JP2002126831A - ダイ金型 - Google Patents

ダイ金型

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JP2002126831A
JP2002126831A JP2000325721A JP2000325721A JP2002126831A JP 2002126831 A JP2002126831 A JP 2002126831A JP 2000325721 A JP2000325721 A JP 2000325721A JP 2000325721 A JP2000325721 A JP 2000325721A JP 2002126831 A JP2002126831 A JP 2002126831A
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die
punch
medium
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turret
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JP2000325721A
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Shigeru Endo
茂 遠藤
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイ金型を容易に識別できるようにすると共
に管理できるようにしたダイ金型を提供することにあ
る。 【解決手段】 パンチ金型と協動してワークにパンチ加
工を行うためのダイ金型17において、ダイ本体91の
上部に、ダイ金型17の識別情報を記憶した識別媒体9
7を取付けるための媒体取付け部材95を外方へ突出し
て設けてなることを特徴とし、前記媒体取付け部材95
は、ダイ本体91の上部に形成した形止部93に取付け
られ、しかも、前記媒体取付け部材95は、リング形状
であり、かつ、剛体より構成されている。また、ダイ本
体91の上面に、当該ダイ金型17の識別情報を記憶し
た識別媒体97を設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレスに使
用されるダイ金型に関する。
【0002】
【従来の技術】板金等の板材に穴あけ加工を行うパンチ
プレスは、穴の形状等に応じて多数のパンチ金型・ダイ
金型(工具)を備える必要がある。これらの多数のパン
チ・ダイ金型は、タレットパンチプレスでは、機械フレ
ームに回転自在に設けた上下のタレットに収容されてい
る。そして、前記タレットを回転することにより、前記
多数のパンチ金型・ダイ金型の内のいずれか一組のパン
チ金型・ダイ金型が選択的に所定の加工位置へ供給され
る。また、他の型のパンチプレスでは、前記パンチ金型
・ダイ金型は工具マガジンに収容され、この工具マガジ
ンから適宜のパンチ金型・ダイ金型が選択され、前記加
工位置へ供給される。
【0003】これらの多数のパンチ金型・ダイ金型を管
理するために、パンチ金型・ダイ金型に工具識別媒体取
り付けると共にこの工具識別媒体を適宜の検出装置で検
出する技術が提案されている。たとえば、特開昭63―
174733は、パンチの頭部に、パンチ金型・ダイ金
型の寸法および形状を表すバーコードを取り付け、この
バーコードを、タレットの上方に設けたセンサーで読み
取る技術を開示している。この技術によれば、タレット
上のパンチ金型・ダイ金型を容易に同定することが出来
る。
【0004】また、特開平7―164073は、工具交
換装置を備えるパンチプレスにおいて、上工具および下
工具のそれぞれに固有の工具情報と、この上下工具を一
対の工具として特定する対工具情報とを記憶し、この対
工具情報に対応して前記上下工具の工具マガジンの収納
番地を記憶させ、加工時には、この対工具情報に基づい
て所望の上下工具を呼び出して工具交換を行う技術を開
示している。前記対工具情報には、工具形状、サイズ、
工具クリアランスが含まれる。又前記上下工具における
固有の情報には、工具の製造番号および製造年月日が含
まれる。これらの固有情報は、工具表面にバーコードを
マーキングし、このバーコードを読み取り装置で読み取
ることにより、適宜の数値制御部に取り込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のパンチ
金型・ダイ金型は、工具識別媒体を取り付ける面積が小
さく、工具識別媒体を確実に取り付けられない、という
問題があった。
【0006】又従来のものでは、工具識別媒体が金型ホ
ルダ内周と擦れ合い工具識別媒体が磨耗することがあっ
た。
【0007】さらに従来のものでは、パンチボディとパ
ンチガイドは通常アッセンブリとして使用するが、その
状態では、内側にあるパンチボディの寸法等が確認出来
ない、という問題があった。
【0008】又、従来の工具識別方法では、前記タレッ
ト或いは工具マガジンへ工具を格納する際に、オペレー
タが、工具を誤った収納番地へ収納したり、或いは、パ
ンチ・ダイ金型からなる工具のうちダイ金型のみを誤っ
た収納番地へ収納したり、あるいは、パンチ金型・ダイ
金型を異なる角度で収納したりした場合には、この誤り
を検出できない恐れがあった。
【0009】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、ダイ金型を容易に識別できる
ようにすると共に管理できるようにしたダイ金型を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のダイ金型は、パンチ金型と
協動してワークにパンチ加工を行うためのダイ金型にお
いて、ダイ本体の上部に、ダイ金型の識別情報を記憶し
た識別媒体を取付けるための媒体取付け部材を外方へ突
出して設けてなることを特徴とするものである。
【0011】請求項2によるこの発明のダイ金型は、請
求項1記載のダイ金型において、前記媒体取付け部材
は、ダイ本体の上部に形成した係止部に取付けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項3によるこの発明のダイ金型は、請
求項1または2記載のダイ金型において、前記媒体取付
け部材は、リング形状であり、かつ、剛体よりなること
を特徴とするものである。
【0013】したがって、ダイ本体の上部に、ダイ金型
の識別情報を記憶した識別媒体を取付けるための媒体取
付け部材を外方へ突出して設けられているから、前記識
別媒体が識別媒体読み取り装置により読み取られ、ダイ
金型の径、形状、履歴等の情報が読み取られ、ダイ金型
の管理が容易に行われると共に、識別媒体がダイ金型の
上部に外方へ突出した媒体取付け部材に設けられている
から、ダイ金型が下部タレットに装着されている状態
で、ダイ金型の上方から容易に識別媒体が読み取られる
と共にダイ金型の径などが読み取られる。
【0014】また、ダイ金型に対して、媒体取付け部材
が着脱可能で、後付け可能となっているから、研磨時に
はずして研磨を行った後、再度取り付けて使用される。
さらに、媒体取付け部材がリング形状で、かつ、剛体よ
りなっているから、例えば交換装置のグリッパで媒体取
付け部材を壊すことなく、容易に交換される。
【0015】請求項4によるこの発明のダイ金型は、パ
ンチ金型と協動してワークにパンチ加工を行うためのダ
イ金型において、ダイ本体の上面に、当該ダイの識別情
報を記憶した識別媒体を設けてなることを特徴とするも
のである。
【0016】したがって、ダイ本体の上面に、ダイ金型
の識別情報を記憶した識別媒体が設けられているから、
下部タレットの径が上部タレットの径よりも大径の場合
に、交換位置で上方からダイ金型を下部タレットに装着
した状態で、容易に読み取られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1には、パンチプレスにおけるタレット
パンチプレスの正面図が示されている。図1において、
タレットパンチプレス1のフレーム3は下部フレーム5
とこの下部フレーム5の両側に一体化されたサイドフレ
ーム7R、7Lとこのサイドフレーム7R、7Lの上部
に一体化された上部フレーム9とで構成されている。前
記上部フレーム9、下部フレーム5にはそれぞれ相対向
して回転自在な円盤状の上部タレット(パンチホルダ又
はパンチ支持部材ともいう)11と下部タレット(ダイ
金型ホルダ又はダイ金型支持部材ともいう)13が設け
られている。この上部タレット11の円周上には、適宜
な間隔で多数のパンチ金型(パンチアセンブリ又はパン
チ組立体ともいう)15が上部タレット11に対して上
下動自在に搭載されている。同様に、前記下部タレット
13の円周上には、前記各パンチ金型15に対応するダ
イ金型17が搭載されている。前記上部フレーム9の所
定の位置には、当該所定の位置に位置決めされるパンチ
金型15を打撃するための打撃子19が上下動自在に設
けられている。また、板金(ワーク)Wを水平面内で移
動せしめ、前記パンチ金型15およびダイ金型17の間
に移動位置決めするワーク移動位置決め装置21が設け
られている。
【0019】このワーク移動位置決め装置21はX軸方
向(図1おいて紙面に対して直交する方向)へ延伸した
キャレッジベース23が設けられており、しかも、Y軸
方向(図1おいて左右方向)へ移動自在に設けられてい
る。このキャレッジベース23にはX軸方向へ移動自在
なキャレッジ25が設けられている。しかも、このキャ
レッジ25にはワークWをクランプする複数のワークク
ランプ27がX軸方向へ適宜な間隔で設けられている。
また、前記キャレッジベース23はワークテーブル29
上の図1において右端上に設けられている。
【0020】したがって、上、下部タレット11、13
を適宜に回転させて所望のパンチ金型15・ダイ金型1
7を打撃子19の下方位置に割り出し、かつ、ワーク移
動位置決め装置21のキャレッジ25をX軸方向へ移動
せしめると共にキャレッジベース23をY軸方向へ移動
せしめてワークWの所望の位置を前記打撃子19の真下
におけるパンチ金型15とダイ金型17との間に位置決
めした後、打撃子19でパンチ金型15を打撃すること
により、前記ワークWの所望箇所に所望のパンチング加
工(穴明け加工、成形加工)を行うことができる。
【0021】なお、このタレットパンチプレス1には、
当該タレットパンチプレス1を数値制御するためのパン
チプレス用NC装置31が設けられている。
【0022】図2には、前記パンチ金型15およびダイ
金型17が、前記上部タレット11および下部タレット
13に搭載されている態様をより詳細に示す図面であ
る。すなわち、図2において、前記上部タレット11の
パンチセット穴11aにパンチガイド33が上下動自在
に設けられている。このパンチガイド33の外周部には
例えば90度の間隔で上下方向へキー溝35が設けられ
ており、このキー溝35に嵌入したキー37が設けられ
ている。したがって、キー37は上部タレット11に対
してパンチガイド33が回らないよう回り止めの役目を
果たしている。
【0023】前記パンチガイド33の上端には外フラン
ジ33aが形成されており、この外フランジ33aと上
部タレット11の間にリフタスプリング39が設けられ
ている。したがって、パンチ金型15全体は、通常、上
部タレット11に対して所定高さ位置に保持されてい
る。前記パンチガイド33内にパンチボディ41が上下
動自在に挿入されており、このパンチボディ41の下端
にはパンチ刃部43が一体化されている。パンチボディ
41の上部には、上下方向へ延伸したパンチドライバ4
5が連結されており、このパンチドライバ45の上端に
はパンチヘッド47が連結され、前記パンチガイド33
の上端の外フランジ33aとパンチヘッド47との間に
強力なストリッパスプリング49が設けられている。こ
のストリッパスプリング49はケース51内に装着され
ている。しかも、前記ストリッパスプリング49によ
り、穴明け加工後、パンチ刃部43はダイ金型17およ
びワークWから引き抜かれる。前記キー溝35に対して
パンチボデイ41がパンチガイド33に対して上下動さ
せるためのキー53が設けられている。
【0024】また、ダイ金型17は、前記パンチ刃部4
3と係合するパンチ穴(透孔)55を有し、下部タレッ
ト13のダイ金型セット穴57に挿入されセットされて
いる。
【0025】図3及び図4には図2に代わる他の実施形
態の金型が示されている。図3及び図4において図2に
おける部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する
詳細な説明を省略する。まず、図3における金型はスロ
ッテイング用の金型であって、パンチボデイ41、パン
チヘッド47がパンチドライバ45に対してそれぞれボ
ルト59、61で着脱可能に取付けられていると共にパ
ンチ刃部43を備えたパンチチップ63がパンチボデイ
41に対してボルト64で着脱可能に取付けられてい
る。また、ダイ金型17のパンチ穴(透孔)55とスプ
リング65の付勢力で常時上方へ付勢されている押上げ
部材67が設けられている。
【0026】上記構成により、パンチ刃部43を備えた
パンチチップ63とダイ金型17内のパンチ穴(透孔)
55と切断刃68との協動でワークにスロッテイング
(追い切り)加工を行うことができる。しかも、パンチ
チップ63をパンチボデイ41に対して着脱交換するこ
とができる。
【0027】また、図4における金型は、図2、図3に
おけるパンチドライバ、パンチボディを一体化せしめた
パンチガイド69が上部タレット11に装着されてい
て、直接上下動されるようになっている。前記パンチガ
イド69にパンチチップ63がボルト71で着脱可能に
取付けられている。また、ダイ金型17のパンチ穴55
にはパンチチップ63に対応したパンチチップ73が設
けられていて、しかも、ストリッパプレート72がダイ
ベース75に対してスプリング77の付勢力で常時上方
へ付勢されている。
【0028】上記構成により、パンチチップ63とパン
チチップ73との協動でワークに上向き成形加工を行う
ことができる。しかも、パンチチップ63をパンチガイ
ド69に対して着脱交換することができる。
【0029】前記図2、図3および図4におけるパンチ
ガイド33、パンチガイド69の外周面には、例えば図
5(A)、(B)に示されているように、複数箇所例え
ば90度置きにキー溝35が設 けられ、この各キー溝
35内の底面又は側面に例えばバーコード、2次元コー
ド(VERIコード、PDF417コード、QRコード
等)、IDタグ、ICチップ、マーカーなどの識別媒体
79が設けられている。
【0030】この前記識別媒体79は、パンチガイド3
3自体の識別情報が記憶され、特に、前記識別媒体79
は、キー溝35の角度位置および/またはパンチガイド
33の少なくとも径、形状、履歴等の情報が記憶されて
いるものである。
【0031】上記構成により、識別媒体79を識別媒体
読み取り装置により読み取ることで、キー溝35の角度
位置および/またはパンチガイド33の少なくとも径、
形状、履歴等の情報を読み取ることでき、パンチガイド
33の管理を容易に行うことができると共に、識別媒体
79が上部タレット11のパンチセット穴11aに擦れ
ないから、識別媒体79の寿命を延ばすことができる。
そして、前記識別媒体読み取り装置は、識別媒体79が
バーコードの場合は、赤外線装置、レーザ光線装置であ
ることが好ましいが、カメラなどであってもよい。
【0032】前記パンチヘッド47の上面には、図2、
図3、図4、図6および図7に示されているように、凹
部(溝)81が設けられており、この凹部81の底部に
パンチ金型15の識別情報を記憶した識別媒体83が設
けられている。この識別媒体83に記憶された識別情報
としては、以下のものが挙げられる。
【0033】レンジ(工具径、パンチガイドの径) 形状(丸、角、長丸、長角、ダブルD、シングルD、セ
ンタポンチ、バーリング、三角形、特型、タッピング、
成形、刻印、コーナーラジアス、R付き長角、その他) 形状サブコード(三角形の形状に対して:二等辺三角
形、直角三角形等;長角に対して:スロッティング、通
常) タイプ(エアブローの有無(実公平4―15377参
照)、その他) 寸法(X寸、Y寸、R寸) 取付角度(装着時の角度を表す) 管理番号(パンチ個別の識別番号) 上記構成により、識別媒体83を識別媒体読み取り装置
により読み取ることで、上述したパンチ金型15の識別
情報を読み取ることができ、パンチ金型15の管理を容
易に行うことができると共に、ストライカでパンチヘッ
ド47の上面を打撃したときに、ストライカは識別媒体
83を打撃しないので、識別媒体83の寿命を延ばすこ
とができる。そして、前記識別媒体読み取り装置は、識
別媒体83がバーコードの場合は、赤外線装置、レーザ
光線装置であることが好ましいが、カメラなどであって
もよい。
【0034】前記パンチチップ63、パンチボデイ41
およびパンチドライバ45には、図7に示されているよ
うに、それぞれ識別媒体85、87、89が設けられて
いる。この各識別媒体85、87、89にはそれぞれパ
ンチチップ63、パンチボデイ41、パンチドライバ4
5自体の特有の識別情報が記憶されている。例えば識別
媒体85にはパンチチップ63のパンチ刃部43の形
状、大きさ、材質および履歴などの識別情報が記憶され
ていて、この識別情報のデータが制御装置に取込まれ
て、管理される。また、識別媒体87、89には同様に
してパンチボデイ41、パンチドライバ45の形状、大
きさ、材質および履歴などの識別情報が記憶されてい
て、この識別情報のデータが制御装置に取込まれてい
て、管理される。
【0035】上記構成により、識別媒体85、87、8
9をそれぞれ識別媒体読み取り装置により読み取ること
で、上述したパンチチップ63、パンチボデイ41およ
びパンチドライバ45の識別情報を読み取ることがで
き、パンチチップ63、パンチボデイ41およびパンチ
ドライバ45の管理を容易に行うことができる。
【0036】なお、図2に示したパンチチップを一体化
せしめたパンチボディ41、パンチドライバ45、図3
に示したパンチチップ63、パンチボディ41、パンチ
ドライバ45および図4に示したパンチボディ、パンチ
ドライバを一体化せしめたパンチガイド69、パンチチ
ップ63にも、同様にそれぞれ識別媒体85、87、8
9とほぼ同じ識別媒体を設けるようにしても構わない。
【0037】図8(A)、(B)に示されるように、前
記ダイ金型17におけるダイ本体91の上部に形成した
係止部93には、例えばキャップなどの媒体取付け部材
95が外方へ突出して設けられている。この媒体取付け
部材95はリング形状で、かつ、剛体よりなっている。
そして、この媒体取付け部材95には例えばバーコー
ド、2次元コード(VERIコード、PDF417コー
ド、QRコード等)、IDタグ、ICチップ、マーカー
などのダイ金型17の識別情報97が記憶されている。
【0038】また、図9(A)、(B)に示されている
ように、前記ダイ金型17におけるダイ本体91の上部
に形成した係止部93には、例えば腕形状の媒体取付け
部材99が外方へ突出して設けられている。この媒体取
付け部材99はリング形状で、かつ、剛体よりなってい
る。そして、この媒体取付け部材99にはダイ金型17
の識別情報97が記憶されている。
【0039】上記識別情報97としては、以下のものが
挙げられる。
【0040】レンジ(穴径、ダイ金型の外径) 形状(丸、角、長丸、長角、ダブルD、シングルD、セ
ンタポンチ、バーリング、三角形、特型、タッピング、
成形、刻印、コーナーラジアス、R付き長角、その他) 形状サブコード(三角形の形状に対して:二等辺三角
形、直角三角形等;長角に対して:スロッティング、通
常) タイプ(エアブローの有無、その他) 寸法(X寸、Y寸、R寸) 取付角度(装着時の角度を表す) 管理番号(ダイ金型個別の識別番号) 上記構成により、識別媒体97を識別媒体読み取り装置
により読み取ることで、上記したダイ金型17の径、形
状、履歴等の情報を読み取ることができ、ダイ金型17
の管理を容易に行うことができると共に、識別媒体97
がダイ金型17の上部に外方へ突出した媒体取付け部材
95、99に設けられているから、ダイ金型17が下部
タレット13に装着されている状態で、ダイ金型17の
上方から容易に識別媒体97を読み取ることができると
共にダイ金型17の径などを読み取ることができる。そ
して、前記識別媒体読み取り装置は、識別媒体79がバ
ーコードの場合は、赤外線装置、レーザ光線装置である
ことが好ましいが、カメラなどであってもよい。
【0041】また、ダイ金型17に対して、媒体取付け
部材95、99が着脱可能で、後付け可能となっている
から、研磨時にはずして研磨を行った後、再度取り付け
て使用することができる。さらに、媒体取付け部材9
5、99がリング形状で、かつ、剛体よりなっているか
ら、例えば交換装置のグリッパで媒体取付け部材95、
99を壊すことなく、容易に交換せしめることができ
る。
【0042】前記図8(A)に点線で示したように、ダ
イ本体91の上面に、上述した当該ダイ金型17の識別
情報を記憶した識別媒体97を設けてもよい。この場合
には、ワークWおよびパンチ金型15に直接接触するこ
とを防ぐために適宜凹部を設け、この凹部の底部に識別
媒体を設けることが望ましい。この場合には下部タレッ
ト13の径が上部タレット11の径よりも大径の場合
に、交換位置で上方からダイ金型17を下部タレット1
3に装着した状態で、容易に読み取ることができる。
【0043】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0044】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1〜3の発明によれば、ダ
イ本体の上部に、ダイ金型の識別情報を記憶した識別媒
体を取付けるための媒体取付け部材を外方へ突出して設
けられているから、前記識別媒体を識別媒体読み取り装
置により読み取ることで、ダイ金型の径、形状、履歴等
の情報を読み取ることができ、ダイ金型の管理を容易に
行うことができると共に、識別媒体がダイ金型の上部に
外方へ突出した媒体取付け部材95、99に設けられて
いるから、ダイ金型が下部タレットに装着されている状
態で、ダイ金型の上方から容易に識別媒体を読み取るこ
とができると共にダイ金型の径などを読み取ることがで
きる。
【0045】また、ダイ金型に対して、媒体取付け部材
が着脱可能で、後付け可能となっているから、研磨時に
はずして研磨を行った後、再度取り付けて使用すること
ができる。さらに、媒体取付け部材がリング形状で、か
つ、剛体よりなっているから、例えば交換装置のグリッ
パで媒体取付け部材を壊すことなく、容易に交換せしめ
ることができる。
【0046】請求項4の発明によれば、ダイ本体の上面
に、ダイ金型の識別情報を記憶した識別媒体が設けられ
ているから、下部タレットの径が上部タレットの径より
も大径の場合に、交換位置で上方からダイ金型を下部タ
レットに装着した状態で、容易に読み取ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するパンチプレスとしてのタレ
ットパンチプレスの正面図である。
【図2】タレットパンチプレスに使用されるパンチ金
型、ダイ金型の一例の正面断面図である。
【図3】タレットパンチプレスに使用されるパンチ金
型、ダイ金型の他の例の正面断面図である。
【図4】タレットパンチプレスに使用されるパンチ金
型、ダイ金型の別の例の正面断面図である。
【図5】(A)、(B)はパンチガイドのキー溝に識別
媒体を設けたパンチガイドの底面図である。
【図6】パンチヘッドの上面に識別媒体を設けたパンチ
ヘッドの上面図である。
【図7】パンチチップ、パンチボデイ、パンチドライバ
にそれぞれ識別媒体を設けたパンチ金型の断面図であ
る。
【図8】(A)はダイ金型の平面図、(B)は(A)の
正面図である。
【図9】(A)は他のダイ金型の平面図、(B)は
(A)の正面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス(パンチプレス) 11 上部タレット 13 下部タレット 15 パンチ金型 17 ダイ金型 33 パンチガイド 35 キー溝 37 キー 41 パンチボデイ 43 パンチ刃部 45 パンチドライバ 47 パンチヘッド 67 パンチチップ 79、83、85、87、89、97 識別媒体 81 凹部 91 ダイ本体 93 形止部 95、99 媒体取付部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチ金型と協動してワークにパンチ加
    工を行うためのダイ金型において、ダイ本体の上部に、
    ダイ金型の識別情報を記憶した識別媒体を取付けるため
    の媒体取付け部材を外方へ突出して設けてなることを特
    徴とするダイ金型。
  2. 【請求項2】 前記媒体取付け部材は、ダイ本体の上部
    に形成した係止部に取付けてなることを特徴とする請求
    項1記載のダイ金型。
  3. 【請求項3】 前記媒体取付け部材は、リング形状であ
    り、かつ、剛体よりなることを特徴とする請求項1また
    は2記載のダイ金型。
  4. 【請求項4】 パンチ金型と協動してワークにパンチ加
    工を行うためのダイ金型において、ダイ本体の上面に、
    当該ダイの識別情報を記憶した識別媒体を設けてなるこ
    とを特徴とするダイ金型。
JP2000325721A 2000-10-25 2000-10-25 ダイ金型 Pending JP2002126831A (ja)

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