JP2002130880A - オーガ式製氷機における冷媒パイプの取付方法 - Google Patents

オーガ式製氷機における冷媒パイプの取付方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒パイプの上下に隣接するパイプ同士を密
着させた巻装形態や同パイプ間に所要の隙間を明けた巻
装形態であっても製氷筒に冷媒パイプを弾性的に不動な
状態で巻装することができる冷媒パイプの取付方法を提
供することで、冷媒パイプの組立て性と熱交換効率を向
上させる。 【解決手段】 オーガ式製氷機Aにおいて、冷媒パイプ
2を、製氷筒1の外径L2より小さい内径L1にて螺旋状に
形成した後に、該冷媒パイプ2を広げて製氷筒1の外周
に嵌装することにより、製氷筒1に冷媒パイプ1を弾発
的に巻装し得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製氷機における冷
媒パイプの取付方法に係り、特に製氷筒の外側に冷媒パ
イプを螺旋状に巻装する冷媒パイプの取付方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、製氷筒(冷却筒とも称されてい
る)への冷媒パイプの取り付けは、冷媒パイプを製氷筒
の外周に直接巻き付けることで行なわれていた。因み
に、冷媒パイプは熱伝導率に優れ且つ内部を通る冷媒等
に対する耐食性に優れた銅製パイプが主に使用され、製
氷筒の外周に螺旋状に巻装された状態において鑞付け
(ハンダ付け)により固着されるものである。
【0003】又、鑞付けとしては、製氷筒の外周に冷媒
パイプの螺旋に沿って密着する同冷媒パイプ同士と製氷
筒との間に存在する螺旋条隙間に、その螺旋一端側開口
から溶融された鑞材、所謂ハンダを流し込み注入するこ
とにより行う方法、或いは冷媒パイプを製氷筒に巻き付
ける作業と一緒に糸ハンダを螺旋条隙間に内在させなが
ら巻き付けた後に、製氷筒を糸ハンダの溶融温度(融
点)まで加熱することにより行う方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷媒パイプ
を製氷筒に直接巻き付ける従来の取付方法では冷媒パイ
プを製氷筒の外周に密着巻装せしめた状態において冷媒
パイプの螺旋状態がスプリングバックにより緩まないよ
うに該冷媒パイプの両端部側を、止め金具等を用いたス
ポット溶接により製氷筒に夫々固定しなければならない
と言った手間の掛かる煩わしい仮止め作業を、鑞付け作
業を行う前に行わなければならない等から、作業効率に
欠け、生産性、生産コストの面において問題があった。
又、従来の取付方法ではどうしても冷媒パイプにスプリ
ングバックが起り、このスプリングバックにより冷媒パ
イプの一部が製氷筒から離れて浮いてしまうと言った熱
交換率(熱交換面積)の低下を招く品質の面においても
問題があった。
【0005】本発明はこの様な従来事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とする処は、冷媒パイプを製氷筒に
簡単な手法で、しかも、冷媒パイプの上下に隣接するパ
イプ同士を密着させた巻装形態や同パイプ間に任意の隙
間を明けた巻装形態であっても製氷筒の外周に冷媒パイ
プを弾発的に不動な状態で密着巻装することができるよ
うに改善した製氷機における冷媒パイプの取付方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を達成するための手段】課題を達成するために本
発明が講じる請求項1記載の発明では、鉛直な製氷筒
と、該製氷筒内に同軸に配設されるオーガと、前記製氷
筒の外周に螺旋状に密着巻装される冷媒パイプとを具備
するオーガ式製氷機に於いて、冷媒パイプを、製氷筒の
外径より小さい内径にて螺旋状に巻き付け形成した後
に、該冷媒パイプを内径が拡開するように広げて製氷筒
の外周に嵌装することにより、製氷筒の外周に冷媒パイ
プが弾発的に密着せしめた状態で組み込み巻装されるよ
うにしたことである。又、冷媒パイプは製氷筒の外径よ
りも小さい外径を有するパイプ螺旋巻き治具に巻き付け
られることで、製氷筒の外径より小さい内径にて螺旋状
に形成されるようにしてなる。斯かる技術的手段によれ
ば、冷媒パイプを弾発的に広げて製氷筒の外周に嵌装す
ると、製氷筒の外径より小さい内径にて形成されている
冷媒パイプは製氷筒の外周に巻き付く方向の強い弾発作
用により製氷筒の外周に密着せしめた不動な状態で固定
的に組み込み巻装される。
【0007】又、請求項2記載の発明では、鉛直な中空
製氷筒と、該製氷筒内に同軸に内設されるオーガと、前
記製氷筒の外周に螺旋状に巻装される冷媒パイプとを具
備するオーガ式製氷機に於いて、冷媒パイプを、製氷筒
の外径よりも小さい内径で尚且つ隣接するパイプ間に所
要の隙間を確保した状態で螺旋状に巻き付け形成した
後、該隙間を一定に保持する螺旋状のパイプ保持溝を内
周に有する筒巻装治具内に冷媒パイプをセットし、次
に、冷媒パイプ内に製氷筒を圧入することにより、前記
隙間がパイプ間に保持された状態で尚且つ冷媒パイプが
製氷筒の外周に弾発的に密着せしめた状態で組み込み巻
装されるようにしたことである。斯かる技術的手段によ
れば、上下に隣接する冷媒パイプのパイプ間の隙間を一
定に保持した状態で該冷媒パイプを製氷筒の外周に組み
込み巻装することができる。又、冷媒パイプは製氷筒の
外周に巻き付く方向の強い弾発作用により製氷筒の外周
に密着せしめた不動な状態で固定的に巻装されることか
ら、パイプ間の隙間は一定に保持される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の具体例を図面
に基づいて説明する。図1は請求項1に係る本発明冷媒
パイプ2の取付方法の一例を示し、斯かる発明は冷媒パ
イプ2を、製氷筒1の外径L2より小さい内径L1にて螺旋
状に巻き付け形成した後に、該冷媒パイプ2を内径L1
拡開するように広げ、この状態で製氷筒1の外周に嵌装
することにより、該外周に冷媒パイプ2が弾性的に密着
せしめた状態で組み込み巻装されるようにしてなる。図
2は上下のパイプ2間を密着的に隣接させて製氷筒1の
外周に螺旋状に巻装した冷媒パイプ2を鑞付けにより製
氷筒1に固着せしめて組み立て製作したオーガ式製氷機
Aの一例を示した全体構成の縦断面図である。因みに、
オーガ式製氷機Aは、製氷筒1外周の冷媒パイプ2内に
減圧冷媒を送り込み循環させることで製氷筒1を氷点下
まで冷却し、該製氷筒1内の製氷水が同内周面で結氷
し、この結氷により成長する氷層が製氷筒1内で駆動回
転するオーガ3によって上方へ掻き上げ移送され、上方
に配設されている押圧頭4によって氷が圧縮硬化される
ことで、氷塊が連続的に製造されるように構成されてい
る。
【0009】製氷筒1は、ネジ止め等により固定的に装
着した支持体5を介して駆動ハウジング6上に鉛直に立
設されるステンレス製の円筒管で、下部側に製氷水の入
口7と、出口8とが取り付けられており、入口7は製氷
筒1内の所定の水位レベルまで製氷水により満たされ尚
且つその水位レベルが一定に保たれるように製氷水が給
水される。一方、出口8は製氷水の入替えを行う際に製
氷水が外部に排水されるものである。
【0010】又、製氷筒1の上部側にはオーガと同軸状
に押圧頭4が止めネジ等により固定的に配設されてお
り、オーガ3により上方へ掻き上げ移送されてくる氷片
が押圧頭4の圧縮通路を通過する過程で圧縮硬化されて
適宜太さと断面形状の棒状となって該圧縮通路の出口側
に押し上げられ、この出口側において折られることで適
宜大きさのブロック状やチップ状を呈する氷塊となる。
この氷塊は不図示の貯氷部にストックされるようになっ
ている。
【0011】オーガ3は、製氷筒1の内径より小さい本
体部3-1と、その上下端側の軸部3-2,3-3と、本体部3-1
表面の所要の形状を呈する螺旋状の掻上げ刃3-4とから
なり、上端側の軸部3-2が押圧頭4の軸芯孔に嵌着され
た軸受け9に軸支されると共に、下端側の軸部3-3が支
持体5に軸心孔に嵌着された軸受け10に軸支されること
により、製氷筒1内に同軸に組み込み配設されるように
なっている。又、スプライン11を有する下端の軸部3-3
は、スプライン継手12によって駆動モータの出力軸13に
接続され、該出力軸13からの動力により所要の回転数
(rpm)にて回転せしめて掻上げ刃3-4により製氷筒1の
内周に成長した氷層を押圧頭4に向けて掻き上げ移送す
るものである。
【0012】冷媒パイプ2は、製氷筒1の外周に密着螺
旋状に巻装された後に鑞付けにより固着され、冷媒入口
2-1から流入されてくる減圧冷媒が冷媒出口2-2側に流れ
ながら蒸発することにより製氷筒1を氷点下まで冷却す
る役目を成す蒸発器であり、熱伝導率に優れた銅パイプ
等の所望な金属パイプからなり、製氷筒1の外径より小
さい外径の巻き部14を少なくとも有するパイプ螺旋巻き
治具Bを用いて上下に隣接するパイプ2間を密着させた
螺旋形態に折り曲げ加工する(図1(a)参照)。
【0013】パイプ螺旋巻き治具Bの構成形態は特に限
定されるものではないが、例えば図1(a)に例示した
ように機枠15の両側壁間に亘り製氷筒1の外径L2より小
さい外径を有する円筒状の巻き部14を回転可能で一側壁
側に引き抜き可能に装備せしめて、巻き部14を一側壁側
に引き抜くことで、螺旋状に折り曲げ加工された冷媒パ
イプ2を巻き部14から外せるようにしてある。又、巻き
部14には折り曲げ前の冷媒パイプ2を該巻き部14へ所要
の螺旋角度にて案内導くと共にその曲げ加工が進行する
に連れて筒方向に移動する螺旋角度調節器16が移動可能
に装備されており、この螺旋角度調節器16により冷媒パ
イプ2の螺旋角度を調節設定した状態で巻き部14をハン
ドル17やその他の動力等により回動せしめることで、冷
媒パイプ2を所要の螺旋角度にて尚且つパイプ2間を密
着せしめた状態で螺旋状に折り曲げ加工し得るようにし
てある。
【0014】尚、巻き部14の外径は冷媒パイプ2が螺旋
状に折り曲げ加工された後にスプリングバックするその
戻り量を考慮した上で、設定することが望ましい。即
ち、巻き部14に螺旋状に巻き付けた後、冷媒パイプ2が
スプリングバックにより少々広がってもその内径L1が製
氷筒1の外径L2よりも小さくなるように巻き部14の外径
寸法を設定することにより、冷媒パイプ2を弾発作用の
もとで製氷筒1に不動な状態で確実に組み込み巻装し得
るものである。
【0015】而して、パイプ螺旋巻き治具Bを用いて製
氷筒1の外径より小さい内径で冷媒パイプ2を螺旋状に
折り曲げ加工する。次に、螺旋状に折り曲げ加工した冷
媒パイプ2の冷媒入口2-1と冷媒出口2-2となる上下の開
放端側を開く方向に力を加えて冷媒パイプ2を螺旋方向
に広げ(図1(c)の状態)、この状態で冷媒パイプ2
を製氷筒1に嵌装し、冷媒入口2-1並びに冷媒出口2-2を
夫々所定の方向に向けた状態で冷媒パイプ2を広げる方
向の力を解くことで、冷媒パイプ2は製氷筒1の外周に
巻き付く方向の強い弾発作用(螺旋方向のテンション作
用)により同外周に密着せしめた不動な状態で組み込み
巻装されるものである。
【0016】従って、本発明の取付方法によれば、作業
者は冷媒入口2-1側と冷媒出口2-2側とを掴持し、尚且
つ、冷媒パイプ2を径方向に広げるように力を入れなが
ら冷媒パイプ2を製氷筒1の一端開口側から外周の所定
の位置まで嵌装せしめた後に、冷媒入口2-1側と冷媒出
口2-2側を放すと言った簡単な手法により、冷媒パイプ
2を製氷筒1の外周に不動な状態で組み込み巻装し得る
ものである。又、冷媒パイプ2を弾発作用のもとで製氷
筒1の外面に不動な状態(仮止め状態)で固定的に巻装
し得ることから、止め金具等を用いたスポット溶接によ
り製氷筒に夫々固定しなければならないと言った手間の
掛かる煩わしい仮止め作業が一切不要となるばかりか、
冷媒パイプ2の一部がスプリングバックにより製氷筒1
の外周から離れて熱交換率の低下を招くと言ったことも
なくなる。よって、冷媒パイプ2の製氷筒1への組み込
み作業性の向上と効率的熱交換を可能とするオーガ式製
氷機Aの製作が可能になる。
【0017】尚、冷媒パイプ2を製氷筒1に組み込み巻
装せしめた後に行う鑞付けは、従来の方法例えば冷媒パ
イプ2の螺旋に沿って上下に密着的に隣接するパイプ2
間と製氷筒1との間に存在する螺旋条隙間に、その螺旋
一端側開口から溶融された鑞材18(ハンダ)を流し込み
注入することにより行うも良いが、本発明では溶融され
た鑞材18が貯溜されている炉中に浸漬させる所謂どぶ漬
けにより行なうものである。図中18-1は、どぶ漬けによ
り冷媒パイプの外表面を包み込むように形成された鑞膜
である。
【0018】図3乃至図5は、請求項2に係る本発明冷
媒パイプ2の取付方法の一例を示し、斯かる発明では冷
媒パイプ2を、製氷筒1の外径L2よりも小さい内径L1
尚且つ上下に隣接するパイプ2間に所要の隙間Xを確保
した状態で螺旋状に巻き付け形成した後、該隙間Xを一
定に保持する螺旋状のパイプ保持溝19を内周に有する筒
巻装治具C内に冷媒パイプ2をセットし、次に、冷媒パ
イプ2内に製氷筒1を圧入することにより、前記隙間X
がパイプ2間に保持された状態で尚且つ冷媒パイプ2が
製氷筒1の外周に弾発的に密着せしめた状態で組み込み
巻装されるようにしてなる。図6は上下のパイプ2間に
隙間Xを明けて製氷筒1の外周に螺旋状に巻装した冷媒
パイプ2を鑞付けにより製氷筒1に固着せしめて組み立
て製作したオーガ式製氷機A-1の一例を示した全体構成
の縦断面図である。尚、斯かる実施例においては上下に
隣接するパイプ2間に隙間Xを明けて冷媒パイプ2を螺
旋状に折り曲げ形成する点、この冷媒パイプ2を製氷筒
1の外周に嵌装せしめる際、前記隙間Xを保持するパイ
プ巻装治具Cを用いる点が前述した発明に係る実施例詳
述と異なり、他の構成部分においては基本的に同じこと
から同じ符号を用いることでその説明を省略する。
【0019】即ち、斯かる実施例においては上記実施例
詳述のパイプ螺旋巻き治具Bを用いて上下に隣接する冷
媒パイプ2のパイプ2間に所要の隙間Xを明けた状態で
螺旋状に折り曲げ加工した冷媒パイプ2を筒巻装治具C
内にセットし、この筒巻装治具Cにより前記隙間Xがパ
イプ2間に保持された状態で製氷筒1の外周に冷媒パイ
プ2が弾発的に密着巻装されるようにしてある。尚、パ
イプ2間の隙間Xは1〜5mm程度で、望ましくは1〜3
mm程度で良い。この隙間Xはオーガ式製氷機が使用され
る地域の温度等の自然環境や使用される製氷水の水質、
その他の条件によって任意に設定されるものである。
【0020】パイプ螺旋巻き治具Bは、前述した実施例
詳述のものと基本的に同じであるが、所要の螺旋角度に
て尚且つ冷媒パイプ2のパイプ2間に隙間Xを一定に明
けながら螺旋状に折り曲げ加工するために、その曲げ加
工が進行するに連れて巻き部14の筒方向に移動させる螺
旋角度兼隙間調節治具20を巻き部14の後方に移動可能に
装備せしめて、この螺旋角度兼隙間調節調節治具20によ
り冷媒パイプ2の螺旋角度とパイプ2間の隙間Xとを調
節設定した状態で巻き部14をハンドル17やその他の動力
等により回動せしめることで、冷媒パイプ2を所要の螺
旋角度にて尚且つパイプ2間に隙間Xを明けた状態で螺
旋状に折り曲げ加工し得るようにしてある。
【0021】又、筒巻装治具Cとしては特に限定される
ものではないが、例えば図5に例示したように、適宜の
高さを有する機枠ベース21と、螺旋状の冷媒パイプ2の
巻き数で該パイプ2を係合保持されるパイプ保持溝19を
前記隙間Xに相当する間隔をおいて内周に螺旋状に形成
すると共に、筒方向に2分割した一対の保持部22からな
り、この一対の保持部22を製氷筒1用の貫通孔23を設け
た機枠ベース21の上盤に、該貫通孔23を軸芯として左右
に観音開き自在に配設し、両保持部22には閉じた状態に
おいてその開閉側を係脱自在に連結する閉じ操作部24を
具備せしめて構成してなる。尚、パイプ保持溝22間の間
隔は冷媒パイプ2間に明ける隙間Xによって任意に設定
するものである。即ち、隙間Xを1〜5mmの範囲にする
場合にはその隙間X寸法に合わせてパイプ保持溝19間の
間隔を設定し、筒巻装治具Cを夫々製作するものであ
る。
【0022】次に、前述した請求項2に係る冷媒パイプ
3の製氷筒1への取付方法について説明すれば、パイプ
螺旋巻き治具Bを用いて製氷筒1の外径L2のより小さい
内径L1にて尚且つパイプ2間に1乃至5mm程度の隙間X
を明けた状態で冷媒パイプ2を螺旋状に折り曲げ加工す
る(図3の状態)。そして、この螺旋状の冷媒パイプ2
を筒巻装治具Cのいずれか一方側の保持部22に保持さ
せ、この状態で両保持部22を閉じ操作部24にて閉じる
(図4の状態から図5(a)の状態)。これにより、パ
イプ2間に隙間Xを明けた螺旋状の冷媒パイプ2は筒巻
装治具C内周の螺旋パイプ保持溝19に係合保持される
(図5(b)の状態)。
【0023】次に、筒巻装治具Cの上部開口から同治具
C内にセットした冷媒パイプ2内に製氷筒1を圧入する
(図5(c)の状態)。すると、パイプ保持溝19に係合
されている冷媒パイプ2は更に溝奥側へと移動し(図5
(b)の拡大図の状態から(c)の拡大図の状態)、パ
イプ2間の隙間Xが一定に保持される。又、この隙間X
は筒巻装治具Cから製氷筒1と共に冷媒パイプ2を外し
た状態においても製氷筒1の外径L2よりも小さい内径L1
にて形成されている冷媒パイプ2が製氷筒1の外周に巻
き付く方向の強い弾発作用(螺旋方向のテンション作
用)により同外周に密着せしめる不動な状態で組み込み
巻装されることで、一定に保持されるものである(図5
(d)の状態)。
【0024】尚、斯かる実施例における冷媒パイプ2の
製氷筒1への鑞付けは、従来の方法例えば冷媒パイプ2
を製氷筒1に巻き付ける作業と一緒に糸ハンダをパイプ
に沿わせながら巻き付けた後に、製氷筒1を糸ハンダの
溶融温度(融点)まで加熱することにより行うも良い
が、本発明では溶融された鑞材18が貯溜されている炉中
に浸漬させる所謂どぶ漬けにより行なうものである。
【0025】
【発明の効果】本発明のオーガ式製氷機における冷媒パ
イプの取付方法は叙上の如く構成してなることから下記
の作用効果を奏する。.請求項1によれば、冷媒パイ
プを弾発的に広げて製氷筒の外周に嵌装すると、製氷筒
の外径より小さい内径にて形成されている冷媒パイプは
製氷筒の外周に巻き付く方向の強い弾発作用により製氷
筒の外周に密着せしめた不動な状態で固定的に組み込み
巻装される。従って、従来のように止め金具等を用いた
スポット溶接により製氷筒に夫々固定しなければならな
いと言った手間の掛かる煩わしい仮止め作業が一切不要
となるばかりか、冷媒パイプの一部がスプリングバック
により製氷筒の外周から離れて熱交換率の低下を招くと
言ったこともなくなる。よって、簡単な手法で、しか
も、冷媒パイプから製氷筒への熱伝導率を従来の製氷機
に比べて増大させて冷媒パイプから製氷筒への熱交換効
率を向上させることができる冷媒パイプの取付方法を提
供することができる。
【0026】.請求項2によれば、上下に隣接する冷
媒パイプのパイプ間の隙間を筒巻装治具により一定に保
持した状態で製氷筒の外周に冷媒パイプを組み込み巻装
することができる。しかも、製氷筒の外径より小さい内
径にて形成されている冷媒パイプは製氷筒の外周に巻き
付く方向の強い弾発作用により製氷筒の外周に密着せし
めた不動な状態で固定的に巻装されることから、パイプ
間に明けた前記隙間は一定に保持される。従って、前述
の請求項1と同様に、従来のように止め金具等を用いた
スポット溶接により製氷筒に夫々固定しなければならな
いと言った手間の掛かる煩わしい仮止め作業が一切不要
となるばかりか、冷媒パイプの一部がスプリングバック
により製氷筒の外周から離れて熱交換率の低下を招くと
言ったこともない冷媒パイプの取付方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至2に係る本発明冷媒パイプの取付
方法の一例を工程順に示した概略図で、(a)はパイプ
螺旋巻き冶具を用いて冷媒パイプを螺旋状に折り曲げ加
工した状態を示す斜視図、(b)は冷媒パイプを製氷筒
に組み込み巻装する状態を示す斜視図、(c)は冷媒パ
イプを製氷筒に組み込み巻装した状態を示す斜視図
【図2】同取付方法により冷媒パイプが組み込み巻装さ
れた製氷筒を用いて製作したオーガ式製氷機の一例を示
した全体構成の縦断面図
【図3】請求項2に係る冷媒パイプをパイプ螺旋巻き冶
具を用いて螺旋状に折り曲げ加工した状態を示す斜視図
【図4】同螺旋状の冷媒パイプを筒巻装冶具にセットす
る状態を示す斜視図
【図5】同冷媒パイプの取付方法の一例を工程順に示し
た概略図、(a)は冷媒パイプを筒巻装冶具内にセット
した状態を示す平面図、(b)は冷媒パイプ内に製氷筒
を圧入する状態を示す縦断面図、(c)は冷媒パイプ内
に製氷筒を圧入した状態を示す縦断面図、(d)冷媒パ
イプが巻装された製氷筒を筒巻装冶具から取り出した状
態を示す斜視図
【図6】同取付方法により冷媒パイプが組み込み巻装さ
れた製氷筒を用いて製作したオーガ式製氷機の一例を示
した全体構成の縦断面図
【符号の説明】
A,A-1:オーガ式製氷機 1:製氷筒 2:冷媒パイプ 3:オーガ 4:押圧頭 18:鑞材 18-1:鑞膜 B:パイプ螺旋巻き治具 C:筒巻装治具 X:隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直な製氷筒と、該製氷筒内に同軸に配
    設されるオーガと、前記製氷筒の外周に螺旋状に巻装さ
    れる冷媒パイプとを具備するオーガ式製氷機に於いて、 冷媒パイプを、製氷筒の外径より小さい内径にて螺旋状
    に形成した後に、該冷媒パイプを弾発的に広げて製氷筒
    の外周に嵌装することにより、該製氷筒の外周に冷媒パ
    イプが弾発的に巻装されるようにしたことを特徴とする
    オーガ式製氷機における冷媒パイプの取付方法。
  2. 【請求項2】 鉛直な製氷筒と、該製氷筒内に同軸に配
    設されるオーガと、前記製氷筒の外周に螺旋状に巻装さ
    れる冷媒パイプとを具備するオーガ式製氷機に於いて、 冷媒パイプを、製氷筒の外径よりも小さい内径で尚且つ
    上下に隣接するパイプ間に所要の隙間を明けた状態で螺
    旋状に形成した後、同パイプ間の隙間を保持する間隔に
    て螺旋状に形成されたパイプ保持溝を内周に有するパイ
    プ巻装治具内に、パイプ保持溝に係合せしめた状態で冷
    媒パイプをセットし、次に、該冷媒パイプ内に製氷筒を
    圧入することにより前記隙間がパイプ間に保持された状
    態で製氷筒の外周に弾発的に巻装されるようにしたこと
    を特徴とする製氷機における冷媒パイプの取付方法。
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