JP4656621B2 - 信号処理装置及び方法、及び撮像装置 - Google Patents

信号処理装置及び方法、及び撮像装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置及びその制御方法、及び信号処理方法に関し、例えば、デジタルカメラなどの撮像装置内の撮像手段の撮像領域が複数の撮像領域に分割され、各領域毎に同時にデータを読み出す構造になっている場合に、複数出力間の信号差を補正することのできる撮像装置及びその制御方法、及び信号処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルスチルカメラの構成例を、図8を参照して説明する。
【0003】
同図において、撮影者がカメラ操作スイッチ201(カメラのメインスイッチ、レリーズスイッチ等で構成)を操作すると、カメラ操作スイッチ201の状態変化を全体制御CPU200が検出し、その他の各回路ブロックへの電源供給を開始する。
【0004】
撮影画面範囲内の被写体像は、主撮影光学系202及び203を通して撮像素子204上に結像し、アナログ電気信号に変換される。撮像素子204からのアナログ電気信号は、CDS/AGC回路205によりアナログ的に処理されて、所定の信号レベルに変換され、更に、各画素毎に順々にA/D変換部206でデジタル信号に変換される。
【0005】
なお、全体の駆動タイミングを決定するタイミングジェネレータ208からの信号に基いて、ドライバー回路207が撮像素子204の水平駆動並びに垂直駆動を所定制御することにより、撮像素子204は画像信号を出力する。
【0006】
同様に、CDS/AGC回路205、並びにA/D変換部206も上記タイミングジェネレータ208からのタイミングに基づいて動作する。
【0007】
209は全体制御CPU200からの信号に基づいて信号の選択を行うセレクタであり、A/D変換部206からの出力は、セレクタ209を介してメモリコントローラ215へ入力し、フレームメモリ216へ全ての信号出力が転送される。従って、この場合各撮影フレーム毎の画素データを、全てフレームメモリ216内に一旦記憶する為、連写撮影等の場合は、撮影された画像の画素データを全てフレームメモリ216へ書き込むことになる。
【0008】
フレームメモリ216への書き込み動作終了後は、メモリコントローラ215の制御により、画素データを記憶しているフレームメモリ216の内容を、セレクター209を介してカメラデジタル信号処理部(DSP)210へ転送する。このカメラDSP210では、フレームメモリ216に記憶されている各画像の各画素データを基にRGBの各色信号を生成する。
【0009】
通常撮影前の状態では、この生成されたRGBの各色信号をビデオメモリ211に定期的(各フレーム毎)に転送する事で、モニター表示部212によりファインダー表示等を行っている。
【0010】
一方、カメラ操作スイッチ201の操作により、撮影者が撮影(すなわち、画像の記録)を指示した場合には、全体制御CPU200からの制御信号によって、1フレーム分の各画素データをフレームメモリ216から読み出し、カメラDSP210で画像処理を行ってから一旦ワークメモリ213に記憶する。
【0011】
続いて、ワークメモリ213のデータを圧縮・伸張部214で所定の圧縮フォーマットに基いてデータ圧縮し、圧縮したデータを外部不揮発性メモリ217(通常フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用)に記憶する。
【0012】
また、逆に撮影済みの画像データを観察する場合には、上記外部メモリ217に圧縮記憶されたデータを、圧縮・伸張部214を通して通常の画素毎のデータに伸張し、伸長した画素毎のデータをビデオメモリ211へ転送する事で、モニター表示部212を通して撮影済み画像を観察する事ができる。
【0013】
この様に、通常のデジタルカメラでは、撮像素子204からの出力を、ほぼリアルタイムで信号処理回路を通して実際の画像データに変換し、その結果をメモリないしはモニター回路へ出力する構成となっている。
【0014】
一方、上記の様なデジタルカメラシステムに於いて、連写撮影等の能力を向上させる(例えば10駒/秒に近い能力を得る)為には、撮像素子からの読み出し速度を上げる事やフレームメモリ等への撮像素子データの書き込み速度を上げる等の撮像素子を含めたシステム的な改善が必要である。
【0015】
図9はその改善方法の一つとして、CCD等の撮像素子である水平CCDを2分割にしてそれぞれ信号を出力する2出力タイプのデバイスの構造を簡単に示したものである。
【0016】
図9のCCDでは、フォトダイオード部190で発生した各画素毎の電荷をある所定のタイミングで一斉に垂直CCD191へ転送し、次のタイミングで各ライン毎に垂直CCD191の電荷を水平CCD192及び193に転送する。
【0017】
図9に示す構成では、水平CCD192は、転送クロック毎にその電荷を左側のアンプ194へ向かって転送し、又水平CCD193は、転送クロック毎にその電荷を右側のアンプ195へ向かって転送する事から、このCCDの撮影画像データは画面の中央を境にして左右真っ二つに分割して読み出される事になる。
【0018】
通常、上記アンプ194,195はCCDデバイスの中に作り込まれるが、レイアウト的にはかなり離れた位置に来る為、両アンプ194,195の相対精度は必ずしも完全に一致するとは限らない。その為、アンプ後の出力を左右それぞれ別々のCDS/AGC回路196、198を通した際に、外部調整手段197及び199によって調整する事で左右出力のマッチング性を確保するようにしている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
以上の様に高速な読み出しが実現できる撮像素子として、2つ以上の複数出力から同時に信号を読み出す方法は、今後のデジタルカメラをより銀塩カメラ(既に一眼レフタイプの銀塩カメラでは8駒/秒位のスペックの製品は実現されている)に近づける為には、必須の技術である。
【0020】
しかしながら複数の出力系統を持つという事は、スピード的には有利になるものの、出力レベルのマッチング性という観点では、1出力系統しかないものに比べて明らかに不利になってしまう。
【0021】
従来のCDS/AGC回路部でのアナログ的な調整や、A/D変換後の出力で両チャンネルを合わせ込むデジタル的な調整等、単なるマニュアル的な調整方法では、製造工程上でかなり合わせ込んだとしても、環境の変化によって、例えばVR抵抗そのものの値も変わるものであり、CDS/AGC回路の温度特性の傾向も完全に2つのものが一致する可能性は極めて低い。
【0022】
通常この様な撮像素子の読み出し方法を行った場合、左右両出力の相対精度としては±1%を超えるようだと、画面上でその境界のアンバランスがはっきりと解ってしまう。
【0023】
特開2000−253305(特願平11−053382)号公報では、この左右画面の境界付近のデータを抽出し、その相対関係から左右画面を合わせこむ為のパラメーター抽出並びに補正方法を開示している。
【0024】
この補正方法では、左右画面の境界付近の画像信号平均値データの相対関係から、左右画像を合わせこむ為のオフセット値とゲイン値をそれぞれ1対ずつ算出する事で、左右の境界を目立たなくさせている。
【0025】
しかしながら上記方法の場合、左右画像の性質が全く対称であれば問題なく補正を行う事が可能であるが、例えば左右のCDS/AGC回路の特性が異なる事で、左画像の垂直方向のシェーディング特性(画面の垂直方向に信号輝度がゆっくりと変化する)と右画像の垂直方向のシェ−ディング特性が異なる(左画面の垂直方向の信号輝度が変化の仕方と、左画面の垂直方向の信号輝度が変化の仕方とが異なる)ような場合や、CCDそのもののリニアリティー特性が飽和レベル付近で悪化していくような場合は、左右画像の充分な合わせ込みができなくなる可能性がある。
【0026】
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、撮像装置内の撮像素子の撮像領域が複数の撮像領域に分割され、各領域毎にデータを読み出す構造になっている場合に、複数出力間の信号差を補正することを第1の目的とする。
【0027】
また、撮像素子の出力特性が線形ではない場合であっても、より適切に信号差を補正することを第2の目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、入射光量に対応する電気信号を発生し、分割された撮像領域と、該2つの撮像領域毎に前記電気信号を出力する2つの出力部とを有する撮像手段から出力される電気信号を処理する本発明の信号処理装置は、前記2つの撮像領域それぞれから、複数ライン毎に前記2つの撮像領域間で対応するように設けられた複数の所定範囲の電気信号を抽出する抽出手段と、前記抽出された複数の所定範囲の電気信号に基づいて、所定範囲電気信号差を補正するための補正値を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された補正値を用いて、補正値の算出に用いた所定範囲対に対応する前記複数ラインの領域の電気信号差を補正する補正手段とを有する。
【0029】
また、本発明の撮像装置は、上記信号処理装置と、入射光量に対応する電気信号を発生し、2つに分割された撮像領域と、該2つの撮像領域毎に前記電気信号を出力する複数の出力部とを有する撮像手段とを有する。
【0030】
また、入射光量に対応する電気信号を発生し、分割された撮像領域と、該2つの撮像領域毎に前記電気信号を出力する2つの出力部とを有する撮像手段から出力される電気信号を処理する、本発明の信号処理方法は、前記2つの撮像領域それぞれから、複数ライン毎に前記2つの撮像領域間で対応するように設けられた複数の所定範囲の電気信号を抽出する抽出工程と、前記抽出された複数の所定範囲の電気信号に基づいて、所定範囲電気信号差を補正するための補正値を算出する算出工程と、前記算出された補正値を用いて、補正値の算出に用いた所定範囲対に対応する前記複数ラインの領域の電気信号差を補正する補正工程とを有する。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0035】
(第1の実施形態)
図1は本発明の実施の形態における撮像装置の全体のハードウェアー構成を示すブロック図である。
【0036】
図1に於いて、1は撮像素子を示し、撮像素子1の右半分(以下、「右画面」と呼ぶ。)1Rと、左半分(以下、「左画面」と呼ぶ。)1Lから得られる画素信号は、2つの出力系(CH1及びCH2)を介してそれぞれ別々に同時出力される。撮像素子1は、ドライバー2によって駆動されて所定の周波数で動作する。また、TG/SSG3は垂直同期信号VD及び水平同期信号HDを出力するタイミング発生回路で、同時に各回路ブロックへタイミング信号を供給している。
【0037】
撮像素子1の右画面1Rからの画素信号は、CH1出力を介してCDS/AGC回路5へ入力し、ここで既知の相関2重サンプリング等の処理を行う事で、CCD等の出力に含まれるリセットノイズ等を除去すると共に、所定の信号レベル迄出力を増幅する。増幅された画素信号をA/D変換回路7でデジタル信号に変換して、AD−CH1を得る。
【0038】
同様に撮像素子1の左半面1Lの画素信号は、CH2出力を介してCDS/AGC回路4へ入力し、ここで同様の相関2重サンプリング等の処理を行う事で、CCD等の出力に含まれるリセットノイズ等を除去すると共に、所定の信号レベル迄出力を増幅する。増幅された画素信号をA/D変換回路6でデジタル信号に変換して、AD−CH2を得る。
【0039】
このように撮像素子1の左右両画面1R及び1Lからの出力を別々にデジタルデータAD−CH1及びAD−CH2に変換した後、AD−CH2及びAD−CH1は、各々メモリコントローラ8、10を介して、メモリ9、11に順々に記憶される。
【0040】
また、AD−CH1及びAD−CH2は同時にアンバランス量算出回路18へ入力し、後述する方法によって両出力のアンバランス量を演算すると共に、最適な補正量を決定する。アンバランス量算出回路18内部には、画像の領域を判別する為の領域選択回路33が含まれている。
【0041】
メモリコントローラ8及び10は、通常時分割でメモリ9及び11に対する読み書きを連続して実行できる様になっている為、撮像素子1からの出力をメモリ9及び11に書き込みながら、別のタイミングでメモリ9及び11に書き込んだデータを書き込んだ順に読み出す事が可能である。
【0042】
まず撮像素子1のCH1側の出力に対しては、メモリコントローラ10の制御によりメモリ11から連続して画像データを読み出し、オフセット調整回路13へ入力していく。オフセット調整回路13のもう一方の入力として、アンバランス量算出回路18で算出設定された所定のオフセットOF1が入力されており、オフセット調整回路13内部で画像データとオフセットOF1との加算を行う。
【0043】
オフセット調整回路13の出力はゲイン調整回路15へ入力するが、ゲイン調整回路15のもう一方の入力として、アンバランス量算出回路18で算出設定された所定のゲインGN1が入力されており、ゲイン調整回路15内部でオフセット加算された画像データとゲインGN1との乗算を行う。
【0044】
同様に、撮像素子1のCH2側の出力に関しては、メモリコントローラ8の制御によりメモリ9から連続してデータを読み出し、オフセット調整回路12へ入力していく。オフセット調整回路12のもう一方の入力として、アンバランス量算出回路18で算出設定された所定のオフセットOF2が入力されており、オフセット調整回路12内部で画像データとオフセットOF2との加算を行う。
【0045】
オフセット調整回路12の出力はゲイン調整回路14へ入力するが、ゲイン調整回路14のもう一方の入力として、アンバランス量算出回路18で算出設定された所定のゲインGN2が入力されており、ゲイン調整回路14内部でオフセット加算された画像データとゲインGN2との乗算を行う。
【0046】
この様にして、2つの出力系間で生ずるアンバランス量をアンバランス量算出回路18が算出した補正値を用いて補正した後の2系統の画像データを、画像合成回路16で1纏まりの画像データに変換し(左右出力を1つの出力にする)、次段のカラー処理回路17で所定のカラー処理(色補間処理やγ変換等)を行う。
【0047】
また、19は全体制御CPUである。なお、図面を簡潔にするために、図1ではアンバランス量算出回路18との接続のみを示しているが、実際には撮像装置各部の制御を行う。20は、キャリブレーションモード、撮影モード、画像再生モードを含む動作モードを切り換えるモード設定部、21は表示・警告部である。
【0048】
次に本第1の実施形態における画面合成時に必要となるアンバランス量算出回路18による、補正量を算出する為のキャリブレーションモード時の制御について説明する。
【0049】
撮影者によってモード設定部20によりキャリブレーションモードの設定が為され、全体制御CPU19がモード設定部20の設定状態を検出した状態では、全体制御CPU19がアンバランス量算出回路18へキャリブレーションモードに設定されていることを指示すると共に、ドライバ2に撮像素子1の駆動を指示する。ドライバ2の駆動により撮像素子1は電荷蓄積を開始し、CH1出力、CH2出力を介してCDS/AGC回路5、4へ出力し、前述したように出力信号の処理を行う。また、アンバランス量算出回路18では、撮影された画像に対し、後述する方法でアンバランス量を算出し、適切な補正量を決定する。また、算出されたアンバランス量や補正量等は、アンバランス量算出回路18内に実装されているメモリへ格納され、記憶保持される。
【0050】
この時、撮像素子1から出力された画像に明らかな異常があると判断された場合、例えば、ある部分からの画像出力が得られない場合などには、表示・警告部21により、撮影者へ適切なキャリブレーションができない旨を伝達する。従って、撮影者は、この結果をもって、カメラの何らかの異常(撮像素子、信号処理回路、LED等の故障)等を認識することが可能となる。
【0051】
次にアンバランス量算出回路18の具体的構成及び動作について、図2を参照して説明する。
【0052】
図2に於いて、まず図1に示すA/D変換回路7及び6の出力であるAD−CH1及びAD−CH2が、平均値算出回路30、31、32に入力する。ここで、これらの平均値算出回路30〜32で各画素毎のデータをある所定範囲に亘って平均化するわけであるが、この領域設定を領域選択回路33で実行する。
【0053】
この領域選択回路33は、図1に示したTG/SSG3からのVD/HD信号を基準として、撮像素子1から出力される各画素毎のデータの有効範囲を決定し、各平均値算出回路30〜32で平均化する為の入力信号を許可するタイミングを設定する。
【0054】
例えば、平均値算出回路30は、最初に読み出される撮像素子1のイメージ領域42の内、斜線部1aに対応する各画素データの平均値を算出し、平均値算出回路32は、撮像素子1のイメージ領域42の内、斜線部2aに対応する各画素データの平均値を算出する。また、平均値算出回路31は、撮像素子1のイメージ領域42の内、斜線部1aと2aの両方の部分に対応する各画素データの平均値を算出する。
【0055】
従ってこの場合、図1で示した撮像素子1の左画面1Lに存在する所定範囲の画素データの平均値、撮像素子1の右画面1Rに存在する所定範囲の画素データの平均値、並びに撮像素子1の左右量画面に跨る所定範囲の画素データの平均値を、それぞれ平均値算出回路30、32、31で算出する事になる。
【0056】
この平均値算出回路30、31、32のそれぞれの出力をV(a)、V1+2(a)、V(a)とし、各出力を用いて次段に接続されている除算回路34、35で各々除算を行う。なお、(a)は処理対象の領域を示し、斜線部1b、2bからのデータを用いた場合には(b)で示すといったように、斜線部1a〜1f、2a〜2fのアルファベット部分に対応する。
【0057】
除算回路34では、V1+2(a)/V(a)の演算を行い、この結果にほぼ比例した値を補正データ算出回路38からGN2(a)信号として出力する。同様に除算回路35ではV1+2(a)/V(a)の演算を行い、この結果にほぼ比例した値を補正データ算出回路39からGN1(a)信号として出力する。
【0058】
上記の方法で算出したGN1(a)及びGN2(a)信号は、それぞれ図1で示したゲイン調整回路15及び14に入力し、ここで両チャンネルからの出力レベル(斜線部1a、2aを含む複数ラインの領域)が一致するように実際の補正を行う。
【0059】
一方、この平均値算出回路30、31、32の各出力を用いて次段に接続されている減算回路36、37で各々減算を行う。
【0060】
まず減算回路36ではV1+2(a)−V(a)の演算を行い、この結果にほぼ比例した値を補正データ算出回路40からOF2(a)信号として出力する。同様に減算回路37ではV1+2(a)−V(a)の演算を行い、この結果にほぼ比例した値を補正データ算出回路41からOF1(a)信号として出力する。
【0061】
上記の方法で算出したOF1(a)及びOF2(a)信号は、それぞれ図1で示したオフセット調整回路13及び12に入力され、ここで両チャンネルからの出力レベル(斜線部1a、2aを含む複数ラインの領域)が一致するように実際の補正を行う。
【0062】
上記の2つの補正(オフセット調整、ゲイン調整)は、あくまで撮像素子1から出力される画素データの内、左画面1Lに存在する所定範囲のデータの平均値、右画面1Rに存在する所定範囲のデータの平均値、並びに左右量画面に跨る所定範囲のデータの平均値の各値を用いる事で、撮像素子の2つの出力間のアンバランスを補正しようというものである。
【0063】
この例では、2つの出力系から出力されるデータに対してゲイン調整とオフセット調整の2種類を行う訳であるが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、何れか一方の調整方法を選択してアンバランス調整を行うようにしても構わない。
【0064】
続いて領域選択回路33がVD/HD信号を基準に画像領域を判別し、領域1b及び2bから得られたデータを用いて同様の処理を行う。
【0065】
すなわち、平均値算出回路30は、撮像素子1のイメージ領域42の内、斜線部1bの部分に対応する各画素データの平均値を算出し、平均値算出回路32は、撮像素子1のイメージ領域42の内、斜線部2bの部分に対応する各画素データの平均値を算出する。また、平均値算出回路31は、撮像素子1のイメージ領域42の内、斜線部1bと2bの両方の部分に対応する各画素データの平均値を算出する。
【0066】
この平均値算出回路30、31、32のそれぞれの出力をV(b)、V1+2(b)、V(b)とし、各出力を用いて次段に接続されている除算回路34、35で各々除算を行う。
【0067】
除算回路34ではV1+2(b)/V(b)の演算を行い、この結果にほぼ比例した値を補正データ算出回路38からGN2(b)信号として出力する。同様に除算回路35ではV1+2(b)/V(b)の演算を行い、この結果にほぼ比例した値を補正データ算出回路39からGN1(b)信号として出力する。
【0068】
上記の方法で算出したGN1(b)及びGN2(b)信号は、それぞれ図1で示したゲイン調整回路15及び14に入力し、ここで両チャンネルからの出力レベル(斜線部1b、2bを含む複数ラインの領域)が一致する様に実際の補正を行う。
【0069】
一方、この平均値算出回路30、31、32の各出力を用いて次段に接続されている減算回路36、37で各々減算を行う。
【0070】
まず減算回路36ではV1+2(b)−V(b)の演算を行い、この結果にほぼ比例した値を補正データ算出回路40からOF2(b)信号として出力する。同様に減算回路37ではV1+2(b)−V(b)の演算を行い、この結果にほぼ比例した値を補正データ算出回路41からOF1(b)信号として出力する。
【0071】
上記の方法で算出したOF1(b)及びOF2(b)信号は、それぞれ図1で示したオフセット調整回路13及び12に入力する為、ここで両チャンネルからの出力レベル(斜線部1b、2bを含む複数ラインの領域)が一致するように実際の補正を行う。
【0072】
同様にして図2の領域42中の他の斜線領域1cと2c、1dと2d、1eと2e、1fと2fに対しても、それぞれ各領域毎にその領域に対応する画像データを用いて左右画面のアンバランス量を算出し、それぞれの領域に最適な補正データを補正データ算出回路38〜41を介して出力する。
【0073】
上記構成におけるオフセット調整の概念を図3に示す。図3(b)に示す実線のグラフを左画面1Lの領域1a〜1fの輝度とし、図3(c)に示す実線のグラフを右画面1Rの領域2a〜2fの輝度を示すものとする。図3に示す例では右画面1Rの領域2a〜2fから得られる信号出力の方が左画面1Lの領域1a〜2fから得られる信号出力よりも高いので、左画面1LのオフセットOF2(a)〜(b)はプラス(+)であり、オフセット加算された信号出力は、元の信号出力よりも高い、図3(b)の点線のグラフのようになる。逆に右画面1RのオフセットOF1(a)〜(b)はマイナス(−)であり、オフセット加算された信号出力は、基の信号出力よりも低い、図3(c)の点線のグラフのようになる。この結果、オフセット調整された右画面1R及び左画面1Lの画像データは、お互いに近づくことになり、左右画面の段差が減少する。
【0074】
尚、本第1の実施形態では単純に画面を縦方向に6分割して、それぞれの領域での左右アンバランス補正を実施しているが、領域数はこれに限るものではなく、多くても少なくてもよい。領域数が多いほど、アンバランスの補正能力は向上する。また、各領域を必ずしも等しい画像サイズに設定する必要もなく、画像の状態によって画像サイズを変更してもよい。例えば画像の空間周波数が細かい部分は、画像サイズを大きくとっても左右のアンバランスが目立ちにくいといった特性があるので、画像の空間周波数に応じて画像サイズを変更すると有利である。
【0075】
上記の通り本1の実施形態によれば、撮像装置内の撮像素子の撮像領域が複数の撮像領域に分割され、各領域毎にデータを読み出す構造になっている場合に、複数出力間の信号差を補正することができる。
【0076】
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本第2の実施形態の撮像装置も、基本的には図1に示す構成と同様であるのでここでは説明を省略するが、アンバランス量算出回路18の構成が第1の実施形態とは異なる。
【0077】
図4を参照して、本第2の実施形態におけるアンバランス量算出回路18の構成を説明する。なお、図2に示す構成と同様の構成には同じ参照番号を付す。
【0078】
図4に於いて、まず図1に示すA/D変換回路7及び6の出力であるAD−CH1及びAD−CH2が、平均値算出回路30、31、32に入力する。ここで、これらの平均値算出回路30〜32で各画素毎のデータをある所定範囲に亘って平均化するわけであるが、この領域設定を領域選択回路33で実行している。
【0079】
この領域選択回路33は、図1に示したTG/SSG3からのVD/HD信号を基準として、撮像素子1から出力される各画素毎のデータの有効範囲を決定し、各平均値算出回路30〜32で平均化する為の入力信号を許可するタイミングを設定する。
【0080】
例えば平均値算出回路30は、撮像素子1のイメージ領域52で示した斜線部Aの部分に対応する各画素データの平均値を算出し、平均値算出回路32は、撮像素子1のイメージ領域52で示した斜線部Bの部分に対応する各画素データの平均値を算出する。また、平均値算出回路31は、撮像素子1のイメージ領域52で示した斜線部AとBの両方の部分に存在する各画素データの平均値を算出する。
【0081】
従ってこの場合、図1で示した撮像素子1の左画面1Lに存在する所定範囲の画素データの平均値、撮像素子1の右画面1Rに存在する所定範囲の画素データの平均値、並びに撮像素子1の左右量画面に跨る所定範囲の画素データの平均値を上記平均値算出回路30、32、31で算出する事になる。
【0082】
この平均値算出回路30、31、32のそれぞれの出力をV、V1+2、Vとし、各出力を次段に接続されている除算回路44、45に出力する。
【0083】
本第2の実施形態においては、図5のグラフに示したように、撮像素子に入射する光量と、撮像素子から出力される信号レベルが直線的ではない特性を有する場合、例えば、入射光量に対してCCDが次第に飽和し、信号出力が次第に直線的でなくなるような場合にも適切なアンバランス補正を行えるようにする。本第2の実施形態においては、左右画面に跨る所定領域の平均値V1+2が、予め設定した所定レベルα以下の場合と、所定レベルαを越える場合とで、異なる方法によりオフセット及びゲイン補正値を算出する。
【0084】
本第2の実施形態におけるオフセットとゲインの算出例を図6に示し、図4を参照しながら以下に詳しく説明する。
【0085】
まずレベル判定回路53ではV1+2と所定レベルαとの比較を行う。V1+2が所定レベルα以下であると判断されると、除算回路44はV1+2 /Vの演算を行い、補正データ算出回路38からはV1+2 /VをGN2信号として出力する。一方、レベル判定回路53でV1+2が所定レベルαより大きいと判断されると、除算回路44は(V1+2 −α)/(V−k2×α)の演算を行い、得られた値が補正データ算出回路38からGN2信号として出力される。なお、k2はV/V1+2の値から概略算出するものとする。
【0086】
同様に、レベル判定回路53でV1+2 が所定レベルα以下であると判断されると、除算回路45はV1+2 /Vの演算を行い、得られた値がGN1信号として出力する。また、レベル判定回路53でV1+2が所定レベルαより大きいと判断されると、除算回路45は(V1+2 −α)/(V−k1×α)の演算を行い、得られた値が補正データ算出回路39からGN1信号として出力される。なお、k1はV/V1+2の値から概略算出するものとする。
【0087】
上記の方法で算出したGN1及びGN2信号は、それぞれ図1で示したゲイン調整回路15及び14に入力され、ここで両チャンネルからの出力レベルが一致する様に、実際の補正を行う。
【0088】
一方、この平均値算出回路30、31、32の各出力を用いて次段に接続されている減算回路46、47で各々減算を行う。
【0089】
レベル判定回路53でV1+2が所定レベルα以下であると判断されると、減算回路46はV1+2−Vの演算を行い、補正データ算出回路50からV1+2−VがOF2信号として出力される。また、レベル判定回路53でV1+2が所定レベルαより大きいと判断されると、減算回路46は(V1+2−α)−V−k2×α)を演算し、得られた値を補正データ算出回路50からOF2信号として出力する。
【0090】
同様に、レベル判定回路53でV1+2が所定レベルα以下であると判断されると、減算回路47はV1+2−Vの演算を行い、補正データ算出回路51からV1+2−VをOF1信号として出力し、レベル判定回路53でV1+2が所定レベルαより大きいと判断されると、減算回路47は(V1+2−α)−V−k1×α)を演算し、得られた値を補正データ算出回路51からOF1信号として出力する。
【0091】
上記の方法で算出したOF1及びOF2信号は、それぞれ図1で示したオフセット調整回路13及び12に入力され、ここで両チャンネルからの出力レベルが一致する様に実際の補正が行われる。
【0092】
以上のように本第2の実施形態によれば、撮影画像中の左右境界付近のデータを抽出して左右アンバランスを補正する際、画像信号のレベルに応じて複数のパラメーターを設定するように構成することにより、撮像素子の出力特性が線形ではない場合であっても、より適切に信号差を補正することができる。
【0093】
なお、本第2の実施形態における方法では、第1の実施形態の場合と同様に、2つの出力間のデータに対してゲイン調整を行う場合と、オフセット調整を行う場合との2種類が存在するが、この両方の方法を使ってアンバランス調整を行っても構わないし、何れか一方のみを選択してアンバランス調整を行っても構わない。
【0094】
(変形例)
上記第1及び第2の実施形態においては、縦方向に領域を分割し、左右画面別々に2系統の出力系を介して画素信号を出力する構成を有する撮像素子について説明した。しかし、本発明は分割方向や、分割数に関わらず、撮影領域を複数の領域毎に、異なる出力系を介して出力する撮像素子に応用することができる。その例のいくつかを図7に示す。
【0095】
図7は、領域分割の例を示す図であり、(a)は撮像素子からの読み出しを上下2分割にした場合の構造を示したもので、撮像素子70から読み出される上半面の出力はCDS/AGC回路71を介して、A/D変換回路73によりデジタルデータに変換した後、例えば、図1に示すメモリコントローラ8へ出力される。
【0096】
同様に、撮像素子70から読み出される下半分の出力は、CDS/AGC回路72を介して、A/D変換回路74によりデジタルデータに変換した後、例えば、図1のメモリコントローラー10へ出力される。
【0097】
また、図7(b)は撮像素子からの読み出しを上下左右4分割にした場合の構造を示したもので、撮像素子75から読み出される左上1/4分の出力は、CDS/AGC回路76を介して、A/D変換回路80により、デジタルデータに変換した後、例えば、図1におけるメモリコントローラー8、10と同機能のメモリコントローラーへ入力する。
【0098】
撮像素子75から読み出される右上1/4分の出力は、CDS/AGC回路77を介して、A/D変換回路81により、デジタルデータに変換した後、同様にメモリコントローラーへ入力する。
【0099】
撮像素子75から読み出される右下1/4分の出力は、CDS/AGC回路78を介して、A/D変換回路82により、デジタルデータに変換した後、例えば、図1におけるメモリコントローラー8、10と同機能のメモリコントローラーへ入力する。
【0100】
同様に、撮像素子75から読み出される左下1/4分の出力は、CDS/AGC回路79を介して、A/D変換回路83により、デジタルデータに変換した後、同様にメモリコントローラーへ入力する。
【0101】
このように、撮像素子の分割方向及び分割数が異なる場合であっても、第1及び第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、撮像素子の分割方法は上記に限るものではなく、撮像素子が3つの領域または5以上の領域に分割されている場合にも、各出力系統に対応する処理回路を追加することにより、容易に本発明を適用することができる。
【0102】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、カメラヘッド、リーダー)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、デジタルカメラ、ビデオカメラ、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0103】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。ここでプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、ROM、RAM、、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、CD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MOなどが考えられる。
【0104】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、撮像装置内の撮像素子の撮像領域が複数の撮像領域に分割され、各領域毎にデータを読み出す構造になっている場合に、複数出力間の信号差を補正することができる。
【0106】
更に、撮像素子の出力特性が線形ではない場合であっても、より適切に信号差を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るアンバランス量算出回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る撮像素子からの出力補正の考え方を説明した図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るアンバランス量算出回路の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における撮像素子の出力特性の例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における補正値の算出方法を説明する図である。
【図7】本発明の第1及び第2の実施形態における撮像素子の変形例を示した図である。
【図8】従来のカメラシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図9】従来の撮像素子の読み出し原理を表した図である。
【符号の説明】
1 撮像素子
2 ドライバ
3 TG/SSG
4,5 CDS/AGC回路
6,7 A/D変換回路
8,10 メモリコントローラ
9,11 メモリ
12,13 オフセット調整回路
14,15 ゲイン調整回路
16 画像合成回路
17 カラー処理回路
18 アンバランス量算出回路
19 CPU
20 モード設定部
21 表示・警告部
30、31、32 平均値算出回路
33 領域選択回路
34、35、44,45 除算回路
36、37、46,47 減算回路
38,39,40,41 補正データ算出回路
42,52 撮像素子
53 レベル判定回路

Claims (9)

  1. 入射光量に対応する電気信号を発生し、分割された撮像領域と、該2つの撮像領域毎に前記電気信号を出力する2つの出力部とを有する撮像手段から出力される電気信号を処理する信号処理装置であって、
    前記2つの撮像領域それぞれから、複数ライン毎に前記2つの撮像領域間で対応するように設けられた複数の所定範囲の電気信号を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された複数の所定範囲の電気信号に基づいて、所定範囲電気信号差を補正するための補正値を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された補正値を用いて、補正値の算出に用いた所定範囲対に対応する前記複数ラインの領域の電気信号差を補正する補正手段と
    を有することを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記算出手段は、
    前記各所定範囲対の電気信号の比に基づいて補正値を算出する手段と、
    前記各所定範囲対の電気信号の差に基づいて補正値を算出する手段との少なくともいずれか一方を有することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記算出手段は、前記各所定範囲対を構成する所定範囲毎の電気信号の平均値及び前記所定範囲対の電気信号の平均値に基づいて補正値を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の信号処理装置。
  4. 前記補正値は、当該補正値の算出に用いた所定範囲対に対応する前記複数ラインの領域から出力された電気信号に加えるオフセット値及びゲイン値の少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  5. 前記抽出された所定範囲対の電気信号に基づいて、前記算出手段で補正値を算出するために用いる演算方法を決定する決定手段と、
    前記決定手段は、前記所定範囲対の電気信号の平均値を所定閾値と比較し、比較結果に応じて演算方法を決定することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  6. 前記補正手段により補正された前記2つの撮像領域の電気信号を合成する合成手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の信号処理装置。
  7. 前記抽出手段は、前記2つの撮像領域の境界において所定範囲対の電気信号を抽出することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の信号処理装置。
  8. 入射光量に対応する電気信号を発生し、2つに分割された撮像領域と、該2つの撮像領域毎に前記電気信号を出力する複数の出力部とを有する撮像手段と、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の信号処理装置と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 入射光量に対応する電気信号を発生し、分割された撮像領域と、該2つの撮像領域毎に前記電気信号を出力する2つの出力部とを有する撮像手段から出力される電気信号を処理する信号処理方法であって、
    前記2つの撮像領域それぞれから、複数ライン毎に前記2つの撮像領域間で対応するように設けられた複数の所定範囲の電気信号を抽出する抽出工程と、
    前記抽出された複数の所定範囲の電気信号に基づいて、所定範囲電気信号差を補正するための補正値を算出する算出工程と、
    記算出された補正値を用いて、補正値の算出に用いた所定範囲対に対応する前記複数ラインの領域の電気信号差を補正する補正工程と
    を有することを特徴とする信号処理方法。
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