JP2002128281A - 荷降し方法および荷降し装置 - Google Patents
荷降し方法および荷降し装置Info
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Abstract
を、整然と、定められた場所に降ろすことができるよう
にする。 【解決手段】 コンテナ支持体40を水平にし、駆動コ
ンベア50を垂直にした状態で、コンテナ支持体上にイ
ンナーコンテナ10を乗せ、リフター30を上昇させ、
コンテナ支持体および駆動コンベアを、前方側に45°
傾ける。次に、コンテナ支持体およびインナーコンテナ
は45°傾けた状態のまま、駆動コンベアを傾けて水平
にし、駆動コンベアの先端部を搬出コンベア60上に差
し渡す。これによって、インナーコンテナ内から駆動コ
ンベア上に製品が荷崩れする。この状態で、駆動コンベ
アおよび搬出コンベアのローラー52および62を回転
させて、駆動コンベア上の製品を搬出コンベア上に搬送
する。飛び込み防止体70を設けると、より好ましい。
Description
などにおいて、これに運び込まれた、リサイクル対象な
どの電気製品やその他の処理対象物が積載されたコンテ
ナから、処理対象物を荷降しする方法および装置に関す
る。
ナルコンピュータなどの製品をリサイクルする場合に
は、家庭や工場などから製品を回収して、インナーコン
テナに積載し、リサイクル工場に運んで、リサイクル工
場において、インナーコンテナから製品を荷降しする。
積み重ねられた、サイズや形状の違う多種多様な製品
を、インナーコンテナから降ろす方法としては、従来、
人が手作業で荷降しする方法、またはフリーバランサー
などの装置によって製品を一台ずつ吸着または挟持して
荷降しする方法が、用いられている。
作業で荷降しする方法は、インナーコンテナから製品を
一台ずつ降ろすため、作業に時間がかかり、重量のある
物を扱うため、作業者の負担が大きく、インナーコンテ
ナには重量のある製品がランダムに積み重ねられている
ため、製品が作業者に落下する危険がある、という問題
がある。
て製品を一台ずつ吸着または挟持して荷降しする方法
は、人が手作業で荷降しする方法と同様に、作業に時間
がかかるとともに、フリーバランサーなどの装置がサイ
ズや形状の違う多種多様な製品に対応できないため、イ
ンナーコンテナに積載された全ての製品を荷降しするこ
とができない、という問題がある。
に積載された処理対象物を、簡易かつ確実に、安全に、
短時間で整然と、定められた場所に降ろすことができる
ようにしたものである。
は、処理対象物が積載されたコンテナを、リフター上に
設けた、コンテナ下部を支えるコンテナ支持体とコンテ
ナ荷降し面側に位置する駆動コンベアとを有する構造体
上に乗せて、ロック機構によって前記コンテナ支持体に
ロックし、次に、前記構造体を、前記コンテナ支持体に
ロックされたコンテナと一体に、処理対象物を降ろす側
に傾け、次に、前記駆動コンベアを、前記リフターに対
して離隔して設けた搬出コンベア側に倒す。
体を処理対象物が積載されたコンテナと一体に処理対象
物を降ろす側に傾けることによって、コンテナ内に積載
された処理対象物全体の重心が駆動コンベア側に傾き、
コンテナ内で処理対象物の荷崩れが安全かつスムーズに
起こる。その後、駆動コンベアを搬出コンベア側に倒す
ことによって、コンテナ内から駆動コンベア上に処理対
象物が安全かつスムーズに荷崩れして、処理対象物の荷
崩れ範囲が搬出コンベアの近くまで広がり、さらに駆動
コンベアを駆動することによって、駆動コンベア上に荷
崩れした処理対象物が安全かつスムーズに搬出コンベア
上に搬送されるので、コンテナから、これに積載された
処理対象物を、簡易かつ確実に、安全に、短時間で整然
と、定められた場所に降ろすことができる。
を示す。
に示すように、一側面に扉11a,11bが設けられ、
下部にフォークリフトのフォークが差し込まれる開口1
2が形成されて、積載された物を降ろすときには、図1
(B)に示すように、扉11a,11bを開けるもの
で、図1(C)は、このインナーコンテナ10に製品1
が積載され、扉11a,11b側の一側面13が開けら
れた状態を示す。
に示すような背面部14などの各側面が壁状とされたも
のに限らず、各側面が格子状とされて内部が見えるもの
などでもよい。
2は、この発明の荷降し装置の一例を示す。
の、図1(C)に示したような製品1が積載されたイン
ナーコンテナ10が、トラックで運び込まれる場所に設
置されるもので、この例では、リフター30、リフター
30の駆動用の油圧シリンダ35、リフター30上に軸
39を支点に回転できるように設けられたコンテナ支持
体40および駆動コンベア50、コンテナ支持体40上
に乗せられたインナーコンテナ10をコンテナ支持体4
0にロックするロック機構43、コンテナ支持体40お
よび駆動コンベア50を、コンテナ支持体40にロック
されたインナーコンテナ10と一体に、矢印49で示す
方向に回転させ、前方(図2の左方)側に45°傾ける
油圧シリンダ45、その45°傾けられた状態から駆動
コンベア50を、さらに前方側に45°回転させて水平
にする油圧シリンダ55、リフター30に対して前方側
に離隔して設けられた搬出コンベア60、搬出コンベア
60の入口部分の近傍に設けられた飛び込み防止体7
0、および搬出コンベア60の出口部分の位置に設けら
れたセンサー80を備える構成とされる。
10の下部を支える板状または台状のものとされる。ロ
ック機構43は、コンテナ支持体40の左右方向(図2
の紙面に垂直な方向)における両側に設けられ、油圧シ
リンダなどによって左右方向の両側からインナーコンテ
ナ10の下部を押えて、インナーコンテナ10をコンテ
ナ支持体40にロックするものとされる。
(ただし、同図は駆動コンベア50と搬出コンベア60
を同時に示したもので、駆動コンベア50については方
向および参照符号を括弧の外に示し、搬出コンベア60
については方向および参照符号を括弧内に示す)、上下
方向に延長するアーム51に多数のローラー52が取り
付けられ、ベルト53の駆動によってローラー52が回
転するように構成され、図2に示したように、アーム5
1の下端部が軸39に支持される。
4は前方側から搬出コンベア60および飛び込み防止体
70を見た図である)に示すように、前後方向に延長す
るアーム61に多数のローラー62が取り付けられ、ベ
ルト63の駆動によってローラー62が回転するように
構成され、図2にも示したように、支柱64によって床
上に設置される。
示すように、一対の支柱71の上端に支持体72が取り
付けられ、その一対の支持体72間に梁73が差し渡さ
れ、支持体72から支持線74が吊り下げられ、その一
対の支持線74間に複数のバー75が差し渡されて、
「すだれ」状に形成される。
バーは、搬出コンベア60上に搬出される下段位置の製
品は、大きいものでも、そのバーに接触せず、上段に積
み重なって搬出コンベア60上に搬出される製品は、そ
のバーに接触する高さにされる。
とされ、これに衝突した製品を後方に撥ね付けるものと
される。支持線74は、バー75に製品が衝突したと
き、下側部分ほど大きく、弾性的に前方側に曲がるもの
とされる。
部分まで製品が搬出されたか否かを検知するもので、例
えば、発光素子と、これからの光を検出する受光素子と
によって構成される。
右方向(図2の紙面に垂直な方向)における両側のアー
ム51には、落下防止カバー59が取り付けられ、リフ
ター30から飛び込み防止体70にかけての部分の左右
方向における両側には、内側を覆う安全カバー90が設
置される。
上述した荷降し装置20によって、図1(C)に示した
ような製品1が積載されたインナーコンテナ10から、
製品1を搬出コンベア60上に降ろすに当たっては、ま
ず、トラックで運び込まれたインナーコンテナ10を、
図1(B)(C)のように一側面13を開けた状態にし
て、フォークリフトによって、図5に示すように、その
開けた一面側を前方側にして、リフター30上のコンテ
ナ支持体40上に、後方側から乗せる。このとき、駆動
コンベア50がインナーコンテナ10の開いている一面
側を塞ぐようになる。
て、上述したようにインナーコンテナ10をコンテナ支
持体40にロックする。
前方側に90°回転させて水平にしたときに駆動コンベ
ア50の先端部(図5の上端部)が搬出コンベア60上
に差し渡されるように、油圧シリンダ35の操作によっ
て、図6に示すように、リフター30を、したがってコ
ンテナ支持体40、インナーコンテナ10および駆動コ
ンベア50を、所定高さ分、上昇させる。
図7に示すように、コンテナ支持体40および駆動コン
ベア50を、コンテナ支持体40にロックされたインナ
ーコンテナ10と一体に、軸39を支点に前方側に45
°傾ける。
積載された製品全体の重心が駆動コンベア50側に傾
き、インナーコンテナ10内において製品の荷崩れが安
全かつスムーズに起こる。
コンテナ10は45°傾けた状態のまま、油圧シリンダ
55の操作によって、駆動コンベア50を、軸39を支
点に下方にゆっくり傾けて、図8に示すように、駆動コ
ンベア50を水平にし、駆動コンベア50の先端部を搬
出コンベア60上に差し渡す。
ら駆動コンベア50上に製品が安全かつスムーズに荷崩
れして、製品の荷崩れ範囲が搬出コンベア60の近くま
で広がる。
コンベア60の図3に示したベルト53および63を駆
動して、駆動コンベア50および搬出コンベア60のロ
ーラー52および62を回転させる。
ンベア50上に荷崩れした製品が安全かつスムーズに搬
出コンベア60上に搬送される。
平に倒したとき、駆動コンベア50上から搬出コンベア
60上に飛び込もうとする製品や、駆動コンベア50上
で上段に積み重ねられてしまう製品もある。
傍には飛び込み防止体70が設けられているので、図1
0および図11に示すように、搬出コンベア60上に飛
び込もうとする製品は、飛び込み防止体70のバー75
に衝突して後方に撥ね付けられ、搬出コンベア60上へ
の飛び込みが防止されるとともに、駆動コンベア50上
で上段に積み重ねられた製品は、バー75に衝突するこ
とによって下段位置に崩落し、結果的にバー75の下側
を通って搬出コンベア60上に搬出される。
ると、センサー80の一方の発光素子から発した光が、
センサー80の他方の受光素子で受光されなくなること
によって、先頭の製品がセンサー80の位置に到達した
ことが検出され、搬出コンベア60および駆動コンベア
50の駆動が停止される。したがって、搬出コンベア6
0上から製品が落下することが防止される。
10を乗せた後の工程は、コンピュータ制御によって自
動化することができる。
の駆動が停止した状態で、インナーコンテナ10内に製
品が残っているときには、さらにリフター30を上昇さ
せて、インナーコンテナ10内に残っている製品を駆動
コンベア50上に落下させる。
引っ掛かっているような場合には、駆動コンベア50お
よびコンテナ支持体40を、傾ける前の図6の状態に戻
し、インナーコンテナ10を揺さぶるなどによってイン
ナーコンテナ10内で製品を移動させてから、再度、上
述した一連の工程を行うようにすればよい。
ば、インナーコンテナ10から、これに積載された製品
を、簡易かつ確実に、安全に、短時間で整然と、定めら
れた場所に降ろすことができる。
ンテナから、これに積載された処理対象物を、簡易かつ
確実に、安全に、短時間で整然と、定められた場所に降
ろすことができる。
図である。
す図である。
である。
である。
である。
である。
である。
図である。
図である。
略する。
Claims (5)
- 【請求項1】処理対象物が積載されたコンテナを、リフ
ター上に設けた、コンテナ下部を支えるコンテナ支持体
とコンテナ荷降し面側に位置する駆動コンベアとを有す
る構造体上に乗せて、ロック機構によって前記コンテナ
支持体にロックし、 次に、前記構造体を、前記コンテナ支持体にロックされ
たコンテナと一体に、処理対象物を降ろす側に傾け、 次に、前記駆動コンベアを、前記リフターに対して離隔
して設けた搬出コンベア側に倒す荷降し方法。 - 【請求項2】請求項1の荷降し方法において、 前記コンテナを前記コンテナ支持体にロックした後、前
記リフターを所定の高さまで上昇させてから、前記構造
体を傾ける荷降し方法。 - 【請求項3】請求項1または2の荷降し方法において、 前記駆動コンベア上から前記搬出コンベア上への処理対
象物の飛び込みを防止する飛び込み防止体を設ける荷降
し方法。 - 【請求項4】リフターと、 このリフター上に設けられた、コンテナ下部を支えるコ
ンテナ支持体とコンテナ荷降し面側に位置する駆動コン
ベアとを有する構造体と、 この構造体上に乗せられたコンテナを、前記コンテナ支
持体にロックするロック機構と、 前記構造体を、前記コンテナ支持体にロックされたコン
テナと一体に、これに積載された処理対象物を降ろす側
に傾ける駆動手段と、 前記リフターに対して、前記構造体が傾けられる側に離
隔して設けられた搬出コンベアと、 前記駆動コンベアを前記搬出コンベア側に倒す駆動手段
と、 を備える荷降し装置。 - 【請求項5】請求項4の荷降し装置において、 前記駆動コンベア上から前記搬出コンベア上への処理対
象物の飛び込みを防止する飛び込み防止体が設けられた
荷降し装置。
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