JP2001139502A - テトラシクロドデセン類の連続的製造方法 - Google Patents

テトラシクロドデセン類の連続的製造方法

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JP2001139502A
JP2001139502A JP31970199A JP31970199A JP2001139502A JP 2001139502 A JP2001139502 A JP 2001139502A JP 31970199 A JP31970199 A JP 31970199A JP 31970199 A JP31970199 A JP 31970199A JP 2001139502 A JP2001139502 A JP 2001139502A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 原料のオレフィン、2−ノルボルネン類を循
環・再使用しながらテトラシクロドデセン類を効率よく
連続的に製造する方法を提供する。 【解決手段】 エチレンとジシクロペンタジエン(DC
PD)を連続的に反応器に供給して反応させ、未反応オ
レフィンおよびC10不飽和炭化水素を含まないノルボ
ルネン(NB)を全量分離・循環させる一般式3のテト
ラシクロドデセン類(TCD)の製造方法。未反応成分
を全量分離・循環させることで有効利用率が高くなる。 (R、Rは同一または異なる基であり、それぞれ水
素、メチル基またはエチル基のいずれかである。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテトラシクロドデセ
ン類(以下アルキルテトラシクロドデセンと称すること
がある)の連続的製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】優れた光学特性、高透明性や耐熱性、吸
油性を有するポリマーとしてシクロオレフィン(コ)ポ
リマーは注目されており、その原料としてテトラシクロ
ドデセンに代表される環状オレフィンは有用である。こ
れらの環状オレフィンは有機金属錯体触媒を用いて重合
される。その重合方法は大別して2つあげることができ
る。すなわち、この環状オレフィンのオレフィン部位で
の単独重合、または低級α−オレフィンとの共重合はチ
グラー触媒やメタロセン触媒を用いることで重合が進行
する。もう一方の重合方法はカルベン型錯体を使用した
メタセシス重合が知られている。
【0003】アルキルテトラシクロドデセンの代表とし
てのテトラシクロドデセン(以下、TCDと称すること
がある)の製造方法としては、シクロペンタジエン(以
下、CPDと称することがある)、ジシクロペンタジエ
ン(以下、DCPDと称することがある)またはこれら
の混合物、ノルボルネンおよびエチレンを加熱混合する
ことでテトラシクロドデセンとノルボルネンを含む反応
混合液を製造し、ノルボルネンは回収、循環させる方法
が例示される。エチレンの代わりに他のオレフィン、例
えばプロピレンを用いるとメチルTCDのようなアルキ
ルTCDが得られる。この方法は、たとえば、特開平3
−128333号公報、特開平6−9437号公報、特
開平6−72909号公報等により提案されている。そ
して、これらの方法では、いずれも、具体的態様として
は、エチレン、DCPDおよびノルボルネンの混合物を
反応させ、反応器から得られた反応混合物を冷却後、脱
圧分離し、その後の精製工程において、ノルボルネンお
よびジシクロペンタジエンを分離回収し、これは循環・
再使用する態様が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、原料
であるオレフィン、2−ノルボルネン類を循環・再使用
しながら、テトラシクロドデセン類を効率よく連続的に
製造する方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は次の工程1)〜
7)からなることを特徴とする一般式(3)で示される
テトラシクロドデセン類の連続的製造方法に関する。 1)一般式(1)で示される2−ノルボルネン類、粗シ
クロペンタジエン/および/またはジシクロペンタジエ
ンおよび一般式(2)で示されるオレフィンを反応器に
連続的に供給し反応させる工程、
【0006】
【化4】
【0007】
【化5】
【0008】
【化6】
【0009】(ただし各式におけるR1 、R2 は、同一
または異なる基であり、それぞれ水素原子、メチル基ま
たはエチル基のいずれかである。)
【0010】2)反応混合物から一般式(2)で示され
るオレフィンを分離する工程、 3)前記工程2において分離されたオレフィンの少なく
とも一部を前記反応器に循環する工程、 4)前記工程2の後で反応混合物から2−ノルボルネン
類を分離する工程、 5)実質的にC10不飽和炭化水素を含まない2−ノル
ボルネン類の少なくとも一部を前記反応器に循環する工
程、 6)前記工程4の後において反応混合物から未反応ジシ
クロペンタジエン留分を分離する工程、 7)前記工程6の後で反応混合物からテトラシクロドデ
セン類を分離・回収する工程。
【0011】本発明の方法によれば、未反応オレフィ
ン、2ーノルボルネン類を分離、回収し、原料として再
利用することで、原料を有効利用して、効率よく目的物
であるTCD類を合成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明において用いる一般式(2)で示されるオレフィン
とは、具体的にはエチレン、プロピレン、1−ブテン、
トランス−2−ブテン、シス−2−ブテン等である。一
般式(2)で示される2−ノルボルネン類(以下アルキ
ルノルボルネンと称することがある)とは、具体的には
2−ノルボルネン、5−メチル−2−ノルボルネン(メ
チルノルボルネン)、5−エチル−2−ノルボルネン
(エチルノルボルネン)、5,6−ジメチル−2−ノル
ボルネン(ジメチルノルボルネン)等である。これらの
化合物には、エンド体、エキソ体等の立体異性体がある
が、いずれの異性体も採用することができる。
【0013】本発明の一般式(3)で示されるテトラシ
クロドデセン類とは、具体的にはテトラシクロドデセン
(1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,
5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、TCDと称す
ることがある)、メチルテトラシクロドデセン(2−メ
チル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4
a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン)、エチル
テトラシクロドデセン(2−エチル−1,4,5,8−
ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オク
タヒドロナフタレン)、ジメチルテトラシクロドデセン
(2,3−ジメチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,
2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン)である。これらの化合物には、立体異性体として
エンド−エキソ体、エンド−エンド体、エキソ−エンド
体、エキソ−エキソ体、さらには置換基による立体異性
体が存在し得るが、どの異性体も採用し得る。
【0014】図1は、本発明の一実施態様を示すプロセ
スフローである。なお図1では反応開始時のためのノル
ボルネン類の供給ラインは省略している。図1におい
て、1は溶媒タンクを示す。本発明の方法においては常
圧における沸点が50〜180℃である溶媒を使用する
ことが好ましい。その目的は反応における各成分濃度を
低減させ、副生成物である重質分を減少させるためと、
特に2−ノルボルネンを使用した場合の、循環ノルボル
ネンの固化防止にある。すなわち、好ましい方法とし
て、反応混合物から蒸留により溶媒とともにノルボルネ
ンを回収する。その結果、ノルボルネンは溶媒に溶解し
ているためにノルボルネンの固化防止ができる。そのた
め用いる2−ノルボルネンと沸点が近接しているが、し
かし蒸留等により容易に分離できることが好ましい。炭
素数6〜8の芳香族、脂肪族炭化水素が適当である。
【0015】具体的な溶媒は、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ジメ
チルシクロヘキサンなどがあげられる。人体や環境に対
する安全性から、脂環族炭化水素や分岐脂肪族炭化水素
がさらに好ましく、具体的にはイソヘキサン、イソヘプ
タン、イソオクタン、メチルシクロヘキサン、ジメチル
シクロヘキサン、エチルシクロペンタンが好ましく使用
される。
【0016】ここでイソヘキサン、イソヘプタン、イソ
オクタンとはメチル基以上の分岐がある化合物をさし、
その置換位置、異性体等を問わず使用することができ、
具体的には、2−メチルペンタン、3−メチルペンタ
ン、2,3−ジメチルブタン、2−メチルヘキサン、3
−メチルヘキサン、2,3−ジメチルペンタン、2,4
−ジメチルペンタン、2,2,3−トリメチルブタン、
2−メチルヘプタン、3−メチルヘプタン、4−メチル
ヘプタン、2,3−ジメチルヘキサン、2,4−ジメチ
ルヘキサン、2,5−ジメチルヘキサン、2,2,3−
トリメチルペンタン、2,2,4−トリメチルペンタ
ン、2,3,4−トリメチルペンタン、2,3,3−ト
リメチルペンタンがあげられる。ジメチルシクロヘキサ
ンも用いることができ、たとえば、1,2−ジメチルシ
クロヘキサン、1,3−ジメチルシクロヘキサン、1,
4−ジメチルシクロヘキサンのいずれも使用可能で、二
つのメチル基の相対的置換位置を問わず使用できる。
【0017】なお、このように溶媒とともにノルボルネ
ンを回収するならば、蒸留コンデンサー(図示せず)の
冷却に水を用いることができ、水、海水が好ましく使用
される。使用する溶媒の種類、量等にもよるが、冷媒の
温度は0〜95℃である。またノルボルネンの沸点が9
5℃であるので、蒸留圧力によってはノルボルネンを排
気ガス中に損失する恐れがあり、かかる観点からノルボ
ルネン回収のための蒸留塔における塔頂の条件は、好ま
しくは圧力10〜200KPa、より好ましくは10〜
100KPaで、使用する溶媒の種類、量等にもよる
が、冷媒の温度は0〜80℃が適当である。ただし、蒸
留の際に排気ガス中に損失した溶媒等は原料タンクに適
宜・補充として加えることができる。
【0018】なお、前記一般式(1)においてR1 、R
2 のいずれも水素原子でない場合は、すなわち、オレフ
ィンとしてエチレン以外のオレフィンを用いる場合にお
ける2−ノルボルネン類は常温において液状となり、R
1 、R2 が水素原子である場合の2−ノルボルネンのよ
うな固化防止のために溶媒を用いる必要はない。当然の
ことながら溶媒タンクは必要ない。
【0019】しかしながら、このような場合でも溶媒を
使用するとするならば、循環使用する成分、すなわちオ
レフィンかまたはノルボルネン類と同時に回収できる溶
媒であることが好ましく、なかでもノルボルネン類と同
時に溶媒を回収することが好ましい。そのためノルボル
ネン類と沸点が近い溶媒を用いることが好ましく、多く
の場合用いるノルボルネン類と炭素数が同一の溶媒を使
用すればよい。
【0020】図1の2は粗ジシクロペンタジエンのタン
クである。粗シクロペンタジエンも原料として用いるこ
とができる。シクロペンタジエンはジシクロペンタジエ
ンの熱分解により容易に得られるが、粗DCPDにより
得られるCPDにも不純物が混入する。本発明の反応条
件下ではDCPDはCPDへ分解する。したがって、C
PDとして好ましくは次に述べる工業的に入手可能な粗
DCPDを用いる。
【0021】本発明においては粗ジシクロペンタジエン
を用いるが、エチレン等の低級オレフィン生産のために
ナフサ等の軽質炭化水素を熱分解または接触分解する際
に得られる副生油から回収されるものが工業的に大量に
得られしかも安価であるので好ましい。
【0022】図1の3はオレフィンのタンクである。前
述のように具体的にはエチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、トランス−2−ブテン、シス−2−ブテンである。
使用するオレフィンの量はジシクロペンタジエン(シク
ロペンタジエンを使用したときは、ジシクロペンタジエ
ンに換算する)に対して、モル比で0.5〜50であ
り、好ましくは1〜40、より好ましくは1.2〜30
である。オレフィンのDCPDに対するモル比が0.5
未満であると、生成するノルボルネン類の量が少なく、
テトラシクロドデセン類合成に使用されるノルボルネン
類の量の方が多くなり、循環使用するノルボルネン類の
量が減少してくるので好ましくない。また大過剰のオレ
フィンの添加は、オレフィン回収時のエネルギーを大量
に消費するため好ましくない。
【0023】ノルボルネン類はオレフィンの炭素数によ
らず、オレフィンと粗シクロペンタジエンおよび/また
はジシクロペンタジエンを原料に反応温度100〜35
0℃、反応圧力0.1〜40MPaの条件で合成するこ
とができる。本発明の製造プロセスのように反応系中に
オレフィンとジシクロペンタジエンおよび/またはシク
ロペンタジエンを共存させれば、テトラシクロドデセン
類合成条件においてノルボルネン類も同時に合成ができ
る。
【0024】粗ジシクロペンタジエンはタンク2から移
送ポンプ4を経て反応器5に導入される。なおオレフィ
ンは昇圧機(図示せず)等により昇圧されて反応器5に
連続的に導入される。
【0025】連続的に供給される粗ジシクロペンタジエ
ンは、ジシクロペンタジエンのモル数を基準として(す
なわちシクロペンタジエン2モルとジシクロペンタジエ
ン1モルとの混合液においてはジシクロペンタジエン2
モルと計算する)、そのノルボルネン類との供給比率は
モル比でノルボルネン類/ジシクロペンタジエン=1〜
20であり、好ましくは1.5〜15、より好ましくは
2〜10であるように供給する。ノルボルネン類の量が
多いと反応は重質分の収量は比較的少なくなるが、循環
使用量が多くなり、蒸留に際しエネルギーを大量に必要
とするため、あまり得策ではない。ジシクロペンタジエ
ンおよび/またはシクロペンタジエン量が多いと重質分
が多く生成し、原料の有効利用率が低下する。
【0026】図の5は反応器であり、上記の原料を反応
器5に連続的に供給しテトラシクロドデセン類の合成を
連続的に行う。反応器5は完全混合型、ピストンフロー
型、いずれの反応器も使用できる。ピストンフロー型反
応器の市販品としてノリタケカンパニー(株)製「スタ
ティックミキサー」、住友重機械工業(株)製「スルー
ザーミキサー」、櫻製作所(株)製「スケヤミキサー」
などがあげられる。反応器5は一段でも二段以上の多段
の構造とすることもできる。完全混合型反応器やピスト
ンフロー型反応器は、直列または並列で組み合わせて使
用することができる。
【0027】反応器5での反応条件として、反応温度は
170〜280℃である。好ましくは180〜260
℃、より好ましくは200〜250℃である。反応温度
が高いと重質分が生成しやすく、また反応温度が低い
と、反応が進行し難くなり、効率的な生産ができない。
とくにジシクロペンタジエンを原料に用いる場合は、反
応温度は100℃以上とすればジシクロペンタジエンは
シクロペンタジエンへ容易に分解するので好ましい。
【0028】また反応器5においては、LHSV=0.
5〜10である。好ましくはLHSV=0.7〜8、よ
り好ましくはLHSV=1〜6である。LHSVが10
を越えると、未反応物が多く、効率的な生産ができな
い。またLHSVが0.5未満であると、重質物の生成
が多くなり原料の有効収率が低下する。また時間当たり
の生産量も低下する。
【0029】本発明の方法においては、反応器5中にお
いて、低沸点であるオレフィンがノルボルネン類やシク
ロペンタジエンおよび/またはジシクロペンタジエンに
充分に溶け込んでいることが好ましい。溶媒を用いる場
合にはもちろん溶媒にも十分溶解していることが好まし
い。このような状態はノルボルネン類、ジシクロペンタ
ジエンおよび/またはシクロペンタジエン、オレフィン
のモル混合比によっても変わるが、たとえば無溶媒の場
合モル混合比でノルボルネン/ジシクロペンタジエン/
エチレン=8/1/1、温度が180℃の場合ではおお
よそ2.5MPa以上の圧力が必要である。
【0030】これよりもエチレン量が多い場合または温
度が高い場合にはより高い圧力が必要で、たとえば26
0℃の場合ではおおよそ3.9MPa以上が必要であ
る。当然溶媒を使用する場合には、これらよりもより低
い圧力でもオレフィンの溶解が可能であり、反応圧の低
圧化が達成できる。いずれにしろ反応条件下において、
液相で反応させることとし、そして反応器内に気相が実
質的に存在しないように反応条件を選択することが、テ
トラシクロドデセン類を高い収率で得るために好まし
い。反応器5から連続的に抜き出された反応混合液は、
次に蒸留工程に導かれる。
【0031】蒸留工程において、図1ではまず反応器5
からの反応混合液は、第1蒸留塔6に導入されて圧力を
0.1〜1MPaに調整される。ここでは主として塔頂
から未反応オレフィンが抜き出される。ここでの蒸留条
件は塔頂では圧力100〜1000KPa、温度25〜
45℃で、塔底では圧力100〜1000KPa、温度
25〜100℃の範囲から任意に選ばれる。圧力を常圧
よりも若干加圧にすることで、安価な海水や工業用水に
より塔頂ガスを凝縮できる。
【0032】ここで抜き出したオレフィンは、その少な
くとも一部をライン10から反応器5に循環させ原料と
して再利用する。反応系への導入方法は、回収オレフィ
ンを反応器5に戻す限り、いかなる方法を取ってもよ
く、一旦オレフィンタンク3に戻した後、供給オレフィ
ンと混合して反応させることもできる。あるいは必要に
応じて昇圧機(図示せず)を経由して、上記のように図
1のライン10から反応器5に循環・導入することもで
きる。
【0033】本発明の方法においては、未反応オレフィ
ンを分離回収し、原料として再利用することによりオレ
フィンあたりの収率が向上する。
【0034】また本反応条件においては、原料として使
用する場合のシクロペンタジエン、またはジシクロペン
タジエンから分解して生じたシクロペンタジエンが反応
混合液中に存在している。シクロペンタジエンは反応原
料として再利用が可能であるものの、沸点がオレフィン
と近いので、オレフィンを蒸留する際に一部のシクロペ
ンタジエンがオレフィンに同伴する。
【0035】本発明においては第1蒸留塔6の条件を適
宜に調整し、第1蒸留塔6塔頂からオレフィンにCPD
の少なくとも一部が同伴するようにする。CPDの炭素
数にオレフィンが近い場合ほどこのような操作は容易で
あり、むしろ蒸留条件によっては同伴現象は避けられな
い。したがってオレフィンを再使用する際には、同伴し
たシクロペンタジエンも同時に原料として再利用できる
ことになり、非常に好ましい。このような場合、反対に
オレフィンを脱圧分離しこれを系外に廃棄するならば、
シクロペンタジエンもまた廃棄される結果となり好まし
くない。
【0036】第1蒸留塔6の塔底からは、オレフィンと
一部のCPDが分離・除去された反応混合液が抜き出さ
れ、第2蒸留塔7に導かれる。第2蒸留塔7において
は、その塔頂からノルボルネン類を、または溶媒を用い
た場合には溶媒を含んだノルボルネン類を、その塔頂か
ら分離・回収し、これをライン11を介して反応器5へ
循環使用する。
【0037】第2蒸留塔7の蒸留条件は、蒸留塔7の塔
頂では0.1〜200KPa、好ましくは1〜100K
Pa、温度35〜96℃で、塔底では圧力0.1〜20
0KPa、好ましくは1〜100KPa、温度40〜1
90℃である。蒸留塔7には分離効率をあげるため、適
宜に各種充填物を充填したり、還流を行うことができ
る。理論段数については以下の各蒸留塔において、1〜
100段であり、好ましくは2〜50段、より好ましく
は3〜30段である。還流比は各蒸留塔の分離状態をみ
て決定されるものであるが、1〜50が適当である。
【0038】循環ノルボルネン類または溶媒を使用した
場合には溶媒と循環ノルボルネン類との混合物は、循環
ライン11を通して、原料として再利用する。このノル
ボルネン類は適宜溶媒タンク1、ジシクロペンタジエン
タンク2から供給される溶媒やジシクロペンタジエンと
混合し、液送ポンプ4に導かれ、反応器5へと導入され
る。
【0039】また、第1蒸留塔6で分離しきれなかった
シクロペンタジエンのような低沸点化合物は、循環ノル
ボルネン類に混入することがある。しかしノルボルネン
類は回収して、循環・再使用するので、結果として混入
するCPDも有効に再利用できる。したがってCPDを
含むノルボルネン類を原料として再利用することで、シ
クロペンタジエンまたはジシクロペンタジエン当たりの
収率が向上するので、好ましい方法である。
【0040】さらに第2蒸留塔7塔頂から回収した循環
ノルボルネン類に対しさらに蒸留などの分離操作(この
蒸留塔は図示していない)を行い、高純度ノルボルネン
類および循環ノルボルネン類の二つの流れ、またシクロ
ペンタジエンなどの低沸点成分、高純度ノルボルネン類
および循環ノルボルネン類の三つの流れに分離して、回
収ノルボルネン類から高純度ノルボルネン類を同時に得
ることも可能である。
【0041】その場合、循環ノルボルネン類に混合して
きたシクロペンタジエンのような低沸点化合物をあえて
分離した場合は、循環ノルボルネン類に再混合してあわ
せて循環するなど原料として再利用することが好まし
い。
【0042】なお、原料DCPD中には、イソプレン、
ピペリレンに起因するDCPDと同一炭素数の化合物
(炭素数10)が不純物として含まれている。これら
は、反応器5における反応の際に骨格異性化を起こし一
部がメチルテトラヒドロインデンに変換される。メチル
テトラヒドロインデンは、骨格異性化を受けているため
にディールス・アルダー反応性は低いので、これは循環
させるノルボルネン留分には混入させないのが好まし
い。
【0043】したがって、本発明においては、メチルテ
トラヒドロインデン等のC10不飽和炭化水素を実質的
に含まないノルボルネン類を循環・再使用する。反応器
5への循環流には、前記未反応オレフィンの循環流もあ
る。いずれにしろ、本発明では、反応器5へ循環される
循環流からC10不飽和炭化水素が実質的に含まれない
よう蒸留操作を行う。図1の蒸留工程では、第2蒸留塔
7の塔底から抜き出される留分中に上記C10成分が含
まれるようにしている。
【0044】第2蒸留塔7の塔底より抜き出された反応
混合物は第3蒸留塔8へ送られ、その塔頂より未反応分
としてのジシクロペンタジエンを主とする留分を分離す
る。その際の圧力は50KPa以下であることが好まし
い。分離したジシクロペンタジエン成分は原料として再
利用してもよい。
【0045】第3蒸留塔8の塔底からは未反応分として
のジシクロペンタジエンが除去された留分が抜き出さ
れ、第4蒸留塔9に送られる。第4蒸留塔9では塔頂よ
り目的物のテトラシクロドデセン類が、またその塔底か
らはより重質分を含む留分がそれぞれ抜き出される。第
4蒸留塔9の運転条件は塔底において圧力30KPa以
下で、温度は200℃以下であることが好ましい。
【0046】また本反応においては反応原料中に、適宜
に酸化防止剤、重合禁止剤を加えることができる。例え
ば、ハイドロキノン、2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ル、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、4−メ
トキシフェノール等のフェノール系化合物、N,N−ジ
メチルヒドロキシルアミン、N,N−ジエチルヒドロキ
シルアミン等のヒドロキシルアミン化合物などが好適に
添加される。その添加量は、反応器中に供給される反応
原料全量に対して、通常10〜10000質量ppm、
好ましくは50〜5000質量ppmの範囲である。も
ちろん製品としてのテトラシクロドデセンにも同様に添
加することができる。かくして、原料を有効利用して、
効率よく目的物であるテトラシクロドデセン類を製造す
ることができる。
【0047】
【実施例】以下本発明を、実施例および比較例によりさ
らに具体的に説明するが、本発明は本発明の主旨を逸脱
しない限りこれらの実施例に限定されるものではない。 (実施例1)テトラシクロドデセンの連続製造を図1の
装置で行った。2−ノルボルネン/メチルシクロヘキサ
ン(溶媒)が質量比85/15で混合された原料を反応
器に張り込み、市販の粗ジシクロペンタジエンとエチレ
ンを連続して導入した。その際ノルボルネン/ジシクロ
ペンタジエン/エチレンはモル比で5/1/2であっ
た。なお連続供給する市販の粗ジシクロペンタジエン、
エチレンの純度は、それぞれ94.7質量%、99.9
質量%であった。反応器5の反応条件は、空間速度は2
-1であり、反応器5での温度は230℃であった。反
応圧力は5MPaとした。第1蒸留塔6は理論段数20
段であり、400KPaで連続運転することで、塔頂よ
りエチレンを連続的に分離した。分離したエチレンは昇
圧機(図示せず)により昇圧し、ライン10を経て反応
器5へ戻し、循環・使用するようにした。
【0048】第1蒸留塔6の塔底より抜きだされた混合
液を理論段数10段の第2蒸留塔7に送り、20KP
a、塔頂温度35〜43℃の蒸留条件でノルボルネンと
メチルシクロヘキサンの混合液を回収した。これにはシ
クロペンタジエンが0.1質量%含まれており、メチル
テトラヒドロインデンは含まれていなかった。この回収
液を原料として再使用するため、ライン11を経て連続
的に原料粗ジシクロペンタジエンと混合し、液送ポンプ
4より反応器5へ送った。なおこの回収液は、溶媒のロ
スにより初めのノルボルネン/メチルシクロヘキサン=
85/15(質量比)から若干の乖離があったので、損
失したメチルシクロヘキサンを添加して、原料タンクに
連続的に供給した。
【0049】第2蒸留塔7の塔底より抜き出された混合
液を第3蒸留塔8へ導入し、第3蒸留塔8において塔頂
からジシクロペンタジエンおよびメチルテトラヒドロイ
ンデンを分離し、塔底より抜き出された混合液は第4蒸
留塔9へ送った。第4蒸留塔9では、塔頂よりテトラシ
クロドデセンが純度97.0質量%で得られ、以上の運
転は何ら経時変化を示すことなく250日以上にわたっ
て安定な連続運転ができた。なお、ジシクロペンタジエ
ン転化率は92%であった。純度97.0質量%のテト
ラシクロドデセン収率は75%(仕込みジシクロペンタ
ジエン基準)であった。
【0050】(実施例2)エチルテトラシクロドデセン
の連続製造を図1の装置で行った。なお溶媒は使用して
いない。5−エチル−2−ノルボルネンを反応器5に張
り込み、市販の粗ジシクロペンタジエンと1−ブテンを
これに反応開始以降連続して導入した。その際5−エチ
ル−2−ノルボルネン/ジシクロペンタジエン/1−ブ
テンはモル比で5/1/8であった。なお初めに仕込ん
だ5−エチル−2−ノルボルネンの純度は99.7質量
%であり、連続供給する市販のジシクロペンタジエン、
1−ブテンの純度は、それぞれ94.7質量%、99.
9質量%であった。連続運転としては空間速度は2h-1
であり、反応器5での温度は250℃であった。反応圧
力は7MPaとした。
【0051】第1蒸留塔6は理論段数20段であり、1
00KPaで連続運転することで、塔頂より1−ブテン
を連続的に分離した。このブテンには、シクロペンタジ
エンが0.2質量%含まれていた。分離した1−ブテン
混合液はブテンタンクに戻し、反応器5へ循環使用し
た。第1蒸留塔6の塔底より抜きだされた混合液を理論
段数10段の第2蒸留塔7に送り、13KPa、塔頂温
度77〜83℃の蒸留条件で5−エチル−2−ノルボル
ネンを回収し、原料として再使用するため、連続的に原
料ジシクロペンタジエンと混合し、液送ポンプ4より反
応器5へ送った。メチルテトラヒドロインデンは含まれ
ていなかった。
【0052】第2蒸留塔7の塔底より抜き出された混合
液からは、第3蒸留塔8において塔頂からジシクロペン
タジエンおよびメチルテトラヒドロインデンを分離し、
塔底より抜き出された混合液は第4蒸留塔9へ送り、こ
こで塔頂よりエチルテトラシクロドデセンが純度97.
0質量%で得られ、以上の運転は何ら経時変化を示すこ
となく250日以上にわたって安定な連続運転ができ
た。なおジシクロペンタジエン転化率は92%であっ
た。純度97.0質量%のエチルテトラシクロドデセン
収率は75%(仕込みジシクロペンタジエン基準)であ
った。仕込みブテン基準のエチルテトラシクロドデセン
収率は80%であった。
【0053】(比較例1)実施例2で第1蒸留塔で分離
したブテン留分をブテンタンクに戻さないこと以外は、
実施例2と同様に連続反応を行った。なおジシクロペン
タジエン転化率は88%であった。純度97.0質量%
のエチルテトラシクロドデセン収率は70%(仕込みジ
シクロペンタジエン基準)であった。仕込みブテン基準
のエチルテトラシクロドデセン収率は10%であった。
【0054】
【発明の効果】本発明のテトラシクロドデセン類の連続
的製造方法においては、オレフィン、2−ノルボルネン
類、粗ジシクロペンタジエンを反応後に、未反応オレフ
ィン、2−ノルボルネン類を分離、回収し、原料として
再利用することで、原料を有効利用して、効率よく目的
物であるTCD類を合成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示すプロセスフローであ
る。
【符号の説明】
1;溶媒タンク 2;粗ジシクロペンタジエン・タンク 3;エチレン・タンク 4;移送ポンプ 5;反応器 6;第1蒸留塔 7;第2蒸留塔 8;第3蒸留塔 9;第4蒸留塔 10;オレフィン回収・循環ライン 11:ノルボルネン類回収・循環ライン
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月29日(2000.11.
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示すプロセスフローであ
る。
【符号の説明】 1;溶媒タンク 2;粗ジシクロペンタジエン・タンク 3;オレフィン・タンク 4;移送ポンプ 5;反応器 6;第1蒸留塔 7;第2蒸留塔 8;第3蒸留塔 9;第4蒸留塔 10;オレフィン回収・循環ライン 11:ノルボルネン類回収・循環ライン
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程1)〜7)からなることを特徴
    とする一般式(3)で示されるテトラシクロドデセン類
    の連続的製造方法。 1)一般式(1)で示される2−ノルボルネン類、粗シ
    クロペンタジエン/および/またはジシクロペンタジエ
    ンおよび一般式(2)で示されるオレフィンを反応器に
    連続的に供給し反応させる工程、 【化1】 【化2】 【化3】 (ただし各式におけるR1 、R2 は、同一または異なる
    基であり、それぞれ水素原子、メチル基またはエチル基
    のいずれかである。) 2)反応混合物から一般式(2)で示されるオレフィン
    を分離する工程、 3)前記工程2において分離されたオレフィンの少なく
    とも一部を前記反応器に循環する工程、 4)前記工程2の後で反応混合物から2−ノルボルネン
    類を分離する工程、 5)実質的にC10不飽和炭化水素を含まない2−ノル
    ボルネン類の少なくとも一部を前記反応器に循環する工
    程、 6)前記工程4の後において反応混合物から未反応ジシ
    クロペンタジエン留分を分離する工程、 7)前記工程6の後で反応混合物からテトラシクロドデ
    セン類を分離・回収する工程。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001139500A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Nippon Petrochem Co Ltd ノルボルネンおよび高純度テトラシクロドデセンの同時製造方法
CN115385769A (zh) * 2022-09-06 2022-11-25 杭州睿丰融创科技有限公司 一种合成四环十二碳烯类化合物过程中降低副产物的方法
CN115433053A (zh) * 2022-09-06 2022-12-06 杭州睿丰融创科技有限公司 一种四环十二碳烯与降冰片烯的共产方法

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