JP2000253760A - 樹液採集溝形成装置 - Google Patents

樹液採集溝形成装置

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JP2000253760A
JP2000253760A JP11066075A JP6607599A JP2000253760A JP 2000253760 A JP2000253760 A JP 2000253760A JP 11066075 A JP11066075 A JP 11066075A JP 6607599 A JP6607599 A JP 6607599A JP 2000253760 A JP2000253760 A JP 2000253760A
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sap
sap collecting
roller
pulley
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JP11066075A
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Katsuhiko Hayashi
勝彦 林
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半自動で簡単に樹液採集溝が形成できる再現
性のよい装置の提供。 【解決手段】 樹液採集領域の両側に設置した装着支柱
18,19間で、ゴムの樹皮10bの既設採集溝11a
に係合して走行する第一ローラ16と、ゴムの樹皮に樹
液採集溝11cを形成する刃物と、形成された樹液採集
溝11cに係合して走行する第二ローラ17とを含む切
削手段14に案内プーリ50を軸支し、案内プーリ50
に張力ウェイト27を懸吊したガイドワイヤ23を巻回
して刃物を幹面に押圧する。切削手段14は動滑車53
を介して垂下した駆動用ワイヤ52に駆動用ウェイト5
4を懸吊して重力駆動により樹皮の切削を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天然ゴムの樹液採集
手段に係わり、より具体的にはゴムの樹の幹に樹液の採
集溝を形成する樹皮切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム原液の採集は、ゴムの木の幹のほぼ
半周する範囲に亙り樹皮面に沿って傾斜した断面V字型
の採集溝を切込み、採集溝の終端から樹液を容器内へ落
として集める作業である。採集溝に滞留する樹液は時間
とともに凝固するので、採集を継続するには凝固分を取
除いて溝底に新しい面を露出させる必要がある。この更
新のために溝底は数日ごと(通常4日おき)に少しずつ
切下げられる。そして、幹の片面が終了すると反対側の
半周に同様の作業が繰返し施行される。この間に、先行
採集面の樹皮は再生するので、一本の樹木が天然の樹液
を継続して提供することになる。
【0003】そこで樹液採集溝の形成は、樹皮の再生に
必要な木質部に近い部分を確実に残して、樹皮を再生不
能にしない深さに留めなければならない。そのため従来
より樹液採集溝の形成は、特殊な鑿状の工具を勘による
手作業で操作する熟練を要するものであった。しかも樹
液採集溝の形成作業は早朝より広大な面積に分布する大
量の樹木の一本いっぽんに対して行われる過酷な労働
で、ゴム林の中は害虫等も棲息し作業環境は必ずしも良
好ではない。
【0004】このため、作業内容が少しでも軽減される
ようにガイド付樹皮剥きナイフが英国特許第977,3
48号に開示され、また熟練者による最初の採集溝形成
は別として、一般作業者の労力と精神的負担を軽減する
ポータブルな電動工具が特開昭第60−78523号公
報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たガイド付樹皮剥きナイフ(英国特許第977,348
号)は手作業で操作するものであって労働量にはそれ程
の軽減は見られず、またポータブル電動工具(特開昭第
60−78523号公報)は電源が必要な上、装置重量
が大きくなって手持ち工具としては腕にかかる負担は少
なくない。コンピュータによってプログラム化された全
自動制御も可能であろうが、ハードおよびソフトの製造
コストが高価で、取扱いに高度な技術を要するため現地
の状況に即応しない。
【0006】そこで本発明の目的は、樹木に装着して個
人差の少ない適正な樹皮切削が簡単にできる半自動化さ
れた低廉な樹液採集溝形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係わる樹液採集溝形成装置は、樹液を採集
する樹木の幹の外周に既に形成された傾斜溝に係合して
走行する第一ローラと、この第一ローラの走行方向後方
に位置して前記樹木の幹に樹液採集溝を形成する刃物
と、この刃物の走行方向後方に位置し前記刃物によって
形成された前記樹液採集溝に係合して走行する第二ロー
ラとを含む切削手段に、前記刃物を前記樹木の幹面に押
圧して前記樹液採集溝の形成を補助する付勢手段と、前
記切削手段を走行させる駆動手段とを設けた。
【0008】さらに、前記切削手段は走行始動部分と走
行終結部分とを誘導するガイド板を備え、この両ガイド
板が前記樹液採集溝の形成範囲の外側で前記樹木の幹に
着脱可能に縛着された支柱によりそれぞれ上下方向に案
内され、前記支柱上で選択された所定位置に係脱自在に
係着可能にした。
【0009】また前記付勢手段は、前記樹液採集溝に沿
ってガイドワイヤを張設し、前記切削手段に軸支した案
内プーリに前記ガイドワイヤの中間部分を巻回して、前
記案内プーリが前記ガイドワイヤに沿って移動しながら
前記案内プーリを介して前記ガイドワイヤの張力を前記
刃物に作用させる手段である。
【0010】前記ガイドワイヤは一端を固定し、他端に
ウエイトを自由に吊下して重力で張設する。また前記ガ
イドワイヤは一端を固定し、他端にスプリングを直結し
てスプリングの付勢力で張設してもよい。さらに好適に
は、前記切削手段に軸支され前記案内プーリが固定され
ている回転軸を前記切削手段に搭載した機械式調速装置
と連動させる。
【0011】一方、前記駆動手段は、滑車と、駆動用ワ
イヤと、駆動用ウェイトとからなり、前記支柱上で適当
位置に固定手段を設けて前記駆動用ワイヤの一端を固定
するとともに前記滑車を経由して他端に前記駆動用ウェ
イトを吊下して構成した重力手段で、好適には前記滑車
は前記切削手段に回転自在に支持された動滑車である。
【0012】前記滑車は前記走行終結部分を誘導するガ
イド板に回転自在に支持された定滑車でもよい。また前
記駆動手段は、前記切削手段に軸支された前記案内プー
リの回転軸をゼンマイ動力に連結して回転させる機械的
駆動手段であってもよい。
【0013】その上、前記第一ローラおよび第二ローラ
の各支軸を二つの頂点にもつ三角形の第三の頂点を支軸
とする第三ローラを前記切削手段に設けるとよい。ま
た、前記切削手段は前記走行始動部分の誘導ガイド板に
装着されたタイマーにより設定時刻に始動可能にすると
好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、本発
明に係わる樹液採集溝形成装置の第一実施例を図面に基
づいて説明する。図1は木質部10aを囲む樹皮10b
を切削して樹液採集溝11を形成しているゴムの木の幹
(以下、幹と略記)12と樹液採集溝形成装置13との
基本的構成を説明する斜視図で、明確な理解を得る手段
として幾分の誇張と省略が行われている。
【0015】図2は図1の2−2線に沿った第一実施例
の切削手段14の図示で、幹12の樹皮10bに切削さ
れた樹液採集溝11に対する樹皮切削用の刃物15、回
転自在に支持された第一ローラ16(2点鎖線図示)お
よび第二ローラ17の関係を示す。図3は図2の3−3
線に沿った切削手段14の断面図である。図示されるよ
うに、切削手段14が形成する樹液採集溝11は、樹液
が流れる溝底11a(11c)と木質部10aの外周に
沿った溝壁11dの二面からなり、外側方と上方の二方
が開放されている。以下特に区別する必要がない限り溝
底を樹液採集溝と同義に使用する。
【0016】図1において、樹液採集溝形成装置13は
切削手段14を幹12に対して所定の関係に保持する第
一、第二装着支柱18,19を備える。最初に熟練者に
よって幹12を約半周する基準採集溝11aが形成され
ると、第一、第二装着支柱18,19はそれぞれの上下
端部をL形ブラケット20,21で支持して、基準採集
溝11aを含む樹液採集溝11の形成予定範囲(幹12
の約半周)の外側に幹12の概略の母線に沿って互いに
ほぼ平行に設置される。すなわち、第一、第二装着支柱
18,19の設置位置は予定される樹液採集溝の形成作
業範囲全体がカバーできる位置である。
【0017】第一装着支柱18には、ガイドワイヤ23
の固定端24を支持するブロック25および切削手段1
4の走行始動部分となる始動位置設定台26が嵌装され
摺動および回動自在に支持されている。一方、第二装着
支柱19には、張力ウェイト27を吊下するガイドワイ
ヤ23の誘導プーリ29を回転自在に支持するブラケッ
ト30および切削手段14の走行終結部分となる終着位
置設定台31が嵌装され摺動および回動自在に支持され
ている。
【0018】そこで、第一、第二装着支柱18,19の
上下端部に設けた縮径部18a,19aを上下のL形ブ
ラケット20,21の各台座20a,21aから垂直に
立上げた支持部20b,21bに穿設された透孔20
c,21cに嵌着する。L形ブラケット20,21は、
台座20a,21aの底部に上下の軸線と平行に凸設し
た2本の畝状の座20d,21dを幹12の外周孤面に
圧着して据付位置を確定し、上部台座20aおよび下部
台座21aそれぞれにワイヤ、ロープ、ゴムベルトまた
は引張スプリング等による公知の縛着手段22を適用し
て樹皮面を傷付けないように幹12に固着する。
【0019】第一、第二装着支柱18,19の互いの平
行度を調整した後、セット捩子20e,21eで、第
一、第二装着支柱18,19とL形ブラケット20,2
1との相対位置関係を固定する。始動位置設定台26
は、切削手段14の始動を案内するプラットホーム26
aの高さが基準採集溝11aの走行始動部分となる上端
面Fより切削深さdだけ下方で幹12の側面に当接する
位置でボルトB1を緊締し第一装着支柱18に固着す
る。
【0020】このとき、切削深さdと同じ厚さの板片
(図示しない)をプラットホーム26aに載せ、この板
片の下面をプラットホーム26aに密着させて板片の上
面が基準採集溝11aの上端面Fと整合する位置で始動
位置設定台26を固着した後、板片を取除くようにする
とよい。終着位置設定台31は、第一ローラ16の終着
部分をガイドするプラットホーム31aの高さを基準採
集溝11aの走行終結部分となる下端面Eに整合させて
ボルトB2を緊締し、第二装着支柱19に固着する。
【0021】付勢手段は第一装着支柱18に嵌装したブ
ロック25および第二装着支柱19に嵌装したブラケッ
ト30を含み、止金L1と圧着金具K1などの適当な手
段でブロック25に一端を固定し、後述する案内プーリ
50を経由してブラケット30に枢支された誘導プーリ
29に到るガイドワイヤ23が基準採集溝11aに沿っ
て張設されるようにブロック25およびブラケット30
の高さを調整し、それぞれボルトB3,B4を緊締して
第一、第二装着支柱18,19に固着する。
【0022】第一、第二装着支柱18,19に嵌装され
るブロック25、始動位置設定台26、ブラケット30
および終着位置設定台31のいずれの貫通孔25b,2
6b,30b,31bもそれぞれの外周を切断するスリ
割Sが設けられ、それぞれボルトB1,B2,B3,B
4の緊締により貫通孔25b,26b,30b,31b
を縮径方向に強制して、第一、第二の各装着支柱18,
19の所定位置に係脱自在に係着させることができる。
【0023】図2および図3で明白なように、切削手段
14のフレームは、基本的には平行な三枚の軸受板3
2,33,34と、これらをそれぞれ平行に離間して保
持する支柱35,36とからなる。すなわち、第一支柱
35は第一軸受板32(図1では図示を省略)と第二軸
受板33とを離間位置に平行に保持して上段を形成し、
第二支柱36は第二軸受板33と第三軸受板34とを離
間位置に平行に保持して下段を形成する。第一軸受板3
2と第二軸受板33との間に平行に固設した第一固定軸
37および第二固定軸38に、第一ローラ16および第
二ローラ17がいずれも回転自在に支持される。
【0024】第一ローラ16および第二ローラ17はい
ずれも算盤珠状でそれぞれが上下に形成された円錐面1
6a,16b:17a,17bで採集溝11に係合す
る。また、刃物15は第一ローラ16と第二ローラ17
との間で第一ローラ16に近接させて第二軸受板33に
固設した台座33a上に刃物の基部15cが捩子33b
で固定される。
【0025】刃物15は既設の溝底11aを深さdだけ
切り下げて新たな溝底11cを形成する横の切刃15a
と、溝壁11dを形成する縦の切刃15dとを備え、横
の切刃15aの面と縦の切刃11dの面はV形に交差し
て溝底面と溝壁面の交差する溝角を鋭角に仕上げるとと
もに、縦の切刃11dで溝幅wを確保する。
【0026】装着された刃物15の横の切刃15aは上
側に刃先に到る斜面が形成され、台座33aの刃物取付
面に接する基部15cと共通に延在する平坦な下面が、
第二ローラの下側円錐面17bに接する平面と同一面上
にあって、この平面と平行で第一ローラの下側円錐面1
6bに接する平面と段差dを形成する位置に設けられ
る。従って、台座33aの刃物取付面は第二軸受板33
の面に対して、下側円錐面17bの底角に相当する角度
αで傾斜している。
【0027】すなわち刃物15の取付は、横の切刃15
aについては先行する第一ローラ16の走行する既設溝
11aとの段差が適正な切削深さdとなるように台座3
3aの刃物取付面の高さが選定され、さらに縦の切刃1
5dについては樹皮10bの切削幅(奥行)wを規制し
て第一ローラの上側円錐面16aを溝壁に沿って追随す
る適正位置を設定するため、基部15cに穿設した取付
孔15bの遊隙で調整が行われる。
【0028】第一ローラの下側円錐面16bは、熟練者
が最初に形成した、あるいは前回の切削で形成され樹液
採集を終えた既設溝11aに接して転動し、第二ローラ
の下側円錐面17bは樹皮10が切削により下方に深さ
dだけ切下げられて更新した採集溝11c上を転動す
る。また第一、第二ローラの上側円錐面16a,17a
は共に溝壁11dに摺接しながら転動する(図2参
照)。
【0029】図3に示すように、切削手段14には、第
一軸受板32および第三軸受板34にそれぞれ設けた軸
受44,45で第一、第二固定軸37,38と平行に回
転軸46が回転自在に軸支される。回転軸46には機械
式調速装置(ガバナ)47の入力歯車48および案内プ
ーリ50を固定する。また、回転軸46は縮径段部46
aと入力歯車48のボス面との協動で軸方向の偏倚が阻
止されている。
【0030】回転軸46に固定されて入力歯車48と一
体に回転する案内プーリ50には、上記したようにガイ
ドワイヤ23の中間部分が少なくとも1巻きされ、張力
ウェイト27による付勢力で切削手段14に固設した刃
物15を樹皮10bの面に圧接する(図1および図2参
照)。52は駆動用ワイヤで、図1に示されるように一
端を止金L2と圧着金具K2などの適当な固定具で終着
位置設定台31に固定し、他端を滑車53を介して外界
から干渉を受けずに自然降下が可能な空間に垂下し、端
末部に駆動用ウェイト54を連結して懸吊する。
【0031】駆動用ウェイト54が重力の作用で降下す
るとき、滑車53は動滑車として機能し、ガイドワイヤ
23に誘導される案内プーリ50を軸支する切削手段1
4は始動位置設定台26から終着位置設定台31へ向け
て樹液採集の既設溝11aに沿って移動する。張力ウェ
イト27は固定されていないから、ガイドワイヤ23に
作用する垂直方向の偏倚力には自由度が確保され、幹1
2の様々な形状寸法の変化に柔軟に対応して切削手段1
4を安定に移動させることができる。
【0032】図3に示されるように、案内プーリ50の
回転軸46は一体に回転する機械式調速装置47の入力
歯車48により回転速度が制御されている。これにより
切削手段14の移動速度は、ほぼ所定の範囲内で制限を
受けるので脱輪が防止され、また走行終結部分における
衝撃を緩和することができる。機械式調速装置47の調
速機構としては、自由に回転する風切羽根の空気抵抗、
円筒の内面に羽根の先端を摺接させる摩擦ブレーキある
いは永久磁石を利用した渦電流ブレーキなどによる速度
制御機構55などを増速歯車列56と連動させた公知の
ものが使用される。速度制御機構55、増速歯車列56
などを収納する第二、第三軸受板32,33の外周は外
部からの異物侵入防止のためカバー55aで被装され
る。
【0033】図2および図3における57は第三ローラ
で、第一ローラ16および第二ローラ17が幹12と当
接するそれぞれの接点を二つの頂点にもつ三角形の第三
の頂点が幹12との接点となるように、第三軸受板34
に支持脚58を固設して先端部に立設した支軸58aで
回転自在に支持する。このように、切削手段14は幹1
2に三点で支持されており、切削手段14は始動位置設
定台26から終着位置設定台31までの間を幹12の外
周に沿って張設されたガイドワイヤ23によって幹12
に向けて押圧されながら既設採集溝11aに誘導され安
定に走行することができる。図示から明らかなように、
第一実施例では第一ローラ16および第二ローラ17の
外周形状は算盤珠状の二重円錐面に形成されており、第
三ローラ57による支持位置は、切削手段14の軸受板
32,33,34の面の幹12の側面に対する傾斜角θ
が、第二ローラ下側円錐面17aを超えないように設定
される。
【0034】次に樹液採集溝形成装置13の使用方法に
ついて説明する。上記したように、最初に熟練者によっ
て形成された基準採集溝11aをベースとして作業範囲
をカバーする位置に第一、第二装着支柱18,19を設
置した後、基準採集溝11aに対してブロック25、始
動位置設定台26、ブラケット30、終着位置設定台3
1を位置決めして固定する(図1参照)。切削手段14
の第二ローラ下側円錐面17bおよび刃物15を始動位
置設定台26のプラットホーム26aに載置し、第一ロ
ーラ下側円錐面16bを基準採集溝11aに載置して、
始動位置設定台26に設けた適当な係止手段65(56
5)のフック71(571)で切削手段14の植設ピン
66を係留する(図7参照)。
【0035】一端を止金L1と圧着金具K1などの適当
な固定具でブロック25に固定したガイドワイヤ23の
中間部分を案内プーリ50に少なくとも一巻きして、他
端はブラケット30が回転自在に支持する誘導プーリ2
9を経由して垂下し、端末部に張力ウェイト27を懸吊
する。終着位置設定台30に一端を止金L2と圧着金具
K2などの適当な固定具で固定した駆動用ワイヤ52は
動滑車53を介して垂下し、端末部には駆動用ウェイト
54を懸吊する。
【0036】図7の第5実施例において詳述するよう
に、係止手段65の解放レバー71を操作して切削手段
14の係留を解放すると、駆動用ウェイト54は重力で
自然落下し、駆動用ワイヤ52に及ぼす張力で滑車53
は動滑車として機能する。従って、動滑車53を軸支す
る切削手段14は既設採集溝11aに係合する第一ロー
ラ16に誘導され、第二、第三ローラ17,57に支持
されて安定に走行を開始する。
【0037】一方、案内プーリ50は既設採集溝11a
に沿って張設されたガイドワイヤ23を走行する前方か
ら巻込み後方に送出し、切削手段14を幹12に向けて
押圧しながら走行終結部分に向かう。最初、基準採集溝
11aから下方に段差を設けた始動位置設定台26のプ
ラットホーム26aに位置する刃物15は、切削手段1
4の移動で既設採集溝11aの下側に切削深さdで食い
込む。
【0038】それから刃物15の縦の切刃15dは、ガ
イドワイヤ23の張力の分力で幹側面に垂直方向に圧着
されて切削奥行wを保ちつつ、横の切刃15aが切削深
さdで樹皮10を切削しながら、機械式調速装置47に
より制御された速度で走行する。走行終結部分において
第一ローラ16が基準採集溝11aから終着位置設定台
のプラットホーム31aに誘導されて切削手段14は採
集溝11から離脱し、採集溝形成作業の一工程が終結す
る。形成した採集溝11cから流出する樹液を採集する
間に、次の採集溝形成工程に対する準備を行う。
【0039】すなわち、直前の工程で形成した採集溝を
新たな基準採集溝11aとして、第一装着支柱18のブ
ロック25、始動開始設定台26および第二装着支柱1
9のブラケット30、終着位置設定台31の位置を下方
に再設定し、切削手段14を走行始動部分に戻して始動
位置設定台26の係止手段65で係留し、新たな採集溝
11cの形成開始時期に向けて待機させる。以下、幹1
2の片面約180°の範囲について採集溝形成作業を繰
返して樹液を採集する。片面に予定された範囲の樹液採
集が終了すると、幹12の残り片面約180°に対する
採集溝形成作業に適合するように第一、第二装着支柱1
8、19の縛着位置を変更し、同様の樹液採集溝を形成
して樹液採集作業を繰返す。
【0040】図4は本発明に係わる樹液採集溝形成装置
の第二実施例における切削手段214で、(a)は平面
図、(b)は(a)のB−B線に沿った側面図である。
第一実施例と共通する部材は同一符号で示す。第二実施
例では第一ローラ216および第二ローラ217が円柱
状でいずれも外周面216a,217aが木質部10a
境界面に沿って溝壁11dを転動し、底面216b,2
17bが溝底面11a,11cに摺接して転動すること
以外の構成は第一実施例と同様であるので詳細な説明は
省略する。
【0041】第一ローラ216および第二ローラ217
が円柱状である第二実施例においては、軸受板232,
233,234は幹12の外面にほぼ垂直となり、刃物
15の横の切刃15aと縦の切刃15dとの交差角度
(V形の開き角度)は概ね90°に形成する。第三ロー
ラ57は第三軸受板234に直接立設した支軸258a
に回転自在に支持する。また台座233aの刃物取付面
は、軸受板232,233,234の面と平行に形成さ
れる。
【0042】このため、ガイドワイヤ23の張力が刃物
15に及ぼす分力は、刃物15の近傍で幹12の外面に
ほぼ垂直に作用して回転モーメントを発生する分力成分
が小さくなり、第一、第二、第三ローラ216,21
7,57に支持される切削手段214には安定した走行
が保証される。さらに、第二実施例は溝底11a,11
cとローラ面の底面216b,217bとが面接触とな
るので切削手段214の安定性が向上する。この際、第
二実施例の第一、第二ローラ216,217は面接触と
なって摺動摩擦を生じるので、移動に対する抵抗は線接
触である第一実施例の第一、第二ローラ16,17に比
べて増大するが、機能に及ぼす実質的影響は少ない。
【0043】図5は本発明に係わる樹液採集溝形成装置
の第三実施例の部分図で、図示以外の部分は図1と同様
であり、上記実施例と共通する部材は同一符号で示され
る。第三実施例では、付勢手段のガイドワイヤ323
が、外部からの強制力で伸長しないワイヤ部分323a
とゴムロープまたは引張スプリングなどによる弾性部分
323bとからなり、ワイヤ部分323aの端末に弾性
部分323bが結束金具323cで直結される。弾性部
分323bを伸長し、ワイヤ部分323aに十分な張力
を加えた状態で弾性部分323bの端末をブラケット3
30に止金L3と圧着金具K3などの適当な手段で固定
する。
【0044】さらに第三実施例では、切削手段314の
駆動手段として駆動用ウエイト354の重力による自然
落下を適用するが、ブラケット330に立設した固定軸
360に回転自在に軸支した定滑車361を使用する。
すなわち、駆動用ワイヤ352の一端は切削手段314
の軸受板333に止金L4と圧着具K4などの適当な固
定具で固定し、定滑車361介して垂下した他端の端末
部に駆動用ウエイト354を懸吊して駆動手段を構成す
る。第三実施例では付勢手段に張力ウェイト27を設け
ないので装置が軽量化される。
【0045】図6は本発明に係わる樹液採集溝形成装置
の第四実施例の部分図で、図示以外の部分は図1と同様
であり、上記実施例と共通する部材は同一符号で示され
る。第四実施例では、切削手段414の軸受板433,
434の間に、図7に模式的に図示した公知のゼンマイ
装置566を組込み、出力歯車567で入力歯車48に
ゼンマイ装置566の蓄勢力を伝達し、機械式調速装置
47によって制御された速度で案内プーリ50を駆動す
る(図7では軸受板の符号433,434が233,2
34に置換えられている)。ゼンマイ装置566はハン
ドル568(図6参照)をゼンマイ軸569に連結して
ゼンマイ570を巻上げることにより蓄勢することがで
き、切削手段414はゼンマイ570の蓄勢力で駆動さ
れる案内プーリ50の自転によりガイドワイヤ423を
伝わって走行する。
【0046】また第四実施例では、ガイドワイヤ423
を張設する付勢手段に渦巻バネ472が適用されてい
る。すなわち渦巻バネ472の一端が固定された収納ケ
ース471をブラケット430に固定し、渦巻バネ47
2の他端474をガイドワイヤ423の自由端に接続し
たフック473に連結してガイドワイヤ423を張設す
る。このように第四実施例は駆動手段にゼンマイ動力を
適用し、付勢手段に渦巻バネ472を使用したので、滑
車53、駆動用ワイヤ52、駆動用ウェイト54および
張力ウエイト27が省略でき装置構成がコンパクト化さ
れる。
【0047】図7は本発明に係わる樹液採集溝形成装置
の第五実施例の部分図で、図示以外の部分は図1と同様
であり、上記実施例と共通する部材は同一符号で示され
る。第五実施例では、切削手段514として第二実施例
の切削手段214に前記ゼンマイ装置566を組込むと
ともに、ガイドワイヤ423の張設には第四実施例の付
勢手段を適用して、始動位置設定台26に設けた切削手
段514を係留する係止手段565(図1の符号65相
当)にタイマー575を連動させる。例えば、係止手段
565は切削手段514の軸受板233の植設ピン66
に係止フック571(図1の符号71相当)を係合させ
て切削手段514の移動を抑止し、制動板572は風切
羽根555の回転に干渉して入力歯車48の回転を制止
する。
【0048】タイマー575は竜頭576による機械巻
きのゼンマイまたは内蔵させた電池によって駆動され
る。セットボタン577により設定時刻表示578を選
択された時刻に設定する。一方、579は時刻表示58
0を現在時刻に合わせるセットボタンである。時刻表示
580が設定時刻表示578に一致したとき、係止フッ
ク571は図中左方向(矢印A1)に移動して切削手段
514を解放する。
【0049】581は切替レバーで、“ON”側に位置
するとき係止手段565はタイマー575に連動し、
“OFF”側に位置するときは係止手段565とタイマ
ー575との連動は解除され、解放レバー573(図1
の符号73相当)を図中左方向(矢印A2)に押動して
切削手段514を解放する。このように係止手段565
をタイマー575と連動させることにより、切削手段5
14が始動位置設定台26に準備されていればたとえ無
人であっても最適な時刻に切削手段514を始動させる
ことができる。
【0050】図8は本発明に係わる樹液採集溝形成装置
の第六実施例で、基本的には図1と同様であり、上記実
施例と共通する部材は同一符号で示される。第六実施例
では切削手段614の案内プーリ50の回転軸646が
下方に延長されて駆動プーリ651が固定され、案内プ
ーリ50と一体に回転するように構成される。そして、
第六実施例における切削手段614の駆動手段として、
一端を止金L2と圧着金具K2などの適当な固定具で終
着位置設定台30に固定した駆動用ワイヤ52を駆動プ
ーリ651を少なくとも一回巻回して補助プーリ653
を介して垂下し、端末部には駆動用ウェイト54を懸吊
する。その他の構成は第一実施例と同様であるので説明
を省略する。
【0051】すなわち第六実施例では、案内プーリ50
には重力で駆動される駆動プーリ651の回転(矢印R
1)が伝達され、案内プーリ50は自転(矢印R2)に
よってガイドワイヤ23を軌道として切削手段614を
移動する。この場合、ガイドワイヤ23と係合する案内
プーリ50と駆動用ワイヤ52を巻回する駆動プーリ6
51とにおいて、各ワイヤ23,52の線径の違いや各
プーリ50,651の有効ピッチ径の工作誤差等により
生じる案内プーリ50と駆動プーリ651の周速の差
は、案内プーリ50とガイドワイヤ23間をスリップさ
せるかまたは案内プーリ50と回転軸646間をスリッ
プさせることによって吸収する。このため、ガイドワイ
ヤ23と案内プーリ50とは滑性の良好な材質の組合わ
せを選択しプーリ溝との係合はスリップを許容する構成
とする。
【0052】以上、本発明に係わる望ましい実施例の図
示並びに説明は、本発明を制限するものではなく、本発
明の特許請求の範囲内で多種多様の部材や組合わせの変
更による再構成が可能であることはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる樹
液採集溝形成装置によれば、最初に形成された樹液採集
溝をガイドとして切削手段を自動的に駆動するようにし
たので、熟練者による最初の樹液採集溝形成以後は、熟
練者が関わることなく樹液採集溝を形成することがで
き、しかもゴム採集労働者の作業内容の改善で作業効率
が向上する。
【0054】また、再現性が良好で溝の形成が個人差な
く安定して行え、不用意に木質部に再生不能の切込みを
与える不測の事故が回避できることによる経済効果は大
である。さらに、切削手段をワイヤで誘導するようにし
たので、自由度が大きく樹木のさまざまな形状寸法に対
して柔軟に対応できる。しかも、タイマーがセット可能
で、所要の設定時刻に樹液採集溝の形成を開始すること
ができ、早朝作業の負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる樹液採集溝形成装置の第一実施
例を説明する模式的斜視図である。
【図2】図1に示す2−2線に沿って図示した側面図で
ある。
【図3】図2に示す3−3線に沿って図示した断面図で
ある。
【図4】本発明に係わる樹液採集溝形成装置の第二実施
例における切削手段の図示で、(a)は平面図、(b)
は(a)のB−B線に沿った側面図である。
【図5】本発明に係わる樹液採集溝形成装置の第三実施
例における付勢手段および駆動手段を説明する部分的斜
視図である。
【図6】本発明に係わる樹液採集溝形成装置の第四実施
例における付勢手段および駆動手段を説明する部分的斜
視図である。
【図7】本発明に係わる樹液採集溝形成装置の第五実施
例における駆動手段およびタイマー連動手段を説明する
部分的平面図である。
【図8】本発明に係わる樹液採集溝形成装置の第六実施
例を説明する模式的斜視図である。
【符号の説明】
11 樹液採集溝 14 切削手段 15 樹皮切削用V形刃物 16 第一ローラ 17 第二ローラ 18 第一装着支柱 19 第二装着支柱 23 ガイドワイヤ 25 始動位置設定台 27 張力ウェイト 50 案内プーリ 51 駆動プーリ 52 駆動用ワイヤ 54 駆動用ウェイト

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹液を採集する樹木の幹の外周に既に形
    成された傾斜溝に係合して走行する第一ローラと、この
    第一ローラの走行方向後方に位置して前記樹木の幹に樹
    液採集溝を形成する刃物と、この刃物の走行方向後方に
    位置し前記刃物によって形成された前記樹液採集溝に係
    合して走行する第二ローラとを含む切削手段に、前記刃
    物を前記樹木の幹面に押圧して前記樹液採集溝の形成を
    補助する付勢手段と、前記切削手段を走行させる駆動手
    段とを設けたことを特徴とする樹液採集溝形成装置。
  2. 【請求項2】 前記切削手段は走行始動部分と走行終結
    部分とを誘導するガイド板を備え、この両ガイド板が前
    記樹液採集溝の形成範囲の外側で前記樹木の幹に着脱可
    能に縛着された支柱によりそれぞれ上下方向に案内さ
    れ、前記支柱上で選択された所定位置に係脱自在に係着
    可能であることを特徴とする請求項1に記載の樹液採集
    溝形成装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は、前記樹液採集溝に沿っ
    てガイドワイヤを張設し、前記切削手段に軸支した案内
    プーリに前記ガイドワイヤの中間部分を巻回して、前記
    案内プーリが前記ガイドワイヤに沿って移動しながら前
    記案内プーリを介して前記ガイドワイヤの張力を前記刃
    物に作用させる手段であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の樹液採集溝形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドワイヤは一端を固定し、他端
    にウェイトを自由に吊下して重力で張設することを特徴
    とする請求項3に記載の樹液採集溝形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイドワイヤは一端を固定し、他端
    にスプリングを直結してスプリングの付勢力で張設する
    ことを特徴とする請求項3に記載の樹液採集溝形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記切削手段に軸支され前記案内プーリ
    が固定されている回転軸を前記切削手段に搭載した機械
    式調速装置と連動させたことを特徴とする請求項3から
    5のいずれかに記載の樹液採集溝形成装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動手段は、滑車と、駆動用ワイヤ
    と、駆動用ウェイトとからなり、前記支柱上で適当位置
    に固定手段を設けて前記駆動用ワイヤの一端を固定する
    とともに前記滑車を経由して他端に前記駆動用ウェイト
    を吊下して構成した重力手段であることを特徴とする請
    求項1に記載の樹液採集溝形成装置。
  8. 【請求項8】 前記滑車は、前記切削手段に回転自在に
    支持された動滑車であることを特徴とする請求項7に記
    載の樹液採集溝形成装置。
  9. 【請求項9】 前記滑車は、前記走行終結部分を誘導す
    るガイド板に回転自在に支持された定滑車であることを
    特徴とする請求項7に記載の樹液採集溝形成装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段は、前記切削手段に軸支
    された前記案内プーリの回転軸をゼンマイ動力に連結し
    て回転させる機械的駆動手段であることを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載の樹液採集溝形成装置。
  11. 【請求項11】 前記第一ローラおよび第二ローラの各
    支軸を二つの頂点にもつ三角形の第三の頂点を支軸とす
    る第三ローラを前記切削手段に設けたことを特徴とする
    請求項1から10のいずれかに記載の樹液採集溝形成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記切削手段は前記走行始動部分の誘
    導ガイド板に装着されたタイマーにより設定時刻に始動
    可能にしたことを特徴とする請求項1から11のいずれ
    かに記載の樹液採集溝形成装置。
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