JP6339531B2 - 太陽光発電システムおよび遠隔操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電システムおよび遠隔操作装置に関する。
太陽光発電システムにおいては、発電した直流電力をパワーコンディショナ等において交流電力に変換して商用系統に連系させる連系モードや、発電した電力を自立運転手段に供給する自立運転モードや、パワーコンディショナ等における変換を停止する運転停止モードなど、複数のモードを切り替えて運転する技術が知られている。
これらのモード切り替えは、一般的には、太陽光発電システムの発電サイトに設置されたパワーコンディショナ等に設けられた切り替えスイッチによって行われる。その一方で、遠隔通信手段を介して制御信号の送受信が可能な遠隔地の切り替え手段によってもモード切り替えを可能とする技術も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述の特許文献1では、発電サイトと、遠隔地の二か所に切り替えスイッチが設けられるため、例えば、太陽光発電システムを停止させた状態で作業員が発電サイトで作業している状況において、遠隔地から運転開始操作がされる等、適切でない操作が行われることを防止する技術が開示されている。
特開2013−243862号公報
上述のように太陽光発電システムが停止する状況としては、例えば、作業員が発電サイトで作業を行うために停止させる場合(言い換えると、内部要因で停止させる場合)の他に、商用系統の異常により太陽光発電システムが停止する場合(言い換えると、外部要因で停止される場合)が考えられる。
内部要因で太陽光発電システムの運転が停止された場合と比較して、外部要因で停止した場合には、運転再開に要する作業が異なるため、運転停止の原因が内部要因であるのか、外部要因であるのか、オペレータが知る必要があった。しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術等では、遠隔地にいるオペレータが運転停止の原因を知ることは難しいという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、運転停止の要因が太陽光発電システムの外部にあるのか、内部にあるのか判別を容易にすることができる太陽光発電システムおよび遠隔操作装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の太陽光発電システムは、日射を受けて直流電力を発電する太陽光発電部と、前記太陽光発電部で発電された直流電力を交流電力に変換し商用系統に供給するパワーコンディショナと、前記商用系統における異常を検出する検出部と、前記パワーコンディショナおよび前記商用系統の間をつなぐ電路の開閉を行う開閉部と、前記開閉部における開閉状態を取得する取得部と、前記パワーコンディショナにおける運転状態を取得するとともに、前記運転状態を制御する制御部と、前記制御部に対して前記パワーコンディショナの運転状態の変更を指示する制御信号を出力する遠隔操作部と、が設けられ、前記遠隔操作部は、前記検出部から前記商用系統における異常を示す信号が入力されると、前記商用系統における異常が解消しているか判定を行い、異常が解消されていないと判定された場合には、前記取得部から出力される信号に基づいて前記開閉部における開閉状態を判定し、前記開閉部が閉じていると判定された場合には、前記商用系統における異常が解消しているか情報を取得する処理を行い、前記商用系統における異常が解消されていないとの情報が取得された場合には、所定時間待機した後、前記商用系統における異常が解消しているか判定する処理を行うことを特徴とする。
本発明の遠隔操作装置は、日射を受けて直流電力を発電する太陽光発電部で発電された直流電力を交流電力に変換し商用系統に供給するパワーコンディショナにおける運転状態を取得するとともに、前記運転状態を制御する制御部に対して前記パワーコンディショナの運転状態の変更を指示する制御信号を出力する遠隔操作装置であって、前記商用系統における異常を検出する検出部から前記商用系統における異常を示す信号が入力されると、前記商用系統における異常が解消しているか判定を行い、異常が解消されていないと判定された場合には、前記パワーコンディショナおよび前記商用系統の間をつなぐ電路の開閉を行う開閉部における開閉状態を取得する取得部から出力される信号に基づいて前記開閉部における開閉状態を判定し、前記開閉部が閉じていると判定された場合には、前記商用系統における異常が解消しているか情報を取得する処理を行い、前記商用系統における異常が解消されていないとの情報が取得された場合には、所定時間待機した後、前記商用系統における異常が解消しているか判定する処理を行うことを特徴とする。
本発明の太陽光発電システムおよび遠隔操作装置によれば、少なくとも、商用系統における異常が解消しているかの判定、および、開閉部における開閉状態の判定を行うことにより、パワーコンディショナの運転停止の要因が太陽光発電システムの外部にあるのか、内部にあるのか判別を容易にすることができる。
上記発明の太陽光発電システムにおいて、前記遠隔操作部は、前記開閉部が開いていると判定された場合、および、前記開閉部が閉じていると判定した後に前記商用系統における異常が解消されている情報が取得された場合の少なくとも一方において、作業員による点検を促す通知を出力することが好ましい。
このように、太陽光発電システム内での故障が疑われる際に、遠隔操作部から作業員による点検を促す通知を出力することにより、パワーコンディショナの運転停止の解除を行いやすくなる。
上記発明の太陽光発電システムにおいて、前記遠隔操作部は、前記商用系統における異常が解消しているか情報を取得する処理として、前記遠隔操作部に前記異常が解消しているかを示す情報の入力を促す通知処理を行うことが好ましい。
このように、商用系統における異常が解消しているかを示す情報の入力を促す通知を行うことにより、商用系統の異常が継続している場合に、パワーコンディショナの運転停止が解除されることを抑制できる。
上記発明の太陽光発電システムにおいて、前記遠隔操作部は、前記商用系統における異常が解消していると判定された場合、少なくとも、前記制御部から取得される前記パワーコンディショナの運転状態、および、前記検出部から取得される信号に基づいて、前記パワーコンディショナにおける前記直流電力を前記交流電力に変換する運転の再開が可能か判定する処理を行うことが好ましい。
このように、商用系統の異常が解消しているとの判定の後に、パワーコンディショナの運転再開が可能か判定することにより、商用系統の異常が継続している場合に、パワーコンディショナの運転停止が解除されることを抑制できる。
本発明の太陽光発電システムおよび遠隔操作装置によれば、少なくとも、商用系統における異常が解消しているかの判定、および、開閉部における開閉状態の判定を行うため、運転停止の要因が太陽光発電システムの外部にあるのか、内部にあるのか判別を容易にすることができるという効果を奏する。
本発明の太陽光発電システムの一実施形態を説明する摸式図である。 図1の太陽光発電システムの構成を説明するブロック図である。 系統異常による停止後に復帰を行う際の制御内容を説明するフローチャートである。 系統異常による停止後に復帰を行う際の制御内容を説明するフローチャートである。
この発明の一実施形態に係る太陽光発電システム1について、図1から図4を参照しながら説明する。本実施形態では太陽光発電システム1を、図1に示すように、発電を行い商用系統5に発電電力を供給する太陽光発電所2の監視・制御を遠隔地に設置された遠隔拠点3から行う例に適用して説明する。
太陽光発電システム1は、発電電力を商用系統5に供給する太陽光発電所2と、太陽光発電所2を遠隔地から監視・制御する遠隔拠点3と、から主に構成されている。太陽光発電所2には、図1および図2に示すように、太陽光発電部11と、パワーコンディショナ12(以下「PCS12」とも表記する。)と、受電装置13と、連系検出部(検出部)15と、構内検出部(検出部)16と、制御部17と、が主に設けられている。
太陽光発電部11は、太陽の日射を受けて直流電力を発電するものである。太陽光発電部11としては公知の太陽電池パネルを用いることができ、その構造や形式や設置方法などを限定するものではない。
パワーコンディショナ12は、太陽光発電部11により発電された直流電力を、商用系統5に供給可能な交流電力に変換するものである。変換された交流電力は商用系統5に供給される。パワーコンディショナ12における電力の変換回路や変換方法としては、公知の回路や方法を用いることができ、特に限定するものではない。
パワーコンディショナ12には、太陽光発電部11から入力される直流電流に応じて電力変換を行う自動運転モードと、商用系統5に異常が発生した場合に電力の変換を停止する異常停止モードと、が設けられている。自動運転モード、異常停止モードの切り替えは後述する制御部17から入力される制御信号等により行われる。
パワーコンディショナ12が自動運転モードで運転されている場合には、例えば、夜間や雨天などのように日射がない、または、少ない状況で太陽光発電部11において発電された直流電力の入力がない、または、ないと見なすことができるときには、電力の変換が行われない(言い換えると停止する。)。晴天などのように日射がある状況で太陽光発電部11において発電された直流電力の入力があるときには、入力された直流電力に応じた電力変換が行われる。
パワーコンディショナ12の運転状態が異常停止モードである場合には、電力の変換は行われないとともに、異常停止モードを解除しない限り上述の自動運転モードへのモード切り替えが許可されないようになっている。つまり、異常停止モードから自動運転モードへの切り替えは、異常停止モード→異常停止モードの解除→自動運転モードの順で行われる。
受電装置13は、パワーコンディショナ12と商用系統5との間に配置される電気工作物であり、開閉器(開閉部)14(以下「PAS14」とも表記する。)が設けられたものである。開閉器14は、商用系統5で発生した異常が太陽光発電所2に影響を及ぼすことや、太陽光発電所2で発生した異常が商用系統5に影響を及ぼすことを抑制するものである。開閉器14における地絡発生や、過電流断発生など情報については、例えば、開閉器14から遠隔操作装置21に出力されるように構成されている。
連系検出部15は、パワーコンディショナ12から商用系統5までの間における電力を検出するものであり、検出した電力に関する情報を後述する遠隔操作装置21へ出力するものである。構内検出部16は、太陽光発電部11からパワーコンディショナ12までの間における電力を検出するものであり、検出した電力に関する情報を後述する遠隔操作装置21へ出力するものである。
なお、連系検出部15および構内検出部16としては、公知の電力検出手段を用いることができ、特に検出方法を限定するものではないし、配置される位置を限定するものでもない。
制御部17は、パワーコンディショナ12の運転状態を取得するとともに、パワーコンディショナ12の運転状態を制御するものである。制御部17は、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、入出力インタフェース等を有するコンピュータシステムである。ROM等に記憶されている制御プログラムは、CPUを少なくともパワーコンディショナ12の運転状態を制御する処理を行うものとして機能させるものであり、入出力インタフェース等を少なくともパワーコンディショナ12の運転状態を取得したり、パワーコンディショナ12の運転状態を制御する制御信号を出力したりするものとして機能させるものである。
遠隔拠点3は、太陽光発電所2から離れた遠隔地に設けられた太陽光発電所2の監視・制御を行う遠隔操作装置(遠隔操作部)21が設置された拠点である。遠隔拠点3では、複数の太陽光発電所2の監視・制御が可能とされている。本実施形態では、説明を容易にするために、一つの太陽光発電所2を監視・制御する例に適用して説明する。
遠隔操作装置21は、少なくともに、制御部17に対してパワーコンディショナ12の運転状態の変更を指示する制御信号を出力するものである。遠隔操作装置21は、図2に示すように、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、入出力インタフェース等を有するコンピュータシステムである。遠隔操作装置21には、オペレータにパワーコンディショナ12の運転状態などを通知する液晶ディスプレイなどの表示部25や、オペレータからの指示が入力されるキーボードなどの入力部26などが、更に設けられている。
ROM等に記憶されている制御プログラムは、CPUを少なくともパワーコンディショナ12の運転状態の変更を指示する処理を行う演算部22として機能させるものであり、入出力インタフェース等を少なくとも制御部17からパワーコンディショナ12の運転状態を取得したり、パワーコンディショナ12の運転状態の変更を指示する制御信号を制御部17へ出力したり、開閉器14の開閉状態を取得する通信部(取得部)23として機能させるものである。制御部17および遠隔操作装置21におけるパワーコンディショナ12の運転状態制御の詳細については後述する。
次に、上記の構成からなる太陽光発電システム1における制御、特に、商用系統5の異常により停止したパワーコンディショナ12の復帰制御について図3および図4などを参照しながら説明する。
図3に示すように、商用系統5において送電網等の不具合などが発生し、太陽光発電所2で発電した電力を商用系統5に供給できない状況(以下、「系統異常」とも表記する。)が発生すると(系統異常発生ステップ:S11)、パワーコンディショナ12の運転状態は自動運転モードから異常停止モードに切り替えられ、電力の変換が停止される。なお、パワーコンディショナ12における自動運転モードから異常停止モードへの切り替え方法については、公知の方法を用いることができ、特に限定するものではない。
パワーコンディショナ12の運転状態が異常停止モードに切り替わりは、制御部17により取得される。制御部17は、取得したパワーコンディショナ12の運転状態を通知する信号を出力し、この信号は遠隔操作装置21に入力される。
その後、遠隔操作装置21は、停電警報が復旧したか否かの判定処理を行う(復旧判定ステップ:S12)。停電警報の復旧は、例えば、連系検出部15および構内検出部16の検出信号に基づいて判断する方法を挙げることができる。停電警報が復旧していないと判定された場合(NOの場合)には、遠隔操作装置21は、開閉器14から出力される情報に基づいて、開閉器14の地絡が発生しているか、過電流断が発生しているか否かの判定処理を行う(PAS判定ステップ:S13)。開閉器14の地絡が発生している、または、過電流断が発生していると判定された場合(YESの場合)には、遠隔操作装置21から県域支店4に、太陽光発電所2へ作業員を派遣することを指示する連絡が送られる(現地駆け付けステップ:S14)。なお、当該連絡は、遠隔操作装置21から自動的に送られてもよいし、遠隔操作装置21が遠隔拠点3のスタッフに連絡を促す通知を行い、通知を受けたスタップが連絡を行ってもよい。
S14の判定において、開閉器14の地絡が発生していない、かつ、過電流断が発生していないと判定された場合(NOの場合)には、遠隔操作装置21は電力会社に停電状況を確認する処理を行い(停電状況確認ステップ:S15)、電力会社に確認した状況に基づいて、商用系統5は復旧しているか否かを判定する処理を行う(復旧確認判定ステップ:S16)。
商用系統5が復旧していると判定された場合(YESの場合)には、遠隔操作装置21から県域支店4に、太陽光発電所2へ作業員を派遣することを指示する連絡が送られる(現地駆け付けステップ:S17)。つまり、商用系統5が復旧していても、停電警報が復旧していない場合には、開閉器14が開放している可能性が高いと考えられる。そのため、太陽光発電所2に作業員を派遣し、開閉器14の確認作業が行われる。
商用系統5が復旧していないと判定された場合(NOの場合)には、遠隔操作装置21は復電予定時間まで待機する処理を行う(待機ステップ:S18)。さらに、遠隔操作装置21は県域支店4に復電予定時間まで待機する処理を行うことを通知する処理も行う。県域支店4は通知された待機に関する情報を受領する(受領ステップ:S19)。復電予定時間まで待機した後、遠隔操作装置21は再びS12に戻り、上述の処理を繰り返し行う。
初回のS12の判定処理、または、複数回目のS12の判定処理において停電警報が復旧していると判定された場合(YESの場合)には、遠隔操作装置21は、図4に示すようにパワーコンディショナ12が遠隔起動可能か否かを判定する処理を行う(遠隔起動判定ステップ:S21)。
ここで、遠隔起動が可能か否かは、パワーコンディショナ12における自動運転異常および系統異常を除き、他の機能が復旧しているか否かに基づいて判定される。当該判定には、例えば、制御部17から出力されるパワーコンディショナ12の状態に基づいて行われる。遠隔起動が不可能と判定された場合(NOの場合)には、遠隔操作装置21から県域支店4に、太陽光発電所2へ作業員を派遣することを指示する連絡が送られる(現地駆け付けステップ:S22)。
遠隔起動が可能と判定された場合(YESの場合)には、遠隔操作装置21から電力会社に、商用系統5に発電した電力を供給する系統連系の了承を求める処理を行う(連系了承ステップ:S23)。なお、当該了承を求める処理は、遠隔操作装置21により自動的に行われてもよいし、遠隔操作装置21が遠隔拠点3のスタッフに連絡を促す通知を行い、通知を受けたスタップが了承を求める処理を行ってもよい。
遠隔操作装置21は、電力会社から系統連系の了承を受領すると(了承受領ステップ:S24)、パワーコンディショナ12のタイプを判別する処理を行う(タイプ判別ステップ:S25)。本実施形態では、パワーコンディショナ12の異常停止モードを解除する際に、遠隔操作装置21からの解除指令が必要な外部解除タイプか、パワーコンディショナ12自身で異常停止モードの解除が可能な自立解除タイプかを、判定する処理が行われる。外部解除タイプとしては、株式会社日立製作所製のパワーコンディショナ12を例示することができる。自立解除タイプとしては、東芝三菱電機産業システム株式会社(TMEIC)製のパワーコンディショナ12を例示することができる。
パワーコンディショナ12が外部解除タイプ、例えば、株式会社日立製作所製のパワーコンディショナ12と判定された場合(YESの場合)には、遠隔操作装置21は、パワーコンディショナ12における異常停止モードを解除する制御信号を出力する処理を行う(異常リセット指令ステップ:S26)。
その後、遠隔操作装置21は、異常停止モードの解除により状態が復帰したか否かを確認する処理を行う(復帰確認ステップ:S27)。具体的には、パワーコンディショナ12における系統異常が解消されて復帰しているか否かの確認が行われる。状態が復帰していないと判定された場合(NOの場合)には、遠隔操作装置21から県域支店4に、太陽光発電所2へ作業員を派遣することを指示する連絡が送られる(現地駆け付けステップ:S28)。
その一方で、S27の処理で状態が復帰していると判定された場合(YESの場合)、および、S27の処理でパワーコンディショナ12が自立解除タイプと判定された場合(NOの場合)には、遠隔操作装置21は、パワーコンディショナ12の運転状態を自動運転モードに切り替える制御信号を出力する処理を行う(PCS運転指令ステップ:S29)。
その後、遠隔操作装置21は、自動運転モードへの切り替えにより状態が復帰したか否かを確認する処理を行う(復帰確認ステップ:S30)。具体的には、パワーコンディショナ12における系統異常が解消されて復帰しているか否か、および、パワーコンディショナ12の出力が正常か否かの確認が行われる。なお、S30の判定処理のタイミングが、夜間などのように太陽光発電部11よる発電が行われない時間帯となった場合には、翌朝のように太陽光発電部11による発電が行われる時間まで待機した上で、S30の判定処理が行われる。
状態が復帰していないと判定された場合(NOの場合)、具体的には、パワーコンディショナ12における系統異常が解消されて復帰していないと判定された場合、または、パワーコンディショナ12の出力が正常でないと判定された場合には、遠隔操作装置21から県域支店4に、太陽光発電所2へ作業員を派遣することを指示する連絡が送られる(現地駆け付けステップ:S31)。
状態が復帰していると判定された場合(YESの場合)には、具体的には、パワーコンディショナ12における系統異常が解消されて復帰していると判定された場合、または、パワーコンディショナ12の出力が正常であると判定された場合には、遠隔操作装置21から県域支店4に、対応が完了したことを知らせる報告が送られ(完了報告ステップ:S32)、県域支店4は、対応が完了したことを知らせる報告を受領する(報告受領ステップ:S33)。
なお、当該報告処理は、遠隔操作装置21により自動的に行われてもよいし、遠隔操作装置21が遠隔拠点3のスタッフに報告を促す通知を行い、通知を受けたスタップが報告処理を行ってもよい。
上記の構成の太陽光発電システム1によれば、少なくとも、S12において商用系統5における異常が解消しているかの判定処理を行うとともに、S13において開閉器14における開閉状態の判定処理を行うことにより、パワーコンディショナ12の運転停止の要因が太陽光発電システム1の外部にあるのか、内部にあるのか判別を容易にすることができる。
太陽光発電システム1内での故障が疑われる際に、S14のように遠隔操作装置21から作業員による点検を促す通知を出力する処理を行うことにより、パワーコンディショナ12の運転停止の解除を行いやすくなる。
S15やS16のように商用系統5における異常が解消しているかを示す情報の入力を促す処理を行うことにより、商用系統5の異常が継続している場合に、パワーコンディショナ12の運転停止が解除されることを抑制できる。
商用系統5の異常が解消しているとの判定処理が行われた後に、S21のようにパワーコンディショナ12の運転再開が可能か判定する処理を行うことにより、商用系統5の異常が継続している場合に、パワーコンディショナ12の運転停止が解除されることを抑制できる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記の実施の形態においては、遠隔操作装置21において運転停止の要因が太陽光発電システム1の外部にあるのか内部にあるのか判別してもよいし、太陽光発電所2に隣接して配置された操作装置等において判別してもよく、特に限定するものではない。
1…太陽光発電システム、5…商用系統、11…太陽光発電部、12…パワーコンディショナ、14…開閉器(開閉部)、15…連系検出部(検出部)、16…構内検出部(検出部)、17…制御部、21…遠隔操作装置(遠隔操作部)、23…通信部(取得部)

Claims (5)

  1. 日射を受けて直流電力を発電する太陽光発電部と、
    前記太陽光発電部で発電された直流電力を交流電力に変換し商用系統に供給するパワーコンディショナと、
    前記商用系統における異常を検出する検出部と、
    前記パワーコンディショナおよび前記商用系統の間をつなぐ電路の開閉を行う開閉部と、
    前記開閉部における開閉状態を取得する取得部と、
    前記パワーコンディショナにおける運転状態を取得するとともに、前記運転状態を制御する制御部と、
    前記制御部に対して前記パワーコンディショナの運転状態の変更を指示する制御信号を出力する遠隔操作部と、
    が設けられ、
    前記遠隔操作部は、前記検出部から前記商用系統における異常を示す信号が入力されると、前記商用系統における異常が解消しているか判定を行い、異常が解消されていないと判定された場合には、前記取得部から出力される信号に基づいて前記開閉部における開閉状態を判定し、
    前記開閉部が閉じていると判定された場合には、前記商用系統における異常が解消しているか情報を取得する処理を行い、
    前記商用系統における異常が解消されていないとの情報が取得された場合には、所定時間待機した後、前記商用系統における異常が解消しているか判定する処理を行うことを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記遠隔操作部は、前記開閉部が開いていると判定された場合、および、前記開閉部が閉じていると判定した後に前記商用系統における異常が解消されている情報が取得された場合の少なくとも一方において、作業員による点検を促す通知を出力することを特徴とする請求項1記載の太陽光発電システム。
  3. 前記遠隔操作部は、前記商用系統における異常が解消しているか情報を取得する処理として、前記遠隔操作部に前記異常が解消しているかを示す情報の入力を促す通知処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記遠隔操作部は、前記商用系統における異常が解消していると判定された場合、少なくとも、前記制御部から取得される前記パワーコンディショナの運転状態、および、前記検出部から取得される信号に基づいて、前記パワーコンディショナにおける前記直流電力を前記交流電力に変換する運転の再開が可能か判定する処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  5. 日射を受けて直流電力を発電する太陽光発電部で発電された直流電力を交流電力に変換し商用系統に供給するパワーコンディショナにおける運転状態を取得するとともに、前記運転状態を制御する制御部に対して前記パワーコンディショナの運転状態の変更を指示する制御信号を出力する遠隔操作装置であって、
    前記商用系統における異常を検出する検出部から前記商用系統における異常を示す信号が入力されると、前記商用系統における異常が解消しているか判定を行い、異常が解消されていないと判定された場合には、前記パワーコンディショナおよび前記商用系統の間をつなぐ電路の開閉を行う開閉部における開閉状態を取得する取得部から出力される信号に基づいて前記開閉部における開閉状態を判定し、
    前記開閉部が閉じていると判定された場合には、前記商用系統における異常が解消しているか情報を取得する処理を行い、
    前記商用系統における異常が解消されていないとの情報が取得された場合には、所定時間待機した後、前記商用系統における異常が解消しているか判定する処理を行うことを特徴とする遠隔操作装置。
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