JP2002125319A - 系統連系型逆変換装置 - Google Patents
系統連系型逆変換装置Info
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- Inverter Devices (AREA)
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Abstract
統電源から発電装置への電力を測定することはできる
が、それらの電力料金を演算することはできなかった。 【解決手段】 入力端子に直流電源が接続され、出力端
子に商用系統電源および需要家負荷が接続され、上記直
流電源から入力された直流電力を交流電力に変換して上
記商用系統電源および上記需要家負荷に交流電力を出力
するインバータ回路を有する系統連系型逆変換装置にお
いて、上記直流から交流に変換された交流電力の電力
量、上記商用系統電源に出力される電力量、上記需要家
負荷に出力される電力量のうちの少なくとも二つを測定
する電力量測定手段と、電力料金データを記憶する記憶
手段と、上記電力量測定手段で測定された各電力量と上
記電力料金データとに基づいて各電力量に対応する電力
料金を演算するシステム制御手段とを有することを特徴
とする系統連系型逆変換装置を提供する。
Description
電装置に代表される連系分散型電源装置の一部を構成
し、遠隔操作による故障診断機能を有する系統連系型逆
変換装置、検出した電力量に基づいて電力料金を演算す
る系統連系型逆変換装置に関する。
社が唯一の電力の供給者であり、例外的に、極く一部の
事業所に電力のピークカットのためにディーゼル発電設
備が設置されているに過ぎなかった。
する意識が高まる中で、連系型太陽光発電装置が実用化
されて普及しつつある。この連系型太陽光発電装置は、
環境に優しい太陽電池を利用することによって商用電力
を発生して、夏期の日中時における商用電力の消費量を
低減して電力需要の切迫を緩和することができる。
て、商用系統電源に逆潮流した電力を、電力会社が買い
上げる制度が発足し、今後、上記発電装置の構成機器が
低コスト化するにつれて、電力会社に電力を売る連系型
太陽光発電装置の台数が、飛躍的に増大することが見込
まれる。
しては、図4に示すように、太陽電池41と、逆変換装
置42と、連系保護装置43と、配電盤45とを備えた
ものがある。この太陽光発電装置40は、さらに、売電
用の電力量計47および買電用の電力量計46を備えて
いる。
2が、太陽電池41の直流出力を、商用系統電源の商用
電力と同等の品質の交流電力に変換すると共に、連系保
護装置43と配電盤45が、商用系統電源に対する保護
と協調を行う。また、上記太陽光発電装置40は、上記
売電用の電力量計47と買電用の電力量計46によっ
て、発電装置40から商用系統電源への電力と商用系統
電源から発電装置40への電力とを計測して積算するこ
とができる。
の連系型太陽光発電装置は、連系分散型電源として設置
されているから、各発電装置を各設置場所で運転管理す
ることは設置台数が増加するのに伴って困難になる。従
って、設置台数が増加すれば、上記連系型太陽光発電装
置を、連系分散型電源として集中的に管理することが不
可欠になる。
装置の運転管理は、基本的には各家庭で行うこともでき
るが、上記集中的な管理のためには、専門の装置管理者
もしくは電力会社が太陽光発電装置の運転管理を代行す
ることが現実的である。
理が難しく、逆変換装置42の故障診断などについて
は、各ユーザが自ら修理などの対応をしなければならな
いという欠点がある。
が発電する電力量あるいは需要家内の消費電力量といっ
たシステム管理のために必要な基本データを知ることが
できない状態のままでシステムが運用される。
が自ら上記基本データを必要とする場合には、別途、デ
ータ収集解析装置を設ける必要があった。
び故障に対するサービス対応をユーザに頼るので、保守
管理が非効率で非経済的であるという問題がある。そし
て、この問題は、上記連系型太陽光発電装置の設置地域
の拡大と設置台数の増大に伴って、飛躍的に増大する。
と買電用の電力量計によって、発電装置から商用系統電
源への電力や商用系統電源から発電装置への電力を測定
することはできるが、それらの電力料金を演算すること
はできなかった。
算することができる系統連系型逆変換装置を提供するこ
とである。
に、本発明は、入力端子に直流電源が接続され、出力端
子に商用系統電源および需要家負荷が接続され、上記直
流電源から入力された直流電力を交流電力に変換して上
記商用系統電源および上記需要家負荷に交流電力を出力
するインバータ回路を有する系統連系型逆変換装置にお
いて、上記直流から交流に変換された交流電力の電力
量、上記商用系統電源に出力される電力量、上記需要家
負荷に出力される電力量のうちの少なくとも二つを測定
する電力量測定手段と、電力料金データを記憶する記憶
手段と、上記電力量測定手段で測定された各電力量と上
記電力料金データとに基づいて各電力量に対応する電力
料金を演算するシステム制御手段とを有することを特徴
とする系統連系型逆変換装置を提供する。
タを記憶し、この電力料金データと電力量測定手段で測
定された各電力量とに基づいて、システム制御手段が各
電力量に対応する電力料金を演算するから、発電金額や
売電金額などの各種電力料金を演算できる。電力料金が
変更された場合には、変更された電力料金データを記憶
手段にインプットしておけばよい。
は、所定期間の電力量の集計値に基づいて演算される電
力料金であることを特徴とする系統連系型逆変換装置を
提供する。
値に基づいて電力料金を演算するから、例えば、前日
中、あるいは前月中、あるいは上記発電装置を設置した
ときからの発電金額や売電金額などの各種電力料金を演
算できる。
なくとも一つを表示する表示手段をさらに有することを
特徴とする系統連系型逆変換装置を提供する。
を表示手段で表示できるから、例えば、売電金額の累積
値を表示させることにより、ユーザーは系統連系型逆変
換装置による売電によって貯金できる感覚を実感でき
る。
し、上記表示指示手段により指示されたことに応じて、
上記電力料金を上記表示手段に表示することを特徴とす
る系統連系型逆変換装置を提供する。
ザーからの表示指示があったときだけに、各種電力料金
を表示できるから、一つの表示装置に複数のデータを効
率よく表示することができる。
より詳細に説明する。
の実施例である逆変換装置2を示す。この逆変換装置2
と太陽電池1とが連系型太陽光発電装置を構成してい
る。
が出力した直流出力を、逆変換装置2が商用系統電源4
の交流電力と同一品質の交流電力に変換して、この交流
電力を負荷3に供給するようになっている。また、上記
連系型太陽光発電装置は、商用系統電源4と連系してお
り、上記連系型太陽光発電装置が負荷3に出力する交流
電力が負荷3の消費電力を越えたときには、商用系統電
源4に電力を逆潮流させるようになっている。
1が接続され、出力端子2Bに商用系統電源4が接続さ
れ、出力端子2C,2D…に負荷3が接続されている。
系保護回路6と、配電回路7を有している。
流電力を交流電力に変換する回路である。また、連系保
護回路6は、インバータ回路5の出力側の電力線に接続
されており、インバータ回路5の出力側の電力線から検
出した電圧や周波数に基づいて、インバータ回路5の出
力側に接続された交流スイッチ9を開閉することができ
る。
1,12を有している。電力検出器10はインバータ回
路5が出力する交流電力を検出し、電力検出器11は負
荷3が消費する交流電力を検出し、電力検出器12はイ
ンバータ回路5から商用系統電源4に出力される交流電
力を検出する。上記電力検出器は、電流検出器と電圧検
出器および乗算器で構成してもよい。
制御回路13と電力量測定回路16とシステム制御回路
14と双方向通信回路17と表示回路15を有してい
る。
5の入出力電力を制御して、インバータ回路5が太陽電
池1の最大出力点を追尾し、商用系統電源と同一の品質
の交流電力に交換するようにする回路である。
器10,11,12が検出した交流電力を表す信号を受け
て、交流電力量を測定する回路である。
量測定回路16からの交流電力量を表す信号を受けるよ
うになっている。また、システム制御回路14は、イン
バータ回路5の入力側の入力端子2Aの電圧を検出でき
るようになっている。また、システム制御回路14は、
インバータ回路5から配電回路7への電力線の電圧や周
波数を検出できるようになっている。
5の入力側の直流スイッチ8のオンオフを制御でき、か
つ、インバータ制御回路13の動作を制御でき、かつ、
連系保護回路6の動作を制御できる。つまり、システム
制御回路14は、この連系型太陽光発電装置の起動,停
止および異常運転に対する保護を行う回路である。ま
た、このシステム制御回路14は演算機能とメモリ機能
とクロック機能を有している。
陽光発電装置を設置した場所から離れた場所に在るシス
テム管理センター18と通信できるようになっている。
この双方向通信回路17は、システム管理センター18
からの指示を受けて、この指示内容を上記システム制御
回路14に伝達する。さらに、上記双方向通信回路17
は、システム制御回路14からの情報(たとえば、イン
バータ回路5の前後の電圧や電力量測定回路16で測定
した電力量)を上記システム管理センター18に伝達す
ることができる。
2に示すように、クロック20とメモリー21とモデム
22とNCU(網制御装置)23とで構成して、電話回線
を介してシステム管理センター18と交信するようにし
てもよい。上記クロック20とメモリー21とモデム2
2とNCU(網制御装置)23とは、システム制御回路1
4に接続されている。
ラムを記憶するROMと、上記システム制御回路14か
ら受けた上記連系型太陽光発電装置の動作情報および登
録番号であるIDコード,発呼時刻,発呼先の電話番号
などを記憶するRAMとで構成されている。また、モデ
ム22は、メモリー21やシステム制御回路14からの
デジタル信号(上記動作情報や通信に必要なコマンド)を
アナログ信号に変換してNCU23に出力すると共に電
話回線からのアナログ信号をデジタル信号に変換してシ
ステム制御回路14に出力する変復調装置である。NC
U23は、電話交換設備との間で信号のやりとりを行っ
て、双方向通信回路17とシステム管理センター18と
の間の信号の流れを制御する端末網制御装置である。
が刻む時刻にしたがって、メモリ21のRAMに記憶さ
れている設定発呼時刻に発呼先(システム管理センター
18)に自己のIDコード及び上記連系型太陽光発電装
置の動作情報を、モデム22とNCU23を介して、シ
ステム管理センター18に送信するようになっている。
なお、上記クロック20とメモリー21については、シ
ステム制御回路14が内蔵するクロックとメモリーを流
用してもよい。
路14および電力量測定回路16からの信号を受けて、
例えば、インバータ回路5の前後の電圧や電力量測定回
路16で測定した電力量を表示でき、さらには、これら
の情報に基づいた上記太陽光発電装置の運転状態,運転
実績,故障状態なども表示することができる。なお、上
記表示回路15は、表示スイッチ19がオンにされたと
きに、予め定められた特定のデータを瞬間的に表示でき
るようになっている。
に、配電回路7と連系保護回路6と表示回路15とが、
インバータ回路5および直流スイッチ8,交流スイッチ
9が構成する主回路およびインバータ制御回路13とシ
ステム制御回路14と電力量測定回路16と双方向通信
回路17とが構成する制御回路と一体構造になってい
る。なお、上記一体構造は、図3(B)に示す構造にして
もよい。
装置2は、システム制御回路14および連系保護回路6
が検出した電力経路の電圧や周波数及び、電力量測定回
路16からの電力量を表す信号に基づいて、システム制
御回路14が上記発電装置に異常が発生したと判断した
場合には、表示回路15に上記異常内容を表示させるこ
とができる。この表示は、LEDによる発光表示にする
ことができる。また、上記システム制御回路14は、上
記異常(故障,事故)が発生した時刻および上記異常の内
容を双方向通信回路17を経由して上記太陽光発電装置
から遠隔した場所にあるシステム管理センター18に伝
達することができる。
記異常情報を受け取ったときに、上記双方向通信回路1
7に、解列信号を送信する。この解列信号は、上記双方
向通信回路17からシステム制御回路14に伝達され
る。すると、上記システム制御回路14は、直流スイッ
チ8をオフにするとともに、連系保護回路6を制御して
交流スイッチ9をオフにさせる。これにより、上記逆変
換装置2は確実に停止する。
る場合には、システム管理センター18から再起動信号
を双方向通信回路17に送り、システム制御回路14に
より、交流スイッチ9をオフ状態に保持する一方、直流
スイッチ8をオンにする。こうして、逆変換装置2を自
己診断モードで運転する。この自己診断モードで、逆変
換装置2の動作チェックを行う。
路14によって太陽電池1の出力電力を確認し、つぎに
直流スイッチ8のオンを確認し、つぎにインバータ回路
5の起動を確認する。なお、この各確認時に、各動作が
正常か否かをシステム制御回路14で判断し、この判断
の結果を表す動作確認信号を、双方向通信回路17を経
由してシステム管理センター18に伝達する。そして、
システム管理センター18は、上記動作確認信号がすべ
て正常であったときに、交流スイッチ9をオンにするた
めの信号を、双方向通信回路17に送信し、システム制
御回路14と連系保護回路6によって、交流スイッチ9
をオンにする。
ム管理センター18は、上記システム制御回路14を遠
隔操作して、逆変換装置2の故障箇所を知ることができ
る。従って、故障修理を迅速にできる。また、上記シス
テム管理センター18は、上記システム制御回路14を
遠隔操作して上記逆変換装置2を故障から迅速に復旧さ
せることができる。
出力電力量と、需要家負荷3の消費電力量と、電力会社
への売電電力量を、電力量測定回路16で計測できる。
したがって、上記実施例は、たとえば1日間に積算した
電力量を、システム制御回路14および双方向通信回路
17を介してシステム管理センター18に送信すること
ができる。上記積算電力量は、上記太陽光発電装置の運
転管理データとして活用することができる。なお、上記
電力積算の期間は、1時間もしくは1ケ月にしてもよ
い。
電力および需要家負荷3の消費電力および電力会社への
売電電力をリアルタイムで表示回路15に表示すること
ができる。即ち、上記実施例によれば、発電装置の運転
状況が一目で確認できる。なお、上記表示回路15に、
上記3つの電力の値を同時に表示できるようにしてもよ
いし、切替スイッチで上記3つの電力値のうちの1つを
選択して表示できるようにしてもよい。また、上記シス
テム制御回路14によって、上記表示回路15に、太陽
電池1から逆変換装置2への入力電圧や入力電流あるい
は、逆変換装置2の出力周波数や出力電圧や出力電流を
表示させるようにしてもよい。尚、上記表示装置15
は、液晶パネルや7セグメントLEDで構成することが
できる。
ら、双方向通信回路17に電力料金データを送信し、こ
の電力料金データを上記システム制御回路14のメモリ
ーに格納しておけば、上記システム制御回路14は上記
電力料金データと上記電力量測定回路16が計測した電
力量に基づいて、上記発電装置の発電金額や電力会社へ
の売電金額を演算することができ、上記表示回路15に
上記発電金額や売電金額を表示することができる。な
お、システム管理センター18から双方向通信回路17
に電力料金データを送信することに替えて、上記電力料
金データをあらかじめシステム制御回路14のメモリー
にインプットしておいてもよい。また、上記金額表示
は、前日中の電力量の集計値に対応する金額であっても
よく、前月中の電力量の集計値に対応する金額であって
もよく、上記発電装置を設置したときからの電力量の集
計値に対応する金額であってもよい。また、これらの金
額の表示を、表示スイッチ19をオンにしたときにだけ
表示回路15に表示するようにして、上記発電装置のユ
ーザーからの要求があったときだけに、上記金額を表示
回路15に表示するようにしてもよい。
示できるようにすれば、ユーザーは売電によって貯金で
きる感覚を実感でき、節電や省エネルギーに対する意識
向上を図ることができる。
回路7と電力量測定回路16を内蔵しているから、配電
盤や電力量計を別体に設ける必要がない。したがって、
上記連系型太陽光発電装置のコンパクト化を図ることが
でき、かつ、配線が簡単になるから上記太陽光発電装置
を設置することも容易になる。
ータを記憶し、この電力料金データと電力量測定手段で
測定された各電力量とに基づいて、システム制御手段が
各電力量に対応する電力料金を演算するから、発電金額
や売電金額などの各種電力料金を演算できる。
む連系型太陽光発電装置のブロック図である。
接続した双方向通信回路のブロック図である。
型太陽光発電装置のブロック図である。
商用系統電源、5…インバータ回路、6…連系保護回
路、7…配電回路、8…直流スイッチ、9…交流スイッ
チ、10,11,12…電力検出器、13…インバータ制
御回路、14…システム制御回路、15…表示回路、1
6…電力量測定回路、17…双方向通信回路、18…シ
ステム管理センター、20…クロック、21…メモリ
ー、22…モデム、23…網制御回路。
Claims (4)
- 【請求項1】 入力端子に直流電源が接続され、出力端
子に商用系統電源および需要家負荷が接続され、上記直
流電源から入力された直流電力を交流電力に変換して上
記商用系統電源および上記需要家負荷に交流電力を出力
するインバータ回路を有する系統連系型逆変換装置にお
いて、 上記直流から交流に変換された交流電力の電力量、上記
商用系統電源に出力される電力量、上記需要家負荷に出
力される電力量のうちの少なくとも二つを測定する電力
量測定手段と、 電力料金データを記憶する記憶手段と、 上記電力量測定手段で測定された各電力量と上記電力料
金データとに基づいて各電力量に対応する電力料金を演
算するシステム制御手段とを有することを特徴とする系
統連系型逆変換装置。 - 【請求項2】 上記演算される電力料金は、所定期間の
電力量の集計値に基づいて演算される電力料金であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の系統連系型逆変換装
置。 - 【請求項3】 上記電力料金のうちの少なくとも一つを
表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求
項1又は請求項2に記載の系統連系型逆変換装置。 - 【請求項4】 表示指示手段をさらに有し、上記表示指
示手段により指示されたことに応じて、上記電力料金を
上記表示手段に表示することを特徴とする請求項3に記
載の系統連系型逆変換装置。
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