JPH09100768A - 4サイクル内燃機関制御装置 - Google Patents
4サイクル内燃機関制御装置Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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Abstract
に対応した1系統の位置信号パルスを用い、奇数気筒に
対してもコストダウンおよび高精度化を実現した4サイ
クル内燃機関制御装置を得る。 【解決手段】 クランク軸上のセンサ手段1Aからの位
置信号パルスT1は、クランク軸の1回転毎に、気筒数
のN倍の基準位置信号T2と、特定気筒対応の気筒識別
信号パルスとを含み、制御手段3Aは、位置信号パルス
T1から気筒毎の基準位置を識別して基準位置信号T2
を生成する基準位置信号発生部33と、位置信号パルス
T1から各気筒を識別して気筒識別信号Fを生成する気
筒識別部31Aと、基準位置信号T2および気筒識別信
号Fに基づいて、各気筒に対する制御信号Qを生成する
タイミング制御部32とを含み、制御信号Qは、各気筒
の点火時期および燃料噴射時期の少なくとも一方を制御
する。
Description
り付けられたセンサからの位置信号のみに基づいて各気
筒毎の燃料噴射時期および点火時期の制御を行う4サイ
クル内燃機関制御装置に関し、特に各気筒の基準位置が
高精度に得られるとともにコストダウンを実現した4サ
イクル内燃機関制御装置に関するものである。
ル内燃機関においては、燃料混合気の吸入、圧縮、爆発
および排気の4行程が行われるが、このとき、運転条件
に応じて燃料噴射や点火時期を最適に制御する必要があ
る。
軸には、センサを含む信号発生手段が設けられている。
また、これらの基準位置信号に基づいて気筒毎のクラン
ク角基準位置を認識するとともに、点火時期等の制御タ
イミングを演算して基準位置からタイマ制御を行うマイ
クロコンピュータが用いられている。
置を示すブロック図であり、図11は図10内の基準位
置信号発生手段および気筒識別信号発生手段の具体的構
成を示す斜視図、図12は図10内の基準位置信号およ
び気筒識別信号パルスの波形を示すタイミングチャート
であり、たとえば、5気筒により駆動される4サイクル
内燃機関の場合を示している。
は、内燃機関の回転に同期して気筒毎のクランク角基準
位置に対応した基準位置信号Toを生成し、気筒識別信
号発生手段2は、内燃機関の回転に同期して特定気筒
(#1気筒)を識別するための気筒識別信号パルスTc
を生成する。
号発生手段2は、後述するように、たとえば、クランク
軸またはカム軸に設けられた回転スリットと、回転スリ
ットに対向するフォトカプラとから構成されている。
は、基準位置信号Toおよび気筒識別信号パルスTcに
基づいて各気筒の基準位置を認識するとともに、各種の
運転条件に応じた点火時期等を演算し、たとえば、点火
時期に対応した制御信号Q(点火コイルの通電遮断信
号)を出力する。
筒識別信号パルスTcに基づいて気筒識別信号Fを生成
する気筒識別部31と、基準位置信号To、気筒識別信
号Fおよび運転条件に基づいて各気筒の制御信号Q(点
火時期等)を生成するタイミング制御部32とを備えて
いる。
および気筒識別信号発生手段2は、内燃機関に同期して
回転するカム軸10に一体に設けられて回転する信号板
11と、信号板11の回転方向に沿って同心状に形成さ
れた複数のスリット12および13と、各スリット12
および13に対向配置された発光素子15および17
と、各スリット12および13を介して各発光素子12
および13に対向配置された受光素子16および18と
を備えている。
軸(図示せず)が2回転する間に1回転し、信号板11
上のスリット12および13のうち、外側のスリット1
2は各気筒の基準位置信号Toに対応し、内側のスリッ
ト13は特定気筒の気筒識別信号パルスTcに対応して
いる。
は、基準位置信号Toに対応したスリット12に対向配
置されたフォトカプラを構成しており、発光素子17お
よび受光素子18は、気筒識別信号パルスTcに対応し
たスリット13に対向配置されたフォトカプラを構成し
ている。
気筒(#1〜#5)の第1の基準位置B65°(上死点
TDCの65°手前)のクランク角で立ち上がり、第2
の基準位置B5°のクランク角で立ち下がるパルス波形
からなる。第1の基準位置B65°は、最大進角側のリ
ファレンス基準位置であり、第2の基準位置B5°はイ
ニシャル基準位置である。
信号Toにおいて、5気筒分の全周期は720°、各気
筒毎のパルス周期は144°であり、各気筒毎のリファ
レンス(第1の)基準位置B65°からイニシャル(第
2の)基準位置B5°までのパルス幅は60°である。
したがって、1つの気筒のイニシャル基準位置B5°か
ら次の気筒のリファレンス基準位置B65°までのパル
ス幅は、84°となる。
筒(ここでは、#1気筒)に関して、各基準位置B65
°およびB5°に対する信号レベルが他の気筒とは異な
るように、基準位置信号Toに対して位相の異なるパル
ス波形からなっている。たとえば、図12のように、気
筒識別信号パルスTcの信号レベルが、第1の基準位置
B65°において「1」、第2の基準位置B5°におい
て「1」を示すことにより、特定(#1)気筒が識別さ
れる。
ら、図10に示した従来の4サイクル内燃機関制御装置
の動作について説明する。内燃機関が回転すると、基準
位置信号発生手段1および気筒識別信号発生手段2は、
図12のような基準位置信号Toおよび気筒識別信号パ
ルスTcを生成する。そして、基準位置信号Toは、制
御手段3内の気筒識別部31およびタイミング制御部3
2に入力され、気筒識別信号パルスTcは、気筒識別部
31に入力される。
び気筒識別信号パルスTcに基づいて各気筒を識別し、
気筒識別信号Fを出力する。タイミング制御部32は、
基準位置信号Toおよび気筒識別信号Fに基づいて各制
御対象気筒を認識し、たとえば燃料噴射時期および点火
時期に対応した制御信号Qを出力する。このとき、点火
時期が進角側の場合には、第1の基準位置B65°を基
準としたタイマ制御が行われ、点火時期が遅角側の場合
には、第2の基準位置B5°を基準としたタイマ制御が
行われる。
1のように、気筒識別信号発生手段2とともにカム軸1
0に設けられており、カム軸10は、クランク軸に対し
て機械的に連結された連動軸となっている。したがっ
て、カム軸10と同軸の信号板11上のスリット12か
ら得られた各基準位置B65°およびB5°の示すクラ
ンク角は、クランク軸からの伝達誤差を含んでおり、タ
イミング制御部32は、正確な基準位置に基づいて内燃
機関を制御することができないことになる。
点火時期の制御に用いられるばかりでなく、各基準位置
間の周期比率に基づいて回転変動を検知したり、回転変
動に基づいて失火を検出する場合などにも用いられてお
り、高精度化が要求されている。
高精度化を実現するためには、基準位置信号発生手段1
をクランク軸に設けることが望ましいことが知られてい
る。しかし、制御対象気筒数が奇数の場合には、エンジ
ン2回転で各気筒に対応した奇数個のパルス信号を出力
することができないことから、クランク軸の1回転中の
位置と各気筒とを対応させることができず、したがっ
て、常識的な基準位置信号Toを生成することは不可能
である。
の制御装置の構成例としては、従来より、クランク軸に
基準位置発生手段1を設けたものが知られている。しか
し、クランク軸に基準位置発生手段1を設けたのみで
は、得られた基準位置信号Toがどの気筒に対応するの
かを識別することができないので、別に、気筒識別信号
発生手段2をカム軸10に設け、基準位置信号Toおよ
び気筒識別信号パルスTcの2つの信号を用いてタイミ
ング制御が行われている。
58058号公報に記載されたように、1つの信号系列
を用いた気筒識別装置も提案されている。この場合、カ
ム軸10に関連して得られる信号波形を工夫し、基準位
置検出とともに気筒識別を可能にしているが、基準位置
信号発生手段1がクランク軸に直接取り付けられていな
いので、前述のように各基準位置が伝達誤差を含んでお
り、正確な基準位置に基づいて制御することができな
い。
機関制御装置は以上のように、特に奇数気筒の場合には
基準位置信号発生手段1がカム軸10に設けられている
ので、基準位置信号Toから得られる各基準位置B65
°およびB5°がクランク軸からの伝達誤差を含んでし
まい、正確な基準位置に基づく制御を行うことができな
いという問題点があった。
位置発生手段1を設けたとしても、これとは別に気筒識
別信号発生手段2をカム軸10に設け、2つの信号系列
でタイミング制御を行う必要があるので、コストアップ
につながるという問題点があった。
設け、この信号発生手段からのパルス信号波形を工夫し
て1つの信号系列のみで基準位置検出および気筒識別を
可能にした装置においても、信号発生手段がクランク軸
に直接取り付けられていないので、基準位置が伝達誤差
を含んでしまい、正確な基準位置に基づく制御を行うこ
とができないという問題点があった。
ためになされたもので、気筒数が奇数または偶数であっ
ても、単一センサからなる位置信号発生手段をクランク
軸に直接設け、クランク角に対応した1つの信号系統の
位置信号パルス(基準位置信号および気筒識別信号パル
スを含む)を用いることにより、装置全体のコストダウ
ンを実現するとともに、奇数気筒の4サイクル内燃機関
に対しても高精度の基準位置に基づく制御を実現した4
サイクル内燃機関制御装置を得ることを目的とする。
ル内燃機関制御装置は、奇数個の気筒を制御するための
制御手段を有し、奇数個の気筒により駆動される4サイ
クルの内燃機関の制御装置において、内燃機関のクラン
ク軸に位置信号発生手段を設け、位置信号発生手段は、
クランク軸の回転に同期して位置信号パルスを生成し、
位置信号パルスは、クランク軸の1回転毎に、各気筒に
対応して気筒数のN倍(Nは自然数)のパルス数だけ生
成される基準位置信号と、特定気筒に対応して生成され
る気筒識別信号パルスとを含み、制御手段は、位置信号
パルスから、各気筒に対応した基準位置を識別して、基
準位置信号を生成する基準位置信号発生部と、位置信号
パルスから各気筒を識別して、気筒識別信号を生成する
気筒識別部と、基準位置信号および気筒識別信号に基づ
いて、各気筒に対する制御信号を生成するタイミング制
御部とを含み、制御信号は、各気筒の点火時期および燃
料噴射時期の少なくとも一方を制御するものである。
制御装置は、偶数個の気筒を制御するための制御手段を
有し、偶数個の気筒により駆動される4サイクルの内燃
機関の制御装置において、内燃機関のクランク軸に位置
信号発生手段を設け、位置信号発生手段は、クランク軸
の回転に同期して位置信号パルスを生成し、位置信号パ
ルスは、クランク軸の1回転毎に、各気筒に対応して気
筒数のN/2倍(Nは自然数)のパルス数だけ生成され
る基準位置信号と、特定気筒に対応して生成される気筒
識別信号パルスとを含み、制御手段は、位置信号パルス
から、各気筒に対応した基準位置を識別して、基準位置
信号を生成する基準位置信号発生部と、位置信号パルス
から各気筒を識別して、気筒識別信号を生成する気筒識
別部と、基準位置信号および気筒識別信号に基づいて、
各気筒に対する制御信号を生成するタイミング制御部と
を含み、制御信号は、各気筒の点火時期および燃料噴射
時期の少なくとも一方を制御するものである。
制御装置は、制御信号は、奇数個の各気筒の点火時期お
よび燃料噴射時期の少なくとも一方を、クランク軸の1
回転に対して、気筒数のN倍のパルス数の基準位置信号
毎に制御するものである。
制御装置は、制御信号は、偶数個の各気筒の点火時期お
よび燃料噴射時期の少なくとも一方を、クランク軸の1
回転に対して、気筒数のN/2倍のパルス数の基準位置
信号毎に制御するものである。
制御装置は、制御手段は、奇数個の気筒に対応して生成
された基準位置信号を1/2に分周して分周基準位置信
号を生成する分周手段と、分周基準位置信号に基づき、
奇数個の気筒のうちの1個の気筒に対して、点火時期お
よび燃料噴射時期の少なくとも一方を、クランク軸の2
回転に1回制御し、クランク軸の回転速度変化に基づい
て制御された気筒の燃焼状態が失火か否かを識別し、燃
焼状態の識別結果から各気筒の圧縮行程に対応した真の
基準位置信号を見分けるための気筒識別手段とを含むも
のである。
制御装置は、制御手段は、偶数個の気筒に対応して生成
された基準位置信号に基づき、偶数個の気筒のうちの1
個の気筒に対して、点火時期および燃料噴射時期の少な
くとも一方を、クランク軸の2回転に1回制御し、クラ
ンク軸の回転速度変化に基づいて制御された気筒の燃焼
状態が失火か否かを識別し、燃焼状態の識別結果から各
気筒の圧縮行程に対応した真の基準位置信号を見分ける
ための気筒識別手段を含むものである。
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示すブ
ロック図であり、図2は図1内の位置信号発生手段1A
の具体的構成を示す斜視図、図3は図1内の位置信号パ
ルスおよび各信号の波形を示すタイミングチャート、図
4は図1内の気筒識別部の動作を示すフローチャートで
ある。ここでは、たとえば、奇数気筒(3気筒)の4サ
イクル内燃機関の場合を示す。
御手段3A、気筒識別部31Aおよび基準位置信号T2
は、それぞれ、前述(図10内)の基準位置信号発生手
段1、制御手段3、気筒識別部31および基準位置信号
Toに対応しており、タイミング制御部32、気筒識別
信号Fおよび制御信号Qは前述と同様である。
転に同期して気筒数のN倍(ここでは、N=1)の個数
のパルスと、気筒識別用の1個のパルスとからなる合計
4個の位置信号パルスT1を生成する。制御手段3A
は、位置信号パルスT1に基づいて基準位置信号T2を
生成する基準位置信号発生部33と、位置信号パルスT
1に基づいて気筒識別信号Fを生成する気筒識別部31
Aと、基準位置信号T2および気筒識別信号Fに基づい
て各気筒に対する制御信号Qを生成するタイミング制御
部32とを備えている。
の各パルス間の間隔に基づいて、特定気筒に対応した位
置信号パルスを見分け、気筒識別信号Fを生成する。基
準位置信号発生部33は、位置信号パルスT1の各パル
ス間の間隔に基づいて、定間隔パルス列のパルス信号の
みを取り出した定間隔パルス列からなる基準位置信号T
2を生成する。
ンク軸19は、タイミングベルト等の機械的伝達手段を
介してカム軸10(図11参照)に連結されており、カ
ム軸10が1回転する間に2回転する。単一の位置信号
発生手段1Aは、クランク軸19に一体に取り付けられ
ている。
と一体に回転する信号板21と、信号板21の外周に沿
って等間隔に設けられた複数(気筒数)の突起21a
と、特定気筒に対応するように信号板21の外周に設け
られた単一の突起21bと、各突起21aおよび21b
に対向配置された反射形フォトセンサ等からなるセンサ
22とから構成されている。センサ22は、前述(図1
1)のように、スリットおよびフォトカプラにより構成
されてもよい。
突起21aおよび21bに対向する毎に、位置信号パル
スT1を生成する。等間隔の突起21aは、各気筒(#
1〜#3)毎の基準位置信号T2(定間隔パルス)に対
応しており、単一の突起21bは、気筒識別信号Fに対
応している。
T1、基準位置信号T2、気筒識別信号Fの波形ととも
に、各信号T1、T2、Fによって制御される気筒毎の
燃料噴射および点火時期の制御タイミングを示してい
る。図3において、斜線部分は各気筒(#1〜#3)の
燃料噴射タイミング、折れ矢印部分は各気筒(#1〜#
3)の点火タイミングである。
パルス幅tおよびパルス周期Tを有し、基準位置信号T
2に対応したパルスの立ち上がりタイミング(第1の基
準位置)はB75°、立ち下がりタイミング(第2の基
準位置)はB5°に設定されている。また、気筒識別信
号Fに対応したパルスの立ち上がりタイミングはB15
0°、立ち下がりタイミングはB115°に設定されて
いる。第1の基準位置間の各パルス周期Tは、各区間A
1、A2、BおよびCに対応している。
ながら、図1および図2に示したこの発明の実施の形態
1の動作について説明する。この場合、制御手段3A
は、前述のように、クランク軸19の回転に同期した位
置信号パルスT1のみに基づいて気筒識別信号Fおよび
基準位置信号T2を発生させ、タイミング制御部32
は、気筒識別信号Fおよび基準位置信号T2に基づいて
制御信号Qを出力する。
軸19および信号板21は1回転し、信号板21上の突
起21aおよび21bは、内燃機関の回転に同期して、
順次、センサ22に対向する。これにより、センサ22
から得られる位置信号パルスT1は、図3に示したパル
ス波形となって制御手段3Aに入力される。
関に直結したクランク軸19の回転に基づいて得られる
ので、基準位置信号T2の示す基準位置に伝達誤差が含
まれることはない。したがって、制御手段3A内の基準
位置信号発生部33は、正確な基準位置信号T2を生成
することができる。
スT1に基づいて、図4の処理手順により気筒識別信号
Fを生成する。次に、図4のフローチャートを参照しな
がら、気筒識別部31Aの具体的な動作について説明す
る。まず、ステップS1において、位置信号パルスT1
の各パルス幅tおよび第1の基準位置間のパルス周期T
を時間計測により計算する。
1、A2、BおよびCにおけるパルス幅tとパルス周期
Tとのパルス時間比率t/Tを演算する。もし、内燃機
関の回転変動がなく回転数一定の状態であれば、パルス
時間比率t/Tの値は、区間A1およびA2では70/
180(≒0.389)、区間Bでは70/105(≒
0.667)、区間Cでは35/75(≒0.467)
となる。
間比率の今回値(t/T)nと前回値(t/T)n-1と
の時間差{(t/T)n−(t/T)n-1}を前回値
(t/T)n-1で除算し、以下のように時間差除算値α
を求める。
(t/T)n-1
定の状態であれば、時間差除算値αの値は、区間A1で
は(0.389−0.467)/0.467(≒−0.
167)、区間A2では0、区間Bでは(0.667−
0.389)/0.389(≒0.715)、区間Cで
は(0.467−0.667)/0.667(≒−0.
3)となる。
値αを所定値β(たとえば、0.2程度)と比較し、α
≧βか否かを判定する。もし、α≧β(すなわち、YE
S)と判定されれば、区間B(α≒0.715)である
ことが明らかなので、次の位置信号パルスT1(区間C
に対応する)は、特定気筒(#1気筒)に対応した気筒
識別信号パルスであることが分かる。
別用レジスタRの値を0にクリアする。このように、特
定気筒に対応した気筒識別信号パルスを検出したときに
は、続いて、ステップS7において、気筒識別信号パル
スをマスク処理し、気筒識別信号パルスを読み飛ばした
基準位置信号T2のみの波形を作成可能にした後、リタ
ーンする。
なわち、NO)と判定されれば、区間A1(α≒−0.
167)、区間A2(α=0)または区間C(α≒−
0.3)であることが明らかなので、次の位置信号パル
スT1(区間A1、A2、Bに対応する)は、各気筒
(#1〜#3)に対応した基準位置信号T2であること
が分かる。
別用レジスタRの値をインクリメントした後、リターン
する。このように、気筒識別用レジスタRの値は、特定
気筒(#1気筒)に対応した気筒識別信号パルスに応答
してクリアされ、各気筒(#1〜#3)に対応した基準
位置信号T2に応答してインクリメントされる。
は、基準位置信号T2が特定気筒(#1気筒)から何番
目の気筒に対応しているかを示しており、気筒識別信号
Fとして機能する。こうして、気筒識別信号F(レジス
タR)により気筒識別が行われた後、タイミング制御部
32は、基準位置信号T2に基づくタイミング制御によ
り、燃料噴射制御(図3内の斜線部分参照)および点火
制御(図3内の折れ矢印部分参照)が行われる。
トを参照しながら、燃料噴射制御および点火制御につい
て具体的に説明する。なお、燃料噴射制御および点火制
御は、たとえば、特公平7−58058号公報に開示さ
れたように、公知のマイクロコンピュータ(図示せず)
によって制御される。
うに、基準位置信号T2に基づいて生成される点火信号
により、点火コイル(図示せず)の通電遮断によって行
われる。すなわち、基準パルス信号T1のパルス周期の
次回値TFを、前回値Tn-1および今回値Tnから予測
し、第1の基準位置に相当する基準点tnから点火まで
の制御時間τ1を求める。
に基づいて、基準点tnから通電開始までの制御時間τ
2を求める。これにより、基準点tnから制御時間τ2
だけ経過した時点で点火コイルの通電が開始し、制御時
間τ1だけ経過した時点で点火コイルの電流が遮断され
て点火が行われる。
る場合に実際に燃焼が起こり、次の爆発行程に進むこと
になる。なお、各気筒の圧縮行程を検出するためには、
本来、カム軸10の1回転(クランク軸19の2回転)
で気筒数分(この場合、3個)の基準位置信号T2のパ
ルスが必要となる。
は、図2に示すように、クランク軸19の2回転に対し
て3気筒分(3個)の倍の数(6個)の基準位置信号T
2のパルスが得られる。たとえば、1つの気筒に対し
て、本来の圧縮行程の基準位置信号T2のパルスを
「真」とすれば、クランク軸19が360°回転した後
にも当該気筒用の基準位置信号T2のパルス「偽」が得
られる。したがって、「真」の基準位置信号と「偽」の
基準位置信号とを見分けることはできない。
した「真」および「偽」の基準位置信号T2のパルス
が、図3に示すように交互に得られる。そこで、「真」
および「偽」のどちらの基準位置信号T2に対しても、
上述した点火制御(折れ矢印部分参照)が実行されるこ
とになるが、「偽」の基準位置信号T2に同期した点火
制御は機関の排気行程で実行されるので、実質的に燃焼
が行われることはなく、通電による電力浪費を除けば実
害は全くない。
いても、点火制御の場合と同様に、基準位置信号T2に
同期してエンジン状態に応じた燃料量の噴射が行われ
る。すなわち、「真」のタイミングか「偽」のタイミン
グかにより、機関の排気行程または圧縮行程での燃料噴
射が行われる。
2を1/2分周した信号に同期させて、「真」のタイミ
ングのみで制御することも考えられる。しかし、基準位
置信号のパルスの真偽を確定することができない起動時
等においては、一方の制御タイミングのみに固定するこ
とは、エンジン性能に影響を与えることになる。
排気行程に同期させる場合と、毎回、圧縮行程に同期さ
せる場合とで、排気ガス、加速性能等に顕著な差が生じ
てしまう。したがって、ここでは、エンジンの要求燃料
量を分割し、図3の基準位置信号T2に同期させて、排
気行程および吸気行程のどちらにも燃料を噴射し、エン
ジン性能のばらつきを吸収するようにしている。
外周部に沿って、奇数気筒と同数の突起21aおよび特
定気筒に対応した突起21bを設け、各突起21aおよ
び21bに対応して1系列の位置信号パルスT1を生成
させ、位置信号パルスT1のパルス時間比率t/Tの時
間差除算値αを求めることにより、簡略化された1系列
の位置信号パルスT1を用いて各気筒を識別するととも
に基準位置を高精度に検出することができる。
一センサに基づいて、燃料噴射制御および点火制御の少
なくとも一方を実行することができ、奇数気筒の4サイ
クル内燃機関に対して、基準位置信号T2の高精度化お
よびコストダウンを実現することができる。
に、信号板21に気筒数と同数の突起21aを設けた
が、気筒数の自然数N倍の任意数の突起を設けてもよ
い。また、図3内の斜線部分で示すように、気筒識別し
た対応気筒のみに対して燃料噴射制御を実行するように
したが、たとえば、図6内の斜線部分で示すように、全
気筒に対して同時に燃料を噴射制御するようにしてもよ
い。
は、気筒数が奇数の場合を例にとって説明したが、偶数
気筒の内燃機関にも適用することができる。次に、偶数
気筒の内燃機関に適用させたこの発明の実施の形態2に
ついて、たとえば4気筒(#1〜#4)の場合を例にと
って説明する。
段1Bを示す斜視図であり、図において、制御手段3
A、クランク軸19、信号板21、突起21a、21
b、センサ22および位置信号パルスT1は、前述(図
2)と同様である。また、制御手段3Aの構成は、図1
に示した通りであり、位置信号パルスT1から基準位置
信号T2および気筒識別信号Fを生成するための機能ブ
ロック、ならびに演算処理の原理は、上記実施の形態1
の場合と同様である。
ための信号板21において、各気筒の基準位置信号T2
に対応する突起21aは、気筒数(4個)のN/2倍の
個数(ここでは、N=1として、2個)だけ設けられ、
気筒識別信号パルスに対応する突起21bは、1個だけ
設けられている。
ながら、図1および図7に示したこの発明の実施の形態
2による燃料噴射制御(斜線部分参照)および点火制御
(折れ矢印部分参照)の各動作について説明する。図8
において、位置信号発生手段1Bから生成される位置信
号パルスT1は、各突起21aが図7のように2個(気
筒数の1/2)だけ配置されているので、#1気筒また
は#4気筒に対応したパルスと、#2気筒または#3気
筒に対応したパルスとから構成される。
#2気筒および#3気筒とのグループ識別が可能な構成
となっており、#1気筒と#2気筒または#3気筒とを
区別することはできるが、#1気筒と#4気筒とを区別
することはできない。この場合、点火に関しては、気筒
識別信号Fが#1気筒を示すときには、#1気筒および
#4気筒のどちらにも点火制御(折れ矢印部分参照)が
行われる。
であって本来の点火信号が必要なタイミングであるとす
れば、#4気筒は、排気行程の終了間近のタイミングと
なっている。したがって、#1気筒と同時に#4気筒の
点火制御を実行しても、排気行程の#4気筒では実質点
火はされず、エンジンの挙動に実害を生じることはな
い。この関係は、#2および#3気筒についても同様で
ある。
気行程に制御を開始するのが一般的であるが、上述した
点火制御の場合と同様に、圧縮行程においても燃料噴射
制御が行われる。たとえば、図8のように、気筒識別信
号Fが#1気筒を示す場合には、#1気筒の排気行程ま
たは圧縮行程のいずれかに対応するのか見分けがつかな
いので、#1気筒および#4気筒のどちらにも燃料が供
給される(斜線部分参照)。
排気行程および圧縮行程の2回の噴射燃料量で供給する
ことにより、前述のように、排気ガスや加速性能等のば
らつきを防止することができる。したがって、クランク
軸19に関連した単一センサに基づいて、燃料噴射制御
および点火制御の少なくとも一方を実行することがで
き、偶数気筒の4サイクル内燃機関に対して、基準位置
信号T2の高精度化およびコストダウンを実現すること
ができる。
は、奇数気筒に関連して得られる基準位置信号T2の
「真」および「偽」を識別せずに、燃料噴射および点火
を制御したが、「真」および「偽の」のタイミングを識
別してもよい。たとえば、「偽」のタイミングで制御さ
れた気筒が失火することから、失火に基づいて気筒毎の
「真」および「偽の」のタイミングを識別し、「真」の
タイミングで点火制御を行い、「偽」のタイミングで燃
料噴射制御を行うことができる。
の各パルスの「真」および「偽」を識別するようにした
この発明の実施の形態3について、図9のタイミングチ
ャートを参照しながら説明する。ここでは、前述と同様
に、気筒数が3個の場合を示しており、位置信号発生手
段1Aの周辺構成は、図2に示した通りである。
たとえば特開平2−161172号公報に開示された公
知技術があげられる。この公報に記載された技術におい
ては、気筒識別信号およびクランク角信号に基づいて、
各気筒の圧縮上死点を含むクランク角区間でのエンジン
回転周期を計測し、気筒毎の回転周期の変化に基づい
て、燃焼気筒における燃焼状態(爆発または失火)を検
出している。
段3A(図1参照)は、分周手段(図示せず)を含んで
いるものとする。制御手段3A内のマイクロコンピュー
タは、上記公知技術を応用して、基準位置信号T2およ
び気筒識別信号Fが得られた後、基準位置信号T2のパ
ルス列を1/2に分周し、偽の基準位置信号T2aおよ
び真の基準位置信号T2bを生成するようになってい
る。
した時点では、どちらのパルス列が偽の基準位置信号T
2aまたは真の基準位置信号T2bであるのかを判断す
ることはできない。そこで、まず、#1気筒のみの点火
時期制御を、1/2分周された一方のパルス列に応じ
て、クランク軸19の2回転毎に1回実行してみる。
が偽の基準位置信号T2aであったとすると、気筒識別
信号Fおよび偽の基準位置信号T2aから#1気筒を識
別したときのみ、#1気筒の点火制御(折れ矢印部分参
照)が実行されたことになる。したがって、点火制御
は、#1気筒の排気行程で実行され、実際には正常な点
火(爆発行程)が行われず、#1気筒は失火状態が続
く。
2aのパルス間(クランク角で240°)の回転周期を
計測すれば、爆発行程が行われないことから、周期時間
が長くなるので、#1気筒は失火と判定される(上記公
報参照)。したがって、点火制御に用いられたパルス列
は、偽の基準位置信号T2aであると判断することがで
きる。
(たとえば、#3気筒に対応)のパルスを、基準位置信
号T2の1パルス分ずらして、破線で示した次のパルス
(#1気筒に対応)を検出した時点を基準として、基準
位置信号T2を1/2に分周すれば、真の基準位置信号
T2bのパルス列が得られる。
たパルス列が真の基準位置信号T2bであったとする
と、気筒識別信号Fおよび真の基準位置信号T2bによ
り#1気筒を識別したときのみ、#1気筒の点火制御
(折れ矢印部分参照)が実行されたことになる。
爆発行程が行われ、真の基準位置信号T2bのパルス間
の回転周期は十分短くなるので、#1気筒は正常燃焼状
態と判定され、点火制御に用いられたパルス列は、真の
基準位置信号T2bであると判断される。この場合、真
の基準位置信号T2bの現在のパルスと、気筒識別信号
Fの#1気筒を示すパルスとに対応して点火制御(折れ
矢印部分参照)が行われる。
パルス(#1気筒に対応)から、基準位置信号T2の2
パルス分だけ経過した3つ目のパルス(すなわち、偽の
基準位置信号T2aの#1気筒に対応するパルス)の発
生時点(#1気筒の排気行程)において、燃料噴射制御
(斜線部分参照)が行われる。
aから生成される基準位置信号T2のパルス列から、偽
の基準位置信号T2aおよび真の基準位置信号T2bを
認識することができる。これにより、従来から一般的に
行われているように、真の基準位置信号T2bに基づい
て、各気筒の圧縮行程での理想的な点火制御を行うとと
もに、偽の基準位置信号T2aに基づいて、排気行程で
の効果的な燃料噴射制御を行うことができる。
ら1/2分周した各パルス列の真偽を#1気筒の点火制
御に基づいて判断する場合、#2気筒および#3気筒の
点火制御に関しては、上記実施の形態1(図3または図
6参照)と同様に、基準位置信号T2に含まれる真偽の
両方のパルスに応じて点火制御が行われる。これによ
り、#1気筒が失火してもエンジンは停止することはな
く、「真」のグループか「偽」のグループかの気筒識別
を行うことができる。
気筒の場合について説明したが、偶数気筒の場合には、
基準位置信号T2の1/2分周処理は不要である。すな
わち上記実施の形態2において、クランク軸19の2回
転毎に特定(#1)気筒の点火制御を1回実行し、前述
と同様に基準位置信号T2間の周期時間を検出すれよ
い。
1に含まれる気筒識別信号パルスが#1気筒の圧縮行程
または排気行程に対応するのかを見分けることができ
る。もし、#1気筒の圧縮行程を識別することができれ
ば、気筒識別信号Fは、#1気筒から、以下、#3気
筒、#4気筒、#2気筒の順で、基準位置信号T2毎に
全ての気筒を識別可能な状態となる。
気筒に対して、クランク軸19の2回転に1回の点火制
御を行い、失火の有無に基づいてパルス列を特定した
が、特定気筒に対してクランク軸19の2回転に1回の
燃料噴射制御を行うようにしても、同様に失火の有無か
らパルス列の特定を行うことができる。
は、特定(#1)気筒に対応して、気筒識別信号パルス
を、クランク軸19の1回転毎に1個のみ生成するよう
にしたが、複数の気筒に個別に対応して複数個生成する
ようにしてもよい。また、3気筒または4気筒に限ら
ず、任意気筒数の4サイクル内燃機関に適用することが
でき、突起21aの個数を決定する自然数Nも任意に設
定することができる。
を示すブロック図である。
示す斜視図である。
び点火時期の制御動作を各信号のパルス波形とともに示
すタイミングチャートである。
を示すフローチャートである。
を説明するためのタイミングチャートである。
制御動作を示すタイミングチャートである。
発生手段および気筒識別信号発生手段の具体的構造を示
す斜視図である。
び点火時期の制御動作を示すタイミングチャートであ
る。
び点火時期の制御動作を示すタイミングチャートであ
る。
構成を示すブロック図である。
筒識別信号発生手段の具体的構造を示す斜視図である。
生成される基準位置信号および気筒識別信号を示すタイ
ミングチャートである。
クランク軸、21信号板、21a、21b 突起、2
2 センサ、31A 気筒識別部、32 タイミング制
御部、33 基準位置信号発生部、B75°、B5°
基準位置、F気筒識別信号、Q 制御信号、T1 位置
信号パルス、T2 基準位置信号、S1〜S4 気筒識
別信号パルスを判別するステップ、S5、S6 気筒識
別信号を設定するステップ。
Claims (6)
- 【請求項1】 奇数個の気筒を制御するための制御手段
を有し、前記奇数個の気筒により駆動される4サイクル
の内燃機関の制御装置において、 前記内燃機関のクランク軸に位置信号発生手段を設け、 前記位置信号発生手段は、前記クランク軸の回転に同期
して位置信号パルスを生成し、 前記位置信号パルスは、前記クランク軸の1回転毎に、
前記各気筒に対応して気筒数のN倍(Nは自然数)のパ
ルス数だけ生成される基準位置信号と、特定気筒に対応
して生成される気筒識別信号パルスとを含み、 前記制御手段は、 前記位置信号パルスから、前記各気筒に対応した基準位
置を識別して、前記基準位置信号を生成する基準位置信
号発生部と、 前記位置信号パルスから前記各気筒を識別して、気筒識
別信号を生成する気筒識別部と、 前記基準位置信号および前記気筒識別信号に基づいて、
前記各気筒に対する制御信号を生成するタイミング制御
部とを含み、 前記制御信号は、前記各気筒の点火時期および燃料噴射
時期の少なくとも一方を制御することを特徴とする4サ
イクル内燃機関制御装置。 - 【請求項2】 偶数個の気筒を制御するための制御手段
を有し、前記偶数個の気筒により駆動される4サイクル
の内燃機関の制御装置において、 前記内燃機関のクランク軸に位置信号発生手段を設け、 前記位置信号発生手段は、前記クランク軸の回転に同期
して位置信号パルスを生成し、 前記位置信号パルスは、前記クランク軸の1回転毎に、
前記各気筒に対応して気筒数のN/2倍(Nは自然数)
のパルス数だけ生成される基準位置信号と、特定気筒に
対応して生成される気筒識別信号パルスとを含み、 前記制御手段は、 前記位置信号パルスから、前記各気筒に対応した基準位
置を識別して、前記基準位置信号を生成する基準位置信
号発生部と、 前記位置信号パルスから前記各気筒を識別して、気筒識
別信号を生成する気筒識別部と、 前記基準位置信号および前記気筒識別信号に基づいて、
前記各気筒に対する制御信号を生成するタイミング制御
部とを含み、 前記制御信号は、前記各気筒の点火時期および燃料噴射
時期の少なくとも一方を制御することを特徴とする4サ
イクル内燃機関制御装置。 - 【請求項3】 前記制御信号は、前記各気筒の点火時期
および燃料噴射時期の少なくとも一方を、前記クランク
軸の1回転に対して、前記気筒数のN倍のパルス数の前
記基準位置信号毎に制御することを特徴とする請求項1
に記載の4サイクル内燃機関制御装置。 - 【請求項4】 前記制御信号は、前記各気筒の点火時期
および燃料噴射時期の少なくとも一方を、前記クランク
軸の1回転に対して、前記気筒数のN/2倍のパルス数
の前記基準位置信号毎に制御することを特徴とする請求
項2に記載の4サイクル内燃機関制御装置。 - 【請求項5】 前記制御手段は、 前記基準位置信号を1/2に分周して分周基準位置信号
を生成する分周手段と、 前記分周基準位置信号に基づき、前記奇数個の気筒のう
ちの1個の気筒に対して、点火時期および燃料噴射時期
の少なくとも一方を、前記クランク軸の2回転に1回制
御し、前記クランク軸の回転速度変化に基づいて前記制
御された気筒の燃焼状態が失火か否かを識別し、前記燃
焼状態の識別結果から前記各気筒の圧縮行程に対応した
真の基準位置信号を見分けるための気筒識別手段とを含
むことを特徴とする請求項1に記載の4サイクル内燃機
関制御装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、 前記基準位置信号に基づき、前記偶数個の気筒のうちの
1個の気筒に対して、点火時期および燃料噴射時期の少
なくとも一方を、前記クランク軸の2回転に1回制御
し、前記クランク軸の回転速度変化に基づいて前記制御
された気筒の燃焼状態が失火か否かを識別し、前記燃焼
状態の識別結果から前記各気筒の圧縮行程に対応した真
の基準位置信号を見分けるための気筒識別手段を含むこ
とを特徴とする請求項2に記載の4サイクル内燃機関制
御装置。
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