JP2002134516A - シリコンウェーハおよびその製造方法 - Google Patents

シリコンウェーハおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低酸素シリコンウェーハで、表層に厚さが均
一なDZ層を有し、ウェーハ内部にIG層を有するシリ
コンウェーハおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 低酸素シリコンウェーハを550〜80
0℃で低温熱処理し、ウェーハ中に酸素析出核を生成後
1000〜1200℃で高温熱処理する。よってウェー
ハ表層の酸素がウェーハ表面から外方拡散され、酸素析
出核が安定化(臨界核以上)し、DZ層11が現出す
る。次にウェーハを750〜1100℃で加熱するとウ
ェーハ内部の酸素析出核に酸素が捕獲され、酸素析出物
が成長する。結果、IG層12が形成される。よって低
酸素のシリコンウェーハ10であっても、ウェーハ表層
に厚さ方向の幅が均一なDZ層11が形成され、ウェー
ハ内部にIG層12が形成されたウェーハが得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシリコンウェーハ
およびその製造方法、詳しくは酸素が析出しにくい低酸
素シリコンウェーハ(例えばピュアシリコンウェーハ)
の内部に、IG層を形成させたシリコンウェーハおよび
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、デバイス製造プロセスで取り扱わ
れるCZシリコン単結晶には、0.5×1017〜1.
1×1017原子/cmという固溶度以上の酸素が
不純物として混入されている(新ASTM)。つまり、
CZシリコン中、酸素は常に過飽和状態で存在してお
り、その結果、各種の熱処理によって、ウェーハ内部に
酸素が酸化シリコン(酸素析出物)として析出されるこ
とになる。そこで近年、磁界引き上げ方式のMCZ法な
どにより、酸素濃度が0.5×1017原子/cm
以下の低酸素シリコンウェーハが作製されている(新A
STM)。MCZ法によれば、磁界印加によってシリコ
ンの融液対流を抑制し、石英坩堝からシリコン融液中に
溶け込む酸素量を減らすことができる。低酸素シリコン
ウェーハは、一般的なシリコンウェーハよりも酸素濃度
が低い。そのため、熱処理してもシリコンウェーハの内
部に酸化シリコンは析出されない。
【0003】ところが、最近になって、デバイスメーカ
から、低酸素シリコンウェーハの内部にIG層を形成し
て、デバイスが作製されるDZ層に存在する重金属をゲ
ッタリング可能なシリコンウェーハの開発が求められて
きた。従来、この要請への対策として、例えばハロゲン
ランプを有する短時間アニール装置(RTA)を採用し
たランプアニール法、または、700℃程度の低い温度
を維持して熱処理する低温熱処理法などが知られてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ランプアニール法によれば、そのランプレートが25〜
100℃/秒と高い。また、加熱炉に挿入されたシリコ
ンウェーハは、そのウェーハ外周部が環状のサセプタま
たは3本のピンによって支持される。そのため、シリコ
ンウェーハは、この支持状態でハロゲンランプにより短
時間で1200℃まで昇温される。これにより、特にシ
リコンウェーハの支持部分やウェーハ外周部に、スリッ
プなどが発生するおそれがあった。また、後者の低温熱
処理法にあっては、前述したように加熱の開始時から終
了時まで、シリコンウェーハは700℃の低温で熱処理
されている。これにより、得られたDZ層の厚さ方向の
幅は10μm以下で、形成された酸素析出核が不安定に
なっていた。そのため、デバイスを作製するにはDZ層
が薄すぎるという問題点があった。
【0005】そこで、発明者は、鋭意研究の結果、低酸
素シリコンウェーハであっても、まず低温熱処理(55
0〜800℃)によりウェーハ中に酸素析出核を生成
し、次いでウェーハ表層にDZ層を形成し、析出核を臨
界核以上まで大きくして安定化させる高温熱処理(10
00〜1200℃)を施すという2段階の加熱処理を行
えば、その後、低酸素シリコンウェーハを750〜10
00℃で加熱して、ウェーハ内部の酸素析出核に酸素を
捕獲させて酸素析出物を成長させることにより、低酸素
シリコンウェーハであっても、厚さ方向の幅が均一で大
きなDZ層が形成されたIG層を有する低酸素シリコン
ウェーハを作製することができることを見出し、この発
明を完成させた。また、低温熱処理から高温熱処理に移
行する際のランプレートが従来のRTA装置よりも低い
加熱装置を採用することで、急加熱・急冷却を原因とす
るウェーハのスリップの発生を解消することができるこ
とも見出し、この発明を完成させた。
【0006】
【発明の目的】この発明は、低酸素シリコンウェーハで
ありながら、ウェーハ表層に厚さ方向の幅が均一で大き
なDZ層を有し、かつウェーハ内部にIG層を有するシ
リコンウェーハおよびその製造方法を提供することを、
その目的としている。また、この発明は、DZ層の酸素
濃度を低下させることができるシリコンウェーハおよび
その製造方法を提供することを、その目的としている。
さらに、この発明は、ウェーハのスリップの発生を解消
することができるシリコンウェーハおよびその製造方法
を提供することを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、酸素濃度が低い低酸素シリコンウェーハを550〜
800℃で低温熱処理して、この低酸素シリコンウェー
ハに酸素析出核を生成し、次いでこの低酸素シリコンウ
ェーハを1000〜1200℃で高温熱処理して、この
低酸素シリコンウェーハの表層にDZ層を形成するとと
もに、前記低温で形成した酸素析出核を臨界核以上まで
大きくして安定化し、その後、この低酸素シリコンウェ
ーハを750〜1100℃で加熱することで、この低酸
素シリコンウェーハの内部の酸素析出核に酸素を捕獲し
て酸素析出物を成長させることによって、IG層を形成
したシリコンウェーハである。
【0008】この低酸素シリコンウェーハは、例えばM
CZ法などによる引き上げ後、ウェーハ加工された酸素
濃度が低い、例えば0.5×1017原子/cm
下のシリコンウェーハである。ここで、低酸素シリコン
ウェーハであるピュアシリコンウェーハの製造方法を概
略説明する。ピュアシリコンウェーハの具体的な作製方
法の一例が、特開平8−330316号公報の「シリコ
ン単結晶ウェーハおよびその製造方法」に記載されてい
る。この公開特許公報によるピュアシリコンウェーハの
作製方法を説明する。
【0009】すなわち、まずCZ法による単結晶シリコ
ンインゴットを引き上げる際に、引き上げ速度をV(m
m/min)とし、シリコン融点から1300℃までの
温度範囲における引き上げ幅方向の結晶内温度勾配の平
均値をG(℃/mm)とするとき、V/G値を、結晶中
心位置から、結晶外周より半径方向内側へ30mmの位
置までのインゴット中心部領域では0.20〜0.22
mm/℃・minとし、この結晶外周より半径方向内
側へ30mmの位置から、結晶外周位置までのインゴッ
ト外周部領域では0.20〜0.22mm /℃・m
inとするか、もしくは結晶外周に向かって徐々に増加
させて、この単結晶シリコンインゴットを低速引き上げ
により作製する。これにより、単結晶シリコンインゴッ
ト中から、酸化誘起体積欠陥を含む欠陥が排除される。
その後、こうして得られた単結晶シリコンインゴット
を、順次、ブロック切断、スライス、面取り、研磨する
ことにより、ピュアシリコンウェーハが作製される。
【0010】低酸素シリコンウェーハの加熱炉の種類は
限定されない。例えば、バッチ式の縦型炉や横型炉など
が挙げられる。低温熱処理時のウェーハ加熱温度が55
0℃未満では酸素析出核が形成されないおそれがある。
また、800℃を超えると酸素析出核が形成されず、す
でに存在している酸素析出核が粗大化するおそれがあ
る。低温熱処理時の加熱時間は0.5〜5時間、好まし
くは1〜3時間である。0.5時間未満では十分な酸素
析出核が形成されないおそれがある。また、5時間を超
えると生産性が低下するおそれがある。
【0011】低温熱処理時の炉内の雰囲気ガスは限定さ
れない。例えば、窒素ガス、アルゴンガスといった不活
性ガスなどが挙げられる。また、活性を有する水素ガス
でもよい。低温熱処理時の雰囲気ガスの流量は、5〜4
0リットル/分、好ましくは10〜20リットル/分で
ある。5リットル/分未満では、パージが十分でなく、
シリコンウェーハが炉内の不純物によって汚染される可
能性がある。また、40リットル/分を超えると、シリ
コンウェーハ間の温度が不均一になったり、ガス消費量
が多くなって不経済になるおそれがある(ただし、ガス
流量は、加熱炉の容積などに依存する)。
【0012】酸素析出核の生成は、一般的に、低温熱処
理というプロセスで行われる。高温熱処理時のウェーハ
加熱温度が1000℃未満では、主成した酸素析出核の
安定化(臨界核以上の大きさへの成長)が図れない。ま
た、1200℃を超えると、炉内の不純物によりシリコ
ンウェーハが汚染されたり、シリコンウェーハにスリッ
プが発生したりするおそれがある。このように、低温熱
処理ウェーハに高温熱処理を施すと、ウェーハ表層では
酸素が外方へ拡散する一方、ウェーハ内部では、低温熱
処理時に生じた酸素析出核に酸素が捕獲され、これが臨
界核以上の大きさまで成長されることになる。高温熱処
理時の加熱時間は1〜7時間、好ましくは3〜5時間で
ある。1時間未満では酸素析出核の安定化が図れないこ
とがある。また、7時間を超えると熱処理炉からのシリ
コンウェーハへの汚染やスリップが発生するおそれがあ
る。低温熱処理から高温熱処理への移行する際のランプ
レートは限定されない。
【0013】高温熱処理時の炉内の雰囲気ガスは限定さ
れない。例えば、請求項2および請求項4のアルゴンガ
スのほか、水素ガスなどが挙げられる。この水素ガスを
採用すると、高温熱処理時における酸素のウェーハ外方
への拡散速度を増加させることができる。これは、ウェ
ーハ表面に酸化膜が形成されないことから酸素濃度がゼ
ロの条件が酸素の拡散を促進させたり、高温の水素還元
作用によって析出酸素の溶解作用も発生するためと考え
られる。高温熱処理時の雰囲気ガスの流量は、5〜40
リットル/分、好ましくは10〜20リットル/分であ
る。5リットル/分未満ではパージが不十分で、シリコ
ンウェーハが炉内の不純物によって汚染されるおそれが
ある。また40リットル/分を超えると炉内の温度の均
一性が低下する懸念がある。
【0014】DZ層の厚さは10〜100μm、好まし
くは10〜50μmである。10μm未満ではデバイス
のリーク不良が発生するおそれがある。また、100μ
mを超えるとデバイス近傍でのゲッタリングの能力が低
下するおそれがある。
【0015】酸素析出核の成長を促す加熱時(以下、析
出核成長熱処理時)の好ましい温度は900〜1100
℃である。750℃未満では、酸素析出核が小さくて、
析出核が成長しないおそれがある。また、1100℃を
超えると、酸素析出核が粗大化したり、小さい酸素析出
核が消失して密度が低下したりするおそれがある。析出
核成長加熱時の加熱時間は10〜20時間、好ましくは
14〜18時間である。10時間未満では酸素析出核が
十分に成長しない。また、18時間を超えると、酸素析
出核が粗大化し過ぎて、シリコンウェーハが歪むおそれ
がある。析出核成長加熱時のランプレートは1〜10℃
/分、特に3〜5℃/分が好ましい。1℃/分未満では
処理時間がかかり過ぎて不経済になりやすい。また、1
0℃/分を超えるとシリコンウェーハにスリップが発生
するおそれがある。
【0016】析出核成長加熱時の炉内の雰囲気ガスは限
定されない。例えば、窒素(N)/酸素(O )ガ
スなどが挙げられる。高温熱処理時の雰囲気ガスの流量
は5〜40リットル/分、好ましくは10〜20リット
ル/分である。5リットル/分未満では、パージが十分
でなく、シリコンウェーハが汚染されるおそれがある。
また、40リットル/分を超えると炉内の温度の均一性
が低下する懸念がある。これらの事項は、請求項4にも
該当する。
【0017】請求項2に記載の発明は、前記低温熱処理
が、窒素ガス,アルゴンガス,酸素ガス,水素ガスおよ
びこれらの混合ガスのうち、何れか1つのガスを用いた
雰囲気で行われた請求項1に記載のシリコンウェーハで
ある。ガスの流量は5〜40リットル/分、好ましくは
10〜20リットル/分である。5リットル/分未満で
はパージが十分でなく、シリコンウェーハが汚染される
おそれがある。また、40リットル/分を超えると、炉
内の温度の均一性が低下するおそれがある。これらの事
項は、請求項5にも該当する。
【0018】請求項3に記載の発明は、前記低温熱処理
から高温熱処理へ移行する際のランプレートを0.05
〜5℃/分とした請求項1または請求項2に記載のシリ
コンウェーハである。好ましいランプレートは1〜3℃
/分である。0.05℃/分未満では経済的に問題が生
じることがある。また、5℃/分を超えると、均一に酸
素析出核が形成されないおそれがある。これらの事項
は、請求項6にも該当する。
【0019】請求項4に記載の発明は、酸素濃度が低い
低酸素シリコンウェーハを550〜800℃で低温熱処
理して、該低酸素シリコンウェーハに酸素析出核を生成
する工程と、該酸素析出核が生成された低酸素シリコン
ウェーハを1000〜1200℃で高温熱処理して、該
低酸素シリコンウェーハの表層にDZ層を形成するとと
もに、前記低温で形成した酸素析出核を臨界核以上まで
大きくして安定化する工程と、該DZ層が形成された低
酸素シリコンウェーハを750〜1100℃で加熱する
ことにより、ウェーハ内部の酸素析出核に酸素を捕獲さ
せて酸素析出物を成長させ、ウェーハ内部にIG層を形
成する工程とを備えたシリコンウェーハの製造方法であ
る。
【0020】請求項5に記載の発明は、前記低温熱処理
が、窒素ガス,アルゴンガス,酸素ガス,水素ガスおよ
びこれらの混合ガスのうち、何れか1つのガスを用いた
雰囲気で行われる請求項4に記載のシリコンウェーハの
製造方法である。
【0021】請求項6に記載の発明は、前記低温熱処理
から高温熱処理へ移行する際のランプレートが0.05
〜5℃/分である請求項4または請求項5に記載のシリ
コンウェーハの製造方法である。
【0022】
【作用】請求項1および請求項4の発明によれば、まず
低酸素シリコンウェーハを加熱炉に挿入して550〜8
00℃の低温で熱処理する。これにより、酸素濃度が低
いウェーハではあるものの、この低酸素シリコンウェー
ハに、酸素析出核が均一に生成される。次に、この低温
熱処理された低酸素シリコンウェーハを1000〜12
00℃の温度で高温熱処理する。これにより、ウェーハ
表層に存在する酸素がウェーハ表面から外方に拡散する
一方、ウェーハ内部では酸素析出核に酸素が捕獲され、
これが臨界核以上の大きさまで成長して安定化する。こ
のようなウェーハ表面からの酸素の拡散によって、低酸
素シリコンウェーハの表層に不純物が極めて少ないDZ
層が形成される。続いて、この高温熱処理された低酸素
シリコンウェーハを、750〜1100℃で加熱する。
すると、ウェーハ内部で臨界核以上の大きさに達した酸
素析出核に酸素が捕獲される。これにより、酸素析出物
が成長して徐々にIG層が形成される。その結果、低酸
素シリコンウェーハであっても、従来の低温熱処理だけ
によるIG層の形成方法では得られなかった、厚さ方向
の幅が均一な完全度の高いDZ層を作製することができ
る。
【0023】特に、請求項2および請求項5の発明によ
れば、低温熱処理が窒素ガス,アルゴンガス,酸素ガ
ス,水素ガスおよびこれらの混合ガスのうち、何れか1
つのガスを用いた雰囲気で行われる。このうち、窒素
は、一般にシリコン結晶を強化し、酸素析出物を消滅さ
せる作用があると言われている。これは、拡散係数が高
い窒素が、シリコン結晶中に容易に拡散して酸素析出物
の位置に集積するためである。窒素ガスを採用した場合
には、このような集積作用によって、低温熱処理時にウ
ェーハ表層の酸素析出核を低減させることができる。こ
れにより、高温熱処理時に発生する、DZ層の酸素析出
物をさらに減らすことができる。
【0024】また、請求項3および請求項6の発明によ
れば、低温熱処理から高温熱処理へ移行する際のランプ
レートを0.05〜5℃/分とする。したがって、低酸
素シリコンウェーハをハロゲンランプなどで急加熱する
従来のランプアニール法の問題点であったウェーハのス
リップを解消することができる。すなわち、炉内温度は
低温から高温へ比較的低い温度勾配で移行するため、低
酸素シリコンウェーハの、ウェーハ支持部材との接触部
分にスリップが発生しにくい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。図1は、この発明の第1の実施例に
係るシリコンウェーハの拡大断面図である。図2は、こ
の発明の第1の実施例に係るシリコンウェーハの製造方
法を示すフローシートである。図3は、この発明の第1
の実施例に係るシリコンウェーハの製造方法における熱
処理工程での炉内温度のプロファイルである。図1にお
いて、10は低酸素シリコンウェーハであり、この低酸
素シリコンウェーハ10は、その表層に厚さ約15μm
のDZ層11が形成される一方、ウェーハ内部にIG層
12が形成されている。
【0026】以下、図2および図3を参照して、この低
酸素シリコンウェーハ10の製造方法を説明する。図2
に示すように、この第1の実施例にあっては、スライ
ス,面取り,ラップ,エッチング,表面研磨,仕上げ洗
浄,低温熱処理,高温熱処理,析出核成長熱処理の各工
程を経てシリコンウェーハ10が作製される。以下、各
工程を詳細に説明する。
【0027】前記MCZ法により引き上げられた、酸素
濃度が0.7×1017原子/cm のシリコンイン
ゴットは、スライス工程(S101)で、厚さ860μ
m程度の8インチの低酸素シリコンウェーハにスライス
される。その後、このウェーハに面取り(S102)が
施される。すなわち、ウェーハの外周部が#600〜#
1500のメタル面取り用砥石により、所定の形状に面
取りされる。これにより、ウェーハ外周部は所定の丸み
を帯びた形状(例えばMOS型の面取り形状)に成形さ
れる。
【0028】面取りされた低酸素シリコンウェーハは、
ラッピング工程(S103)でラッピングされる。具体
的には、低酸素シリコンウェーハを、互いに平行に保た
れたラップ定盤の間に配置し、アルミナ砥粒と分散剤と
水の混合物であるラップ液を、ラップ定盤と低酸素シリ
コンウェーハとの間に流し込む。そして、加圧下で回転
・すり合わせることで、ウェーハ表裏両面を機械的にラ
ップする。この際のラップ量は、ウェーハの表裏両面を
合わせて40〜80μm程度である。
【0029】続いて、このラッピング後のウェーハ(ラ
ップドウェーハ)に、エッチングが施される(S10
4)。この場合には、ラップドウェーハを、フッ酸と硝
酸とを混合した混酸液からなる酸性エッチング液に浸漬
し、ラップ加工での歪み、面取り加工での歪みなどを除
去している。酸エッチはシリコンウェーハとの反応性が
高くて、エッチング速度がアルカリエッチよりも速い。
この際、エッチング温度は50℃、エッチング時間は3
0秒である。次に、エッチドウェーハの表面には、バッ
チ式の鏡面研磨装置を用いて鏡面研磨が施される(S1
05)。このときの研磨量は12μm程度である。その
後、鏡面ウェーハに洗浄工程(S106)が施される。
具体的には、RCA系の洗浄とする。
【0030】得られた片面鏡面の低酸素シリコンウェー
ハは、次にウェーハ内部にIG層を形成するための2段
階の熱処理が施される。具体的には、まず低酸素シリコ
ンウェーハを、縦型加熱装置の加熱炉に挿入する。そし
て、ここで前段の低温熱処理(S107)と、後段の高
温熱処理(S108)とを順に行う。図2に示すよう
に、この炉内に窒素ガスが20リットル/分で供給され
る。この炉内に、低酸素シリコンウェーハを、5cm/
分の速度で、45分かけて搬入する。このときの炉内温
度は700℃である。次に、この700℃を維持し、低
温熱処理する。加熱時間は180分間である。これによ
り、ウェーハの全域で酸素析出核が生成される。この低
温熱処理は、窒素ガスの雰囲気で行われている。この窒
素はシリコンに対する拡散係数が高い。そのため、窒素
がウェーハ表面から低酸素シリコンウェーハに容易に拡
散し、ウェーハ表層に存在する酸素析出核に集積して、
その総数を減らす。
【0031】その後、炉内雰囲気ガスを窒素ガスからア
ルゴンガス(20リットル/分)に変更するとともに、
ランプレート3℃/分で炉内温度を徐々に高める。13
3.3分後、炉内温度は1100℃に達し、この温度を
120分間維持することで低酸素シリコンウェーハの高
温熱処理を行う。これにより、ウェーハ表層に存在する
酸素がウェーハ表面から外方に拡散される一方、ウェー
ハ内部の酸素析出核は臨界核以上の大きさまで成長して
安定化し、低酸素シリコンウェーハの表層に酸素析出物
がほとんど存在しないDZ層が形成される。このとき、
低温熱処理時の雰囲気ガスに窒素ガスを採用して、あら
かじめウェーハ表層の酸素析出核の総数を低減させてい
るので、高温熱処理後にDZ層11に存在する酸素析出
物(酸素濃度)の総数は、例えば低温熱処理の雰囲気ガ
スにアルゴンガスなどの他の不活性ガスを採用した場合
よりも低減する。これにより、単結晶シリコンからなる
DZ層の純度をさらに高めることができる。その後、加
熱炉の炉内温度をランプレート3℃/分で徐々に下げ
る。これにより、133.3分後には、炉内温度が70
0℃まで下がる。この温度に達したなら、雰囲気ガスを
アルゴンガスから窒素ガスに変更し、5cm/分の速度
で45分間かけて、DZ層を有する低酸素シリコンウェ
ーハを炉外へ搬出する。
【0032】こうして得られた2段加熱処理後の低酸素
シリコンウェーハは、その後、再び加熱炉の内部に挿入
されて1000℃の析出核成長加熱(S109)が行わ
れる。すると、ウェーハ内部で臨界核以上の大きさまで
達していた酸素析出核に酸素が捕獲される。これによ
り、酸素析出核が酸素析出物へと成長し、ウェーハの内
部にIG層12が形成される。このIG層12によっ
て、例えばDZ層11に含まれる重金属などをゲッタリ
ングすることができる。このように、第1の実施例では
低温熱処理後に高温熱処理を施すようにしたので、従来
の低温熱処理だけによるIG層の形成方法では得られな
かった厚さ方向の幅が均一で完全性の高いDZ層を、こ
の低酸素シリコンウェーハに作製することができる。ま
た、ここでは低温熱処理から高温熱処理へ移行する際の
ランプレートを3℃/分とした。その結果、従来のラン
プアニール法の問題点であったウェーハのスリップを解
消することができる。これは、縦型加熱装置を採用し、
炉内温度を、低温から高温に比較的低い温度勾配で移行
させて、低酸素シリコンウェーハのウェーハ支持部材と
接触する部分にスリップを発生しにくくしたためであ
る。なお、前述した臨界核まで達していない微小な酸素
析出核は、この析出核の成長熱処理時に縮小または溶解
してしまう。
【0033】次に、図4に基づいて、この発明の第2の
実施例に係るシリコンウェーハおよびその製造方法を説
明する。図4は、この発明の第2の実施例に係るシリコ
ンウェーハの製造方法における熱処理工程での炉内温度
のプロファイルである。この図4に示す第2の実施例で
は、低酸素シリコンウェーハの加熱炉内への搬入温度を
変更する一方、2段階熱処理のうち、前段の低温熱処理
の方法に第1の実施例とは異なる方法を採用した。
【0034】すなわち、加熱炉内に低酸素シリコンウェ
ーハを搬入するときの炉内温度を550℃とする。それ
から、ランプレート1℃/分で炉内温度を徐々に上昇さ
せて行き、150分後に炉内温度を700℃まで昇温す
る。その後、この温度を30分間維持する。このような
炉内温度のプロファイルを設定したので、より微細な酸
素析出核を均一に析出させ、それを安定化させることが
できる。その他の構成、作用、効果は第1の実施例と同
様であるので説明を省略する。
【0035】次に、図5に基づいて、この発明の第3の
実施例に係るシリコンウェーハおよびその製造方法を説
明する。図5は、この発明の第3の実施例に係るシリコ
ンウェーハの製造方法における熱処理工程での炉内温度
のプロファイルである。図5に示すように、この第3の
実施例では、低酸素シリコンウェーハの加熱炉内への搬
入温度を第2の実施例と同じ温度に変更する一方、前段
の低温熱処理の方法を、第1の実施例および第2の実施
例とは異なる方法とした。
【0036】すなわち、加熱炉内に低酸素シリコンウェ
ーハを搬入する際の炉内温度を550℃とし、次いでこ
の炉内温度を550℃に保持し、そのまま180分、低
温熱処理する。なお、低温熱処理の温度が第1の実施例
の700℃よりも150℃だけ低いので、高温熱処理時
に際し、ランプレート3℃/分で炉内温度を上昇させて
いくと、目標温度の1100℃に達するまでに、第1の
実施例の133.3分より50分も長い183.3分が
かかることになる。このような炉内温度のプロファイル
を採用したので、より微細な酸素析出核を均一に分散さ
せることができる。その他の構成、作用、効果は第1の
実施例と同様であるので説明を省略する。
【0037】次に、図6に基づいて、この発明の低温熱
処理および高温熱処理という2段階の熱処理を施し、さ
らに750〜1100℃の酸素析出物の析出熱処理を行
った低酸素シリコンウェーハについて、BMDのピーク
密度、BMDのバルク密度、DZ層の厚さ方向の幅につ
いての各試験データを報告する。図6(a)は、この発
明の低酸素シリコンウェーハの中心部から外周部にかけ
てのBMDのバルク密度の分布を示すグラフである。図
6(b)は、この発明の低酸素シリコンウェーハの中心
部から外周部にかけてのDZ層の厚さ方向の幅を示すグ
ラフである。なお、この試験時には、光学系のマクロス
コープを用いて、400倍の倍率でBMDの個数をカウ
ントした。
【0038】図6のグラフ中、条件1は第1の実施例の
炉内温度のプロファイルにしたがって低酸素シリコンウ
ェーハを2段熱処理した際の試験データ、条件2は第2
の実施例の炉内温度のプロファイルにしたがって低酸素
シリコンウェーハを2段熱処理した際の試験データ、条
件3は第3の実施例の炉内温度のプロファイルにしたが
って低酸素シリコンウェーハを2段熱処理した際の試験
データである。図6(a)の折れ線グラフから明らかな
ように、ウェーハ内部(バルク)は高いBMDの密度と
なっている。これにより、低酸素シリコンウェーハの内
部に、酸素濃度が高いIG層が形成されていることが分
かった。また、図6(b)の折れ線グラフから明らかな
ように、ウェーハ表層にはウェーハ厚さ方向の幅が10
〜20μmという、従来の低温熱処理だけでIG層を形
成した場合に比べて、厚さ方向の幅が均一で大きなDZ
層が形成されていた。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、低酸素シリコンウェ
ーハを低温熱処理して酸素析出核を生成させた後、これ
を高温熱処理してDZ層を形成し、次いで所定温度によ
る析出核成長加熱を行うので、ウェーハ内部の酸素析出
核を酸素析出物に成長させて、このウェーハ内部にIG
層を形成させることができる。しかも、低温熱処理後に
高温熱処理を施す工程としたので、DZ層の厚さ方向の
幅を均一で大きくすることができる。
【0040】特に、請求項2および請求項5の発明によ
れば、低温熱処理時の炉内の雰囲気ガスとして窒素ガス
を採用した場合には、窒素を低酸素シリコンウェーハの
表面からその表層の酸素析出核に集積させて、DZ層の
酸素濃度をさらに低減させることができる。
【0041】また、請求項3および請求項6の発明によ
れば、低温熱処理から高温熱処理へ移行する際のランプ
レートを0.05〜5℃/分としたので、低温熱処理か
ら高温熱処理に移行する際に、従来法では低酸素シリコ
ンウェーハを急加熱していたことで発生していたウェー
ハのスリップを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係るシリコンウェー
ハの拡大断面図である。
【図2】この発明の第1の実施例に係るシリコンウェー
ハの製造方法を示すフローシートである。
【図3】この発明の第1の実施例に係るシリコンウェー
ハの製造方法における熱処理工程での炉内温度のプロフ
ァイルである。
【図4】この発明の第2の実施例に係るシリコンウェー
ハの製造方法における熱処理工程での炉内温度のプロフ
ァイルである。
【図5】この発明の第3の実施例に係るシリコンウェー
ハの製造方法における熱処理工程での炉内温度のプロフ
ァイルである。
【図6】(a)は、この発明の低酸素シリコンウェーハ
の中心部から外周部にかけてのBMDのバルク密度の分
布を示すグラフである。(b)は、この発明の低酸素シ
リコンウェーハの中心部から外周部にかけてのDZ層の
厚さ方向の幅を示すグラフである。
【符号の説明】
10 シリコンウェーハ、 11 DZ層、 12 IG層。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素濃度が低い低酸素シリコンウェーハ
    を550〜800℃で低温熱処理して、この低酸素シリ
    コンウェーハに酸素析出核を生成し、次いでこの低酸素
    シリコンウェーハを1000〜1200℃で高温熱処理
    して、この低酸素シリコンウェーハの表層にDZ層を形
    成するとともに、前記低温で形成した酸素析出核を臨界
    核以上まで大きくして安定化し、その後、この低酸素シ
    リコンウェーハを750〜1100℃で加熱すること
    で、この低酸素シリコンウェーハの内部の酸素析出核に
    酸素を捕獲して酸素析出物を成長させることによって、
    IG層を形成したシリコンウェーハ。
  2. 【請求項2】 前記低温熱処理が、窒素ガス,アルゴン
    ガス,酸素ガス,水素ガスおよびこれらの混合ガスのう
    ち、何れか1つのガスを用いた雰囲気で行われた請求項
    1に記載のシリコンウェーハ。
  3. 【請求項3】 前記低温熱処理から高温熱処理へ移行す
    る際のランプレートを0.05〜5℃/分とした請求項
    1または請求項2に記載のシリコンウェーハ。
  4. 【請求項4】 酸素濃度が低い低酸素シリコンウェーハ
    を550〜800℃で低温熱処理して、該低酸素シリコ
    ンウェーハに酸素析出核を生成する工程と、 該酸素析出核が生成された低酸素シリコンウェーハを1
    000〜1200℃で高温熱処理して、該低酸素シリコ
    ンウェーハの表層にDZ層を形成するとともに、前記低
    温で形成した酸素析出核を臨界核以上まで大きくして安
    定化する工程と、 該DZ層が形成された低酸素シリコ
    ンウェーハを750〜1100℃で加熱することによ
    り、ウェーハ内部の酸素析出核に酸素を捕獲させて酸素
    析出物を成長させ、ウェーハ内部にIG層を形成する工
    程とを備えたシリコンウェーハの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記低温熱処理が、窒素ガス,アルゴン
    ガス,酸素ガス,水素ガスおよびこれらの混合ガスのう
    ち、何れか1つのガスを用いた雰囲気で行われる請求項
    4に記載のシリコンウェーハの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記低温熱処理から高温熱処理へ移行す
    る際のランプレートが0.05〜5℃/分である請求項
    4または請求項5に記載のシリコンウェーハの製造方
    法。
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