JP2002122764A - 光ファイバユニットの製造方法 - Google Patents
光ファイバユニットの製造方法Info
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 36
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Abstract
(57)【要約】
【課題】光ファイバユニットの製造工程の流れを横方向
（水平方向）にしたものでは、光ファイバ心線を紫外線
硬化型樹脂で一体化させる工程が横形であるため、上記
樹脂が硬化するまでに重力により垂れ下がり、上記ユニ
ットが偏心することがあり、これを防ぐことを課題とす
る。 【解決手段】中心抗張力線２の周囲に複数本の光ファイ
バ心線４を撚り合わせ、これを心線集合部８に送り込
み、この上に紫外線硬化型樹脂１０からなる一体化材を
塗布したのち、紫外線照射装置１２に送って紫外線を照
射し、一体化材を硬化する横形光ファイバユニットの製
造方法において、上記心線集合部８の樹脂塗布装置内の
樹脂粘度を３Ｐａ・ｓ以上とする光ファイバユニットの
製造方法。
（水平方向）にしたものでは、光ファイバ心線を紫外線
硬化型樹脂で一体化させる工程が横形であるため、上記
樹脂が硬化するまでに重力により垂れ下がり、上記ユニ
ットが偏心することがあり、これを防ぐことを課題とす
る。 【解決手段】中心抗張力線２の周囲に複数本の光ファイ
バ心線４を撚り合わせ、これを心線集合部８に送り込
み、この上に紫外線硬化型樹脂１０からなる一体化材を
塗布したのち、紫外線照射装置１２に送って紫外線を照
射し、一体化材を硬化する横形光ファイバユニットの製
造方法において、上記心線集合部８の樹脂塗布装置内の
樹脂粘度を３Ｐａ・ｓ以上とする光ファイバユニットの
製造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、光海底ケーブルなど
の光ケーブルに用いられる光ファイバユニットを製造す
る方法に関し、製造工程の流れを横方向（水平方向）に
した、いわゆる横形光ファイバユニットの製造方法に関
する。
の光ケーブルに用いられる光ファイバユニットを製造す
る方法に関し、製造工程の流れを横方向（水平方向）に
した、いわゆる横形光ファイバユニットの製造方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の光ファイバユニットの製造
方法を説明するための概略図であり、図４は従来の製法
で光ファイバユニットを製作したときの光ファイバユニ
ット断面図である。光ファイバ心線の送り出し部を回転
させる必要があるため製造工程の流れを横にした、横形
光ファイバユニットの製造は、図３に示すように、銅メ
ッキ鋼線、ガラス繊維強化プラスチック製ロッドなどか
らなる中心抗張力線２０の周囲に複数本の光ファイバ心
線２２、２２・・・を心線送り出し部２４を回転させる
ことで撚り合わせ、これを心線集合部２６に送り込み、
ここで一体化材となる紫外線硬化型樹脂２８を塗布する
ようにしていた。そして最後に、このものを紫外線照射
装置３０に送り、ここで紫外線を照射し、一体化材とな
る紫外線硬化型樹脂を硬化する方法で行われている。
方法を説明するための概略図であり、図４は従来の製法
で光ファイバユニットを製作したときの光ファイバユニ
ット断面図である。光ファイバ心線の送り出し部を回転
させる必要があるため製造工程の流れを横にした、横形
光ファイバユニットの製造は、図３に示すように、銅メ
ッキ鋼線、ガラス繊維強化プラスチック製ロッドなどか
らなる中心抗張力線２０の周囲に複数本の光ファイバ心
線２２、２２・・・を心線送り出し部２４を回転させる
ことで撚り合わせ、これを心線集合部２６に送り込み、
ここで一体化材となる紫外線硬化型樹脂２８を塗布する
ようにしていた。そして最後に、このものを紫外線照射
装置３０に送り、ここで紫外線を照射し、一体化材とな
る紫外線硬化型樹脂を硬化する方法で行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記図３に示したよう
に、従来の横形光ファイバユニットの製造方法は、心線
集合部２６で塗布する紫外線硬化型樹脂２８は、その粘
度が通常２Ｐａ・ｓ（パスカル・秒）程度の樹脂を使用
していたために、紫外線照射装置３０を経て硬化される
までに、図４に示すように、樹脂が重力の影響で下方に
垂れ下がり、中心抗張力線２０と光ファイバ心線２２か
らなる心線中央部３２が偏心状態で硬化してしまい、伝
送特性の劣化を引き起こすという問題点があった。本発
明は上記した光ファイバユニットの製造過程における問
題点に鑑みなされたものであって、上記心線集合部の樹
脂塗布装置内の紫外線硬化型樹脂の粘度を３Ｐａ・ｓ以
上とすることで、樹脂の垂れ下がりを防ぎ、劣化のない
伝送特性を有する光ファイバの製造方法を提供すること
を本発明の課題とする。
に、従来の横形光ファイバユニットの製造方法は、心線
集合部２６で塗布する紫外線硬化型樹脂２８は、その粘
度が通常２Ｐａ・ｓ（パスカル・秒）程度の樹脂を使用
していたために、紫外線照射装置３０を経て硬化される
までに、図４に示すように、樹脂が重力の影響で下方に
垂れ下がり、中心抗張力線２０と光ファイバ心線２２か
らなる心線中央部３２が偏心状態で硬化してしまい、伝
送特性の劣化を引き起こすという問題点があった。本発
明は上記した光ファイバユニットの製造過程における問
題点に鑑みなされたものであって、上記心線集合部の樹
脂塗布装置内の紫外線硬化型樹脂の粘度を３Ｐａ・ｓ以
上とすることで、樹脂の垂れ下がりを防ぎ、劣化のない
伝送特性を有する光ファイバの製造方法を提供すること
を本発明の課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を達成するため
に、請求項１に係る発明は、中心抗張力線の周囲に複数
本の光ファイバ心線を撚り合わせ、これを心線集合部に
送り込み、この上に紫外線硬化型樹脂からなる一体化材
を塗布したのち、紫外線照射装置に送って紫外線を照射
し、一体化材を硬化する横形光ファイバユニットの製法
において、上記心線集合部の樹脂塗布装置内の樹脂粘度
を３Ｐａ・ｓ以上とするようにしたものである。
に、請求項１に係る発明は、中心抗張力線の周囲に複数
本の光ファイバ心線を撚り合わせ、これを心線集合部に
送り込み、この上に紫外線硬化型樹脂からなる一体化材
を塗布したのち、紫外線照射装置に送って紫外線を照射
し、一体化材を硬化する横形光ファイバユニットの製法
において、上記心線集合部の樹脂塗布装置内の樹脂粘度
を３Ｐａ・ｓ以上とするようにしたものである。
【０００５】
【作用】本発明の請求項１に係る発明によると、上記の
ように紫外線硬化型樹脂の樹脂粘度を３Ｐａ・ｓ以上と
することで、光ファイバユニットの製造工程の流れが横
形のものでも、樹脂が硬化するまでに重力により樹脂の
垂れ下がる現象を防ぐことができる。
ように紫外線硬化型樹脂の樹脂粘度を３Ｐａ・ｓ以上と
することで、光ファイバユニットの製造工程の流れが横
形のものでも、樹脂が硬化するまでに重力により樹脂の
垂れ下がる現象を防ぐことができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１及び図２に基づ
いて説明する。図１は請求項１に係る本発明の光ファイ
バユニットの製造方法を説明するための概略図であり、
図２は本発明の製法で光ファイバユニットを製作したと
きのユニット断面図を示す。図１において、中心抗張力
線２の周囲に複数本の光ファイバ心線４、４・・・を心
線送り出し部６を回転させながら撚り合わせ、集合ダイ
スがある心線集合部８で紫外線硬化型樹脂１０を一体化
材として塗布したのち、紫外線照射装置１２へ送って紫
外線を照射し、一体化材を硬化することで光ファイバユ
ニットが製作される。心線集合部８で塗布する樹脂塗布
装置内の一体化材である紫外線硬化型樹脂１０の粘度は
３Ｐａ・ｓ以上のものとする。３Ｐａ・ｓ未満の小さい
粘度の樹脂を使用すると、この紫外線硬化型樹脂が硬化
するまでに、重力の影響で下方に垂れ下がってしまう
が、３Ｐａ．ｓ以上の粘度であれば、紫外線照射装置１
２によって紫外線を照射した後は、図２に示すように、
心線中央部１４が光ファイバユニットの中心で硬化し、
ほとんど垂れ下がりがないことが実験により判明してい
る。なお、上記樹脂の温度管理も重要である。
いて説明する。図１は請求項１に係る本発明の光ファイ
バユニットの製造方法を説明するための概略図であり、
図２は本発明の製法で光ファイバユニットを製作したと
きのユニット断面図を示す。図１において、中心抗張力
線２の周囲に複数本の光ファイバ心線４、４・・・を心
線送り出し部６を回転させながら撚り合わせ、集合ダイ
スがある心線集合部８で紫外線硬化型樹脂１０を一体化
材として塗布したのち、紫外線照射装置１２へ送って紫
外線を照射し、一体化材を硬化することで光ファイバユ
ニットが製作される。心線集合部８で塗布する樹脂塗布
装置内の一体化材である紫外線硬化型樹脂１０の粘度は
３Ｐａ・ｓ以上のものとする。３Ｐａ・ｓ未満の小さい
粘度の樹脂を使用すると、この紫外線硬化型樹脂が硬化
するまでに、重力の影響で下方に垂れ下がってしまう
が、３Ｐａ．ｓ以上の粘度であれば、紫外線照射装置１
２によって紫外線を照射した後は、図２に示すように、
心線中央部１４が光ファイバユニットの中心で硬化し、
ほとんど垂れ下がりがないことが実験により判明してい
る。なお、上記樹脂の温度管理も重要である。
【０００７】
【発明の効果】以上の通り、本発明は、心線集合部の樹
脂塗布装置内の一体化材である紫外線硬化型樹脂の粘度
を３Ｐａ・ｓ以上とすることで、光ファイバユニットの
製造工程の流れが横形であったとしても、樹脂が硬化す
るまでに重力により樹脂の垂れ下がる現象を防ぐことが
でき、良好な断面形状の光ファイバユニットができ、も
って、劣化のない伝送特性を有する光ファイバユニット
が得られる。
脂塗布装置内の一体化材である紫外線硬化型樹脂の粘度
を３Ｐａ・ｓ以上とすることで、光ファイバユニットの
製造工程の流れが横形であったとしても、樹脂が硬化す
るまでに重力により樹脂の垂れ下がる現象を防ぐことが
でき、良好な断面形状の光ファイバユニットができ、も
って、劣化のない伝送特性を有する光ファイバユニット
が得られる。
【図１】請求項１に係る本発明の光ファイバユニットの
製造方法を説明するための概略図である。
製造方法を説明するための概略図である。
【図２】請求項１に係る本発明の製法で光ファイバユニ
ットを製作したときの光ファイバユニット断面図であ
る。
ットを製作したときの光ファイバユニット断面図であ
る。
【図３】従来の光ファイバユニットの製造方法を説明す
るための概略図である。
るための概略図である。
【図４】従来の製法で光ファイバユニットを製作したと
きの光ファイバユニット断面図である。
きの光ファイバユニット断面図である。
２・・・中心抗張力線 ４・・・光ファイバ心線 ６・・・心線送り出し部 ８・・・心線集合部 １０・・・紫外線硬化型樹脂 １２・・・紫外線照射装置 １４・・・心線中央部 ２０・・・中心抗張力線 ２２・・・光ファイバ心線 ２４・・・心線送り出し部 ２６・・・心線集合部 ２８・・・紫外線硬化型樹脂 ３０・・・紫外線照射装置 ３２・・・心線中央部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下道 毅 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 大橋 圭二 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Ｆターム(参考） 2H001 DD04 KK18 MM05 MM09 PP01
Claims (1)
- 【請求項１】中心抗張力線の周囲に複数本の光ファイバ
心線を撚り合わせ、これを心線集合部に送り込み、この
上に紫外線硬化型樹脂からなる一体化材を塗布したの
ち、紫外線照射装置に送って紫外線を照射し、一体化材
を硬化する横形光ファイバユニットの製造方法におい
て、上記心線集合部の樹脂塗布装置内の樹脂粘度を３Ｐ
ａ・ｓ以上とすることを特徴とする光ファイバユニット
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000313430A JP2002122764A (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 光ファイバユニットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000313430A JP2002122764A (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 光ファイバユニットの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002122764A true JP2002122764A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18792851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000313430A Pending JP2002122764A (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 光ファイバユニットの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002122764A (ja) |
-
2000
- 2000-10-13 JP JP2000313430A patent/JP2002122764A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060628 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060703 |