JP2002130037A - 内燃機関の気筒判別装置 - Google Patents

内燃機関の気筒判別装置

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    • F02D41/0002Controlling intake air
    • F02D2041/001Controlling intake air for engines with variable valve actuation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気筒判別用の特定区間を設定することなく複
雑なカム信号パターンを設定可能とし、気筒判別に要す
る回転角を少なくして制御性を向上させた内燃機関の気
筒判別装置を得る。 【解決手段】 クランク角信号SGTおよびカム信号S
GCに基づいて各気筒を判別する気筒判別手段10は、
各気筒の点火制御周期を複数区間に分割し、複数区間に
わたって発生する特定パルスの信号数を計数して記憶す
る信号数記憶手段12と、複数区間毎の信号数の組み合
わせからなる情報系列を記憶する情報系列記憶手段15
とを含み、カム信号の情報系列に基づいて各気筒を判別
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車に搭載さ
れる内燃機関の気筒判別装置に関し、特に始動時やバル
ブタイミング可変時においても気筒判別を速やかに完了
して制御性を向上させた内燃機関の気筒判別装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、可変バルブタイミング(以
下、「VVT」と記す)機構を有する内燃機関(エンジ
ン)において、たとえばクランク角信号およびカム信号
を用いた気筒判別装置は、特開平7−224620号公
報などに参照することができる。
【0003】上記公報に記載された装置においては、基
準信号を含むクランク角信号に基づいてクランク角の基
準位置を検出し、基準位置検出後の特定区間でのカム信
号パルスの有無を検出することにより特定気筒を判別し
ている。
【0004】この場合、可変バルブタイミングの制御性
を考慮して、気筒判別用のカム信号パルスは、カム軸の
1回転(クランク軸の2回転)に対して3回出力される
ように設定されている。
【0005】なぜなら、仮にカム信号パルスの出力数を
クランク軸の2回転に対して1回に設定すると、VVT
のカム位相をエンジン2回転中に1回のみしか検出する
ことができず、VVTの位相制御性が低下してしまうか
らである。
【0006】また、カム信号パルスの出力数をエンジン
2回転に対して4回以上に設定すると、VVTによるカ
ム位相可変範囲の影響により、クランク角信号に対する
カム信号の角度位置のずれ量により気筒を誤判別するお
それがあるからである。
【0007】つまり、上記公報に記載された従来装置に
おいては、VVTによってカム位相が変化しても、クラ
ンク角信号の特定の角度範囲内で気筒判別が行われるの
で、気筒判別用のカム信号パターンが比較的単純な構成
となっている。しかしながら、気筒判別時において、ク
ランク角信号から基準信号を検出した後にカム信号パル
スの有無を判定しているので、基準信号の直後からクラ
ンク角信号の検出を開始した場合には、ほぼエンジン1
回転後のクランク角信号を検出しないと基準信号を検出
(気筒判別を開始)することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関の気筒
判別装置は以上のように、VVTによるカム位相変化に
よらず所定クランク角範囲内で気筒判別するために、比
較的単純なカム信号パターンを用いて基準信号検出後に
カム信号パルスの有無を判定しているので、基準信号直
後から信号検出を開始するような最悪の場合には、気筒
判別までにエンジン1回転以上を要することになり、速
やかにエンジン制御性を向上させることができないとい
う問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、気筒判別用の特定区間を設定す
ることなく複雑なカム信号パターンを設定可能とし、気
筒判別に要する回転角を少なくして制御性を向上させた
内燃機関の気筒判別装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る内燃機関の気筒判別装置は、内燃機関のクランク軸の
回転に同期してクランク角信号を出力するクランク角信
号検出手段と、クランク軸に対して1/2の速度比で回
転するカム軸の回転に同期して内燃機関の各気筒を識別
するための特定パルスを含むカム信号を出力するカム信
号検出手段と、内燃機関の運転状態に応じて各気筒毎の
バルブ駆動タイミングの位相を可変設定するバルブタイ
ミング可変手段と、バルブタイミング可変手段により変
更される各気筒毎のカム位相と同期するように設けられ
てクランク角信号およびカム信号に基づいて各気筒を判
別する気筒判別手段とを備えた内燃機関の気筒判別装置
において、気筒判別手段は、各気筒の点火制御周期を複
数区間に分割し、複数区間にわたって発生する特定パル
スの信号数を計数して記憶する信号数記憶手段と、複数
区間毎の信号数の組み合わせからなる情報系列を記憶す
る情報系列記憶手段とを含み、情報系列に基づいて各気
筒を判別するものである。
【0011】また、この発明の請求項2に係る内燃機関
の気筒判別装置は、請求項1において、情報系列は、連
続する4つの信号数からなるものである。
【0012】また、この発明の請求項3に係る内燃機関
の気筒判別装置は、請求項1または請求項2において、
情報系列記憶手段は、バルブタイミング可変手段による
位相変化範囲内で変化し得る複数の情報系列を記憶し、
気筒判別手段は、複数の情報系列の少なくとも一方に基
づいて特定気筒を判別するものである。
【0013】また、この発明の請求項4に係る内燃機関
の気筒判別装置は、請求項1から請求項3までのいずれ
かにおいて、気筒判別手段は、クランク角信号に基づく
所定クランク角での第1の情報系列を学習する情報系列
学習手段を含み、今回検出された情報系列と、第1の情
報系列との比較に基づいて各気筒を判別するものであ
る。
【0014】また、この発明の請求項5に係る内燃機関
の気筒判別装置は、請求項4において、気筒判別手段
は、第1の情報系列とバルブタイミング可変手段による
位相変化範囲とに基づいて所定クランク角内で変化し得
る第2の情報系列を演算する変化情報系列演算手段を含
み、今回検出された情報系列と、第1および第2の情報
系列の少なくとも一方との比較に基づいて各気筒を判別
するものである。
【0015】また、この発明の請求項6に係る内燃機関
の気筒判別装置は、請求項4または請求項5において、
情報系列学習手段は、バルブタイミング可変手段による
最遅角タイミングおよび最大進角タイミングの少なくと
も一方で第1の情報系列を学習するものである。
【0016】また、この発明の請求項7に係る内燃機関
の気筒判別装置は、請求項4または請求項5において、
情報系列学習手段は、内燃機関の始動時に第1の情報系
列を学習するものである。
【0017】また、この発明の請求項8に係る内燃機関
の気筒判別装置は、請求項1から請求項7までのいずれ
かにおいて、クランク角信号は、各気筒毎の基準位置を
含む一定クランク角のパルス列からなり、複数区間は、
基準位置に関連して分割されたものである。
【0018】また、この発明の請求項9に係る内燃機関
の気筒判別装置は、請求項8において、気筒判別手段
は、内燃機関の始動時からの所定期間内と、バルブタイ
ミング可変手段による最遅角タイミング時との少なくと
も一方で各気筒を判別するものである。
【0019】また、この発明の請求項10に係る内燃機
関の気筒判別装置は、請求項1から請求項9までのいず
れかにおいて、カム信号の特定パルスの一部とクランク
角信号に基づくクランク角位置情報とを用いて、バルブ
タイミング可変手段による位相変化量を検出する位相検
出手段を備えたものである。
【0020】また、この発明の請求項11に係る内燃機
関の気筒判別装置は、請求項1から請求項10までのい
ずれかにおいて、内燃機関の気筒数は4であり、各気筒
の点火制御周期は180°のクランク角であり、各気筒
に対応した複数区間は、それぞれ第1および第2の区間
からなり、カム信号に含まれる特定パルス数は、第1お
よび第2の区間に対して、各気筒の制御順に、それぞ
れ、「1、0」、「2、1」、「0、2」、「0、
1」、となるように設定されたものである。
【0021】また、この発明の請求項12に係る内燃機
関の気筒判別装置は、請求項1から請求項10までのい
ずれかにおいて、内燃機関の気筒数は6であり、各気筒
の点火制御周期は120°のクランク角であり、各気筒
に対応した複数区間は、それぞれ第1および第2の区間
からなり、カム信号に含まれる特定パルス数は、第1お
よび第2の区間に対して、各気筒の制御順に、それぞ
れ、「1、0」、「2、0」、「1、2」、「0、
2」、「1、1」、「0、1」、となるように設定され
たものである。
【0022】また、この発明の請求項13に係る内燃機
関の気筒判別装置は、請求項1から請求項10までのい
ずれかにおいて、内燃機関の気筒数は3であり、各気筒
の点火制御周期は240°のクランク角であり、複数区
間は第1、第2、第3および第4の区間からなり、カム
信号に含まれる特定パルス数は、第1から第4の区間に
対して、各気筒の制御順に、それぞれ、「1、0、2、
0」、「1、2、0、2」、「1、1、0、1」、とな
るように設定されたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図面を参照
しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明
する。図1はこの発明の実施の形態1を概略的に示す機
能ブロック図である。図1において、内燃機関(エンジ
ン)は、クランク軸1と、クランク軸1に対して1/2
の速度比で回転するカム軸2とを備えている。
【0024】クランク角信号検出手段3は、クランク軸
1の回転に同期して基準位置を含むパルス列からなるク
ランク角信号SGTを出力する。カム信号検出手段4
は、カム軸2の回転に同期してエンジンの各気筒を識別
するための特定パルスを含むカム信号SGCを出力す
る。
【0025】バルブタイミング可変手段5は、エンジン
の運転状態に応じて各気筒毎のバルブ駆動タイミングの
位相を可変設定する。このときの位相シフト量は、カム
信号SGCにそのまま反映される。
【0026】なお、VVTとは、周知のように、排気ガ
スおよび燃費を向上させるために、たとえば各気筒の吸
気バルブ解放タイミングを進角側にシフトさせる制御の
ことである。
【0027】位相検出手段6は、気筒判別手段10によ
る気筒判別結果と、カム信号SGCの特定パルスの一部
と、クランク角信号SGTに基づくクランク角位置情報
とを用いて、バルブタイミング可変手段5による位相変
化量を検出し、バルブタイミング可変手段5にフィード
バックする。
【0028】電子制御ユニットからなる気筒判別手段1
0は、バルブタイミング可変手段5により変更される各
気筒毎のカム位相と同期するように設けられており、ク
ランク角信号SGTおよびカム信号SGCに基づいて、
エンジンの気筒を判別するとともに各気筒毎の基準位置
を判別する。
【0029】気筒判別手段10は、クランク角信号SG
Tおよびカム信号SGCのパルス数を記憶する信号順序
記憶手段11および信号数記憶手段12と、クランク角
信号SGTを取り込む基準位置検出手段13と、信号数
記憶手段12および基準位置検出手段13の各出力信号
を取り込む区間判別手段14と、区間判別手段14に関
連した情報系列記憶手段15および情報系列学習手段1
6と、比較手段17とを備えている。
【0030】信号順序記憶手段11は、クランク角信号
SGTに含まれる10°CA毎のパルス列と、カム信号
SGCに含まれる気筒判別用の特定パルスとの時間関係
を記憶する。
【0031】信号数記憶手段12は、エンジン始動開始
からのクランク角信号SGTの検出パルス数を記憶する
クランク角信号記憶手段と、エンジン始動開始からのカ
ム信号SGCの発生パルス数を記憶するカム信号記憶手
段とを含み、エンジン始動時からのクランク角信号SG
Tおよびカム信号SGCのパルス信号数を計数して記憶
する。
【0032】また、信号数記憶手段12は、各気筒の点
火制御周期を基準位置(後述する)に関連した複数区間
に分割し、複数区間にわたって発生する特定パルスの信
号数を計数して記憶する。ここでは、後に詳述するよう
に、複数区間を2つの区間(a)および(b)としてい
る。
【0033】基準位置検出手段13は、クランク角信号
SGTから基準位置を検出する。区間判別手段14は、
複数区間毎の信号数の組み合わせに基づいて複数区間を
判別する。
【0034】情報系列記憶手段15は、今回検出された
複数区間毎の信号数の組み合わせからなる情報系列を記
憶し、情報系列学習手段16は、クランク角信号SGT
に基づく所定クランク角での第1の情報系列を学習す
る。
【0035】情報系列記憶手段15は、バルブタイミン
グ可変手段5による位相変化範囲内で変化し得る複数の
情報系列を記憶する。この場合、気筒判別手段10は、
複数の情報系列の少なくとも一方に基づいて特定気筒を
判別する。情報系列は、たとえば、後述するように連続
する4つの信号数からなる。
【0036】情報系列学習手段16は、バルブタイミン
グ可変手段5による最遅角タイミングおよび最大進角タ
イミングの少なくとも一方で第1の情報系列を学習す
る。また、情報系列学習手段16は、内燃機関の始動時
に第1の情報系列を学習する。
【0037】比較手段17は、今回検出された情報系列
と学習された第1の情報系列とを比較し、気筒判別用の
比較結果を出力する。気筒判別手段10は、情報系列記
憶手段15内に記憶された情報系列に基づき、比較手段
17の比較結果から各気筒を判別する。
【0038】また、気筒判別手段10は、第1の情報系
列とバルブタイミング可変手段5による位相変化範囲と
に基づいて所定クランク角内で変化し得る第2の情報系
列を演算する変化情報系列演算手段(図示せず)を含ん
でいてもよい。
【0039】この場合、気筒判別手段10は、今回検出
された情報系列と、第1および第2の情報系列の少なく
とも一方との比較に基づいて各気筒を判別することにな
る。
【0040】また、気筒判別手段10は、エンジン始動
時からの所定期間内において、または、バルブタイミン
グ可変手段5による最遅角タイミング時において、各気
筒を判別する。
【0041】図2はこの発明の実施の形態1によるクラ
ンク角信号SGTおよびカム信号SGCのパターンを示
すタイミングチャートであり、代表的に4気筒エンジン
の場合の信号検出パターンを示している。
【0042】図2において、クランク角信号SGTは、
各気筒(#1〜#4)毎の基準位置A25°CA(以
下、単に「A25」と記す)に対応した欠落パルスを有
する。また、図2内のカム信号SGCは、VVTの位相
変化がない場合(最遅角時)のパルス発生パターンを示
している。
【0043】ここでは、各気筒毎に、上死点TDCの近
傍B05ーCA(以下、「B05」と記す)を中心とし
て、B95°CA(以下、「B95」と記す)〜A25
付近までのクランク角位置を明記している。
【0044】クランク角信号SGTは、一定クランク角
(10ーCA)毎のパルス列であり、180ーCA毎の基
準信号に対応した基準位置A25は、リングギヤの欠け
歯に対応している。なお、欠け歯に対応して実際に検出
される基準位置は、A35°CA(以下、「A35」と
記す)となる。
【0045】図2に示すように、4気筒エンジンの点火
制御周期は、180°のクランク角であり、クランク角
信号SGTの各TDC区間(180°CA間)は、基準
位置A35(欠け歯相当)を含むB05〜B95の区間
(a)と、基準位置A35を含まないB95〜B05の
区間(b)とに分割されている。
【0046】カム信号SGCは、各気筒に対応して異な
る信号数(「0」、「1」、「2」の組み合わせからな
る)の特定パルスを有する。この場合、カム信号SGC
に含まれる特定パルス数は、各区間(a)、(b)に対
して、各気筒の制御順に、それぞれ、「1、0」、
「2、1」、「0、2」、「0、1」、となるように設
定されている。
【0047】すなわち、カム信号SGCは、各気筒の点
火制御周期(クランク角信号SGTのTDC区間180
ーCA)を複数区間に分割(ここでは、2分割)した場
合に、各区間(a)、(b)に発生する特定パルスの信
号数「0〜2」の組み合わせが、信号数記憶手段12の
記憶開始点によらず複数区間毎に対応して異なるように
設定されている。
【0048】これにより、気筒判別手段10は、信号数
記憶手段12の記憶開始点と複数区間(a)および
(b)との位置関係によらず、区間判別手段14の判別
結果に基づいて各気筒を判別できるようになっている。
【0049】図3および図4は各区間(a)、(b)の
パルス数に対する判別気筒を対応付けたテーブルを示す
説明図である。図3は区間(a)〜(b)でのパルス数
の系列による判別気筒を示し、図4は区間(b)〜
(a)でのパルス数の系列による判別気筒を示してい
る。
【0050】図3および図4において、区間(a)およ
び(b)の検出順序によらず、どの2区間であっても、
2つのカム信号SGCのパルス系列によって特定の気筒
を識別することができる。
【0051】すなわち、図2に示すクランク角信号SG
Tおよびカム信号SGCを用いた場合、気筒判別を終了
までに要するクランク回転角は、最小で180ーCA、
最大で270ーCAとなり、従来装置の場合の最大クラ
ンク回転角360°CAよりも短いことが判る。
【0052】図5は始動時および通常時での気筒判別動
作を説明するためのタイミングチャートであり、4気筒
エンジンのクランク角信号SGTおよびカム信号SGC
と、各種フラグおよび各種カウンタの値と、判別気筒と
の関係を示している。
【0053】図5において、通常時のVVTは、最遅角
(位相変化=0)の状態である。未知フラグF_unk
(n)は、カム信号SGCのパルス数(パルス系列)を
検出する際に使用され、カムパルス数が「1」であるか
「2」であるかが不明な場合にセット(ON)される。
【0054】ゼロフラグF_s0は、カム信号数を検出
する際に使用され、前回のカム信号数が「0」である場
合にセット(ON)される。クランクパルスカウンタC
_sgtは、カム信号数を検出するためにカムパルス間
のクランク角信号SGTのパルス数を計測し、クランク
角信号を検出する毎にカウントアップされる。
【0055】つまり、クランクパルスカウンタC_sg
tは、クランク角10ーCA毎に「1」づつアップさ
れ、クランク角基準信号(欠け歯)の直後のクランク角
信号A35を検出した場合のみ、カウンタ値が2つアッ
プされる。
【0056】カムパルス系列S_cam(n)は、現時
点で確認された最新のカム信号数(0、1、2のいずれ
か)を示している。判別気筒Cyld(n)は、今回の
カムパルス系列S_cam(n)に基づいて判別された
気筒を示し、現在気筒Cylp(n)は、判別気筒Cy
ld(n)に基づいて判別された次回制御対象となる気
筒を示している。
【0057】図6はカムパルス系列S_cam(n)の
組み合わせ(情報系列)と判別気筒とを対応させたテー
ブルを示す説明図である。
【0058】以下、図5および図6を参照しながら、こ
の発明の実施の形態1による気筒判別動作について時系
列的に説明する。まず、エンジン始動時においては、各
区間(a)、(b)でのカム信号パルス数および図3の
テーブルに基づいて気筒判別を行う。
【0059】この場合、区間(a)のパルス数が
「1」、区間(b)のパルス数が「0」であることか
ら、時刻t0(B05)での判別気筒Cyld(n)は
#1気筒(図3参照)であり、次回の制御対象となる現
在気筒Cylp(n)は、#3気筒であることが判る。
【0060】また、図5において、カムパルス系列S_
cam(n)の瞬時値は、#1気筒のTDC以前の区間
(a)の終端(B95)においては「1」、#1気筒の
TDC以前の区間(b)の終端(B05)においては
「0」である。
【0061】気筒判別手段10は、#1気筒のB05
(時刻t0)までは、各区間(a)および(b)のカム
パルス数の組み合わせ(図3参照)に基づいて気筒を判
別するが、それ以降の通常時においては、カムパルス系
列S_cam(n)によって気筒を判別する。
【0062】図5から明らかなように、#1気筒のB0
5(時刻t0)において、未知フラグF_unk(n)
=0、ゼロフラグFs0=1、クランクパルスカウンタ
C_sgt=0である。
【0063】その後、ゼロフラグFs0=1の状態が継
続される期間においては、クランクパルスカウンタC_
sgtは、カウントアップされず「0」のままである。
【0064】また、クランク角信号SGTの検出時にお
いては、前回のクランク角信号を検出してから今回のク
ランク角信号を検出するまでにカム信号SGCが検出さ
れたか否かが確認される。
【0065】たとえば、時刻t1(基準位置A35の検
出時)においては、前回のクランク角信号検出時(A1
5°CA)から今回のクランク角信号検出時(A35)
までの間に、1パルスのカム信号SGCが検出されるこ
とになる。
【0066】ここで検出されたカム信号SGCは、1つ
の区間内における2パルス系列の初回パルスに相当する
か、または、1パルス系列そのものに相当するが、いず
れであるかが未知であるため、フラグF_unk(n)
がONされる。
【0067】また、クランクパルスカウンタC_sgt
は、時刻t1において0クリアされると同時に、その後
のクランク角信号SGTの検出毎にカウントアップされ
る。以下、2パルス系列のパルス間隔の角度設定値(=
3)に基づいて、未知フラグF_unk(n)=1の状
態で、クランクパルスカウンタC_sgt=4となった
時点で次回のカムパルスを検出していなければ、そのカ
ムパルス系列は1パルス系列であると判定することがで
きる。
【0068】逆に、クランクパルスカウンタC_sgt
≦4の状態で次回のカムパルスを検出した場合には、そ
のカムパルス系列は2パルス系列であると判定すること
ができる。
【0069】図5においては、時刻t2後のB115°
CAのクランク角信号SGTが検出されたときに、前回
のクランク角信号(B125°CA)と今回のクランク
角信号(B115°CA)との間でカムパルスが検出さ
れるので、2パルス系列であると判定することができ
る。
【0070】したがって、今回のカムパルス系列S_c
am(n)は、「2」にセットされる。また、クランク
パルスカウンタC_sgtは、0クリアされるととも
に、その後のクランク角信号SGTの検出毎にカウント
アップされる。
【0071】こうして、カムパルス系列S_cam
(n)=2が確定された後、もし次回のカムパルス系列
が「0」であれば、所定期間にわたってカムパルスが検
出されない。
【0072】したがって、カムパルスの角度間隔設定値
に基づき、クランクパルスカウンタC_sgt=8の時
点でカムパルスが検出されない場合には、そのカムパル
ス系列は「0」であると判定する。
【0073】逆に、カムパルス系列S_cam(n)の
確定後に、クランクパルスカウンタC_sgt≦8の時
点でカムパルスが検出された場合には、そのカムパルス
は2パルス系列の初回パルス、または、1パルス系列そ
のものであると判定する。
【0074】図5内の時刻t3(#3気筒のB55°C
A)においては、クランクパルスカウンタC_sgt=
6の時点で、パルス系列が未知のカムパルスが検出され
るので、未知フラグF_unk(n)がONされ、クラ
ンクパルスカウンタC_sgtが0クリアされる。
【0075】以下、時刻t4(#3気筒のB15°C
A)においては、未知フラグF_unk(n)=1の状
態で、クランクパルスカウンタC_sgt=4の時点ま
でにカムパルスが検出されないので、カムパルス系列S
_cam(n)=1(1パルス系列)がセットされ、ク
ランクパルスカウンタC_sgtが0クリアされる。
【0076】続いて、時刻tA(B05)において、気
筒判別を実行する。この時点において、情報系列を示す
4つのカムパルス系列S_cam(n−3、n−2、n
−1、n)=「1、0、2、1」なので、図6から、今
回確認された気筒Cyld(n)は#3気筒であり、次
回の制御対象となる現在気筒Cylp(n)は#4気筒
であることが判る。
【0077】次に、図5内の時刻t5においては、未知
フラグF_unk(n)=0の状態で、クランクパルス
カウンタC_sgt=8に達するまでにカムパルスが検
出されないので、カムパルス系列S_cam(n)=0
がセットされ、これと同時に、ゼロフラグF_s0=1
がセットされる。
【0078】続いて、時刻t5〜t6においては、ゼロ
フラグF_s0=1がセットされているので、クランク
パルスカウンタC_sgtはカウントアップされない。
なお、カムパルス系列は、0パルスが連続配置されてい
ないので、0パルス系列の次のパルス系列は、必ず1パ
ルス系列または2パルス系列である。
【0079】次に、時刻t6においては、2パルス系列
の先頭パルスまたは1パルス系列そのものが検出される
ので、ゼロフラグF_s0がクリアされるとともに、未
知フラグF_unk(n)がセットされる。
【0080】また、時刻t7においては、クランクパル
スカウンタC_sgt=3のときにカムパルスが検出さ
れるので、カムパルス系列S_cam(n)=2がセッ
トされ、未知フラグF_unk(n)がクリアされる。
【0081】次に、時刻tB(気筒判別ポイント)にお
いては、4つ分のカムパルス系列S_cam(n−3、
n−2、n−1、n)=「2、1、0、2」であること
が確認されるので、図6から、今回の気筒Cyld
(n)は#4気筒、次回の制御対象となる現在気筒Cy
lp(n)は#2気筒と判定することができる。
【0082】以下、各時刻t8〜t11および気筒判別
時刻tCにおいて、上述と同様の処理が繰り返され、4
つのカムパルス系列S_cam(n−3、n−2、n−
1、n)=「0、2、0、1」となるので、図6から、
今回の気筒Cyld(n)は#2気筒、次回の制御対象
となる現在気筒Cylp(n)は#1気筒と判定するこ
とができる。
【0083】なお、図5はVVTによる位相変化がない
場合の信号パターンを示しているが、通常時にVVTに
よって位相変化した場合においても同様に気筒判別する
ことができる。
【0084】図7はVVTによって位相変化した場合の
気筒判別動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。図7において、各時刻t1〜t14における処理動
作は、図5の場合と同様であり、前述と同様にパルス系
列の判定および気筒判別を行うことができる。
【0085】次に、図8〜図11のフローチャートを参
照しながら、この発明の実施の形態1による気筒判別手
段10の処理動作について説明する。図8はカム信号S
GCによる割り込み処理ルーチン、図9および図10は
クランク角信号SGTによる割り込み処理ルーチン、図
11は図9内の気筒判別処理ルーチンである。
【0086】図8において、P_sgcはクランク角信
号SGTのパルス間に検出されたカム信号SGCの発生
パルス数である。図9において、TR(n)は前回およ
び今回のクランク角信号SGTの周期比である。
【0087】まず、図8において、気筒判別手段10内
の信号順序記憶手段11および信号数記憶手段12は、
カム信号SGCのパルス発生時に応答して、クランク角
信号SGTのパルス検出周期に対応させて、カム信号S
GCの発生パルス数P_sgcに「1」を格納する(ス
テップS1)。
【0088】一方、図9において、信号数記憶手段12
は、前回カムパルス数=0を示すゼロフラグF_s0が
セットされている(F_s0=1)か否かを判定し(ス
テップS10)、F_s0=1(すなわち、YES)と
判定されれば、後述するステップS14に進む。
【0089】また、ステップS10において、F_s0
=0(すなわち、NO)と判定されれば、基準位置検出
手段13を用いて、前回および今回のクランク角信号S
GTのパルス周期比TR(n)が所定値Kr以上か否か
により、今回のクランク角位置が欠け歯に対応するか否
かを判定する(ステップS11)。
【0090】ステップS11において、TR(n)≧K
r(すなわち、YES)と判定されれば、クランク角位
置判別用のクランクパルスカウンタC_sgtを「2」
だけインクリメントさせ(ステップS12)、TR
(n)<Kr(すなわち、NO)と判定されれば、クラ
ンクパルスカウンタC_sgtを「1」だけインクリメ
ントさせて(ステップS13)、ステップS14に進
む。
【0091】次に、気筒判別手段10は、信号数記憶手
段12を参照して、カム信号SGCの発生パルス数P_
sgc=1であるか否かを判定し(ステップS14)、
P_sgc≠1(すなわち、NO)と判定されれば、後
述する図10内のステップS21に進む。
【0092】また、ステップS14において、P_sg
c=1(すなわち、YES)と判定されれば、続いて、
未知フラグF_unkが既にセットされているか否かを
判定する(ステップS15)。
【0093】ステップS15において、F_unk=0
(すなわち、NO)と判定されれば、未知フラグF_u
nkを「1」にセットし(ステップS16)、後述する
ステップS18に進む。
【0094】また、ステップS15において、F_un
k=1(すなわち、YES)と判定されれば、現時点で
の4つのカムパルス系列S_cam(n−2)、S_c
am(n−1)、S_cam(n)および「2」を、そ
れぞれ、1演算周期分だけシフトさせて、前回値S_c
am(n−3)、S_cam(n−2)、S_cam
(n−1)およびS_cam(n)とする(ステップS
17)。
【0095】次に、クランクパルスカウンタC_sgt
を0クリアし(ステップS18)、カム信号SGCの発
生パルス数P_sgcを0クリアし(ステップS1
9)、図11の気筒判別処理ルーチン(ステップS2
0)を実行して、図9のクランク角信号割り込み処理を
終了する。
【0096】一方、ステップS14において、P_sg
c≠1(すなわち、NO)と判定された場合には、図1
0内のステップS21に進む。図10において、まず、
未知フラグF_unk=1か否かを判定し(ステップS
21)、F_unk=1(すなわち、YES)と判定さ
れれば、続いて、クランクパルスカウンタC_sgt=
4か否かを判定する(ステップS22)。
【0097】ステップS22において、C_sgt≠4
(すなわち、NO)と判定されれば、直ちに図9内のス
テップS19に進み、C_sgt=4(すなわち、YE
S)と判定されれば、現時点での4つのカムパルス系列
S_cam(n−2、n−1、n)および「1」を、そ
れぞれ、前回値S_cam(n−3、n−2、n−1、
n)にシフトし(ステップS23)、図9内のステップ
S18に進む。
【0098】一方、ステップS21において、F_un
k≠1(すなわち、NO)と判定されれば、続いて、ク
ランクパルスカウンタC_sgt=8か否かを判定し
(ステップS24)、C_sgt≠8(すなわち、N
O)と判定されれば、直ちに図9内のステップS19に
進む。
【0099】また、ステップS24において、C_sg
t=8(すなわち、YES)と判定されれば、現時点で
の4つのカムパルス系列S_cam(n−2、n−1、
n)および「0」を、それぞれ、前回値S_cam(n
−3、n−2、n−1、n)にシフトし(ステップS2
3)、図9内のステップS18に進む。
【0100】次に、図12のタイミングチャートを参照
しながら、カム信号SGCのパルス系列を用いてVVT
の位相変化量を検出する位相検出手段6の動作について
説明する。
【0101】図12において、カム信号SGCは、クラ
ンク角信号SGTに対応させて、最遅角時(位相変化な
し)のパターンと、カム位相変化時のパターンとが示さ
れている。
【0102】カム信号SGCのうち、一部のパルスA、
B、C、Dは、カム位相検出に用いられており、位相変
化時のカム信号SGCの各パルスA′、B′、C′、
D′のクランク角位置の変化量θ1、θ2、θ3、θ4
は、バルブタイミング可変手段5(VVT)による位相
変化量に対応している。
【0103】位相検出手段6は、あらかじめ、カム位相
の最遅角時における各パルスA〜Dの検出時のクランク
角位置(#1気筒のB55、A35、#4気筒のB5
5、#2気筒のB45)を確認する。
【0104】続いて、位相検出手段6は、VVTによる
位相変化時において、各パルスA′〜D′のクランク角
位置(#1気筒のB115、B25、#4気筒のB11
5、#2気筒のB105)と、上記各パルスA〜Dのク
ランク角位置との差θ1〜θ4を演算し、これらをカム
位相変化量として検出する。
【0105】図12においては、最大進角された場合
(約60°CA)のカム位相変化量θ1〜θ4が示され
ている。検出された位相変化量θ1〜θ4は、バルブタ
イミング可変手段5にフィードバックされ、VVT制御
に用いられる。
【0106】また、この場合も、気筒判別手段10は、
カムパルスのパターンを気筒判別の早期化が可能な複雑
なパターンとし、カムパルス数の系列で気筒判別を行
う。したがって、バルブタイミング可変手段5(VVT
機構)を備えたエンジンにおいて、VVTによりカム位
相が変化した場合でも、速やかに気筒判別を終了して始
動性を向上させることができる。
【0107】次に、図13のタイミングチャートを参照
しながら、情報系列学習手段16を用いた気筒判別動作
について説明する。図13はVVTによるカム位相が最
遅角状態のパルスパターンを示しており、クランク角信
号SGT(クランク角位置)およびカム信号SGCのパ
ルス系列に基づく学習パルス系列(カムセンサの取付誤
差を考慮した系列)を用いた気筒判別処理を示してい
る。
【0108】この場合、学習手段16は、VVTによる
カム位相が最遅角状態(位相進角なし)の場合に、カム
信号SGCのパルス系列を学習する。このとき、カム信
号SGCの位相が再遅角状態であるため、クランク角信
号SGTの区間(a)、(b)には、前述(図3、図4
参照)のテーブルに対応したカムパルス数が配置される
ことになる。
【0109】したがって、区間(a)、(b)において
検出されたカムパルス数の組み合わせに基づいて気筒判
別することができる。同時に、学習手段16は、カムパ
ルス系列の学習を行い、学習したカムパルス系列を用い
て、VVTによりカム位相変化時の気筒判別を行う。
【0110】図13において、未知フラグF_unk
(n)、クランクパルスカウンタC_sgt、カムパル
ス系列S_cam(n)、判別気筒Cyld(n)、現
在気筒Cylp(n)の各タイミング動作は前述(図
5、図7参照)の場合と同様である。
【0111】まず、時刻tAにおいて、気筒判別手段1
0は、区間(a)のパルス数「1」と区間(b)のパル
ス数「0」とに基づき、図3から「#1気筒」を判定す
る。同時に、学習手段16は、時刻tAでのカムパルス
系列S_cam(n−1、n)(=「1、1」)を、学
習パルス系列として記憶する。
【0112】また、時刻tBにおいて、気筒判別手段1
0は、区間(a)のパルス数「2」と区間(b)のパル
ス数「1」とに基づき、図3から「#3気筒」を判定す
る。同時に、学習手段16は、時刻tBでのカムパルス
系列S_cam(n−1、n)(=「0、2」)を学習
パルス系列として記憶する。
【0113】また、時刻tCにおいて、気筒判別手段1
0は、区間(a)のパルス数「0」と区間(b)のパル
ス数「2」とに基づき、図3から「#4気筒」を判定す
る。同時に、学習手段16は、時刻tCでのカムパルス
系列S_cam(n−1、n)(=「0、2」)を学習
パルス系列として記憶する。
【0114】また、時刻tDにおいて、気筒判別手段1
0は、区間(a)のパルス数「0」と区間(b)のパル
ス数「1」とに基づき、図3から「#2気筒」を判定す
る。同時に、学習手段16は、時刻tDでのカムパルス
系列S_cam(n−1、n)(=「0、2」)を学習
パルス系列として記憶する。
【0115】図14は時刻tA〜tDに対応した各クラ
ンク角位置で検出されるカムパルス系列S_cam(n
−1、n)に基づく気筒判別テーブルを示す説明図であ
り、前述の図3に対応している。
【0116】図15は図14に基づいて学習した気筒判
別クランク角位置でのカムパルス系列S_cam(n−
3、n−2、n−1、n)を示す説明図である。
【0117】図15において、a1、b1、c1、d1
に対応したカムパルス系列は、VVT位相が最遅角状態
での情報系列を示しており、a2、b2、c2、d2に
対応したカムパルス系列は、VVTによってカム位相が
最大進角された場合に取り得る情報系列を示している。
【0118】図15内のa1に対応したカムパルス系列
のうち、2つのカムパルス系列S_cam(n−1、
n)は、図14内の#1気筒のカムパルス系列S_ca
m(n−1、n)(=「1、1」)である。
【0119】また、系列a1の残りのカムパルス系列S
_cam(n−3、n−2)は、#1気筒の学習値がS
_cam(n−1、n)=「1、1」の場合に、図13
のパルス波形に基づいて必然的に取ることになるパルス
数である。
【0120】一方、最大進角時に取り得る系列a2にお
いて、VVTにより進角されるカム位相が最大60ーC
A程度なので、カムパルス系列S_cam(n−3、n
−2、n−1、n)は、たとえば以下のようになる。
【0121】すなわち、系列a2のS_cam(n−
3、n−2、n−1)は、系列a1のS_cam(n−
2、n−1、n)(=「0、1、1」)であり、系列a
2のS_cam(n)は、#1気筒のS_cam(n−
3、n−2、n−1)に対応して必然的に取ることにな
る値(=「0」)である。
【0122】以上の学習から得られた図15のテーブル
を参照することにより、カムパルス系列S_cam(n
−3、n−2、n−1、n)=「2、0、1、1」(ま
たは、「0、1、1、0」)の場合に、今回の判別気筒
Cyld(n)は「#1気筒」であり、次回の制御対象
となる現在気筒Cylp(n)は「#3気筒」であるこ
とを判別することができる。
【0123】ここでは、図15において、代表的に系列
a1、a2のみの学習について説明したが、他の系列b
1、b2、c1、c2、d1、d2についての学習処理
も同様である。
【0124】図16は図13のように位相差ばらつき
(カムセンサ取付誤差)を考慮したクランク角信号SG
Tおよびカム信号SGCにおいて、VVTによりカム位
相が最大進角した場合の各パルスパターンを示すタイミ
ングチャートである。この場合も、気筒判別処理動作に
ついては、前述と同様なので省略する。
【0125】図17はVVTによるカム位相が最遅角状
態の各パルスパターンを示すタイミングチャートであ
り、クランク角信号SGTに対するカム信号SGCの位
相ばらつきが進角側に最大にずれている場合を示してい
る。
【0126】図17において、各気筒のB05毎に検出
されるカムパルス系列S_cam(n−1、n)は、前
述(図13参照)の場合と同様に、図18の気筒判別テ
ーブルに示すようになる。
【0127】したがって、前述と同様に、図17のパル
スパターンに基づく図18のテーブルを用いて、連続す
る4つのカムパルス系列S_cam(n−3、n−2、
n−1、n)の学習を行うと、図19の気筒判別テーブ
ルが得られる。
【0128】図20は図17のようにクランク角信号S
GTに対して最大の進角側位相ずれを有するカム信号S
GCがVVTによって進角側に変化した場合のパターン
を示すタイミングチャートであり、前述と同様に、クラ
ンク角信号SGTおよびカム信号SGCを用いて気筒判
別を行う場合の処理動作を示している。
【0129】図13〜図20のように、特定の運転状態
においてカムパルス系列を学習することにより、VVT
によりカム位相が変化した場合のカムパルス系列の変化
を学習することができ、クランク角信号SGTに対する
カム信号SGCの検出位相差がカムセンサ取付誤差など
の要因でばらついても、正確な気筒判別を行うことがで
きる。
【0130】また、情報系列記憶手段15は、カム信号
SGCのタイミング変化範囲内で連続する4つのカムパ
ルス系列を2種類ずつ記憶しているので、VVTにより
カム位相が変化(最大進角)した場合でも、特定気筒を
判別することができる。このとき、カムパルス系列の記
憶情報は、任意の所定回数(4つ以上)に設定されても
よい。
【0131】また、ここでは、VVTによるカム位相が
最遅角タイミングで学習したが、最遅角タイミングおよ
び最大進角タイミングの少なくとも一方で学習してもよ
く、エンジン始動時に学習してもよい。
【0132】また、気筒判別手段10は、基準位置A3
5を含む一定クランク角(10°CA)毎のクランク角
信号SGTからクランク角位置を検出するとともに、点
火TDC周期間内の複数区間(a)、(b)におけるカ
ム信号SGCのパルス出力数の組み合わせにより気筒判
別するので、エンジン始動時において速やかに気筒判別
することができる。
【0133】すなわち、複雑なパターンを設定可能なカ
ムパルス系列に基づいて気筒判別するので、特定の検出
区間のみに限定されることなく気筒判別を行うことがで
き、気筒判別に要する回転角が少なくなり、エンジン始
動性を向上させることができる。
【0134】このとき、気筒判別手段10は、エンジン
始動時からの所定期間内と、バルブタイミング可変手段
5による最遅角タイミング時との少なくとも一方で各気
筒を判別することもでき、この場合、VVTによる位相
シフトを考慮する必要がないので、情報系列記憶手段1
5が単一のカムパルス系列のみを記憶していれば、正確
に気筒判別することができる。
【0135】さらに、気筒判別手段10に関連して、ク
ランク角信号SGTおよびカム信号SGCと情報系列に
基づいてVVTによる位相検出を行う位相検出手段6を
設けたので、カム軸2の近傍にカム位相センサを設ける
必要がなく、構成部品の簡略化により設計自由度を拡大
させるとともに、コストダウンを実現することができ
る。
【0136】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、4気筒エンジンに適用した場合について説明した
が、6気筒エンジンに適用してもよく、前述と同様の作
用効果を奏する。
【0137】図21は6気筒エンジンに適用したこの発
明の実施の形態2によるクランク角信号SGTおよびカ
ム信号SGCのパルス発生パターンを示すタイミングチ
ャートである。
【0138】図21において、各気筒毎の欠け歯位置は
前述と同様にA25に設定されているが、6気筒エンジ
ンのTDC区間(点火制御区間)が120ーCAである
ため、区間(a)はB05〜B65、区間(b)はB6
5〜B05のクランク角範囲となる。
【0139】また、カム信号SGCに含まれる特定パル
ス数は、各区間(a)、(b)に対して、各気筒の制御
順に、それぞれ、「1、0」、「2、0」、「1、
2」、「0、2」、「1、1」、「0、1」、となるよ
うに設定されている。
【0140】この場合、クランク角信号SGTは、12
0ーCA毎に基準信号(欠け歯)が設定され、各区間
(a)、(b)に対応したカム信号SGCのパルス系列
が配置されている。
【0141】図22は各区間(a)および(b)のカム
パルス数の組み合わせに基づく気筒判別テーブルを示す
説明図である。図21のパルスパターンにおいて、図2
2のテーブルを参照することにより、最小で120ーC
A、最大でも180ーCAの回転角で気筒判別を行うこ
とができる。
【0142】図23は図21のパルスパターンにおいて
カム位相の最遅角時に検出されるカムパルス系列S_c
am(n−1、n)を示す説明図である。この場合も、
カムパルス系列の検出処理については、前述と同様なの
で省略する。ただし、TDC区間(B05〜B05)の
クランク角間隔が異なるので、パルス系列判定用のクラ
ンクパルスカウンタC_sgtの条件が前述と異なる。
【0143】図24は図23の検出結果から学習された
カムパルス系列S_cam(n−3、n−2、n−1、
n)に基づく気筒判別テーブルを示す説明図である。
【0144】図24から、VVT機構を有する6気筒エ
ンジンにおいても、VVTによるカム位相変化時にカム
パルス系列S_cam(n−3、n−2、n−1、n)
に基づいて気筒判別を行うことができる。
【0145】実施の形態3.なお、上記実施の形態2で
は、6気筒エンジンに適用した場合について説明した
が、3気筒エンジンに適用してもよく、前述と同様の作
用効果を奏する。
【0146】図25は3気筒エンジンに適用したこの発
明の実施の形態3によるクランク角信号SGTおよびカ
ム信号SGCのパルス発生パターンを示すタイミングチ
ャートである。
【0147】この場合、クランク角信号SGTは、6気
筒エンジンと同様に120ーCA毎に基準信号(欠け
歯)が設定されており、TDC周期(240ーCA)間
で2回の基準信号を発生させている。
【0148】なぜなら、3気筒エンジンは、TDC周期
が240ーCAであるが、エンジン1回転(360ーC
A)毎に同一のクランク角信号SGTが出力されるの
で、エンジン2回転(720ーCA)で3回の基準信号
を出力させることができないからである。
【0149】カム信号SGCは、B05〜B05間を4
分割(すなわち、基準信号周期120ーCA間を2分
割)した各区間での基準信号の有無に基づいて、区間
(a)、(b)を判別可能にしている。すなわち、前述
と同様に、各区間(a)、(b)には、パルス数「0」
〜「2」のカム信号SGCが配置される。
【0150】ここでは、カム信号SGCに含まれる特定
パルス数は、各区間(a)、(b)に対して、各気筒の
制御順に、それぞれ、「1、0、2、0」、「1、2、
0、2」、「1、1、0、1」、となるように設定され
ている。
【0151】図26は3気筒エンジンの場合の気筒判別
テーブルを示す説明図であり、前述の図22に対応して
いる。図25内の区間(b)の終端での各区間(a)、
(b)のカムパルス系列の組み合わせから、図26のテ
ーブルを参照することにより、特定気筒と特定クランク
角位置が判定される。
【0152】図27は図25のパルスパターンにおいて
カム位相の最遅角時に区間(b)の終端で検出されるカ
ムパルス系列S_cam(n−1、n)を示す説明図で
あり、前述の図23に対応している。
【0153】図27のカムパルス系列S_cam(n−
1、n)の検出処理は前述と同様である。図28は図2
3の検出結果から学習されたカムパルス系列S_cam
(n−3、n−2、n−1、n)に基づく気筒判別テー
ブルを示す説明図であり、前述の図24に対応してい
る。
【0154】なお、VVT機構を有する3気筒エンジン
の場合においても、各気筒のB05タイミングで気筒判
別が行われる。
【0155】図28において、学習系列a1のS_ca
m(n−3、n−2)は、図27内の#1気筒のB12
5での系列S_cam(n−1、n)(=「0、1」)
であり、学習系列a1のS_cam(n−1、n)は、
図27内の#1気筒のB05での系列S_cam(n−
1、n)(=「1、0」)である。
【0156】また、図28内の学習系列a2のS_ca
m(n−3)は、図27内の#1気筒のB125での系
列S_cam(n)(=「1」)であり、学習系列a2
のS_cam(n−2、n−1)は、図27の#1気筒
B05でのS_cam(n−1、n)(=「1、0」)
であり、学習系列a2のS_cam(n)は、図27内
の#3気筒のB125でのS_cam(n−1)(=
「2」)である。他の学習系列b1、b2、c1、c2
についても同様である。
【0157】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、内燃機関のクランク軸の回転に同期してクランク
角信号を出力するクランク角信号検出手段と、クランク
軸に対して1/2の速度比で回転するカム軸の回転に同
期して内燃機関の各気筒を識別するための特定パルスを
含むカム信号を出力するカム信号検出手段と、内燃機関
の運転状態に応じて各気筒毎のバルブ駆動タイミングの
位相を可変設定するバルブタイミング可変手段と、バル
ブタイミング可変手段により変更される各気筒毎のカム
位相と同期するように設けられてクランク角信号および
カム信号に基づいて各気筒を判別する気筒判別手段とを
備えた内燃機関の気筒判別装置において、気筒判別手段
は、各気筒の点火制御周期を複数区間に分割し、複数区
間にわたって発生する特定パルスの信号数を計数して記
憶する信号数記憶手段と、複数区間毎の信号数の組み合
わせからなる情報系列を記憶する情報系列記憶手段とを
含み、カム信号の情報系列に基づいて各気筒を判別する
ようにしたので、気筒判別用の特定区間を設定すること
なく複雑なカム信号パターンを設定可能とし、気筒判別
に要する回転角を少なくして制御性を向上させた内燃機
関の気筒判別装置が得られる効果がある。
【0158】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、情報系列は、連続する4つの信号数から
なるので、気筒判別に要する回転角を少なくして制御性
を向上させた内燃機関の気筒判別装置が得られる効果が
ある。
【0159】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、情報系列記憶手段は、バ
ルブタイミング可変手段による位相変化範囲内で変化し
得る複数の情報系列を記憶し、気筒判別手段は、複数の
情報系列の少なくとも一方に基づいて特定気筒を判別す
るようにしたので、VVTによるカム位相の進角時であ
っても、気筒判別に要する回転角を少なくして制御性を
向上させた内燃機関の気筒判別装置が得られる効果があ
る。
【0160】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1から請求項3までのいずれかにおいて、気筒判別手
段は、クランク角信号に基づく所定クランク角での第1
の情報系列を学習する情報系列学習手段を含み、今回検
出された情報系列と、第1の情報系列との比較に基づい
て各気筒を判別するようにしたので、カムセンサ取付誤
差が生じても、また、VVTによるカム位相の進角時で
あっても、気筒判別に要する回転角を少なくして制御性
を向上させた内燃機関の気筒判別装置が得られる効果が
ある。
【0161】また、この発明の請求項5によれば、請求
項4において、気筒判別手段は、第1の情報系列とバル
ブタイミング可変手段による位相変化範囲とに基づいて
所定クランク角内で変化し得る第2の情報系列を演算す
る変化情報系列演算手段を含み、今回検出された情報系
列と、第1および第2の情報系列の少なくとも一方との
比較に基づいて各気筒を判別するようにしたので、カム
センサ取付誤差が生じても、また、VVTによるカム位
相の進角時であっても、気筒判別に要する回転角を少な
くして制御性を向上させた内燃機関の気筒判別装置が得
られる効果がある。
【0162】また、この発明の請求項6によれば、請求
項4または請求項5において、情報系列学習手段は、バ
ルブタイミング可変手段による最遅角タイミングおよび
最大進角タイミングの少なくとも一方で第1の情報系列
を学習するようにしたので、カムセンサ取付誤差が生じ
ても、また、VVTによるカム位相の進角時であって
も、気筒判別に要する回転角を少なくして制御性を向上
させた内燃機関の気筒判別装置が得られる効果がある。
【0163】また、この発明の請求項7によれば、請求
項4または請求項5において、情報系列学習手段は、内
燃機関の始動時に第1の情報系列を学習するようにした
ので、カムセンサ取付誤差が生じても、また、VVTに
よるカム位相の進角時であっても、気筒判別に要する回
転角を少なくして制御性を向上させた内燃機関の気筒判
別装置が得られる効果がある。
【0164】また、この発明の請求項8によれば、請求
項1から請求項7までのいずれかにおいて、クランク角
信号は、各気筒毎の基準位置を含む一定クランク角のパ
ルス列からなり、複数区間は、基準位置に関連して分割
されたので、気筒判別に要する回転角を少なくして制御
性を向上させた内燃機関の気筒判別装置が得られる効果
がある。
【0165】また、この発明の請求項9によれば、請求
項8において、気筒判別手段は、内燃機関の始動時から
の所定期間内と、バルブタイミング可変手段による最遅
角タイミング時との少なくとも一方で各気筒を判別する
ようにしたので、情報系列の記憶量を軽減させた場合で
あっても、気筒判別に要する回転角を少なくして制御性
を向上させた内燃機関の気筒判別装置が得られる効果が
ある。
【0166】また、この発明の請求項10によれば、請
求項1から請求項9までのいずれかにおいて、カム信号
の特定パルスの一部とクランク角信号に基づくクランク
角位置情報とを用いて、バルブタイミング可変手段によ
る位相変化量を検出する位相検出手段を備え、カム位相
センサを不要としたので、設計自由度の向上およびコス
トダウンを実現するとともに、気筒判別に要する回転角
を少なくして制御性を向上させた内燃機関の気筒判別装
置が得られる効果がある。
【0167】また、この発明の請求項11によれば、請
求項1から請求項10までのいずれかにおいて、内燃機
関の気筒数は4であり、各気筒の点火制御周期は180
°のクランク角であり、各気筒に対応した複数区間は、
それぞれ第1および第2の区間からなり、カム信号に含
まれる特定パルス数は、第1および第2の区間に対し
て、各気筒の制御順に、それぞれ、「1、0」、「2、
1」、「0、2」、「0、1」、となるように設定され
たので、4気筒エンジンの気筒判別に要する回転角を少
なくして制御性を向上させた内燃機関の気筒判別装置が
得られる効果がある。
【0168】また、この発明の請求項12によれば、請
求項1から請求項10までのいずれかにおいて、内燃機
関の気筒数は6であり、各気筒の点火制御周期は120
°のクランク角であり、各気筒に対応した複数区間は、
それぞれ第1および第2の区間からなり、カム信号に含
まれる特定パルス数は、第1および第2の区間に対し
て、各気筒の制御順に、それぞれ、「1、0」、「2、
0」、「1、2」、「0、2」、「1、1」、「0、
1」、となるように設定されたので、6気筒エンジンの
気筒判別に要する回転角を少なくして制御性を向上させ
た内燃機関の気筒判別装置が得られる効果がある。
【0169】また、この発明の請求項13によれば、請
求項1から請求項10までのいずれかにおいて、内燃機
関の気筒数は3であり、各気筒の点火制御周期は240
°のクランク角であり、複数区間は第1、第2、第3お
よび第4の区間からなり、カム信号に含まれる特定パル
ス数は、第1から第4の区間に対して、各気筒の制御順
に、それぞれ、「1、0、2、0」、「1、2、0、
2」、「1、1、0、1」、となるように設定されたの
で、3気筒エンジンの気筒判別に要する回転角を少なく
して制御性を向上させた内燃機関の気筒判別装置が得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を概略的に示す機能
ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による4気筒エンジ
ンのクランク角信号およびカム信号のパターンを示すタ
イミングチャートである。
【図3】 図2の信号検出パターンに対して用いられる
区間(a)、(b)に基づく気筒判別テーブルを示す説
明図である。
【図4】 図2の信号検出パターンに対して用いられる
区間(b)、(a)に基づく気筒判別テーブルを示す説
明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による気筒判別動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】 図5の信号検出パターンに基づくカムパルス
系列による気筒判別テーブルを示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態1によるVVT機構動
作時の気筒判別処理を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図8】 この発明の実施の形態1による気筒判別手段
のカム信号割り込み処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】 この発明の実施の形態1による気筒判別手段
のクランク角信号割り込み処理動作を示すフローチャー
トである。
【図10】 この発明の実施の形態1による気筒判別手
段のクランク角信号割り込み処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】 この発明の実施の形態1による気筒判別処
理動作を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態1による位相検出手
段の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態1による情報系列学
習手段を用いた気筒判別動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態1によるカムパルス
系列S_cam(n−1、n)に基づく気筒判別テーブ
ルを示す説明図である。
【図15】 図14に基づいて学習したカムパルス系列
S_cam(n−3、n−2、n−1、n)を示す説明
図である。
【図16】 この発明の実施の形態1によるカムセンサ
取付誤差を考慮した場合のVVT動作時のパルスパター
ンを示すタイミングチャートである。
【図17】 この発明の実施の形態1によるカムセンサ
取付誤差を有する場合のカム位相最遅角時のパルスパタ
ーンを示すタイミングチャートである。
【図18】 図17のパルスパターンに基づく気筒判別
テーブルを示す説明図である。
【図19】 図18のテーブルを用いて学習されたカム
パルス系列S_cam(n−3、n−2、n−1、n)
に基づく気筒判別テーブルを示す説明図である。
【図20】 図17のようにVVTによって進角側に変
化した場合のパルスパターンおよび気筒判別動作を示す
タイミングチャートである。
【図21】 この発明の実施の形態2による6気筒エン
ジンでのパルス発生パターンを示すタイミングチャート
である。
【図22】 図21の信号検出パターンに対して用いら
れる区間(a)、(b)に基づく気筒判別テーブルを示
す説明図である。
【図23】 図21の信号検出パターンにおいてカム位
相の最遅角時に検出されるカムパルス系列S_cam
(n−1、n)を示す説明図である。
【図24】 図23により学習されたカムパルス系列S
_cam(n−3、n−2、n−1、n)に基づく気筒
判別テーブルを示す説明図である。
【図25】 この発明の実施の形態3による3気筒エン
ジンでのパルス発生パターンを示すタイミングチャート
である。
【図26】 図25の信号検出パターンに対して用いら
れる区間(a)、(b)に基づく気筒判別テーブルを示
す説明図である。
【図27】 図25の信号検出パターンにおいてカム位
相の最遅角時に検出されるカムパルス系列S_cam
(n−1、n)を示す説明図である。
【図28】 図27により学習されたカムパルス系列S
_cam(n−3、n−2、n−1、n)に基づく気筒
判別テーブルを示す説明図である。
【符号の説明】
1 クランク軸、2 カム軸、3 クランク角信号検出
手段、4 カム信号検出手段、10 気筒判別手段、1
2 信号数記憶手段、13 基準位置検出手段、14
区間判別手段、15 情報系列記憶手段、16 情報系
列学習手段、17 比較手段、(a)、(b) 区間、
A25、A35 基準位置、SGTクランク角信号、S
GC カム信号、S_cam(n−3)、S_cam
(n−2)、S_cam(n) カムパルス系列。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 裕史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3G019 AB05 AC01 DC06 GA01 LA11 3G084 BA16 BA23 CA01 DA04 EA05 EA07 EB06 EB17 FA38 3G092 AA11 BA08 DA09 EA03 EA04 EC05 EC09 FA06 GA01 HE03Z HE05Z

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランク軸の回転に同期して
    クランク角信号を出力するクランク角信号検出手段と、 前記クランク軸に対して1/2の速度比で回転するカム
    軸の回転に同期して前記内燃機関の各気筒を識別するた
    めの特定パルスを含むカム信号を出力するカム信号検出
    手段と、 前記内燃機関の運転状態に応じて前記各気筒毎のバルブ
    駆動タイミングの位相を可変設定するバルブタイミング
    可変手段と、 前記バルブタイミング可変手段により変更される前記各
    気筒毎のカム位相と同期するように設けられて前記クラ
    ンク角信号および前記カム信号に基づいて前記各気筒を
    判別する気筒判別手段とを備えた内燃機関の気筒判別装
    置において、 前記気筒判別手段は、 前記各気筒の点火制御周期を複数区間に分割し、前記複
    数区間にわたって発生する前記特定パルスの信号数を計
    数して記憶する信号数記憶手段と、 前記複数区間毎の前記信号数の組み合わせからなる情報
    系列を記憶する情報系列記憶手段とを含み、 前記情報系列に基づいて前記各気筒を判別することを特
    徴とする内燃機関の気筒判別装置。
  2. 【請求項2】 前記情報系列は、連続する4つの信号数
    からなることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の
    気筒判別装置。
  3. 【請求項3】 前記情報系列記憶手段は、前記バルブタ
    イミング可変手段による位相変化範囲内で変化し得る複
    数の情報系列を記憶し、 前記気筒判別手段は、前記複数の情報系列の少なくとも
    一方に基づいて特定気筒を判別することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の内燃機関の気筒判別装
    置。
  4. 【請求項4】 前記気筒判別手段は、 前記クランク角信号に基づく所定クランク角での第1の
    情報系列を学習する情報系列学習手段を含み、 今回検出された情報系列と、前記第1の情報系列との比
    較に基づいて前記各気筒を判別することを特徴とする請
    求項1から請求項3までのいずれかに記載の内燃機関の
    気筒判別装置。
  5. 【請求項5】 前記気筒判別手段は、 前記第1の情報系列と前記バルブタイミング可変手段に
    よる位相変化範囲とに基づいて前記所定クランク角内で
    変化し得る第2の情報系列を演算する変化情報系列演算
    手段を含み、 今回検出された情報系列と、前記第1および第2の情報
    系列の少なくとも一方との比較に基づいて前記各気筒を
    判別することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の
    気筒判別装置。
  6. 【請求項6】 前記情報系列学習手段は、前記バルブタ
    イミング可変手段による最遅角タイミングおよび最大進
    角タイミングの少なくとも一方で前記第1の情報系列を
    学習することを特徴とする請求項4または請求項5に記
    載の内燃機関の気筒判別装置。
  7. 【請求項7】 前記情報系列学習手段は、前記内燃機関
    の始動時に前記第1の情報系列を学習することを特徴と
    する請求項4または請求項5に記載の内燃機関の気筒判
    別装置。
  8. 【請求項8】 前記クランク角信号は、前記各気筒毎の
    基準位置を含む一定クランク角のパルス列からなり、 前記複数区間は、前記基準位置に関連して分割されたこ
    とを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに
    記載の内燃機関の気筒判別装置。
  9. 【請求項9】 前記気筒判別手段は、前記内燃機関の始
    動時からの所定期間内と、前記バルブタイミング可変手
    段による最遅角タイミング時との少なくとも一方で前記
    各気筒を判別することを特徴とする請求項8に記載の内
    燃機関の気筒判別装置。
  10. 【請求項10】 前記カム信号の特定パルスの一部と前
    記クランク角信号に基づくクランク角位置情報とを用い
    て、前記バルブタイミング可変手段による位相変化量を
    検出する位相検出手段を備えたことを特徴とする請求項
    1から請求項9までのいずれかに記載の内燃機関の気筒
    判別装置。
  11. 【請求項11】 前記内燃機関の気筒数は4であり、前
    記各気筒の点火制御周期は180°のクランク角であ
    り、 前記各気筒に対応した複数区間は、それぞれ第1および
    第2の区間からなり、 前記カム信号に含まれる特定パルス数は、前記第1およ
    び第2の区間に対して、前記各気筒の制御順に、それぞ
    れ、「1、0」、「2、1」、「0、2」、「0、
    1」、となるように設定されたことを特徴とする請求項
    1から請求項10までのいずれかに記載の内燃機関の気
    筒判別装置。
  12. 【請求項12】 前記内燃機関の気筒数は6であり、前
    記各気筒の点火制御周期は120°のクランク角であ
    り、 前記各気筒に対応した複数区間は、それぞれ第1および
    第2の区間からなり、 前記カム信号に含まれる特定パルス数は、前記第1およ
    び第2の区間に対して、前記各気筒の制御順に、それぞ
    れ、「1、0」、「2、0」、「1、2」、「0、
    2」、「1、1」、「0、1」、となるように設定され
    たことを特徴とする請求項1から請求項10までのいず
    れかに記載の内燃機関の気筒判別装置。
  13. 【請求項13】 前記内燃機関の気筒数は3であり、前
    記各気筒の点火制御周期は240°のクランク角であ
    り、 前記複数区間は第1、第2、第3および第4の区間から
    なり、 前記カム信号に含まれる特定パルス数は、前記第1から
    第4の区間に対して、前記各気筒の制御順に、それぞ
    れ、「1、0、2、0」、「1、2、0、2」、「1、
    1、0、1」、となるように設定されたことを特徴とす
    る請求項1から請求項10までのいずれかに記載の内燃
    機関の気筒判別装置。
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