JP3054223B2 - パンチプレスの金型管理システム - Google Patents

パンチプレスの金型管理システム

Info

Publication number
JP3054223B2
JP3054223B2 JP3116112A JP11611291A JP3054223B2 JP 3054223 B2 JP3054223 B2 JP 3054223B2 JP 3116112 A JP3116112 A JP 3116112A JP 11611291 A JP11611291 A JP 11611291A JP 3054223 B2 JP3054223 B2 JP 3054223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
die
press
information
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3116112A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0679362A (ja
Inventor
修一 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP3116112A priority Critical patent/JP3054223B2/ja
Publication of JPH0679362A publication Critical patent/JPH0679362A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3054223B2 publication Critical patent/JP3054223B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパンチプレスの金型管理
システムに関し、特にプログラミングが容易で、かつ金
型管理を容易化したものである。
【0002】
【従来の技術】パンチプレス、例えばタレットパンチプ
レスでは、複数の金型装着ステーションを備えたタレッ
トを有し、各金型装着ステーションに任意形状の金型を
装着した上で前記タレットを回転させ、任意の金型装着
ステーションをストライカ直下に割り出しつつ前記スト
ライカの作動で任意のプレス加工を行う。NCプログラ
ム上には、タレット上の金型装着ステーションを前記ス
トライカ直下に割出すために金型装着ステーション番号
を示す金型(T)コードが記載される。NCプログラム
の記載例を示すと、 G92 X183.00 Y1270.00 G90 X500.00 Y400.00 T201 G50 ここに、G92はワークの原点位置決めのための準備
(G)コードを示す。G90はワーク位置決めコードを
示す。T201は番号201のタレットの金型装着ステ
ーションをストライカ直下に割り出すことを示す。G5
0は原点復帰を示す。
【0003】このNCプログラムは紙テープにより、ま
たは適宜通信回線を介してタレットパンチプレス機を制
御するNC装置に入力され、ここでコード解析され、ワ
ーククランプ装置やタレット、ストライカ等が駆動制御
される。
【0004】また、このNCプログラムには、所定の金
型装着ステーションに所定形状の金型を装着すべき指示
を出すために、金型装着ステーション番号に装着すべき
金型の形状を対応させた作業指示書が付属され、前記タ
レットパンチプレス機を操作する作業者に手渡される。
作業者は作業指示書の指示の通りに所定の金型装着ステ
ーションへ所定の金型を装着する。作業者の金型交換作
業を極力少なくするためには、現在装着金型リストがプ
ログラマに手渡され、できるだけ金型交換作業が少なく
なるようプログラミングされる。別のタレットパンチプ
レス機で同様のプレス加工を行う場合には、金型装着状
態が異なるので、金型コードの書き直しが行われる。自
動プログラミング装置によるプログラミングでは、加工
形状をよ示すCADデータから機械に現在入っているは
ずの金型を基にT番号でプログラムを発生させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来よりのパンチプレスのプログラミング方式にあ
っては、NCプログラム上でタレットの金型装着ステー
ションを示す金型コードを示し、金型コードで指定され
た金型装着ステーションを割り出す方式であったため、
次の通りの問題点があった。
【0006】 手動のプログラミングにあっては、金
型装着ステーションに現在装着されている金型リストを
参照しなければならず、また非装着金型に対しては、ど
のステーションにどの金型を装着させるかを定めなけれ
ばならず、プログラミングが困難である。
【0007】 自動プログラミング装置によるプログ
ラミングにあっては、現在装着金型リストを参照して、
できるだけ金型交換作業を少なくするようプログラミン
グできるが、機械毎にプログラムが異なり、また金型装
着状態が変化した場合には、プログラムを変更しなけれ
ばならない。特に、複数のプレス機械を取扱う加工ライ
ンにあっては、金型が他機に兼用されることもあり、金
型装着状態がマチマチとなるので、NCプログラムを頻
繁に書き換えなければならなくなる。
【0008】 プログラミング側で金型交換のための
作業指示書を発行することが必要で、また機械の金型装
着状態が変更されれば、プログラムと共に作業指示書も
変更し直さなければならない。
【0009】 さらに、加工ライン上で作業する作業
者は、作業指示書にはどの形状の金型をどの機械で使用
するのかの指示しか出されていないので、その金型が何
処に在るかの探索から始めなければならず、金型段取り
作業に手間どる。
【0010】このように、従来のパンチプレスの金型管
理システムにあっては、NCプログラム上で金型コード
として金型装着ステーション番号を指定し金型支持台を
制御する方式であるため、プログラミング側で金型交換
のための作業指示書を作成しなければならず、プログラ
ミング及び金型段取り作業が困難であるという問題点が
あった。
【0011】そこで、本発明は、プログラミング及び金
型段取り作業が容易となるパンチプレスの金型管理シス
テムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、特許請求の範囲に記載の通りのパンチプレス
の金型管理システムを構成した。
【0013】
【作用】本発明のパンチプレスの金型管理システムで
は、上記構成であるので、NCプログラム上で金型装着
ステーション番号を指定する必要はなく、加工条件から
定まる金型固有名で指定しておけば良いのでプログラミ
ングが容易となる。また、金型装着ステーション番号を
指定しなくて良いので、NCプログラムを都度または機
械毎に変更しなくても良く、NCプログラムに汎用性を
持たせることができる。
【0014】さらに、金型データベースには、常時各金
型に設けた情報記憶チッツプの記憶情報が還元されるの
で、どの金型が何処にどのような状態であるかを作業者
が、また各機器が確実に知ることができるので、金型数
が1000、2000・・・と多大になっても、その管
理が極めて容易となり、加工ラインを円滑に動作させる
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0016】図1に示すようにパンチプレス機の一例と
して示すNCタレットパンチプレス1は、いわゆるブリ
ッジ型のフレーム2を有し、このフレーム2内に上下タ
レット3,4を備えて成る。
【0017】上下タレット3,4は垂直軸5の回りに水
平面内で回転可能とされており、多数の金型装着ステー
ションSi (I=1,2…21)を備えている。
【0018】各金型装着ステーションSi に装着された
金型は、ラム6の直下に割り出され、両タレット3,4
の間に案内されるワークWに所定の加工を行うようにな
っている。ラム6の下方には前記タレット3,4の各ト
ラック上の金型位置に合わせて移動自在のストライカ7
が設けられている。
【0019】ワークWはワーククランプ装置8に把持さ
れてテーブル9上のXY座標上で案内され、ワークWの
加工すべき位置を前記ストライカ7の直下に移動させ
る。従って、ワーククランプ装置8を動作させ、ストラ
イカ7を下降させることにより、割出し金型にて所定の
加工を行うことが可能である。ただし、金型には穴開け
加工用のものの他、タッピング要、成形用のもの等、種
々の工具が用いられる。
【0020】図3は、上記ラム6を昇降駆動する油圧装
置の回路図である。図示のように、ラム6はシリンダ装
置10で駆動されるようになっており、このシリンダ装
置10の上室及び下室には一対の配管OL1,OL2が
接続され、この配管OL1,OL2は、サーボ弁11を
介して油圧ポンプ12と接続されている。従って、サー
ボ弁11の弁切換え操作により配管OL1,OL2の給
油または排油動作を切換え、ラム6を所定のストローク
で昇降動作させることができる。また、サーボ弁11の
弁開度の調整によりラム6を所望の速度で動作するよう
制御することができる。ラム6には、速度及びストロー
ク制御のために、その動作量に応じたパルス信号を発生
するエンコーダ13が設けられている。
【0021】図4は、上記ラム6及びストライカ7と、
この直下に割出された金型、例えばパンチ金型の詳細を
示す説明図である。
【0022】図においてパンチ(パンチアッシィ)14
は、上タレット3に備えたパンチ挿入孔内に嵌入される
ガイド部材(スリーブ)15と、この内部で上下に摺動
自在に嵌入されるパンチボディ16を有して成る。
【0023】ガイド部材15には上下にガイド溝17が
切られ、この溝17をタレット3側に設けたキー(タレ
ットキー)18に嵌め合わせて配置角度を定めている。
またガイド部材15の上部には、フランジ部18が形成
され、このフランジ部18は、リフタスプリング19で
上方向に付勢されたショルダースクリュー20のリフト
リング21上に載置されている。
【0024】従って、カイド部材15のフランジ部18
をリフタスプリング19に抗して下方に押し下げること
により、ガイド部材15の下面が両タレット3,4間に
介在されたワークWの上面に当接するまで、ガイド部材
15を下方に押し下げることが可能である。
【0025】一方、前記ガイド部材15のフランジ部1
8の上面には、リテーナカラー22が配置されている。
また、前記パンチボディ16の上端にはパンチヘッド2
3が設けられ、このパンチヘッド23と前記リテーナカ
ラー22との間には、前記リフタースプリング19より
強い力でパンチボディ16を上方向に付勢するストリッ
ピングスプリング24が設けれている。
【0026】前記パンチボディ16には、前記ガイド溝
17に対してガイドキー25が設けられている。従っ
て、パンチヘッド23を前記ストライカ7で打圧するこ
とにより、まずリフタースプリング19に抗してガイド
部材15の下端をワークWに対して当接させ、ワークW
を固定することができる。また、次いでストリッピング
スプリング24に抗してパンチヘッド23をより下方に
押し下げることにより、ガイド部材15の下方から突出
されるパンチボディ16の下端刃部を下方に位置するダ
イ(図示せず)に対し突き出すことにより、両金型間で
ワークWを打ち抜き加工することができる。
【0027】前記パンチヘッド23の中心部には、情報
記憶チップ(IDチップ)26がエポキシ樹脂によって
モールディングされている。また、前記ストライカ7の
下面には、前記IDチップ26の情報を読み書きするリ
ーダ・ライタの一部としてのセンサ(アンテナ)27が
内蔵されている。従って、ラム1を下降させ、ストライ
カ7をパンチヘッド23に、接近ないし接触させた状態
で、アンテナ27によりIDチップ26の記憶内容を読
み出すことができる。またアンテナ27を介してIDチ
ップ26に所要の情報を書き込むことができる。さら
に、アンテナ27の位置とIDチップ26の埋込み位置
の関係から金型配置角度を検出することも可能である。
【0028】図5は、上記IDチップ26の記憶内容を
示す説明図である。図示のように、IDチップ26に
は、金型特性(形状,研磨歴,金型ハイト等)の他、加
工制御情報と、軸制御条件が含まれる。加工制御情報
は、ドウェル時間、座標オフセット値、エアブロー用の
ソレノイド作動指令等、加工制御のために直接的に利用
されるものである。また、軸制御条件は、他の情報に関
連して各軸をどのように制御するかの数値ないし関数が
示されている。
【0029】図6に示すように、上記タレットパンチプ
レス1を制御するNC装置を含めたプレス制御装置28
は、システムバス29にCPU30、ROM31、バッ
テリBatで電源バックアップされたRAM32、ディ
ジタルインプット(Di)33、ディジタルアウトプッ
ト(Do)34、プログラマブルコントローラ(PC)
35、双方向RAM(DP−RAM)36、シリアルイ
ンタフェイス(SIO)37〜40などを接続して成
る。
【0030】Di33,Do34には、コネクタモジュ
ール41を介して各種のアクチュエータ(サーボモータ
類は除く)42やセンサ類(前述のアンテナ27は除
く)43が接続されている。
【0031】PC35は、前記センサ類43の検出番号
を参照して、CPU30の制御下で各種アクチュエータ
類42に制御信号を出力する。この制御信号の中には前
記タレット3,4を回転させる信号が含まれるものとす
る。
【0032】前記DP−RAM36には、位置決めモジ
ュール44及びサーボアンプ45を介してエンコーダE
及びタコジェネレータTG付サーボモータMS が接続さ
れる。このサーボモータMS には、前記クランプ装置8
を水平面内で駆動する2次元サーボモータMX 、M
Y と、前記タレット3,4内で金型を回転駆動するサー
ボモータが含まれる。また、前記サーボ弁11もこれに
含まれるものとする。
【0033】前記シリアルインタフェイス37には、コ
ントローラ46を介してカラーCRT47及びテンキー
などデータ入力器を備えたマニュアルデータインプット
装置(MDi)48が接続される。
【0034】前記シリアルインタフェイス38には、コ
ントローラ49を介して各種操作を行うためのコントロ
ールパネル50が接続される。
【0035】前記シリアルインタフェイス39には、タ
レットパンチプレス1をライン下でスケジュール運転す
るために、ライン制御装置としてのインテリジェント・
データ・ターミナル(IDT)51を介してスケジュー
ル編集用のインテリジェント・メインコントローラ(I
MC)52が接続される。IMC52はオペレーティン
グルーム内に配置され、次図に示す自動プログラミング
装置54で生成されたNCプログラムを組み合わせて生
成されたスケジュールを設定することにより、IDT5
1に実行指令を与えるものである。逆にCPU30の処
理結果をシリアルインタフェイス39を介してIMC5
2側に転送することも可能である。
【0036】図7は、前記プレス制御装置28の加工ラ
イン上での配置関係を示す説明図である。図において、
前記自動プログラミング装置54に関連して本発明の主
要構成部材であるところの金型データベース55が設け
られている。
【0037】この金型データベース55には、全金型を
対象として、各IDチップの情報がリアルタイムに更新
されつつ記憶されると共に、各固有名(番号)に対応し
ては、各金型が現在ライン上で何処に在るか、またはタ
レット3,4上の何処に在るか等の保管状態が記憶され
るようになっている。固有名として金型形状を含めるこ
とができるが、形状サイズ、キー角度、等につき「01
1045−1」等と適宜コード化することでデータ圧縮
することができる。また通し番号のみで管理することも
不可能ではない。
【0038】前記プレス制御装置28は、金型ラック制
御装置56と接続されている。金型ラック制御装置56
には、プレス制御装置のリーダ・ライタRW1と同様
に、IDチップ26に対し、情報を読み書きするリーダ
・ライタRW2が付属されている。金型ラック制御装置
56は、図示しない金型ラックを制御するためのもので
あり、金型ラックに入出力される予備の金型を収納また
は取出しするために、各ラック番号に金型固有名を対応
させ、対応リストに基づいて金型入出力を行うものであ
る。また、金型ラックには金型自動研磨装置が付属され
ることがあり、自動研磨された金型に対しては研磨履歴
ないし、金型ハイトを登録し、これを各IDチップに記
憶させる。研磨履歴は手動操作で書き込むこともでき
る。
【0039】プレス制御装置28及び金型ラック制御装
置56のリーダ・ライタRW1,2で読み書きされた情
報は、全て通信ライン57を介して金型データベース5
5に送られ、データベース55はリアルタイムに更新さ
れる。
【0040】また、プレス制御装置28または及び金型
ラック制御装置56には、図示しない金型事前準備装置
が付属されることがある。この装置は、次の加工用のN
Cプログラムを事前に読取って、金型交換リストを作成
すると共に、所要の金型を金型ラックから自動的に排出
するものである。これらの作業において、各金型が現在
どのような状態に在るかは全て金型データベース55に
報告され、リアルタイムに記憶される。
【0041】図8は、前記NC装置の内部に組み込まれ
る金型コード変換装置58の構成例を示すブロック図で
ある。図示のように、金型コード変換装置58は、これ
から実行すべきNCプログラムを入力し、プログラム上
の金型形状情報を読取る金型形状情報読取り部59と、
装着金型リスト記憶部60と、ステーション番号検索部
61と、金型コード設定部62とを備えて成る。装着金
型リスト記憶部は、タレット3(4)に現在装着されて
いる金型をステーション番号に対応させて記憶するもの
である。このリストは、金型交換されている場合には、
された後の金型装着状態を示すことになる。ステーショ
ン番号検索部61は、NCプログラム上の固有名に合わ
せて、その固有名の金型が装着されているステーション
番号をリスト上から検索する。そして、金型コード設定
部63は、検索されたステーション番号名をNCプログ
ラム上で金型コードとして指定するものである。
【0042】以上の金型コード変換装置58の構成によ
り、今図9に示すようなNCプログラム63がIMC5
2側で作成され、IDT51を介してNC装置に入力さ
れると、金型コード変換装置58によりNCプログラム
上の固有名Nが金型コードに変換され、図10に示すよ
うなNCプログラム64に変換される。T201は金型
装着ステーション番号が201番であることを示す。
【0043】従って、本例の金型管理システムでは、現
在どの金型がどの金型装着ステーションに設定されてい
るかに拘らず自動プログラミング装置54において加工
条件さえ指定すれば金型データベース55を参照して所
要の金型が指定される。また、金型を固有名で指定する
ので作成されたNCプログラムは汎用性を有し、どの機
械にでも適応可能となる。
【0044】同一形状の金型が複数個在る場合には、選
択順位条件を示しておき、複数の金型を指定して、でき
るだけ上位の金型の方を使用するようにしても良い。選
択順位の条件としては、パンチ可能回数の残り寿命が大
の方の金型を優先させること等が設定できる。
【0045】また、金型データベース55は、自動プロ
グラミング装置54においてのみでなく、他機器におい
て自由に呼び出し、適宜処理し、適宜表示することがで
きるので、他機の制御を適切にして、加工ラインを効率
的に稼働させることができる。例えば、金型研摩の時期
は経歴から判る。他機の使用状態もよく判るので、金型
発注も適正化できる。データベース55には、これらの
管理を容易化すべく、種々の情報を追加できることは勿
論である。
【0046】以上示した実施例では、金型コード変換装
置58をNC装置内に組み込む例で示したが、他の機器
と独立して別体に構成することもできる。
【0047】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜設計的変更を行うことにより、適宜態様で
実施し得るものである。
【0048】
【発明の効果】以上の通り、本発明は特許請求の範囲に
記載の通りのパンチプレスの金型管理システムであるの
で、NCプログラム上で金型装着ステーション番号を指
定する必要はなく、加工条件から定まる金型固有名で指
定しておけば良いのでプログラミングが容易となる。ま
た、金型装着ステーション番号を指定しなくて良いの
で、NCプログラムを都度または機械毎に変更しなくて
も良く、汎用性を持たせることができる。
【0049】さらに、金型データベースには、常時各金
型に設けた情報記憶チッツプの記憶情報が還元されるの
で、どの金型が何処にどのような状態であるかを作業者
が、また各機器が確実に知ることができるので、金型数
が1000、2000・・・と多大になっても、その管
理が極めて容易となり、加工ラインを円滑に動作させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パンチプレス機の一例として示すタレットパン
チプレスの正面外観図。
【図2】上記タレットパンチプレスのタレットの金型装
着ステーションの配置状態を示す平面図。
【図3】上記タレットパンチプレスのラム駆動方式を示
す説明図。
【図4】上記タレットパンチプレスの金型及びラムの対
応状態を示す説明図。
【図5】金型内に埋込まれるIDチップの記憶内容を示
す説明図。
【図6】上記タレットパンチプレスを制御するNC装置
を含めたプレス制御装置の構成を示すブロック図。
【図7】本発明の一実施例に係る金型管理システムの構
成例を示すブロック図。
【図8】金型コード変換装置の機能構成を示すブロック
図。
【図9】固有名指定によるNCプログラムの一例を示す
説明図。
【図10】金型固有名を金型コードに変換したNCプロ
グラムの一例を示す説明図。
【符号の説明】
26 IDチップ 28 プレス制御装置 54 自動プログラミング装置 55 金型データベース 56 金型ラック制御装置 58 金型コード変換装置 RW1,RW2 リーダ・ライタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 28/00 B21D 28/36 B21D 37/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金型装着ステーションを備えた金
    型支持台を有し、各金型装着ステーションに任意形状の
    金型を装着した上で前記金型支持台を移動ないし回転さ
    せ、任意の金型装着ステーションをストライカ直下に割
    出しつつ前記ストライカの作動で任意のプレス加工を行
    うパンチプレスの金型管理システムにおいて、 各金型に金型固有名と経歴とを記憶させた情報記憶チッ
    プを設け、 各情報チップに記憶させた情報を集成記憶すると共に、
    各固有名に対応させて当該金型の保管状態を記憶する金
    型データベースを設け、 一方、前記パンチプレスを制御するプレス制御装置と残
    り金型を保管する金型ラックを制御する金型ラック制御
    装置とに、自己に入出力される金型の前記情報チップに
    記憶された情報を読み書きするリーダ・ライタを設け、 前記パンチプレスで使用するNCプログラムをCADデ
    ータから作成する自動プログラミング装置で前記金型デ
    ータベースを参照して加工種,材質,板厚,加工形状に
    よるパンチ条件から使用金型を金型固有名で決定し、 前記自動プログラミング装置で作成されたNCプログラ
    ムを前記プレス制御装置に対して適時供給することによ
    り、前記プレス制御装置の金型装着状態に応じて、前記
    NCプログラム上の固有名を前記金型支持台の金型装着
    ステーションを指定する金型コードに変換しつつプレス
    加工を行い、 前記プレス制御装置及び前記金型ラック制御装置でそれ
    ぞれ使用される金型の前記情報チップの記憶情報をそれ
    ぞれ都度読み込んで、その情報を前記金型データベース
    に還元し、その経歴,保管状態を真正のものとすること
    を特徴とするパンチプレスの金型管理システム。
JP3116112A 1991-05-21 1991-05-21 パンチプレスの金型管理システム Expired - Fee Related JP3054223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3116112A JP3054223B2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 パンチプレスの金型管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3116112A JP3054223B2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 パンチプレスの金型管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0679362A JPH0679362A (ja) 1994-03-22
JP3054223B2 true JP3054223B2 (ja) 2000-06-19

Family

ID=14678992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3116112A Expired - Fee Related JP3054223B2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 パンチプレスの金型管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3054223B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018109813A1 (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 株式会社Iro 杵部材、臼部材およびロータリプレス装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6163734A (en) 1996-07-05 2000-12-19 Amada Co Ltd Punching tool provided with tool identification medium and punch press provided with a tool identification medium reader cross reference to related application
TWI225430B (en) * 2002-07-01 2004-12-21 Amada Co Ltd Punch press, punch mold, securing method and tag holder for use in the punch holder
WO2005005074A1 (ja) * 2003-07-14 2005-01-20 Amada Company, Limited 金型並びに、それに用いられるパンチガイド、ストリッパプレート及びidタグ
JP4971947B2 (ja) * 2007-11-12 2012-07-11 株式会社アマダエンジニアリングセンター 工具識別媒体読み取り装置を備えたパンチプレス
JP5977953B2 (ja) * 2011-08-31 2016-08-24 株式会社アマダホールディングス 加工システム及びその方法
CN117444068B (zh) * 2023-12-26 2024-04-05 河南卫华重型机械股份有限公司 一种汽车工厂冲压模具调度系统及方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018109813A1 (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 株式会社Iro 杵部材、臼部材およびロータリプレス装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0679362A (ja) 1994-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108526622B (zh) Mes电极智能制造与检测系统、模具智能制造系统及模具制造方法
EP0716363B1 (en) Machine tool equipped with marking apparatus
JP2001225115A (ja) プレス機械
US4268949A (en) Tracing milling machine
JP3054223B2 (ja) パンチプレスの金型管理システム
JPH03178731A (ja) 放電加工装置
JP3219785B2 (ja) パンチプレスの制御システム
JP3081659B2 (ja) パンチプレス機
JPH10193239A (ja) 加工装置
KR940010408B1 (ko) 수치 제어 밀링 기계에서의 칩 자동 제거 방법 및 그 장치
JP2636130B2 (ja) タレットパンチプレスの金型自動交換制御装置とその金型交換方法
JP3405154B2 (ja) パンチプレス
JPH04365538A (ja) Ncプログラムの適正化方法
JPH04367332A (ja) プレス機械の加工パターン発生装置
JP3062641B2 (ja) 金型加工用フレキシブル生産システム
JP3100995B2 (ja) 工具管理システム
JPH05337564A (ja) パンチプレスにおける金型選択方法とその制御装置
JPH02160127A (ja) 圧入かしめ装置
JP2957001B2 (ja) パンチプレスのスキップ処理装置
JP4107774B2 (ja) パンチプレスの制御装置及びその制御方法
JP5140360B2 (ja) 成形パラメータ管理装置及びその方法
JP3175668B2 (ja) 工作機械の制御装置
JP3525706B2 (ja) 工作機械制御装置
JP3164885B2 (ja) パンチプレスにおける金型自動交換方法とその装置
JP2636131B2 (ja) タレットパンチプレスにおける金型自動交換の対話型管理方法とその制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080407

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees