JPH09105085A - Sz撚線の製造方法および装置 - Google Patents
Sz撚線の製造方法および装置Info
- Publication number
- JPH09105085A JPH09105085A JP28462695A JP28462695A JPH09105085A JP H09105085 A JPH09105085 A JP H09105085A JP 28462695 A JP28462695 A JP 28462695A JP 28462695 A JP28462695 A JP 28462695A JP H09105085 A JPH09105085 A JP H09105085A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- twisting
- resin adhesive
- die
- wire
- twisting die
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2207/00—Rope or cable making machines
- D07B2207/40—Machine components
- D07B2207/4018—Rope twisting devices
- D07B2207/4022—Rope twisting devices characterised by twisting die specifics
- D07B2207/4027—Rope twisting devices characterised by twisting die specifics including a coating die
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 おさえ糸巻きなしにSZ撚線を製造する。
【解決手段】 素線1を撚合わせダイス5の上流におい
てSZ撚りしつつ、SZ撚りの反転時期の直前にこの撚
合わせダイス5の入口においてSZ撚線4の周囲に一定
量の光硬化型樹脂接着剤6を供給塗布し、SZ撚線4が
撚合わせダイス5を通過する間に光硬化型樹脂接着剤6
に硬化用ランプ7によって硬化用の光線を照射してその
塗布部分を硬化固定させるSZ撚線の製造方法である。
てSZ撚りしつつ、SZ撚りの反転時期の直前にこの撚
合わせダイス5の入口においてSZ撚線4の周囲に一定
量の光硬化型樹脂接着剤6を供給塗布し、SZ撚線4が
撚合わせダイス5を通過する間に光硬化型樹脂接着剤6
に硬化用ランプ7によって硬化用の光線を照射してその
塗布部分を硬化固定させるSZ撚線の製造方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はSZ撚線の製造方
法および装置、さらに詳しくはS撚りとZ撚りの反転個
所に光硬化型樹脂接着剤を使用してこれによりその反転
個所を急速に硬化固定すことを特徴とするSZ撚線の製
造方法および装置に関するものである。
法および装置、さらに詳しくはS撚りとZ撚りの反転個
所に光硬化型樹脂接着剤を使用してこれによりその反転
個所を急速に硬化固定すことを特徴とするSZ撚線の製
造方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信ケーブルの途中からの分岐線の取り
出しを容易にするために金属線または光ファイバ素線を
SZ撚りするSZ撚線はよく知られているが、このSZ
撚線の製造において常に問題になることはS撚りとZ撚
りとの反転個所を固定してその前の撚りが戻らぬように
することである。従来はこの目的のためにSZ撚線の全
体におさえ糸を巻き付けることが広くおこなわれてい
た。
出しを容易にするために金属線または光ファイバ素線を
SZ撚りするSZ撚線はよく知られているが、このSZ
撚線の製造において常に問題になることはS撚りとZ撚
りとの反転個所を固定してその前の撚りが戻らぬように
することである。従来はこの目的のためにSZ撚線の全
体におさえ糸を巻き付けることが広くおこなわれてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】おさえ糸を巻き付ける
ことによる撚り反転個所の従来の固定方法は、単に撚り
の戻りをおさえる目的のためにSZ撚線の全長にわたっ
ておさえ巻きを施す技術であり、このためにSZ撚線製
造装置としておさえ巻き装置を必要とするだけでなく、
本来おさえ巻きを必要とする個所はSZ撚りの反転個所
だけでよいのに、工程上ケーブルに沿う他の個所にもお
さえ巻きをするむだがあった。またおさえ糸を強く巻き
付けるときに素線に与える側圧によって光ファイバ線の
伝送特性を損なうおそれもあった。
ことによる撚り反転個所の従来の固定方法は、単に撚り
の戻りをおさえる目的のためにSZ撚線の全長にわたっ
ておさえ巻きを施す技術であり、このためにSZ撚線製
造装置としておさえ巻き装置を必要とするだけでなく、
本来おさえ巻きを必要とする個所はSZ撚りの反転個所
だけでよいのに、工程上ケーブルに沿う他の個所にもお
さえ巻きをするむだがあった。またおさえ糸を強く巻き
付けるときに素線に与える側圧によって光ファイバ線の
伝送特性を損なうおそれもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、素線を撚合わせダイスの上流に
おいてSZ撚りする工程と、SZ撚りの反転時期の直前
に前記撚合わせダイスの入口においてSZ撚線の周囲に
一定量の光硬化型樹脂接着剤を供給塗布する工程と、前
記SZ撚線が前記撚合わせダイスを通過する間に前記光
硬化型樹脂接着剤に硬化用光線を照射してその塗布部分
を硬化固定する工程とを有するSZ撚線の製造方法であ
る。
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、素線を撚合わせダイスの上流に
おいてSZ撚りする工程と、SZ撚りの反転時期の直前
に前記撚合わせダイスの入口においてSZ撚線の周囲に
一定量の光硬化型樹脂接着剤を供給塗布する工程と、前
記SZ撚線が前記撚合わせダイスを通過する間に前記光
硬化型樹脂接着剤に硬化用光線を照射してその塗布部分
を硬化固定する工程とを有するSZ撚線の製造方法であ
る。
【0005】また請求項2による解決手段は、複数の素
線をSZ撚りする適宜のSZ撚り装置と、このSZ撚り
装置の下流に配設される撚合わせダイスと、この撚合わ
せダイスの入口付近に設けられ、撚り合わされた素線の
周囲に定量の光硬化型樹脂接着剤を所定の時期に供給す
る光硬化型樹脂接着剤定量供給装置と、前記撚合わせダ
イスの周囲に配設される少なくとも1個のランプとを有
し、前記撚合わせダイスは透明な材料によって概して中
空円柱状に形成され、その入口付近の周囲に光反射膜が
設けられていることを特徴とするSZ撚線の製造装置で
ある。
線をSZ撚りする適宜のSZ撚り装置と、このSZ撚り
装置の下流に配設される撚合わせダイスと、この撚合わ
せダイスの入口付近に設けられ、撚り合わされた素線の
周囲に定量の光硬化型樹脂接着剤を所定の時期に供給す
る光硬化型樹脂接着剤定量供給装置と、前記撚合わせダ
イスの周囲に配設される少なくとも1個のランプとを有
し、前記撚合わせダイスは透明な材料によって概して中
空円柱状に形成され、その入口付近の周囲に光反射膜が
設けられていることを特徴とするSZ撚線の製造装置で
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】図1および図2についてこの発明
の一実施例装置を説明する。符号1は金属線または光フ
ァイバ線の素線であり、符号2は特に光ファイバ素線の
ときに必要な張力部材である。符号3は全体として適宜
のSZ撚り装置であって、図1では正逆回転モータ32
によって所定の周期をもって正逆反転される回転分線板
31によってSZ撚線を製造する周知のものが示されて
いる。
の一実施例装置を説明する。符号1は金属線または光フ
ァイバ線の素線であり、符号2は特に光ファイバ素線の
ときに必要な張力部材である。符号3は全体として適宜
のSZ撚り装置であって、図1では正逆回転モータ32
によって所定の周期をもって正逆反転される回転分線板
31によってSZ撚線を製造する周知のものが示されて
いる。
【0007】SZ撚り装置3の下流には撚合わせダイス
5が設けられる。撚合わせダイス5は図2に拡大して示
すように入口部分が円錐状に拡がった中空円柱状をな
し、たとえば石英ガラスのような透明な材料によって形
成される。しかして入口の円錐状部に限っては、たとえ
ば銀やアルミニウム蒸着膜のような光の反射膜51が設
けられる。
5が設けられる。撚合わせダイス5は図2に拡大して示
すように入口部分が円錐状に拡がった中空円柱状をな
し、たとえば石英ガラスのような透明な材料によって形
成される。しかして入口の円錐状部に限っては、たとえ
ば銀やアルミニウム蒸着膜のような光の反射膜51が設
けられる。
【0008】この撚合わせダイス5の入口付近に一種の
光硬化型樹脂接着剤6、たとえばUV樹脂接着剤を供給
する光硬化型樹脂接着剤定量供給装置61が配置され、
その吐出部は入口に近接して配置される。これはたとえ
ば電磁空圧式に制御されて撚合わせダイス5の入口個所
においてSZ撚りされたSZ撚線4の周囲に、一定量の
光硬化型樹脂接着剤6を一定の時間間隔をもって吐出供
給する装置である。光硬化型樹脂接着剤6の供給時点は
SZ撚り装置3のS撚りとZ撚りの反転時点の直前であ
り、その時点の設定は実験的におこなえばよい。
光硬化型樹脂接着剤6、たとえばUV樹脂接着剤を供給
する光硬化型樹脂接着剤定量供給装置61が配置され、
その吐出部は入口に近接して配置される。これはたとえ
ば電磁空圧式に制御されて撚合わせダイス5の入口個所
においてSZ撚りされたSZ撚線4の周囲に、一定量の
光硬化型樹脂接着剤6を一定の時間間隔をもって吐出供
給する装置である。光硬化型樹脂接着剤6の供給時点は
SZ撚り装置3のS撚りとZ撚りの反転時点の直前であ
り、その時点の設定は実験的におこなえばよい。
【0009】撚合わせダイス5の外側の周囲には少なく
とも1個、好ましくは等角的に数個の光硬化用のランプ
7、この場合はUVランプ7が配置される。これはもち
ろんSZ撚線4の周囲に供給され、撚合わせダイス5の
中空円柱部に入るに従って拡げ塗布されたUV樹脂接着
剤6を架橋硬化させる役目をする。撚合わせダイス5の
入口付近には反射膜51が設けられ、このためUVラン
プ7から発したUV光線による架橋推進硬化は撚合わせ
ダイス5の入口付近ではおこなわれずに、SZ撚線4が
撚合わせダイス5の中程に進んで来てからになることに
注目されたい。撚合わせダイス5をSZ撚線4が通過し
た後はそのSZ反転個所は既に硬化固定されることにな
る。
とも1個、好ましくは等角的に数個の光硬化用のランプ
7、この場合はUVランプ7が配置される。これはもち
ろんSZ撚線4の周囲に供給され、撚合わせダイス5の
中空円柱部に入るに従って拡げ塗布されたUV樹脂接着
剤6を架橋硬化させる役目をする。撚合わせダイス5の
入口付近には反射膜51が設けられ、このためUVラン
プ7から発したUV光線による架橋推進硬化は撚合わせ
ダイス5の入口付近ではおこなわれずに、SZ撚線4が
撚合わせダイス5の中程に進んで来てからになることに
注目されたい。撚合わせダイス5をSZ撚線4が通過し
た後はそのSZ反転個所は既に硬化固定されることにな
る。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、SZ撚線のS撚り、
Z撚りの反転個所が光硬化型樹脂接着剤によって急速に
硬化固定されるから、おさえ糸巻きを必要とせずにSZ
撚線を好適に製造できる効果がある。とくに光ファイバ
素線の場合は素線の伝送特性を損なうことなくSZ撚線
を製造できる利点がある。
Z撚りの反転個所が光硬化型樹脂接着剤によって急速に
硬化固定されるから、おさえ糸巻きを必要とせずにSZ
撚線を好適に製造できる効果がある。とくに光ファイバ
素線の場合は素線の伝送特性を損なうことなくSZ撚線
を製造できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す側断面図である。
【図2】図1の装置のうち撚合わせダイスを拡大して示
す側断面図である。
す側断面図である。
1 素線 2 張力部材 3 SZ撚り装置 31 回転分線板 32 正逆回転モータ 4 SZ撚線 5 撚合わせダイス 51 反射膜 6 光硬化型樹脂接着剤 61 光硬化型樹脂接着剤定量供給装置 7 硬化用ランプ
Claims (2)
- 【請求項1】 素線(1)を撚合わせダイス(5)の上
流においてSZ撚りする工程と、SZ撚りの反転時期の
直前に前記撚合わせダイス(5)の入口においてSZ撚
線(4)の周囲に一定量の光硬化型樹脂接着剤(6)を
供給塗布する工程と、前記SZ撚線(4)が前記撚合わ
せダイス(5)を通過する間に前記光硬化型樹脂接着剤
(6)に硬化用の光線を照射してその塗布部分を硬化固
定する工程とを有するSZ撚線の製造方法。 - 【請求項2】 複数の素線(1)をSZ撚りする適宜の
SZ撚り装置(3)と、このSZ撚り装置(3)の下流
に配設される撚合わせダイス(5)と、この撚合わせダ
イス(5)の入口付近に設けられ、撚り合わされた素線
(1)の周囲に定量の光硬化型樹脂接着剤(6)を所定
の時期に供給する光硬化型樹脂接着剤定量供給装置(6
1)と、前記撚合わせダイス(5)の周囲に配設される
少なくとも1個のランプ(7)とを有し、前記撚合わせ
ダイス(5)は透明な材料によって概して中空円柱状に
形成され、その入口付近の周囲に光反射膜(51)が設
けられていることを特徴とするSZ撚線の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28462695A JPH09105085A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | Sz撚線の製造方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28462695A JPH09105085A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | Sz撚線の製造方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09105085A true JPH09105085A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17680907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28462695A Pending JPH09105085A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | Sz撚線の製造方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09105085A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102938274A (zh) * | 2012-10-11 | 2013-02-20 | 宁波康兴电缆有限公司 | 一种电缆屏蔽左右绞合装置 |
-
1995
- 1995-10-05 JP JP28462695A patent/JPH09105085A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102938274A (zh) * | 2012-10-11 | 2013-02-20 | 宁波康兴电缆有限公司 | 一种电缆屏蔽左右绞合装置 |
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