JP2002128079A - パレット - Google Patents
パレットInfo
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- JP2002128079A JP2002128079A JP2000332873A JP2000332873A JP2002128079A JP 2002128079 A JP2002128079 A JP 2002128079A JP 2000332873 A JP2000332873 A JP 2000332873A JP 2000332873 A JP2000332873 A JP 2000332873A JP 2002128079 A JP2002128079 A JP 2002128079A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パレットのコーナ外周端部において簡単な構
成で表面部及び裏面部の強度のバランスが取れる。コー
ナ部において表面部及び裏面部の変形や破損を防止し、
積載する段ボールなどの積載物を傷付けることがない。 【解決手段】 表面部１と裏面部２との間に内部が中空
で且つ表裏に金型抜き用開口部２０を有した桁部３を配
設するとともに隣接する桁部３間にフォーク挿入孔４を
形成した合成樹脂製の平面視四角形状のパレット５であ
る。平面視四角形状をしたパレット５のコーナ部に位置
する桁部３のコーナ外周端部の表面部１と裏面部２とに
それぞれ表面側コーナ外端面板部２１と裏面側コーナ外
端面板部２２を形成する。
成で表面部及び裏面部の強度のバランスが取れる。コー
ナ部において表面部及び裏面部の変形や破損を防止し、
積載する段ボールなどの積載物を傷付けることがない。 【解決手段】 表面部１と裏面部２との間に内部が中空
で且つ表裏に金型抜き用開口部２０を有した桁部３を配
設するとともに隣接する桁部３間にフォーク挿入孔４を
形成した合成樹脂製の平面視四角形状のパレット５であ
る。平面視四角形状をしたパレット５のコーナ部に位置
する桁部３のコーナ外周端部の表面部１と裏面部２とに
それぞれ表面側コーナ外端面板部２１と裏面側コーナ外
端面板部２２を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パレットに関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から表面部と裏面部との間に桁部を
配設するとともに隣接する桁部間にフォーク挿入孔を形
成した平面視四角形状をした合成樹脂製のパレットが知
られている。このパレットのコーナ部は桁部により構成
してあるが、従来にあっては、コーナ部を構成する桁部
の表面部は平板状をした面板部となり、裏面部はリブ部
となっていた。
配設するとともに隣接する桁部間にフォーク挿入孔を形
成した平面視四角形状をした合成樹脂製のパレットが知
られている。このパレットのコーナ部は桁部により構成
してあるが、従来にあっては、コーナ部を構成する桁部
の表面部は平板状をした面板部となり、裏面部はリブ部
となっていた。
【０００３】このようにコーナ部を構成する桁部の表面
部が面板部となり、裏面部がリブ部となっているため、
パレットのコーナ部に衝撃が加わった場合、上面部、下
面部で変形を防止しようとするのであるが、表面部が面
板部で構成してあるのに対して裏面部がリブ部で構成し
てあるため、リブ部で構成した裏面部側に変形が集中
し、コーナ部の裏面側が破損したり変形したりするとい
う問題があった。
部が面板部となり、裏面部がリブ部となっているため、
パレットのコーナ部に衝撃が加わった場合、上面部、下
面部で変形を防止しようとするのであるが、表面部が面
板部で構成してあるのに対して裏面部がリブ部で構成し
てあるため、リブ部で構成した裏面部側に変形が集中
し、コーナ部の裏面側が破損したり変形したりするとい
う問題があった。
【０００４】また、コーナ部の裏面側が破損したり変形
したりすると、パレットの上に段ボール箱を積み、更
に、その上に別のパレットを積むというようにパレット
積載物の多段積みをした場合、上段のパレットのコーナ
部分の裏面部における変形や破損したリブ部により下段
のパレットに積載した段ボールに傷がついてしまうとい
う問題があった。
したりすると、パレットの上に段ボール箱を積み、更
に、その上に別のパレットを積むというようにパレット
積載物の多段積みをした場合、上段のパレットのコーナ
部分の裏面部における変形や破損したリブ部により下段
のパレットに積載した段ボールに傷がついてしまうとい
う問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、パレットのコーナ外周端部に
おいて簡単な構成で表面部及び裏面部の強度のバランス
が取れ、コーナ部において表面部及び裏面部の変形や破
損を防止し、積載する段ボールなどの積載物を傷付ける
ことがないパレットを提供することを課題とするもので
ある。
みてなされたものであり、パレットのコーナ外周端部に
おいて簡単な構成で表面部及び裏面部の強度のバランス
が取れ、コーナ部において表面部及び裏面部の変形や破
損を防止し、積載する段ボールなどの積載物を傷付ける
ことがないパレットを提供することを課題とするもので
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るパレットは、表面部１と裏面部２との間
に内部が中空で且つ表裏に金型抜き用開口部２０を有し
た桁部３を配設するとともに隣接する桁部３間にフォー
ク挿入孔４を形成した合成樹脂製の平面視四角形状のパ
レット５において、平面視四角形状をしたパレット５の
コーナ部に位置する桁部３のコーナ外周端部の表面部１
と裏面部２とにそれぞれ表面側コーナ外端面板部２１と
裏面側コーナ外端面板部２２を形成して成ることを特徴
とするものである。このような構成とすることで、パレ
ット５のコーナ部分を構成する桁部３のコーナ外周端部
に衝撃が加わっても、該桁部３のコーナ外周端部の表面
部１部分と裏面部２部分とにそれぞれ表面側コーナ外端
面板部２１と裏面側コーナ外端面板部２２が形成してあ
るので、表面部１側、裏面部２側のいずれも面板部によ
り補強できてコーナ部の表面部１及び裏面部２の変形や
破損を防止できるものである。
に本発明に係るパレットは、表面部１と裏面部２との間
に内部が中空で且つ表裏に金型抜き用開口部２０を有し
た桁部３を配設するとともに隣接する桁部３間にフォー
ク挿入孔４を形成した合成樹脂製の平面視四角形状のパ
レット５において、平面視四角形状をしたパレット５の
コーナ部に位置する桁部３のコーナ外周端部の表面部１
と裏面部２とにそれぞれ表面側コーナ外端面板部２１と
裏面側コーナ外端面板部２２を形成して成ることを特徴
とするものである。このような構成とすることで、パレ
ット５のコーナ部分を構成する桁部３のコーナ外周端部
に衝撃が加わっても、該桁部３のコーナ外周端部の表面
部１部分と裏面部２部分とにそれぞれ表面側コーナ外端
面板部２１と裏面側コーナ外端面板部２２が形成してあ
るので、表面部１側、裏面部２側のいずれも面板部によ
り補強できてコーナ部の表面部１及び裏面部２の変形や
破損を防止できるものである。
【０００７】また、桁部３のコーナ外周端部の表面部１
に桁部３のコーナ外周端部の最先端からパレット５の略
中心に向く方向を境として該境界線Ｍの一側方に表面側
コーナ外端面板部２０を形成すると共に該境界線Ｍの他
側方に表面側の金型抜き用開口部２０ａを形成し、桁部
３のコーナ外周端部の裏面部２に桁部３のコーナ外周端
部の最先端からパレット５の略中心に向く方向を境とし
て該境界線Ｍの一側方に裏面側の金型抜き用開口部２０
ｂを形成すると共に該境界線Ｍの他側方に裏面側コーナ
外端面板部２２を形成し、表面側コーナ外端面板部２１
と裏面側の金型抜き用開口部２０ｂとを上下に対向させ
ると共に表面側の金型抜き用開口部２０ａと裏面側コー
ナ外端面板部２２とを上下に対向させ、表面側コーナ外
端面板部２１の側端縁部と裏面側コーナ外端面板部２２
の他側端縁部とを桁部３のコーナ外周端部の最先端から
パレット５の略中心に向く方向に沿った縦板部２３で一
体に連結することが好ましい。このように表面側コーナ
外端面板部２１の側端縁部と裏面側コーナ外端面板部２
２の他側端縁部とを桁部３のコーナ外周端部の最先端か
らパレット５の略中心に向く方向に沿った縦板部２３で
一体に連結することで、表面側コーナ外端面板部２１、
縦板部２３、裏面側コーナ外端面板部２２が一体になっ
た略Ｚ字状をした表裏が一体となった構造にでき、桁部
３のコーナ外端部の全体の強度が向上するものである。
に桁部３のコーナ外周端部の最先端からパレット５の略
中心に向く方向を境として該境界線Ｍの一側方に表面側
コーナ外端面板部２０を形成すると共に該境界線Ｍの他
側方に表面側の金型抜き用開口部２０ａを形成し、桁部
３のコーナ外周端部の裏面部２に桁部３のコーナ外周端
部の最先端からパレット５の略中心に向く方向を境とし
て該境界線Ｍの一側方に裏面側の金型抜き用開口部２０
ｂを形成すると共に該境界線Ｍの他側方に裏面側コーナ
外端面板部２２を形成し、表面側コーナ外端面板部２１
と裏面側の金型抜き用開口部２０ｂとを上下に対向させ
ると共に表面側の金型抜き用開口部２０ａと裏面側コー
ナ外端面板部２２とを上下に対向させ、表面側コーナ外
端面板部２１の側端縁部と裏面側コーナ外端面板部２２
の他側端縁部とを桁部３のコーナ外周端部の最先端から
パレット５の略中心に向く方向に沿った縦板部２３で一
体に連結することが好ましい。このように表面側コーナ
外端面板部２１の側端縁部と裏面側コーナ外端面板部２
２の他側端縁部とを桁部３のコーナ外周端部の最先端か
らパレット５の略中心に向く方向に沿った縦板部２３で
一体に連結することで、表面側コーナ外端面板部２１、
縦板部２３、裏面側コーナ外端面板部２２が一体になっ
た略Ｚ字状をした表裏が一体となった構造にでき、桁部
３のコーナ外端部の全体の強度が向上するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
施形態に基づいて説明する。
【０００９】添付図面には本発明のパレット５の一実施
形態が示してある。パレット５は合成樹脂によって一体
に射出成形してあり、平面視四角形状をした表面部１と
平面視四角形状をした裏面部２との間に桁部３を配設す
ると共に隣接する桁部３間にフォーク挿入孔４を構成し
て形成してある。添付図面に示す実施形態においては、
桁部３が筒状桁３ａにより構成してあり、表面部１と裏
面部２とが、桁部表面部１と裏面部２の隅部同士を連結
する４個の隅の筒状桁３ａと、表面部１と裏面部２との
周囲の中間部同士を連結する４個の中間の筒状桁３ａ
と、表面部１と裏面部２の中央部同士を連結する１個の
中央部の筒状桁３ａにより連結してある。このように、
表面部１と裏面部２とを４個の隅の筒状桁３ａと、４個
の中間の筒状桁３ａと、１個の中央部の筒状桁３ａとに
より一体に連結することで、上記の筒状桁３ａ間にフォ
ーク挿入孔４が井の字状に形成された四方差しパレット
５を構成してある。
形態が示してある。パレット５は合成樹脂によって一体
に射出成形してあり、平面視四角形状をした表面部１と
平面視四角形状をした裏面部２との間に桁部３を配設す
ると共に隣接する桁部３間にフォーク挿入孔４を構成し
て形成してある。添付図面に示す実施形態においては、
桁部３が筒状桁３ａにより構成してあり、表面部１と裏
面部２とが、桁部表面部１と裏面部２の隅部同士を連結
する４個の隅の筒状桁３ａと、表面部１と裏面部２との
周囲の中間部同士を連結する４個の中間の筒状桁３ａ
と、表面部１と裏面部２の中央部同士を連結する１個の
中央部の筒状桁３ａにより連結してある。このように、
表面部１と裏面部２とを４個の隅の筒状桁３ａと、４個
の中間の筒状桁３ａと、１個の中央部の筒状桁３ａとに
より一体に連結することで、上記の筒状桁３ａ間にフォ
ーク挿入孔４が井の字状に形成された四方差しパレット
５を構成してある。
【００１０】上記のようにパレット５は合成樹脂により
一体に射出成形により形成してある。つまり、本発明の
フォーク挿入孔４を有するパレット５は上金型と下金型
とサイドコアー金型とを型締めしてキャビティ内に合成
樹脂を射出して成形するものである。ここで、パレット
５を軽量化するために表面部１、裏面部２は多数のリブ
２５により形成してあるが、このリブ２５間の開口が上
記射出成形する際の金型抜き用開口部２０となってい
る。
一体に射出成形により形成してある。つまり、本発明の
フォーク挿入孔４を有するパレット５は上金型と下金型
とサイドコアー金型とを型締めしてキャビティ内に合成
樹脂を射出して成形するものである。ここで、パレット
５を軽量化するために表面部１、裏面部２は多数のリブ
２５により形成してあるが、このリブ２５間の開口が上
記射出成形する際の金型抜き用開口部２０となってい
る。
【００１１】平面視四角形状をしたパレット５のコーナ
部に位置する筒状桁３ａのコーナ外周端部の表面部１と
裏面部２とにそれぞれ表面側コーナ外端面板部２１と裏
面側コーナ外端面板部２２が形成してある。表面側コー
ナ外端面板部２１と裏面側コーナ外端面板部２２とはコ
ーナ外周端部における表面部１及び裏面部２の強度のバ
ランスを取るために同じ形状、同じ大きさに設定してあ
る。
部に位置する筒状桁３ａのコーナ外周端部の表面部１と
裏面部２とにそれぞれ表面側コーナ外端面板部２１と裏
面側コーナ外端面板部２２が形成してある。表面側コー
ナ外端面板部２１と裏面側コーナ外端面板部２２とはコ
ーナ外周端部における表面部１及び裏面部２の強度のバ
ランスを取るために同じ形状、同じ大きさに設定してあ
る。
【００１２】添付図面に示す実施形態においては、図
１、図５に示すように、筒状桁３のコーナ外周端部の表
面部１に筒状桁３のコーナ外周端部の最先端からパレッ
ト５の略中心に向く方向を境として該境界線Ｍの一側方
に表面側コーナ外端面板部２０を形成すると共に該境界
線Ｍの他側方に表面側の金型抜き用開口部２０ａを形成
してあり、また、図２に示すように、筒状桁３のコーナ
外周端部の裏面部２に筒状桁３のコーナ外周端部の最先
端からパレット５の略中心に向く方向を境として該境界
線Ｍの一側方に裏面側の金型抜き用開口部２０ｂを形成
すると共に該境界線Ｍの他側方に裏面側コーナ外端面板
部２２を形成してある。ここで、図６、図７に示すよう
に、表面側コーナ外端面板部２１と裏面側の金型抜き用
開口部２０ｂとを上下に対向させると共に表面側の金型
抜き用開口部２０ａと裏面側コーナ外端面板部２２とを
上下に対向させてあり、更に、表面側コーナ外端面板部
２１の側端縁部と裏面側コーナ外端面板部２２の他側端
縁部とを筒状桁３のコーナ外周端部の最先端からパレッ
ト５の略中心に向く方向に沿った縦板部２３で一体に連
結してある。
１、図５に示すように、筒状桁３のコーナ外周端部の表
面部１に筒状桁３のコーナ外周端部の最先端からパレッ
ト５の略中心に向く方向を境として該境界線Ｍの一側方
に表面側コーナ外端面板部２０を形成すると共に該境界
線Ｍの他側方に表面側の金型抜き用開口部２０ａを形成
してあり、また、図２に示すように、筒状桁３のコーナ
外周端部の裏面部２に筒状桁３のコーナ外周端部の最先
端からパレット５の略中心に向く方向を境として該境界
線Ｍの一側方に裏面側の金型抜き用開口部２０ｂを形成
すると共に該境界線Ｍの他側方に裏面側コーナ外端面板
部２２を形成してある。ここで、図６、図７に示すよう
に、表面側コーナ外端面板部２１と裏面側の金型抜き用
開口部２０ｂとを上下に対向させると共に表面側の金型
抜き用開口部２０ａと裏面側コーナ外端面板部２２とを
上下に対向させてあり、更に、表面側コーナ外端面板部
２１の側端縁部と裏面側コーナ外端面板部２２の他側端
縁部とを筒状桁３のコーナ外周端部の最先端からパレッ
ト５の略中心に向く方向に沿った縦板部２３で一体に連
結してある。
【００１３】上記縦板部２３はパレット５のコーナ部に
位置する筒状桁３ａの中空部２６内に配設してあるが、
更に、パレット５のコーナ部に位置する筒状桁３ａの中
空部２６内は補強用仕切り板部２７で仕切ってあり、補
強用仕切り板部２７の端部は筒状桁３ａに一体に連結し
てある。筒状桁３ａの中空部２６内において筒状桁３ａ
の平面視において略中心部分で上記複数の補強用仕切り
板部２７が交差一体化しているが、この交差部分に縦板
部２３の一側端部が一体に結合してあり、また、縦板部
２３の他側端部が筒状桁３ａのコーナ外周端部の最先端
部に一体に結合してある。
位置する筒状桁３ａの中空部２６内に配設してあるが、
更に、パレット５のコーナ部に位置する筒状桁３ａの中
空部２６内は補強用仕切り板部２７で仕切ってあり、補
強用仕切り板部２７の端部は筒状桁３ａに一体に連結し
てある。筒状桁３ａの中空部２６内において筒状桁３ａ
の平面視において略中心部分で上記複数の補強用仕切り
板部２７が交差一体化しているが、この交差部分に縦板
部２３の一側端部が一体に結合してあり、また、縦板部
２３の他側端部が筒状桁３ａのコーナ外周端部の最先端
部に一体に結合してある。
【００１４】上記のような構成のパレット５は表面部１
に積載物を積載し、フォーク挿入孔４にフォークを挿入
してパレット５を持ち上げて搬送するものである。
に積載物を積載し、フォーク挿入孔４にフォークを挿入
してパレット５を持ち上げて搬送するものである。
【００１５】ところで、フォーク挿入孔４にフォークを
挿入したり、パレット５を搬送したりする際に、パレッ
ト５のコーナ部分に衝撃が加わった場合、パレット５の
コーナ部分を構成する桁部３のコーナ外周端部の表面部
１と裏面部２とにそれぞれ表面側コーナ外端面板部２１
と裏面側コーナ外端面板部２２を形成してあるので、表
面部１側を表面側コーナ外端面板部２１により補強して
コーナ外周端部の表面側の破損を防止でき、また、裏面
部１側を裏面側コーナ外端面板部２２により補強してコ
ーナ外周端部の裏面側の破損を防止できるものである。
挿入したり、パレット５を搬送したりする際に、パレッ
ト５のコーナ部分に衝撃が加わった場合、パレット５の
コーナ部分を構成する桁部３のコーナ外周端部の表面部
１と裏面部２とにそれぞれ表面側コーナ外端面板部２１
と裏面側コーナ外端面板部２２を形成してあるので、表
面部１側を表面側コーナ外端面板部２１により補強して
コーナ外周端部の表面側の破損を防止でき、また、裏面
部１側を裏面側コーナ外端面板部２２により補強してコ
ーナ外周端部の裏面側の破損を防止できるものである。
【００１６】しかも、表面側コーナ外端面板部２１、縦
板部２３、裏面側コーナ外端面板部２２が一体になった
略Ｚ字状をした表裏が一体となった構造となり、桁部の
コーナ外端部全体の強度が向上するものである。したが
って、従来のように、パレット５のコーナ部を構成する
桁部３のコーナ外周端部の表面部１が面板部で裏面部側
がリブ部となったものに比べて、パレット５のコーナ部
を構成する桁部３のコーナ外周端部の表面部１と裏面部
２との強度のバランスが取れ、表面部１及び裏面部２と
もバランス良く補強して変形や破損しないようにできる
ものである。そして、従来においてはパレット５のコー
ナ部に衝撃が加わった場合、リブ部で構成した裏面部２
側に変形が集中し、コーナ部の裏面側が破損したり変形
し、例えば、パレット５の上に段ボール箱を積み、更
に、その上に別のパレット５を積むというようにパレッ
ト積載物の多段積みをした場合、上段のパレット５のコ
ーナ部分の裏面部の変形したり破損したリブ部により下
段のパレット５に積載した段ボールに傷がついてしまっ
ていたが、本発明においてはパレット５のコーナ部を構
成する桁部３のコーナ外周端部の表面部１と裏面部２と
の強度のバランスが取れ、表面部１及び裏面部２ともバ
ランス良く補強して変形や破損しない構造となっている
ので、パレット５の表面部に安定して積載物を積載でき
るとともに、多段積みしても下段のパレット５に積載し
た段ボール箱などの積載物を上段のパレット５のコーナ
部を構成する桁部３のコーナ外周端部の裏面部２で損傷
しないものである。
板部２３、裏面側コーナ外端面板部２２が一体になった
略Ｚ字状をした表裏が一体となった構造となり、桁部の
コーナ外端部全体の強度が向上するものである。したが
って、従来のように、パレット５のコーナ部を構成する
桁部３のコーナ外周端部の表面部１が面板部で裏面部側
がリブ部となったものに比べて、パレット５のコーナ部
を構成する桁部３のコーナ外周端部の表面部１と裏面部
２との強度のバランスが取れ、表面部１及び裏面部２と
もバランス良く補強して変形や破損しないようにできる
ものである。そして、従来においてはパレット５のコー
ナ部に衝撃が加わった場合、リブ部で構成した裏面部２
側に変形が集中し、コーナ部の裏面側が破損したり変形
し、例えば、パレット５の上に段ボール箱を積み、更
に、その上に別のパレット５を積むというようにパレッ
ト積載物の多段積みをした場合、上段のパレット５のコ
ーナ部分の裏面部の変形したり破損したリブ部により下
段のパレット５に積載した段ボールに傷がついてしまっ
ていたが、本発明においてはパレット５のコーナ部を構
成する桁部３のコーナ外周端部の表面部１と裏面部２と
の強度のバランスが取れ、表面部１及び裏面部２ともバ
ランス良く補強して変形や破損しない構造となっている
ので、パレット５の表面部に安定して積載物を積載でき
るとともに、多段積みしても下段のパレット５に積載し
た段ボール箱などの積載物を上段のパレット５のコーナ
部を構成する桁部３のコーナ外周端部の裏面部２で損傷
しないものである。
【００１７】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項１記載の発
明にあっては、表面部と裏面部との間に内部が中空で且
つ表裏に金型抜き用開口部を有した桁部を配設するとと
もに隣接する桁部間にフォーク挿入孔を形成した合成樹
脂製の平面視四角形状のパレットにおいて、平面視四角
形状をしたパレットのコーナ部に位置する桁部のコーナ
外周端部の表面部と裏面部とにそれぞれ表面側コーナ外
端面板部と裏面側コーナ外端面板部を形成してあるの
で、パレットのコーナ部分を構成する桁部のコーナ外周
端部に衝撃が加わっても、該桁部のコーナ外周端部の表
面部部分においては表面側コーナ外端面板部により変形
を防止でき、裏面部部分においては裏面側コーナ外端面
板部により変形を防止できるものであって、桁部のコー
ナ外周端部の表面部側、裏面部側のいずれも面板部によ
りバランスよく補強できてコーナ部の表面部及び裏面部
の変形や破損を防止できるものであり、この結果、パレ
ットに積載物を安定して積載できると共に、積載物を積
載したパレットを上下多段積みしても、上段のパレット
のコーナ外周端部の裏面部により下段のパレットに積載
した積載物を傷付けたりすることがないものである。
明にあっては、表面部と裏面部との間に内部が中空で且
つ表裏に金型抜き用開口部を有した桁部を配設するとと
もに隣接する桁部間にフォーク挿入孔を形成した合成樹
脂製の平面視四角形状のパレットにおいて、平面視四角
形状をしたパレットのコーナ部に位置する桁部のコーナ
外周端部の表面部と裏面部とにそれぞれ表面側コーナ外
端面板部と裏面側コーナ外端面板部を形成してあるの
で、パレットのコーナ部分を構成する桁部のコーナ外周
端部に衝撃が加わっても、該桁部のコーナ外周端部の表
面部部分においては表面側コーナ外端面板部により変形
を防止でき、裏面部部分においては裏面側コーナ外端面
板部により変形を防止できるものであって、桁部のコー
ナ外周端部の表面部側、裏面部側のいずれも面板部によ
りバランスよく補強できてコーナ部の表面部及び裏面部
の変形や破損を防止できるものであり、この結果、パレ
ットに積載物を安定して積載できると共に、積載物を積
載したパレットを上下多段積みしても、上段のパレット
のコーナ外周端部の裏面部により下段のパレットに積載
した積載物を傷付けたりすることがないものである。
【００１８】また、請求項２記載の発明にあっては、上
記請求項１記載の発明の効果に加えて、桁部のコーナ外
周端部の表面部に桁部のコーナ外周端部の最先端からパ
レットの略中心に向く方向を境として該境界線の一側方
に表面側コーナ外端面板部を形成すると共に該境界線の
他側方に表面側の金型抜き用開口部を形成し、桁部のコ
ーナ外周端部の裏面部に桁部のコーナ外周端部の最先端
からパレットの略中心に向く方向を境として該境界線の
一側方に裏面側の金型抜き用開口部を形成すると共に該
境界線の他側方に裏面側コーナ外端面板部を形成し、表
面側コーナ外端面板部と裏面側の金型抜き用開口部とを
上下に対向させると共に表面側の金型抜き用開口部と裏
面側コーナ外端面板部とを上下に対向させ、表面側コー
ナ外端面板部の側端縁部と裏面側コーナ外端面板部の他
側端縁部とを桁部のコーナ外周端部の最先端からパレッ
トの略中心に向く方向に沿った縦板部で一体に連結して
あるので、表面側コーナ外端面板部、縦板部、裏面側コ
ーナ外端面板部が一体になった略Ｚ字状をした表裏が一
体となった構造にでき、桁部のコーナ外端部の全体の強
度が向上し、いっそう積載物をバランス良く安定して積
載すると共に、積載物を積載したパレットを上下多段積
みしても、いっそう上段のパレットのコーナ外周端部の
裏面部により下段のパレットに積載した積載物を傷付け
ないようにできるものである。
記請求項１記載の発明の効果に加えて、桁部のコーナ外
周端部の表面部に桁部のコーナ外周端部の最先端からパ
レットの略中心に向く方向を境として該境界線の一側方
に表面側コーナ外端面板部を形成すると共に該境界線の
他側方に表面側の金型抜き用開口部を形成し、桁部のコ
ーナ外周端部の裏面部に桁部のコーナ外周端部の最先端
からパレットの略中心に向く方向を境として該境界線の
一側方に裏面側の金型抜き用開口部を形成すると共に該
境界線の他側方に裏面側コーナ外端面板部を形成し、表
面側コーナ外端面板部と裏面側の金型抜き用開口部とを
上下に対向させると共に表面側の金型抜き用開口部と裏
面側コーナ外端面板部とを上下に対向させ、表面側コー
ナ外端面板部の側端縁部と裏面側コーナ外端面板部の他
側端縁部とを桁部のコーナ外周端部の最先端からパレッ
トの略中心に向く方向に沿った縦板部で一体に連結して
あるので、表面側コーナ外端面板部、縦板部、裏面側コ
ーナ外端面板部が一体になった略Ｚ字状をした表裏が一
体となった構造にでき、桁部のコーナ外端部の全体の強
度が向上し、いっそう積載物をバランス良く安定して積
載すると共に、積載物を積載したパレットを上下多段積
みしても、いっそう上段のパレットのコーナ外周端部の
裏面部により下段のパレットに積載した積載物を傷付け
ないようにできるものである。
【図１】本発明の平面図である。
【図２】同上の底面図である。
【図３】同上の正面図である。
【図４】同上の側面図である。
【図５】同上のパレットのコーナ部分の拡大平面図であ
る。
る。
【図６】同上の図５のＸ−Ｘ線の拡大断面図である。
【図７】同上の図５のＹ−Ｙ線の拡大断面図である。
【図８】同上の図１のＺ−Ｚ線の断面図である。
１ 表面部 ２ 裏面部 ３ 桁部 ４ フォーク挿入孔 ５ パレット ２０ 金型抜き用開口部 ２１ 表面側コーナ外端面板部 ２２ 裏面側コーナ外端面板部 ２３ 縦板部
Claims (2)
- 【請求項１】 表面部と裏面部との間に内部が中空で且
つ表裏に金型抜き用開口部を有した桁部を配設するとと
もに隣接する桁部間にフォーク挿入孔を形成した合成樹
脂製の平面視四角形状のパレットにおいて、平面視四角
形状をしたパレットのコーナ部に位置する桁部のコーナ
外周端部の表面部と裏面部とにそれぞれ表面側コーナ外
端面板部と裏面側コーナ外端面板部を形成して成ること
を特徴とするパレット。 - 【請求項２】 桁部のコーナ外周端部の表面部に桁部の
コーナ外周端部の最先端からパレットの略中心に向く方
向を境として該境界線の一側方に表面側コーナ外端面板
部を形成すると共に該境界線の他側方に表面側の金型抜
き用開口部を形成し、桁部のコーナ外周端部の裏面部に
桁部のコーナ外周端部の最先端からパレットの略中心に
向く方向を境として該境界線の一側方に裏面側の金型抜
き用開口部を形成すると共に該境界線の他側方に裏面側
コーナ外端面板部を形成し、表面側コーナ外端面板部と
裏面側の金型抜き用開口部とを上下に対向させると共に
表面側の金型抜き用開口部と裏面側コーナ外端面板部と
を上下に対向させ、表面側コーナ外端面板部の側端縁部
と裏面側コーナ外端面板部の他側端縁部とを桁部のコー
ナ外周端部の最先端からパレットの略中心に向く方向に
沿った縦板部で一体に連結して成ることを特徴とする請
求項１記載のパレット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000332873A JP2002128079A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | パレット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000332873A JP2002128079A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | パレット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002128079A true JP2002128079A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18809025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000332873A Pending JP2002128079A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | パレット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002128079A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100859671B1 (ko) | 2006-01-18 | 2008-09-24 | 김명원 | 평판과 요철 구조의 2중 금속판인 부분 상하판이 결합되어진 양면용 플라스틱 파렛. |
| JP2013220833A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Gifu Plast Ind Co Ltd | パレット |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11157539A (ja) * | 1997-11-26 | 1999-06-15 | Gifu Plast Ind Co Ltd | 運搬用パレット |
| JP2000238772A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-05 | Gifu Plast Ind Co Ltd | パレット及びその製造方法 |
| JP2000255570A (ja) * | 1999-03-10 | 2000-09-19 | Gifu Plast Ind Co Ltd | パレット |
-
2000
- 2000-10-31 JP JP2000332873A patent/JP2002128079A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11157539A (ja) * | 1997-11-26 | 1999-06-15 | Gifu Plast Ind Co Ltd | 運搬用パレット |
| JP2000238772A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-05 | Gifu Plast Ind Co Ltd | パレット及びその製造方法 |
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| JP2013220833A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Gifu Plast Ind Co Ltd | パレット |
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Legal Events
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100525 |