JP2002131189A - 車両拘束装置 - Google Patents

車両拘束装置

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JP2002131189A
JP2002131189A JP2000322108A JP2000322108A JP2002131189A JP 2002131189 A JP2002131189 A JP 2002131189A JP 2000322108 A JP2000322108 A JP 2000322108A JP 2000322108 A JP2000322108 A JP 2000322108A JP 2002131189 A JP2002131189 A JP 2002131189A
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vehicle
lever
slide device
support frame
controlled
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JP2000322108A
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Inventor
Mitsuo Ueda
光郎 上田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い試験室とコンピュータ制御の必要をなく
す。 【解決手段】 車両Wの下部に車両を横切るビーム1を
設け、ビーム1の前後方向、高さ方向に関して車両重心
Gと同じ位置の両端を車両後方のレバー5の両端とロッ
ド3a,3bで連接する。レバー5の後方左右方向に移
動可能なスライド装置14を設ける。スライド装置14
に移動枠15を取り付け、その中に軸方向に回転可能に
支持枠16を設け、レバー5の軸を支持する。角度検出
器S1a,S1bの信号の和が180°となるようにス
ライド装置制御用モータM1を制御し車両Wの左右方向
の移動にスライド装置を追従させ、また傾斜センサS2
の信号によりモータM2を制御してビーム1の傾斜にレ
バー5の傾斜を追従させる。車両がヨー方向に回動する
とビーム1、レバー5、ガイド3a,3bは平行四辺形
となる。車両は前後方向に拘束され、制御の必要がな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の操縦安
定性を評価する試験装置の被試験車両を拘束する車両拘
束装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両試験装置は図4に示すように被試験
車両Wのタイヤが乗るローラRと駆動輪側のローラに連
結された動力計DY、フライホィールFH等で構成され
ている。
【0003】自動車の操縦安定性を評価する試験装置と
して有名なオデイエ式車両拘束装置がある。この車両拘
束装置は、ブレーキ又は急発進時の自動車の路上走行と
等価な挙動を試験装置上でシミュレートするものであ
る。そのため、車両の前後方向のみ拘束し、その他の動
きを無拘束状態にして路上走行と等価な力学系を作り加
速、減速及び旋回時の輪重変化を実際の走行状態と等価
に再現するものである。
【0004】この機能を可能にするには車両の重心点G
を球面ジョイントで支持して前後方向のみを拘束すれば
よい。しかし重心点Gは車両内部にあり、これを支持す
るのは困難である。
【0005】このため図5に示すように、車両Wの下部
に車両を横切るビーム101を設けてこれを固定し、ビ
ーム101の両端が前後方向、高さ方向に関して車両の
重心Gと同じ位置に球面ジョイント103,104を設
け、ジョイント103,104を垂直に立った支持棒1
05,106に滑り嵌め合いにて挿入し、支持棒10
5,106をトラスト構造をなし横方向に移動可能なス
ライド部107,108により支持している。
【0006】また、車両Wのヨー方向(上からみて回転
方向)を拘束させないため、左右に設けた支持棒10
5,106が円弧状に連動して自由に動くように油圧制
御可能な支持装置111,112で支持されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両拘束装
置は、非常に動きが複雑で左右のトラスト構造の支持棒
105,106がコンピュータ制御にて車両と連動して
動く必要があり、高価なものとなる。また、連動して動
かす動きが車両Wの動きに直接影響し、試験結果に大き
く影響するが、動きが正常かどうかのチェックが難し
い。また、スライド部や油圧制御可能な支持装置が車両
の両側に設けられているので、大きな試験室を必要とし
設備コスト高となる。
【0008】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、コンピュータ制御
の必要がなくまた車両の側方への出張りが少ない車両拘
束装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の車両拘束装置
は、車両の下部に車両を支持するビームを設け、ビーム
の両端に球面ジョイントを設けてそれぞれ連接ロッドを
連結し、各連接ロッドの他端を車両後方に設けたレバー
両端にそれぞれ連結し、レバー中央部に軸受けを設けレ
バーの外側に設けた支持枠に上から見て回転自在に支持
し、支持枠の前後を支持枠の外側に設けた移動枠に前後
方向から見て回転方向に支持し、移動枠を左右方向に設
けられたビームレールに設けられたスライド装置に取り
付け、ビーム、左右連接ロッド及びレバーからなる4辺
が平行四辺形となるように制御するものである。
【0010】この制御は各連接ロッドとレバーとの相対
角度を検出し角度の和が180°となるように移動枠の
位置を制御するのがよい。
【0011】また、ビームの傾斜を検出し支持枠の傾斜
を追従制御するとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について図
面を用いて説明する。図1、図2について、Wは車両試
験装置(シャシーダイナモメータ)上で運転する被試験
車両、1は車両Wの下部を横切り車両を固定するビーム
で、両端に球面ジョイント2a,2bを有し、ビーム1
の両端が車両の前後方向、高さ方向に関して車両重心G
と同じ位置となるように従来ビームと同様に作られてい
る。
【0013】3a,3bはビーム1の両端に球面ジョイ
ント2a,2bを介して連結された連接ロッド、5は車
両Wの後方に設けられたレバーで両端に球面ジョイント
4a,4bを有し、ビーム1と平行でかつ連接ロッド3
a,3bが平行となるように設けられている。6a,6
bは連接ロッド3a,3bが挿通するガイドで、穴の大
きさは連接ロッドの左右、上下方向の動きを許容しうる
大きさとなっている。
【0014】11はレバー5の後方に設けられた横方向
のビームレールで、高さ調整可能なスタンド13により
車両重心Gの高さと同じく設置されている。12はビー
ムレール11の後側に平行に設けられた横追従用送りね
じ軸で、両端がスタンド13により回転自在に支持さ
れ、一方のスタンド13に送りねじ軸12を回転させる
横追従用駆動モータM1とギアG1が設けられている。
【0015】14はビームレールに移動可能に設けられ
たスライド装置で、ビームレール11が挿通する穴と送
りねじ軸12と螺合するねじブッシュ(めねじ)を有す
る。
【0016】15はスライド装置14の前側に一体に取
り付けられた移動枠、16は移動枠15の内部に設けら
れたレバー5を支持する支持枠で、支持枠16は軸受を
介して移動枠15の前後方向からみて回転可能に設けら
れ、レバー5は軸受を介して支持枠16の上下方向から
みて回転可能に設けられている。
【0017】また、移動枠15には支持枠16を回動さ
せるロール追従用駆動モータM2が設けられている。ま
た、レバー5と連接ロッド3a,3bとの間にはモータ
M1を制御するための角度検出器S1a,S1bが、ビ
ーム1にはモータM2を制御するための傾斜センサS2
が設けられている。
【0018】次に上記車両拘束装置の動作について説明
する。横追従用駆動モータM1の制御回路(図示省略)
が角度検出器S1a,S1bの角度信号を受けて、この
角度信号の和が180°、即ち、ビーム1、アーム5、
連接ロッド3a,3bの平行四辺形が矩形となるように
モータM1を制御しギアG1、送りねじ軸12を介して
スライド装置14の位置を車両Wの横位置に追従させ
る。
【0019】車両Wが左右方向に傾斜するとモータM2
の制御回路(図示省略)が傾斜センサS2の信号を受け
てアーム5の傾斜が車両の傾斜と一致するようにモータ
M2を制御する。
【0020】車両Wがヨー方向に回動するとビーム1も
共に回動する。これにより図3に示すようにビーム1、
レバー5、連接アーム3a,3bからなる実線の矩形は
2点鎖線のように並行四辺形となるが、レバー5の中心
位置はスライド装置14と一体の移動枠15、支持枠1
6により拘束されているので、車両Wの重心位置Gの前
後方向の動きは拘束される。
【0021】以上のように、車両Wの水平方向の回転、
横方向の移動及び傾斜は許容されるが、車両の前後方向
の動きは拘束される。車両の横方向の移動及び傾斜はモ
ータM1及びM2の追従制御により容易に追従可能であ
り、水平方向の回転はビーム1、レバー5、連接アーム
3a,3bが平行四辺形となることで許容されるので、
制御の必要はない。
【0022】
【発明の効果】この発明は、上述のとおり構成されてい
るので次に記載する効果を奏する。
【0023】(1)車両下部に設けたビームの端部は連
接ロッドを介して車両後方向に位置するレバーとリンク
結合しており、単なる追従制御でよく、従来装置のよう
にビームの端部と連接する左右でアクティブに制御する
必要が無い。
【0024】(2)構造が単体で、制御もラフでよく、
低コストである。
【0025】(3)車両拘束装置が車両後方に殆ど設置
されるため側方には連接ロッドが出張るだけですみ、設
置スペースが少なくて良く、従来の4輪シャーシの試験
室でも設置可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両拘束装置を示す平面図。
【図2】車両拘束装置を示す側面図。
【図3】リンク機構の動きを示す説明図。
【図4】車両拘束位置説明図。
【図5】従来車両拘束装置を示す正面図。
【符号の説明】
1…車両を支持するビーム 2,4…球面ジョイント 3…連接ロッド 5…レバー 11…ビームレール 12…横追従用送りねじ軸 14…スライド装置 15…移動枠 16…レバー支持枠 S1…角度検出器 S2…傾斜センサ M1…横追従用駆動モータ M2…ロール追従用駆動モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の下部に車両を支持するビームを設
    け、ビームの両端に球面ジョイントを設けてそれぞれ連
    接ロッドを連結し、各連接ロッドの他端を車両後方に設
    けたレバーの両端にそれぞれ連結し、 レバー中央部に軸受けを設けレバーの外側に設けた支持
    枠に上から見て回転自在に支持し、 支持枠の前後を支持枠の外側に設けた移動枠に前後方向
    から見て回転方向に支持し、 移動枠を左右方向に設けられたビームレールに設けられ
    たスライド装置に取り付け、 ビーム、左右連接ロッド及びレバーからなる4辺が平行
    四辺形となるように制御することを特徴とする車両拘束
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御は、各連接ロッドとレバーとの相対角度を検出
    し角度の和が180°となるようにスライド装置の位置
    を制御することを特徴とする車両拘束装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 ビームの傾斜を検出し支持枠の傾斜を追従制御すること
    を特徴とする車両拘束装置。
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