JP2002125465A - 結球野菜結束機 - Google Patents

結球野菜結束機

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JP2002125465A
JP2002125465A JP2000325459A JP2000325459A JP2002125465A JP 2002125465 A JP2002125465 A JP 2002125465A JP 2000325459 A JP2000325459 A JP 2000325459A JP 2000325459 A JP2000325459 A JP 2000325459A JP 2002125465 A JP2002125465 A JP 2002125465A
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JP
Japan
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outer leaf
head
binding
pulling
roller device
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Pending
Application number
JP2000325459A
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English (en)
Inventor
Seiichi Arima
誠一 有馬
Toshihiko Ibuki
俊彦 伊吹
Tomohiko Ota
智彦 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Bio Oriented Technology Research Advancement Institution, Sasaki Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2000325459A priority Critical patent/JP2002125465A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 越冬させる結球野菜の外葉を引き上げて、引
き上げた外葉で結球野菜の結球部を包み込むと共に、結
球野菜の結束作業を機械化して結束作業を容易化しよう
とするものである。 【解決手段】 移動用車両の走行車台2に結球野菜
(イ)の外葉(ロ)を引き上げる外葉引上げローラ装置
6と、結球野菜(イ)を結束する結束装置23とを設け
たことを特徴とする結球野菜結束機の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、結球野菜を結束
する、結球野菜結束機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、結球野菜が白菜であり、この白
菜は越冬させる白菜であると、この白菜は霜による被害
を受けて商品にならないことがあり、このために、人の
手によって白菜の外葉を引き上げて、この外葉で結球部
を包み込むようにし、藁、又は紐等により結束してい
た。この引き上げた外葉で包んだ結球部はこの外葉の外
周部を結束して、越冬させると、外葉は霜の被害を受け
ても、結球部の内部は商品として十分出荷できる白菜に
することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人の手によって、白菜
の外葉を引き上げて、藁、又は紐等で外葉で包んだ結球
部の外葉の外周部を結束することにより、手間と労力が
必要であったが、この外葉の引き上げから結束まで機械
化し、更に外葉を引き上げるときに、外葉に孔をあけた
り、又、外葉を傷つけたり、折らないように引き上げる
引き上げ装置を提供しようとするものであり、この発明
により、これらの問題点を解決しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、請求項1に記載の発明においては、移動用車両の走
行車台2に結球野菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げる外
葉引上げローラ装置6と、結球野菜(イ)を結束する結
束装置23とを設けたことを特徴とする結球野菜結束機
としたものである。
【0005】請求項2に記載の発明においては、前記外
葉引上げローラ装置6は、結球野菜(イ)の外周を囲む
ように配置された複数個のローラ5a,5b,4a,4
bを備え、これらのローラは、結球野菜(イ)の外葉
(ロ)の表面部を回転しながら上下移動自在に構成した
ことを特徴とする請求項1に記載の結球野菜結束機とし
たものである。
【0006】請求項3に記載の発明においては、前記外
葉引上げローラ装置6の前方に外葉引上げプレート3を
設け、該外葉引上げプレート3から外葉(ロ)を引継ぎ
外葉引上げローラ装置6へ受渡しする外葉保持プレート
7を左右両側に設けるにあたり、該外葉保持プレート7
は、外葉引上げプレート3の後側に設けたことを特徴と
する請求項1、又は請求項2に記載の結球野菜収穫機と
したものである。
【0007】請求項4に記載の発明においては、前記外
葉引上げローラ装置6及び結束装置23を上下移動操作
する上下操作把持杆17を設け、該上下操作把持杆17
の操作で外葉引上げローラ装置6が結球野菜(イ)の外
葉(ロ)を包み込みながら上昇し、該外葉引上げローラ
装置6の上昇に関連して結束装置23は下降すべく構成
すると共に、前記結束装置23が結球野菜(イ)の上端
部へ接触することによって結束装置23の下降移動を阻
止すべく構成したことを特徴とする請求項1、又は請求
項2、又は請求項3に記載の結球野菜結束機としたもの
である。
【0008】請求項5に記載の発明においては、外葉
(ロ)を引き上げて結球野菜(イ)を包み込む状態に作
動させるときには、結球野菜(イ)の外周に接しながら
回動して外葉(ロ)を引き上げる複数個の外葉引き上げ
ローラ5a,5b,4a,4bの内径は、結球野菜
(イ)の外径に応じて可変となるよう構成したことを特
徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3、又は
請求項4に記載の結球野菜結束機としたものである。
【0009】
【発明の作用】越冬させる白菜(イ)を植付けた畦の左
右両側の溝部を移動用車両の走行車台2の左右両側で前
後両側に設けた車輪を回転させて前方へ移動させ、この
走行車台の左右両側の前部から順次設けた外葉引上プレ
ート3で畦上側面、又は畦外へ垂れ下った白菜(イ)の
外葉(ロ)は引き上げられ、左右両側の外葉保持プレー
ト7でこの外葉(ロ)は引継ぎされて、外葉引上げロー
ラ装置6の左右両側の左・右引上げローラ4a,4b
と、左右両側の前・後引上げローラ5a,5bとへ受け
渡しされる。
【0010】前記走行車台2に設けた上下操作把持杆1
7の操作により、外葉引上げローラ装置6の各ローラ4
a,4b,5a,5bは畦上側面と外葉(ロ)との間へ
進入され、白菜(イ)の結球部の外径(D)に応じて外
葉(ロ)へ接触する位置まで進入して閉状態となって、
白菜(イ)を包み込む状態となり、このときは、前引上
げローラ5a,5aは左右で互に上下に重合状態にな
り、又、後引上げローラ5b,5bは左右で互に上下に
重合状態になり、これら各引上げローラ4a,4b,5
a,5a,5b,5bは回転しながら上昇して、外葉
(ロ)が引き上げられると共に、結束装置23が白菜
(イ)の上端部へ接触するまで下降移動されて、これら
結束装置23と、外葉引上げローラ装置6との下降移動
と上昇移動とが停止され、この結束装置23の外葉保持
円筒内へ引き上げれた外葉(ロ)が保持状態となり、こ
の状態で結束装置23に内装したクリップはこの結束装
置23から白菜(イ)の結球部へ落下供給され、この白
菜(イ)の結球部が外葉(ロ)で包まれた外周部がこの
クリップで結束される。
【0011】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、走行
車台2に越冬させる白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げ
る外葉引上げローラ6と、白菜(イ)を結束する結束装
置23とを設けたことにより、白菜(イ)を傷つけるこ
となく、簡単な構成で、機械化することができた。又、
外葉(ロ)で白菜(イ)の結球部を包み込み結束するこ
とにより、越冬させても、外葉(ロ)は霜の被害を受け
るが結球部の内部は商品として十分出荷することができ
る。
【0012】請求項2に記載の発明においては、左・右
引上げローラ4a,4bと、前・後引上げローラ5a,
5bとで白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げるときは、
滑ることなく、常に回転するために、外葉(ロ)に孔を
明けたり、又、外葉(ロ)を傷つけたり、折ったりする
ことがなくなった。
【0013】請求項3に記載の発明においては、白菜
(イ)の外葉(ロ)は、左右両側の外葉引上げプレート
3で引き上げれたこの外葉(ロ)は、折り曲げられた
り、破損したりすることなく、左右両側の外葉保持プレ
ート7で引継ぎされ、外葉引上げローラ装置6へ良好に
受け渡しすることができる。
【0014】請求項4に記載の発明においては、前記外
葉引上げローラ装置6等を上下移動操作する上下操作把
持杆17の操作で外葉引上げローラ装置6の引き上げ作
動に連動して、結束装置23が下降移動すると共に、こ
の外葉引上げローラ装置6等が上昇移動することによ
り、これら結束装置23と外葉引上げローラ装置6等と
の結束時における間隔を一定に保持することができる。
又、引き上げされた外葉にばらつきが少なく、上下操作
把持杆17の微調整を必要としなくなった。さらに、外
葉(ロ)が外葉引上げローラ装置6等で引き上げられた
白菜(イ)を結束する結束装置23は、上下操作把持杆
17の操作によって、この結束装置23が白菜(イ)の
上端部へ接触すると下降は停止されることにより、白菜
(イ)は所定位置を良好に結束することができて、機械
化が容易である。又、接触するまで操作をすればよいの
で操作が簡単である。
【0015】請求項5に記載の発明においては、白菜
(イ)を包み込んだ状態にして、外葉(ロ)を引き上げ
る外葉引上げローラ装置6の左右両側の前・後引上げロ
ーラ5a,5bは左右で互に上下に重合状態に設けたこ
とにより、白菜(イ)の外径の大きさに関係なく、左右
の前引上げローラ5a,5a、及び左右の後引上げロー
ラ5b,5b間の上下方向には、隙間がなくなり、この
ために、これら各引上げローラ5a,5a,5b,5b
で包み込んだ外葉(ロ)は全て適正状態に引き上げるこ
とができると共に、隙間から外葉(ロ)がはみ出すこと
がなくなり、このために、結束が困難になることなく、
容易で安定した結束ができる。さらに、白菜(イ)の外
径(D)の大小により、左右両側に設けた左・右引上げ
ローラ4a,4b間の間隔が変更され、又、前・後引上
げローラ5a,5b間の間隔も同時に変更されることに
より、白菜(イ)の結球部を傷つけることなく、外葉
(ロ)は引き上げされ、又、機械化ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。結球野菜結束機1の走行車台2に
は、結球野菜(イ)が、例えば、白菜(イ)であったと
すると、この白菜(イ)を越冬させるときは、植付けた
畦の畦上側面、又は畦外へ垂れ下った白菜(イ)の外葉
(ロ)を引き上げる左右両側の前部より、順次設けた外
葉引上げプレート3と、外葉保持プレート7と、畦上側
面と外葉(ロ)との間へ進入させる左・右引上げローラ
4a,4bと、前・後引上げローラ5a,5b等よりな
る外葉引上げローラ装置6と、白菜(イ)の結球部が外
葉(ロ)で包み込まれたこの結球部の外葉(ロ)の外周
部を結束する結束装置23と、この結束装置23の下部
に設けた外葉保持円筒47とを主に図示して説明する。
【0017】前記結球野菜結束機1は、図1、及び図2
で示す如く移動用車両の走行車台2の下部には、圃場の
畦の溝部を移動する前部には、左右一対の前輪8と、後
部には、左右一対の後輪9とを回転自在に前・後輪支持
杆10a,10bへ軸支した構成である。この結球野菜
結束機1は、作業者が手で白菜(イ)植付畦上を前方、
又は後方へ押すと移動する構成である。
【0018】前記走行車台2は、図1、及び図2で示す
如くパイプ材、及び角材等によって枠体形状で箱形状の
箱体11に形成した構成である。この箱体11の後部に
は、結球野菜結束機1を移動のときに押し操作するコ字
形状の移動用ハンドル12を固着した構成である。
【0019】前記走行車台2の箱体11内の前部には、
図3、及び図4で示す如くこの箱体11の前部の左右両
側に回動自在で板材等よりなる外葉引上げプレート3を
支持ピン3cで後端の外端部側を支持して、前方下部へ
傾斜させると共に、内側下部へ傾斜させて設けた構成で
ある。この外葉引上げプレート3の外側端部には、樹脂
材で弾発する板材よりなり、略L字形状で、隅部を円形
状に形成した弾発プレート3aの下側の端部を外葉引上
げプレート3へ装着し、上側の端は車輪カバー10cへ
沿わせて設けた構成であり、左右両側の外葉引上げプレ
ート3は、この弾発プレート3aにより、常に畦に沿っ
て作動する構成であり、又、回動しても元の位置へ自動
で復元する構成である。
【0020】これにより、構成上スペースの少ない所へ
前記外葉引上げプレート3を畦の大きさにより、移動さ
せて外葉(ロ)を引き上げやすくすると共に、白菜
(イ)の外葉(ロ)をなめらかな弾発プレート3aで引
き上げ機能をもたせることができた。
【0021】前記外葉引上げプレート3の前端部の下側
面には、畦の側面部を回転移動する畦追随ローラ3bを
回転自在に軸支した構成である。外葉引上げプレート3
により、畦上側面、及び畦外へ垂れ下った白菜(イ)の
外葉(ロ)を前方へ移動に伴ない順次引き上げる構成で
ある。この引き上げられた外葉(ロ)は後逑する左右両
側の外葉保持プレート7へ引継ぎする構成であり、又、
この外葉保持プレート7から後逑する外葉引上げローラ
装置6へ受け渡しする構成である。
【0022】前記外葉引上げプレート3を前方下部へ傾
斜させ、又、内側下部へ傾斜させて設けたことにより、
畦上側面、及び畦外へ垂れ下った白菜(イ)の外葉
(ロ)は確実に引き上げられる構成であると共に、外葉
引上げローラ装置6は、畦上側面と外葉(ロ)との間へ
進入するスペースを確保できる構成である。外葉(ロ)
を折ったり、又、孔をあけたりすることなく、更に外葉
(ロ)の下側へ外葉引上げローラ装置6を容易に進入さ
せることができる構成である。
【0023】前記外葉引上げプレート3を左右に移動自
在な構成としたことにより、畦幅に応じて、自在に移動
することにより、畦に突っ込むことが防止でき、畦の側
面に沿って動くために、畦の横にはみ出した外葉(ロ)
も確実に引き上げることができる構成である。
【0024】前記走行車台2の箱体11の左右両側に
は、図1〜図3で示す如くパイプ材よりなる前・中・後
主柱13、14、15をボルト、及びナット等で箱体1
1へ装着した構成である。この箱体11内に上下移動自
在に設けた上下移動枠24内の左右両側には、L字形状
で下側面部は内側下部へ傾斜させ、前後方向は略水平状
態に外葉保持プレート7を上下移動自在に設け、又、上
下移動、及び左右移動自在に外葉引上げローラ装置6等
を設けた構成である。白菜(イ)の引き上げられた外葉
(ロ)で包み込んだ結球部の外葉(ロ)の外周部を結束
する結束装置23を自重により上下移動自在に設けた構
成である。外葉引上げローラ装置6等の上部に結束装置
23を位置させて設けた構成であると共に、外葉引上げ
ローラ装置6等の上昇に連動して、結束装置23は下降
する構成であり、又、外葉引上げローラ装置6等の下降
に連動して、結束装置23は上昇する構成である。
【0025】前記外葉引上げプレート3から白菜(イ)
の外葉(ロ)を引継ぎして、外葉引上げローラ装置6へ
と受渡しする外葉保持プレート7を設けたことにより、
この外葉保持プレート7で保持された外葉(ロ)を傷つ
けることなく、外葉引上げローラ装置6へ受け渡しが可
能であり、又、確実に外葉(ロ)の下方へこの外葉引上
げローラ装置6を進入させることができる構成である。
【0026】前記外葉引上げローラ装置6と外葉保持プ
レート7とは、箱体11内に上下移動自在に設けた上下
移動枠24内へ設けた構成である。前記走行車台2の箱
体11の左右両側には、図1で示す如く作動用支持杆1
6を設け、この作動用支持杆16の内側面に設けた中支
持メタル14aと後支持メタル15aとは、中主柱14
と後主柱15とへ個別に挿入して、この作動用支持杆1
6を該中・後支持メタル14a,15aを介して上下移
動自在に装着して設けた構成である。
【0027】左右両側の前記作動用支持杆16、16間
で後端部近傍には、図1、図2、及び図8で示す如く外
葉引上げローラ装置6と、外葉保持プレート7とを白菜
(イ)に対して上下移動させるときの上方、又は下方へ
操作するときに把持する上下操作把持杆17を固着した
構成である。又、上下操作把持杆17の所定位置前方部
には、外葉引上げローラ装置6の左・右引上げローラ4
a,4bを白菜(イ)に対して左右移動、及び前・後引
上げローラ5a,5bを左右移動、及び開閉作動させる
ときに、回動操作する平面視コ字形状の回動レバー18
を回動自在に軸支した構成である。
【0028】前記左右両側のL字形状の外葉保持プレー
ト7の外側面には、図1で示す如くプレート支持メタル
19を上下に所定間隔を設けて、ボルト、及びナットで
装着した構成であり、この上下のプレート支持メタル1
9は中主柱14へ挿入して支持させた構成である。上下
移動枠24に設けたこの外葉保持プレート7は、この上
下移動枠24と共に、上下移動する構成である。
【0029】前記走行車台2の箱体11の天枠部材11
aには、図8で示す如く前後方向には、所定間隔に支持
棒20を固着して設け、この支持棒20には、上下方向
に所定間隔に調節用孔20aを複数個設けると共に、調
節板21を挿入して、所定位置の調節用孔20aへ固定
用ピン20bを挿入して支持させた構成である。この固
定用ピン20bの挿入位置により、外葉引上げローラ装
置6等の上下方向の装着位置を畦の高さにより変更でき
る構成である。
【0030】前記外葉引上げローラ装置6等を畦の高さ
により、変更できることにより、この外葉引上げローラ
装置6を白菜(イ)の植付位置と略同じ位置へ進入させ
ることができる。又、白菜(イ)間の外葉(ロ)の下方
へ外葉引上げローラ装置6を進入させるときには、畦の
上側面すれすれに進入させる必要があるが、これが上下
高さ位置調節できることにより、可能とした構成であ
る。
【0031】前記調節板21の下側面には、滑車支持板
21aを固着して設け、この滑車支持板21aへ滑車2
1bを回転自在に軸支した構成である。この滑車21b
には、ワイヤー22を掛け渡し、このワイヤー22の一
方側の端部は、作動用支持杆16に固着した支持ピン1
6aへ挿入して支持すると共に、他方側の端部は、上下
移動枠24の上部に設けた支持ピン24bへ挿入して支
持する構成である。
【0032】前記作動用支持杆16の上下操作把持杆1
7の上下操作に連動して、ワイヤー22で左右両側の外
葉保持プレート7、及び外葉引上げローラ装置6等は上
下移動枠24を介して上下移動する構成である。この上
下操作把持杆17を下方への下げ操作により、外葉引上
げローラ装置6等は上昇し、この上昇に連動して結束装
置23は下降する構成である。又、上方への上げ操作に
より、上記とは逆方向へ作動する構成である。
【0033】前記外葉引上げローラ装置6の左・右引上
げローラ4a,4bの左右方向への移動構成は、図4〜
図6で示す如く上下移動自在な上下移動枠24の後枠2
4aに左右方向所定間隔に回動自在に下支持杆25を支
持ピン25aで支持して設け、この下支持杆25の下部
には、L字形状の支持板26を設け、この支持板26の
垂直面部の下端部で略中央部の前後方向に所定長さの切
欠溝26aを設けた構成である。
【0034】前記支持板26の垂直面部には、L字形状
の受板26bを前後方向に所定間隔でボルト、及びナッ
ト等で装着して設けた構成である。この受板26bの先
端部には、挿入孔26cを設け、この受板26b,26
b間で、この挿入孔26cには、左・右引上げローラ4
a,4bを挿入して軸支した構成であり、回動レバー1
8の操作により、左右移動自在な構成である。この左・
右引上げローラ4a,4bはローラ軸4cに回転自在で
樹脂材、又はゴム材等よりなり、摩擦抵抗の大きい材料
で形成したローラ4dを軸支した構成である。又、これ
ら左・右引上げローラ4a,4bのローラ軸4cのロー
ラ4dは外葉(ロ)を引き上げのときは、滑ることな
く、常に外葉(ロ)の表面部を回転しながら上下移動す
る構成である。又、回動レバー18の操作により、左・
右引上げローラ4a,4b間の間隔は、白菜(イ)の外
径(D)の大小により、可変することができる構成であ
り、白菜(イ)は外葉(ロ)で包み込まれた結球部を傷
つけない構成である。この傷つけないのは、後逑するス
プリング32bの弾発力が弱くなった所で保持される構
成であることによる。
【0035】前記外葉引上げローラ装置6は左右両側で
前後両側に設けた前・後引上げローラ5a,5bの前後
方向、及び左右方向への移動構成は、図3〜図6で示す
如く左右両側の外葉保持プレート7の下側面には、支持
板27を固着して設け、この支持板27の内側には、L
字形状の受板28の垂直面部をボルト、及びナット等で
装着した構成である。この受板28の内側端部の前後両
側には、略へ字形状の回動溝28aを設けた構成であ
る。
【0036】前記左右両側の支持板26下側面部の略中
央部の前後方向に所定間隔を設けて支持軸29を固着し
て設け、前後両側のこの支持軸29には、回動アーム3
0aを固着した回動ボス30を回動自在に挿入して軸支
し、回動アーム30aの先端部には、案内ピン30bを
固着して設け、この案内ピン30bを受板28の回動溝
28aへ挿入した構成である。
【0037】前記各回動ボス30には、図6で示す如く
前・後引上げローラ5a,5bを装着した構成である。
この前・後引上ローラ5a,5bはローラ軸5cに回転
自在に樹脂材、又はゴム材等よりなり、摩擦抵抗の大き
い材料で形成したローラ5dを軸支した構成である。
又、これら左右両側の前・後引上ローラ5a,5bのロ
ーラ軸5cのローラ5dは外葉(ロ)を引き上げるとき
は、滑ることなく、常に外葉(ロ)の表面部を回転しな
がら上下移動する構成である。又、回動レバー18の操
作により、前・後引上げローラ5a,5b間の間隔は、
白菜(イ)の外径(D)の大小により、可変することが
できる構成であり、白菜(イ)は外葉(ロ)で包み込ま
れた結球部を傷つけない構成である。この傷つけないの
は、回動レバー18の操作に連動して、後逑するスプリ
ング32bの弾発力が順次弱くなって、保持される構成
によるものである。
【0038】前記各回動ボス30には、図6で示す如く
前・後引上げローラ5a,5bを装着した構成である。
この前・後引上ローラ5a,5bはローラ軸5cに回転
自在に樹脂材、又はゴム材等よりなり、摩擦抵抗の大き
い材料で形成したローラ5dを軸支した構成である。
又、このローラ軸5cにローラ5dを固着して、このロ
ーラ軸5cを回転自在に各回動ボス30で軸支する構成
とするもよい。
【0039】前記左右両側の前・後引上げローラ5a,
5bは、図5で示す如く、例えば、平面視左側の前引上
げローラ5aの上下方向の高さ位置は下部に位置させる
と共に、右側の前引上げローラ5aの上下方向の高さ位
置は上部に位置させた構成である。又、左側の後引上げ
ローラ5bの上下方向の高さ位置は上部に位置させると
共に、右側の後引上げローラ5bの上下方向の高さ位置
は下部に位置させ、白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げ
状態の閉状態に操作されたときは、これら前引上げロー
ラ5a,5aは上下に重合状態になると共に、後引上げ
ローラ5b,5bも上下に重合状態になる構成である。
【0040】前記左右両側の前・後引上げローラ5a,
5a,5b,5bが重合状態になったときには、隙間は
最小隙間として、外葉(ロ)を引き上げるときに、この
外葉(ロ)が隙間からはみださない構成である。又、こ
れら前引上げローラ5a,5aと、後引上げローラ5
b,5bと、左・右引上げローラ4a,4bとで白菜
(イ)を包み込む状態になって外葉(ロ)を引上げる構
成である。
【0041】前記左右両側の前・後引上げローラ5a,
5bは、前側の左右と後側の左右とは、上下逆に重合状
態に装着した構成である。これにより、左右の前記前引
上げローラ5a,5a、及び左右の後引上げローラ5
b,5b間の隙間が最小隙間であることによって、包み
込まれた外葉(ロ)は全て適正状態に引き上げることが
できると共に、隙間から外葉(ロ)がはみ出すことな
く、このために、結束が容易で安定する。
【0042】左右両側の前記下支持杆25には、図2、
図5、及び図7で示す如く互いに反対方向の上部へ傾斜
する上支持杆31を設け、この上支持杆31の上端部近
傍には、上下移動枠24の後枠24aの上側面に固着し
たスプリング受板32に基部を装着したスプリング受軸
32aを挿入して支持させた構成であり、このスプリン
グ受軸32aの外周部には、弾発するスプリング32b
を設けた構成であり、スプリング受軸32aの先端部は
抜け止めを施した構成である。
【0043】前記スプリング受板32には、上支持杆3
1を回動させて、この上支持杆31を装着した下支持杆
25を介して、左・右引上げローラ4a,4bを左右移
動、及び左右両側の前・後引上げローラ5a,5bを左
右移動させると共に、開閉操作するワイヤー33の一端
部側を装着した構成であり、このワイヤー33は上支持
杆31へ貫通させて、この上支持杆31を回動させる状
態に装着した構成であると共に、他方側端部は作動用支
持杆16の回動レバー18に固着して設けた取付レバー
18aの先端部に装着した構成である。
【0044】前記回動レバー18の回動操作により、取
付レバー18aとワイヤー33とにより、上・下支持杆
31、25を介して外葉引上げローラ装置6の左・右引
上げローラ4a,4bが左右移動する構成であり、白菜
(イ)の両サイドから挟み込んで白菜(イ)の外葉
(ロ)の下方へ進入する構成である。又、左右両側の後
引上げローラ5a,5bは受板28の回動溝28aに沿
って回動ボス30の回動アーム30aの案内ピン30b
が案内され、左右移動すると共に、開閉作動する構成で
ある。この外葉引上げローラ装着6のみが左右移動する
構成であり、又、これら左・右引上げローラ4a,4b
と左右両側の前・後引上げローラ5a,5bとを閉状態
に操作したときには、白菜(イ)の結球部を包み込む状
態に平面視略六角形状が形成される構成である。又、移
動時の開状態に操作したときには、前・後引上げローラ
5a,5bは左・右引上げローラ4a,4bと同時に最
外側へ移動すると共に、この前・後引上げローラ5a,
5bはこの左・右引上げローラ4a,4bの前後両側へ
平面視略直線上に配設した構成であり、移動のときに
は、この前・後引上げローラ5a,5bが外葉(ロ)に
接触して障害にならない構成である。白菜(イ)の結球
方向へのアプローチと同時に、結球部を包み込む状態に
外葉引上げローラ装置6が作動する構成である。
【0045】前記回動レバー18が回動操作され、外葉
引上げローラ装置6の左・右引上げローラ4a,4bが
最外側へ移動され、左右両側の前・後引上げローラ5
a,5bが最外側へ移動されると共に、平面視前後方向
に略直線上に配設されているときは、スプリング受軸3
2aに設けたスプリング32bは最圧縮状態に操作され
た状態である。又、これら各ローラ4a,4b,5a,
5bが白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げ状態に、回動
レバー18を回動操作したときには、スプリング32b
の圧縮は白菜(イ)の外径により、順次圧縮(弾発)が
解除する構成であり、スプリング32bの弾発力が順次
弱くなることより、白菜(イ)の結球部を傷つけない構
成である。32cは弾発するスプリングであり、このス
プリング32cで下支持杆25を内側へ向けて押圧する
構成である。
【0046】前記作動用支持杆16の上下操作把持杆1
7の操作により、外葉引上げローラ装置6の左・右引上
げローラ4a,4bと、左右両側の前・後引上げローラ
5a,5bとは、白菜(イ)の外葉(ロ)を結束装置2
3が停止したこの結束装置23の近傍で白菜(イ)の上
端部近傍まで引き上げる構成である。
【0047】前記外葉引上げローラ装置6のみを左右移
動する構成としたことにより、外葉保持プレート7によ
って保持された白菜(イ)の外葉(ロ)を傷つけること
なく、この外葉引上げローラ装置6で受け取って外葉
(ロ)を引き上げることができる。
【0048】前記外葉引上げローラ装置6は白菜(イ)
の上端部近傍まで引き上げる構成としたことにより、各
ローラ4a,4b,5a,5bが外葉(ロ)の表面部を
転がりながら上昇移動することにより、外葉(ロ)を傷
つけることがない構成である。
【0049】前記外葉引上げローラ装置6は白菜(イ)
の両サイドから挟み込んで外葉(ロ)の下方へ進入させ
る構成としたことにより、白菜(イ)間にある外葉
(ロ)は、隣接する白菜(イ)の外葉(ロ)と重なり合
っているために、白菜(イ)間方向から外葉(ロ)下方
へ、この外葉引上げローラ装置6の前・後引上ローラ5
a,5bを進入させることはできないが、畦溝側から左
・右引上げローラ4a,4bを進入させれば、白菜
(イ)間の外葉(ロ)についても、該前・後引上げロー
ラ5a,5bを進入させることが可能となり、よく多く
の外葉(ロ)を引き上げて結束することができる。
【0050】前記外葉引上げローラ装置6の各ローラ4
a,4b,5a,5bで白菜(イ)の結球部を包み込む
状態に構成したことにより、畦溝側の外葉(ロ)だけで
はなく、白菜(イ)間の外葉(ロ)も引き上げることが
できる。又、より多くの外葉(ロ)を引き上げてから結
束することにより、凍霜害防止の効力を拡大することが
できる。
【0051】前記外葉引上げローラ装置6の各ローラ4
a,4b,5a,5bは、移動時は最外側へ移動すると
共に、平面視略直線上に配設されることにより、移動の
ときに、外葉(ロ)の障害にならない。前記外葉引上げ
ローラ装置6を畦上側面で、白菜(イ)の外葉(ロ)下
側面への進入が終了すると、走行車台2の左右両側に設
けた移動用ハンドル12を上下操作し、この走行車台2
を振動させて、外葉引上げローラ装置6を適正位置へ移
動させる構成である。
【0052】前記外葉引上げローラ装置6は結束装置2
3が所定位置まで下降移動して停止すると、この外葉引
上げローラ装置6の上昇移動も停止する構成である。
又、この外葉引上げローラ装置6の左・右引上げローラ
4a,4b、及び前・後引上げローラ5a,5bは白菜
(イ)の外径によって、左右移動と開閉移動の相互の関
係位置を可変できる構成である。
【0053】これにより、前記走行車台2が振動され
て、外葉引上げローラ装置6が確実に白菜(イ)の外葉
(ロ)の下側へ進入することにより、より多くの外葉
(ロ)を引上げることができる。前記結束装置23は、
図1、図2、図8、及び図9で示す如く上下移動自在な
箱形状の結束箱体34の外側に設けた外支持板34aの
外側面には、前支持メタル13aを上下にボルト、及び
ナット等で装着して設け、この各前支持メタル13aを
前主柱13へ挿入して、この結束装置34を上下移動自
在に支持した構成である。この外支持板34aとこの結
束箱体34とは、連結板34bで接続した構成である。
又、この結束箱体34の前板と走行車台2の天枠との間
には、この結束箱体34を吊り下げ状態に支持するスプ
リング(図示せず)を所定間隔で左右に設けた構成であ
る。
【0054】前記スプリング(図示せず)を設けたこと
により、結束装置23をこのスプリングで吊り下げて、
この結束装置23の位置が低い位置ほど上方へ引き上げ
られる張力を大にし、途中で張力と結束装置23の自重
による自力とが釣り合わずに、可動最下部位置まで下げ
られるような構成である。
【0055】これにより、前記結束装置23が低い位置
まで下降するような小さい白菜(イ)には、この結束装
置23の自重は直接かからない。白菜(イ)が小さいほ
ど結束装置23が低い位置まで下り、スプリングの張力
が大きくなることにより、この結束装置23による白菜
(イ)にかかる下向きの力は小さくなり、白菜(イ)を
傷つけることがなくなる。
【0056】前記外支持板34aの上端部には、作動用
支持杆16の前端部のL字形状の取付部16bに設けた
挿入孔16cを前主柱13へ挿入すると共に、この取付
部16bを接続させた構成である。この作動用支持杆1
6の上下操作把持杆17の上下移動操作により、外葉引
上げローラ装置6等の上下移動に連動して、この外葉引
上げローラ装置6とは、反対方向へ結束装置23部が上
下移動自在な構成である。
【0057】前記外葉引上げローラ装置6、及び外葉保
持プレート7等が上下操作把持杆17の操作により、上
昇作動されて、この操作、及び上昇作動に連動して、結
束装置23は自重で下降作動され、後逑する弾発具42
が白菜(イ)の上端部へ接触すると停止させる構成であ
る。
【0058】前記上下操作把持杆17の操作により、結
束装置23と、外葉引上げローラ装置6、及び外葉保持
プレート7等との両者を互いに反対方向へ同時に移動す
る構成である。例えば、該結束装置23が上昇移動する
と、外葉引上げローラ装置6、及び外葉保持プレート7
等は下降移動する構成である。又、結束装置23が下降
移動すると、外葉引上げローラ装置6、及び外葉保持プ
レート7等は上昇移動する構成である。
【0059】これにより、前記結束装置23と、外葉引
上げローラ装置6、及び外葉保持プレート7等との両者
は互いに反対方向へ同時に移動することにより、操作が
簡単であると共に、容易である。前記結束装置23は、
クリップ35と、このクリップ35を挿入供給するクリ
ップホルダ装置36と、挿入されたクリップ35を1個
保持する保持装置37と、このクリップ35を下部へ下
降する下降装置38と、これら保持装置37と下降装置
38とを回転駆動させる伝動機構39と、この伝動機構
39を回転駆動する回転ハンドル40と、引き上げられ
た白菜(イ)の外葉(ロ)を保持する外葉保持円筒47
等よりなる構成である。
【0060】前記クリップ35は、図1、図2、図8及
び図9で示す如く、例えば、弾発する樹脂材のパイプ形
状材を輪切りして、リンク形状に形成すると共に、円周
の1箇所には、上下方向に切断した切断部35aを設け
ると共に、円周3箇所の下側面には、所定幅で所定深さ
の切欠部35bを設け、クリップ35の内径(D1)部
は、白菜(イ)の結球部の外径(D)と略同じ径に拡大
形成する構成であり、このクリップ35は簡単な形状で
確実に結束でき、更に安価にした構成である。
【0061】前記結束箱体34の一方側の所定位置に
は、図2及び図9で示す如く中支持板34cを固着して
設けた構成であり、この中支持板34cの上部には、上
部軸39a回転自在に設けると共に、結束箱体34の底
板の前方中央部近傍と、この中央部近傍から円形状で略
90度後方位置の左右両側との3箇所に、各伝動ケース
41を設け、略中央部の伝動ケース41と左側の伝動ケ
ース41に設けた支持メタル41aとで下部軸39bを
軸支した構成である。これら上部軸39aで軸支した上
プーリ39cと、下部軸39bで軸支した下プーリ39
dとには、ベルト39eを掛け渡した構成である。又、
上部軸39aの中支持板34cの内側部には、この上部
軸39aを回転駆動させて、ベルト39eを回転駆動す
る回転ハンドル40を装着した構成である。
【0062】前記クリップホルダ装置36は、クリップ
35を支持する支持部と、支持したこのクリップ35は
下降しながら径大になる拡大部とよりなり、図2、及び
図9で示す如く支持部は円形状の上支持板36aと下支
持板36bとは、挿入供給したクリップ35のずれを防
止するために、略垂直状態に複数個の接続板36cで接
続した構成であり、後側に設けた接続板36cを結束箱
体34の後板内側面へ装着して、このクリップホルダ装
置36を片持ち支持とした構成である。このクリップホ
ルダ装置36の支持部へ手動で該クリップ35を挿入供
給する構成である。この後側の接続板36c部へクリッ
プ35の切断部35a部を挿入する。下支持板36bの
下側面には、樹脂材等よりなるクッション材の弾発具4
2を装着した構成である。作動用支持杆16の上下操作
把持杆17を上げ操作により、結束装置23が下降し
て、この弾発具42が白菜(イ)の上端部面へ当接する
と下降操作を停止する構成である。
【0063】前記結束装置23は下降移動して、白菜
(イ)の上端部面へ接触すると、この結束装置23の下
降移動を停止し、下降移動を規正する構成として、この
結束装置23と、外葉引上げローラ装置6等との関係を
常に一定に保持した構成である。
【0064】これにより、白菜(イ)の結束位置は常に
一定位置が結束できる。又、クリップホルダ装置36の
上・下支持板36a,36bを接続させる接続板36c
を略垂直状態に設けたことにより、このクリップホルダ
装置36へ挿入供給したクリップ35のずれを最小限に
することができると共に、クリップ35を一個ずつに分
離する精度を向上させることができる。
【0065】前記クリップホルダ装置36の下支持板3
6bには、図1で示す如く下部外側へ傾斜して、クリッ
プ35を径大とする径大部は、丸棒材等よりなる径大支
持棒36dを複数本設けた構成である。この各拡大支持
棒36d部をクリップ35が下降するときに、このクリ
ップ35の切断部35aが広げられて、径大になる構成
である。この径大となったクリップ35は各拡大支持棒
36dの下端部で白菜(イ)の結球部の頭部(ハ)を結
束する構成である。
【0066】これにより、白菜(イ)の結球部を前記ク
リップ35で確実に結束することができる。又、クリッ
プ35で白菜(イ)を外葉(ロ)と共に結束できる。更
にこのクリップ35を下方へ移動させるだけで結束する
ことができる。前記結束装置23のクリップホルダ装置
36の下支持板36bの下側面で、拡大部の各拡大支持
棒36d部の内径部には、白菜(イ)の外葉(ロ)が引
き上げれたこの外葉(ロ)の上端部側を円錐形状の外葉
保持円筒47内へ保持すべく設けた構成である。この外
葉保持円筒47で保持された下側位置をクリップ35で
結束する構成である。白菜(イ)の外葉(ロ)は品種に
よって、先端部が外側へ大きく曲っていることがある
が、この曲った外葉(ロ)の先端部は、外葉保持円筒4
7によって規制することができて、確実な結束が行われ
る構成である。
【0067】前記クリップホルダ装置36のクリップ3
5の切断部35aが位置する近傍の拡大支持棒36dの
下端部は、下部から所定長さ切断し、其の他の拡大支持
棒36dより、全長を短くして、クリップ35の落下を
均等にする構成である。これにより、前記クリップ35
を後記する下降装置38で下降させて、拡大支持棒36
d部から落下させるときに、このクリップ35を均等に
落下させることができて、白菜(イ)の外葉(ロ)の外
周部を確実に結束することができ、霜による被害を少な
くすることができる。
【0068】前記保持装置37は、図9で示す如く上下
に所定間隔を設けて、半円形状の上・下支持板37a,
37bを180度ずらせ、更に、この上・下支持板37
a,37b間の間隔はクリップ35の上下方向の全幅よ
り、若干せまくして回転軸37cへ固着して設けた構成
である。この上・下支持板37a,37bでクリップ3
5の各切欠部35bを受ける構成である。この保持装置
37は前部中央部と、この中央部から円形状で略90度
後方位置の左右両側との3箇所に設けた構成である。こ
れら上・下支持板37a,37bはクリップホルダ装置
36の支持部に保持されたクリップ35の下側へ回動進
入自在に設けた構成である。上・下支持板37a,37
bでクリップ35の切欠部35bを受ける構成である。
【0069】これにより、前記保持装置37の上・下支
持板37a,37bは、クリップホルダ装置36に支持
したクリップ35の下側へ回動進入することにより、こ
のクリップ35の分離と保持とが確実で簡単に行うこと
ができる。又、上側の半円形状の上支持板37aで、ク
リップホルダ装置36内に支持したクリップ35を下方
に落ちないように支持しながら、下支持板37bで支持
していたクリップ35を解放(下部へ落下)すること
で、確実にクリップ35は1個だけを下方に移動させる
ことができる。
【0070】前記中央部の保持装置37の回転軸37c
の下端部には、ギヤー43aを軸支して設け、下部軸3
9bには、このギヤー43aと噛合して、中央部の保持
装置37を回転駆動するギヤー43bを軸支して設け、
中央部のこの保持装置37を回転駆動する構成である。
下部軸39bの左右両側には、ギヤー44を軸支して設
け、このギヤー44と、左・右両側の伝動ケース41に
軸支して設けたケース軸45の前端部に軸支して設けた
ギヤー45aとは、噛合する構成である。各ケース軸4
5の後端部に軸支して設けたギヤー45bと、左右両側
の保持装置37の各回転軸37cのギヤー43aと噛合
する構成であり、左右両側の保持装置37を回転駆動す
る構成である。
【0071】前記保持装置37の上支持板37aの回転
駆動により、クリップホルダ装置36の支持部の最下端
部に支持されたクリップ35を受けて保持し、更に回転
駆動により、上支持板37a上のクリップ35は下支持
板37b上へ落下供給されて引継ぎされ、更に回転駆動
により、下支持板37b上の該クリップ35は、クリッ
プホルダ装置36の拡大部である各拡大支持棒36dの
外周部へ落下供給されると共に、上支持板37aで最下
端部に支持したクリップ35を受けて保持する構成であ
る。
【0072】前記下降装置38は、図8、及び図9で示
す如く前側の略中央部近傍に設けた構成であり、この下
降装置38は、下部軸39bに軸支して設けた上スプロ
ケット38aと、中央部の伝動ケース41に回転自在に
軸支した下降軸46に軸支して設けた下スプロケット4
6aとには、引下げ具38cを所定間隔に装着したチエ
ン38bを掛け渡した構成である。
【0073】前記チエン38bの回転駆動により、クリ
ップホルダ装置36の拡大部の各拡大支持棒36dの外
周部の上方部に支持されたクリップ35は、このチエン
38bの引下げ具38cにより、下方へ引き下げられて
落下し、外葉(ロ)を引き上げ済みの白菜(イ)結球部
の外葉(ロ)の外周部を、このクリップ35で結束する
構成である。
【0074】前記外葉保持プレート7と、外葉引上げロ
ーラ装置6とで白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げると
共に、結束装置23の弾発具42が白菜(イ)の上端部
面に当接すると、この結束装置23の下降を停止すると
共に、外葉引上げローラ装置6等の上昇を停止し、結束
装置23の回転ハンドル40を回動操作すると、クリッ
プホルダ装置36へ手動で挿入して保持したクリップ3
5は、保持装置37の回転駆動により、このクリップ3
5を1個受けて支持すると共に、この保持装置37の下
部の各拡大支持棒36dの外周部へ落下供給され、この
各拡大支持棒36dの上部に支持されたクリップ35
は、下降装置38の回転駆動により、この各拡大支持棒
36d部を下降して落下し、外葉(ロ)の引き上げが終
了して、この外葉(ロ)を外葉保持円筒47で外葉
(ロ)の先端部を保持した白菜(イ)結球部の外葉
(ロ)の外周部を結束する構成である。
【0075】前記結球野菜結束機1から結束装置23を
取り外して、白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げする結
球野菜引上機48は、図10で示す如く、左右両側の前
部より、白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げる順次外葉
引上げプレート3と、外葉保持プレート7と、外葉引上
げローラ装置6等を設けると共に、これら外葉保持プレ
ート7、及び外葉引上げローラ装置6は上下移動自在な
構成であり、上昇によって外葉(ロ)を更に引き上げる
構成であり、この引き上げられた外葉(ロ)で、白菜
(イ)の結球部が包み込まれ、包み込まれた結球部の外
葉(ロ)の外周部を作業者が、紐、葉、クリップ、テー
プ、及びゴム輪等のいずれかによって、結束する構成で
ある。
【0076】前記結球野菜引上機48の走行車台49の
後部には、図10で示す如く作業者用の椅子50を設け
ると共に、この椅子50の前方部には、作業者の胸を受
ける胸受具50aを設けた構成である。これにより、白
菜(イ)の結束作業において、一番大変な作業である。
外葉(ロ)の引き上げ作業のみ機械化し、結束作業は作
業者によって行い。結束材料、及び結束方法は作業者が
適宜に決定できる。又、結束作業で無理な姿勢での作業
が椅子50、及び胸受具50a等で緩和することができ
る。
【0077】前記椅子50は、図10で示す如く斜め上
方へ傾けて走行車台49へ装着した構成とし、結束する
ときに、作業者は椅子50の谷部で作業姿勢を持つ構成
であり、又、椅子50の傾きは、走行車台49の前輪8
が後輪9を中心として持ち上げられたときに、作業者が
容易に脱出できる構成である。
【0078】これにより、前記走行車台2を旋回時な
ど、作業者が容易に脱出できる。又、無理な姿勢での作
業が緩和される。前記走行車台49の後輪9の後部に
は、図11、図12で示す如く、この後輪9をカバーす
べくU字形状の後輪ステップ50bを走行車台49の後
部へ固着した構成である。
【0079】これにより、足で前記後輪ステップ50b
を押し下げ操作することにより、後輪9を支点として前
輪8が持ち上り、容易に旋回することができる。又、足
で体重を掛けることができて、旋回が容易であり、作業
能率を向上させることができる。
【0080】前記走行車台49の左右両側には、図13
で示す如くこの走行車台49の内側から作業者が把持で
きる把持具51を設けた構成である。これにより、作業
者が白菜(イ)を結束作業中に、次の白菜(イ)の位置
へ移動するときに、前記把持具51,51を握ること
で、足のけり出しによる推進力を走行車台49へ効率よ
く伝えることができて、作業能率の向上、及び移動のと
きに、作業者の姿勢を安定させることができる。
【0081】前記走行車台49の左右両側には、図14
で示す如くこの走行車台49の内側から作業者の手
(腕)を置く手乗台51aを設けた構成である。これに
より、作業者が白菜(イ)を結束作業中に、手(腕)を
置く手乗台51aを設けたことにより、腕を支えながら
結束作業を行うことができて、無理な姿勢での作業が緩
和されると共に、次の白菜(イ)へ移動するときに、手
(腕)を手乗台51aへ置けることにより、楽である。
【0082】前記走行車台49の後部に設けた作業者用
の椅子50は、図15で示す如く走行車台49の後部の
受枠49aへ左右移動自在に支持して設けた構成であ
り、又、所定の左右位置へ停止可能な構成であると共
に、受枠49aへ上下移動自在に設けた構成であり、
又、所定の上下位置へ停止可能な構成である。
【0083】これにより、作業者の作業姿勢により、前
記椅子50を左右及び上下方向いずれかの位置へ移動さ
せて停止させることにより、作業能率の向上を図ること
ができる。前記走行車台49の前部には、図10で示す
如く結束材料である紐、藁、クリップ、テープ、及びゴ
ム輪等を掛けて保持する複数個の保持具52を固着して
設けた構成である。
【0084】これにより、作業姿勢から前方へ腕を伸ば
すことで、次の作業に必要な結束材料を容易に用意する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 結球野菜結束機の全体側面図
【図2】 結球野菜結束機の全体背面図
【図3】 結球野菜結束機の下部の拡大側面図
【図4】 外葉引上げローラ装置部の拡大平面図
【図5】 外葉引上げローラ装置部の拡大背面図
【図6】 外葉引上げローラ装置部の拡大側面斜視図
【図7】 結球野菜結束機の下部の拡大背面図
【図8】 結球野菜結束機の上部の拡大側面図
【図9】 結束装置部の拡大正面斜視図
【図10】 他の実施例を示す図で、結球野菜引上機の
椅子、及び胸受具部の拡大側面斜視図
【図11】 他の実施例を示す図で、結球野菜引上機の
後輪ステップ部の拡大側面斜視図
【図12】 他の実施例を示す図で、結球野菜引上機の
後輪ステップ部の拡大背面図
【図13】 他の実施例を示す図で、結球野菜引上機の
把持具部の拡大側面斜視図
【図14】 他の実施例を示す図で、結球野菜引上機の
手乗台部の拡大側面斜視図
【図15】 他の実施例を示す図で、結球野菜引上機の
椅子、及び胸受具の移動部の拡大側面斜視図
【符号の説明】
2 走行車台 3 外葉引上プレート 4a 左引上げローラ 4b 右引上げローラ 5a 前引上げローラ 5b 後引上げローラ 6 外葉引上げローラ装置 7 外葉保持プレート 17 上下操作把持杆 23 結束装置 イ 結球野菜(人参) ロ 外葉 D 外径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 智彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 Fターム(参考) 2B022 EB10 2B075 GA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動用車両の走行車台2に結球野菜
    (イ)の外葉(ロ)を引き上げる外葉引上げローラ装置
    6と、結球野菜(イ)を結束する結束装置23とを設け
    たことを特徴とする結球野菜結束機。
  2. 【請求項2】 前記外葉引上げローラ装置6は、結球野
    菜(イ)の外周を囲むように配置された複数個のローラ
    5a,5b,4a,4bを備え、これらのローラは、結
    球野菜(イ)の外葉(ロ)の表面部を回転しながら上下
    移動自在に構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    結球野菜結束機。
  3. 【請求項3】 前記外葉引上げローラ装置6の前方に外
    葉引上げプレート3を設け、該外葉引上げプレート3か
    ら外葉(ロ)を引継ぎ外葉引上げローラ装置6へ受渡し
    する外葉保持プレート7を左右両側に設けるにあたり、
    該外葉保持プレート7は、外葉引上げプレート3の後側
    に設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記
    載の結球野菜収穫機。
  4. 【請求項4】 前記外葉引上げローラ装置6及び結束装
    置23を上下移動操作する上下操作把持杆17を設け、
    該上下操作把持杆17の操作で外葉引上げローラ装置6
    が結球野菜(イ)の外葉(ロ)を包み込みながら上昇
    し、該外葉引上げローラ装置6の上昇に関連して結束装
    置23は下降すべく構成すると共に、前記結束装置23
    が結球野菜(イ)の上端部へ接触することによって結束
    装置23の下降移動を阻止すべく構成したことを特徴と
    する請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載の結
    球野菜結束機。
  5. 【請求項5】 外葉(ロ)を引き上げて結球野菜(イ)
    を包み込む状態に作動させるときには、結球野菜(イ)
    の外周に接しながら回動して外葉(ロ)を引き上げる複
    数個の外葉引き上げローラ5a,5b,4a,4bの内
    径は、結球野菜(イ)の外径に応じて可変となるよう構
    成したことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は
    請求項3、又は請求項4に記載の結球野菜結束機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7384348B2 (ja) 2020-03-16 2023-11-21 東洋精機株式会社 野菜結束装置

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