JP2002131380A - 半導体試験装置、半導体試験システム、及び半導体装置の試験方法 - Google Patents

半導体試験装置、半導体試験システム、及び半導体装置の試験方法

Info

Publication number
JP2002131380A
JP2002131380A JP2000319171A JP2000319171A JP2002131380A JP 2002131380 A JP2002131380 A JP 2002131380A JP 2000319171 A JP2000319171 A JP 2000319171A JP 2000319171 A JP2000319171 A JP 2000319171A JP 2002131380 A JP2002131380 A JP 2002131380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
circuit block
supply
power supply
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000319171A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisaku Yamashita
栄作 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000319171A priority Critical patent/JP2002131380A/ja
Publication of JP2002131380A publication Critical patent/JP2002131380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の回路ブロックを有するICのテスト方
法において、自己診断回路を有する所定の回路ブロック
と、その他の回路ブロックとの時間的な並列テストを実
現する。 【解決手段】 メモリ回路ブロック28と自己診断回路
34、及びその他の回路ブロック(ロジック回路ブロッ
ク20、アナログ回路ブロック24等)を備えた半導体
装置1をテストする手法において、各回路ブロックへの
電源電圧及び電気信号の供給に関し、少なくともメモリ
回路ブロック28と自己診断回路34に対する供給と、
その他の回路ブロックに対する供給とを個別に制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置(以
降、ICと称する)の電気的特性をテストする半導体試
験装置(以降、ICテスタと称する)に関し、ICに内
蔵される若しくはテストボード上に装着される自己診断
回路によるテストと、ICテスタによるテストとを時間
的に並行に実施するテスト手法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICの微細化・高集積化に伴い、
ICの多機能化、すなわち1つのICの中に複数の機能
を盛り込むことが行われている。そして、多機能なIC
を設計するために、機能毎に分割したブロック設計が実
施されるようになってきている。
【0003】この様に多機能化したICをテストする場
合は、機能ブロック毎に順次テストするのが一般的であ
る。また、多機能なICにおいて、機能毎の用途に対応
した条件(動作電圧やタイミング条件)に適合した設計
が行なわれており、機能ブロック単位にテスト規格が決
められる。そして、機能ブロック毎にテストを進めるた
めには、その都度テスト条件を順次変更しなければなら
ない。そのため、従来のICテスタは、多機能なICの
電源や信号端子へ任意のテスト条件を提供できるように
電源電圧や電気信号を供給できるユニットを複数装備し
ている。
【0004】図4は複数の回路ブロックからなるICと
そのICをテストするICテスタを示す概略構成図、図
5はテストフローを示すフローチャート図、図6は電源
電圧供給の時間的変化を示す図である。
【0005】図4において、被試験デバイス(DUT)
であるIC100は、複数の回路ブロックに分割されて
いる多機能ICである。ここでは例として、IC100
は、回路ブロックA、回路ブロックB、回路ブロックC
の各機能ブロックを備えている。各回路ブロックA,
B,Cには、電源線(回路ブロックA用電源線101、
回路ブロックB用電源線105、回路ブロックC用電源
線109)、入出力信号線(回路ブロックA用信号線1
03、回路ブロックB用信号線107、回路ブロックC
用信号線111)、及び接地線(回路ブロックA用GN
D線102、回路ブロックB用GND線106、回路ブ
ロックC用GND線110)を有し、それぞれ独立した
端子を備えている。なお、端子3はIC100の各外部
入出力端子を示す。
【0006】パフォーマンスボード200はICテスタ
と被試験IC100を電気的に接続するソケット等を装
備するテスト用治具であり、ICの種類毎に異なるイン
ターフェース仕様に対応するための配線が施される。接
触子4はICテスタとパフォーマンスボード200を電
気的に接続するためのものである。
【0007】被試験IC100への電源電圧供給回路P
Sは、それぞれ、出力OFF機能を有する電圧増幅回路
5及びD/Aコンバータ6を備えている。被試験IC1
00への電気信号供給回路TSは、それぞれ、高電圧と
低電圧の2条件を設定できる電圧増幅回路9、高電圧を
規定するD/Aコンバータ10、低電圧を設定するD/
Aコンバータ11、及び出力バッファ12を備えてい
る。
【0008】電圧出力制御回路13は、電源電圧供給回
路PSの電圧出力を一括してON/OFF制御する機能
を有し、信号出力制御回路14は、電気信号供給回路T
Sの電気信号出力を一括してON/OFF制御する機能
を有する回路である。そして、ICテスタの動作はCP
U等から構成される制御部15により統括制御される。
なお、ICテスタのその他の機能及び回路については、
ここでは省略する。
【0009】次に、図4から図6に基づいてICテスト
の概要を説明する。
【0010】まず、図4に示すIC及びICテスタの概
略ブロック図において、一般的にICテスタによる被試
験IC100の電気的特性テストは、電源電圧供給回路
PS(電圧増幅回路5)によりIC100の電源電圧が
生成され、接触子4及びパフォーマンスボード200を
経由してIC100の外部入出力端子3に供給される。
また、電気信号供給回路TS(電圧増幅回路9)により
IC100の機能テストを実施する電気信号、詳しくは
図示しないテスト波形形成回路により予め規定した時間
に高電圧と低電圧が切り替わる電気信号が生成され、接
触子4及びパフォーマンスボード200を経由してIC
100の外部入出力端子3に供給される。
【0011】そして、IC100は、所定の電源電圧の
基で、テスト条件に従った電気信号により所定の動作を
行ない、テスト条件により予想される動作結果を電気信
号として各回路ブロックの外部入出力端子3から出力す
る。そして、ICテスタの電気信号判定回路(図示せ
ず)に取り込んで、任意の時間及び任意の電圧レベルに
て、電気信号の良/不良を判断している。
【0012】ここで、複数の回路ブロックを有するIC
100をテストする場合、回路ブロック毎に任意のテス
ト条件を設定して、順次テストを実行する。図5には、
3種類の回路ブロックをテスト場合のテストフローを記
載しており、図6には、図5のテストフローに記載して
いるイベント毎に電源電圧供給回路が出力する電圧レベ
ルの時間的変化を記載している。回路ブロックAをテス
トする場合は、ICテスタは制御部15から回路ブロッ
クAのテスト条件を各回路に設定し、次に、図4の電圧
出力制御回路13によるパワー制御にて電圧出力をON
状態に設定し、回路ブロックAのテストを実施する。回
路ブロックAのテストが完了した後は、図4の電圧出力
制御回路13によるパワー制御にて電圧出力をOFF状
態に設定し、回路ブロックBのテスト条件を設定する。
これらの動作を回路ブロック分、繰り返すことで全ての
回路ブロックのテストを行ない、IC100のテストを
完了するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、複数の
回路ブロックを有するIC100のテスト手法は、回路
ブロック毎にテストを順次実施することを念頭に設計さ
れているため、テスト条件を切り替える際、全ての電源
電圧供給回路PS及び電気信号供給回路TSの電圧出力
を一括してON/OFF制御できるようになっている。
これは、テスト条件を素早く切り替えるために必要な回
路であり、全ての条件を変更する場合には大変有効な回
路構成である。しかしながら、特定の回路ブロックの電
源電圧や電気信号を供給しつつ、その他の回路ブロック
のテスト条件を変更することは大変困難な回路構成にな
る。
【0014】更に、ICの内部やパフォーマンスボード
上に特定の回路ブロックの自己診断回路を装備すること
で、自己診断回路による特定の回路ブロックと、ICテ
スタによるその他の回路ブロックとのテストを時間的に
非同期で、かつ各回路ブロック毎に時間の異なるテスト
を時間的に並列に実施することは、テスト条件を変更す
る際に電圧出力を一括でOFFしてしまうことから大変
困難になってくる。従って、図5に示すように、各回路
ブロックのテストは、時間的にタンデムに実施すること
になり、テスト時間短縮の一手段である並列テストを実
施できないという問題が発生する。
【0015】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、複数の回路ブロックを有
するICのテスト方法において、自己診断回路を有する
所定の回路ブロックと、その他の回路ブロックとの時間
的な並列テストを実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の回路ブロックを備えた半導体装置をテストする半導体
試験装置において、各回路ブロックへの電源電圧及び電
気信号の供給に関し、各回路ブロックへの電源電圧及び
電気信号の供給のON/OFF制御を一括で行なう供給
制御手段と、この供給制御手段による一括ON/OFF
制御を無効にして各回路ブロック毎への電源電圧及び電
気信号の供給のON/OFF制御を個別で行なう個別供
給制御手段を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、複数の回路ブロックの中に、所定回路ブロックとこ
の所定回路ブロックに対する自己診断回路とを備えた半
導体装置をテストする半導体試験装置において、各回路
ブロックへの電源電圧及び電気信号の供給に関し、少な
くとも自己診断回路及びこの自己診断回路がテストする
所定回路ブロックに対する供給と、その他の回路ブロッ
クに対する供給とを個別に制御することを特徴とする。
【0018】請求項3の発明は、複数の回路ブロックを
備える半導体装置と、複数の回路ブロックの中の所定回
路ブロックに対する自己診断回路を実装しているテスト
ボードを備えた半導体試験システムにおいて、各回路ブ
ロックへの電源電圧及び電気信号の供給に関し、各回路
ブロックへの電源電圧及び電気信号の供給のON/OF
F制御を一括で行なう供給制御手段と、この供給制御手
段による一括ON/OFF制御を無効にして各回路ブロ
ック毎への電源電圧及び電気信号の供給のON/OFF
制御を個別で行なう個別供給制御手段を備え、少なくと
も自己診断回路及びこの自己診断回路がテストする所定
回路ブロックに対する供給と、その他の回路ブロックに
対する供給とを個別に制御することを特徴とする。
【0019】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
の発明において、所定回路ブロックがメモリ回路ブロッ
クであることを特徴とする。
【0020】請求項5の発明は、複数の回路ブロックを
備えると共に、複数の回路ブロックの中の所定回路ブロ
ックに対して自己診断を行なう手段を備えた半導体装置
を試験する方法において、少なくとも自己診断手段及び
この自己診断手段がテストする所定回路ブロックに対す
る電源電圧及び電気信号の供給と、その他の回路ブロッ
クに対する電源電圧及び電気信号の供給とを、個別に制
御することを特徴とする。
【0021】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、各回路ブロックへの電源電圧及び電気信号の供給の
ON/OFF制御を一括で行なうとともに、当該一括O
N/OFF制御を無効にして、各回路ブロック毎への電
源電圧及び電気信号の供給のON/OFF制御を個別で
行なうことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1は、複数の回路ブロックを有するICの電気的特
性をテストするに当り、テスト時間の異なる回路ブロッ
クを時間的に並列にテストするICテスタとそのテスト
手法を提供するものである。
【0023】図1は、実施の形態1による電源電圧や電
気信号の供給制御を非同期で行なえるIC及びICテス
タのブロック図を記載している。
【0024】図1において、被試験デバイス(DUT)
であるIC1は、複数の機能別の回路ブロックを備える
多機能ICである。ここでは、具体的な例として、IC
1は、ロジック回路ブロック20、アナログ回路ブロッ
ク24、メモリ回路ブロック28、及びメモリ回路ブロ
ック用の自己診断回路34を備えている。自己診断回路
34は、ICテスタと非同期でメモリ回路ブロック28
をテストするための電気信号を供給することができる。
【0025】IC1は、各回路ブロック毎に、電源線
(ロジック回路ブロック用電源線21、アナログ回路ブ
ロック用電源線25、メモリ回路ブロック用電源線2
9、自己診断回路用電源線35)、電気信号線(ロジッ
ク回路ブロック用信号線23、アナログ回路ブロック用
信号線27、メモリ回路ブロック用信号線31、自己診
断回路用信号線37)、及び接地線(ロジック回路ブロ
ック用GND線22、アナログ回路ブロック用GND線
26、メモリ回路ブロック用GND線30、自己診断回
路用GND線37)を有し、それぞれ独立した端子を備
えている。なお、端子3はIC1の各外部入出力端子を
示す。
【0026】パフォーマンスボード2はICテスタと被
試験IC1を電気的に接続するソケット等を装備するテ
スト用治具であり、ICの種類毎に異なるインターフェ
ース仕様に対応するための配線が施される。接触子4は
ICテスタとパフォーマンスボード2を電気的に接続す
るためのものである。
【0027】ICテスタの電源電圧供給回路PSは、そ
れぞれ、出力OFF機能を有する電圧増幅回路5、D/
Aコンバータ6、個別電圧出力制御回路(ラッチ回路)
7、及びOR回路8を備えている。個別電圧出力制御回
路7の出力信号は、OR回路8の1入力端子に入力さ
れ、OR回路8の出力信号は電圧増幅回路5に入力され
る。
【0028】ICテスタの電気信号供給回路TSは、そ
れぞれ、高電圧と低電圧の2条件を設定できる電圧増幅
回路9、高電圧を規定するD/Aコンバータ10、低電
圧を設定するD/Aコンバータ11、出力バッファ1
2、個別信号出力制御回路(ラッチ回路)70、及びO
R回路80を備えている。個別信号出力制御回路70の
出力信号は、OR回路80の1入力端子に入力され、O
R回路80の出力信号は出力バッファ12に入力され
る。
【0029】電圧出力制御回路(ラッチ回路)13は、
電源電圧供給回路PSの電圧出力を一括してON/OF
F制御する機能を有し、その出力信号は、各電源電圧供
給回路PSのOR回路8に入力される。
【0030】信号出力制御回路(ラッチ回路)14は、
電気信号供給回路TSの電気信号出力を一括してON/
OFF制御する機能を有し、その出力信号は、各電気信
号供給回路TSのOR回路80に入力される。
【0031】そして、ICテスタの動作はCPU等から
構成される制御部15により統括制御される。なお、I
Cテスタのその他の機能及び回路については、ここでは
省略する。
【0032】ここで、実施の形態1(図1)において特
徴的な事項について説明する。ICテスタの電源電圧供
給回路PSの出力制御において、出力ON/OFF制御
情報の生成手段が、従来は電圧出力制御回路(ラッチ回
路)13のみにより、制御部15から設定される制御情
報を保持し、電源電圧供給回路PSに入力して一括ON
/OFF制御を行なっていたのに対して、実施の形態1
では、上記出力ON/OFF制御情報を無効にする情報
(電源電圧供給回路PS毎に設定が可能)を保持する個
別電圧出力制御回路(ラッチ回路)7の出力信号と、上
記電圧出力制御回路13の出力信号とを論理和するOR
回路8とを設けている。
【0033】その結果、従来電源のON/OFFが一括
でしか制御できなかったものが、回路ブロック毎に個別
に制御することが可能となる。また、従来の一括ON/
OFF制御も可能であり、設定によっては、従来のIC
テスタが持つ「電源電圧供給の一括制御によるICテス
タ制御時間の短縮」というメリットも活用することがで
きる。
【0034】次に、図2及び図3に基づいて、実施の形
態1のICのテスト方法の一例について説明する。図2
は実施の形態1のICのテストを示すフローチャートで
あり、図3は実施の形態1のICのテストのタイムチャ
ート図である。
【0035】ここでは、被試験IC1のうちメモリ回路
ブロック28と自己診断回路34に対する電源電圧及び
電気信号の供給を、他の回路ブロックに関する一括ON
/OFF制御とは、独立して行なう場合について説明す
る。
【0036】まず、図2のS10において、パワー一括
制御のOFF機能の設定を行なう。すなわち、制御部1
5は、電圧出力制御回路13及び信号出力制御回路14
に対して、“0(OFF)”なる制御信号を設定する。
また、制御部15は、各電源電圧供給回路PSの個別電
圧出力制御回路7及び個別信号出力制御回路70に対し
て“0(OFF)”なる制御信号を設定する。
【0037】次に、S11において、メモリ回路ブロッ
ク28のテストのためのコンディションの設定を行な
う。すなわち、制御部15は、メモリ回路ブロック28
及び自己診断回路34に対応する電源電圧供給回路PS
に対して、テスト用の所定の電源電圧を設定すると共
に、メモリ回路ブロック28及び自己診断回路34に対
応する電気信号供給回路TSに対して、テスト用の所定
の信号を設定する。
【0038】次に、S12において、ロジック回路ブロ
ック20のテストのためのコンディションの設定を行な
う。すなわち、制御部15は、ロジック回路ブロック2
0に対応する電源電圧供給回路PSに対して、テスト用
の所定の電源電圧を設定すると共に、ロジック回路ブロ
ック20に対応する電気信号供給回路TSに対して、テ
スト用の所定の信号を設定する。
【0039】次に、S13において、パワー一括制御の
ONの設定を行なうと共に、S14において、メモリ回
路ブロック用の個別パワー制御のONの設定を行なう。
すなわち、制御部15は、電圧出力制御回路13及び信
号出力制御回路14に対して、“1(ON)”なる制御
信号を設定すると共に、各電源電圧供給回路PS及び各
電気信号供給回路TSの内、メモリ回路ブロック28及
び自己診断回路34に対応した個別電圧出力制御回路7
及び個別信号出力制御回路70のみ“1(ON)”に設
定する。なお、各電源電圧供給回路PSの他の回路ブロ
ックに対応する個別電圧出力制御回路7及び個別信号出
力制御回路70は“0(OFF)”設定のままである。
【0040】上記S13及びS14のステップ(設定)
により、通常のパワー制御によるロジック回路ブロック
20に対する電源電圧や電気信号の供給がスタートさ
れ、ICテスタを使用するロジック回路ブロック20の
テストが実行される(S16)。また、メモリ回路ブロ
ック28及び自己診断回路34に対して電源電圧及び電
気信号の供給が開始され、メモリ回路ブロック28の自
己診断が可能となり、自己診断回路24によるメモリ回
路ブロック38のテストが実行される(S15)。
【0041】次に、S17において、パワー一括制御の
OFF機能の設定を行なう。すなわち、制御部15は、
電圧出力制御回路13及び信号出力制御回路14に対し
て、“0(OFF)”なる制御信号を設定し、ロジック
回路ブロック20のテストを終了する。
【0042】次に、S18において、アナログ回路ブロ
ック24のテストのためのコンディションの設定を行な
う。すなわち、制御部15は、アナログ回路ブロック2
4に対応する電源電圧供給回路PSに対して、テスト用
の所定の電源電圧を設定すると共に、アナログ回路ブロ
ック24に対応する電気信号供給回路TSに対して、テ
スト用の所定の信号を設定する。
【0043】次に、S19において、電圧出力制御回路
13及び信号出力制御回路14に対して、“1(O
N)”なる制御信号を設定することにより、パワー一括
制御のONを行なう。そして、S20において、通常の
パワー制御によるアナログ回路ブロック24に対する電
源電圧や電気信号の供給がスタートされ、ICテスタを
使用するアナログ回路ブロック24のテストが実行され
る。そして、S21において、電圧出力制御回路13及
び信号出力制御回路14に対して、“0(OFF)”な
る制御信号を設定することにより、パワー一括制御をO
FFし、アナログ回路ブロック24のテストを終了す
る。
【0044】このように、各回路ブロック(ロジック回
路ブロック20、アナログ回路ブロック24等)毎にテ
ストコンディションが異なるため、ロジック回路ブロッ
ク20又はアナログ回路ブロック24に対する電源電圧
や電気信号の供給を一旦OFFして、テスト条件の設定
を変更し、再度、設定をONすることにより、ロジック
回路ブロック20やアナログ回路ブロック24のテスト
を開始する。これらの電源供給や電気信号供給をON/
OFFするに当っては、電圧出力制御回路13及び信号
出力制御回路14の設定を変更することで、一括制御す
ることができる。
【0045】一方、メモリ回路ブロック28の自己診断
回路34のテストにおいては、電源電圧供給回路PS及
び電気信号供給回路TSの内、メモリ回路ブロック28
及び自己診断回路34に対応した個別電圧出力制御回路
7及び個別信号出力制御回路70のみ“1(ON)”に
設定しているので、電圧出力制御回路13及び信号出力
制御回路14によるパワー一括ON/OFF制御にかか
わらず、メモリ回路ブロック28及び自己診断回路34
への電源供給及び電気信号をOFFすることなく、自己
診断テストを実行することができる。
【0046】次に、S22において、制御部15は、メ
モリ回路ブロック28及び自己診断回路34に対応した
個別電圧出力制御回路7及び個別信号出力制御回路70
に対して“0(OFF)”を設定することにより、メモ
リ回路ブロック28及び自己診断回路34への電源供給
及び電気信号をOFFする。
【0047】その後、S23において、メモリ回路ブロ
ック28の自己診断、ロジック回路ブロック20、及び
アナログ回路ブロック24のテスト結果は電気信号とし
て外部入出力端子3から出力し、ICテスタの電気信号
判定回路16に取り込まれ、任意の時間・任意の電圧レ
ベルにて電気信号の良/不良を判断する。
【0048】以上のように実施の形態1によれば、一般
的にテスト時間が長くなる大容量のメモリ回路ブロック
28と、ロジック回路ブロック20やアナログ回路ブロ
ック24等の他の回路ブロックとの時間的な並列テスト
が実現でき、テスト時間の短縮に貢献できる。すなわ
ち、回路ブロック単位で、時間的に並行するICテスト
及びテスト手法を提供できる。
【0049】ここで、メモリ回路ブロック28の自己診
断に関して、若干説明する。自己診断回路34はメモリ
回路ブロック28の良/不良判定に必要な電気信号を生
成するものであり、一般的にICテストとは非同期に
て、IC1の内部のメモリ回路ブロック28をテストす
ることが可能となっている。自己診断回路34はメモリ
回路ブロック28の良/不良判定を行なった上、ICテ
スタに対して、接触子4及びパフォーマスボード2を経
由して、電気信号として判定結果を伝えてくるものであ
る。
【0050】図2に示すように、全てのテストが終了し
た時点(メモリ回路ブロック28のテストも理論的に完
了時間)で、ICテスタはメモリ回路ブロック28の判
定結果を読み出して、テスト結果に反映することにな
る。また、自己診断をしている際は、セレクト回路32
及びセレクト回路33により、メモリ回路ブロック28
のアドレス・データラインは自己診断回路34に接続さ
れるようになり、メモリ回路ブロック28を他の回路ブ
ロックから切り離すことが可能な構成となっている。
【0051】なお、上記実施の形態では、メモリ回路ブ
ロック28をテストする自己診断回路34を被試験デバ
イスであるIC1内に装備したものについて説明した
が、IC1に自己診断回路が内蔵していない場合に、自
己診断回路をパフォーマンスボード(テストボード)上
に実装しているテスト環境においても、上記説明と同様
に適用可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の回路ブロックのうち、自己診断回路を有する、例えば
一般的にテスト時間が長くなる大規模eRAM等の大容
量のメモリ回路ブロックと、その他の回路ブロック、例
えばロジック回路ブロックやアナログ回路ブロックとの
時間的な並列テストを実現することができ、テスト時間
の短縮を図ることができる。すなわち、各回路ブロック
単位で、時間的に並行するICテスト及びテスト手法を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるIC及びIC
テスタを示す回路ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるICのテスト
を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1によるICのテスト
のタイムチャート図である。
【図4】 従来のIC及びICテスタを示す回路ブロッ
ク図である。
【図5】 従来のICのテストを示すフローチャートで
ある。
【図6】 従来のICのテストのタイムチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 IC、2 パフォーマンスボード、3 外部入出力
端子、4 接触子、PS 電源電圧供給回路、5 電圧
増幅回路、6 D/Aコンバータ、7 個別電圧出力制
御回路(ラッチ回路)、8 OR回路、TS 電気信号
供給回路、9電圧増幅回路、10,11 D/Aコンバ
ータ、12 出力バッファ、70 個別信号出力制御回
路(ラッチ回路)、80 OR回路、13 電圧出力制
御回路(ラッチ回路)、14 信号出力制御回路(ラッ
チ回路)、15 制御部、16電気信号判定回路、20
ロジック回路ブロック、24 アナログ回路ブロッ
ク、28 メモリ回路ブロック、34 自己診断回路、
32,33 セレクト回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 29/00 651 H01L 21/66 F 5L106 671 G01R 31/28 U H01L 21/66 B 27/04 G11C 11/34 341D 21/822 H01L 27/04 T Fターム(参考) 2G032 AA07 AB01 AD06 AE08 AE11 AE14 AG01 AH04 AK12 AK19 4M106 AA04 AB07 AC02 AC08 AC09 5B015 HH05 KB74 KB91 MM07 RR03 5B048 AA20 BB00 CC11 DD10 5F038 BE09 CD02 CD16 DF03 DF05 DF11 DT08 DT15 DT18 EZ20 5L106 AA01 DD01 DD24 DD25 GG05 GG07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回路ブロックを備えた半導体装置
    をテストする半導体試験装置において、 各回路ブロックへの電源電圧及び電気信号の供給に関
    し、各回路ブロックへの電源電圧及び電気信号の供給の
    ON/OFF制御を一括で行なう供給制御手段と、この
    供給制御手段による一括ON/OFF制御を無効にして
    各回路ブロック毎への電源電圧及び電気信号の供給のO
    N/OFF制御を個別で行なう個別供給制御手段を備え
    たことを特徴とする半導体試験装置。
  2. 【請求項2】 複数の回路ブロックの中に、所定回路ブ
    ロックとこの所定回路ブロックに対する自己診断回路と
    を備えた半導体装置をテストする半導体試験装置におい
    て、 各回路ブロックへの電源電圧及び電気信号の供給に関
    し、少なくとも自己診断回路及びこの自己診断回路がテ
    ストする所定回路ブロックに対する供給と、その他の回
    路ブロックに対する供給とを個別に制御することを特徴
    とする請求項1に記載の半導体試験装置。
  3. 【請求項3】 複数の回路ブロックを備える半導体装置
    と、複数の回路ブロックの中の所定回路ブロックに対す
    る自己診断回路を実装しているテストボードを備えた半
    導体試験システムにおいて、 各回路ブロックへの電源電圧及び電気信号の供給に関
    し、各回路ブロックへの電源電圧及び電気信号の供給の
    ON/OFF制御を一括で行なう供給制御手段と、この
    供給制御手段による一括ON/OFF制御を無効にして
    各回路ブロック毎への電源電圧及び電気信号の供給のO
    N/OFF制御を個別で行なう個別供給制御手段を備
    え、少なくとも自己診断回路及びこの自己診断回路がテ
    ストする所定回路ブロックに対する供給と、その他の回
    路ブロックに対する供給とを個別に制御することを特徴
    とする半導体試験システム。
  4. 【請求項4】 上記所定回路ブロックはメモリ回路ブロ
    ックであることを特徴とする請求項2に記載の半導体試
    験装置又は請求項3に記載の半導体試験システム。
  5. 【請求項5】 複数の回路ブロックを備えると共に、複
    数の回路ブロックの中の所定回路ブロックに対して自己
    診断を行なう手段を備えた半導体装置を試験する方法に
    おいて、 少なくとも自己診断手段及びこの自己診断手段がテスト
    する所定回路ブロックに対する電源電圧及び電気信号の
    供給と、その他の回路ブロックに対する電源電圧及び電
    気信号の供給とを、個別に制御することを特徴とする半
    導体装置の試験方法。
  6. 【請求項6】 各回路ブロックへの電源電圧及び電気信
    号の供給のON/OFF制御を一括で行なうとともに、
    当該一括ON/OFF制御にかかわらず、各回路ブロッ
    ク毎への電源電圧及び電気信号の供給のON/OFF制
    御を個別で行なうことを特徴とする請求項5に記載の半
    導体装置の試験方法。
JP2000319171A 2000-10-19 2000-10-19 半導体試験装置、半導体試験システム、及び半導体装置の試験方法 Pending JP2002131380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319171A JP2002131380A (ja) 2000-10-19 2000-10-19 半導体試験装置、半導体試験システム、及び半導体装置の試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319171A JP2002131380A (ja) 2000-10-19 2000-10-19 半導体試験装置、半導体試験システム、及び半導体装置の試験方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002131380A true JP2002131380A (ja) 2002-05-09

Family

ID=18797679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000319171A Pending JP2002131380A (ja) 2000-10-19 2000-10-19 半導体試験装置、半導体試験システム、及び半導体装置の試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002131380A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5375946B2 (ja) * 2009-03-04 2013-12-25 日本電気株式会社 電子回路、および試験システム
KR101551201B1 (ko) 2014-02-17 2015-09-09 주식회사 에이디텍 집적회로 장치를 구분하기 위한 스플릿 회로 및 스플릿 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5375946B2 (ja) * 2009-03-04 2013-12-25 日本電気株式会社 電子回路、および試験システム
KR101551201B1 (ko) 2014-02-17 2015-09-09 주식회사 에이디텍 집적회로 장치를 구분하기 위한 스플릿 회로 및 스플릿 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6087843A (en) Integrated circuit tester with test head including regulating capacitor
US6943576B2 (en) Systems for testing a plurality of circuit devices
JP2002131380A (ja) 半導体試験装置、半導体試験システム、及び半導体装置の試験方法
JP3483130B2 (ja) 集積回路の検査方法
JP3239864B2 (ja) 電源/gnd端子導通試験用テストボード
JP3353288B2 (ja) Lsi試験装置
JP2001051023A (ja) エンジン制御装置
JPH0627195A (ja) Lsi試験装置
JP2002005999A (ja) 半導体試験装置
JPS60120269A (ja) 半導体テスト装置
JPH1019984A (ja) 半導体装置の試験方法及び試験装置
JPH10253714A (ja) 電子部品の測定装置及びこの測定装置を用いた電子部品の測定方法
KR20030031789A (ko) 복수의 반도체 집적 회로들을 병렬로 테스트하기 위한테스트 장치
JP2002277517A (ja) 電源ノイズ耐性評価方法およびそれに用いるプローブ並びに半導体素子
KR100505613B1 (ko) 반도체 메모리 장치의 번인 테스트용 인쇄회로기판
JPH04128666A (ja) 半導体集積回路
JP2003035750A (ja) 半導体集積回路試験装置及び試験用ボード並びに半導体集積回路試験方法
JPH0637350Y2 (ja) デイジタル回路試験装置
JP4947689B2 (ja) 半導体集積回路及びそのテスト方法
JPH05264647A (ja) 半導体装置のテスト回路
JPH1183922A (ja) 減衰器テスト回路および減衰器テスト方法
JPH10227839A (ja) 集積回路試験装置及び方法
JPH0613441A (ja) 半導体集積回路装置の検査測定方法
JPH02290573A (ja) 半導体集積回路
JPH112660A (ja) 半導体集積回路装置及びそのテスト方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060123