JP3441542B2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JP3441542B2 JP3441542B2 JP33125994A JP33125994A JP3441542B2 JP 3441542 B2 JP3441542 B2 JP 3441542B2 JP 33125994 A JP33125994 A JP 33125994A JP 33125994 A JP33125994 A JP 33125994A JP 3441542 B2 JP3441542 B2 JP 3441542B2
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- Japan
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- pipe
- heat exchanger
- fin
- fins
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫、ショーケース等
の冷却装置の冷却器として好適な熱交換器に係り、特に
フィンの側縁部のパイプ受け溝に冷媒を流すためのパイ
プを嵌着してなる熱交換器の構造に関する。
の冷却装置の冷却器として好適な熱交換器に係り、特に
フィンの側縁部のパイプ受け溝に冷媒を流すためのパイ
プを嵌着してなる熱交換器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フィンの孔にパイプを通し、こ
のパイプの中空部にオイルを流しながら、パイプを拡管
することにより、パイプとフィンとを密着させて形成し
てなる熱交換器は知られている。この種の熱交換器は、
パイプを拡管するので、パイプとフィンとの密着度が高
く、性能が向上するという利点がある。しかしながら、
パイプを拡管した後のパイプ内部のオイル洗浄が必要に
なるとともに、パイプ内部に残留物が残りやすいので、
HFC134aなどのフロンを冷媒として流す熱交換器
には不適なものになるという欠点がある。
のパイプの中空部にオイルを流しながら、パイプを拡管
することにより、パイプとフィンとを密着させて形成し
てなる熱交換器は知られている。この種の熱交換器は、
パイプを拡管するので、パイプとフィンとの密着度が高
く、性能が向上するという利点がある。しかしながら、
パイプを拡管した後のパイプ内部のオイル洗浄が必要に
なるとともに、パイプ内部に残留物が残りやすいので、
HFC134aなどのフロンを冷媒として流す熱交換器
には不適なものになるという欠点がある。
【0003】そこで、従来、パイプ受け溝を側縁部に有
する複数枚のフィンを並設し、これらフィンのパイプ受
け溝に冷媒を流すためのパイプを嵌着してなる熱交換器
が提案されるようになっている。この種のものでは、パ
イプを拡管する形式の熱交換器に比べると、パイプ内部
のオイル洗浄が不要になるとともに、パイプ内部の残留
物が少なくなるので、HFC134aなどのフロンを冷
媒として流す熱交換器に好適なものになるという利点が
ある。
する複数枚のフィンを並設し、これらフィンのパイプ受
け溝に冷媒を流すためのパイプを嵌着してなる熱交換器
が提案されるようになっている。この種のものでは、パ
イプを拡管する形式の熱交換器に比べると、パイプ内部
のオイル洗浄が不要になるとともに、パイプ内部の残留
物が少なくなるので、HFC134aなどのフロンを冷
媒として流す熱交換器に好適なものになるという利点が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パイプ
受け溝にパイプを嵌着してなる熱交換器は、パイプとフ
ィンとの接触面積が小さく、熱交換器全体の伝熱面積が
同一コアサイズのものに比べて小さくなるので、15%
〜20%能力が低下するという問題がある。
受け溝にパイプを嵌着してなる熱交換器は、パイプとフ
ィンとの接触面積が小さく、熱交換器全体の伝熱面積が
同一コアサイズのものに比べて小さくなるので、15%
〜20%能力が低下するという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、伝熱面積を増大させて、
能力向上を図った熱交換器を提供することにある。
技術が有する問題点を解消し、伝熱面積を増大させて、
能力向上を図った熱交換器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、パイプ受け溝を側縁部に有
する複数枚のフィンを並設し、これらフィンの前記パイ
プ受け溝にパイプを嵌着してなる熱交換器において、前
記フィンを前記側縁部に対してほぼ平行な線に沿って折
り曲げ、前記パイプ受け溝が折り曲げ部の壁面まで達す
るように形成されていることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、
前記フィンを側縁部に対してほぼ平行な線に沿って断面
略コ字状に折り曲げ、前記パイプ受け溝が折り曲げ部の
壁面まで達するように形成されていることを特徴とす
る。請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のもの
において、前記パイプ受け溝につながる折り曲げ部の壁
面が円弧状に凹んでいることを特徴とする。請求項4記
載の発明は、請求項3記載のものにおいて、前記パイプ
の外周は、前記円弧状に凹んでいる部分に密着すること
を特徴とする。請求項5記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか一項記載のものにおいて、前記折り曲げ部の
壁面に孔が形成されていることを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、パイプ受け溝を側縁部に有
する複数枚のフィンを並設し、これらフィンの前記パイ
プ受け溝にパイプを嵌着してなる熱交換器において、前
記フィンを前記側縁部に対してほぼ平行な線に沿って折
り曲げ、前記パイプ受け溝が折り曲げ部の壁面まで達す
るように形成されていることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、
前記フィンを側縁部に対してほぼ平行な線に沿って断面
略コ字状に折り曲げ、前記パイプ受け溝が折り曲げ部の
壁面まで達するように形成されていることを特徴とす
る。請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のもの
において、前記パイプ受け溝につながる折り曲げ部の壁
面が円弧状に凹んでいることを特徴とする。請求項4記
載の発明は、請求項3記載のものにおいて、前記パイプ
の外周は、前記円弧状に凹んでいる部分に密着すること
を特徴とする。請求項5記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか一項記載のものにおいて、前記折り曲げ部の
壁面に孔が形成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、パイプ受け溝を側縁部に有す
る複数枚のフィンを並設し、これらフィンのパイプ受け
溝にパイプを嵌着してなるものであるから、パイプ内を
流れる冷媒とフィン間を流れる空気との間で熱交換が行
われ、これによれば、フィン間を流れる空気が冷却され
たり、加熱されたりする。この形式の熱交換器では、パ
イプとフィンとの接触面積が増大すると、伝熱の効率が
向上するので、熱交換器の性能が向上する。本発明によ
れば、フィンとパイプとの接触面積を増大させるよう
に、フィンを、側縁部に対してほぼ平行に折り曲げてい
るので、フィンとパイプとの接触面積が増大し、且つフ
ィンの折り曲げ部の高さをtとし、全長をLとした場合
に、フィン間方向に気流を流すとして(t×L)の面積
分だけ伝熱面積が増大するので、その分だけ熱交換器と
しての性能を向上させることができるものである。
る複数枚のフィンを並設し、これらフィンのパイプ受け
溝にパイプを嵌着してなるものであるから、パイプ内を
流れる冷媒とフィン間を流れる空気との間で熱交換が行
われ、これによれば、フィン間を流れる空気が冷却され
たり、加熱されたりする。この形式の熱交換器では、パ
イプとフィンとの接触面積が増大すると、伝熱の効率が
向上するので、熱交換器の性能が向上する。本発明によ
れば、フィンとパイプとの接触面積を増大させるよう
に、フィンを、側縁部に対してほぼ平行に折り曲げてい
るので、フィンとパイプとの接触面積が増大し、且つフ
ィンの折り曲げ部の高さをtとし、全長をLとした場合
に、フィン間方向に気流を流すとして(t×L)の面積
分だけ伝熱面積が増大するので、その分だけ熱交換器と
しての性能を向上させることができるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明による熱交換器の一実施例を図
面を参照して説明する。なお、この明細書において、以
下、アルミニウムの語は純アルミニウムのほかにアルミ
ニウム合金を含むものとする。
面を参照して説明する。なお、この明細書において、以
下、アルミニウムの語は純アルミニウムのほかにアルミ
ニウム合金を含むものとする。
【0009】図2fにおいて、1は熱交換器であって、
フィン3の側縁部にパイプ受け溝5を有する複数枚のフ
ィン3を並設するとともに、これらフィン3のパイプ受
け溝5に冷媒を流すためのパイプ7を嵌着してなる熱交
換器を示している。
フィン3の側縁部にパイプ受け溝5を有する複数枚のフ
ィン3を並設するとともに、これらフィン3のパイプ受
け溝5に冷媒を流すためのパイプ7を嵌着してなる熱交
換器を示している。
【0010】フィン3はアルミニウム製であり、図1に
示すように、このフィン3は、フィン3の側縁部3aに
対してほぼ平行な線に沿って断面略コ字状に折り曲げら
れ、この側縁部3aからフィン3の内方に延びるパイプ
受け溝5は、折り曲げ部100の壁面100aにまで達
するように形成されている。
示すように、このフィン3は、フィン3の側縁部3aに
対してほぼ平行な線に沿って断面略コ字状に折り曲げら
れ、この側縁部3aからフィン3の内方に延びるパイプ
受け溝5は、折り曲げ部100の壁面100aにまで達
するように形成されている。
【0011】しかして、この実施例では、折り曲げ部1
00の壁面100aは冷媒を流すためのパイプ7の外周
に密着するように円弧状に凹んでおり、この凹み部10
0bの分だけフィン3とパイプ7との接触面積が増大さ
れている。フィン3の折り曲げ部100の高さtは、好
ましくは1〜10mmであり、その高さtは複数枚並設
したフィン3のフィン間ピッチ以下であればよい。これ
によれば、フィン3の伝熱面積は、フィン3の全長をL
とした場合に、フィン3間方向に気流を流すとして(t
×L)の面積分だけ増大される。
00の壁面100aは冷媒を流すためのパイプ7の外周
に密着するように円弧状に凹んでおり、この凹み部10
0bの分だけフィン3とパイプ7との接触面積が増大さ
れている。フィン3の折り曲げ部100の高さtは、好
ましくは1〜10mmであり、その高さtは複数枚並設
したフィン3のフィン間ピッチ以下であればよい。これ
によれば、フィン3の伝熱面積は、フィン3の全長をL
とした場合に、フィン3間方向に気流を流すとして(t
×L)の面積分だけ増大される。
【0012】図2を参照して、フィン3は一枚一枚予め
図2aに示すように制作され、各フィン3は、図2bに
示すように、治具20のフィン受け溝20a内にセッテ
ィングされる。この治具20は従来のものと同じ形状を
しており、それぞれの溝20a内には各フィン3が断面
略コ字状に折り曲げられた折り曲げ部100の方向を揃
えるようにセッティングされる。
図2aに示すように制作され、各フィン3は、図2bに
示すように、治具20のフィン受け溝20a内にセッテ
ィングされる。この治具20は従来のものと同じ形状を
しており、それぞれの溝20a内には各フィン3が断面
略コ字状に折り曲げられた折り曲げ部100の方向を揃
えるようにセッティングされる。
【0013】冷媒を流すためのパイプ7は、図2cに示
すように、予めサーペンタイン状に曲げられるととも
に、パイプ7の一端には入口チューブ11がつながれ、
パイプ7の他端にはアキュームレータ13を介して出口
チューブ15がつながれる。そして、図2dに示すよう
に折り曲げられて、冷媒を流すためのパイプ3として完
成された完成品は、図2eに示すように、フィン3の一
方の側縁部Aのパイプ受け溝5と、他方の側縁部Bのパ
イプ受け溝5の上方に位置合せされた後、各パイプ受け
溝5内に嵌着される。なお、図2eの段階では各フィン
3は治具20にセッティングされたまゝの状態にある
が、図面上では治具20を省略している。
すように、予めサーペンタイン状に曲げられるととも
に、パイプ7の一端には入口チューブ11がつながれ、
パイプ7の他端にはアキュームレータ13を介して出口
チューブ15がつながれる。そして、図2dに示すよう
に折り曲げられて、冷媒を流すためのパイプ3として完
成された完成品は、図2eに示すように、フィン3の一
方の側縁部Aのパイプ受け溝5と、他方の側縁部Bのパ
イプ受け溝5の上方に位置合せされた後、各パイプ受け
溝5内に嵌着される。なお、図2eの段階では各フィン
3は治具20にセッティングされたまゝの状態にある
が、図面上では治具20を省略している。
【0014】最後に、仕上げ検査工程を経た後に、図2
fに示すように、熱交換器1として製品化される。
fに示すように、熱交換器1として製品化される。
【0015】つぎに、この実施例の作用を説明する。
【0016】入口チューブ11を通じてパイプ7内を流
れる冷媒と、フィン3間を流れる空気との間で熱交換が
行われる。しかして、この時の熱交換器1の性能は、フ
ィン3とパイプ7との接触面積、伝熱面積が大きいほど
優れる。
れる冷媒と、フィン3間を流れる空気との間で熱交換が
行われる。しかして、この時の熱交換器1の性能は、フ
ィン3とパイプ7との接触面積、伝熱面積が大きいほど
優れる。
【0017】この実施例によれば、上述したように、凹
み部100bの分だけフィン3とパイプ7との接触面積
が増大し、且つフィン3の折り曲げ部100の全長をL
とした場合に、フィン3間方向に気流を流すとして(t
×L)の面積分だけ伝熱面積が増大するので、その分だ
け性能を向上させることができる。
み部100bの分だけフィン3とパイプ7との接触面積
が増大し、且つフィン3の折り曲げ部100の全長をL
とした場合に、フィン3間方向に気流を流すとして(t
×L)の面積分だけ伝熱面積が増大するので、その分だ
け性能を向上させることができる。
【0018】なお、別の実施例として、折り曲げ部10
0の壁面100aに孔100cをあけてもよい。この孔
100cは空気流の通過面に位置するので、空気流に乱
れを生じさせることができ、その分だけ熱交換の性能を
向上させることができる。
0の壁面100aに孔100cをあけてもよい。この孔
100cは空気流の通過面に位置するので、空気流に乱
れを生じさせることができ、その分だけ熱交換の性能を
向上させることができる。
【0019】図2dを参照して、パイプ7の端部にはア
キュームレータ13がつながれている。このアキューム
レータ13には、図3に示すように、パイプ7の端部7
aを挿入する開口13aがあけられている。
キュームレータ13がつながれている。このアキューム
レータ13には、図3に示すように、パイプ7の端部7
aを挿入する開口13aがあけられている。
【0020】この開口13aに端部7aを挿入した後
に、パイプ7とアキュームレータ13とのつなぎ部分が
溶接される。21は溶接時の溶け込みを防止するための
ステンレス製のスリーブである。
に、パイプ7とアキュームレータ13とのつなぎ部分が
溶接される。21は溶接時の溶け込みを防止するための
ステンレス製のスリーブである。
【0021】しかして、この実施例によれば、パイプ7
とアキュームレータ13とのつなぎ方に特徴がある。
とアキュームレータ13とのつなぎ方に特徴がある。
【0022】従来の方式によれば、図4に示すように、
アキュームレータ113の内部に挿入されたパイプ10
7の端部107aが、アキュームレータ113の出口1
15に直接向かわないように、予め決められた方向に曲
げられる。しかしながら、溶接する時には、アキューム
レータ113の内部は見えないために、パイプ107の
端部107aが、図中でAの方向、Bの方向のいずれの
方向を向いているか判らない。かりに、パイプ107の
端部107aがAの方向を向いた状態で溶接すると、ア
キュームレータ113に溜められる冷媒の液面は最大で
の液面となる。Bの方向を向いた状態で溶接すると、
アキュームレータ113に溜められる冷媒の液面は最大
での液面となる。
アキュームレータ113の内部に挿入されたパイプ10
7の端部107aが、アキュームレータ113の出口1
15に直接向かわないように、予め決められた方向に曲
げられる。しかしながら、溶接する時には、アキューム
レータ113の内部は見えないために、パイプ107の
端部107aが、図中でAの方向、Bの方向のいずれの
方向を向いているか判らない。かりに、パイプ107の
端部107aがAの方向を向いた状態で溶接すると、ア
キュームレータ113に溜められる冷媒の液面は最大で
の液面となる。Bの方向を向いた状態で溶接すると、
アキュームレータ113に溜められる冷媒の液面は最大
での液面となる。
【0023】これでは、製品によってアキュームレータ
113に溜められる冷媒の量が変化するので、性能が安
定しない。
113に溜められる冷媒の量が変化するので、性能が安
定しない。
【0024】そこで、この実施例では、図3に示すよう
に、パイプ7の先端7aを、アキュームレータ13の開
口13aに直接挿入する。パイプ7は、図2cに示すよ
うに、サーペンタイン状に曲げられるが、その先端7a
を、アキュームレータ13の開口13aに直接挿入する
のであるから、図3を参照して、先端7aの方向性は簡
単に統一される。すなわち、この実施例によれば、従来
のように、パイプ7の先端7aが、いずれの方向を向く
か判らないようなことはなく、先端7aの方向性は簡単
に統一されるので、製品によってアキュームレータ13
に溜められる冷媒の量が変化するようなことはなく、性
能が安定する。
に、パイプ7の先端7aを、アキュームレータ13の開
口13aに直接挿入する。パイプ7は、図2cに示すよ
うに、サーペンタイン状に曲げられるが、その先端7a
を、アキュームレータ13の開口13aに直接挿入する
のであるから、図3を参照して、先端7aの方向性は簡
単に統一される。すなわち、この実施例によれば、従来
のように、パイプ7の先端7aが、いずれの方向を向く
か判らないようなことはなく、先端7aの方向性は簡単
に統一されるので、製品によってアキュームレータ13
に溜められる冷媒の量が変化するようなことはなく、性
能が安定する。
【0025】つぎに、パイプ7とアキュームレータ13
とのつなぎ方の手順を説明すると、まず、図3に示すよ
うに、パイプ7の一部に凹み51が設けられる。この凹
み51は一箇所に設けてもよく、パイプ7の全周に設け
てもよい。
とのつなぎ方の手順を説明すると、まず、図3に示すよ
うに、パイプ7の一部に凹み51が設けられる。この凹
み51は一箇所に設けてもよく、パイプ7の全周に設け
てもよい。
【0026】ついで、この凹み51の位置までステンレ
ス製の溶け込み防止用のスリーブ53が挿入され、スリ
ーブ53挿入後、パイプ7の先端7aが曲げられ、先端
7aが曲げられた状態で先端7aが、アキュームレータ
13の開口13a内に挿入される。そして、最後に、凹
み51の上部位置において、パイプ7とアキュームレー
タ13とが溶接される。
ス製の溶け込み防止用のスリーブ53が挿入され、スリ
ーブ53挿入後、パイプ7の先端7aが曲げられ、先端
7aが曲げられた状態で先端7aが、アキュームレータ
13の開口13a内に挿入される。そして、最後に、凹
み51の上部位置において、パイプ7とアキュームレー
タ13とが溶接される。
【0027】これによれば、上述したように、パイプ7
の先端7aの方向性は簡単に統一されるので、製品によ
ってアキュームレータ13に溜められる冷媒の量が変化
することはなく、性能が安定する。
の先端7aの方向性は簡単に統一されるので、製品によ
ってアキュームレータ13に溜められる冷媒の量が変化
することはなく、性能が安定する。
【0028】以上、一実施例に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は、この実施例に限定されるものでないこ
とは明らかである。
たが、本発明は、この実施例に限定されるものでないこ
とは明らかである。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フィンとパイプとの接触面積を増大させるよ
うに、フィンを、側縁部に対してほぼ平行に折り曲げて
いるので、フィンとパイプとの接触面積が増大し、且つ
フィンの折り曲げ部の高さをtとし、全長をLとした場
合に、フィン間方向に気流を流すとして(t×L)の面
積分だけ伝熱面積が増大するので、その分だけ熱交換器
としての性能を向上させることができる。
によれば、フィンとパイプとの接触面積を増大させるよ
うに、フィンを、側縁部に対してほぼ平行に折り曲げて
いるので、フィンとパイプとの接触面積が増大し、且つ
フィンの折り曲げ部の高さをtとし、全長をLとした場
合に、フィン間方向に気流を流すとして(t×L)の面
積分だけ伝熱面積が増大するので、その分だけ熱交換器
としての性能を向上させることができる。
【図1】本発明による熱交換器のフィン形状の一実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】本発明による熱交換器の製造過程を示す斜視図
であり、a〜bはフィンのセッティングの過程を示し、
c〜dはパイプのベンディングの過程を示し、e〜fは
フィンとパイプのアッセンブリの過程を示す斜視図であ
る。
であり、a〜bはフィンのセッティングの過程を示し、
c〜dはパイプのベンディングの過程を示し、e〜fは
フィンとパイプのアッセンブリの過程を示す斜視図であ
る。
【図3】アキュームレータとパイプのつなぎ部を示す断
面図である。
面図である。
【図4】従来のアキュームレータとパイプのつなぎ部を
示す断面図である。
示す断面図である。
1 熱交換器
3 フィン
3a 側縁部
5 パイプ受け溝
7 パイプ
20 治具
100 折り曲げ部
100a 壁面
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F28F 1/32
Claims (5)
- 【請求項1】 パイプ受け溝を側縁部に有する複数枚の
フィンを並設し、これらフィンの前記パイプ受け溝にパ
イプを嵌着してなる熱交換器において、 前記フィンを前記側縁部に対してほぼ平行な線に沿って
折り曲げ、前記パイプ受け溝が折り曲げ部の壁面まで達
するように形成されていることを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 前記フィンを側縁部に対してほぼ平行な
線に沿って断面略コ字状に折り曲げ、前記パイプ受け溝
が折り曲げ部の壁面まで達するように形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の熱交換器。 - 【請求項3】 前記パイプ受け溝につながる折り曲げ部
の壁面が円弧状に凹んでいることを特徴とする請求項1
又は2記載の熱交換器。 - 【請求項4】 前記パイプの外周は、前記円弧状に凹ん
でいる部分に密着することを特徴とする請求項3記載の
熱交換器。 - 【請求項5】 前記折り曲げ部の壁面に孔が形成されて
いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記
載の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33125994A JP3441542B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33125994A JP3441542B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 熱交換器 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001306674A Division JP3726045B2 (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | アキュームレータ及び熱交換器並びにその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159680A JPH08159680A (ja) | 1996-06-21 |
JP3441542B2 true JP3441542B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=18241694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33125994A Expired - Fee Related JP3441542B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3441542B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4222261B2 (ja) * | 2004-06-17 | 2009-02-12 | パナソニック株式会社 | アルミニウムアキュームレータの溶接構造および溶接方法ならびに熱交換器 |
JP4222354B2 (ja) * | 2005-09-27 | 2009-02-12 | パナソニック株式会社 | アルミニウムアキュームレータの溶接構造および溶接方法ならびに熱交換器 |
CN102966516B (zh) * | 2012-11-30 | 2015-07-08 | 东莞市金瑞五金制品有限公司 | 用于压缩机储液器的连接结构 |
-
1994
- 1994-12-08 JP JP33125994A patent/JP3441542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08159680A (ja) | 1996-06-21 |
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