そして、ゲインコントロール後の撮像信号
に基づく積分出力CR、CBが再びマイコン40に取り
込まれるから、このような閉ループ制御によって、Rお
よびBの積分出力CR、CBがそれぞれGの積分出力C
Gと等しくなるように収束する。収束したときのゲイン
コントロール信号(ゲインコントロール用データ)S
r、Sbがインタフェース50を介して第2のメモリ手
段28に第2のゲインコントロール信号(G2)として
保存される。
【0033】第2のメモリ手段28への第2のゲインコ
ントロール信号をストアした後、若しくはそのストア処
理と同時にインタフェース50を介して撮像部12に設
けられた第1のメモリ手段54にも、このゲインコント
ロール信号が第1のゲインコントロール信号(G1)と
して保存される。したがってこの場合には同一のゲイン
コントロール信号を保存するものであるから、第1のゲ
インコントロール信号G1は第2のゲインコントロール
信号G2に等しい。
【0034】このゲインコントロール信号の保存処理を
図2を参照して説明する。図2のマイコン40からはシ
リアルクロックSCKに同期してシリアルデータSDO
が出力される。シリアルデータSDOは各種制御データ
の他に、第1および第2のゲインコントロール信号S
r、Sbが含まれる。シリアルクロックSCKは撮像部
12における第1のメモリ手段54と信号処理部14に
おける第2のメモリ手段28に対するクロックとして供
給される。第2のメモリ手段54に対するクロック供給
を制御するのがスイッチ66aであり、第2のメモリ手
段54へのデータ書き込み時および読み出し時にそれぞ
れクロックSCKが供給される。
【0035】マイコン40からはさらに第1および第2
のチップセレクト信号CS1,CS2が出力される。第
1のチップセレクト信号CS1でインタフェース50に
設けられたスイッチ62が制御されると共に、撮像部1
2側に設けられたスイッチ66が制御される。
【0036】第1のチップセレクト信号CS1によって
制御されるスイッチ66は、インタフェース部50側に
設けられたスイッチ62と連動し、信号処理部14から
撮像部12に対する制御用の信号か、第1のメモリ手段
54に供給されるシリアルクロックSCKおよびシリア
ルデータSDOかを切り替えるスイッチとして機能す
る。
【0037】第2のチップセレクト信号CS2は第2の
メモリ手段28の書き込みおよび読み出し状態を制御す
るものである。第1および第2のメモリ手段28,54
より読み出されたゲインコントロール信号G1、G2
(=Sr、Sb)はマイコン40のシリアルデータイン
端子SDIに入力する。
【0038】シリアルデータSDOとしてゲインコント
ロール信号が出力されたときには、第1のチップセレク
ト信号CS1によってスイッチ62とスイッチ66は実
線図示のように制御される。
【0039】その結果、ゲインコントロール信号が第2
のメモリ手段28に第2のゲインコントロール信号G2
としてストアされると共に、同じゲインコントロール信
号が第1のメモリ手段54に第1のゲインコントロール
信号G1としてストアされる。
【0040】ここで、撮像部12が損傷を受け、この撮
像部12を交換しなければならないようなときには、新
しい撮像部12がケーブル24の先端部に取り付けられ
ることになる。このときには、新しい撮像部12に設け
られた第1のメモリ手段54にストアされている第1の
ゲインコントロール信号G1と、信号処理部14に設け
られた第2のメモリ手段28にストアされている第2の
ゲインコントロール信号G2とが一致しているとは限ら
ない。通常は一致しない。
【0041】このことを考慮して、第2のチップセレク
ト信号CS2を利用して第2のメモリ手段28をリード
モードに制御して、第2のゲインコントロール信号G2
を読み出してマイコン40側に蓄える。次に第1のチッ
プセレクト信号CS1を利用して第1のメモリ手段54
から第1のゲインコントロール信号G1を読み出してマ
イコン40に蓄えて両者のデータ内容を比較する。
【0042】一致していないときには、第2のチップセ
レクト信号CS2を利用して第2のメモリ手段28をラ
イトモードに制御する。そしてマイコン40側に蓄えた
第1のゲインコントロール信号G1をシリアルデータS
DOとして出力し、このシリアルデータSDOを第2の
メモリ手段28に新たなゲインコントロール信号(新し
い第2のゲインコントロール信号)G2として書き込
む。
【0043】この処理を行うことで信号処理部14では
新しい撮像部54に対応したゲインコントロール信号で
撮像信号SR、SBのゲイン(レベル)が制御されるの
で、これによって撮像部12が交換されたときでも、ホ
ワイトバランスのとれた撮像信号SR、SG、SBを得
ることができる。
【0044】図3は以上のような処理を行うときの実施
の形態を示すホワイトバランス調整処理および検証処理
フローであって、この実施の形態では工場出荷段階での
ホワイトバランス調整処理を含めて説明する。工場出荷
段階でのデータストア処理では図2に示すマイコン40
の入力ポート41がハイレベルとなるように外部から制
御されるものとする。
【0045】さて、この実施の形態では撮像装置10の
電源が投入されると、まず第2のメモリ手段28からデ
ータ特にゲインコントロール信号の読み出し処理が行わ
れる(ステップ70)。次に、マイコン40の入力ポー
ト41がチェックされ(ステップ71)、ハイレベルで
あったときにはホワイトバランスの調整モードと判断す
る。その場合には上述したように被写体として、標準色
温度の光源を使用した被写体像を利用してゲイン調整処
理を行う(ステップ72)。撮像信号SR、SG、SB
の出力レベルが、1:1:1になったときには、そのと
きのゲインコントロール信号Sr、Sbが第2のメモリ
手段28に第2のゲインコントロール信号G2として書
き込まれる(ステップ73)。
【0046】同時に撮像部12に設けられた第1のメモ
リ手段54には、同じゲインコントロール信号Sr、S
bが第1のゲインコントロール信号G1として書き込ま
れる。この書き込み処理が終了すると他の調整処理に移
行する(ステップ74)。この調整処理が終了すると入
力ポート41のレベルはローレベルに落とされる。
【0047】撮像装置10の電源が再度投入されと、第
2のメモリ手段28から第2のゲインコントロール信号
G2が読み出されると共に(ステップ70)、再びステ
ップ71で調整モードの有無がチェックされる。入力ポ
ート41のレベルがローレベルであるときには、今度は
撮像部12に設けられた第1のメモリ手段54から第1
のゲインコントロール信号G1が読み出される(ステッ
プ76)。そして、第1と第2のゲインコントロール信
号G1、G2のデータ内容が比較される(ステップ7
7)。データ内容が一致しているときには、別の処理に
移る(ステップ78)。
【0048】しかし、データ内容の照合結果、一致して
いないと判断されたときには、第2のメモリ手段54の
データ内容を第1のゲインコントロール信号G1のデー
タ内容に書き替える(更新する)(ステップ79)。
【0049】データ内容が一致していないということ
は、撮像部12として別の撮像部に交換されたことを意
味する。撮像部12が何時交換されたのかマイコン40
側ではチェックできないので、この発明では撮像装置1
0の電源を投入する都度図3の検証処理を実行するよう
にしたものである。
【0050】こうすることで、撮像装置10を稼働しよ
うとするときには、被写体を撮像する前にこの検証処理
が実行されることになるから、例え撮像開始直前に撮像
部が交換されたような場合でも、その撮像部にマッチし
たホワイトバランスに自動的に調整することができる。
したがって、撮像部の独立性が確保され、撮像部と信号
処理部との間の相互依存性を解消でき、常に正しいホワ
イトバランスで被写体を撮像できる。
【0051】この発明は撮像部と信号処理部とが別体構
成の撮像装置であれば、その用途に拘わらず適用できる
ことは容易に理解できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、撮像
部と信号処理部とが別体構成となされた撮像装置であっ
て、撮像部自体のばらつきを含めたゲインコントロール
情報を、撮像部自体に保存するようにしたものである。
【0053】これによれば、撮像部自体のばらつきを含
めたゲインコントロール情報を、信号処理部での新たな
ゲインコントロール情報として信号処理部に転送できる
ので、信号感度や光学特性にばらつきのある撮像部が交
換されたようなときでも、その撮像部に適合したホワイ
トバランスに自動的に調整できる特徴を有する。
【0054】したがって信号感度や光学特性が大幅にば
らつきいた撮像部を使用する場合であっても、ホワイト
バランスが崩れるおそれはない。またこの処理は被写体
として標準の色温度を有する光源を使用したりすること
なく実行できるから、オペレータの負担を大幅に軽減で
きる実益を有する。したがって、この発明に係る撮像装
置は内視鏡用撮像装置などに適用して極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る撮像装置の実施の形態を示す要
部の系統図である。
【図2】第1と第2のメモリ手段の関係を示す系統図で
ある。
【図3】ホワイトバランスの調整およびその検証処理の
実施の形態を示すフローチャートである。
【図4】別体構成の撮像装置の概念図である。
【符号の説明】
10・・・撮像装置、12・・・撮像部、14・・・信
号処理部、24・・・ケーブル、20・・・CCD、3
0・・・ゲインコントロール回路、40・・・マイコ
ン、28,54・・・メモリ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H054 AA01 5C065 AA01 BB02 CC01 DD02 DD19 GG10 GG15 GG24 GG27 GG32 5C066 AA01 EA03 EA14 GA01 GA32 KA12 KE05 KE09 KE17 KG01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子を搭載した撮像部と、この撮像
    部から出力された撮像信号より所定の映像信号を生成す
    る信号処理部とが別体構成となされると共に、 上記撮
    像部と信号処理部には、少なくともホワイトバランスを
    とるためのゲインコントロール用データがストアされた
    第1および第2のメモリ手段がそれぞれ設けられたこと
    を特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記撮像部に設けられた第1のメモリ手
    段にストアされた第1のゲインコントロール用データを
    読み出し、 上記信号処理部に設けられた第2のメモリ手段にストア
    された第2のゲインコントロール用データと比較し、 上記第2のゲインコントロール用データが上記第1のゲ
    インコントロール用データと相違するときには、この第
    2のゲインコントロール用データを上記第1のゲインコ
    ントロール用データに更新するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記信号処理部には、ホワイトバランス
    調整用のゲインコントロール回路と、マイコンが搭載さ
    れ、 上記マイコンではホワイトバランスをとるためのゲイン
    コントロール用データが生成され、 生成されたゲインコントロール用データでRチャネルお
    よびBチャネル用に設けられたゲインコントロール回路
    のゲインが調整されると共に、 このゲインコントロール用データが上記第2のメモリ手
    段に、第2のゲインコントロール用データとしてストア
    されることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記ゲインコントロール用データは、上
    記撮像部側にも転送され、 上記第1のメモリ手段にこのゲインコントロール用デー
    タが第1のゲインコントロール用データとしてストアさ
    れるようになされたことを特徴とする請求項1記載の撮
    像装置。
  5. 【請求項5】 上記第1および第2のゲインコントロー
    ル用データの照合は、撮像装置の電源投入の都度、実行
    されるようになされたことを特徴とする請求項1記載の
    撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100652962B1 (ko) 2005-07-27 2006-12-01 삼성전자주식회사 보드 교체시 화이트밸런스 데이터의 업데이트가 가능한업데이트시스템 및 그 화이트밸런스 데이터 업데이트방법

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