JPS61225988A - カラ−テレビジヨンカメラ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明はカラーテレビジョンカメラ装置に係り、特に
レンズの色収差等の補正を行なうデータの自動選択また
は手動選択の改良に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ 周知のように、カラーテレビジョンカメラ装置にあって
は高倍率のズームレンズを主体として用いている。この
ズームレンズはズーム操作によって色収差が変化するた
め、赤、緑、青く以下Ｒ１ＧＳＢと称する）の色三原色
のそれぞれの結像面で被写体像の大きさが異なり、また
それぞれの像に歪みを生じている。従来のカラーテレビ
ジョンカメラ装置はこのような誤差を一応許容していた
が、今日Ｒ，Ｇ、Ｂ三原色にそれぞれの撮像管を使用す
るＲＧＢ三管式のものではレジストレーション精度が飛
躍的に進歩しているため、従来以上の精度を要求してい
る。したがって、ズーム操作によって生じる色収差を、
個向回路を制御することによって各撮像管から得られる
映像信号で自動的に補正する技術が実施されつつある。

この補正手段として、各種複数のレンズをテレビジョン
カメラ装置のカメラヘッド部に交換して取付けたとき、
自動的にそのレンズの番号（これは管理上１〜４という
ように割当てられる）や特性の型式を読取るようにする
ことによって、色収差及び歪みに対する補正データを取
付レンズに応じて読出し、これに基づいてレジストレー
ションを調整し、色収差を補正する方式が考えられてい
る。この方式は、既に実用化されている自動調整方式で
各レンズ間のレンズによる分光感度の差に対するカラー
バランスコントロール値を検知し、各レンズ毎のカラー
バランスコントロール値を各レンズの番号または型式に
対応して記憶しておくので、色収差及び歪みの補正デー
タを読出すと同時にカラーバランスコントロール値を読
出し、それぞれのデータに基づいて映像信号を補正する
ことにより、各レンズ毎にカラーバランスをも自動調整
することができるものである。

しかしながら、上記のような補正手段を実施する場合、
取付レンズから自動的にそのレンズ番号と特性型式を読
取れるようにしなければならないので、レンズ装着時に
番号及び型式の識別コードをレンズからカメラヘッド部
へ知らせるインターフェースを必要とする。その結果、
コードを持たないレンズをカメラヘッド部に装着したと
き、またコードを持つがそのコードがすでに他のレンズ
に使用されているレンズ（つまりコード数は有限な割当
てとなるので二重割当てが生じ得る）をカメラヘッド部
に装着したときに問題（コードの二重割当ては当然誤っ
た補正データを読出してしまうので、色収差及び歪みの
補正や分光感度差の補正結果に誤りを生じる）を生じな
いよう対策を施さなければ、限られた数と型式のレンズ
しかカメラヘッド部に接続することができなくなってし
まう。

［発明の目的］ この発明は上記のような事情を考慮してなされたもので
、レンズ識別コードの有無を識別して正確なレンズ補正
データの読出しを行なうことのできるカラーテレビジョ
ンカメラ装置を提供することを目的とする。

［発明の概要］ すなわち、この発明に係るカラーテレビジョンカメラ装
置は、任意のレンズの番号と型式の組合わせに対応する
複数の補正データを記憶すると共に外部から手動で任意
の補正データを書込みし得る記憶部と、この記憶部に記
憶される各補正データを外部から手動で選択的に読み出
す手動選択手段と、前記レンズが装着されたときそのレ
ンズから番号コード及び型式コードを識別すると共に前
記レンズに番号コードがないときコードなしと識別する
コード識別手段と、このコード識別手段で番号コード及
び型式コードが識別されたとき前記記憶部からそれぞれ
のコードに応じた補正データを読出して映像信号の補正
を行なう補正手段と、前記識別手段でコードなしと識別
されたとき前記手動選択手段で補正データを読出して映
像信号を補正する補正手段とを具備したことを特徴とす
るものである。

［発明の実施例］ 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に説明
する。

第１図はその基本構成を示すもので、図中１１はズーム
レンズ、１２はカメラヘッド部で、このカメラヘッド部
１２にはＲＧＢ三原色用のｍ像管が内蔵されている。ま
た、ズームレンズ１１とカメラヘッド部１２は、それぞ
れに設けられたコネクタ１３ａ。

１３ｂにより、レンズ８１時に電気的に接続されるよう
になっている。つまり、このコネクタ１３ａ。

１３ｂを接続することにより、レンズ１１から番号及び
型式の識別コードがカメラヘッド部１２へ伝送され、ま
たカメラヘッド部１２からレンズ１１ヘズームモータ制
御のための電力及び制御信号が供給される。

そして、上記カメラヘッド部１２はカメラケーブル１４
を通じてカメラ制御部（ＣＣＵ＞１５と接続される。こ
のＣＣＵ　１５は上記カメラヘッド部１２を総括的に制
御する演算部１５ａ、各レンズに対応した複数の補正デ
ータを記憶する記憶部１５ｂ、外部から手動によりレン
ズ識別コードを入力するためのスイッチ８１〜Ｓ６より
なるコード入力部１５ｃを有している。ここで、上記記
憶部１５ｂはカラーバランス等の各レンズの個性による
誤差に対する補正データを記憶する５つのデータファイ
ルＭ１〜ＭＳを有するＲＡＭｗｊ４域と、色収差や歪み
等のレンズの型式による誤差に対する補正データを記憶
する５つのデータファイルＭｌ　＝〜ＭＳ−を有するＲ
ＯＭ領域とからなる。

第２図はレンズ識別コード検出手段の構成を示すもので
、上記レンズ１１では複数個（ここでは６個）のスへッ
チＡ１−八６を用いてコネクタ１３ａの各端子を選択的
に接地できるコード設定部１１ａを有している。また、
カメラヘッド部１２ではコネクタ１３ｂの各端子を演算
処理部（ＣＰＵ）１６の入出力インターフェース（Ｉｌ
ｏ＞１７に接続し、その接続ラインに電圧子Ｅを印加さ
せている。つまり、レンズ１１のスイッチＡ１〜Ａ３で
３桁の番号コードを設定（０のときオン、１のときオフ
）し、同様にスイッチＡ４〜Ａ６で３桁の型式コードを
設定しておけば、レンズ１１をカメラヘッド部１２に装
着してコネクタ１３ａ　、　１３ｂを接続したとき、ス
イッチＡ１〜Ａ６の状態に応じてｌ１０１７の入力がそ
れぞれハイレベル（十Ｅ）またはローレベル（ＯＶ）と
なるので、自動的にレンズ１１から番号コード及び型式
コード（Ｉ別コード）がＣＰ　Ｕ　１Ｂに伝送される。

このＣＰ　Ｕ　１Ｂは上記識別コードをＣＣＵ　１５の
演算部１５ａに供給し、識別コードに対応した補正デー
タを記憶部１５ｂから読出し、その補正データにしたが
って各撮像管から得られる映像信号を補正する。また、
上記識別コードが入力されないときは演算部１５ａに手
動指令を送り、コード入力部１５Ｃを通じて外部から識
別コードを入力できるように設定するものである。

上記のような構成において、以下４本のレンズと４種の
型式に対応して補正を行なう場合の動作について説明す
る。

この場合のカメラヘッド部１２に装着されるレンズは４
種、４本の１６通りの組合わせが考えられるので、例え
ば下表に示すように各レンズの番号を１〜４とし、それ
ぞれに対応する番号コード及び型式コードを割当て、ま
たそれぞれに対応するカラーバランスの補正データをＲ
ＡＭ領域領域−１〜Ｍ４色収差及び歪みの補正データを
ＲＯＭ領域Ｍｌ　”〜Ｍ４−に記憶させる。このとき、
レンズの番号が任意のものまたは番号なしのものについ
ても、番号コード及び型式コードを割当て、またそれぞ
れに対する補正データをＲＡＭ領域及びＲＯＭｆａ域に
記憶させておく。

すなわち、上記のようなコード設定部１１ａを有するレ
ンズ１１がカメラヘッド部１２に装着され、コネクタ１
３ａ　、　１３ｂが接続されると、スへッチＡ１−八６
で設定した番号コード及び型式コードはカメラヘッド部
１２のｌ１０１７を介してＣＰ　Ｌｌ　１８に読込まれ
、さらにカメラケーブル１４を通じてＣＣＵ１５に伝送
される。このＣＣＬＪ　１５では、演算部１５ａが番号
コード及び型式コードに対応した組合わせでカラーバラ
ンスの補正データと色収差及び歪みの補正データを自動
的に読出し、そのデータをカメラヘッド部１２のＣＰ　
ＬＪ　１Ｂに伝送する。このため、カメラヘッド部１２
はＣＰ　ｔＪ　１６によって、入力補正データに基づい
てカラーバランスや色収差及び歪みの補正を行なうよう
になる。

一方、上記のようなコード設定部のない旧式レンズを装
着した場合（このとき当然何の補正も行なってはならな
い）、コネクタ１３ｂにおけるコード入力は全てオーブ
ンになるので、ＣＰ　Ｕ　１６はコードが全て１の入力
であると判別し、装着したレンズがコードを持っていな
いことを自動検出する。

このときはＲＡＭ領域のデータファイルＭＳを用いてカ
ラーバランス等の補正データを自動調整や手動調整で書
込み、コードなしが検出されたときにその補正データを
読出して前述の補正を行なう。

上記補正データの書込みはコードなしを検出したときＭ
１〜ＭＳの５つのデータファイルからコード入力部１５
ｃで設定されるコードに従って選択し、任意のフィイル
に書込むようにすればよい。

ここで、旧式レンズを使用するときは、レンズの故障の
バックアップや特別なケースの非日常的運用時であり、
このときは型式コードによるＲＯＭ１ｉ域の補正は行な
わなくてもやむを得ないと考えておく。つまり、レンズ
番号と型式コードを持つが番号コードが二重割当て（例
えば同型式であるが別のスタジオで同じ番号コードが割
当てられる）の場合のレンズが上記のように非日常的運
用で接続されると、ＲＯＭ領域から読み出される補正デ
ータは正しいものであるが、ＲＡＭ領域から読み出され
る補正データは誤ったものになってしまう。しかしなが
ら、非日常的運用の場合には、使用者は当然番号が登録
されたレンズ以外のレンズであることを予め知り得るの
で、コード入力部１５ｃのスイッチ操作で記憶部１５ｂ
の補正データファイルＭｓ　　（ＲＡＭ）を選択する。

このため、誤った補正データは使用されない。

尚、色収差や歪み等のＲＯＭ領域データは型式に基づく
同一型式レンズ同士ならば別個のレンズでも共用し得る
ので、このときでもＲＯＭ領域のデータファイルはスイ
ッチＡ４〜Ａ６による型式コード（上記表では下から２
行目でこのときＭ２”）によって選択するようにしても
よい。この場合、当然ＲＡＭ領域のデータの書込みを行
なう必要があるが、これは通常Ｍ１〜Ｍ４に割当てを行
なうときの操作と同一でよい。

したがって、カラーテレビジョンカメラ装置を上記のよ
うに構成すれば、取付はレンズの番号や型式を自動的に
識別する場合に、非日常的運用時に二重コード割当ての
可能性があるとき、使用者がレンズ番号割当て以外の予
備的データファイルを選択することにより、既にデータ
書込み済のデータファイルを消去することなくそのレン
ズに必要な補正データを書込むことができ、ざらに型式
コードについては既成のデータファイルから自動的に読
み出すことができる。また、非日常的運用時にコードな
しレンズを装着したとき、自動的にコードなしと識別さ
れるので、使用者は上記予備的ファイルを含む全補正デ
ータフメイルを使用することができる。このため、故障
等で上記運用状況が発生した場合には、予備的ファイル
を、またコードなしレンズを全てのカメラに日常的に使
用する場合にはスイッチ８１〜Ｓ６の操作で手動で書込
むことができる。このとき、ＲＯＭ領域のデータが読み
出され、誤った補正が行われることはない。これらはカ
メラヘッド部１２とｃ　ｃ　ｕ　１５を一体化した場合
でも、その効果に何ら影響しないことはいうまでもない
。

［発明の効果］ 以上詳述したようにこの発明によれば、レンズ識別コー
ドの有無を自動的に識別して正確なレンズ補正データの
読出しを自動から手動に切換えることができ、また二重
コード割当てを回避することのできるカラーテレビジョ
ンカメラ装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るカラーテレビジョンカメラ装置
の一実施例を示すブロック回路構成図、第２図は同実施
例のレンズ識別コード検出手段の構成を示すブロック回
路図である。 １１・・・ズームレンズ、１１ａ・・・コード設定部、
１２・・・カメラヘッド部、１３ａ　、　１３ｂ・・・
コネクタ、１４・・・カメラケーブル、１５・・・ＣＣ
Ｕ、１５ａ・・・演算部、１５ｂ・・・記憶部、１５Ｃ
・・・コード入力部、１６・−ＣＰ　Ｕ、１γ・・・Ｉ
ｌｏ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 任意のレンズの番号と型式の組合わせに対応する複数の
   補正データを記憶すると共に外部から手動で任意の補正
   データを書込みし得る記憶部と、この記憶部に記憶され
   る各補正データを外部から手動で選択的に読み出す手動
   選択手段と、前記レンズが装着されたときそのレンズか
   ら番号コード及び型式コードを識別すると共に前記レン
   ズに番号コードがないときコードなしと識別するコード
   識別手段と、このコード識別手段で番号コード及び型式
   コードが識別されたとき前記記憶部からそれぞれのコー
   ドに応じた補正データを読出して映像信号の補正を行な
   う補正手段と、前記識別手段でコードなしと識別された
   とき前記手動選択手段で補正データを読出して映像信号
   を補正する補正手段とを具備したことを特徴とするカラ
   ーテレビジョンカメラ装置。