JP2002156568A - 光ファイバユニットの製造方法 - Google Patents

光ファイバユニットの製造方法

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JP2002156568A
JP2002156568A JP2000353987A JP2000353987A JP2002156568A JP 2002156568 A JP2002156568 A JP 2002156568A JP 2000353987 A JP2000353987 A JP 2000353987A JP 2000353987 A JP2000353987 A JP 2000353987A JP 2002156568 A JP2002156568 A JP 2002156568A
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JP
Japan
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optical fiber
cores
core wire
resin
fiber unit
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Application number
JP2000353987A
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English (en)
Inventor
Keiko Mitsuhashi
恵子 三ツ橋
Takeshi Shimomichi
毅 下道
Keiji Ohashi
圭二 大橋
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバユニットの製造において、中心抗張
力線の外周に撚り合わされた複数の心線周りに紫外線硬
化型樹脂を回り込ませるため心線を濡らし用樹脂で濡ら
すことが行われる。その際、心線が浮き上がることがな
いようにすること。 【解決手段】中心抗張力線2の周囲に複数本の光ファイ
バ心線4を撚り合わせ、濡らし用樹脂6で上記心線4を
濡らした後、これを心線集合部8に送り込み、この上に
UV樹脂コータ−により紫外線硬化型樹脂10からなる
一体化材を塗布し、その後、紫外線照射装置12に送っ
て紫外線を照射し、一体化材を硬化する光ファイバユニ
ットの製造方法において、心線集合部8に心線4を送り
込む時の心線4の送出張力を50g以上100g以下と
する光ファイバユニットの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光海底ケーブルなど
の光ケーブルに用いられる光ファイバユニットを製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は光ファイバユニットの製造方法を
説明するための概略図であり、従来、この種の光ファイ
バユニットの製造は、図に示すように、銅メッキ鋼線、
ガラス繊維強化プラスチック製ロッドなどからなる中心
抗張力線20の周囲に複数本の光ファイバ心線22、2
2・・・を心線送出部24を回転させることで撚り合わ
せ、濡らし用樹脂26で上記心線を濡らした後でこれを
心線集合部(UV樹脂コ−タ−)28に送り込み、ここ
で一体化材となる紫外線硬化型樹脂30を塗布するよう
にしていた。そして最後に、このものを紫外線照射装置
32に送り、ここで紫外線を照射し、一体化材となる紫
外線硬化型樹脂30を硬化する方法が行われている。こ
のように、光ファイバ心線22が集合ダイスに投入され
る前に予め濡らし用樹脂26を用いて上記心線22を濡
らしておけば、光ファイバ心線22が心線集合部28内
の集合ダイスに直接触れることで光ファイバ心線22の
摩擦によるダメージを回避することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記図4に示したよう
に、濡らし用樹脂26で光ファイバ心線22をあらかじ
め濡らすようにしておけば、上記心線の周りに上記樹脂
が行き渡り、上記心線22の集合ダイスから受けるダメ
−ジは防げるが、製造速度が高速になるにつれて、繰り
出される光ファイバ心線22の心線送出張力が適切でな
い場合、特に、心線22の送出張力が小さい場合には、
上記濡らし用の樹脂26の粘度の大きさや、心線の撚り
合わせのための回転速度に基づく遠心力の影響を受け
て、上記心線22の一部が中心抗力線20から浮き上が
った状態の配列となって硬化してしまい、この結果、心
線22の層心径が長手方向で変動して光ファイバユニッ
トの伝送特性が劣化するという問題点があった。また、
逆に心線22の送出張力が大きい場合には、心線22の
延び歪みが大きくなり、長期使用しているとやがてユニ
ット内で心線22が破断するといった不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した光ファ
イバユニットの製造過程における問題点に鑑みなされた
ものであって、請求項1に係る発明は、中心抗張力線の
周囲に複数本の光ファイバ心線を撚り合わせ、濡らし用
樹脂で上記心線を濡らした後、これを心線集合部に送り
込み、この上にUV樹脂コータ−により紫外線硬化型樹
脂からなる一体化材を塗布し、その後、紫外線照射装置
に送って紫外線を照射し、一体化材を硬化する光ファイ
バユニットの製造方法において、心線集合部に心線を送
り込む時の心線の送出張力を50g以上100g以下と
するようにしたものである。
【0005】
【作用】本発明の請求項1に係る発明によると、心線の
送出張力を50g以上100g以下とすることで、心線
集合部において心線が中心抗力線から浮き上がることに
よる心線の配列乱れや、心線の延び歪みが大きくなり過
ぎることが原因で起こる心線の長期使用による破断の恐
れがない。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。図1は請求項1に係る本発明の光ファ
イバユニットの製造方法を説明するための概略図であ
り、図2は請求項1に係る本発明の製法で光ファイバユ
ニットを製造したときのユニット断面図であり、図3は
送出張力が小さい状態で光ファイバユニットを製造した
ときの比較例としてのユニット断面図を示したものであ
る。
【0007】図1において、本発明の光ファイバユニッ
トの製造方法を説明すると、中心抗張力線2の周囲に複
数本の光ファイバ心線4、4・・・を回転させながら撚
り合わせ、この上にあらかじめ濡らし用樹脂6を塗布
し、集合ダイスがある心線集合部(UV樹脂コータ−)
8で紫外線硬化型樹脂10を一体化材として塗布したの
ち、紫外線照射装置12に送って紫外線を照射し、一体
化材を硬化させて製造するものであり、図4において既
に説明した従来の製法とほぼ同じであるが、心線集合部
8に送り込む時の、いわゆるバックテンションと称され
る心線の送出張力を適切な範囲に選定することに特徴が
ある。
【0008】本願の発明者による各種実験によれば、こ
の送出張力は50g以上あれば、濡らし用樹脂6の粘度
の大きさや、心線4の撚り合わせのための回転速度に基
づく遠心力に影響されることが少なく、中心抗力線2か
ら心線4が浮き上がることが抑制され、図2に示すよう
に、中心抗力線2の周りに心線4が同心状に密着した状
態の光ファイバユニットが得られることが判明した。そ
して、例えば、送出張力を50g以下である40gで実
験したところ、図3で示すように層配列の乱れた光ファ
イバユニットとなった。これは送出張力が小さいため
に、濡らし用樹脂6が均一に塗られず、心線4の中心抗
力線2に対するなじみにむらができ、一体化材(紫外線
硬化型樹脂)10の心線4に対するもぐり込みに差がで
きるためと考えられている。
【0009】また、送出張力を100g以上とすると、
心線2の延び歪みが大きくなりすぎ、光ファイバユニッ
トの長期使用により、心線が破断する確率が高いことも
確認された。
【0010】
【発明の効果】以上の通り、本発明は、心線の送出張力
を50g以上100g以下とすることで、心線集合部に
おいて心線が中心抗力線から浮き上がることによる心線
の配列乱れや、心線の延び歪みが大きくなり過ぎること
が原因で起こる心線の長期使用による破断の恐れがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバユニットの製造方法を
説明するための概略図である。
【図2】本発明に係る製法で光ファイバユニットを製作
したときの光ファイバユニットの断面図である。
【図3】送出張力を40gで製作したときの光ファイバ
ユニットの断面図である。
【図4】従来の光ファイバユニットの製造方法を説明す
るための概略図である。
【符号の説明】
2・・・中心抗張力線 4・・・光ファイバ心線 6・・・濡らし用樹脂 8・・・心線集合部(UV樹脂コータ−) 10・・・紫外線硬化型樹脂 12・・・紫外線照射装置 20・・・中心抗張力線 22・・・光ファイバ心線 24・・・心線送出部 26・・・濡らし用樹脂 28・・・心線集合部(UV樹脂コータ−) 30・・・紫外線硬化型樹脂 32・・・紫外線照射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 圭二 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H001 BB06 DD04 KK02 MM01 MM05 MM09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心抗張力線の周囲に複数本の光ファイバ
    心線を撚り合わせ、濡らし用樹脂で上記心線を濡らした
    後、これを心線集合部に送り込み、この上にUV樹脂コ
    ータ−により紫外線硬化型樹脂からなる一体化材を塗布
    し、その後、紫外線照射装置に送って紫外線を照射し、
    一体化材を硬化する光ファイバユニットの製造方法にお
    いて、心線集合部に心線を送り込む時の心線の送出張力
    を50g以上100g以下とすることを特徴とする光フ
    ァイバユニットの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026733A2 (ko) * 2010-08-24 2012-03-01 주식회사 넥스메카 피복전선 연접장치 및 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026733A2 (ko) * 2010-08-24 2012-03-01 주식회사 넥스메카 피복전선 연접장치 및 방법
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