JP2002128710A - エチリデンテトラシクロドデセンの製造方法 - Google Patents

エチリデンテトラシクロドデセンの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 重質分の副生を抑制し、かつ反応熱の蓄積を
抑制して安全に反応させることができるエチリデンテト
ラシクロドデセンの製造方法を提供する。 【解決手段】 ジシクロペンタジエン(DCPD)およ
び5−エチリデン−2−ノルボルネンを加熱反応させる
にあたり、DCPD中の初期のシクロペンタジエン(C
PD)含有量を10質量%以下とし、かつ、DCPDの
初期濃度を用いて関係式1から求められるCPDの平衡
濃度を2mol/kg以下にするエチリデンテトラシクロドデ
センの製造方法。 [CPD]=2×α×[DCPD](0)・・・・・・
・(1) 〔[CPD]はCPDの平衡濃度(mol/kg)、
[DCPD](0)はDCPDの初期濃度(mol/k
g)である。 α=[−K+(K+16K)0.5]/8 K=1.63×10exp(−7.83×10
T)ただし、Tは反応温度(絶対温度)〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエチリデンテトラシ
クロドデセン(以下、エチリデンTCDということがあ
る)の製造方法に関する。詳しくは重質分の副生が少な
く、かつ反応による熱の蓄積が少ないことにより、暴走
反応を起こす可能性の低いエチリデンTCDの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TCD誘導体から得られるポリマーは、
優れた光学特性、高透明性や耐熱性、吸油性を有するポ
リマーとして注目されている。ここでTCD誘導体を製
造する方法としては、たとえば特開平3−128333
号公報で代表されるように、芳香族溶媒の存在下にエチ
レン、シクロペンタジエン(以下、CPDということが
ある)またはジシクロペンタジエン(以下、DCPDと
いうことがある)とノルボルネン(特に2−ノルボルネ
ンを意味し、以下、NBということがある)を加熱反応
させる方法が提案されている。なお当該方法における芳
香族溶媒としては、原料ノルボルネンの凝固を抑制する
ためにベンゼン、アルキルベンゼン等の芳香族溶剤、好
ましくはトルエンを用いるとしている。
【0003】この反応の原料、生成物ともに不飽和化合
物であり、反応条件によっては反応系内に反応による熱
が蓄積し反応が暴走する可能性がある。すなわち、この
反応系内には、エチレン、CPD、DCPD、NB、T
CDなどの外、これらの高次化合物等の不飽和化合物が
共存する。これら不飽和化合物はさらに重合する可能性
があるほか、DCPD、NB、TCD等は分解等も起こ
す可能性がある。これら各反応の発熱、吸熱等の程度の
大小に従い、かつ各反応物質の存在量に従って、それぞ
れの反応系において反応による熱が蓄積し、その量が大
きくなれば反応は暴走する可能性がある。一般に分解は
吸熱反応であり、重合(付加)は発熱反応であるが、上
記の化合物の中で重合反応性が最も高いものはCPDで
あり、その濃度が高い場合には発熱反応を起こして、反
応が暴走する危険が大きい。さらにまた、従来の方法で
は、反応条件によっては重質分の副生を必ずしも十分に
抑制することができない。
【0004】エチリデンテトラシクロドデセンの製造方
法として、特開昭47−31970号公報には、シクロ
ペンタジエンおよび/またはジシクロペンタジエンと5
−エチリデン−2−ノルボルネンとを加熱混合する方法
が開示されている。また特開昭47−31971号公報
には、ビニルテトラシクロドデセンのオレフィンを内部
オレフィンに異性化することによりエチリデンテトラシ
クロドデセンを製造する方法が開示されている。さらに
特開昭63−203635号公報には、5−ビニル−2
−ノルボルネンとCPDおよび/またはDCPDとを1
20℃以上の温度で反応させることにより、付加反応と
オレフィンの異性化反応とを同時に行うことによるエチ
リデンテトラシクロドデセンの製造方法が開示されてい
る。しかしながらいずれの先行技術においても、安全に
製造するための方法は開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の方法は、重質
分の副生を抑制し、かつ、熱の蓄積を抑制して反応が暴
走する可能性を抑えつつ反応させることが可能なエチリ
デンテトラシクロドデセンの製造方法を提供することを
課題とする。
【0006】
〔式中、[CPD]はCPDの平衡濃度(mol/kg)、[DCPD](0)はDCPDの初期濃度(mol/kg)であり、初期のCPDはDCPDとしての濃度に換算する。なお、式(1)のαは、下記式(2)および(3)から求める。 α=[−K+(K+16K)0.5]/8 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) K=1.63×10exp(−7.83×10/T) ・・・・・・・・(3) ただし、Tは反応温度(絶対温度)〕
【化2】
【0007】以下、本発明について詳しく説明する。本
発明の反応原料の一つであるDCPDとしては、市販の
ものを使用することができる。いかなる不純物を含むも
のでも使用可能であるが、その純度は90%以上である
ことが望ましい。また、DCPDから平衡反応によって
生成するCPDも原料として使用可能であることから、
本発明におけるDCPDとは、原料に元来含まれるCP
Dや、別途用意したCPDを原料に添加する場合のCP
Dも含むものであり、さらに、CPDを別途に反応系に
供給することも可能であり、その場合のCPDも含むも
のとする。DCPDは100℃以上で分解しCPDが生
成するが、後述のように本発明の反応温度は100℃以
上であるため、原料として特にCPDを添加または供給
する必要はなく、DCPDを反応系に供給すればよい。
また、CPDは常温で重合しやすく、重合時に大量の熱
を放出し危険性が高いので、このことからも、CPDは
あえて原料として使用する必要はない。本発明において
は、CPDを含むDCPDを原料として供給する場合お
よびCPDを別途原料に添加または反応系に供給する場
合のいずれにおいても、初期におけるDCPD全体のC
PD含有量を10質量%以下にすることが必要である。
【0008】本発明において、構造式〔I〕で示される
EBHは原料として使用されるが、反応液から分離・回
収したものを、新たに供給するEBHとともに原料とし
て再利用することもできる。EBHはブタジエンとCP
Dとのディールス−アルダー反応付加体である5−ビニ
ル−2−ノルボルネンのオレフィンを、強塩基により内
部オレフィンに異性化する方法によって工業的に製造さ
れている。本発明においては、このようにして製造した
EBHを使用することが好ましい。
【0009】本発明においてEBH/DCPD(CPD
を一部または全部使用したときはDCPDに換算する)
のモル比は0.1〜20であり、好ましくは0.5〜1
7、より好ましくは1〜15である。上記モル比が下限
値よりも低い場合には、重質分などの副生成物が多く生
成する。上限値よりも高い場合には、効率的にエチリデ
ンTCD(構造式〔II〕で表示)を合成することができ
ない。
【0010】反応温度は100〜300℃であり、好ま
しくは120〜280℃、より好ましくは140〜27
0℃である。反応温度が下限値よりも低い場合には、D
CPDを使用したときにCPDへの解離が少なく、その
ため効率的なエチリデンTCDの製造が不可能になる。
また上限値よりも高い場合には、重質分が多くなった
り、エチリデンTCDの分解反応が生じるため好ましく
ない。
【0011】反応圧力は常圧〜10MPa、好ましくは
常圧〜8MPa、より好ましくは常圧〜5MPaであ
る。
【0012】滞留時間はバッチ式においても連続式にお
いても1分〜24時間、好ましくは10分〜12時間、
より好ましくは15分〜2時間である。滞留時間が下限
値よりも短いときは、効率的なエチリデンTCDの製造
が不可能である。また上限値よりも長い場合には、重質
分が多くなったり、エチリデンTCDの分解反応が生じ
るため好ましくない。
【0013】本発明においては、完全混合型およびピス
トンフロー型のいずれの反応器も使用することができ
る。ピストンフロー型反応器の市販品としては、ノリタ
ケカンパニー(株)製「スタティックミキサー」、住友重
機械工業(株)製「スルザーミキサー」、櫻製作所(株)製
「スケヤミキサー」などが挙げられる。反応器は1段で
もよく、2段以上の多段の構造とすることもできる。完
全混合型反応器やピストンフロー型反応器は、直列また
は並列で組み合わせて使用することができる。連続的に
TCD誘導体の製造を行う場合には、DCPDは昇圧機
またはポンプにより加圧して反応系内へ供給することが
望ましい。その他の原料であるノルボルネン誘導体とあ
らかじめ混合した後に供給してもよく、また別々に供給
してもよい。別々に供給する場合には原料タンクおよび
ポンプが2台必要になるため、あらかじめ混合しておく
方が好ましい。
【0014】本発明を達成するためには、以下の式
(1)〜(3)から求められるCPDの平衡濃度[CP
D]が2mol/kg以下であることが必要である。 [CPD]=2×α×[DCPD](0) ・・・・・・・・・・・・・・・・(1) ここで[DCPD](0)はDCPDの初期濃度(mol/k
g)を示し、CPDを併用する時はDCPDに換算す
る。またαの値は下記式(2)および(3)から求め
る。 α=[−K+(K+16K)0.5]/8 ・・・・・・・・・・・・・・・・(2) K=1.63×10exp(−7.83×10/T) ・・・・・・・・(3) ただしTは反応温度(絶対温度)
【0015】式(1)で求めたCPD濃度が2mol/kgを
超えると、重質分の生成割合が増大し、特にCPDの多
量体は固形物を生じて、ラインや安全弁などを閉塞する
危険が生じ易い。またそのような閉塞が起こった場合、
加熱域に式(1)〜(3)で計算されるCPD濃度が2
mol/kgを超えて高い濃度で存在するときは、反応による
発熱が蓄積し、その結果暴走反応を誘発し、安全弁から
の噴出や、装置の破損など重大事故を招く可能性があ
る。その他、このような重大な事故に至らないまでも、
式(1)〜(3)で計算されるCPD濃度が2mol/kgを
超えて高い濃度で存在するときは、発熱が大きいため冷
却の調整が困難になり易く、また重質分の副生も多くな
るためいずれも好ましくない。
【0016】なお、バッチ式および連続式のいずれで反
応を行う場合も、エチリデンTCDの生成に伴いCPD
やDCPDは消費されてその濃度が減少するが、式
(1)〜(3)で計算されるCPD濃度が2mol/kgを超
える高い濃度で存在しないように留意して反応させる。
好ましくは式(1)〜(3)で計算されるCPDが1mo
l/kg以下、より好ましくは0.7mol/kg以下とする。ま
た、CPDやDCPDは反応原料であるため、式(1)
〜(3)で計算されるCPD濃度が著しく低い場合に
は、目的物のエチリデンTCDの収率が低下するので、
通常は式(1)〜(3)で計算されるCPD濃度は0.
01mol/kg以上にすることが好ましい。
【0017】CPDが相互に付加反応を起こすことによ
りDCPDが生成するが、その生成熱はDCPD1モル
あたり21kcalの発熱であり、逆反応の場合は21kcal
の吸熱である。また同様にCPDとDCPDが付加反応
を起こすことにより重質物が生成するが、その際の発熱
量はCPD1モルあたり21kcalである。したがって、
CPDをなるべく低濃度に維持することによって、暴走
反応を抑制するという本発明の目的が達成される。
【0018】本発明においては、炭化水素を反応溶媒と
して使用することができる。ベンゼン、トルエン、キシ
レンのほか、環境や人体に対する安全性等が高い点およ
び溶解度が高い点から分枝脂肪族炭化水素または脂環族
炭化水素が好ましく使用される。具体的にはシクロペン
タン、シクロヘキサン、エチルシクロペンタン、ジメチ
ルシクロペンタン、メチルシクロヘキサン、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン、2−メチルヘキサン、3−メチルヘ
キサン、3−エチルペンタン、2,3−ジメチルペンタ
ン、3,3−ジメチルペンタン、n−オクタン、メチル
ヘプタン、ジメチルヘキサン、2,2,3−トリメチルペ
ンタン、2,2,4−トリメチルペンタン、アルキレート
ガソリン、n−デカンなどである。ここでいうアルキレ
ートガソリンとは、硫酸ジルコニア、硫酸、フッ化水素
などの(超)強酸を触媒としてイソブタンをブテンでア
ルキル化したものであり、アルキル化生成物のうちトリ
メチルペンタンを主成分とする留分である。
【0019】これらの炭化水素溶媒とEBHとの重量比
は任意であるが、モル比としてEBH/炭化水素溶媒=
0.1〜10の割合で使用することが好ましい。なお、
上記のように溶媒を使用する場合においても、式(1)
〜(3)で計算されるCPD濃度を2mol/kg以下にする
ことが肝要である。
【0020】さらにまた、本発明においては反応系の適
宜の個所において、酸化防止剤や重合禁止剤を加えて反
応、蒸留等の操作を行うことができる。反応終了後、目
的化合物であるエチリデンTCDは、適宜の蒸留により
反応混合物から高純度で得ることができる。未反応EB
H、DCPD、CPDなどの副生成物、およびその他の
化合物は、適宜の蒸留により回収し、再使用することが
可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により説明
する。
【実施例】<実施例1>5−エチリデン−2−ノルボル
ネン(720g)と、シクロペンタジエン3質量%を含
むジシクロペンタジエン(132g)とを混合し、ポン
プを使用して、外部との断熱性に優れた50mlのオー
トクレーブに空間速度が1.0h−1になるように液送
した。反応温度は200℃とした。なお調圧弁を使用し
て、反応系内の圧力を5MPaに維持した。1時間連続
運転を行い反応混合物を得て、ガスクロマトグラフィー
により分析を行った。式(1)〜(3)により計算され
るCPD濃度は [CPD]=0.35mol/kgであり、ジ
シクロペンタジエンの転化率は90%であり、重質物へ
の反応率は5%であった。また1時間連続運転後、ポン
プを停止して原料の供給を止め、内容物を充填したまま
反応器に設けた温度計により反応器の温度上昇を観察し
たが,特に発熱は見られなかった。
【0022】<実施例2>5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン(120g)と、シクロペンタジエン3質量%を
含むジシクロペンタジエン(132g)とを混合し、ポ
ンプを使用して、外部との断熱性に優れた50mlのオ
ートクレーブに空間速度が1.0h−1になるように液
送した。反応温度は230℃とした。なお調圧弁を使用
して、反応系内の圧力を2MPaに維持した。1時間連
続運転を行い反応混合物を得て、ガスクロマトグラフィ
ーにより分析を行った。式(1)〜(3)により計算さ
れるCPD濃度は [CPD]=1.85mol/kgであり、
ジシクロペンタジエンの転化率は98%であり、重質物
への反応率は12%であった。また1時間連続運転後、
ポンプを停止して原料の供給を止め、内容物を充填した
まま反応器に設けた温度計により反応器の温度上昇を観
察したが、特に発熱は見られなかった。
【0023】<比較例1>5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン(137g)と、シクロペンタジエン3質量%を
含むジシクロペンタジエン(132g)とを混合し、ポ
ンプを使用して、外部との断熱性に優れた50mlのオ
ートクレーブに空間速度が8.0h−1になるように液
送した。反応温度は260℃とした。なお調圧弁を使用
して、反応系内の圧力を7MPaに維持した。1時間連
続運転を行い反応混合物を得て、ガスクロマトグラフィ
ーにより分析を行った。式(1)〜(3)により計算さ
れるCPD濃度は [CPD]=2.50mol/kgであり、
ジシクロペンタジエンの転化率は82%であり、重質物
への反応率は29%であった。なおこの留出液を静置し
ておいたところ、白色の沈澱物が見られた。また1時間
連続運転後、ポンプを停止して原料の供給を止め、内容
物を充填したたまま反応器に設けた温度計により反応器
の温度上昇を確認したところ、発熱が認められた。また
その内容物は白濁しており、大量のポリマーが確認され
た。
【0024】
【発明の効果】本発明のエチリデンTCDの製造方法に
おいては、式(1)、(2)および(3)による計算を
用いてCPDの最大合計濃度を規定することにより、暴
走反応を防止することができ、安全に目的物を収率よく
得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジシクロペンタジエンおよび下記構造式
    〔I〕で示される5−エチリデン−2−ノルボルネンを
    加熱反応させて、下記構造式〔II〕で示されるエチリデ
    ンテトラシクロドデセンを製造する場合において、 前記ジシクロペンタジエン中の初期におけるシクロペン
    タジエン含有量を10質量%以下にし、かつジシクロペ
    ンタジエン(DCPD)の初期濃度を用いて下記式
    (1)で求められるシクロペンタジエン(CPD)の平
    衡濃度を2mol/kg以下にすることを特徴とするエチリデ
    ンテトラシクロドデセンの製造方法。 [CPD]=2×α×[DCPD](0) ・・・・・・・・・・・・・(1) 〔式中、[CPD]はCPDの平衡濃度(mol/kg)、
    [DCPD](0)はDCPDの初期濃度(mol/kg)であ
    り、初期のCPDはDCPDとしての濃度に換算する。
    なお、式(1)のαは、下記式(2)および(3)から
    求める。 α=[−K+(K+16K)0.5]/8 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) K=1.63×10exp(−7.83×10/T) ・・・・・・・・・(3) ただし、Tは反応温度(絶対温度)〕 【化1】
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