JPH04343645A - 工具用情報記憶チップ管理装置 - Google Patents

工具用情報記憶チップ管理装置

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JPH04343645A
JPH04343645A JP3114900A JP11490091A JPH04343645A JP H04343645 A JPH04343645 A JP H04343645A JP 3114900 A JP3114900 A JP 3114900A JP 11490091 A JP11490091 A JP 11490091A JP H04343645 A JPH04343645 A JP H04343645A
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Shuichi Saeki
修一 佐伯
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工具用情報記憶チップ
管理装置に関し、特にプレス用金型の如く使用時に大き
い衝撃力が作用する工具等、使用環境が過酷な工具に用
いられる情報記憶チップの管理に適した工具用情報記憶
チップ管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NC工作機械等の自動制御加工装置に於
いては、工具の種類、寸法、補正量等、工具の識別情報
を自動制御系が予め認識している必要がある。このこと
に鑑みて、工具の識別情報を記憶した情報記憶チップを
工具に取付け、工具に取付られた情報記憶チップより工
具の識別情報を読み取り、これを自動制御系に入力する
工具管理システムが提案されている。
【0003】工具に取付けられる情報記憶チップは、一
般にはIDチップと称され、これは、EEPROMの如
き不揮発性メモリと信号の送受信を制御するゲートアレ
イとにより構成されてパッケージングされ、電磁誘導に
より非接触式にリード/ライトされるようになっている
【0004】上述の如き情報記憶チップを用いた工具管
理システムは、生産効率の向上、自動制御系に対する工
具情報の入力ミスの回避が確実に行われ、特に多くの種
類の工具を頻繁に交換して使用する多種少量生産に於て
有用である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】EEPROMの如き不
揮発性メモリと信号の送受信を制御するゲートアレイと
電磁誘導用のコイル等により構成された情報記憶チップ
は、50G程度の衝撃力に耐え、1万回程度の書き込み
が可能とされているが、しかし情報記憶チップは、繰り
返し衝撃や温度等の使用環境の如何によっては充分な耐
久性を示さないことがあり、記憶情報の確実性について
問題を生じる。
【0006】例えば、パンチプレス等に於いては、工具
であるプレス金型に繰り返しの衝撃力が作用し、またク
ランクプレスに於いては、打ち抜き時に50G以上の衝
撃力が作用する場合があり、このためプレス機械に於い
ては、上述の如き情報記憶チップによる工具管理システ
ムは、不適切で、また不可能であるとされている。
【0007】本発明は、従来の情報記憶チップによる工
具管理システムに於ける上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、プレス金型等、工具の使用環境が過
酷なものであっても、これに用いられる情報記憶チップ
の管理を安全に信頼性高く行う工具用情報記憶チップ管
理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、工具に着脱可能に取付けられた情報記憶チ
ップを着脱するチップ着脱手段と、情報記憶チップが記
憶している情報を読み取る情報読み取り手段と、工具よ
り取り外された情報記憶チップを保管する保管部を複数
個有するチップ保管手段と、前記チップ着脱手段により
工具より取り外された情報記憶チップを前記チップ保管
手段の所定の保管部に格納し且つ前記チップ保管手段の
保管部に格納されている情報記憶チップを所定の保管部
より取り出して前記チップ着脱手段へ移送するチップ搬
送手段とを有していることを特徴とする工具用情報記憶
チップ管理装置によって達成される。
【0009】
【作用】上述の如き構成によれば、工具使用時には情報
記憶チップはチップ着脱手段により工具より取り外され
、この情報記憶チップはチップ搬送手段により工具の使
用場所とは別の場所にあるチップ保管手段の所定の保管
部に運ばれ、このチップ搬送手段の保管部に格納保管さ
れるから、工具が如何なる過酷な状態にて使用されても
、この使用環境の影響を情報記憶チップが受けることが
ない。情報読み取り手段は情報記憶チップの工具よりの
取り外し以前あるいは以後に情報記憶チップが記憶して
いる情報を読み取り、この情報を例えばNC装置に出力
する。
【0010】工具の使用後にはチップ保管手段に保管さ
れている当該工具の情報記憶チップがチップ保管手段よ
りチップ搬送手段により選び出され、これがチップ着脱
手段に対し移送され、この情報記憶チップはチップ着脱
手段により元の工具に戻される。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0012】図1は本発明による工具用情報記憶チップ
管理装置を含む工具管理システムをCNCタレットパン
チプレス装置に適用した場合の構成例を示している。図
1に於いて、タレットパンチプレス装置は符号1により
示されており、タレットパンチプレス装置1は、フレー
ム3の上部に上部タレットディスク5を、フレーム3の
下部に下部タレットディスク7を各々有している。上部
タレットディスク5と下部タレットディスク7は、図示
されていない駆動手段により互いに同期して割り出し回
転駆動されるようになっており、その割り出し数に応じ
た複数個の各金型保持ステーションにてパンチプレス用
金型としてのパンチ9とダイ11とを保持している。上
部タレットディスク5のパンチ9はパンチ作用位置にて
クランク駆動、或は油圧駆動によるストライカ13によ
り打圧され、対向位置にあるダイ11と共動してパンチ
ングを行うようになっている。
【0013】フレーム3には図1にて左右方向(Y軸方
向)に水平に移動可能なサイドテーブル15が設けられ
ている。サイドテーブル15は図1の紙面を直角に貫通
する方向(X軸方向)に延在するキャレッジベース17
と固定連結されており、キャレッジベース17には図1
の紙面を直角に貫通する方向に移動可能にキャレッジ1
9が取付けられている。キャレッジ19にはワーククラ
ンプ21が取付けられており、ワーククランプ21は図
示されていない被加工板材を着脱可能に把持するように
なっている。
【0014】ワーククランプ21に把持された被加工板
材は、キャレッジベース17のY軸方向の移動とキャレ
ッジ19のX軸方向の移動により、サイドテーブル15
の上面を基準とするパスラインに沿ってY軸方向および
X軸方向に平面移動し、前記パンチ作用位置に対する位
置決めを行われるようになっている。
【0015】このタレットパンチプレス装置1に使用さ
れるパンチ9は、図2、図3に示されている如く、打圧
ヘッド部9aにIDチップ保持孔9bを有しており、I
Dチップ保持孔9bには情報記憶チップであるIDチッ
プ23が抜取り可能にはめ込まれている。
【0016】IDチップ23はEEPROMの如き不揮
発性メモリと信号の送受信を制御するゲートアレイと電
磁誘導用のコイル等により構成されてケース或は樹脂モ
ールドによりワンチップパッケジングされた公知もので
あってよく、これは、不揮発性メモリに金型の形状、大
きさ等の金型識別情報、研磨等による修正情報、加工履
歴情報等を記憶し、電磁誘導により外部より非接触式に
、それら情報を読み書き(リード/ライト)されるよう
になっている。ここで、IDチップ23に格納する加工
履歴としては、金型の納品日、使用機械、加工材質、加
工板厚、加工補方法別のヒット数、ストリップミス回数
、発注管理、クレーム対応、使用機械毎の研磨期間、交
換時期、加工材質と板厚毎の研磨期間、交換時期、板厚
に対するクリアランスの適正値の如き加工条件を知るた
めの要素、メンテナンス情報がある。
【0017】タレットパンチプレス装置1にはこれの自
動制御を行うNC装置25が接続されている。NC装置
25は、周知のコンピュータ式のものであり、これは図
4に示されている如く、CPU27と、システムプログ
ラム等を格納したROM29と、ユーザプログラム(N
Cプログラム)、データ等を格納するRAM31とを有
し、これらはシステムバス33により互いに接続されて
いる。
【0018】システムバス33にはI/Oポート35に
よりコネクタモジュール37が接続され、コネクタモジ
ュール37には、上部タレットディスク5と下部タレッ
トディスク7の割り出し回転駆動を制御するタレットデ
ィスク駆動制御部39と、クランク機構、或は油圧機構
によるストライカ13の駆動を制御するプレス制御部4
1と、タレットパンチプレス装置1の各部に設けられた
各種のスイッチ・センサ43とが接続されている。
【0019】またシステムバス33には共有RAM(D
P−RAM)45、47が各々接続され、共有RAM(
DP−RAM)45、47には各々プログラマブルコン
トローラ49、位置決めモジュール51が接続されてい
る。
【0020】プログラマブルコントローラ49はCPU
27によるNCプログラムの実行のもとにコネクタモジ
ュール35を介しての各種のスイッチ・センサ43より
の信号を参照してコネクタモジュール35を介してタレ
ットディク駆動制御部39とプレス制御部41に対し制
御信号を出力するようになっている。これにより上部タ
レットディスク5と下部タレットディスク7の割り出し
回転とストライカ13の駆動、即ちプレス作動が所定の
順序、タイミングにて制御される。
【0021】位置決めモジュール51にはサーボ増幅器
53を介してサーボモータ55が接続されている。サー
ボモータ55はキャレッジベース17をY軸方向に駆動
するサーボモータとキャレッジ19をX軸方向に駆動す
るサーボモータとを含み、これにはフィードバック補償
用のエコーダ57が接続されている。
【0022】またシステムバス33にはインタフェース
59、61を介してCRTコントローラ63、操作パネ
ルコントローラ65が各々接続されている。CRTコン
トローラ63には画面表示装置としてのCRT67が接
続され、操作パネルコントローラ65には各種のボタン
スイッチ、ボリュームつまみ等を有する操作パネル69
が接続されている。CRT67と操作パネル69は、図
1に示されている如く、NC装置25のコンソールの前
面部に設けられている。
【0023】またシステムバス33にはインフェース7
1を介してテープレコーダ73が接続され、NC装置2
5はこれよりNCプログラムを読み取るようになってい
る。
【0024】更にシステムバス33にはインタフェース
75を介して工具保管管理用のファクトリコンピュータ
77が接続されていると共に、インタフェース79を介
して工具用情報記憶チップ管理装置81が接続されてい
る。
【0025】工具保管管理用のファクトリコンピュータ
77は周知の一般的構造のものであってよく、これは、
NC装置25より交換工具の情報を与えられ、パンチ9
の自動金型倉庫83に対する出入を管理制御するように
なっている。尚、これに用いられる自動金型倉庫83は
自動金型交換装置に用いられる自動金型倉庫と同等のも
のであってよい。
【0026】図1に示されている如く、工具用情報記憶
チップ管理装置81と自動金型倉庫83と間には複列の
工具搬送用コンベア装置85、87が設けられており、
工具搬送用コンベア装置85は自動金型倉庫83よりポ
ンチ9を工具用情報記憶チップ管理装置81の工具入口
89へ送り出し搬送し、工具搬送用コンベア装置87は
工具用情報記憶チップ管理装置81の工具出口91より
自動金型倉庫83へ戻し搬送するようになっている。
【0027】工具用情報記憶チップ管理装置81は、工
具入口89より内部に取り入れられたパンチ9に取り付
けられているIDチップ23をパンチ9より取り外すチ
ップ取り外し装置97と、工具戻し口95に戻されたパ
ンチ9にIDチップ23を再装着するチップ装着装置9
9とを有しており、IDチップ23を取り外されたパン
チ9を工具取り出し口93へ移送し、IDチップ23を
再装着されたパンチ9を工具出口91へ移送するように
構成されている。
【0028】工具用情報記憶チップ管理装置81にはパ
ンチ9より取り外されたIDチップ23を保管する保管
部101を複数個有するチップ保管ラック103が設け
られており、チップ保管ラック103とチップ取り外し
装置97およびチップ装着装置99との間には、チップ
取り外し装置97によりパンチ9より取り外されたII
Dチップ23を所定の保管部101に格納し、また保管
部23に格納されているIDチップ23を所定の保管部
23より取り出してこれをチップ装着装置99へ移送す
るチップ搬送装置105が設けられている。
【0029】チップ保管ラック103のチップ出入部に
はIDチップ23の情報の読み書きを非接触式に行うリ
ード/ライト部107が設けられている。
【0030】工具用情報記憶チップ管理装置81の前面
パネル109には工具交換位置表示ディスプレイ111
を有している。工具交換位置表示ディスプレイ111は
上部タレットディスク5に於ける金型保持ステーション
の配置パターンと同一の配置パタートをもって配置され
た表示灯113を有しており、金型交換ステーションに
対応する位置の表示灯113が点灯されるようになって
いる。
【0031】図5は工具用情報記憶チップ管理装置81
の電気的構成例を示しており、これは、CPU115と
、システムプログラム等を格納したROM117と、デ
ータ等を格納するRAM119とを有し、これらはシス
テムバス121により互いに接続されている。
【0032】システムバス121にはインタフェース1
23、125を介して各々リード/ライトドライバ12
7、表示灯ドライバ129が各々接続され、リード/ラ
イトドライバ127にリード/ライト部107が、表示
灯ドライバ129に表示灯113が各々接続されている
【0033】またシステムバス121にはインタフェー
ス131、133を介してCRTコントローラ135、
操作パネルコントローラ137が各々接続されている。 CRTコントローラ135には各種操作情報、警告等の
画面表示を行うCRT139が接続され、操作パネルコ
ントローラ137には各種のボタンスイッチを有する操
作パネル141が接続されている。CRT139と操作
パネル115は、図1に示されている如く、工具用情報
記憶チップ管理装置81の前面パネル109に設けられ
ている。
【0034】更にシステムバス121にはインタフェー
ス143、145、147を介してチップ取り外しコン
トローラ149、チップ装着コントローラ153、チッ
プ搬送コントローラ153が各々接続されており、チッ
プ取り外しコントローラ149はチップ取り外し装置9
7の作動を制御し、チップ装着コントローラ153しチ
ップ装着装置99の作動を制御し、チップ搬送コントロ
ーラ153はチップ搬送装置105の作動を制御するよ
うになっている。
【0035】またシステムバス121にはインタフェー
ス155が接続されており、このインタフェース155
により工具用情報記憶チップ管理装置81がNC装置2
5と相互通信関係に接続されている。
【0036】ROM117に格納され、CPU115に
より実行される工具用情報記憶チップ管理装置81のシ
ステムプログラムは、リード/ライト部107がIDチ
ップ23より読み取った情報を該当パンチの上部タレッ
トディスクス5に於ける装着ステーション番地を付けて
取り込み、これをNC装置25へ送信し、またNC装置
25よりの情報を該当パンチのIDチップ23に書き込
むべく書き込み情報をリード/ライト部83へ出力する
プロセス(タスク)を含んでいる。
【0037】図6にチップ取り外し装置97の具体的実
施例が示されている。このチップ取り外し装置97はパ
ンチ9の打圧ヘツド部9aに設けられたエジェクタピン
挿入孔9cに進入してIDチップ23の傾斜底面23a
に係合し、傾斜底面23aに作用する垂直分力によりI
Dチップ23をIDチップ保持孔9bより押し出すエジ
ェクタピン157と、リニアアクチュエータ159によ
り駆動されるロッキングピン161を備えIDチップ2
3をピックアップするチップチャックアーム163とを
有している。
【0038】次に図7を参照して本発明による工具用情
報記憶チップ管理装置を含む工具管理システムの作用に
ついて説明する。金型交換に際して、NC装置25に新
しいNCプログラムを読み込ませてこれから使用する金
型の情報を入力する。これによりNC装置25は、先ず
タレットカレントファイルとして保有している金型情報
、即ち現在、上部タレットディスク5の各金型保持ステ
ーションに装着されている金型情報とこれから使用され
る金の情報とを比較し(ステップ1)、交換必要の金型
保持ステーションを検出する(ステップ2)。この検出
結果に基づきNC装置25は交換必要の金型保持ステー
ションに対応するIDチップ保管孔79の表示灯85を
点灯させる表示命令信号を工具用情報記憶チップ管理装
置81へ出力する。
【0039】これにより工具用情報記憶チップ管理装置
81の表示灯113のうち金型交換が必要な金型保持ス
テーション、即ち交換ステーションに対応する表示灯1
13のすべてが点灯することになる(ステップ3)。こ
の状態下にてオペレータは表示灯113の点灯状態を参
考にして金型交換を実行する金型保持ステーションを選
択し、タレット回転指示操作を行う(ステップ4)。
【0040】このタレット回転指示に基づきNC装置2
5はタレットディスク回転制御を行い、これによって上
部タレットディスク5と下部タレットディスク7が割り
出し回転され、金型交換を実行しようとする上部タレッ
トディスク5と下部タレットディスク7の金型保持ステ
ーションが金型交換作業位置に位置するようになる。ま
たNC装置25は選択ステーションの表示灯85の点灯
、新たに装着する金型(変更金型)の形状、大きさ、取
付角度に関する情報の表示命令を工具用情報記憶チップ
管理装置81へ出力すると共に金型自動倉庫83へその
変更金型の取り出し命令を出力する(ステップ5)。
【0041】これによりその選択ステーションに対応す
る表示灯113のみが点灯するようになり、この選択ス
テーションに新たに装着する金型(変更金型)の形状、
大きさ、取付角度に関する情報が工具用情報記憶チップ
管理装置81のCRT139に表示され(ステップ6)
、また金型自動倉庫83が変更金型を倉庫内より捜し出
し、これを工具搬送用コンベア装置85に乗せるように
なる。これによりこの金型は工具用情報記憶チップ管理
装置81の工具入口89に搬送される(ステップ7)。
【0042】工具用情報記憶チップ管理装置81は、工
具入口89に金型、この場合パンチ9を搬入されると、
チップ取り外し装置97によりIDチップ23をパンチ
9より取り外し、パンチ9のみを工具取り出し口93へ
送り出し、IDチップ23をチップ搬送装置105によ
りチップ保管ラック103の所定の保管部101へ搬送
し、この際にリード/ライト部107によりIDチップ
23の情報を非接触式に読み取ることを行う。これによ
りIDチップ23はパンチ9とは離れてチップ保管ラッ
ク103の所定の保管部101に格納される(ステップ
8、9)。
【0043】この時、オペレータは工具取り出し口93
よりパンチ9を取り出してこれをこの時のCRT137
の表示内容を参考にして上部タレットディスク5の所定
の金型保持ステーションを装着する(ステップ10)。
【0044】NC装置25は工具用情報記憶チップ管理
装置81よりの交換金型の情報よりこれの加工履歴を読
み込んで、これをタレットカレントファイルに書き込む
(ステップ11)。
【0045】次にNC装置25はNCプログラムに従っ
て加工制御を実行する(ステップ12)。この時、NC
装置25はタレットカレントファイルに書き込まれた金
型の加工履歴を参照してストライカ13の降下速度、最
降下位置等を補正制御する。
【0046】一方、上部タレットディスク5の金型保持
ステーションに対する新たなパンチ9の装着時に、その
金型保持ステーションに既に加工作業を完了したパンチ
9が存在する場合は、これを上部タレットディスク5よ
り取り外して工具用情報記憶チップ管理装置81の工具
戻し口95に戻す(ステップ13)。工具用情報記憶チ
ップ管理装置81は、工具入口89にパンチ9を戻され
ると、このパンチ9のIDチップ23をチップ保管ラッ
ク103の保管部101より捜し出し、これをチップ搬
送装置105によりチップ装着装置99へ移送する。チ
ップ装着装置99はIDチップ23を与えられると、こ
れをパンチ9に再装着する(ステップ14)。
【0047】加工終了時にはNC装置25は、パンチ回
数(ヒット回数)、加工材質、加工板厚、使用機械の識
別番号等の加工履歴を書き込む書き込み命令を各使用金
型毎に個別に工具用情報記憶チップ管理装置81へ出力
する(ステップ15)。これにより工具用情報記憶チッ
プ管理装置81のリード/ライト部107が使用済みの
パンチ9に再装着されるIDチップ23に加工履歴を書
き込むことを行う。これによりIDチップ23に新しい
加工履歴が書き込まれ、加工履歴が更新される(ステッ
プ16)。
【0048】上述の如くIDチップ23を再装着された
使用済みのパンチ9は工具用情報記憶チップ管理装置8
1の工具出口91へ送られ、工具搬送コンベア装置87
により金型自動倉庫83へ搬送され(ステップ17)、
金型自動倉庫83内に戻される(ステップ18)。
【0049】尚、上述の実施例に於いては、IDチップ
23はパンチ9にのみ設けられるようになっているが、
これはダイ11にも着脱可能に取付けられてもよい。ま
たIDチップ23は必ずしもパンチ9、ダイ11に直接
設けられる必要はなく、これはこれらのホルダに設けら
れてもよい。
【0050】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による工具用情報記憶チップ管理装置によれば、工具使
用時にはIDチップの如き情報記憶チップは工具より取
り外されて工具の使用場所とは異なった保管場所に保管
することができ、これにより工具が如何なる過酷な状態
にて使用されても、この使用環境の影響を情報記憶チッ
プが受けることがなく、プレス金型等、使用環境が過酷
な工具であっても、情報記憶チップを用いた工具管理が
安全に信頼性高く行われ得るようになる。
【0052】この場合、情報記憶チップの記憶された情
報は、工具用情報記憶チップ管理装置にて読み出され、
NC装置等に入力されるから、工作機械等の加工装置に
は読み取り装置を設ける必要がなくなり、また情報記憶
チップに対する加工履歴等の書き込みが工具用情報記憶
チップ管理装置にて加工中でもこれより制約を受けるこ
となく行われ得るようになり、またこれにより情報記憶
チップに対する情報読み書き装置の接近が他のものより
制約を受けることなく適切に行われ得るようになる。
【0053】また工具より工具用情報記憶チップよりの
取り外し、工具用情報記憶チップの工具に対する再装着
、工具より取り外された情報記憶チップの保管はすべて
工具用情報記憶チップ管理装置により行われるから、工
具用情報記憶チップの紛失、保管誤り、工具に対する情
報記憶チップの付け間違いが生じることが未然に回避さ
れ、省力化と共に情報記憶チップによる情報管理がより
一層信頼性高く行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による工具用情報記憶チップ管理装置を
備えた工具管理システムをCNCタレットパンチプレス
装置に適用した場合の構成例を示すシステム図。
【図2】本発明による工具用情報記憶チップ管理装置を
備えた工具管理システムに用いられるパンチの一例を示
す正面図。
【図3】図2に示されたパンチの頭部の平面図。
【図4】本発明による工具用情報記憶チップ管理装置を
備えた工具管理システムに用いられるNC装置の一例を
示すブロック線図。
【図5】本発明による工具用情報記憶チップ管理装置の
一実施例を示すブロック線図。
【図6】本発明による工具用情報記憶チップ管理装置に
用いられるチップ取り外し装置の一実施例を示す概略構
成図。
【図7】本発明による工具用情報記憶チップ管理装置を
備えた工具管理システムの作用例を示すフローチャート
【符号の説明】
1  タレットパンチプレス装置 5  上部タレットディスク 7  下部タレットディスク 9  パンチ 11  ダイ 17  キャレッジベース 19  キャレッジ 21  ワーククランプ 23  IDチップ 25  NC装置 77  ファクトリコンピュータ77 81  工具用情報記憶チップ管理装置83  自動金
型倉庫 85  工具搬送用コンベア装置 87  工具搬送用コンベア装置 97  チップ取り外し装置 99  チップ装着装置 103  チップ保管ラック 105  チップ搬送装置 107  リード/ライト部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  工具に着脱可能に取付けられた情報記
    憶チップを着脱するチップ着脱手段と、情報記憶チップ
    が記憶している情報を読み取る情報読み取り手段と、工
    具より取り外された情報記憶チップを保管する保管部を
    複数個有するチップ保管手段と、前記チップ着脱手段に
    より工具より取り外された情報記憶チップを前記チップ
    保管手段の所定の保管部に格納し且つ前記チップ保管手
    段の保管部に格納されている情報記憶チップを所定の保
    管部より取り出して前記チップ着脱手段へ移送するチッ
    プ搬送手段と、を有していることを特徴とする工具用情
    報記憶チップ管理装置。
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