JP2002122437A - 経路案内装置 - Google Patents

経路案内装置

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JP2002122437A
JP2002122437A JP2000317672A JP2000317672A JP2002122437A JP 2002122437 A JP2002122437 A JP 2002122437A JP 2000317672 A JP2000317672 A JP 2000317672A JP 2000317672 A JP2000317672 A JP 2000317672A JP 2002122437 A JP2002122437 A JP 2002122437A
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JP
Japan
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route
traffic information
travel time
information
road
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Application number
JP2000317672A
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English (en)
Inventor
Kenki Matsuda
健希 松田
Hiroaki Tsuji
弘彰 辻
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経路案内装置および方法において、目的地へ
の案内経路を算出する際に、記録しておいた実走行時間
と提供される交通情報を考慮し、実情にあった案内経路
を算出する経路案内装置および方法を提供すること。 【解決手段】 交通情報を受信する交通情報受信手段5
と、現在位置と目的地と交通情報に基づき使用者を前記
目的地に誘導するための案内経路を算出する経路算出手
段6と、実際に道路を走行した時間を計測する実走行時
間計測手段10と、走行した道路毎に走行した時間およ
び走行した道路種別・幅員情報・道路長を格納する実走
行時間格納手段12とを備え、経路算出手段6が、交通
情報および実走行時間から案内経路候補の案内経路コス
トを予測して、案内経路を算出するので、実態にあった
最適な誘導経路を案内することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の現在地から
目的地までの案内経路を表示する経路案内装置および経
路案内方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、使用者を所定の目的地まで誘導
し、任意の地図を表示させる装置として、経路案内装
置、いわゆる車載ナビゲーション装置がある。これは、
車両の進行速度や進行方向やGPS受信機などの現在位
置算出手段によって得られる車両の現在位置情報を用い
て、CD−ROM等の地図情報を読み出し、現在位置付
近の地図を液晶モニタ等の表示手段によって表示させる
とともに、所定の出発地から所定の目的地までの走行経
路を経路算出手段により算出し、車両位置と誘導経路を
表示し案内する装置である。
【0003】図6は、車載ナビゲーション装置における
従来例の構成を示している。図6に示すように、車載ナ
ビゲーション装置は、地図格納手段101と、地図情報
読み出し手段102と、目的地入力手段103と、現在
位置算出手段104と、交通情報受信手段105と、経
路算出手段106と、表示制御手段107と、表示手段
108と、システム制御手段109とを備えている。
【0004】次に、上記従来例の動作について説明す
る。図6において、まず、目的地入力手段103により
利用者が目的地を入力する。次に、現在位置算出手段1
04により現在位置を算出し、交通情報受信手段105
が備えられている場合は現在位置と目的地に関する情報
を受信する。次に、経路算出手段106により車両の現
在位置から目的地までの案内経路を算出する。このとき
経路算出手段106は、例えば案内経路の候補となる道
路の交通情報、道路種別、幅員などに従った係数を道路
長にかけた値を算出し、案内経路候補の到達コストを算
出している。次に表示制御手段107は表示手段108
により、車両位置および進行方向を表す車両記号周囲
に、車両から目的地までの案内経路を表示することによ
り、使用者を目的地に誘導することができる。
【0005】また、特開平06−150189号公報に
記載があるように、外部から交通情報を入手することな
く、交通状況を考慮した目的地までの経路を算出するも
のもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車載ナビゲーション装置においては、交通情
報を受信できる地域が限定されていたため、その交通情
報受信可能地域外では案内経路侯補到達コスト算出時に
おいて、渋滞情報などの交通情報を反映できないため
に、道路の混雑状況などが考慮されていない経路算出結
果となるという問題があった。また、提供される交通情
報はすべての道路を対象にしているわけではないので、
道路の混雑状況などが考慮されていない経路算出結果と
なるという問題があった。
【0007】また、特開平06−150189号公報記
載のものでは、外部から交通情報を入手しないために、
自車が走行していない地域についての情報を入手できな
いために、過去に走行していない地域については交通情
報を考慮していない経路算出結果となるという問題があ
った。
【0008】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、実際の地図情報上の道路を走行した時
間や走行した道路情報を用い、また外部から提供される
交通情報を用いて実態にあった最適な経路を算出する優
れた経路案内装置および経路案内方法を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の経路案内装置
は、地図情報を取得する地図情報取得手段と、移動体の
現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記現在位置
検出手段で検出された現在位置と前記地図情報取得手段
で取得される地図情報とから、前記地図情報に含まれる
経路を走行した走行時間を計測する走行時間計測手段
と、前記地図情報に含まれる経路と前記走行時間とを対
応付けて格納する走行時間格納手段と、経路を走行する
際に障害となる要因を定量化した経路コストを算出する
経路コスト算出手段と、一方の地点から他方の地点まで
誘導する案内経路のうち、前記案内経路における前記経
路コストの合計が小さいものを選択する案内経路選択手
段を備え、前記経路コスト算出手段が、前記走行時間格
納手段に格納された前記走行時間に応じて前記経路コス
トを算出することを特徴とした構成を有している。
【0010】この構成により、案内経路を求める際に、
実際に走行した走行時間に基づいて経路コストを算出
し、案内経路を選択するので、実走行時間を考慮した案
内経路探索を行うことができ、実態にあった最適な誘導
経路を案内することができることとなる。
【0011】また、本発明の経路案内装置は、前記走行
時間格納手段が、前記経路を走行した時刻情報を、前記
経路および前記走行時間と対応付けて格納し、前記経路
コスト算出手段が、前記走行時間とともに前記時刻情報
に応じて前記経路コストを算出することを特徴とした構
成を有している。
【0012】この構成により、案内経路を求める際に、
実際に走行した走行時刻に基づいて経路コストを算出
し、案内経路を選択するので、走行する時刻によって大
きく変化する道路状況であっても、実走行時刻を考慮し
た案内経路探索を行うことができ、実態にあった最適な
誘導経路を案内することができることとなる。
【0013】また、本発明の経路案内装置は、前記走行
時間格納手段が、前記走行した経路における道路種別
を、前記経路と対応付けて格納し、前記経路コスト算出
手段が、前記走行時間格納手段に格納された前記道路種
別が同じ経路における前記走行時間に応じて経路コスト
を算出することを特徴とした構成を有している。
【0014】この構成により、実際に走行した経路を道
路種別とともに格納し、案内経路を求める際に、格納さ
れている道路種別に基づいて経路コストを算出し、案内
経路を選択するので、走行したことがない道路であって
も同じ道路種別の道路の経路コストによって実走行時間
を考慮した案内経路探索を行うことができ、実態にあっ
た最適な誘導経路を案内することができることとなる。
【0015】また、本発明の経路案内装置は、前記走行
時間格納手段に格納される道路種別が、道路の幅員情報
または道路長情報であることを特徴とした構成を有して
いる。
【0016】この構成により、幅員情報または道路長情
報に基づいて経路コストを算出し、案内経路を選択する
ので、最適な誘導経路を案内することができることとな
る。
【0017】また、本発明の経路案内装置は、前記道路
の交通情報を受信する交通情報受信手段を備え、前記経
路コスト算出手段が、前記走行時間格納手段に格納され
た前記走行時間よりも優先して、前記交通情報受信手段
で受信した交通情報から前記経路コストを算出すること
を特徴とした構成を有している。
【0018】この構成により、案内経路を求める際に、
現在の交通情報に基づいて経路コストを算出し、案内経
路を選択するので、実走行時間を考慮した案内経路探索
を行うことができ、実態にあった最適な誘導経路を案内
することができることとなる。
【0019】さらに、本発明の経路案内装置は、道路の
交通情報を受信する交通情報受信手段と、前記交通情報
受信手段で受信した交通情報と、前記交通情報による道
路の道路種別とを対応付けて格納する交通情報格納手段
と、経路を走行する際に障害となる要因を定量化した経
路コストを算出する経路コスト算出手段と、一方の地点
から他方の地点まで誘導する案内経路のうち、前記案内
経路における前記経路コストの合計が小さいものを選択
する案内経路選択手段を備え、前記経路コスト算出手段
が、交通情報格納手段に格納された前記道路種別と同じ
経路における前記交通情報に応じて前記経路コストを算
出することを特徴とした構成を有している。
【0020】この構成により、案内経路を求める際に、
道路種別が同じ経路の交通情報に基づいて経路コストを
算出し、案内経路を選択するので、実走行時間を考慮し
た案内経路探索を行うことができ、実態にあった最適な
誘導経路を案内することができることとなる。
【0021】さらに、本発明の経路案内装置は、地図情
報を取得する地図情報取得手段と、移動体の現在位置を
検出する現在位置検出手段と、前記現在位置検出手段で
検出された現在位置と前記地図情報取得手段で取得され
る地図情報とから、前記地図情報に含まれる経路を走行
した走行時間を計測する走行時間計測手段と、前記地図
情報に含まれる経路と前記経路の道路種別と前記走行時
間とを対応付けて格納する走行時間格納手段と、道路の
交通情報を受信する交通情報受信手段と、前記交通情報
受信手段で受信した交通情報と、前記交通情報による道
路の道路種別とを対応付けて格納する交通情報格納手段
と、経路を走行する際に障害となる要因を定量化した経
路コストを算出する経路コスト算出手段と、一方の地点
から他方の地点まで誘導する案内経路のうち、前記案内
経路における前記経路コストの合計が小さいものを選択
する案内経路選択手段を備え、前記経路コスト算出手段
が、前記経路において少なくとも前記交通情報あるいは
前記走行時間情報が存在する場合は、前記交通情報を優
先として前記交通情報あるいは前記走行時間情報に応じ
て前記経路コストを算出し、前記交通情報あるいは前記
走行時間情報がいずれも存在しない場合は、前記交通情
報を優先として、前記道路種別が前記経路と一致する前
記交通情報あるいは前記走行時間情報に応じて前記経路
コストを算出することを特徴とした構成を有している。
【0022】この構成により、案内経路候補となる道路
に関する交通情報が得られている場合は得られた交通情
報から案内経路コストを算出し、交通情報が得られてい
ない場合でも走行時間が記録されている場合はこの走行
時間から案内経路コストを算出し、交通情報が得られて
おらずかつ走行時間が記録されていない場合は、交通情
報を優先として、道路種別が前記経路と一致する交通情
報あるいは走行時間に応じて経路コストを算出するの
で、交通情報および実走行時間を考慮した案内経路探索
ができるとともに、交通情報も実走行時間の情報も得ら
れない道路にあっても同種の道路種別の道路の走行時間
情報から予測して案内経路コストを算出することがで
き、実態にあった最適な誘導経路を案内することができ
ることとなる。
【0023】さらに、本発明の経路案内方法は、地図情
報を取得する地図情報取得ステップと、移動体の現在位
置を検出する現在位置検出ステップと、前記現在位置検
出ステップで検出された現在位置と前記地図情報取得ス
テップで取得される地図情報とから、前記地図情報に含
まれる経路を走行した走行時間を計測する走行時間計測
ステップと、前記地図情報に含まれる経路と前記走行時
間とを対応付けて格納する走行時間格納ステップと、経
路を走行する際に障害となる要因を定量化した経路コス
トを算出する経路コスト算出ステップと、一方の地点か
ら他方の地点まで誘導する案内経路のうち、前記案内経
路における前記経路コストの合計が小さいものを選択す
る案内経路選択ステップを備え、前記経路コスト算出ス
テップが、前記走行時間格納ステップで格納された前記
走行時間に応じて前記経路コストを算出することを特徴
としている。
【0024】この方法により、案内経路を求める際に、
実際に走行した走行時間に基づいて経路コストを算出
し、案内経路を選択するので、実走行時間を考慮した案
内経路探索を行うことができ、実態にあった最適な誘導
経路を案内することができることとなる。
【0025】また、本発明の経路案内方法は、道路の交
通情報を受信する交通情報受信ステップと、前記交通情
報受信ステップで受信した交通情報と、前記交通情報に
よる道路の道路種別とを対応付けて格納する交通情報格
納ステップと、経路を走行する際に障害となる要因を定
量化した経路コストを算出する経路コスト算出ステップ
と、一方の地点から他方の地点まで誘導する案内経路の
うち、前記案内経路における前記経路コストの合計が小
さいものを選択する案内経路選択ステップを備え、前記
経路コスト算出ステップが、交通情報格納ステップで格
納された前記道路種別と同じ経路における前記交通情報
に応じて前記経路コストを算出することを特徴としてい
る。
【0026】この方法により、案内経路を求める際に、
道路種別が同じ経路の交通情報に基づいて経路コストを
算出し、案内経路を選択するので、実走行時間を考慮し
た案内経路探索を行うことができ、実態にあった最適な
誘導経路を案内することができることとなる。
【0027】また、本発明の経路案内方法は、地図情報
を取得する地図情報取得ステップと、移動体の現在位置
を検出する現在位置検出ステップと、前記現在位置検出
ステップで検出された現在位置と前記地図情報取得ステ
ップで取得される地図情報とから、前記地図情報に含ま
れる経路を走行した走行時間を計測する走行時間計測ス
テップと、前記地図情報に含まれる経路と前記経路の道
路種別と前記走行時間とを対応付けて格納する走行時間
格納ステップと、道路の交通情報を受信する交通情報受
信ステップと、前記交通情報受信ステップで受信した交
通情報と、前記交通情報による道路の道路種別とを対応
付けて格納する交通情報格納ステップと、経路を走行す
る際に障害となる要因を定量化した経路コストを算出す
る経路コスト算出ステップと、一方の地点から他方の地
点まで誘導する案内経路のうち、前記案内経路における
前記経路コストの合計が小さいものを選択する案内経路
選択ステップを備え、前記経路コスト算出ステップが、
前記経路において少なくとも前記交通情報あるいは前記
走行時間情報が存在する場合は、前記交通情報を優先と
して前記交通情報あるいは前記走行時間情報に応じて前
記経路コストを算出し、前記交通情報あるいは前記走行
時間情報がいずれも存在しない場合は、前記交通情報を
優先として、前記道路種別が前記経路と一致する前記交
通情報あるいは前記走行時間情報に応じて前記経路コス
トを算出することを特徴としている。
【0028】この方法により、案内経路候補となる道路
に関する交通情報が得られている場合は得られた交通情
報から案内経路コストを算出し、交通情報が得られてい
ない場合でも走行時間が記録されている場合はこの走行
時間から案内経路コストを算出し、交通情報が得られて
おらずかつ走行時間が記録されていない場合は、交通情
報を優先として、道路種別が前記経路と一致する交通情
報あるいは走行時間に応じて経路コストを算出するの
で、交通情報および実走行時間を考慮した案内経路探索
ができるとともに、交通情報も実走行時間の情報も得ら
れない道路にあっても同種の道路種別の道路の走行時間
情報から予測して案内経路コストを算出することがで
き、実態にあった最適な誘導経路を案内することができ
ることとなる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。(実施の形態1)
【0030】図1は、本発明における実施の形態1に示
す車載ナビゲーション装置の構成を示す。図1に示すよ
うに、車載ナビゲーション装置は、地図格納手段1、地
図情報読み出し手段2、目的地入力手段3、現在位置算
出手段4、交通情報受信手段5、経路算出手段6、表示
制御手段7、表示手段8、システム制御手段9、実走行
時間計測手段10、実走行時間読み書き手段11、実走
行時間格納手段12および交通情報格納手段13を備え
ている。
【0031】地図格納手段1は、道路情報や施設の形状
情報を格納しているもので、本実施の形態ではCD−R
OMもしくはDVD−ROMで構成されている。地図情
報読み出し手段2は、地図格納手段1から地図情報を読
み出す機能を持つもので、本実施の形態ではCD−RO
Mドライブ装置もしくはDVD−ROMドライブ装置で
構成されている。
【0032】目的地入力手段3は、車載ナビゲーション
装置の使用者が、目的地情報の設定を車載ナビゲーショ
ン装置に伝達するための入力装置で、本実施の形態では
スイッチおよびジョイスティックで構成されている。現
在位置算出手段4は、車両の現在位置座標、進行方向、
進行速度等の現在位置情報の検出を行うもので、本実施
の形態ではGPS受信機で構成されている。
【0033】交通情報受信手段5は、VICSセンター
が提供する交通情報を受信するもので、本実施の形態で
はVICS受信ユニットで構成されている。経路算出手
段6は、現在位置算出手段4で検出された現在位置から
目的地入力手段3により設定された目的地までの案内経
路を交通情報受信手段5で受信した交通情報を考慮して
算出するものであり、本実施の形態ではマイクロコンピ
ュータで構成されている。
【0034】表示制御手段7は、地図情報読み出し手段
2により読み出された地図情報および経路算出手段6に
より算出された案内経路情報を用いて、必要な表示デー
タを表示手段8で表示できるように描画処理を行うもの
で、本実施の形態ではマイクロコンピュータで構成され
ている。表示手段8は、描画処理された地図情報を表示
するもので、本実施の形態では液晶ディスプレイで構成
されている。
【0035】システム制御手段9は、使用者の要求に基
づくシステム全体の制御を行うのもので、本実施の形態
ではマイクロコンピュータで構成されている。実走行時
間計測手段10は、現在位置算出手段4で検出された車
両の現在位置座標、進行方向と地図情報読み出し手段2
により読み出された地図情報から自車が走行している地
図情報に含まれる道路情報を取得し、その道路情報上を
走行している時間を計測するもので、本実施の形態では
マイクロコンピュータで構成されている。
【0036】実走行時間読み書き手段11は、実走行時
間計測手段10で計測された実走行時間を実走行時間格
納手段12に記録するためのもので、本実施の形態では
ICカードドライブで構成されている。実走行時間格納
手段12は、実走行時間計測手段10で計測された実走
行時間を格納するためもので、本実施の形態ではフラッ
シュメモリなどの書き換え可能媒体を内蔵したICカー
ドで構成されている。交通情報格納手段13は、交通情
報受信手段5で受信した交通情報からその交通情報が存
在する道路の道路種別・幅員情報・道路長を取得し、記
録するためのものであり、本実施の形態ではマイクロコ
ンピュータで構成されている。
【0037】以上のように構成された車載ナビゲ−ショ
ン装置の動作について説明する。
【0038】まず、実走行時間を取得する方法を説明す
る。経路が車載ナビゲーション装置により算出・非算出
の状態に関わらず、車両が走行している状態において
は、実走行時間計測手段10は機能するものである。現
在位置算出手段4により、車両の緯度・経度位置と車両
進行方向を取得する。次に、システム制御手段9により
現在地を特定するための地図データの選択を行い、選択
された地図データは地図情報読み出し手段2を通して、
地図格納手段1から必要な地図データの読み出しを行
う。実走行時間計測手段10は、内部タイマーを保持
し、1秒ごとに自車が走行している地図上の道路を現在
位置算出手段4と地図情報読み出し手段2を用いて獲得
し、自車が走行している道路のリンク番号が変化するま
での時間を計測する。
【0039】次に、実走行時間計測手段10により、車
両が走行した道路とその道路の走行時間を取得する。次
に、実走行時間読み書き手段11により、地図のリンク
番号、走行したリンク方向、そのリンクの道路種別・幅
員情報・道路長と実走行時間計測手段10により計測さ
れた走行時間とそのリンク走行回数を走行時間情報とし
て実走行時間格納手段12に記録する。その際、実走行
時間格納手段12内に走行した地図リンク番号と走行し
たリンク方位が存在しない場合は、そのまま実走行時間
格納手段12に走行時間情報を格納する。また、実走行
時間格納手段12に格納された情報が存在する場合は、
格納された走行時間と走行回数と今回格納したい走行時
間との重み付き平均を格納するための走行時間とし格納
し、走行回数を増やす。
【0040】図2に、本実施の形態における地図格納手
段1のデータ構造の概念図を示す。地図格納手段1のデ
ータは、大きく7つのデータで構成され、地図の表示に
用いる地図データ、経路案内やマップマッチングを行う
ために用いる道路データ、経路探索を行うために用いる
経路探索用データ、経路探索結果を表示するための経路
表示データ、住所や施設名称から特定の地図を呼び出す
ための索引用データ、音声による案内を行うための音声
データ、そして、データの内容や収録フォーマット等を
規定する管理情報からなる。
【0041】ここでは、経路探索用データについて説明
する。経路探索用データには、図3に示すように、交差
点を含む道路を記述する座標点(ノード)と線(リン
ク)に関するデータ、例えばノードのノード番号、経
度、緯度、リンクのリンク番号、リンク距離などが記憶
されている。図3において、丸印(○)はノードを示
し、ノード間の線はリンクを示している。また、リンク
間に記述されている数字はリンクコストであり、当該リ
ンクの通りにくさを表現している。図3において、出発
地(S)から目的地(G)への案内経路は、リンクコス
トの総和が最も小さいS−C−E−H−Gの経路が算出
される。実際には、次の方法で経路算出される。
【0042】現在位置算出手段4により、車両の現在位
置情報を取得する。次に、システム制御手段9により、
経路探索を行うための地図データの選択を行い、地図情
報読み出し手段2により、地図格納手段1から必要な地
図データの読み出しを行う。次に、目的地入力手段3に
より設定された情報を目的地とし、経路算出手段6によ
り、目的地への所要時間を算出する。
【0043】ここで、交通情報を用いる経路算出手段6
の経路探索方法について説明する。案内経路算出時にお
いては、リンクコストとして実走行時間読み書き手段1
1によって実走行時間格納手段12に格納されたリンク
走行時間を用いる。ただし、実走行時間が格納されてお
り、さらに交通情報も提供されているリンクに対して
は、その交通情報に含まれる走行時間を用いる。
【0044】実走行時間が格納されていないリンクBに
対しては、そのリンクBに対して交通情報受信手段5に
よって走行時間が得られている場合は、その走行時間を
リンクコストとして用いる。
【0045】しかし、実走行時間も交通情報受信手段5
によっても走行時間が得られていないリンクCに対して
は、リンクCの周辺に存在する同じ道路種別の道路に関
する実走行時間が格納されているリンクDを検索し、そ
のリンクDの実走行時間をリンクDのリンク長で除算し
リンクコスト係数を求め、そのリンクコスト係数をリン
クCのリンク長に乗算することで擬似的な実走行時間を
算出し、その実走行時間をリンクCのリンクコストとす
る。
【0046】また、周辺に同じ道路種別の道路に関する
実走行時間が格納されていない場合は、実走行時間格納
手段12に格納されている同じ道路種別の実走行時間の
累計をその道路種別のリンク長の累計で除算しリンクコ
スト係数を求め、そのリンクコスト係数をリンクのリン
ク長に乗算することで擬似的な実走行時間を算出し、そ
の実走行時間をリンクコストとする。
【0047】以上の方法を用いることで、案内経路算出
時に交通情報が提供されていない地域でも交通情報を受
信した場合と同様な目的地までの最適な案内経路を算出
することができる。
【0048】また、実走行時間読み書き手段11で、実
走行時間計測手段10によって計測された走行時間では
なく、交通情報格納手段13に記録された交通情報を記
録し、その情報を走行時間の代わりに用いても、同等の
効果が得られる。
【0049】さらに、実走行時間読み書き手段11で、
実走行時間計測手段10によって計測された走行時間と
交通情報格納手段13に記録された交通情報をひとつに
まとめて記録し、その情報を走行時間の代わりに用いて
も、同等の効果が得られる。
【0050】また、実走行時間格納手段12が、実走行
時間計測手段10で計測された実走行時間を、経路を走
行した時刻情報と対応付けて格納し、経路算出手段6
が、実走行時間格納手段12に格納された走行時間とと
もに時刻情報に応じて経路コストを算出して案内経路を
算出することにより、時刻や曜日によって走行時間が変
わる場合に、走行時の時刻に応じて経路コストを算出す
ることが可能となる。たとえば朝7:00から朝9:0
0までの走行時間が30分であり、それ以外の時間帯が
10分である場合に、走行時間を30分とする経路コス
トと、走行時間を10分とする経路コストとが走行時の
時刻によって選択されるため、最適な案内経路を選択す
ることができる。また時刻情報が曜日を含むものとする
ことにより、平日と休日とで異なる最適な経路コストが
算出されるようにしてもよい。 (実施の形態2)
【0051】図4は、本発明における実施の形態2に示
す車載ナビゲーション装置の構成を示す。図4に示すよ
うに、車載ナビゲーション装置は、地図格納手段21、
地図情報読み書き手段22、目的地入力手段23、現在
位置算出手段24、交通情報受信手段25、経路算出手
段26、表示制御手段27、表示手段28、システム制
御手段29、実走行時間計測手段30、実走行時間記憶
手段31および交通情報格納手段32を備えている。
【0052】地図格納手段21は、道路情報や施設の形
状情報を格納しているもので、本実施の形態ではCD−
RWもしくはDVD−RAM、DVD−RWで構成され
ている。地図情報読み書き手段22は、地図格納手段2
1から地図情報を読み出し、かつ地図情報を書き込む機
能を持つもので、本実施の形態ではCD−RWドライブ
装置もしくはDVD−RAMドライブ装置、DVD−R
Wドライブ装置で構成されている。
【0053】目的地入力手段23は、車載ナビゲーショ
ン装置の使用者が、目的地情報の設定を車載ナビゲーシ
ョン装置に伝達するための入力装置で、本実施の形態で
はスイッチおよびジョイスティックで構成されている。
現在位置算出手段24は、車両の現在位置座標、進行方
向、進行速度等の現在位置情報の検出を行うもので、本
実施の形態ではGPS受信機で構成されている。
【0054】交通情報受信手段25は、VICSセンタ
ーが提供する交通情報を受信するもので、本実施の形態
ではVICS受信ユニットで構成されている。経路算出
手段26は、現在位置算出手段24で検出された現在位
置から目的地入力手段23により設定された目的地まで
の案内経路を交通情報受信手段25で受信した交通情報
を考慮して算出するものであり、本実施の形態ではマイ
クロコンピュータで構成されている。
【0055】表示制御手段27は、地図情報読み書き手
段22により読み出された地図情報および経路算出手段
26により算出された案内経路情報を用いて、必要な表
示データを表示手段28で表示できるように描画処理を
行うもので、本実施の形態ではマイクロコンピュータで
構成されている。表示手段28は、描画処理された地図
情報を表示するもので、本実施の形態では液晶ディスプ
レイで構成されている。
【0056】システム制御手段29は、使用者の要求に
基づくシステム全体の制御を行うのもので、本実施の形
態ではマイクロコンピュータで構成されている。実走行
時間計測手段30は、現在位置算出手段24で検出され
た車両の現在位置座標、進行方向と地図情報読み書き手
段22により読み出された地図情報から自車が走行して
いる地図情報に含まれる道路情報を取得し、その道路情
報上を走行している時間を計測するもので、本実施の形
態ではマイクロコンピュータで構成されている。
【0057】実走行時間記憶手段31は、実走行時間計
測手段30によって得られた走行時間情報を地図格納手
段21に格納するか判断するためのもので、本実施の形
態ではマイクロコンピュータで構成されている。交通情
報格納手段32は、交通情報受信手段25で受信した交
通情報からその交通情報が存在する道路の道路種別・幅
員情報・道路長を取得し、記録するためのものであり、
本実施の形態ではマイクロコンピュータで構成されてい
る。
【0058】以上のように構成された車載ナビゲーショ
ン装置の動作について説明する。
【0059】まず、実走行時間を取得する方法を説明す
る。経路が車載ナビゲーション装置により算出・非算出
の状態に関わらず、車両が走行している状態において
は、実走行時間計測手段30は機能するものである。現
在位置算出手段24により、車両の緯度・経度位置と車
両進行方向を取得する。次に、システム制御手段29に
より現在地を特定するための地図データの選択を行い、
選択された地図データは地図情報読み書き手段22を通
して、地図格納手段21から必要な地図データの読み出
しを行う。実走行時間計測手段30は、内部タイマーを
保持し、1秒ごとに自車が走行している地図上の道路を
現在位置算出手段24と地図読み書き手段を用いて獲得
し、自車が走行している道路のリンク番号が変化するま
での時間を計測する。
【0060】次に、実走行時間計測手段30により、車
両が走行した道路とその道路の走行時間を取得する。次
に、実走行時間記憶手段31により、地図のリンク番
号、走行したリンク方向、そのリンクの道路種別・幅員
情報と実走行時間計測手段30により計測された走行時
間とそのリンク走行回数を走行時間情報として地図情報
読み書き手段22を通して地図格納手段21に記録す
る。その際、地図格納手段21内に走行した地図リンク
番号と走行したリンク方位が存在しない場合は、そのま
ま地図格納手段21に走行時間情報を格納する。また、
地図格納手段21に格納された情報が存在する場合は、
格納された走行時間と走行回数と今回格納したい走行時
間との重み付き平均を格納するための走行時間とし格納
し、走行回数を増やす。
【0061】図5に、本実施の形態における地図格納手
段21のデータ構造の概念図を示す。地図格納手段21
のデータは、大きく7つのデータで構成され、地図の表
示に用いる地図データ、経路案内やマップマッチングを
行うために用いる道路データ、経路探索を行うために用
いる経路探索用データ、経路探索結果を表示するための
経路表示データ、住所や施設名称から特定の地図を呼び
出すための索引用データ、音声による案内を行うための
音声データ、そして、データの内容や収録フォーマット
等を規定する管理情報からなる。
【0062】ここでは、経路探索用データについて説明
する。経路探索用データには、図3に示すように、交差
点を含む道路を記述する座標点(ノード)と線(リン
ク)に関するデータ、例えばノードのノード番号、経
度、緯度、リンクのリンク番号、リンク距離などが記憶
されている。図3において、丸印(○)はノードを示
し、ノード間の線はリンクを示している。また、リンク
間に記述されている数字はリンクコストであり、当該リ
ンクの通りにくさを表現している。図3において、出発
地(S)から目的地(G)への案内経路は、リンクコス
トの総和が最も小さいS−C−E−H−Gの経路が算出
される。実際には、次の方法で経路算出される。
【0063】現在位置算出手段24により、車両の現在
位置情報を取得する。次に、システム制御手段29によ
り、経路探索を行うための地図データの選択を行い、地
図情報読み書き手段22により、地図格納手段21から
必要な地図データの読み出しを行う。次に、目的地入力
手段23により設定された情報を目的地とし、経路算出
手段26により、目的地への所要時間を算出する。
【0064】また、経路探索用データの一部に実走行時
間記憶領域を設けており、この領域に走行時間・走行回
数を格納できるようにして、この領域のみ書き換え可能
としている。地図格納手段21内に書き換え可能領域を
持つことで、車載ナビゲーション装置内に新たなメモリ
領域や格納手段を用いることなく構成できるため、使用
する構成装置を増やすことなく実施できる利点がある。
【0065】ここで、交通情報を用いる経路算出手段2
6の経路探索方法について説明する。案内経路算出時に
おいては、リンクコストとして地図格納手段21に格納
されたリンク走行時間を用いる。ただし、実走行時間が
格納されており、さらに交通情報も提供されているリン
クに対しては、その交通情報に含まれる走行時間を用い
る。
【0066】実走行時間が格納されていないリンクBに
対しては、そのリンクBに対して交通情報受信手段25
によって走行時間が得られている場合は、その走行時間
をリンクコストとして用いる。
【0067】しかし、実走行時間も交通情報受信手段2
5によっても走行時間が得られていないリンクCに対し
ては、リンクCの周辺に存在する同じ道路種別の道路に
関する実走行時間が格納されているリンクDを検索し、
そのリンクDの実走行時間をリンクDのリンク長で除算
しリンクコスト係数を求め、そのリンクコスト係数をリ
ンクCのリンク長に乗算することで擬似的な実走行時間
を算出し、その実走行時間をリンクCのリンクコストと
する。
【0068】また、周辺に同じ道路種別の道路に関する
実走行時間が格納されていない場合は、地図格納手段2
1に格納されている同じ道路種別の実走行時間の累計を
その道路種別のリンク長の累計で除算しリンクコスト係
数を求め、そのリンクコスト係数をリンクのリンク長に
乗算することで擬似的な実走行時間を算出し、その実走
行時間をリンクコストとする。
【0069】以上の方法を用いることで、案内経路算出
時に交通情報が提供されていない地域でも交通情報を受
信した場合と同様な目的地までの最適な案内経路を算出
することができる。
【0070】また、実走行時間記憶手段31で、実走行
時間計測手段30によって計測された走行時間ではな
く、交通情報格納手段32に記録された交通情報を記録
し、その情報を走行時間の代わりに用いても、同等の効
果が得られる。
【0071】さらに、実走行時間記憶手段31で、実走
行時間計測手段30によって計測された走行時間と交通
情報格納手段32に記録された交通情報をひとつにまと
めて記録し、その情報を走行時間の代わりに用いても、
同等の効果が得られる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は案内経路
候補となる道路に関する交通情報が得られている場合は
得られた交通情報から案内経路コストを算出し、交通情
報が得られていない場合でも走行時間が記録されている
場合はこの走行時間から案内経路コストを算出し、交通
情報が得られておらずかつ走行時間が記録されていない
場合は実走行時間格納手段に記録されている案内経路候
補と同種の道路種別の道路の走行時間から案内経路候補
の案内経路コストを算出することにより、交通情報およ
び実走行時間を考慮した案内経路探索ができるととも
に、交通情報も実走行時間の情報も得られない道路にあ
っても同種の道路種別の道路の走行時間情報から予測し
て案内経路コストを算出することができ、実態にあった
最適な誘導経路を案内することができるというすぐれた
効果を有する経路案内装置および経路案内方法を提供す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載ナビゲーション装置の一実施
形態を示す概略ブロック図
【図2】本発明の一実施形態における地図格納手段のデ
ータ構造の概念図
【図3】本発明の一実施形態における地図格納手段に記
録されている経路探索用データを示す図
【図4】本発明の一実施形態における車載ナビゲーショ
ン装置の概略ブロック図
【図5】本発明の一実施形態における地図格納手段のデ
ータ構造の概念図
【図6】従来の車載ナビゲーション装置の一例を示す概
略ブロック図
【符号の説明】
1 地図格納手段 2 地図情報読み出し手段 3 目的地入力手段 4 現在位置算出手段 5 交通情報受信手段 6 経路算出手段 7 表示制御手段 8 表示手段 9 システム制御手段 10 実走行時間計測手段 11 実走行時間読み書き手段 12 実走行時間格納手段 13 交通情報格納手段 21 地図格納手段 22 地図情報読み書き手段 23 目的地入力手段 24 現在位置算出手段 25 交通情報受信手段 26 経路算出手段 27 表示制御手段 28 表示手段 29 システム制御手段 30 実走行時間計測手段 31 実走行時間記憶手段 32 交通情報格納手段 101 地図格納手段 102 地図情報読み出し手段 103 目的地入力手段 104 現在位置算出手段 105 交通情報受信手段 106 経路算出手段 107 表示制御手段 108 表示手段 109 システム制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AC02 AC06 AC13 AC18 AC20 5H180 AA01 BB02 BB04 BB12 BB13 BB15 CC12 FF05 FF10 FF12 FF13 FF22 FF25 FF33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図情報を取得する地図情報取得手段
    と、移動体の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    前記現在位置検出手段で検出された現在位置と前記地図
    情報取得手段で取得される地図情報とから、前記地図情
    報に含まれる経路を走行した走行時間を計測する走行時
    間計測手段と、前記地図情報に含まれる経路と前記走行
    時間とを対応付けて格納する走行時間格納手段と、経路
    を走行する際に障害となる要因を定量化した経路コスト
    を算出する経路コスト算出手段と、一方の地点から他方
    の地点まで誘導する案内経路のうち、前記案内経路にお
    ける前記経路コストの合計が小さいものを選択する案内
    経路選択手段を備え、 前記経路コスト算出手段が、前記走行時間格納手段に格
    納された前記走行時間に応じて前記経路コストを算出す
    ることを特徴とする経路案内装置。
  2. 【請求項2】 前記走行時間格納手段が、前記経路を走
    行した時刻情報を、前記経路および前記走行時間と対応
    付けて格納し、 前記経路コスト算出手段が、前記走行時間とともに前記
    時刻情報に応じて前記経路コストを算出することを特徴
    とする請求項1に記載の経路案内装置。
  3. 【請求項3】 前記走行時間格納手段が、前記走行した
    経路における道路種別を、前記経路と対応付けて格納
    し、 前記経路コスト算出手段が、前記走行時間格納手段に格
    納された前記道路種別が同じ経路における前記走行時間
    に応じて経路コストを算出することを特徴とする請求項
    1または2に記載の経路案内装置。
  4. 【請求項4】 前記走行時間格納手段に格納される道路
    種別が、道路の幅員情報または道路長情報であることを
    特徴とする請求項3に記載の経路案内装置。
  5. 【請求項5】 前記道路の交通情報を受信する交通情報
    受信手段を備え、 前記経路コスト算出手段が、前記走行時間格納手段に格
    納された前記走行時間よりも優先して、前記交通情報受
    信手段で受信した交通情報から前記経路コストを算出す
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記
    載の経路案内装置。
  6. 【請求項6】 道路の交通情報を受信する交通情報受信
    手段と、前記交通情報受信手段で受信した交通情報と、
    前記交通情報による道路の道路種別とを対応付けて格納
    する交通情報格納手段と、経路を走行する際に障害とな
    る要因を定量化した経路コストを算出する経路コスト算
    出手段と、一方の地点から他方の地点まで誘導する案内
    経路のうち、前記案内経路における前記経路コストの合
    計が小さいものを選択する案内経路選択手段を備え、 前記経路コスト算出手段が、交通情報格納手段に格納さ
    れた前記道路種別と同じ経路における前記交通情報に応
    じて前記経路コストを算出することを特徴とする経路案
    内装置。
  7. 【請求項7】 地図情報を取得する地図情報取得手段
    と、移動体の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    前記現在位置検出手段で検出された現在位置と前記地図
    情報取得手段で取得される地図情報とから、前記地図情
    報に含まれる経路を走行した走行時間を計測する走行時
    間計測手段と、前記地図情報に含まれる経路と前記経路
    の道路種別と前記走行時間とを対応付けて格納する走行
    時間格納手段と、道路の交通情報を受信する交通情報受
    信手段と、前記交通情報受信手段で受信した交通情報
    と、前記交通情報による道路の道路種別とを対応付けて
    格納する交通情報格納手段と、経路を走行する際に障害
    となる要因を定量化した経路コストを算出する経路コス
    ト算出手段と、一方の地点から他方の地点まで誘導する
    案内経路のうち、前記案内経路における前記経路コスト
    の合計が小さいものを選択する案内経路選択手段を備
    え、 前記経路コスト算出手段が、前記経路において少なくと
    も前記交通情報あるいは前記走行時間情報が存在する場
    合は、前記交通情報を優先として前記交通情報あるいは
    前記走行時間情報に応じて前記経路コストを算出し、前
    記交通情報あるいは前記走行時間情報がいずれも存在し
    ない場合は、前記交通情報を優先として、前記道路種別
    が前記経路と一致する前記交通情報あるいは前記走行時
    間情報に応じて前記経路コストを算出することを特徴と
    する経路案内装置。
  8. 【請求項8】 地図情報を取得する地図情報取得ステッ
    プと、移動体の現在位置を検出する現在位置検出ステッ
    プと、前記現在位置検出ステップで検出された現在位置
    と前記地図情報取得ステップで取得される地図情報とか
    ら、前記地図情報に含まれる経路を走行した走行時間を
    計測する走行時間計測ステップと、前記地図情報に含ま
    れる経路と前記走行時間とを対応付けて格納する走行時
    間格納ステップと、経路を走行する際に障害となる要因
    を定量化した経路コストを算出する経路コスト算出ステ
    ップと、一方の地点から他方の地点まで誘導する案内経
    路のうち、前記案内経路における前記経路コストの合計
    が小さいものを選択する案内経路選択ステップを備え、 前記経路コスト算出ステップが、前記走行時間格納ステ
    ップで格納された前記走行時間に応じて前記経路コスト
    を算出することを特徴とする経路案内方法。
  9. 【請求項9】 道路の交通情報を受信する交通情報受信
    ステップと、前記交通情報受信ステップで受信した交通
    情報と、前記交通情報による道路の道路種別とを対応付
    けて格納する交通情報格納ステップと、経路を走行する
    際に障害となる要因を定量化した経路コストを算出する
    経路コスト算出ステップと、一方の地点から他方の地点
    まで誘導する案内経路のうち、前記案内経路における前
    記経路コストの合計が小さいものを選択する案内経路選
    択ステップを備え、 前記経路コスト算出ステップが、交通情報格納ステップ
    で格納された前記道路種別と同じ経路における前記交通
    情報に応じて前記経路コストを算出することを特徴とす
    る経路案内方法。
  10. 【請求項10】 地図情報を取得する地図情報取得ステ
    ップと、移動体の現在位置を検出する現在位置検出ステ
    ップと、前記現在位置検出ステップで検出された現在位
    置と前記地図情報取得ステップで取得される地図情報と
    から、前記地図情報に含まれる経路を走行した走行時間
    を計測する走行時間計測ステップと、前記地図情報に含
    まれる経路と前記経路の道路種別と前記走行時間とを対
    応付けて格納する走行時間格納ステップと、道路の交通
    情報を受信する交通情報受信ステップと、前記交通情報
    受信ステップで受信した交通情報と、前記交通情報によ
    る道路の道路種別とを対応付けて格納する交通情報格納
    ステップと、経路を走行する際に障害となる要因を定量
    化した経路コストを算出する経路コスト算出ステップ
    と、一方の地点から他方の地点まで誘導する案内経路の
    うち、前記案内経路における前記経路コストの合計が小
    さいものを選択する案内経路選択ステップを備え、 前記経路コスト算出ステップが、前記経路において少な
    くとも前記交通情報あるいは前記走行時間情報が存在す
    る場合は、前記交通情報を優先として前記交通情報ある
    いは前記走行時間情報に応じて前記経路コストを算出
    し、前記交通情報あるいは前記走行時間情報がいずれも
    存在しない場合は、前記交通情報を優先として、前記道
    路種別が前記経路と一致する前記交通情報あるいは前記
    走行時間情報に応じて前記経路コストを算出することを
    特徴とする経路案内方法。
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