JP2000253305A - 撮像装置及びその制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法及び記憶媒体

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JP2000253305A
JP2000253305A JP11053382A JP5338299A JP2000253305A JP 2000253305 A JP2000253305 A JP 2000253305A JP 11053382 A JP11053382 A JP 11053382A JP 5338299 A JP5338299 A JP 5338299A JP 2000253305 A JP2000253305 A JP 2000253305A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像素子の複数の出力端子から同時に出力され
る画像データーのアンバランスを自動的に補正すること
ができる撮像装置を提供する。 【解決手段】被写体像を電気信号に変換すると共に、電
気信号を出力するための複数の出力端子CH1,CH2
を有する撮像素子1と、複数の出力端子からそれぞれ出
力された複数の出力信号間の相関関係に基づいて、複数
の出力端子から出力された出力信号に対して補正処理を
行う補正回路12〜15,18とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ等
で使用する撮像素子に於いて、複数出力から同時にデー
ターを読み出す構造になっている場合に、複数出力間の
出力レベルを自動的に判断し複数出力間のアンバランス
を取り除くように補正する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図8に示した様な構成のデジ
タルスチルカメラが知られている。この図の構成の場合
は、撮影者自身によるカメラ操作スイッチ101(カメ
ラのメインSW及びレリーズSWで構成)の状態変化を
全体制御回路100が検出し、その他の各回路ブロック
への電源供給を開始する。
【0003】撮影画面範囲内の被写体像は、主撮影光学
系102及び103を通して撮像素子104上に結像
し、この撮像素子104からの電気信号は、CDS/A
GC回路を介して、各画素毎に順々にA/D変換回路1
06で所定のデジタル信号に変換される。
【0004】ここで撮像素子104は、全体の駆動タイ
ミングを決定しているタイミングジェネレータ108か
らの信号に基づき、各画素毎の水平駆動並びに垂直駆動
のためのドライバー回路107の出力で所定駆動される
ことにより、画像信号出力を発生する。
【0005】同様に、撮像素子104からの出力をアナ
ログ的に処理を行って所定の信号レベルに変換するCD
S/AGC回路105、並びにA/D変換回路106も
上記タイミングジェネレータ108からのタイミングに
基づいて動作する。
【0006】A/D変換回路106からの出力は、全体
制御CPU100からの信号に基づいて信号の選択を行
うセレクタ109を介してメモリーコントローラ115
へ入力され、ここでフレームメモリー116へ全ての信
号出力を転送する。従って、この場合各撮影フレーム毎
の画素データーは、一旦全てフレームメモリー116内
に記憶されるため、連写撮影等の場合は全てフレームメ
モリー116への書き込み動作となる。
【0007】撮影動作終了後は、メモリーコントローラ
115の制御により、撮影データを記憶しているフレー
ムメモリー116の内容を、セレクター109を介して
カメラDSP110へ転送する。このカメラDSP11
0では、フレームメモリー116に記憶されている各撮
影データーの各画素データーを基にRGBの各色信号を
生成する。
【0008】通常撮影前の状態では、この結果をビデオ
メモリー111に定期的(各フレーム毎)に転送する事
で、モニター表示回路112を介してファインダー表示
等を行っている。
【0009】一方、カメラ操作スイッチ101の操作に
より、撮影動作を撮影者自身が行った場合には、全体制
御CPU100からの制御信号によって、1フレーム分
の各画素データーをフレームメモリー116から読み出
し、カメラDSP110で画像処理を行ってから一旦ワ
ークメモリー113に記憶する。
【0010】続いて、ワークメモリー113のデーター
を圧縮・伸張回路114で所定の圧縮フォーマットに基
づきデーター圧縮し、その結果を外部不揮発性メモリー
117(通常フラッシュメモリー等の不揮発性メモリー
を使用)に記憶する。
【0011】また、逆に撮影済みの画像データーを観察
する場合には、上記外部メモリー117に圧縮記憶され
たデーターを、圧縮・伸張回路114を通して通常の撮
影画素毎のデーターに伸張し、その結果をビデオメモリ
ー111へ転送することで、モニター表示回路112を
通して行う事が出来る。
【0012】この様に、通常のデジタルカメラでは、撮
像素子104からの出力を、ほぼリアルタイムでプロセ
ス処理回路を通して実際の画像データーに変換し、その
結果をメモリーないしはモニター回路へ出力する構成と
なっている。
【0013】一方、上記の様なデジタルカメラシステム
に於いて、連写撮影等の能力を向上させる(例えば10
駒/秒に近い能力を得る)為には、撮像素子からの読み
出し速度を上げる事やフレームメモリー等への撮像素子
データーの書き込み速度を上げる等の撮像素子を含めた
システム的な改善が必要である。
【0014】図7はその改善方法の一つとして、CCD
等の撮像素子で水平CCDを2分割にした2出力タイプ
のデバイス構造を簡単に示したものである。
【0015】図7のCCDでは、フォトダイオード部9
0で発生した各画素毎の電荷をある所定のタイミングで
一斉に垂直CCD部へ転送し、次のタイミングで各ライ
ン毎に垂直CCDの電荷を水平CCD92及び93に転
送する。
【0016】ここで水平CCD92は、転送クロツク毎
にその電荷を左側のアンプ94へ向かって転送し、又水
平CCD93は、転送クロック毎にその電荷を右側のア
ンプ95へ向かって転送することから、このCCDの撮
影画像データーは画面の中央を境にして左右真っ二つに
分割して読み出されることになる。
【0017】通常上記アンプ94,95はCCDデバイ
スの中に作り込まれるが、レイアウト的にはかなり離れ
た位置に来るため、両アンプの相対精度は必ずしも完全
に一致するとは限らない。その為、アンプ後の出力を左
右それぞれ別々のCDS/AGC回路96、97を通し
た際に、外部調整手段97及び99によって調整するこ
とで左右出力のマッチング性を確保する様にしている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に高速な読み
出しが実現できる撮像素子として、2つ以上の複数出力
から同時に信号を読み出す方法は、今後のデジタルカメ
ラをより銀塩カメラ(既に一眼レフタイプの銀塩カメラ
では8駒/秒位のスペックの製品は実現されている)に
近づけるためには、必須の技術である。
【0019】しかしながら複数の出力を持つということ
は、スピード的には有利になるものの、出力レベルのマ
ッチング性という観点では、明らかに1出力しかないも
のに比べて不利になってしまう。
【0020】従来のCDS/AGC回路部でのアナログ
的な調整や、A/D変換後の出力で両チャンネルを合わ
せ込むデジタル的な調整等、単なるマニュアル的な調整
方法では、製造工程上でかなり合わせ込んだとしても、
環境の変化によって、例えばVR抵抗そのものの値も変
わってくるし、CDS/AGC回路の温度特性の傾向も
完全に2つのものが一致する可能性は極めて低い。
【0021】通常この様な撮像素子の読み出し方法を行
った場合、左右両出力の相対精度としては±1%を超え
るようだと、画面上でその境界のアンバランスがはっき
りと解ってしまう。
【0022】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、撮像素子の複数の出力
端子から同時に出力される画像データーのアンバランス
を自動的に補正することができる撮像装置及びその制御
方法及び記憶媒体を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、被
写体像を電気信号に変換すると共に、該電気信号を出力
するための複数の出力端子を有する撮像手段と、該複数
の出力端子からそれぞれ出力された複数の出力信号間の
相関関係に基づいて、前記複数の出力端子から出力され
た出力信号に対して補正処理を行う補正手段とを有する
ことを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わる撮像装置におい
て、前記補正手段は、前記複数の出力端子からそれぞれ
出力された複数の出力信号を処理する処理手段と、前記
複数の出力信号に対して、その相関関係を判別し、判別
結果に応じて前記処理手段を制御する制御手段とを含む
ことを特徴としている。
【0025】また、この発明に係わる撮像装置におい
て、前記処理手段からの出力信号を合成して1枚の撮像
画面を生成する画像合成手段を更に有することを特徴と
している。
【0026】また、この発明に係わる撮像装置におい
て、前記制御手段は、前記処理手段から順次出力される
複数の画像処理データーを、夫々所定範囲にわたって平
均化した結果に基づいて判別を行うことを特徴としてい
る。
【0027】また、この発明に係わる撮像装置におい
て、前記制御手段は、前記複数の出力端子から順次出力
される複数の画像処理データーに対して、夫々相関演算
を行うことを特徴としている。
【0028】また、本発明に係わる撮像装置は、被写体
像を電気信号に変換すると共に、該電気信号を出力する
ための複数の出力端子を有する撮像手段と、該複数の出
力端子からそれぞれ出力された複数のデーターのうち、
一部のデーターの相関関係に基づいて、前記複数の出力
端子からの出力信号に対して補正処理を行う補正手段と
を有することを特徴としている。
【0029】また、この発明に係わる撮像装置におい
て、前記補正手段は、前記複数の出力端子からそれぞれ
出力された複数の出力信号を処理する処理手段と、前記
複数の出力端子から順次出力された複数のデーターの一
部を選択的に取り込むデーター取り込み手段と、該デー
タ取り込み手段で取り込んだ複数のデーターに対してそ
の相関関係を判し、判別結果に応じて前記処理手段を制
御する制御手段とを含むことを特徴としている。
【0030】また、この発明に係わる撮像装置におい
て、前記処理手段からの出力信号を合成して1枚の撮像
画像を生成する画像合成手段を更に有することを特徴と
している。
【0031】また、この発明に係わる撮像装置におい
て、前記制御手段は、前記データー取り込み手段で取り
込んだ複数のデーターを、夫々平均化した結果に基づい
て判別を行うことを特徴としている。
【0032】また、この発明に係わる撮像装置におい
て、前記制御手段は、前記データー取り込み手段で取り
込んだ複数のデーターに対して、夫々相関演算を行うこ
とを特徴としている。
【0033】また、本発明に係わる撮像装置は、被写体
像を電気信号に変換すると共に、該電気信号を出力する
ための複数の出力端子を有する撮像手段と、該撮像手段
の複数の出力端子から出力される複数の出力信号を処理
する処理手段と、該処理手段からの出力信号を合成して
1枚の撮影画像を生成する画像合成手段と、少なくとも
キャリブレーションを自動実行する第1のモードと、通
常の撮影を実行する第2のモードに切り替えるモード設
定手段と、該モード設定手段により前記第1のモードが
選択されている場合に、前記複数の出力端子からそれぞ
れ出力された複数の出力信号に対して、その相関関係を
判別する判別動作を実行し、前記モード設定手段により
前記第2のモードが選択されている場合に、前記複数の
出力端子から出力された複数の出力信号に対して、その
相関関係を判別し、判別結果に基づいて前記処理手段を
制御する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0034】また、本発明に係わる撮像装置は、被写体
像を電気信号に変換すると共に、該電気信号を出力する
ための複数の出力端子を有する撮像手段と、該撮像手段
の複数の出力端子から出力される複数の出力信号を処理
する処理手段と、該処理手段からの出力信号を合成して
1枚の撮影画像を生成する画像合成手段と、少なくとも
キャリブレーションを自動実行する第1のモードと、通
常の撮影を実行する第2のモードに切り替えるモード設
定手段と、該モード設定手段により前記第1のモードが
選択されている場合に、前記複数の出力端子からそれぞ
れ出力された複数の出力信号に対して、その相関関係を
判別する判別動作を実行し、その判別結果を撮影者に報
告する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0035】また、本発明に係わる撮像装置は、被写体
像を電気信号に変換すると共に、該電気信号を出力する
ための複数の出力端子を有する撮像手段と、該撮像手段
の複数の出力端子から出力される複数の出力信号を処理
する第1の処理手段と、該第1の処理手段からの複数の
出力信号を順次画像データーとして記憶する第1の記憶
手段と、前記第1の処理手段から順次出力される複数の
画像データーの一部を記憶する第2の記憶手段と、前記
第1の記憶手段に記憶されている複数の画像データーを
読み出して処理する第2の処理手段と、該第2の処理手
段からの複数の出力を合成して1枚の撮影画像を生成す
る画像合成手段と、該第2の記憶手段に記憶されている
複数のデーターの相関関係を判別し、判別結果に応じて
前記第2の処理手段の処理方法を制御する制御手段とを
具備することを特徴としている。
【0036】また、本発明に係わる撮像装置の制御方法
は、被写体像を電気信号に変換すると共に、該電気信号
を出力するための複数の出力端子を有する撮像手段と、
前記複数の出力端子からそれぞれ出力された複数の出力
信号を処理する処理手段とを具備する撮像装置を制御す
るための撮像装置の制御方法であって、前記複数の出力
信号に対して、その相関関係を判別し、判別結果に応じ
て前記処理手段を制御することを特徴としている。
【0037】また、本発明に係わる撮像装置の制御方法
は、被写体像を電気信号に変換すると共に、該電気信号
を出力するための複数の出力端子を有する撮像手段と、
前記複数の出力端子からそれぞれ出力された複数の出力
信号を処理する処理手段と、前記複数の出力端子から順
次出力された複数のデーターの一部を選択的に取り込む
データー取り込み手段とを具備する撮像装置を制御する
ための撮像装置の制御方法であって、前記データ取り込
み手段で取り込んだ複数のデーターに対してその相関関
係を判し、判別結果に応じて前記処理手段を制御するこ
とを特徴としている。
【0038】また、本発明に係わる撮像装置の制御方法
は、被写体像を電気信号に変換すると共に、該電気信号
を出力するための複数の出力端子を有する撮像手段と、
該撮像手段の複数の出力端子から出力される複数の出力
信号を処理する処理手段と、該処理手段からの出力信号
を合成して1枚の撮影画像を生成する画像合成手段と、
少なくともキャリブレーションを自動実行する第1のモ
ードと、通常の撮影を実行する第2のモードに切り替え
るモード設定手段とを具備する撮像装置を制御するため
の撮像装置の制御方法であって、前記モード設定手段に
より前記第1のモードが選択されている場合に、前記複
数の出力端子からそれぞれ出力された複数の出力信号に
対して、その相関関係を判別する判別動作を実行し、前
記モード設定手段により前記第2のモードが選択されて
いる場合に、前記複数の出力端子から出力された複数の
出力信号に対して、その相関関係を判別し、判別結果に
基づいて前記処理手段を制御することを特徴としてい
る。
【0039】また、本発明に係わる撮像装置の制御方法
は、被写体像を電気信号に変換すると共に、該電気信号
を出力するための複数の出力端子を有する撮像手段と、
該撮像手段の複数の出力端子から出力される複数の出力
信号を処理する処理手段と、該処理手段からの出力信号
を合成して1枚の撮影画像を生成する画像合成手段と、
少なくともキャリブレーションを自動実行する第1のモ
ードと、通常の撮影を実行する第2のモードに切り替え
るモード設定手段とを具備する撮像装置を制御するため
の撮像装置の制御方法であって、前記モード設定手段に
より前記第1のモードが選択されている場合に、前記複
数の出力端子からそれぞれ出力された複数の出力信号に
対して、その相関関係を判別する判別動作を実行し、そ
の判別結果を撮影者に報告することを特徴としている。
【0040】また、本発明に係わる撮像装置の制御方法
は、被写体像を電気信号に変換すると共に、該電気信号
を出力するための複数の出力端子を有する撮像手段と、
該撮像手段の複数の出力端子から出力される複数の出力
信号を処理する第1の処理手段と、該第1の処理手段か
らの複数の出力信号を順次画像データーとして記憶する
第1の記憶手段と、前記第1の処理手段から順次出力さ
れる複数の画像データーの一部を記憶する第2の記憶手
段と、前記第1の記憶手段に記憶されている複数の画像
データーを読み出して処理する第2の処理手段と、該第
2の処理手段からの複数の出力を合成して1枚の撮影画
像を生成する画像合成手段とを具備する撮像装置を制御
するための撮像装置の制御方法であって、前記第2の記
憶手段に記憶されている複数のデーターの相関関係を判
別し、判別結果に応じて前記第2の処理手段の処理方法
を制御することを特徴としている。
【0041】また、本発明に係わる記憶媒体は、被写体
像を電気信号に変換すると共に、該電気信号を出力する
ための複数の出力端子を有する撮像手段と、前記複数の
出力端子からそれぞれ出力された複数の出力信号を処理
する処理手段とを具備する撮像装置を制御するための制
御プログラムを格納した記憶媒体であって、前記制御プ
ログラムが、前記複数の出力信号に対して、その相関関
係を判別し、判別結果に応じて前記処理手段を制御する
工程のコードを有することを特徴としている。
【0042】また、本発明に係わる記憶媒体は、被写体
像を電気信号に変換すると共に、該電気信号を出力する
ための複数の出力端子を有する撮像手段と、前記複数の
出力端子からそれぞれ出力された複数の出力信号を処理
する処理手段と、前記複数の出力端子から順次出力され
た複数のデーターの一部を選択的に取り込むデーター取
り込み手段とを具備する撮像装置を制御するための制御
プログラムを格納した記憶媒体であって、前記制御プロ
グラムが、前記データ取り込み手段で取り込んだ複数の
データーに対してその相関関係を判し、判別結果に応じ
て前記処理手段を制御する工程のコードを有することを
特徴としている。
【0043】また、本発明に係わる記憶媒体は、被写体
像を電気信号に変換すると共に、該電気信号を出力する
ための複数の出力端子を有する撮像手段と、該撮像手段
の複数の出力端子から出力される複数の出力信号を処理
する処理手段と、該処理手段からの出力信号を合成して
1枚の撮影画像を生成する画像合成手段と、少なくとも
キャリブレーションを自動実行する第1のモードと、通
常の撮影を実行する第2のモードに切り替えるモード設
定手段とを具備する撮像装置を制御するための制御プロ
グラムを格納した記憶媒体であって、前記制御プログラ
ムが、前記モード設定手段により前記第1のモードが選
択されている場合に、前記複数の出力端子からそれぞれ
出力された複数の出力信号に対して、その相関関係を判
別する判別動作を実行し、前記モード設定手段により前
記第2のモードが選択されている場合に、前記複数の出
力端子から出力された複数の出力信号に対して、その相
関関係を判別し、判別結果に基づいて前記処理手段を制
御する工程のコードを有することを特徴としている。
【0044】また、本発明に係わる記憶媒体は、被写体
像を電気信号に変換すると共に、該電気信号を出力する
ための複数の出力端子を有する撮像手段と、該撮像手段
の複数の出力端子から出力される複数の出力信号を処理
する処理手段と、該処理手段からの出力信号を合成して
1枚の撮影画像を生成する画像合成手段と、少なくとも
キャリブレーションを自動実行する第1のモードと、通
常の撮影を実行する第2のモードに切り替えるモード設
定手段とを具備する撮像装置を制御するための制御プロ
グラムを格納した記憶媒体であって、前記制御プログラ
ムが、前記モード設定手段により前記第1のモードが選
択されている場合に、前記複数の出力端子からそれぞれ
出力された複数の出力信号に対して、その相関関係を判
別する判別動作を実行し、その判別結果を撮影者に報告
する工程のコードを有することを特徴としている。
【0045】また、本発明に係わる記憶媒体は、被写体
像を電気信号に変換すると共に、該電気信号を出力する
ための複数の出力端子を有する撮像手段と、該撮像手段
の複数の出力端子から出力される複数の出力信号を処理
する第1の処理手段と、該第1の処理手段からの複数の
出力信号を順次画像データーとして記憶する第1の記憶
手段と、前記第1の処理手段から順次出力される複数の
画像データーの一部を記憶する第2の記憶手段と、前記
第1の記憶手段に記憶されている複数の画像データーを
読み出して処理する第2の処理手段と、該第2の処理手
段からの複数の出力を合成して1枚の撮影画像を生成す
る画像合成手段とを具備する撮像装置を制御するための
制御プログラムを格納した記憶媒体であって、前記制御
プログラムが、前記第2の記憶手段に記憶されている複
数のデーターの相関関係を判別し、判別結果に応じて前
記第2の処理手段の処理方法を制御する工程のコードを
有することを特徴としている。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明するのであるが、その前に、本発明の実施形
態の概要について説明する。
【0047】本発明の実施形態は、複数の出力を有する
撮像素子を用いた場合に、その複数の出力間のアンバラ
ンスを自動的に補正するようにするものである。
【0048】そのために、撮像素子からの複数出力を別
々に処理し、各出力毎の相関関係を判別して複数出力間
のアンバランス量を算出すると共に、そのアンバランス
量に基づく補正を実際の処理回路系に対して行う。
【0049】例えば、2つの出力を持つ撮像素子に対し
て、片方の出力から得られる信号をA、もう一方の信号
をBとした場合、Aの信号出力の平均値、Bの信号出力
の平均値及びAとBの信号出力を合わせた場合の平均値
の関係から2つの出力のアンバランス量を自動的に算出
する方法がある。
【0050】また、撮像素子からの複数出力を別々に処
理し、各出力毎の特定範囲にある画像データーの相関関
係を判別して複数出力間のアンバランス量を算出すると
共に、そのアンバランス量に基づく補正を実際の処理回
路系に対して行う。
【0051】例えば、2つの出力を持つ撮像素子に対し
て、片方の出力から得られる信号をA、もう一方の信号
をBとした場合、撮像素子画面上の境界付近に位置する
画素部分のみの信号をA及びBに対して取り出し、その
2つの出力どうしの相関演算を行うことで2つの出力の
アンバランス量を算出する方法がある。
【0052】また、撮像素子からの複数出力のアンバラ
ンス量を検出するために、カメラ等の本体を所定のキャ
リブレーションモードに設定する。
【0053】例えば、フィールド上で撮影者が定期的に
キャリブレーションを実行する場合、カメラ本体の設定
をそのモードに設定すると、カメラ内部では通常の撮影
を行わず複数出力間のアンバランス量の算出のみを行
う。このキャリブレーションモードで算出した複数出力
間のアンバランス量を、実際の本撮影時に補正データー
として複数出力間に設定する方法がある。
【0054】また、撮像素子からの複数出力のアンバラ
ンス量を検出するために、カメラ等の本体を所定のキャ
リブレーションモードに設定し、その結果を撮影者に通
告する。
【0055】例えば、撮影者は上記キャリブレーション
撮影時は本来一面が白の被写体を撮影するのが望ましい
が、もし誤ってコントラスト差が画面全体に広がってい
る様な一般被写体を撮影した場合には、被写体として望
ましくない等の警告を発生させる方法もある。
【0056】また、撮像素子からの複数出力を別々に処
理し、まずその結果をメモリー等に一旦記憶する。この
メモリーに記憶されているデーターの一部を使って各出
力毎の相関関係をCPU等の演算で正確に判別し、複数
出力間のアンバランス量を算出すると共に、そのアンバ
ランス量に基づく補正を、メモリーから読み出した実際
の補正データーに対して行う。
【0057】次に、本発明の具体的な実施形態を、添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0058】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態の全体のハードウェアー構成を示すブロック
図である。
【0059】図1において、2つの出力(CH1及びC
H2)を持つ撮像素子1は、ドライバー回路2によって
駆動されることで所定の周波数で動作し、画面全体を縦
に2分割する形で左右別々に撮影画像データーを出力す
る構成になっている。また、TG/SSG回路3は垂直
同期信号VD及び水平同期信号HDを出力するタイミン
グ発生回路で、同時に各回路ブロックへのタイミング信
号を供給している。
【0060】撮像素子1の右半面の画像出力は、CH1
出力を介してCDS/AGC回路5へ入力され、ここで
既知の相関2重サンプリング等の方法を行うことで、C
CD等の出力に含まれるリセットノイズ等を除去すると
共に、所定の信号レベル迄出力を増幅するためのAGC
回路を働かせる。このAGC後の出力をA/D変換回路
7へ入力することで、デジタル信号に変換しAD−CH
1なる出力を得る。
【0061】同様に撮像素子の左半面の画像出力は、C
H2出力を介してCDS/AGC回路4へ入力され、こ
こで同様の相関2重サンプリング等の方法を行うこと
で、CCD等の出力に含まれるリセットノイズ等を除去
すると共に、所定の信号レベル迄出力を増幅するための
AGC回路を働かせる。このAGC後の出力をA/D変
換回路6へ入力することで、デジタル信号に変換しAD
−CH2なる出力を得る。
【0062】この撮像素子1からの左右両出力を別々に
デジタルデーターに変換した後、両出力を各々メモリー
コントローラー8、10を介して、メモリー9、11に
順々に記憶していく。
【0063】また、AD−CH1及びAD−CH2の出
力は同時にアンバランス量算出回路18へ入力され、こ
こで後述する方法によって両出力のアンバランス量を演
算すると共に、最適な補正量を決定する。
【0064】メモリーコントローラー8及び10は、通
常時分割でメモリー9及び11に対する読み書きを連続
して実行できる様になっているため、撮像素子1からの
出力をメモリーに書き込みながら、別のタイミングでメ
モリーに書き込んだデーターを書き込んだ順に読み出す
ことが可能である。
【0065】まず撮像素子1のCH1側の出力に対して
は、メモリーコントローラー10の制御によりメモリー
11から連続してデーターを読み出し、オフセット調整
回路13へ入力していく。ここでオフセット調整回路1
3のもう一方の入力には、アンバランス量算出回路18
で算出設定された所定のオフセット出力OF1が接続さ
れており、オフセット調整回路13内部で両信号の加算
を行う。
【0066】次にこのオフセット調整回路13の出力
は、ゲイン調整回路15へ入力されるが、ここでゲイン
調整回路15のもう一方の入力には、アンバランス量算
出回路18で算出設定された所定のゲイン出力GN1が
接続されており、ゲイン調整回路15内部で両信号の乗
算を行う。
【0067】同様に撮像素子1のCH2側の出力に対し
ては、メモリーコントローラー8の制御によりメモリー
9から連続してデーターを読み出し、オフセット調整回
路12へ入力していく。ここでオフセット調整回路12
のもう一方の入力には、アンバランス量算出回路18で
算出設定された所定のオフセット出力OF2が接続され
ており、オフセット調整回路12内部で両信号の加算を
行う。
【0068】次にこのオフセット調整回路12の出力
は、ゲイン調整回路14へ入力されるが、ここでゲイン
調整回路14のもう一方の入力には、アンバランス量算
出回路18で算出設定された所定のゲイン出力GN2が
接続されており、ゲイン調整回路14内部で両信号の乗
算を行う。
【0069】この様にして、2つの出力間で生ずるアン
バランス量をアンバランス量算出回路によって補正した
後の画像データー出力を、画像合成回路16でもって1
つの画像データーに変換(左右出力を1つの出力にす
る)し、次段のカラー処理回路17で所定のカラー処理
(色補間処理やγ変換等)を行うものである。
【0070】次に全体の制御について説明する。
【0071】全体制御CPU19がモード設定手段20
の設定状態を検出し、例えば撮影者によってキャリブレ
ーションモード等にカメラ全体の設定がなされている状
態では、全体制御CPU19がこれを検出して、アンバ
ランス量算出回路18へこのことを指示する。
【0072】アンバランス量算出回路18では、撮影者
によるレリーズ操作に応じて撮影した画像に対し、上述
した様な方法でアンバランス量を算出するが、この時撮
影画面全体がキャリブレーションに適さない様な場合
(例えば一面が均一ではない被写体を撮影者が選択した
場合に、明らかに2つの出力間でのアンバランスではな
いと判断出来る様な場合等)には、表示・警告手段21
により撮影者に現状の被写体が不適切な旨を伝達する構
成になっている。従って、撮影者はこの結果をもって再
度キャリブレーションに最適な撮影シーンを選択するこ
とになる。
【0073】次にアンバランス量算出回路18の具体的
構成について、図2に示した回路図を参照して説明を行
う。
【0074】図2において、まずA/D変換回路の出力
であるAD−CH1及びAD−CH2が、平均値算出回
路30、31、32に入力される。ここで、この平均値
算出回路で各画素毎のデーターをある所定範囲に渡って
平均化するわけであるが、この領域設定を領域選択回路
33で実行している。
【0075】この領域選択回路33は、図1に示したT
G/SSG回路3からのVD/HD信号を基準として、
撮像素子1から出力される各画素毎のデーターの有効範
囲を決定し、各平均値算出回路で平均化するための入力
信号を許可するタイミングを設定する。
【0076】例えば平均値算出回路30は、撮像素子の
イメージ領域42に示した斜線部aの部分に存在する各
画素データーの平均値を算出し、また平均値算出回路3
2は、撮像素子のイメージ領域42に示した斜線部bの
部分に存在する各画素データーの平均値を算出する。
【0077】一方、平均値算出回路31は、撮像素子の
イメージ領域42に示した斜線部aとbの両方の部分に
存在する各画素データーの平均値を算出する。
【0078】従ってこの場合、図1で示した撮像素子1
の左半分に存在する所定範囲の画素データーの平均値、
撮像素子1の右半分に存在する所定範囲の画素データー
の平均値、並びに撮像素子1の左と右の両方に存在する
所定範囲の画素データーの平均値を上記平均値算出回路
30,31,32で算出することになる。
【0079】次に、この平均値算出回路30,31,3
2のそれぞれの出力をV2,V1+2,V1とし、各出力を
次段に接続されている除算回路34、35で各々除算を
行う。
【0080】まず除算回路34ではV1+2/V2なる演算
を行い、この結果にほぼ比例した値を補正データー算出
回路38からGN2信号として出力する。同様に除算回
路35ではV1+2/V1なる演算を行い、この結果にほぼ
比例した値を補正データー算出回路39からGN1信号
として出力する。
【0081】上記の方法で算出したGN1及びGN2な
る信号出力は、それぞれ図1で示したゲイン調整回路1
5及び14に入力され、ここで両チャンネルからの出力
レベルが一致する様に実際の補正を行う。
【0082】一方、この平均値算出回路30,31,3
2の各出力を次段に接続されている減算回路36、37
で各々減算を行う。
【0083】まず減算回路36ではV1+2−V2なる演算
を行い、この結果にほぼ比例した値を補正データー算出
回路40からOF2信号として出力する。同様に減算回
路37ではV1+2−V1なる演算を行い、この結果にほぼ
比例した値を補正データー算出回路41からOF1信号
として出力する。
【0084】上記の方法で算出したOF1及びOF2な
る信号出力は、それぞれ図1で示したオフセット調整回
路13及び12に入力され、ここで両チャンネルからの
出力レベルが一致する様に実際の補正を行う。
【0085】上記の2つの方法は、あくまで撮像素子1
から出力される画素データーの内、左半分に存在するあ
る所定範囲のデーターの平均値、右半分に存在するある
所定範囲のデーターの平均値、並びに左半分と右半分に
存在するある所定範囲のデーターの平均値の各値を用い
ることで、撮像素子の2つの出力間のアンバランスを補
正しようというものである。
【0086】上記の方法の場合、2つの出力間のデータ
ーに対してゲイン調整を行う場合と、オフセット調整を
行う場合との2種類が存在する訳であるが、この両方の
方法を使ってアンバランス調整を行っても構わないし、
何れか一方のみを選択してアンバランス調整を行っても
構わない。
【0087】(第2の実施形態)次に本発明の第2の実
施形態について、図3に示す回路構成を参照して説明を
行う。
【0088】図3において、まずA/D変換回路の出力
であるAD−CH1及びAD−CH2が、図2と全く同
様な平均値算出回路30,32に入力される。ここで、
この平均値算出回路で各画素毎のデーターをある所定範
囲に渡って平均化するわけであるが、この領域設定を領
域選択回路33で実行している。
【0089】この領域選択回路33は、図1に示したT
G/SSG回路3からのVD/HD信号を基準として、
撮像素子1から出力される各画素毎のデーターの有効範
囲を決定し、各平均値算出回路で平均化するための入力
信号を許可するタイミングを設定する。
【0090】例えば平均値算出回路30は、撮像素子の
イメージ領域42に示した斜線部aの部分に存在する各
画素データーの平均値を算出し、また平均値算出回路3
2は、撮像素子のイメージ領域42に示した斜線部bの
部分に存在する各画素データーの平均値を算出する。
【0091】従ってこの場合、図1で示した撮像素子1
の左半分に存在する所定範囲の画素データーの平均値、
撮像素子1の右半分に存在する所定範囲の画素データー
の平均値を上記平均値算出回路30、32で算出するこ
とになる。
【0092】次に、この平均値算出回路30,32のそ
れぞれの出力をV2,V1とし、各出力を次段に接続され
ている除算回路43で除算を行う。除算回路43ではV
2/V1なる演算を行い、この結果にほぼ比例した値を補
正データー算出回路45からGN1信号として出力す
る。一方、固定出力発生回路47からは固定出力として
GN2信号を出力する。
【0093】上記の方法で算出したGN1及びGN2な
る信号出力は、それぞれ図1で示したゲイン調整回路1
5及び14に入力され、ここで両チャンネルからの出力
レベルが一致する様に実際の補正を行う。
【0094】一方、この平均値算出回路30,32の各
出力を、次段に接続されている減算回路44で減算を行
う。
【0095】まず減算回路44ではV2−V1なる演算を
行い、この結果にほぼ比例した値を補正データー算出回
路46からOF1信号として出力する。一方、固定出力
発生回路48からは固定出力としてOF2信号を出力す
る。
【0096】上記の方法で算出したOF1及びOF2な
る信号出力は、それぞれ図1で示したオフセット調整回
路13及び12に入力され、ここで両チャンネルからの
出力レベルが一致する様に実際の補正を行う。
【0097】上記の2つの方法は、あくまで撮像素子か
ら出力される画素データーの内、左半分に存在するある
所定範囲のデーターの平均値、右半分に存在するある所
定範囲のデーターの平均値の関係を用いることで、撮像
素子の2つの出力間のアンバランスを補正しようという
ものである。
【0098】第1の実施形態の場合と同様に、上記の方
法の場合、2つの出力間のデーターに対してゲイン調整
を行う場合と、オフセット調整を行う場合との2種類が
存在する訳であるが、この両方の方法を使ってアンバラ
ンス調整を行っても構わないし、何れか一方のみを選択
してアンバランス調整を行っても構わない。
【0099】(第3の実施形態)次に本発明の第3の実
施形態について、図4に示す回路構成を参照して説明を
行う。
【0100】図4において、まずA/D変換回路の出力
であるAD−CH1及びAD−CH2が、メモリーコン
トローラー53,52を介してそれぞれメモリー55,
54へ転送される構成になっている。
【0101】ここで、このメモリーコントローラーを介
してメモリーに記憶する撮像素子データーの範囲は、タ
イミング発生回路50で決まる所定タイミングで決定さ
れ、この場合図5のa、bで示した縦方向のブロック列
データーである。このa、bで示したブロック内には、
撮像素子の色フィルター配列で決まる各色データー(こ
の場合G/R/B/G)が含まれている。
【0102】従って、メモリーコントローラー53,5
2を介してメモリー55,54からのデーターを各ブロ
ック毎に読み出し、このブロック内の各色を次段の輝度
信号生成回路57及び56で単純な加算を行って簡易の
輝度信号を生成する。
【0103】Y=R+2G+Bこの輝度信号生成回路5
7,56で生成した輝度信号を、図5のY方向に沿って
順々に読み出していき、更にこの読み出し方向(Y方
向)に対して1次元のローパスフィルター等の処理をロ
ーパスフィルター59,58で行った結果をグラフに表
すと、図5のグラフA及びグラフBの実線で表された様
な結果となる。
【0104】次にこのローパスフィルター回路59,5
8の出力を、それぞれオフセット加算回路63,62に
入力するが、このオフセット加算回路のもう一方の入力
はオフセット設定回路60の出力と接続している。
【0105】最初の初期状態ではオフセット設定回路6
0の出力は0で、この状態でまずオフセット加算回路6
3,62の出力を次段の相関演算回路64へ入力し、こ
こで相関演算を行う。
【0106】ここでこの相関演算の方法としては、例え
ば図5の撮像素子画面上の中央境界部分の左側に位置し
ているブロックaの各輝度データーをIa(i)、右側
に位置しているブロックbの各輝度データーをIb
(i)とした場合、P=Σ|Ia(i)−Ib(i)|
なる計算式で算出するものとする。
【0107】この相関演算の結果を全体判別回路51で
判別し、相関が未だ不充分であると判断した場合には、
オフセット設定回路60により所定のオフセット量を算
出しそれぞれオフセット加算回路へ供給する。
【0108】例えば図5のグラフA及びグラフBでは、
Ia(i)に対して+のオフセット量を加算し、Ib
(i)に対して−のオフセット量を加算しているが、こ
のオフセット加算後の結果を再度相関演算回路64で相
関演算し、その結果を全体判別回路51で判断する。
【0109】相関演算結果が充分であると判断した場合
は、両出力の結果がかなり合っていると判断できるの
で、この時設定したオフセット設定回路60の出力OF
1及びOF2を図1のオフセット調整回路13,12へ
入力し、撮像素子の2チャンネル出力間のアンバランス
を補正する。
【0110】次にこのローパスフィルター回路59,5
8の出力を、それぞれゲイン乗算回路66,65に入力
するが、この乗算回路のもう一方の入力はゲイン設定回
路61の出力と接続している。
【0111】最初の初期状態ではゲイン設定回路61の
出力は1で、この状態でまずゲイン乗算回路66,65
の出力を次段の相関演算回路67へ入力し、ここで相関
演算を行う。
【0112】ここでこの相関演算の方法としては、例え
ば図5の撮像素子画面上の中央境界部分の左側に位置し
ているブロックaの各輝度データーをIa(i)、右側
に位置しているブロックbの各輝度データーをIb
(i)とした場合、 P=Σ|Ia(i)×Ib(i)| なる計算式で算出する方法が一例として考えられる。
【0113】この相関演算の結果を全体判別回路51で
判別し、相関が未だ不充分であると判断した場合には、
ゲイン設定回路61でもって所定のゲイン量を算出しそ
れぞれゲイン乗算回路へ供給する。
【0114】相関演算結果が充分であると判断した場合
は、両出力の結果がかなり合っていると判断できるの
で、この時設定したゲイン設定回路61の出力GN1及
びGN2を図1のゲイン調整回路15,14へ入力し、
撮像素子の2チャンネル出力間のアンバランスを補正す
る。
【0115】この様に上記の2つの方法は、あくまで撮
像素子から出力される画素データーの内、左半分に存在
するある所定範囲のデーター、右半分に存在するある所
定範囲のデーターの相関関係を判断し、それに応じて所
定のオフセット量ないしはゲイン量を設定することで、
撮像素子の2つの出力間のアンバランスを補正しようと
いうものである。
【0116】なお、本実施形態では輝度信号生成回路後
の出力に対してローパスフィルター処理を行っている
が、この方法以外にバンドパスフィルター処理を行った
結果に対して相関演算を行う方法や、もう少し高度な条
件判断(例えば部分的な領域を選択する)を加えて左右
のアンバランス量を調整する方法が考えられる。
【0117】また第1の実施形態と同様に、上記の方法
の場合、2つの出力間のデーターに対してゲイン調整を
行う場合と、オフセット調整を行う場合との2種類が存
在する訳であるが、この両方の方法を使ってアンバラン
ス調整を行っても構わないし、何れか一方のみを選択し
てアンバランス調整を行っても構わない。
【0118】(第4の実施形態)次に本発明の第4の実
施形態について、図6に示す回路構成を参照して説明を
行う。
【0119】図6において、(a)は撮像素子からの読
み出しを上下2分割にした場合の構造を示したもので、
撮像素子70から読み出される上半分の出力は、CDS
/AGC回路71を介してA/Dコンバーター73でデ
ジタルデーターに変換された後、例えば図1のメモリー
コントローラー8へ入力される。
【0120】同様に、撮像素子70から読み出される下
半分の出力は、CDS/AGC回路72を介してA/D
コンバーター74でデジタルデーターに変換された後、
例えば図1のメモリーコントローラー10へ入力され
る。
【0121】また、(b)は撮像素子からの読み出しを
上下左右4分割にした場合の構造を示したもので、撮像
素子75から読み出される左上1/4分の出力は、CD
S/AGC回路76を介してA/Dコンバーター80で
デジタルデーターに変換された後、例えば図1のメモリ
ーコントローラーへ入力される。
【0122】撮像素子75から読み出される右上1/4
分の出力は、CDS/AGC回路77を介してA/Dコ
ンバーター81でデジタルデーターに変換された後、同
様にメモリーコントローラーへ入力される。
【0123】撮像素子75から読み出される右下1/4
分の出力は、CDS/AGC回路78を介してA/Dコ
ンバーター82でデジタルデーターに変換された後、例
えば図1のメモリーコントローラーへ入力される。
【0124】同様に、撮像素子75から読み出される左
下1/4分の出力は、CDS/AGC回路79を介して
A/Dコンバーター83でデジタルデーターに変換され
た後、同様にメモリーコントローラーへ入力される。
【0125】なお、上記の実施形態では、撮像手段が撮
像素子1に、補正手段がアンバランス量算出回路18及
び調整回路12〜15に、処理手段及び第2の処理手段
が調整回路12〜15に、制御手段がアンバランス量算
出回路18に、第1の処理手段がCDS/AGC、A/
D4〜7に、データとり込み手段が領域選択回路33に
それぞれ対応している。
【0126】また、本発明における撮像手段とは、撮像
素子単体あるいは撮像素子単体に周辺の処理回路を付加
したハイブリッドタイプの回路等を含むものである。
【0127】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0128】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0129】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像素子の複数出力端子から同時に出力される画像デー
ターそのものから、複数出力同士のアンバランス量を算
出することが出来るので、製造工程で複数出力間の出力
レベルを調整した後の、環境変化等で変動した出力アン
バランスを自動的に補正することが可能となり、撮影画
面上に現われる段差等の不連続性を見かけ上なくすこと
が可能となる。
【0131】また、撮像素子の複数出力端子から同時に
出力される画像データーの一部から、複数出力同士のア
ンバランス量を算出することが出来るので、製造工程で
複数出力間の出力レベルを調整した後の、環境変化等で
変動した出力アンバランスをより正確且つ自動的に補正
することが可能となり、撮影画面上に現われる段差等の
不連続性を見かけ上なくすことが可能となる。
【0132】また、撮像素子の複数出力端子から同時に
出力される画像データーのアンバランス量を判別するた
めの撮影モードを有していることから、撮影者が事前に
その撮影モードでの撮影を実行してくれさえすれば、複
数出力毎のアンバランス量を容易に判別することが出
来、その判別結果により実際の撮影時の撮影画像に対す
る不連続性を取り除くことが可能となる。
【0133】また、撮像素子の複数出力端子から同時に
出力される画像データーのアンバランス量を判別するた
めの撮影モードを有していることから、撮影者が事前に
その撮影モードでの撮影を実行した場合において、撮影
シーンが不適切であることを警告することが出来、撮影
者に適切なキャリブレーションのための撮影を促すこと
が出来る。
【0134】また、撮像素子の複数出力端子から同時に
出力される画像データーを一旦メモリーに記憶した後、
そのメモリーデーターの一部を使用して複数出力どうし
のアンバランス量を算出することが出来るので、製造工
程で複数出力間の出力レベルを調整した後の、環境変化
等で変動した出力アンバランスをCPU等の演算を使っ
て時間をある程度かけながら正確に且つ自動的に補正す
ることが可能となり、撮影画面上に現われる段差等の不
連続性を見かけ上なくすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1乃至第3の実施形態に係る全体シ
ステムの構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る具体的回路構成
を表した図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る具体的回路構成
を表した図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る具体的回路構成
を表した図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る撮像素子からの
出力補正の考え方を説明した図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係る撮像素子の具体
的構成を示した図である。
【図7】本発明の実施形態全体に係る撮像素子の読み出
し原理を表した図である。
【図8】従来のカメラシステムの全体構成を示した図で
ある。
【符号の説明】
1,70,75 撮像素子 42 撮像素子のイメージ領域

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を電気信号に変換すると共に、
    該電気信号を出力するための複数の出力端子を有する撮
    像手段と、 該複数の出力端子からそれぞれ出力された複数の出力信
    号間の相関関係に基づいて、前記複数の出力端子から出
    力された出力信号に対して補正処理を行う補正手段とを
    有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、前記複数の出力端子か
    らそれぞれ出力された複数の出力信号を処理する処理手
    段と、 前記複数の出力信号に対して、その相関関係を判別し、
    判別結果に応じて前記処理手段を制御する制御手段とを
    含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段からの出力信号を合成して
    1枚の撮像画面を生成する画像合成手段を更に有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記処理手段から順次
    出力される複数の画像処理データーを、夫々所定範囲に
    わたって平均化した結果に基づいて判別を行うことを特
    徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記複数の出力端子か
    ら順次出力される複数の画像処理データーに対して、夫
    々相関演算を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮
    像装置。
  6. 【請求項6】 被写体像を電気信号に変換すると共に、
    該電気信号を出力するための複数の出力端子を有する撮
    像手段と、 該複数の出力端子からそれぞれ出力された複数のデータ
    ーのうち、一部のデーターの相関関係に基づいて、前記
    複数の出力端子からの出力信号に対して補正処理を行う
    補正手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記補正手段は、前記複数の出力端子か
    らそれぞれ出力された複数の出力信号を処理する処理手
    段と、 前記複数の出力端子から順次出力された複数のデーター
    の一部を選択的に取り込むデーター取り込み手段と、 該データ取り込み手段で取り込んだ複数のデーターに対
    してその相関関係を判し、判別結果に応じて前記処理手
    段を制御する制御手段とを含むことを特徴とする請求項
    6に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記処理手段からの出力信号を合成して
    1枚の撮像画像を生成する画像合成手段を更に有するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記データー取り込み
    手段で取り込んだ複数のデーターを、夫々平均化した結
    果に基づいて判別を行うことを特徴とする請求項6に記
    載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記データー取り込
    み手段で取り込んだ複数のデーターに対して、夫々相関
    演算を行うことを特徴とする請求項6に記載の撮像装
    置。
  11. 【請求項11】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、 該撮像手段の複数の出力端子から出力される複数の出力
    信号を処理する処理手段と、 該処理手段からの出力信号を合成して1枚の撮影画像を
    生成する画像合成手段と、 少なくともキャリブレーションを自動実行する第1のモ
    ードと、通常の撮影を実行する第2のモードに切り替え
    るモード設定手段と、 該モード設定手段により前記第1のモードが選択されて
    いる場合に、前記複数の出力端子からそれぞれ出力され
    た複数の出力信号に対して、その相関関係を判別する判
    別動作を実行し、前記モード設定手段により前記第2の
    モードが選択されている場合に、前記複数の出力端子か
    ら出力された複数の出力信号に対して、その相関関係を
    判別し、判別結果に基づいて前記処理手段を制御する制
    御手段と、 を具備することを特徴とする撮像装置。
  12. 【請求項12】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、 該撮像手段の複数の出力端子から出力される複数の出力
    信号を処理する処理手段と、 該処理手段からの出力信号を合成して1枚の撮影画像を
    生成する画像合成手段と、 少なくともキャリブレーションを自動実行する第1のモ
    ードと、通常の撮影を実行する第2のモードに切り替え
    るモード設定手段と、 該モード設定手段により前記第1のモードが選択されて
    いる場合に、前記複数の出力端子からそれぞれ出力され
    た複数の出力信号に対して、その相関関係を判別する判
    別動作を実行し、その判別結果を撮影者に報告する制御
    手段と、 を具備することを特徴とする撮像装置。
  13. 【請求項13】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、 該撮像手段の複数の出力端子から出力される複数の出力
    信号を処理する第1の処理手段と、 該第1の処理手段からの複数の出力信号を順次画像デー
    ターとして記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の処理手段から順次出力される複数の画像デー
    ターの一部を記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている複数の画像データ
    ーを読み出して処理する第2の処理手段と、 該第2の処理手段からの複数の出力を合成して1枚の撮
    影画像を生成する画像合成手段と、 該第2の記憶手段に記憶されている複数のデーターの相
    関関係を判別し、判別結果に応じて前記第2の処理手段
    の処理方法を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする撮像装置。
  14. 【請求項14】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、前記複数の出力端子からそれぞれ出力さ
    れた複数の出力信号を処理する処理手段とを具備する撮
    像装置を制御するための撮像装置の制御方法であって、 前記複数の出力信号に対して、その相関関係を判別し、
    判別結果に応じて前記処理手段を制御することを特徴と
    する撮像装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、前記複数の出力端子からそれぞれ出力さ
    れた複数の出力信号を処理する処理手段と、前記複数の
    出力端子から順次出力された複数のデーターの一部を選
    択的に取り込むデーター取り込み手段とを具備する撮像
    装置を制御するための撮像装置の制御方法であって、 前記データ取り込み手段で取り込んだ複数のデーターに
    対してその相関関係を判し、判別結果に応じて前記処理
    手段を制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、該撮像手段の複数の出力端子から出力さ
    れる複数の出力信号を処理する処理手段と、該処理手段
    からの出力信号を合成して1枚の撮影画像を生成する画
    像合成手段と、少なくともキャリブレーションを自動実
    行する第1のモードと、通常の撮影を実行する第2のモ
    ードに切り替えるモード設定手段とを具備する撮像装置
    を制御するための撮像装置の制御方法であって、 前記モード設定手段により前記第1のモードが選択され
    ている場合に、前記複数の出力端子からそれぞれ出力さ
    れた複数の出力信号に対して、その相関関係を判別する
    判別動作を実行し、前記モード設定手段により前記第2
    のモードが選択されている場合に、前記複数の出力端子
    から出力された複数の出力信号に対して、その相関関係
    を判別し、判別結果に基づいて前記処理手段を制御する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、該撮像手段の複数の出力端子から出力さ
    れる複数の出力信号を処理する処理手段と、該処理手段
    からの出力信号を合成して1枚の撮影画像を生成する画
    像合成手段と、少なくともキャリブレーションを自動実
    行する第1のモードと、通常の撮影を実行する第2のモ
    ードに切り替えるモード設定手段とを具備する撮像装置
    を制御するための撮像装置の制御方法であって、 前記モード設定手段により前記第1のモードが選択され
    ている場合に、前記複数の出力端子からそれぞれ出力さ
    れた複数の出力信号に対して、その相関関係を判別する
    判別動作を実行し、その判別結果を撮影者に報告するこ
    とを特徴とする撮像装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、該撮像手段の複数の出力端子から出力さ
    れる複数の出力信号を処理する第1の処理手段と、該第
    1の処理手段からの複数の出力信号を順次画像データー
    として記憶する第1の記憶手段と、前記第1の処理手段
    から順次出力される複数の画像データーの一部を記憶す
    る第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されて
    いる複数の画像データーを読み出して処理する第2の処
    理手段と、該第2の処理手段からの複数の出力を合成し
    て1枚の撮影画像を生成する画像合成手段とを具備する
    撮像装置を制御するための撮像装置の制御方法であっ
    て、 前記第2の記憶手段に記憶されている複数のデーターの
    相関関係を判別し、判別結果に応じて前記第2の処理手
    段の処理方法を制御することを特徴とする撮像装置の制
    御方法。
  19. 【請求項19】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、前記複数の出力端子からそれぞれ出力さ
    れた複数の出力信号を処理する処理手段とを具備する撮
    像装置を制御するための制御プログラムを格納した記憶
    媒体であって、 前記制御プログラムが、 前記複数の出力信号に対して、その相関関係を判別し、
    判別結果に応じて前記処理手段を制御する工程のコード
    を有することを特徴とする記憶媒体。
  20. 【請求項20】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、前記複数の出力端子からそれぞれ出力さ
    れた複数の出力信号を処理する処理手段と、前記複数の
    出力端子から順次出力された複数のデーターの一部を選
    択的に取り込むデーター取り込み手段とを具備する撮像
    装置を制御するための制御プログラムを格納した記憶媒
    体であって、 前記制御プログラムが、 前記データ取り込み手段で取り込んだ複数のデーターに
    対してその相関関係を判し、判別結果に応じて前記処理
    手段を制御する工程のコードを有することを特徴とする
    記憶媒体。
  21. 【請求項21】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、該撮像手段の複数の出力端子から出力さ
    れる複数の出力信号を処理する処理手段と、該処理手段
    からの出力信号を合成して1枚の撮影画像を生成する画
    像合成手段と、少なくともキャリブレーションを自動実
    行する第1のモードと、通常の撮影を実行する第2のモ
    ードに切り替えるモード設定手段とを具備する撮像装置
    を制御するための制御プログラムを格納した記憶媒体で
    あって、 前記制御プログラムが、 前記モード設定手段により前記第1のモードが選択され
    ている場合に、前記複数の出力端子からそれぞれ出力さ
    れた複数の出力信号に対して、その相関関係を判別する
    判別動作を実行し、前記モード設定手段により前記第2
    のモードが選択されている場合に、前記複数の出力端子
    から出力された複数の出力信号に対して、その相関関係
    を判別し、判別結果に基づいて前記処理手段を制御する
    工程のコードを有することを特徴とする記憶媒体。
  22. 【請求項22】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、該撮像手段の複数の出力端子から出力さ
    れる複数の出力信号を処理する処理手段と、該処理手段
    からの出力信号を合成して1枚の撮影画像を生成する画
    像合成手段と、少なくともキャリブレーションを自動実
    行する第1のモードと、通常の撮影を実行する第2のモ
    ードに切り替えるモード設定手段とを具備する撮像装置
    を制御するための制御プログラムを格納した記憶媒体で
    あって、 前記制御プログラムが、 前記モード設定手段により前記第1のモードが選択され
    ている場合に、前記複数の出力端子からそれぞれ出力さ
    れた複数の出力信号に対して、その相関関係を判別する
    判別動作を実行し、その判別結果を撮影者に報告する工
    程のコードを有することを特徴とする記憶媒体。
  23. 【請求項23】 被写体像を電気信号に変換すると共
    に、該電気信号を出力するための複数の出力端子を有す
    る撮像手段と、該撮像手段の複数の出力端子から出力さ
    れる複数の出力信号を処理する第1の処理手段と、該第
    1の処理手段からの複数の出力信号を順次画像データー
    として記憶する第1の記憶手段と、前記第1の処理手段
    から順次出力される複数の画像データーの一部を記憶す
    る第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されて
    いる複数の画像データーを読み出して処理する第2の処
    理手段と、該第2の処理手段からの複数の出力を合成し
    て1枚の撮影画像を生成する画像合成手段とを具備する
    撮像装置を制御するための制御プログラムを格納した記
    憶媒体であって、 前記制御プログラムが、 前記第2の記憶手段に記憶されている複数のデーターの
    相関関係を判別し、判別結果に応じて前記第2の処理手
    段の処理方法を制御する工程のコードを有することを特
    徴とする記憶媒体。
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US7365777B2 (en) 2003-03-24 2008-04-29 Fujifilm Corporation Digital camera
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TWI383672B (zh) * 2007-03-02 2013-01-21 Sony Corp Image capturing apparatus and image processing method
JP2014507907A (ja) * 2011-02-24 2014-03-27 モビクリップ 立体写真デバイスを較正するための方法

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