JP2002123710A - 墓石の販売システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】末端のユーザーは墓石購入のために墓石案内装
置を利用して希望する該墓石をゆっくりとかつ確実に選
択することができる墓石の販売システムを提供する。 【解決手段】墓石販売主は、販売システムの構築者に対
して、墓石案内装置Ａに登録すべき墓石販売主の墓石ｂ
の固有情報ｃと該墓石ｂの画像ｄとを、その各異なった
種類の墓石毎に送り、これら複数種の墓石の固有情報と
画像とを受け取った販売システム構築者は、これら固有
情報と画像とを墓石案内装置における処理手段５へそれ
ぞれ入力して、墓石買い主は、該墓石案内装置において
複数の情報が表示される表示手段６を選択操作すること
で希望する墓石購入の参考とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、末端のユーザーが簡単
かつ安心して墓石を購入する目安とすることができる墓
石の販売システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、末端のユーザーが墓石を購入する
ことは、日常生活の中で滅多にないことであって、情報
の取得が乏しく、その購入のために希望する墓石をゆっ
くりとかつ確実に選択することは、甚だ困難なことで、
その多くは、墓石販売者の意見にゆだねることがほとん
どであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した問題
点を解決するためになされたもので、墓石販売主は、販
売システムの構築者に対して、墓石案内装置に登録すべ
き墓石販売主の墓石の固有情報と該墓石の画像とを、そ
の各異なった種類の墓石毎に送り、これら複数種の墓石
の固有情報と画像とを受け取った販売システム構築者
は、これら固有情報と画像とを墓石案内装置における処
理手段へそれぞれ入力して、墓石買い主は、該墓石案内
装置において複数の情報が表示される表示手段を選択操
作することで希望する墓石購入の参考とすることによ
り、末端のユーザーは墓石購入のために墓石案内装置を
利用して希望する該墓石をゆっくりとかつ確実に選択す
ることができる墓石の販売システムを提供することを目
的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、墓石販売主が墓石を販売するに
あたって、墓石買い主の複数の必要情報を墓石案内装置
に格納して、前記墓石買い主が前記墓石案内装置を操作
して墓石購入の参考とする墓石の販売システムにあっ
て、前記墓石販売主は、前記販売システムの構築者に対
して、前記墓石案内装置に登録すべき墓石販売主の墓石
の固有情報と該墓石の画像とを、その各異なった種類の
墓石毎に送り、これら複数種の墓石の固有情報と画像と
を受け取った前記販売システム構築者は、これら固有情
報と画像とを前記墓石案内装置における処理手段へそれ
ぞれ入力して、前記墓石買い主は、該墓石案内装置にお
いて複数の情報が表示される表示手段を選択操作するこ
とで希望する墓石購入の参考とする墓石の販売システム
にある。

【０００５】そして、墓石販売主が墓石を販売するにあ
たって、墓石買い主の複数の必要情報を墓石案内装置に
格納して、前記墓石買い主が前記墓石案内装置を操作し
て墓石購入の参考とする墓石の販売システムにあって、
前記墓石販売主は、前記墓石案内装置に登録すべき墓石
販売主の墓石の固有情報をデータ入力シートに記入し、
かつ、このデータ入力シートに対応する該墓石の画像を
記憶媒体に入力して、これら各異なった種類の墓石毎に
前記データ入力シートと記憶媒体とを前記販売システム
の構築者に対して送り、これら複数種の墓石の固有情報
と画像とが保存されている前記データ入力シートと記憶
媒体とを受け取った前記販売システム構築者は、これら
固有情報と画像とを前記墓石案内装置における処理手段
の情報格納手段へそれぞれ入力して、前記墓石買い主
は、該墓石案内装置において複数の情報が表示される表
示手段を選択操作することで希望する墓石購入の参考と
する墓石の販売システムにある。

【０００６】また、販売システム構築者は、墓石販売主
の墓石の固有情報と該墓石の画像とを、あらかじめ、情
報格納手段へ入力して格納した後、この情報格納手段を
墓石案内装置へ取り付ける。

【０００７】

【実施例】次に、この発明に関する墓石の販売システム
の実施の一例を図面に基づいて説明する。図１において
Ａは墓石の販売システムに用いる墓石案内装置で、店頭
等の適所へ容易に設置しておくことができるものであっ
て、墓石販売主が墓石を販売するにあたって、墓石買い
主の複数の必要情報を、該墓石案内装置Ａに格納して、
前記墓石買い主自身（他の者が代行することもできる）
が前記墓石案内装置を操作して検索し、墓石購入の参考
とすることができる。

【０００８】そして、その構成は、例えば、本体１内に
設けられた、中央演算処理手段（ＣＰＵ）２と記憶手段
（メモリ）３と制御手段（チップセット）４とからなる
処理手段５と、本体１の外部に露出する表示手段６によ
り基本的に構成される。なお、この墓石案内装置Ａは、
慣用のコンピュータを利用することができるものであ
り、必要に応じて前記検索回答を印刷するプリンタ１０
を接続あるいは本体１内へ内蔵することもできる。

【０００９】また、記憶手段３に接続される記憶媒体で
ある情報格納手段７は、所定の格納容量を有していて、
図１に示すように、本体１に対して着脱自在に設けるこ
ともできる。そして、この処理手段５における記憶手段
３には、情報格納手段７を介して墓石販売主の複数種類
にわたる墓石ｂの固有情報ｃと該墓石ｂの画像ｄとが多
数入力されている。

【００１０】これら墓石ｂの固有情報ｃと画像ｄとは、
墓石販売主から販売システム構築者（システム作成者）
へシステム構築のために送られてくるもので、このう
ち、墓石ｂの固有情報ｃは、例えば、図２に示すよう
な、紙状のデータ入力シート８に記入されているもの
で、墓石ｂの価格や寸法，形状，石，宗派、更には、当
該墓石ｂに対するコメントや墓石ｂの写真番号などが記
入される。なお、このデータ入力シート８は、パソコン
等を使用してフロッピーディスクやＣＤ−ＲＯＭ（ＣＤ
−Ｒ）等の記録媒体に格納されたものでも構わない。

【００１１】また、前記した墓石ｂの画像ｄは、図３に
示すように、カメラにより撮影された写真をデジタル化
して画像ファイルとし、パソコン等を使用してフロッピ
ー（登録商標）ディスクやＣＤ−ＲＯＭ（他にＣＤ−
Ｒ，ＭＯ・・・）等の記録媒体９に格納したり、あるい
は、写真におけるネガや写真そのものをそのまま記録媒
体９とするものであるが、作業性や正確性等を勘案すれ
ば、前者のデジタル記録媒体９が好ましい。なお、写真
におけるネガや写真そのものを記録媒体９とする場合に
は、販売システム構築者にあっては、パソコン等を使用
してスキャナー等を経由し、デジタル記録された画像フ
ァイルとする。更に、その画像ファイル名は、前記した
データ入力シート８における墓石ｂの写真番号と符合す
るように設定される。

【００１２】更に、前記した表示手段６は、感圧式のタ
ッチパネルであって、人の指等がこの表面において表示
される後記する項目ｅ，ｆ，ｇ等に触れることで、処理
手段５に対して諸作動命令が与えられる。

【００１３】したがって、前記したように構成される本
発明の一実施例の墓石の販売システムは、以下に述べる
作用を奏する。まず、墓石販売主は、図４に示すよう
に、販売システムの構築者から配布された、図２に示す
ような、データ入力シート８へ、墓石案内装置Ａに登録
すべき当該墓石販売主が販売し得るそれぞれの種類の墓
石ｂに対して、該墓石ｂの固有情報ｃを記入する。

【００１４】また、前記したデータ入力シート８に対応
する、例えば、図３に示すような、該墓石ｂの画像ｄを
パソコン等を使用してＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体９に入
力する。

【００１５】墓石販売主におけるこれらのデータ入力シ
ート８と記憶媒体９との作成作業は、それぞれ各異なっ
た種類の墓石ｂ，ｂ，ｂ・・・毎に行われるもので、こ
うして用意されたそれぞれ各異なった種類の墓石ｂ，
ｂ，ｂ・・・毎のデータ入力シート８と記憶媒体９とは
前記販売システムの構築者に対して送付される。

【００１６】前記販売システム構築者は、前記した複数
種の墓石ｂ，ｂ，ｂ・・・の固有情報ｃと画像ｄとが保
存されているデータ入力シート８と記憶媒体９とを受け
取って、これら固有情報ｃと画像ｄとを墓石案内装置Ａ
における処理手段５の情報格納手段７へそれぞれ入力す
る。この入力にあっては、墓石案内装置Ａが販売システ
ム構築者側にあるときは、情報格納手段７へ格納した
後、該墓石案内装置Ａへ内蔵させて、墓石販売主へ墓石
案内装置Ａごと送付するものであり、また、墓石案内装
置Ａが、既に墓石販売主側にあるときは、固有情報ｃと
画像ｄとを入力した情報格納手段７のみを送付し、墓石
販売主側においてこの情報格納手段７を墓石案内装置Ａ
へ内蔵させる。

【００１７】こうして、墓石案内装置Ａにおいては、そ
の希望する墓石ｂの検索準備がなされるもので、適所に
（必ずしも墓石販売主の居所に設けなくてもよく、その
遠隔地においてインターネット等の適宜通信網を利用し
て、墓石販売主は検索情報が得られる。）設置された該
墓石案内装置Ａを墓石買い主が適宜操作することで墓石
ｂの検索がなされる。

【００１８】すなわち、墓石案内装置Ａに電源が投入さ
れると、本体１内の処理手段５等が起動して、その表示
手段６には、まず、図５に示すような、初期画面１１が
表示される。そして、この画面１１中の「次のページ
へ」と表示された項目ｅを墓石買い主が指で触れると、
図６に示すような、墓石買い主の連絡先となる電話番号
入力画面１２が表れる。テンキー欄１３から所定の電話
番号を入力すると確認表示欄１４に、その入力電話番号
が表示され、後日の購入時の顧客情報となる。

【００１９】電話番号入力後、画面１２中の「次のペー
ジへ」と表示された項目ｅを指で触れると、図７に示す
ような、建墓時期（年月）の選択と先程入力した電話番
号訂正の画面１５が表れる。所定の入力後、「次のペー
ジへ」と表示された項目ｅを指で触れると、図８に示す
ような、墓石の購入予算入力画面１６が表れる。テンキ
ー欄１７から下限価格と上限価格とを入力すると確認表
示欄１８，１９に、その入力価格が表示される。

【００２０】次に、所定の入力後、「次のページへ」と
表示された項目ｅを指で触れると、図９に示すような、
建墓予定の墓地の大きさを入力する画面２０が表れる。
画面２０上の墓地の平面図２１を見ながら、その「間
口」と「奥行」を数値選択欄２２から選び出すと、これ
ら「間口」と「奥行」とに選定した数値２３ａ，２３ｂ
が記入されて画面２０上で確認できる。

【００２１】所定の入力後、「次のページへ」と表示さ
れた項目ｅを指で触れると、図１０に示すような、墓石
ｂの形式を選択する画面２４が表れる。この画面２４上
に表示された複数種の型式欄２５ａ，２５ｂ，２５ｃ中
に希望する墓石ｂの形式があれば、その２５ａ，２５
ｂ，２５ｃを選んで指で触れ、また、指定しなければ、
「次のページへ」と表示された項目ｅを指で触れて次に
進む。

【００２２】すると、図１１に示すような、墓石ｂにお
ける石材の色柄を選択する画面２６が表れるもので、こ
の画面２６上に表示された複数種の型式欄２７ａ，２７
ｂ，２７ｃ中に希望する墓石ｂの形式があれば、その２
７ａ，２７ｂ，２７ｃを選んで指で触れ、また、指定し
なければ、「次のページへ」と表示された項目ｅを指で
触れて次に進む。次のページでは、図１２に示すよう
な、宗派の選定画面２８が表れるもので、宗派選択欄２
９から適合する宗派名を指で触れて選び出し、また、指
定しなければ、「次のページへ」と表示された項目ｅを
指で触れて次に進む。

【００２３】次のページでは、図１３に示すように、こ
れまで選択作業をしてきた検索結果の画面３０が表れる
もので、複数種類の、例えば、３種類の墓石商品欄３１
ａ，３１ｂ，３１ｃによって表示される。希望する墓石
ｂに該当するあるいはそれに近似した欄があれば、その
画面を指で触れることで、図１４に示すように、拡大表
示された画面３２が表れる。この情報は、必要に応じ
て、画面３２上の項目ｆの「印刷」を指で触れれば、直
ちに、プリンタ１０が起動してプリントアウトされる。

【００２４】また、各画面２４，２６，３０において表
示される項目ｇの「目次」を指で触れれば、図１５に示
すような、再設定の画面３３が表れるもので、再度、墓
石ｂにおける「価格」，「広さ」，「形式」，「石
種」，「宗派」等が変更でき、「検索」ボタンを押すこ
とで再び、検索が開始される。なお、前記した検索によ
って終わるときは、同画面３３において「終了」ボタン
を押すことで、図示してない終了画面が表れ、全検索工
程が終了する。

【００２５】このように、墓石案内装置Ａにおいて複数
の情報が表示される表示手段６を選択操作することで希
望する墓石購入の参考とすることができるものである。

【００２６】なお、墓石販売主において、墓石ｂの固有
情報ｃと画像ｄとに変更を要する場合には、墓石販売主
から提供された新しい墓石ｂの固有情報ｃと画像ｄとに
基づいて、販売システム構築者が、再度、情報格納手段
７へ入力して墓石販売主へ供給することで、この情報格
納手段７を墓石案内装置Ａへセットすれば、新たな墓石
ｂの検索が行える。

【００２７】

【発明の効果】前述のように構成される本発明は、墓石
買い主は、墓石案内装置において複数の情報が表示され
る表示手段を選択操作することで希望する墓石購入の参
考とするもので、該墓石買い主にあって、墓石の購入の
ために、希望する該墓石をゆっくりとかつ確実に選択す
ることができる特有な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の墓石の販売システムを採用
する墓石案内装置を示す斜視図である。

【図２】図１における墓石の販売システムのデータ入力
シートを示す説明図である。

【図３】図１における墓石の販売システムの墓石画像を
示す説明図である。

【図４】図１における墓石の販売システムの第二ヒート
シールを示すもので、（ａ）は縦断側面図、（ｂ）は易
開封性シール手段部を拡大して示す平面図である。

【図５】図１における墓石案内装置において表示される
初期画面の説明図である。

【図６】図１における墓石案内装置において表示される
電話番号入力画面の説明図である。

【図７】図１における墓石案内装置において表示される
建墓予定画面の説明図である。

【図８】図１における墓石案内装置において表示される
墓石予算設定画面の説明図である。

【図９】図１における墓石案内装置において表示される
建墓予定設定画面の説明図である。

【図１０】図１における墓石案内装置において表示され
る墓石形式画面の説明図である。

【図１１】図１における墓石案内装置において表示され
る石材色柄設定画面の説明図である。

【図１２】図１における墓石案内装置において表示され
る宗派入力画面の説明図である。

【図１３】図１における墓石案内装置において表示され
る検索報告画面の説明図である。

【図１４】図１３において表示された一つの検索報告画
面を拡大表示した画面の説明図である。

【図１５】図１における墓石案内装置において表示され
る再設定の入力画面の説明図である。

【符号の説明】

Ａ 墓石案内装置 ｂ 墓石 ｃ 墓石ｂの固有情報 ｄ 墓石ｂの画像 ５ 処理手段 ６ 表示手段 ７ 情報格納手段 ８ データ入力シート ９ 記憶媒体

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 墓石販売主が墓石を販売するにあたっ
   て、墓石買い主の複数の必要情報を墓石案内装置に格納
   して、前記墓石買い主が前記墓石案内装置を操作して墓
   石購入の参考とする墓石の販売システムにあって、 前記墓石販売主は、前記販売システムの構築者に対し
   て、前記墓石案内装置に登録すべき墓石販売主の墓石の
   固有情報と該墓石の画像とを、その各異なった種類の墓
   石毎に送り、これら複数種の墓石の固有情報と画像とを
   受け取った前記販売システム構築者は、これら固有情報
   と画像とを前記墓石案内装置における処理手段へそれぞ
   れ入力して、前記墓石買い主は、該墓石案内装置におい
   て複数の情報が表示される表示手段を選択操作すること
   で希望する墓石購入の参考とすることを特徴とする墓石
   の販売システム。
2. 【請求項２】 墓石販売主が墓石を販売するにあたっ
   て、墓石買い主の複数の必要情報を墓石案内装置に格納
   して、前記墓石買い主が前記墓石案内装置を操作して墓
   石購入の参考とする墓石の販売システムにあって、 前記墓石販売主は、前記墓石案内装置に登録すべき墓石
   販売主の墓石の固有情報をデータ入力シートに記入し、
   かつ、このデータ入力シートに対応する該墓石の画像を
   記憶媒体に入力して、これら各異なった種類の墓石毎に
   前記データ入力シートと記憶媒体とを前記販売システム
   の構築者に対して送り、これら複数種の墓石の固有情報
   と画像とが保存されている前記データ入力シートと記憶
   媒体とを受け取った前記販売システム構築者は、これら
   固有情報と画像とを前記墓石案内装置における処理手段
   の情報格納手段へそれぞれ入力して、前記墓石買い主
   は、該墓石案内装置において複数の情報が表示される表
   示手段を選択操作することで希望する墓石購入の参考と
   することを特徴とする墓石の販売システム。
3. 【請求項３】 販売システム構築者は、墓石販売主の墓
   石の固有情報と該墓石の画像とを、あらかじめ、情報格
   納手段へ入力して格納した後、この情報格納手段を墓石
   案内装置へ取り付けたことを特徴とする請求項１または
   ２記載の墓石の販売システム。