JP2004208517A - 結球野菜結束機 - Google Patents

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Hiromichi Kawaguchi
川口  弘道
Kenji Yoshinari
賢治 吉成
Minoru Matsuoka
実 松岡
Eiichiro Kinoshita
木下  栄一郎
Kosen Kamiya
弘践 上谷
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【目的】結球野菜の背丈が異なる場合でも、適確な個所で結束できるようにする。
【構成】結球野菜(イ)が植生する畝をまたいで移動可能な移動用車両に、結球野菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げる外葉引上げ装置5と、外葉(ロ)が引き上げられた結球野菜(イ)の外周部に結束部材7を巻き付ける巻付装置9を設けた結球野菜結束機において、結球野菜(イ)の高さを検出する検出手段7を設け、該検出手段7の検出結果に基づいて巻付装置9の上下位置を変更して結束位置を制御する制御装置15を設けた構成とする。
【選択図】図16

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、白菜などの結球野菜の外葉を引き上げてその外周部を結束する結球野菜結束機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、越冬白菜は、収穫前に霜による被害を受けないよう、広がった外葉を引き上げて、その外周部を藁や紐等で結束し、結球部を外葉で包み込んで保護するようにしていた。この作業の省力化を図るため、近年、その作業の機械化について研究が開始され、例えば、下記特許文献1に記載されているような結球野菜結束機が提案されている。当該文献に記載される結球野菜結束機は、結球野菜が植生する畝をまたいで移動可能な移動用車両に、結球野菜の外葉を引き上げる外葉引上げ装置と、外葉が引き上げられた結球野菜の外周部にテープ等の結束部材を掛けて結束する結束装置を設けた構成としたものである。
【0003】
【特許文献1】特開2002−125465号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の結球野菜結束機は、結束装置による結束位置が機体に対して設定位置に固定されていたので、結球野菜の背丈が異なると野菜に対する結束位置が上下にずれて、適確な結束が行えない場合があった。そこで、本発明は、結球野菜の背丈が異なる場合でも、適確な個所で結束できるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、結球野菜(イ)が植生する畝をまたいで移動可能な移動用車両に、結球野菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げる外葉引上げ装置5と、外葉(ロ)が引き上げられた結球野菜(イ)の外周部に結束部材7を巻き付ける巻付装置9を設けた結球野菜結束機において、結球野菜(イ)の高さを検出する検出手段7を設け、該検出手段7の検出結果に基づいて巻付装置9の上下位置を変更して結束位置を制御する制御装置15を設けたことを特徴とする結球野菜結束機としたものである。
【0006】
【作用】
請求項1記載の発明は、移動用車両を、結球野菜(イ)が植生する畝をまたがせて移動させる。結束対象となる結球野菜(イ)の位置に機体を移動させ、外葉引上げ装置5により、結球野菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げ、そして、巻付装置9により、外葉(ロ)が引き上げられた結球野菜(イ)の外周部に結束部材7を巻き付けて結束する。このとき、検出手段7により結球野菜(イ)の高さが検出され、この検出結果に基づいて制御装置15が巻付装置9の上下位置を変更して結束位置を制御する。
【0007】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、上記のように構成したものなので、結球野菜の頂部側個所を基準として結束位置が制御されるので、結球野菜の背丈が異なる場合でも、適確な個所で結束できるようになり、結束作業の精度向上が図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図面に示した結球野菜結束機1は、結球野菜(イ)が植生する畝をまたいで移動可能な移動用車両に、結球野菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げる外葉引上げ装置5と、外葉(ロ)が引き上げられた結球野菜(イ)の外周部に結束部材7を巻き付ける巻付装置9を設けた結球野菜結束機において、結球野菜(イ)の高さを検出する検出手段7を設け、該検出手段7の検出結果に基づいて巻付装置9の上下位置を変更して結束位置を制御する制御装置15を設けた構成としたものである。
【0009】
この結球野菜結束機1を用いた結球野菜の結束作業は、以下のようにして行う。まず、移動用車両を、結球野菜(イ)が植生する畝をまたがせて移動させる。結束対象となる結球野菜(イ)の位置に機体を移動させ、外葉引上げ装置5により、結球野菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げ、そして、巻付装置9により、外葉(ロ)が引き上げられた結球野菜(イ)の外周部に結束部材7を巻き付けて結束する。このとき、検出手段7により結球野菜(イ)の高さが検出され、この検出結果に基づいて制御装置15が巻付装置9の上下位置を変更して結束位置を制御する。
【0010】
従って、この結球野菜結束機は、上記のように構成したものなので、結球野菜の頂部側個所を基準として結束位置が制御されるので、結球野菜の背丈が異なる場合でも、適確な個所で結束できるようになり、結束作業の精度向上が図れる
以下、本例の結球野菜結束機1の構成を、更に詳細に説明する。図1〜図15で示す如く移動用車両の走行用枠2の下部には、圃場の畦間の溝部を走行移動する前部には、左右一対の前輪12を伝動機構12bを内装した伝動ケース12aの下部へ回転自在に軸支した構成である。左右両側の伝動ケース12a,12aの上部には、伝動軸12cを回転自在に軸支して設けて、接続すると共に、この伝動軸12cの一方側には、スプロケット12dを軸支して設け、このスプロケット12dと、走行用枠2の上部に設けた走行用モータ13の軸端へ軸支した走行スプロケット13aとには、走行用チェン13bを掛け渡した構成である。又、走行用枠2の下方後部には、圃場の畦間の溝部を走行移動する左右一対の後輪14を走行用枠2へ回転自在に軸支して設けた構成である。
前記結球野菜結束機1の後部には、図3、図4、及び図13で示す如く左側の操作ハンドル15bに設けたON−OFF方式の走行スイッチ16aのON操作により、走行用モータ13が回転して、自動前進走行する構成である。又、後進は作業者が後方へ引き操作して、後進走行させる構成である。前進のみが走行用モータ13により、自動走行する構成である。
前記走行用枠2は、図3、及び図4で示す如くパイプ材、角材、及び板材等によって枠体形状で箱形状の箱体17に形成した構成である。この箱体17の後部には、結球野菜結束機1を移動操作する左右両側には、L字形状の操作ハンドル15bを固着した構成である。この左側の操作ハンドル15bには、図13で示す如く開閉自在、及び昇降自在に箱体17に支持具5a等で支持して設けた外葉引上ローラ装置5の左右両側に設けた左・右引上ローラ6a,6bと、左右両側で前後両側に設けた前・後引上ローラ6c,6dとを開閉操作するローラ開閉モータ18aをON−OFFするON−OFF切換方式の手動開閉スイッチ16bと、各引上ローラ6a,6b,6c,6dを昇降操作するローラ昇降モータ18bをON−OFFするON−OFF切換方式の手動昇降スイッチ16cとを設けた構成である。各引上ローラ6a,6b,6c,6dの開閉と、昇降とを別々に各スイッチ16b,16cを手動操作で行う構成である。
前記各引上ローラ6a,6b,6c,6dを閉作動後に、引き続き自動で上昇作動制御させるON−OFF方式の自動閉上昇スイッチ16dと、各引上ローラ6a,6b,6c,6dを開作動後に、引き続き自動で下昇作動制御させるON−OFFスイッチ方式の自動開下降スイッチ16e等を設けた構成である。各引上ローラ6a,6b,6c,6dを閉状態、又開状態と、上昇、又は下降とを連続に行う構成である。白菜(イ)の全高(H)は後述する検出装置7により、検出される構成である。この検出に基づいて、外葉引上ローラ装置5と、後述する結束装置19の巻付装置9とを上昇する昇降モーター18bが始動、及び停止制御されて、白菜(イ)の全高(H)に対して最適位置を結束する構成である。
前記走行用枠2の箱体17内の前部には、図4で示す如く前方下部へ傾斜すると共に、内側下部へ傾斜して、前方へ突出する左右両側へ外葉引上プレート3を設け、常に畦に沿って左右両側へ作動すべく、後端部側を回動自在に軸支した構成であると共に、この外葉引上プレート3の前端部の下側面には、畦の側面部を回転移動する畦追随ローラ3aを設けた構成である。外葉引上プレート3により、畦上側面、及び畦外へ垂れ下った白菜(イ)の外葉(ロ)は前進走行により、順次引上げられる構成である。
この引上げられた白菜(イ)の外葉(ロ)は、前記各外葉引上プレート3から引継ぎする箱体17内の左右両側には、L字形状で下側面部は内側下部へ傾斜させ、前後方向は略水平状態に外葉保持プレート4を設けた構成である。この自動前進走行により、結束する白菜(イ)の近傍部まで近接すると、自動前進走行を停止させて、手動により、結束する白菜(イ)位置へ前進走行操作して、この白菜(イ)の所定位置で停止させる。この各外葉保持プレート4で引上げられて保持された白菜(イ)の外葉(ロ)を動力により、更に引上げて、この外葉(ロ)で白菜(イ)の結球部を包み込んだ状態にする外葉引上ローラ装置5は上下移動、及び左右移動自在に、各外葉保持プレート4の上側へ設けた構成である。又、外葉引上ローラ装置5の下側には、外葉(ロ)で結球部を包み込んだ状態になった白菜(イ)の外葉(ロ)の外周部を手動操作により、左右両側に設けたテープ8,8で結束する結束装置19を設けた構成である。
前記外葉引上ローラ装置5を結束する白菜(イ)位置まで、自動前進走行、及び手動前進走行させて、停止操作して、結球野菜結束機1が停止すると、詳細は後述する走行用枠2に設けた白菜(イ)の全高(H)を検出する検出手段7が作動して、白菜(イ)の全高(H)が検出され、この検出した全高(H)値が、操作ハンドル15bに設けた制御装置15のCPU15a内へ入力される構成である。この検出されて制御装置15のCPU15aへ入力された全高(H)値により、白菜(イ)の引起された外葉(ロ)の外周部の上下方向の最適位置を結束すべく、結束装置19の巻付装置9と、白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げする外葉引上ローラ装置5との両者を、昇降制御するローラ昇降モータ18bは、制御装置15のCPU15aにより、始動、及び停止制御され、白菜(イ)の外葉(ロ)の最適位置を左右両側に設けた各テープ8により、結束する構成である。
前記外葉引上ローラ装置5は、図14、及び図15で示す如く左右両側の支持具5aには、回動自在に開閉支持杆29aを設け、この開閉支持杆29aの内側端部には、略L字形状のローラ受板29bを設けた構成である。このローラ受板29bの前後両側には、所定間隔を設けて前・後回動ローラ29c,29dを回動自在に軸支して設けた構成である。
前記左右両側の前・後回動ローラ29c,29d間には、回転自在に左・右引上ローラ6a,6bを設けた構成である。各前回動ローラ29c,29cには、回転自在で回動自在に前引上ローラ6c,6cを設け、又、後回動ローラ29d,29dには、回転自在で回動自在に後引上ローラ6d,6dを設けた構成である。
前記各前・後回動ローラ29c,29dの下部外周部には、先端部にローラ30aを回転自在に軸支した調節杆30を固着した構成である。この各調節杆30のローラ30aは支持具5aの前後両側に設けた各長孔5bへ挿入し、この各長孔5bを移動することにより、前・後引上ローラ6c,6dは開閉自在な構成である。
前記外葉引上ローラ装置5の昇降構成は、図15で示す如く走行用枠2の箱体17上部に設けたローラ昇降モータ18bのモータ軸の軸端部に設けたプーリ31aと、箱体17の上部に設けた昇降軸31の一方側には、プーリ31bを軸支して設け、このプーリ31bとには、ベルト31cを掛け渡した構成である。又、昇降軸31の左右両側端部には、巻取りプーリ31dを設けた構成である。
前記外葉引上ローラ装置5の左右両側の支持具5aの外側面には、図15で示す如く取付メタル32a、及び左右両側で上下両側には、摺動ローラ32bを回転自在に軸支して設け、この各摺動ローラ32bは走行用枠2の箱体17に設けた縦主柱2a,2aの外側面へ当接させて設けた構成である。左右両側の支持具5aに設けた取付メタル32aには、昇降ケーブル32の一方側の他端を装着し、他方側の端部は、巻取プーリ31dに装着した構成である。ローラ昇降モータ18bの正逆回転により、巻取プーリ31d、昇降ケーブル32、支持具5a等を介し、外葉引上ローラ装置5の各引上ローラ6a,6b,6c,6dは昇降する構成である。
前記ローラ昇降モータ18bの正回転により、昇降ケーブル32は巻き取りされて、外葉引上ローラ装置5は上昇制御され、検出手段7で検出した白菜(イ)の全高(H)により、この白菜(イ)を結束するのに最適な所定位置まで上昇され、ローラ昇降モータ18bが自動停止されて、外葉引上ローラ装置5は白菜(イ)を結束する最適位置へ自動停止する構成である。又、ローラ昇降モータ18bの逆回転により、昇降ケーブル32は巻き戻しされて、外葉引上ローラ装置5は下降制御され、所定位置まで下降すると、ローラ昇降モータ18bが自動停止されて、外葉引上ローラ装置5は自動停止する構成である。
前記外葉引上ローラ装置5の開閉構成は、図15で示す如く走行用枠2の箱体17上部に設けたローラ開閉モータ18aのモータ軸へ接続して設けた開閉軸33の左右両側には、開閉アーム33aを軸支して設け、この各開閉アーム33aの上部の一方側には、開閉ケーブル34aの一方側の端部を装着すると共に、他方側の端部は各開閉支持杆29aへ装着して設けた構成である。又、各開閉アーム33aの上部の一方側には、閉用ケーブル34bの一方側の端部を装着すると共に、他方側の端部は各開閉支持杆29aへ装着して設けた構成である。
前記ローラ開閉モータ18aの正回転により、開閉アーム33aは閉方向へ回動され、閉用ケーブル34b、各開閉支持杆29aを介して、各ロール受板29bは内側の閉位置へ向けて所定位置へ移動される。これにより、左・右引上ローラ6a,6bは所定位置の閉状態位置へ自動移動制御されると共に、各開閉支持杆29aにより、各前・後回動ローラ29c,29dは閉状態方向へ回動され、これにより、各前・後引上ローラ6c,6dは所定位置の閉状態位置へ自動移動制御される構成である。又、ローラ開閉モータ18aの逆回転により、開閉アーム33aは開方向へ回動され、開用ケーブル34a、各開閉支持杆29aを介して、各ローラ受板29bは外側の開位置へ向けて所定位置へ移動される。これにより、左・右引上ローラ6a,6bは所定位置の開状態位置へ自動移動制御されると共に、各開閉支持杆29aにより、各前・後回動ローラ29c,29dは開状態方向ヘ回動され、これにより、各前・後引上ローラ6c,6dは所定位置の開状態位置へ自動移動制御される構成である。
前記外葉引上ローラ装置5の各引上ローラ6a,6b,6c,6dの閉状態へ自動移動制御と、上昇の自動移動制御とにより、白菜(イ)の外葉(ロ)は引き上げられる構成である。又、この引き上げ位置は、結束装置19で白菜(イ)の全高(H)に対して、最適位置を結束する位置に対応する位置まで引き上げられる構成である。
前記検出手段7は、図1、及び図2で示す如く走行用枠2の前板2cには、正逆回転する検出モータ7aを着脱自在にボルト、及びナット等により、装着して設け、この検出モータ7aのモータ軸端部には、検出モータプーリ7bを軸支した構成である。この検出モータプーリ7bと、略円形状の検出板7cとは、検出用ケーブル7dで接続した構成である。検出モータ7aの正逆回転により、検出用ケーブル7dを介して、検出板7cを昇降制御する構成である。
前記結球野菜結束機1を結束する白菜(イ)位置で停止させて、この白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げる外葉引上ローラ装置5の各引上ローラ6a,6b,6c,6dを閉操作、及び上昇操作する自動開閉スイッチ16d、及び自動昇降スイッチ16eを操作して、ローラ開閉・昇降モータ18a,18bを始動させて、各引上ローラ6a,6b,6c,6dを開状態に制御すると共に、上昇制御する。この上昇に基づいて、検出手段7の検出モータ7aが正回転始動され、検出ケーブル7dを介して、検出板7cが下降制御されて、白菜(イ)の上側面へ当接するまで下降する。この当接に基づいて、検出モータ7aは停止制御される。この停止と、後述する上限スイッチ5dとにより、白菜(イ)の全高(H)が検出される構成である。
上昇中の前記外葉引上ローラ装置5の支持具5aに設けた上限スイッチ5dも同時に上昇制御され、この上限スイッチ5dが検出手段7の検出板7cの突出部7eの下側面へ当接すると、白菜(イ)の全高(H)が検出され、この検出に基づいて制御装置15により、外葉引上ローラ装置5の上昇制御が停止され、この停止位置は、白菜(イ)の検出された全高(H)に対して、最適位置まで外葉引上ローラ装置5の停止と、白菜(イ)の引き上げられた外葉(ロ)の外周部へテープ8を巻き付けると共に、接着して結束する巻付装置9の各巻付アーム10等の上昇の停止とは、同時に停止制御されて、最適位置で制御装置15により、これらを停止制御する構成である。
又、白菜(イ)の結束が終了すると、前記巻付装置9を後方の所定位置へ移動操作し、外葉引上ローラ装置5の各引上ローラ6a,6b,6c,6dを、自動開閉スイッチ16d、及び自動昇降スイッチ16eを操作して、元の位置へ開制御、及び下降制御が制御装置15により、行われる構成である。この下降に連動し、検出手段7の検出板7dは元の位置の上部へ制御装置15により、上昇制御される構成である。
前記外葉引上ローラ装置5で白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げて、この外葉(ロ)の外周部へ巻付装置9の左右両側の巻付アーム10,10で保持した各テープ8を巻き付けると共に、接着して結束する位置は、白菜(イ)の全高(H)を検出手段7の検出板7cと、上限スイッチ5dとにより、検出された白菜(イ)の全高(H)に基づいて、白菜(イ)を結束する巻付装置9、及び外葉引上ローラ装置5は、制御装置15により、昇降移動制御することにより、白菜(イ)に対して、最適位置が結束されると共に、最適位置まで外葉(ロ)が引き上げられる。又、白菜(イ)の全高(H)の最適位置が結束されることにより、霜の被害を確実に防止することができる。
前記結束装置19は、図3〜図12で示す如く白菜(イ)の外葉(ロ)を外葉引上ローラ装置5の左右両側の左・右ローラ6a,6bと、左右両側で前後両側の前・後ローラ6c,6dとにより、外葉(ロ)が引上げられて、この外葉(ロ)で結球部を包み込んだ状態の白菜(イ)の外葉(ロ)の外周部へ巻付けて接着する接着剤付きでロール状に巻いて形成したテープ8,8を支持する走行用枠2の後部の左右両側に設けた支持装置8aと、この各テープ8を保持して巻付けする巻付装置9等よりなる構成である。
前記所定巾で一方側の面に接着剤を塗布したテープ8は、ロール状に巻いて所定外径に形成した構成である。このロール状のテープ8は、図3で示す如く走行用枠2の内側後方部の左右両側に設けたコ字形状の支持枠20の後端に固着した支持軸20aで軸支した支持筒20dへ挿入して、回転自在に軸支した構成であると共に、抜け止めを施した構成である。左右両側の支持枠20の後方部の上側面には、連結杆20bを設けて接続した構成である。
前記各ロール状のテープ8は、図3で示す如く巻付装置9の左右両側の巻付アーム10の外側部へ沿わせて設け、最初の一個を結束するときのみ、各巻付アーム10の前端部で両テープ8の先端部を作業者が手動により、接着させる必要のある構成である。二個目以後は両テープ8の接着部の所定位置が切断されることにより、両テープ8を接着させる必要のない構成である。
前記巻付装置9は、図3で示す如く箱体17内で外葉引上ローラ装置5の後方部に、上下移動自在、及び前後移動自在に設けた構成である。巻付装置9の左右両側の巻付アーム10は支持枠20に設けた支持軸10aで内外方向に回動自在に軸支した構成である。この支持軸10a,10aの上端部には、支持板10b,10bを固着して設け、この支持板10b,10bを連結杆10cで接続した構成である。一方側の支持板10bには、取付具21aを介して結束レバー21を設け、この結束レバー21の操作により、巻付装置9の左右両側の各巻付アーム10を開閉する構成である。
前記各支持枠20に設けた受板20cと、走行用枠2の箱体17の上部の左右両側に設けたコ字形状の受枠22内には、前後両側に設けた連結杆23a,23aの左右両端部にベアリング23を装着して設け、この各ベアリング23を挿入して、前後移動自在に構成である。この連結杆23a,23aを接続する接続板23bを所定間隔に複数個を固着して設けた構成である。後側の連結杆23aには、上方へ突出するL字形状の取付板23cを設けた構成である。この各取付板23cと、各支持枠20に設けた受板20cとの間には、弾発するスプリング23dを設けると共に、各支持枠20の前方部には、各支持軸24を設け、この各支持軸24は、連結杆23a,23aの左右両側に設けた接続板23bの上側面に設けた受パイプ24aへ挿入した構成である。
前記各スプリング23dの弾発により、各支持枠20を介して、結束装置19の巻付装置9の各巻付アーム10、及び各ロール状のテープ8は吊り下げ状態に設けて、上下移動自在な構成であると共に、検出手段7で検出した白菜(イ)の全高(H)に対して、最適位置を結束すべく所定高さ位置まで自動上昇制御される構成である。又、受枠22内を移動する各ベアリング23は、後側の連結杆23aを手動で押し引き操作により、前後移動して、各巻付アーム10、及び各ロール状のテープ8は前後移動自在な構成である。
前記外葉引上ローラ装置5は白菜(イ)の全高(H)に対して、最適位置を結束すべく所定高さ位置まで上昇制御されると、この外葉引上ローラ装置5と、結束装置19の巻付装置9とは、白菜(イ)の全高(H)に対して最適の結束位置で、自動停止制御される構成である。この停止した状態で白菜(イ)の外葉(ロ)は結球部を包み込んだ状態になる構成であり、この外葉引上ローラ装置5の上昇時の停止位置と、巻付装置9の各巻付アーム10等の上昇時の停止位置とは、吊り下げ状態であるが、常に外葉引上ローラ装置5の所定距離下部位置で停止し、それ以上は上昇しない構成であり、両者の上昇停止時の関係位置は常に同じ関係位置を保つ構成である。又、この巻付装置9の停止位置は、検出手段7で検出した白菜(イ)の全高(H)に対して、最適結束位置で制御装置15により、自動停止制御される構成である。
前記結束装置19の巻付装置9の巻付アーム10は、図5〜図12で示す如く上下両側には、湾曲形状の上・下支持アーム25a,25bの基部を支持軸10aで回動自在に軸支した構成である。これら上・下支持アーム25a,25bの先端の前側部には、つつみ形状のローラ25cと、このローラ25cに所定間隔を設けて、後方の外側部には、同じこのローラ25cを複数個を回転自在に軸支して設けた構成である。
又、先端の後側部の前記上・下支持アーム25a,25b間には、支持ピン26を回動自在に軸支して設け、上・下支持アーム25a,25b間で支持ピン26の上下両側には、受アーム26aを回動自在に軸支して設け、この各受アーム26a間には、ローラ25dを回転自在に軸支した構成である。支持ピン26には、トルクスプリング26bを挿入して設け、このトルクスプリング26bの一方側の端部は、上・下支持アーム25a,25b間に設けた外ピン26cで支持させると共に、他方側の端部は、各受アーム26a間に設けた内ピン26dで支持させて、各受アーム26a間の先端部に設けたローラ25bを弾発させた構成である。
前記上・下支持アーム25a,25bの先端の前側部に設けたローラ25cの外側部で下支持アーム25bには、L字形状の防止板25fをローラ25cの外周部と所定隙間を設けて固着し、テープ8の外れを防止した構成である。左両側の各巻付装置9の外側の各ローラ25cからローラ25dへ各テープ8を巻付けて、先端部を接着する構成である。これら先端部に設けたローラ25c,25dの一方側のつば部の下側には、溝を設け、左右両側の各ローラ25c,25dの一方側のつば部が互に溝内へ挿入状態となり、円筒部が互に当接する構成である。前記上・下支持アーム25a,25bの前端部には、図5で示す如く前支持アーム25eを固着して設け、この前支持アーム25eの略中央部には、白菜(イ)の外葉(ロ)の外周部へ左右両側より、巻付けして接着状態の各テープ8を切断する切刃11aと、受刃11bとよりなる切断装置11を設け、この切断装置11により、この各テープ8を切断する構成である。
前記外葉引上ローラ装置5の左右両側に設けた左・右引上ローラ6a,6bと、前・後引上ローラ6c,6dとにより、越冬させる白菜(イ)の外葉(ロ)は引き上げられる構成である。又、左右両側に設けた接着剤付きでロール状に巻いて形成したテープ8を各支持装置8aで支持すると共に、この各テープ8を保持して、外葉(ロ)が引き上げられた白菜(イ)のこの外葉(ロ)外周部の後部から前部へ向けて順次各テープ8を引き出しながら巻き付けると共に、接着する巻付装置9の開閉自在な巻付アーム10,10を設けたことにより、白菜(イ)の結束は簡単な機構で、機械化したものである。
前記左右両側の支持装置8aの支持筒20dの外周部へ挿入して、支持した接着剤付きでロール状に巻いた各テープ8は、図8で示す如くこの支持装置8aの支持筒20dから巻付装置9の巻付アーム10へ引継ぎする間に略水平状態から略直角状態へ90度捩って、この巻付アーム10の外側部へ引継ぎ保持される構成である。この各巻付アーム10に保持した各テープ8を引き出して、白菜(イ)の引き上げた外葉(ロ)の外周部へ引き出しながら、この外周部の後方部から前方部へと順次巻き付け、接着して結束する構成である。
左側の前記巻付装置9の巻付アーム10の前端部の前支持アーム25eと、上・下支持アーム25a,25bとには、図5で示す如く切断装置11の切刃11aが挿入される受刃11b部を設けると共に、前支持アーム25eの左右両側には、樹脂材、及びゴム材等よりなる左押板27aを設けた構成である。
右側の前記巻付装置9の巻付アーム10の前端部の前支持アーム25eと、上・下支持アーム25a,25bとには、図5で示す如く切断装置11の切刃11aが移動する溝の受刃11b部を設けると共に、前支持アーム25eの左右両側には、樹脂材、及びゴム材等よりなる右押板27bを設けた構成である。
前記切断装置11は、図9〜図12で示す如く両側の支持板11cへ切刃11aを装着すると共に、各支持板11cの上下両側には、この各支持板11cを保持する保持ピン11dで摺動移動自在に支持した構成である。
前記巻付アーム10の上・下支持アーム25a,25bの前部の後側には、図9、及び図11で示す如くコ字形状の支持板28aの先端部へローラ25dを回転自在に軸支すると共に、外側面の上下両側と、中央部とは、弾発するスプリング28dを挿入した支持ロット28cと、ガイドロット28bとは、上・下支持アーム25a,25bへ固着して設けた中支持アーム25hへ挿入して、スプリング28d,28dより、支持板28aで軸支したローラ25dを摺動移動自在とした構成である。
前記支持板28aの上下両側面には、切刃11aを設けた各支持板11cに設けた保持ピン11dの基部を回動自在に軸支した構成である。支持板28aの摺動移動に基づいて、切刃11aも摺動移動され、この切刃11aで白菜(イ)を結束して、接着状態になった結束後のテープ8,8の所定位置を切断する構成である。この切刃11aは、図12で示す如く接着後のテープ8,8に対して、上部内側から下部外側へ向けて、所定角度で傾斜させて設けた構成である。切断装置11の切刃11aは、テープ8,8が白菜(イ)の外葉(ロ)の外周部へ巻き付きが終了して、左右両側の巻付アーム10の左・右押板27a,27bが当接状態になると、切刃11aが突出して、接着状態のテープ8,8を切断する構成である。
圃場で栽培された白菜(イ)を越冬させるために、結束作業を行うときは、前記結球野菜結束機1は結束する白菜(イ)位置まで、走行用モータ13を始動させて、前進走行させ、結束する白菜(イ)の近傍部で停止させ、その後にこの白菜(イ)位置まで手動により、前進走行させて停止させる。検出装置7により、この白菜(イ)の全高(H)が検出されて、この検出値が制御装置15へ入力される。
前記外葉引上ローラ装置5のローラ開閉モータ18を始動操作すると、この外葉引上ローラ装置5の各引上ローラ6a,6b,6c,6dは閉状態に制御されると共に、白菜(イ)の検出した全高(H)に基づいて、白菜(イ)を結束するのに最適位置まで、制御装置15により、外葉引上ローラ装置5の各引上ローラ6a,6b,6c,6dと、結束装置19の巻付装置9の左右両側の各巻付アーム10と、左右両側の各支持装置8aで支持した各テープ8とは、同時に上昇制御されて自動停止される。白菜(イ)の結球部は外葉(ロ)で包み込んだ状態に、この外葉(ロ)は引き上げられる。
結束の最適位置で停止した前記巻付装置9の各巻付アーム10は開状態であり、この各巻付アーム10へ装着して、先端部が接続状態に支持された各テープ8を、白菜(イ)の後側外周部へ当接するまで、結束装置19部を手動により、前進移動させて、その後に結束レバー21を操作して、各巻付アーム10を回動させると、左右両側の各テープ8は白菜(イ)の外周部へ巻付けられると共に、外周部へ接着される構成である。
白菜(イ)の外周部へ左右両側のテープ8により、結束が終了して、この白菜(イ)の前部側で左右両側のテープ8が接着状態になった所定位置が、切断装置11で切断されて、結束が終了する構成である。
結束が終了すると、前記結束レバー21を操作して、結束装置19の巻付装置9の各巻付アーム10を開状態にして、結束装置19を後方へ移動させる。その後に外葉引上ローラ装置5の各モータ18a,18bを始動させて、外葉引上ローラ装置5を元の下部位置へ下降させる。これらの走行から結束までの操作が繰返し行われて、白菜(イ)を順次結束する構成である。
白菜(イ)の全高(H)は検出手段7で検出され、この検出に基づいて、白菜(イ)の結束装置19の巻付装置9で結束する結束位置は、白菜(イ)の全高(H)に対して最適位置を結束すべく、この巻付装置9を停止制御すると共に、この最適位置に対応する位置まで、制御装置15により、白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げする外葉引上ローラ装置5を上昇制御させた後に、停止制御する構成である。
これにより、白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げする外葉引上ローラ装置5は、従来はリミットスイッチにより、白菜(イ)の全高(H)に関係なく、一定高さ位置まで外葉引上ローラ装置5は上昇して、停止制御されるか、又は作業者により、目視で適宜位置まで上昇させて停止させていたことにより、白菜(イ)の全高(H)には、バラツキがあり、このために、結束位置に対して、外葉(ロ)の引き上げ位置が正確に行われないことがあったが、全高(H)に対する結束位置に対応した位置まで、外葉(ロ)を引き上げされることにより、外葉(ロ)の引き上げは、作業者の判断抜きで、正確な位置まで引き上げられる。
白菜(イ)の全高(H)を検出する前記検出手段7は、図16で示す如く検出が終了して、結束装置19の巻付装置9の巻付アーム10,10が、結束のための作動、又は結束が開始すると、検出手段7は元の位置へ復元される構成である。これにより、白菜(イ)の全高(H)を自動検出することは、有効であるが、結束位置は拘束されることがあったが、全高(H)の検出が終了して、前記結束装置19が作動開始すると、検出手段7は元の位置へ復元することにより、結束位置が拘束されることを防止できる。
白菜(イ)の全高(H)を検出する検出手段7は、図17で示す如く結束装置19の巻付装置9の巻付アーム10,10の上側面へ設けた構成である。このときは、この巻付アーム10,10は、外葉引上ローラ装置5は各引上ローラ6a,6b,6c,6dの上側を結束させる構成である。
これにより、前記検出手段7により、正確な結束位置が得られ、又、巻付アーム10,10の上側面へ設けたことにより、作動がシンプルになる。
図18で示す如く前記外葉引上ローラ装置5の上昇が開始制御されると、略同時に検出手段7の下降が開始制御される構成である。
これにより、前記検出手段7の下降の完了を待つことなく、外葉引上ローラ装置5が上昇作動することにより、時間的なロスをなくすることができ、結束作業のスピードアップを図ることができる。
前記結束装置19の巻付装置9の左右両側の巻付アーム10,10は、図19で示す如くこの各巻付アーム10には、各支持軸10aを設け、この各支持軸10a上端部には、各支持板10bを固着して設け、この左側の支持板10bの前端部と、この右側の支持板10bの後端部との間には、全長を変更可能に両端部に左・右螺旋ネジを設けたアジャストロット35を設けて接続した構成である。この右側の支持板10bには、取付具21aを設け、この取付具21aに設けた長孔21b部には、結束レバー21を挿入して設け、この結束レバー21の上下回動操作により、各巻付アーム10は開閉自在な構成である。又、21cは弾発用のスプリングである。
これにより、前記アジャストロット35により、結束レバー21の回動作動を左側の巻付アーム10へ伝達することができ、構成が簡単であり、又、シンプルになった。又、伝達のための左側の部材を廃止することができた。
前記右側の操作ハンドル15bの近傍部には、結束装置19の巻付装置9の各巻付アーム10を開閉操作する結束レバー21を設けると共に、左側の操作ハンドル15bには、図20で示す如く操作装置15c、及び各種のスイッチ16a,16b,16c,16d,16e等を設けた構成である。
これにより、左手で前記各種スイッチ16a,16b,16c,16d,16e等の操作を行い、又、右手で結束レバー21の操作を行うことにより、持ち換えることがなくなり、スムーズに操作ができる。
前記外葉引上ローラ装置5の左側の前側に回転自在に設けた前回転ローラ29cには、図21、及び図22で示す如く結束する白菜(イ)の外葉(ロ)の垂れ下がりを防止する略半円形状で、円周部のフランヂ36aと、底板36bとよりなる垂下防止板36を開閉自在に設けた構成である。この垂下防止板36は左側前部の前引上ローラ6cと、同時に開閉する構成である。又、垂下防止板36は右側の前回動ローラ29cに設けるもよく、更に後側の左右両側のいずれか一方側の後回動ローラ29dへ設けた構成とするもよい。
これにより、前記外葉引上ローラ装置5が白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げ状態への作動に連動して、垂下防止板36も閉状態へ回動して、各巻付アーム10で白菜(イ)の外葉(ロ)の外周部へ各テープ8を接着して結束する。この結束部の上側面を覆うように、垂下防止板36は閉状態に作動することにより、確実に垂れ下った外葉(ロ)は、この垂下防止板36で受けられて、接着部へ垂れ下った外葉(ロ)の入り込みを防止できると共に、外葉引上ローラ装置5の前引上ローラ6cに連動することにより、防衛のために、操作が増加したり、又、操作時間が増加することなく、垂れ下りを防止することができる。
前記左右両側の支持杆20,20の後端部には、図23で示す如くコ字形状の結束部フレーム20eを設け、この結束部フレーム20eの後端部には、巻付装置9の各巻付アーム10を支持する各支持軸10aを設けた構成である。又、コ字形状の結束部フレーム20eのコ字部の(ハ)位置へ、運転作業者は足を踏み入れることができる構成である。
これにより、前記結束部フレーム20eのコ字部の(ハ)位置へ、運転作業者は、足を踏み入れることができ、このために、結束時に不具合が発生しても、巻付装置9の前部まで、手がとどくことにより、点検、及び修理等を容易に行うことができる。
前記結球野菜結束機1の前端部には、図4で示す如く左右両側に設けた外葉引上プレート3には、図24〜図26で示す如く引上装置37を設けると共に、右側の操作ハンドル15bには、調節用レバー38aと、レバーガイド38bとを設け、調節用レバー38aの前端部は、引上装置37の右側の回動板37bの上部へ接続させた構成である。
前記引上装置37は、図24〜図26で示す如く連結軸37aの左右両端部には、回動板37bを設け、この各回動板37bの突出部には、各回動リンク37cを装着して設け、この各回動リンク37cの下方部には、各リンクピン37dを固着して設け、この各リンクピン37dは、各取付板37eを介して、各調節板37fを固着した構成である。
前記各外葉引上プレート3の後端部には、各支持板3bを固着して設け、この各支持板37bの後端部には、各回動ピン3cを固着した構成である。この各回動ピン3cの上下端部は、各調節板37fの上下端部に設けた支持部37hへ挿入して、支持した構成である。調節用レバー38aを前方、又は後方への操作により、引上装置37を介して、左右両側の外葉引上プレート3は、下降、又は上昇移動する構成である。畦高さにより、この各外葉引上プレート3を上下調節移動操作する構成である。
これにより、前記外葉引上プレート3は畦高さにより、運転作業者の手元で簡単に調節することができる。
前記左側の外葉引上プレート3の下側部には、図27で示す如く白菜(イ)の植付畦の上側面へ接触して走行する所定巾のソリ39を固着して設けると共に、この外葉引上プレート3の後端部には、後端に支持ピン39bを装着して、後方上部へ傾斜させて支持板39aを固着して設けた構成である。又、外葉引上プレート3の上面部と、走行用枠2との間には、支持用の鎖39cを設けて接続した構成である。
前記走行用枠2の左側前部には、前方へ突出する受枠40を設け、この受枠40の前端部には、前方下部から後方上部へ向けて長孔40bを設けた受板40aを固着して設け、この長孔40bには、外葉引上プレート3の支持板39aに設けた支持ピン39bを挿入した構成である。畦の上面の凹凸により、ソリ39が上下動すると、この上下動に連動して、外葉引上プレート3に設けた支持ピン39bが、受板40aの長孔40b部に沿って上下移動し、白菜(イ)の植付畦の畦上側面に沿って上下移動して、白菜(イ)の外葉(ロ)を分離すると共に、引き上げする構成である。
これにより、前記外葉引上プレート3の下側に設けたソリ39は、白菜(イ)の植付畦上側面を走行することにより、この外葉引上プレート3の前端部が常に畦上面へ最近接状態で走行することにより、白菜(イ)の外葉(ロ)を確実に引き上げすることができる。又、ソリ39により、走行が安定する。
前記操作ハンドル15bに設けた操作装置15cには、図28で示す如く白菜(イ)の結束が終了して、外葉引上ローラ装置5が所定位置へ開状態になると共に、所定位置へ下降状態になり、次株の白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げ、及び結束のために、走行スイッチ16aを操作して、次株の白菜(イ)位置まで、前進自動走行する距離を微調節する走行用の微調節ダイヤル16fを設けた構成である。
これにより、圃場へ前記結球野菜収穫機1を入れて、最初に走行させたときに、走行距離と、植付株間とが適切であるか否かを見て、適切でないときは、微調節ダイヤル16fを操作して、走行距離の調節を行うことにより、走行過ぎによる結束する白菜(イ)を傷付けることがなくなり、又、走行距離が少なく、手動で押し走行する走行距離が長くなることもなくなり、このために、作業の効率アップとなる。又、植付は移植機を使用することにより、株間は略一定であり、最初に微調節を行うことにより、後は微調節の必要がなく、安定した作業ができる。前記巻付装置9の左右両側に設けた巻付アーム10,10で保持したテープ8,8は、白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げ終了後に、この外葉(ロ)の外周部へ巻き付けると共に、接着して結束する。この各テープ8に不具合が発生すると、この各テープ8を走行用枠2内へ手を入れて、補修を行うことがあるが、肩の近傍部まで、この走行用枠2内へ手を入れる事を可能とすべく、走行用枠2の各巻付アーム10が位置する箇所の左右両側には、図3で示す如く窓部2bとする空間部を形成した構成である。
これにより、前記巻付装置9の各巻付アーム10で支持した各テープ8で結束したときに、結束不良、及び各テープ8の支持不良等が発生したときに、走行用枠2の空間部の窓部2bより、この走行用枠2内へ作業者の手を肩まで入れることができることにより、結束不良、及び各テープ8の支持不良等を容易に簡単に修正することができる。
前記外葉引上ローラ装置5を所定位置(一定位置)で停止させていた、ON−OFF方式のマイクロスイッチ41の装着位置は、図29、及び図30で示す如く任意位置へ移動させることができる構成として、外葉引上ローラ装置5の上昇停止位置を変更できる構成である。
前記走行用枠2の上部に設けた昇降軸31へ軸支した巻取プーリ31dの外側で、昇降軸31には、リンク41aを回動自在に軸支して設け、このリンク41aの前端部には、ON−OFF方式のマイクロスイッチ41の装着した構成である。又、巻取プーリ31dには、突出具31eを設け、この突出具31eにより、マイクロスイッチ41をON−OFFする構成であり、ON状態のときには、外葉引上ローラ装置5を上昇制御するローラ昇降モータ18bが作動制御され、外葉引上ローラ装置5は自動上昇制御される構成である。又、マイクロスイッチ41がOFF状態になると、ローラ昇降モータ18bが停止制御され、この停止に連動して、外葉引上ローラ装置5の上昇制御が自動停止制御される構成である。前記リンク41aの後端部と、調節レバー41bの前端部とは、接続ピン41cで接続した構成である。調節レバー41bには、ストッパー板41dを固着して設け、この調節レバー41bのストッパー板41dは、レバーガイド42に設けた各溝42aへ挿入して支持させる構成である。この各溝42の横部には、白菜(イ)の全高を示す数値をネーマ等により、表示して設けている。例えば、白菜(イ)の全高を測定すると、全高が30cmであったとすると、調節レバー41bのストッパー板41dの挿入位置は、30cmと表示位置の溝42aへ挿入する。これにより、マイクロスイッチ41の位置は、白菜(イ)の全長が30cm位置へ回動する構成である。又、調節レバー41bは調節位置で支持させるスプリング41eを設けた構成である。
上述において、前記ローラ昇降モータ18bが始動され、巻取プーリ31dが回転駆動され、昇降ケーブル32を介して、外葉引上ローラ装置5が上昇制御され、この上降制御中に巻取プーリ31dに設けた突出具31eが、30cm位置へ設定したマイクロスイッチ41のアクチュエータへ接触すると、このマイクロスイッチ41はOFFとなり、このOFFに連動して、ローラ昇降モータ18bは自動停止制御され、この停止に連動して、外葉引上ローラ装置5の上昇制御は、自動停止制御される。この停止位置が白菜(イ)の外葉(ロ)は、全高30cmの白菜(イ)に対して、最適位置へ外葉(ロ)が引き上げられた位置で停止した構成である。
これにより、前期外葉引上ローラ装置5で、白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げる位置は、白菜(イ)の全高に応じて、この外葉引上ローラ装置5の停止位置は、調節レバー41bの操作によって、設定することができ、このために、白菜(イ)の外葉(ロ)は結束するのに最適位置まで引き上げすることができる。
前記走行用枠2に設けた左右両側の受枠22の下側には、図31で示す如く前端部を回動支点ピン22aで回動自在に装着したガイド43を設けた構成である。巻付装置9の巻付アーム10を軸支した支持軸10aの上端部に設けた支持板10bの上側面には、ガイドロット43aを前方へ突出させて設け、このガイドロット43aの前端部には、回転自在にローラ43bを軸支して設け、このローラ43bはガイド43の外側面へ接触状態に設けた構成である。又、左右両側のガイドロット43a,43aには、スプリング43cを設け、この各ガイドロット43aを内側へ向けて引き付けた構成である。
押ハンドル43d、又は連結杆20bを前方へ押し操作して、所定位置へ上昇した巻付装置9を前方へ移動操作すると、ガイド43に規制されているローラ43bを介して、ガイドロット43aが回動され、この回動に連動して、巻付装置9の巻付アーム10が回動する構成である。
前記巻付装置9の各巻付アーム10の回動制御は、ガイド43と、ローラ43bとにより、最初の位置では、「閉」状態に制御され、中間部の凸位置では、「開」状態に制御され、最後の位置では、「閉」状態に制御されて、各テープ8により、白菜(イ)の引き上げられた外葉(ロ)の外周部が結束される構成である。結束が終了すると、スプリング23dにより、前記巻付装置9部全体が、所定位置へ下降すると共に、後退のときには、各ローラ43bはガイド43の規制から解除状態「閉」状態で後退する構成である。
これにより、前記巻付装置9の各巻付アーム10は、前進に伴なって、「閉」→「開」→「閉」へと順次自動変化することにより、巻付装置9の操作は、前方へ押し操作だけでよくなり、このために、操作が単純で簡単である。
左右両側の支持枠20の下側には、図32で示す如く前方へ突出する支持杆44を設け、この支持杆44の先端部には、受軸44aを設けた受板44bを固着して設け、この受軸44aには、ローラ44cを回転自在に軸支して設けた構成である。又、外葉引上ローラ装置5等を装着する支持具5aの後端部には、略三角形状で後方下部へ傾斜させて、当接板5cを固着して設けた構成である。
前記巻付装置9部を前方へ移動操作したときに、この巻付装置9部が前方へ所定量以上の移動を防止すべく、支持杆44のローラ44cが、支持具5aの当接板5cへ当接することにより、所定量以上は、前方部へ移動しない構成である。
これにより、前記巻付装置9は、所定量以上前方部へ移動しないことにより、この巻付装置9の破損を防止することができる。
前記後輪14を支持する支持杆14aの内側面には、図33で示す如く後輪カバー14bを設けて、後輪14を装着したナット等をカバーした構成である。
これにより、前記後輪カバー14bを設けたことにより、誤操作で巻付装置9の各巻付アーム10を、開状態のままで下降操作したときであっても、後輪14を締付けしたナット等へ当接することがなくなり、このために、各巻付アーム10の破損を防止することができる。
前記走行用枠2の前板2cには、図34〜図36で示す如く後端部に当板45aを固着した支持軸45を摺動自在に軸支して設けると共に、当板45aと、後板2cとの間には、弾発するスプリング45bを設けた構成である。
前記巻付装置9を前方部へ移動操作して、この巻付装置9の前端部に位置させて設けた前側の連結杆23aは、図35で示す如く支持軸45の当板45aへ当接するが、スプリング45bが圧縮状態にならず、反力が発生しない構成のときは、白菜(イ)の外径が小形状の白菜(イ)のときであり、この小径の白菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げた、この外葉(ロ)の外周部へ巻付装置9の各巻付アーム10へ支持した各テープ8を巻き付けると共に、接着して結束するのに最適位置に、各テープ8を位置させた構成である。
又、白菜(イ)の外径が大形状の白菜(イ)であると、前記巻付装置9を前方へ押し操作し、前側の連結杆23aは、支持軸45の当接板45aを押して、図36で示す如くスプリング45bが圧縮され、反力が発生する状態になる構成であり、このときは、このスプリング45bの反力により、各テープ8の位置は、大径の白菜(イ)を結束するのに最適位置になる構成である。
これにより、弾発する前記スプリング45bにより、反力が発生しない状態、又は反力が発生する状態になることにより、大径から小径までの白菜(イ)を、結束状態がゆるいことなく、確実に結束することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】結球野菜結束機の検出手段部の斜視図
【図2】検出手段部と外葉引上ローラ装置部を示す斜視図
【図3】結球野菜結束機の一部の背面斜視図
【図4】結球野菜結束機の一部の正面斜視図
【図5】巻付装置の作用を説明する平面図
【図6】巻付装置の側面図
【図7】左右の巻付アームの先端部を互いに突き合わせた状態の平面図
【図8】左右の巻付アームの先端部の斜視図
【図9】左側の巻付アームの先端部の一構成を示す斜視図
【図10】右側の巻付アームの先端部の一構成を示す斜視図
【図11】巻付アームの先端部の一構成を示す平面図
【図12】切断装置を示す正面図
【図13】操作ハンドル部を示す斜視図
【図14】外葉引上げ装置を示す斜視図
【図15】外葉引上げ装置の昇降部と開閉部とを示す斜視図
【図16】別構成の検出手段を示す作用図
【図17】別構成の検出手段と巻付装置と外葉引上げ装置を示す作用図
【図18】別構成の検出手段と外葉引上げ装置を示す作用図
【図19】別構成の結束装置を示す斜視図
【図20】別構成の操作ハンドル部を示す斜視図
【図21】垂下防止板と外葉引上げ装置を示す斜視図
【図22】垂下防止板を示す斜視図
【図23】別構成の結束装置を示す斜視図
【図24】外葉引上プレートの調節装置を示す斜視図
【図25】外葉引上プレートの調節装置の一部を示す斜視図
【図26】外葉引上プレートの調節装置の一部を示す斜視図
【図27】外葉引上プレートとソリを示す側面図
【図28】操作装置を示す側面図
【図29】外葉引上げ装置の調節装置を示す斜視図
【図30】外葉引上げ装置のリンク部を示す斜視図
【図31】巻付装置の開閉調節部を示す斜視図
【図32】巻付装置を示す斜視図
【図33】後輪カバーを示す斜視図
【図34】巻付装置のストッパー装置を示す斜視図
【図35】小径の白菜に対する巻付装置の作用図
【図36】大径の白菜に対する巻付装置の作用図
【符号の説明】
2 走行用枠
5 外葉引上ローラ装置
7 検出手段
8 テープ
9 巻付装置
10 巻付アーム
15 制御装置
イ 結球野菜(白菜)
ロ 外葉

Claims (1)

  1. 結球野菜(イ)が植生する畝をまたいで移動可能な移動用車両に、結球野菜(イ)の外葉(ロ)を引き上げる外葉引上げ装置5と、外葉(ロ)が引き上げられた結球野菜(イ)の外周部に結束部材7を巻き付ける巻付装置9を設けた結球野菜結束機において、結球野菜(イ)の高さを検出する検出手段7を設け、該検出手段7の検出結果に基づいて巻付装置9の上下位置を変更して結束位置を制御する制御装置15を設けたことを特徴とする結球野菜結束機。
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