JP2002132743A - メモリアクセス監視装置、メモリアクセス監視方法およびメモリアクセス監視用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

メモリアクセス監視装置、メモリアクセス監視方法およびメモリアクセス監視用プログラムを記録した記録媒体

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JP2002132743A
JP2002132743A JP2000328015A JP2000328015A JP2002132743A JP 2002132743 A JP2002132743 A JP 2002132743A JP 2000328015 A JP2000328015 A JP 2000328015A JP 2000328015 A JP2000328015 A JP 2000328015A JP 2002132743 A JP2002132743 A JP 2002132743A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチプロセッサシステムにおいて、共有メモ
リが破壊された場合の原因分析を容易にするメモリアク
セス監視装置を提供する。 【解決手段】受信手段を実行して共有メモリへのアクセ
ス要求を受信し、アドレス比較手段を実行してアクセス
要求が特定の領域に対するアクセス要求であるか否かを
判断し、特定の領域に対するアクセス要求ではない場合
は、メモリアクセス手段を実行して共有メモリにアクセ
スし、特定の領域に対するアクセス要求である場合に
は、スピンロックを取得済みであるか否かを判断し、ス
ピンロックを取得済みであるときは、メモリアクセス手
段を実行して共有メモリにアクセスし、スピンロックを
取得済みでないときには、割り込み手段またはログ出力
手段を実行して割り込みを発生させ、スピンロックを取
得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力する
か、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス
要求があった旨を示すログを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリアクセス監
視装置、メモリアクセス監視方法およびメモリアクセス
監視用プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、マ
ルチプロセッサシステムにおいて、共有メモリが破壊さ
れた場合の原因分析を容易にするメモリアクセス監視装
置、メモリアクセス監視方法およびメモリアクセス監視
用プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチプロセッサシステムでは、複数の
CPUおよび複数の入出力装置が共有メモリをアクセス
する。このため、いずれかのCPUまたは入出力装置が
不正なメモリアクセスを行うとマルチプロセッサシステ
ム全体が障害となる。
【0003】このため、従来の技術では、CPU毎にデ
バッグ装置を取り付けてログを採取することにより、不
正なメモリアクセスの原因を調べるための情報を収集し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、不正なメモリアクセスにより共有メモリの内容が破
壊された場合の原因を分析するときは、共有メモリの内
容を破壊したCPUと共有メモリの内容が破壊されてい
ることを検出したCPUとが異なるときがあるため、共
有メモリの内容が破壊されていることを検出したCPU
が採取したログを調査するだけでは不充分となることか
ら、各CPUそれぞれが採取したログを集約し、集約し
たログを全て調査しなければならないという、原因分析
の困難性が問題となっていた。
【0005】本発明の目的は、マルチプロセッサシステ
ムにおいて、共有メモリが破壊された場合の原因分析を
容易にするメモリアクセス監視装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のメモリア
クセス監視装置は、共有メモリと、複数のCPUと、複
数の入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムに
おいて、前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数の
CPUまたは前記複数の入出力装置から受信する手段
と、前記アクセス要求がスピンロックを取得せずに行っ
たアクセス要求である場合には、割り込みを発生させ、
スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があっ
た旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行
われたアクセス要求があった旨を示すログを出力する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0007】本発明の第2のメモリアクセス監視装置
は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置
とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共
有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUまたは前
記複数の入出力装置から受信する受信手段と、前記アク
セス要求が前記共有メモリ内の特定の領域に対するアク
セス要求であるか否かを判断するアドレス比較手段と、
前記共有メモリにアクセスするメモリアクセス手段と、
割り込みを発生させる割り込み手段と、ログを出力する
ログ出力手段と、前記受信手段を実行して前記共有メモ
リへのアクセス要求を受信し、前記アドレス比較手段を
実行して前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセ
ス要求であるか否かを判断し、特定の領域に対するアク
セス要求ではない場合は、前記メモリアクセス手段を実
行して前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対す
るアクセス要求である場合には、スピンロックを取得済
みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであ
るときは、前記メモリアクセス手段を実行して前記共有
メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでないと
きには、前記割り込み手段または前記ログ出力手段を実
行して割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに
行われたアクセス要求があった旨を出力するか、または
スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があっ
た旨を示すログを出力する監視制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0008】本発明の第3のメモリアクセス監視装置
は、第2のメモリアクセス監視装置において、スピンロ
ックを取得するための要求を受信する受信手段と、スピ
ンロックを取得するとともに、ロック変数に書込んだ値
をスピンロックデータレジスタに格納するスピンロック
手段と、前記監視制御手段は、前記受信手段を実行して
スピンロックを取得するための要求を受信した場合は、
前記スピンロック手段を実行してスピンロックし、前記
ロック変数に書込んだ値を前記スピンロックデータレジ
スタに格納するとともに、前記受信手段を実行して前記
共有メモリへのアクセス要求を受信した場合には、前記
スピンロックデータレジスタを参照し、スピンロックを
取得済みであるか否かを判断することを特徴とする。
【0009】本発明の第1のメモリアクセス監視方法
は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置
とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共
有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUまたは前
記複数の入出力装置から受信し、受信した前記アクセス
要求がスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求
である場合には、割り込みを発生させ、スピンロックを
取得せずに行われたアクセス要求があった旨を出力する
か、またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス
要求があった旨を示すログを出力することを特徴とす
る。
【0010】本発明の第2のメモリアクセス監視方法
は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置
とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、前記共
有メモリへのアクセス要求を受信し、受信した前記アク
セス要求が特定の領域に対するアクセス要求ではない場
合は、前記共有メモリにアクセスし、特定の領域に対す
るアクセス要求である場合には、スピンロックを取得済
みであるか否かを判断し、スピンロックを取得済みであ
るときは、前記共有メモリにアクセスし、スピンロック
を取得済みでないときには、割り込みを発生させ、スピ
ンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨
を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行われ
たアクセス要求があった旨を示すログを出力することを
特徴とする。
【0011】本発明の第3のメモリアクセス監視方法
は、共有メモリと、複数のCPUと、複数の入出力装置
とを有するマルチプロセッサシステムにおいて、スピン
ロックを取得するための要求を受信し、スピンロックを
取得するとともに、ロック変数に書込んだ値をスピンロ
ックデータレジスタに格納し、前記共有メモリへのアク
セス要求を受信し、受信した前記アクセス要求が特定の
領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記共有メ
モリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求で
ある場合には、前記スピンロックデータレジスタを参照
してスピンロックを取得済みであるか否かを判断し、ス
ピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリに
アクセスし、スピンロックを取得済みでないときには、
割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行われ
たアクセス要求があった旨を出力するか、またはスピン
ロックを取得せずに行われたアクセス要求があった旨を
示すログを出力することを特徴とする。
【0012】本発明の第1の記録媒体は、共有メモリ
と、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマル
チプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのア
クセス要求を前記複数のCPUまたは前記複数の入出力
装置から受信し、受信した前記アクセス要求がスピンロ
ックを取得せずに行われたアクセス要求である場合に
は、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行
われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはス
ピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった
旨を示すログを出力する処理をコンピュータに実行させ
るプログラムを記録したことを特徴とする。
【0013】本発明の第2の記録媒体は、共有メモリ
と、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマル
チプロセッサシステムにおいて、前記共有メモリへのア
クセス要求を受信し、受信した前記アクセス要求が特定
の領域に対するアクセス要求ではない場合は、前記共有
メモリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求
である場合には、スピンロックを取得済みであるか否か
を判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記
共有メモリにアクセスし、スピンロックを取得済みでな
いときには、割り込みを発生させ、スピンロックを取得
せずに行われたアクセス要求があった旨を出力するか、
またはスピンロックを取得せずに行われたアクセス要求
があった旨を示すログを出力する処理をコンピュータに
実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
【0014】本発明の第3の記録媒体は、共有メモリ
と、複数のCPUと、複数の入出力装置とを有するマル
チプロセッサシステムにおいて、スピンロックを取得す
るための要求を受信し、スピンロックを取得するととも
に、ロック変数に書込んだ値をスピンロックデータレジ
スタに格納し、前記共有メモリへのアクセス要求を受信
し、受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するア
クセス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセス
し、特定の領域に対するアクセス要求である場合には、
前記スピンロックデータレジスタを参照してスピンロッ
クを取得済みであるか否かを判断し、スピンロックを取
得済みであるときは、前記共有メモリにアクセスし、ス
ピンロックを取得済みでないときには、割り込みを発生
させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求
があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せ
ずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力
する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録
したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0016】まず、本発明の第1の実施の形態について
詳細に説明する。
【0017】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態は、共有メモリ200と、共有メモリ200に接続
されたメモリアクセス監視装置100と、複数のCPU
300と、複数の入出力装置400と、これらを相互に
接続するバス500とから構成されている。
【0018】また、図2を参照すると、メモリアクセス
監視装置200は、監視制御手段110と、受信手段1
11と、スピンロック手段112と、メモリアクセス手
段113と、アドレス比較手段114と、割り込み手段
115と、ログ出力手段116と、バッファ120と、
監視フラグレジスタ130と、スピンロックアドレスレ
ジスタ140と、スピンロックデータレジスタ150
と、監視領域開始アドレスレジスタ160と、監視領域
終了アドレスレジスタ170と、ログ領域180とから
構成されており、監視フラグレジスタ130は、スピン
ロックフラグ131と、ライトフラグ132と、割り込
みフラグ133とを含み、またメモリアクセス監視装置
200は、プログラム制御により動作する。
【0019】バッファ120には、CPU300または
入出力装置400からのメモリアクセス要求またはスピ
ンロック要求が格納される。
【0020】スピンロックフラグ131は、スピンロッ
クを取得せずに行うメモリアクセス要求を監視したい場
合に、当該フラグをONにする。デバッガによりユーザ
が指定する。
【0021】ライトフラグ132は、メモリアクセス要
求の内、ライト要求のみを監視したい場合に、当該フラ
グをONにする。デバッガによりユーザが指定する。
【0022】割り込みフラグ133は、割り込みを発生
させる場合に、当該フラグをONにする。デバッガによ
りユーザが指定する。
【0023】スピンロックアドレスレジスタ140に
は、スピンロックを取得するために必要なロック変数の
メモリアドレスが格納される。デバッガによりユーザが
指定する。
【0024】スピンロックデータレジスタ150には、
スピンロックを取得していない場合は、ゼロが格納さ
れ、スピンロックを取得している場合には、ゼロでない
値が格納されている。
【0025】監視領域開始アドレスレジスタ160に
は、共有メモリ200の特定領域について監視したい場
合の当該特定領域のメモリアドレスの開始位置が格納さ
れる。デバッガによりユーザが指定する。
【0026】監視領域終了アドレスレジスタ170に
は、共有メモリ200の特定領域について監視したい場
合の当該特定領域のメモリアドレスの終了位置が格納さ
れる。デバッガによりユーザが指定する。
【0027】ログ領域180は、ログの格納場所とな
る。
【0028】監視制御手段110は、受信手段111
と、スピンロック手段112と、メモリアクセス手段1
13と、アドレス比較手段114と、割り込み手段11
5、ログ出力手段116とを制御する。
【0029】受信手段111は、CPU300または入
出力装置400からの共有メモリ200へのメモリアク
セス要求を受信し、バッファ120に格納する。
【0030】スピンロック手段112は、スピンロック
(ロック変数の値をリードし、ロック変数の値がゼロで
あるならば、ゼロ以外の値をライトし、ゼロでなけれ
ば、ゼロになるまでリードを繰り返す)するとともに、
ロック変数にライトした値をスピンロックデータレジス
タ150に格納する。
【0031】メモリアクセス手段113は、メモリアク
セス要求に含まれるメモリアドレスで共有メモリ200
をアクセスする。
【0032】アドレス比較手段114は、バッファ12
0に格納されているメモリアクセス要求に含まれるメモ
リアドレスと、スピンロックアドレスレジスタ140、
監視領域開始アドレスレジスタ160、監視領域終了ア
ドレスレジスタ170に格納されているメモリアドレス
とを比較する。
【0033】割り込み手段115は、スピンロックを取
得せずに行われたアクセス要求があったことを通知する
ために割り込みを発生させる。
【0034】ログ出力手段116は、ログ領域180に
スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があっ
たことを示すログを出力する。
【0035】次に、図1〜図3を参照して本実施の形態
の全体の動作について詳細に説明する。
【0036】まず、ユーザはデバッガによりスピンロッ
クフラグ131、ライトフラグ132、割り込みフラグ
133、スピンロックアドレスレジスタ140、スピン
ロックデータレジスタ150、監視領域開始アドレスレ
ジスタ160、監視領域終了アドレスレジスタ170に
値を設定する。
【0037】具体的には、スピンロックフラグ131に
は、スピンロックを取得せずに行うメモリアクセス要求
のみを監視する場合は、ONを設定し、スピンロックの
取得にかかわらず全てのメモリアクセス要求を監視する
場合には、OFFを設定する。
【0038】ライトフラグ132は、メモリアクセス要
求の内、ライト要求のみを監視する場合は、ONを設定
し、全てのメモリアクセス要求を監視する場合は、OF
Fを設定する。
【0039】割り込みフラグ133には、割り込みを発
生させる場合は、ONを設定し、割り込みを発生させな
い場合は、OFFを設定する。
【0040】スピンロックアドレスレジスタ140に
は、スピンロックを取得するために必要なロック変数の
メモリアドレスを設定する。
【0041】監視領域開始アドレスレジスタ160に
は、共有メモリ200の内、監視したい特定領域のメモ
リアドレスの開始位置を設定し、監視領域終了アドレス
レジスタ170には、終了位置を設定する。
【0042】また、ユーザによりプログラムのデバッグ
が実行されると、メモリアクセス監視装置100の監視
制御手段110は、CPU300または入出力装置40
0からのメモリアクセス要求を受信手段111により受
信し、バッファ120に格納する(ステップS1)。
【0043】次に、監視制御手段110は、アドレス比
較手段114によりメモリアクセス要求に含まれるメモ
リアドレスとスピンロックアドレスレジスタ140に記
憶されているアドレスとを比較する(ステップS2)。
【0044】比較した結果、一致する場合、即ちロック
変数のメモリアドレスと等しい場合は、スピンロックし
てロック変数にライトした値をスピンロックデータレジ
スタ150に格納し(ステップS12、ステップS1
3)、一致しない場合には、監視制御手段110は、ア
ドレス比較手段114によりメモリアクセス要求に含ま
れるメモリアドレスと監視領域開始アドレスレジスタ1
60および監視領域終了アドレスレジスタ170に記憶
されているアドレスとを比較する(ステップS3)。
【0045】比較した結果、メモリアクセス要求に含ま
れるメモリアドレスが監視領域の範囲内である場合は、
共有メモリ200中の監視領域内のアクセスを監視する
必要があると判断し、下記に示す処理(ステップS4〜
ステップS10)を実行後、メモリアクセス手段113
により当該メモリアドレスで共有メモリ200をアクセ
スし(ステップS11)、監視領域の範囲外である場合
には、共有メモリ200中の監視領域内のアクセスを監
視する必要がないと判断し、下記に示す処理(ステップ
S4〜ステップS10)を実行せずにメモリアクセス手
段113により当該メモリアドレスで共有メモリ200
をアクセスする(ステップS11)。
【0046】次に、監視制御手段110は、ステップS
3のチェックで監視対象と判断されたものについては、
スピンロックフラグ131を参照し(ステップS4)、
スピンロックフラグ131がONの場合は、スピンロッ
クを取得していない共有メモリ200へのアクセスが監
視対象となるため、スピンロックデータレジスタ150
を参照し(ステップS8)、その内容がゼロのときは、
スピンロックを取得していないにもかかわらず、共有メ
モリ200へのアクセスを実行しようとしている状態で
あるから、監視対象となり、ゼロでないときには、スピ
ンロックを取得している状態であるから、監視対象では
ないため、通常にメモリアクセス手段113により共有
メモリ200をアクセスする(ステップS11)。一
方、スピンロックフラグ131がOFFの場合には、ス
ピンロックを取得しているか否かにかかわらず、共有メ
モリ200へのアクセスが監視対象となる。
【0047】また、監視制御手段110は、ステップS
4およびステップS8のチェックで監視対象と判断され
たものについては、ライトフラグ132を参照し(ステ
ップS5)、ライトフラグ132がONの場合は、共有
メモリ200へのアクセス内、ライト要求のみが監視対
象となるため、バッファ120に記憶されているメモリ
アクセス要求を参照してライト要求であるか否かを調べ
(ステップS9)、ライト要求であるときは、監視対象
となり、ライトでないときには、監視対象ではないた
め、通常にメモリアクセス手段113により共有メモリ
200をアクセスする(ステップS11)。一方、ライ
トフラグ132がOFFの場合には、共有メモリ200
へのアクセス要求がライト要求であるか否かにかかわら
ず、監視対象となる。
【0048】さらに、監視制御手段110は、ステップ
S5およびステップS9のチェックで監視対象と判断さ
れたものについては、割り込みフラグ133を参照し
(ステップS6)、割り込みフラグ133がONの場合
は、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行
われたアクセス要求があったことを出力し、割り込みフ
ラグ133ががOFFの場合には、スピンロックを取得
せずに行われたアクセス要求があったことを示すログを
ログ領域180に出力(ステップS10)し、メモリア
クセス手段113により共有メモリ200へアクセスす
る(ステップS11)。
【0049】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0050】図4を参照すると、本発明の第2の実施の
形態は、メモリアクセス監視用プログラムを記録した記
録媒体600を備える。この記録媒体600はフロッピ
ー(登録商標)ディスク、磁気ディスク、半導体メモリ
その他の記録媒体であってよい。メモリアクセス監視用
プログラムは、記録媒体600から読み込まれ、メモリ
アクセス監視装置100の動作を制御する。メモリアク
セス監視装置100はメモリアクセス監視用プログラム
の制御により上述の処理、すなわち第1の実施の形態に
おける処理と同一の処理を実行する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメモリア
クセス監視装置によれば、スピンロックせずにメモリア
クセスをする時点、即ちメモリの内容が破壊される可能
性がある時点において割り込みを発生させることができ
るので、原因分析を容易に行うことができるという第1
の効果がある。
【0052】また、ログを集約することなく調査するこ
とができるので、原因分析を容易に行うことができると
いう第2の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の構成を示す示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作を示す流れ図
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の構成を示す示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
100 メモリアクセス監視装置 110 監視制御手段 111 受信手段 112 スピンロック手段 113 メモリアクセス手段 114 アドレス比較手段 115 割り込み手段 116 ログ出力手段 120 バッファ 130 監視フラグレジスタ 131 スピンロックフラグ 132 ライトフラグ 133 割り込みフラグ 140 スピンロックアドレスレジスタ 150 スピンロックデータレジスタ 160 監視領域開始アドレスレジスタ 170 監視領域終了レジスタ 180 ログ領域 200 共有メモリ 300 CPU 400 入出力装置 500 バス 600 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B018 GA07 HA22 KA02 MA04 QA01 5B042 GA11 GA23 GA33 GC08 HH30 JJ46 KK07 KK13 LA20 MA08 MC15 5B045 EE03 EE25 FF01 JJ02 JJ08 JJ48 5B060 CD17 KA03 KA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の
    入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおい
    て、 前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUま
    たは前記複数の入出力装置から受信する手段と、 前記アクセス要求がスピンロックを取得せずに行われた
    アクセス要求である場合には、割り込みを発生させ、ス
    ピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった
    旨を出力するか、またはスピンロックを取得せずに行わ
    れたアクセス要求があった旨を示すログを出力する手段
    とを備えたことを特徴とするメモリアクセス監視装置。
  2. 【請求項2】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の
    入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおい
    て、 前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUま
    たは前記複数の入出力装置から受信する受信手段と、 前記アクセス要求が前記共有メモリ内の特定の領域に対
    するアクセス要求であるか否かを判断するアドレス比較
    手段と、 前記共有メモリにアクセスするメモリアクセス手段と、 割り込みを発生させる割り込み手段と、 ログを出力するログ出力手段と、 前記受信手段を実行して前記共有メモリへのアクセス要
    求を受信し、前記アドレス比較手段を実行して前記アク
    セス要求が特定の領域に対するアクセス要求であるか否
    かを判断し、特定の領域に対するアクセス要求ではない
    場合は、前記メモリアクセス手段を実行して前記共有メ
    モリにアクセスし、特定の領域に対するアクセス要求で
    ある場合には、スピンロックを取得済みであるか否かを
    判断し、スピンロックを取得済みであるときは、前記メ
    モリアクセス手段を実行して前記共有メモリにアクセス
    し、スピンロックを取得済みでないときには、前記割り
    込み手段または前記ログ出力手段を実行して割り込みを
    発生させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス
    要求があった旨を出力するか、またはスピンロックを取
    得せずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを
    出力する監視制御手段とを備えたことを特徴とするメモ
    リアクセス監視装置。
  3. 【請求項3】 スピンロックを取得するための要求を受
    信する受信手段と、 スピンロックを取得するとともに、ロック変数に書込ん
    だ値をスピンロックデータレジスタに格納するスピンロ
    ック手段と、 前記監視制御手段は、前記受信手段を実行してスピンロ
    ックを取得するための要求を受信した場合は、前記スピ
    ンロック手段を実行してスピンロックし、前記ロック変
    数に書込んだ値を前記スピンロックデータレジスタに格
    納するとともに、前記受信手段を実行して前記共有メモ
    リへのアクセス要求を受信した場合には、前記スピンロ
    ックデータレジスタを参照し、スピンロックを取得済み
    であるか否かを判断することを特徴とする請求項2記載
    のメモリアクセス監視装置。
  4. 【請求項4】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の
    入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおい
    て、 前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUま
    たは前記複数の入出力装置から受信し、 受信した前記アクセス要求がスピンロックを取得せずに
    行われたアクセス要求である場合には、割り込みを発生
    させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求
    があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せ
    ずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力
    することを特徴とするメモリアクセス監視方法。
  5. 【請求項5】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の
    入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおい
    て、 前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、 受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセ
    ス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、
    特定の領域に対するアクセス要求である場合には、スピ
    ンロックを取得済みであるか否かを判断し、 スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリ
    にアクセスし、スピンロックを取得済みでないときに
    は、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行
    われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはス
    ピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった
    旨を示すログを出力することを特徴とするメモリアクセ
    ス監視方法。
  6. 【請求項6】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の
    入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおい
    て、 スピンロックを取得するための要求を受信し、 スピンロックを取得するとともに、ロック変数に書込ん
    だ値をスピンロックデータレジスタに格納し、 前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、 受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセ
    ス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、
    特定の領域に対するアクセス要求である場合には、前記
    スピンロックデータレジスタを参照してスピンロックを
    取得済みであるか否かを判断し、 スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリ
    にアクセスし、スピンロックを取得済みでないときに
    は、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行
    われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはス
    ピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった
    旨を示すログを出力することを特徴とするメモリアクセ
    ス監視方法。
  7. 【請求項7】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の
    入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおい
    て、 前記共有メモリへのアクセス要求を前記複数のCPUま
    たは前記複数の入出力装置から受信し、 受信した前記アクセス要求がスピンロックを取得せずに
    行われたアクセス要求である場合には、割り込みを発生
    させ、スピンロックを取得せずに行われたアクセス要求
    があった旨を出力するか、またはスピンロックを取得せ
    ずに行われたアクセス要求があった旨を示すログを出力
    する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録
    したことを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の
    入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおい
    て、 前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、 受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセ
    ス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、
    特定の領域に対するアクセス要求である場合には、スピ
    ンロックを取得済みであるか否かを判断し、 スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリ
    にアクセスし、スピンロックを取得済みでないときに
    は、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行
    われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはス
    ピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった
    旨を示すログを出力する処理をコンピュータに実行させ
    るプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  9. 【請求項9】 共有メモリと、複数のCPUと、複数の
    入出力装置とを有するマルチプロセッサシステムにおい
    て、 スピンロックを取得するための要求を受信し、 スピンロックを取得するとともに、ロック変数に書込ん
    だ値をスピンロックデータレジスタに格納し、 前記共有メモリへのアクセス要求を受信し、 受信した前記アクセス要求が特定の領域に対するアクセ
    ス要求ではない場合は、前記共有メモリにアクセスし、
    特定の領域に対するアクセス要求である場合には、前記
    スピンロックデータレジスタを参照してスピンロックを
    取得済みであるか否かを判断し、 スピンロックを取得済みであるときは、前記共有メモリ
    にアクセスし、スピンロックを取得済みでないときに
    は、割り込みを発生させ、スピンロックを取得せずに行
    われたアクセス要求があった旨を出力するか、またはス
    ピンロックを取得せずに行われたアクセス要求があった
    旨を示すログを出力する処理をコンピュータに実行させ
    るプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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