JP2002121974A - 引戸装置の枠体構造 - Google Patents

引戸装置の枠体構造

Info

Publication number
JP2002121974A
JP2002121974A JP2000314833A JP2000314833A JP2002121974A JP 2002121974 A JP2002121974 A JP 2002121974A JP 2000314833 A JP2000314833 A JP 2000314833A JP 2000314833 A JP2000314833 A JP 2000314833A JP 2002121974 A JP2002121974 A JP 2002121974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
cover
door device
frame structure
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000314833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4312367B2 (ja
Inventor
Masakazu Takeshita
真和 竹下
Mitsuaki Hiroshima
光彰 廣島
Masaru Oi
勝 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2000314833A priority Critical patent/JP4312367B2/ja
Publication of JP2002121974A publication Critical patent/JP2002121974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4312367B2 publication Critical patent/JP4312367B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 枠体本体とカバーとの間に隙間が生ずるのを
抑制できるようになる引戸装置の枠体構造を提供するこ
と。 【解決手段】 枠体本体である無目本体7の端部7Dと
カバー9の端部9Aとは回動手段67で連結され、回動
手段67は、無目本体7側の第1連結部材68と、カバ
ー9側の第2連結部材69と、これらの連結部材68,
69に挿通され、カバー9の無目本体7に対する回動中
心となる中心軸70とを有し、第2連結部材69に形成
されて中心軸70が挿通されている長孔69Dにより、
端部7Dと9Aを密接させたときに、第2連結部材69
に固定した中心軸保持部材71が中心軸70を保持し、
端部7Dと9Aの密接状態を維持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引戸装置の枠体構
造に係り、例えば、引戸本体を移動させるための移動機
構が収納される無目等の枠体が、枠体本体と、この枠体
本体に開閉自在に設けられたカバーとを含んで構成され
る場合に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】図19及び図20は、従来における上吊り
式引戸装置の無目100の構造を示す縦断面図であり、
この無目100は、移動する引戸本体に対して不動に配
置された不動部材の一部を構成する枠体になっている。
引戸本体の移動方向に長く形成されている無目100の
内部には、引戸本体を移動させるための図示しないガイ
ドレール等による移動機構が収納されており、この移動
機構の保守点検作業を行えるようにするため、無目10
0は、無目本体101と、この無目本体101に開閉自
在に設けられたカバー102とで構成されている。
【0003】無目本体101に対してカバー102を開
閉自在とするため、無目本体101には掛け止め部10
1Aが形成され、カバー102にはこの掛け止め部10
1Aに引っ掛け可能な引っ掛け部102Aが設けられて
いる。図19に示すように、引っ掛け部102Aを掛け
止め部101Aに引っ掛けた後、カバー102を無目本
体101に複数の止めねじで止めることにより、カバー
102は、図20に示されている無目本体101の開口
窓101Bを塞いで無目本体101に取り付けられる。
また、止めねじを取り外し、掛け止め部101Aから引
っ掛け部102Aを外すことにより、図20で示すよう
に、カバー102を無目本体101から分離させて開口
窓101Bを開けることができ、これにより無目本体1
01の内部に収納されている前記移動機構の保守点検作
業が開口窓101Bから行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の無目10
0の構造によると、図19のように、カバー102が無
目本体101の開口窓101Bを閉じているとき、カバ
ー102の引っ掛け部102Aの上部に隙間Sが生ず
る。このため、無目100全体の外観性が必ずしも良好
にならないとともに、隙間Sから無目本体101の内部
に塵埃が侵入するおそれがある。無目本体101の内部
には引戸本体を移動させるための移動機構が収納されて
おり、この移動機構による引戸本体の円滑な移動を確保
するためには、隙間Sをできるだけなくし、塵埃の侵入
を防止することが望まれる。
【0005】また、引戸装置のなかには引戸本体を収納
する戸袋を備えたものがあり、引戸装置における不動の
枠体となっているこの戸袋に、例えば、戸袋内部の清掃
などを行えるように、開閉自在なカバーで開口、閉鎖さ
れる開口窓を設ける場合においても、戸袋の内部に塵埃
等が侵入するのを防止するため、隙間の発生をできるだ
け抑制することが望ましい。
【0006】本発明の目的は、引戸装置の無目等の枠体
が、枠体本体と、この枠体本体に開閉自在に設けられた
カバーとを備えて構成される場合において、枠体本体と
カバーとの間に隙間が生ずるのを抑制できるようになる
引戸装置の枠体構造を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る引戸装置の
枠体構造は、引戸装置が、移動する引戸本体と、この引
戸本体に対して不動に配置された不動部材とを有して構
成され、この不動部材が、枠体本体と、この枠体本体に
開閉自在に設けられたカバーとを備えて構成されている
引戸装置の枠体構造において、前記枠体本体に対して前
記カバーが閉じられたときにおける前記枠体本体と前記
カバーの互いに対向する端部同士が密接又は略密接して
いることを特徴とするものである。
【0008】この引戸装置の枠体構造では、枠体本体に
対してカバーが閉じられたときにおける枠体本体とカバ
ーの互いに対向する端部同士が密接又は略密接している
ため、枠体本体とカバーとの間に隙間が生ずるのを抑制
できる。このため、枠体本体内への塵埃等が侵入するの
を阻止でき、枠体本体の内部に何かの収納物が収納され
ている場合には、この収納物に塵埃等がかかるのを防止
でき、枠体本体の内部に何も収納されていない場合に
は、この枠体本体に塵埃等が溜まるのを防止できるた
め、その清掃作業を省略できるようになる。
【0009】また、枠体本体とカバーの互いに対向する
端部同士は密接又は略密接するため、これらの端部同士
は枠体本体とカバーとの接続部の糸目地を形成すること
になり、枠体の外観性、延いては引戸装置の外観性が良
好となる。
【0010】この引戸装置の枠体構造において、枠体本
体に対してカバーが閉じられたときにおける枠体本体と
カバーの互いに対向する端部同士が密接又は略密接して
いるとは、これらの端部同士がその全長に亘って完全に
接触していることを含むのは勿論のこと、その全長の一
部に僅かな間隔を開けて対向している部分があってもよ
いこと、及び端部同士がその全長に亘って僅かな隙間を
開けて対向していてもよいことを含む意味である。この
場合における僅かな隙間には、例えば、枠体本体に対し
てカバーを開閉自在とする部材、手段、装置等のために
必要とされる程度の小さいな隙間が含まれる。
【0011】また、この引戸装置の枠体構造において、
密接又は略密接している前記端部同士が延びる方向は、
前記枠体本体の外部側である外向きでもよく、あるいは
上向きや下向きでもよく、その方向は任意でよい。しか
し、これらの端部同士が延びる方向を枠体本体の内部側
とすると、互いに密接又は略密接させるために枠体本体
及びカバーに設ける端部を、引戸装置の利用者や保守点
検作業者等にとって邪魔にならないものとすることがで
きる。
【0012】枠体本体に対してカバーを開閉自在とする
構造は任意である。例えば、枠体本体に対してカバーを
回動自在としてもよく、枠体本体に対してカバーをスラ
イド自在としてもよく、枠体本体に対してカバーを取り
付け、取り外し自在としてもよい。
【0013】枠体本体に対してカバーを回動自在とする
構造の一例は、枠体本体とカバーとをリンク機構等によ
る連結手段で連結し、この連結手段で枠体本体に対して
カバーを回動自在とすることであり、また、他の例は、
枠体本体に第1連結部を、カバーに第2連結部をそれぞ
れ設け、これらの連結部に枠体本体に対するカバーの回
動中心部を設け、この回動中心部を中心としてカバーを
閉じ回動させたときに前記端部同士が密接又は略密接す
る構造とすればよい。
【0014】後者の場合における回動中心部は任意な構
造、部材等で形成することができ、例えば、枠体本体の
第1連結部とカバーの第2連結部とを回動自在に凹凸嵌
合することであり、また、第1連結部と第2連結部に回
動中心部となる中心軸を挿通することである。
【0015】第1連結部と第2連結部に回動中心部とな
る中心軸を挿通する構造を採用した場合において、枠体
本体に対してカバーを中心軸を中心に回動させただけで
前記端部同士が密接又は略密接するように構成すること
も可能であるが、これらの端部同士がより確実に密接又
は略密接するようにするためには、次ぎの2つの構造の
うちのいずれかを採用してもよい。
【0016】第1番目の構造は、前記第1連結部と前記
第2連結部のうちの一方には前記端部同士の対向方向に
長い長孔を形成するとともに、この長孔に前記中心軸を
挿通することにより、前記一方とこの中心軸との位置関
係を長孔で端部同士の対向方向に変更自在とし、また、
前記一方には、この位置関係の変更により端部同士が密
接又は略密接したときに中心軸を保持してこの密接又は
略密接の状態を維持させる中心軸保持部材を設けること
である。
【0017】この構造によると、長孔によって前記一方
と中心軸との位置関係を端部同士が離間する方向へ変更
すると、枠体本体に対してカバーを容易に回動させるこ
とができるようになるとともに、カバーを枠体本体に対
して閉じ回動させ、前記一方と中心軸との関係を端部同
士が密接又は略密接する状態に変更したときに、中心軸
を中心軸保持部材で保持させることにより、端部同士を
より確実に密接又は略密接させることができる。
【0018】第2番目の構造は、前記第1連結部と前記
第2連結部のうちの少なくとも一方を前記端部同士の対
向方向に弾性変形自在な材料で形成し、この弾性変形に
よって端部同士を密接又は略密接させることである。
【0019】この構造によると、弾性変形自在な材料で
形成された第1連結部と第2連結部のうちの少なくとも
一方を弾性力に抗して伸ばし変形させ、これによって端
部同士を離間させることにより、枠体本体に対してカバ
ーを回動させることできるようになるとともに、カバー
を枠体本体に対して閉じ回動させた後、第1連結部と第
2連結部のうちの少なくとも一方を弾性力でもとの形状
に復元縮み変形させることにより、端部同士をより確実
に密接又は略密接させることができる。
【0020】これらの構造において、第1連結部、第2
連結部は、枠体本体、カバーの一部となって形成された
ものでもよく、また、枠体本体、カバーとは別部品とな
って製作され、これらの枠体本体、カバーに結合あるい
は係止等されて一体化されたものでもよい。
【0021】また、枠体本体に対してカバーが閉じられ
たときにおける枠体本体とカバーの互いに対向する端部
同士が密接又は略密接するようにするためには、引戸装
置の枠体構造を、前記端部同士を挟んでこれらの端部同
士を密接させる方向に加圧する挟圧部材を有するものと
し、この挟圧部材によって端部同士を密接又は略密接さ
せるようにしてもよい。
【0022】これによると、挟圧部材によって端部同士
を強制的に密接又は略密接させることができる。
【0023】このような挟圧部材を用いる場合におい
て、この挟圧部材の構造、形状等は、前記端部同士を密
接又は略密接させることができる限りにおいて任意であ
るが、挟圧部材を端部同士の外側の面に当たる一対の当
接片を有するものとし、これらの当接片のうちの一方に
は係止部を形成し、前記端部同士のうちの一方にはこの
係止部が係止される被係止部を形成し、枠体本体からカ
バーを取り外したときに、この被係止部への係止部の係
止によって挟圧部材が前記端部同士のうちの前記一方に
取り付け状態となっているように構成してもよい。
【0024】これによると、カバーを枠体本体から取り
外しても、挟圧部材は、前記係止部が係止される被係止
部が形成されている枠体本体又はカバーに取り付けられ
た状態になって残るため、枠体本体からのカバーの取り
外し作業及び取り付け作業を挟圧部材を枠体本体又はカ
バーから分離させることなく、容易に行えるようにな
る。
【0025】また、枠体本体に対してカバーが閉じられ
たときにおける枠体本体とカバーの互いに対向する端部
同士が密接又は略密接するようにするためには、枠体本
体に、前記端部同士のうちの枠体本体の端部と対面する
対面端部を設け、これらの枠体本体の端部と対面端部と
の間に前記端部同士のうちのカバーの端部を挿入するこ
とにより、前記端部同士が密接又は略密接するようにし
てもよい。
【0026】これによっても、前記端部同士を密接又は
略密接させることができる。
【0027】このようにした場合において、前記端部同
士と対面端部の合計3個の端部のうち、少なくとも一つ
に弾性部材を被せ、この弾性部材の弾性により前記端部
同士を密接又は略密接させるようにしてもよい。
【0028】これによると、弾性部材の弾性力により、
前記端部同士の密接又は略密接をより確実なものとする
ことができる。この弾性部材は、例えば、軟質合成樹
脂、ゴム等の任意な弾性材料からなるものでよい。
【0029】以上の本発明に係る引戸装置の枠体構造を
適用できる枠体の一例は、引戸本体を移動させるための
移動機構が内部に収納されている無目であって、この無
目が、無目本体と、無目本体に開閉自在に設けられたカ
バーとを含んで構成されている場合である。
【0030】これらの無目本体とカバーとの配置的及び
構造的等の関係は任意でよく、その一例は、前記端部同
士のうちの一方を無目本体の端部とし、この端部を無目
本体の長さ方向に延びる下向きとし、前記端部同士のう
ちの他方を、無目本体の長さ方向に延びるカバーの上向
きの端部とし、このカバーを、無目本体の長さ方向にお
ける複数箇所でこの無目本体に着脱自在に止めることで
ある。
【0031】以上の無目本体の内部に収納する引戸本体
の移動機構は、本発明が適用される引戸装置の種類、形
式等に応じた任意なものでよい。この移動機構は、例え
ば、引戸本体の移動を案内するガイドレールやスライデ
ィングレール等によるガイド部材と、引戸本体を閉じ側
又は開き側又はこれらの両方に自動的に移動させる駆動
装置を含んだものでもよく、これに引戸本体の移動速度
を閉じ限位置等の近くで減速させる制動装置が加わった
ものでもよい。また、移動機構は引戸本体の移動を案内
するガイドレールやスライディングレール等によるガイ
ド部材だけのものでもよく、また、ガイドレールが引戸
本体の移動方向に下り傾斜していて引戸本体のその方向
への移動が引戸本体の自重で自動的に行われるようにな
っているものでもよい。この場合におけるガイドレール
は、引戸本体の移動方向に応じて傾斜方向が変更される
ようになっていてもよく、また、ガイドレールが引戸本
体の移動方向に分離されている複数本からなるものでも
よい。
【0032】さらに、このような傾斜式ガイドレールで
引戸本体を自動的に移動させるようにした移動機構の場
合には、引戸本体の速度を閉じ限位置等の近くで減速さ
せる制動装置が設けられていてもよい。
【0033】また、上記駆動装置の駆動原理は任意なも
のでよく、例えば、蓄圧されたばね力によって引戸本体
を引っ張り移動させる渦巻きばね式のものでもよく、シ
リンダで引戸本体を移動させるシリンダ式のものでもよ
く、モータで回転するピニオンで引戸本体を移動させる
モータ式のものでもよく、電磁石の吸引力、反発力で引
戸本体を移動させるリニアモータ式のもの等でもよい。
【0034】また、本発明は、以上の移動機構から引戸
本体が吊り下げられた上吊り式引戸装置は勿論のこと、
引戸本体がこの引戸本体の下部に配置されたガイドレー
ルに案内されて移動する構造になっている引戸装置にも
適用でき、さらに、本発明は、引戸本体が上吊り式であ
って、この引戸本体が下部に配置されたガイドレールに
も案内されて移動するようになっているタイプの引戸装
置にも適用できる。
【0035】さらに、本発明は、開き移動した引戸本体
が収納される戸袋を備えている引戸装置にも、戸袋を備
えていない引戸装置にも適用できる。戸袋を備えている
場合において、その戸袋は、引戸本体が建物の壁や柱等
の内部に収納される構造になっているために、これらの
壁や柱等が戸袋を兼ねるものであってもよい。
【0036】以上の戸袋を備えている引戸装置に本発明
を適用する場合において、開閉自在なカバーが設けられ
る不動部材となっている枠体は、その戸袋でもよい。
【0037】また、戸袋が壁等の内部に設けられている
上吊り式引戸装置において、カバーを引戸本体で開閉さ
れる開口部の上部に設ける場合には、このカバーを開口
部の上部から戸袋が設けられた壁等までの長さを有する
ものとしてもよく、開口部だけの長さのものとしてもよ
い。
【0038】また、本発明が適用される引戸装置の枠体
は、引戸装置の不動部材を構成し、かつ開閉自在なカバ
ーが設けられるものであれば、任意な枠体でよく、引戸
装置の外枠組み部材を形成する縦枠等でもよい。
【0039】そして、枠体本体から開き作動したカバー
が枠体本体から分離しない構造となっている場合には、
カバーをその開き作動位置に止めておくための部材、手
段、装置等を設けてもよい。
【0040】また、カバーが枠体本体に対して閉じ作動
したときに、カバーをその閉じ作動位置に止めるための
部材、手段、装置等を設けてもよく、これは、例えば、
止めねじ、マグネット、ベルクロ等でもよく、カバーと
枠体本体に設けた凹凸嵌合部等でもよい。
【0041】さらに、本発明は各種タイプの引戸装置に
適用でき、例えば、1個の引戸本体が片引きとなってい
るタイプ、複数個の引戸本体が引き分け式となっている
タイプ、複数個の引戸本体が引き違い式となっているタ
イプ、複数個の引戸本体が連結されながら移動して開口
部を開閉するタイプ等の引戸装置に本発明を適用でき
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。初めに、本実施形態に係る引戸装置
の全体を説明する。
【0043】図1は、本実施形態に係る引戸装置の全体
を示す正面図である。この引戸装置は、建物内の廊下と
部屋との間を開閉自在に仕切るための室内用仕切り手段
として使用され、引戸本体1は把持部1Aを把持するこ
とにより左右動させることができ、左右動すると引戸本
体1は、無目2と縦枠3と戸袋4と床5とに囲まれて形
成されている出入口用の開口部6を開閉し、この開口部
6を開いたときの引戸本体1の大部分は戸袋4に収納さ
れる。引戸本体1が引戸装置の可動部材になっているの
に対して、無目2、縦枠3及び戸袋4は引戸装置の不動
部材を構成するものとなっており、開口部6から戸袋4
に跨る長さを有している無目2は、無目本体7と、この
無目本体7に止めねじ8で取り付け、取り外し自在にな
っていて、無目本体7に対して開閉自在になっている点
検用カバー9とからなる。止めねじ8は、引戸本体1の
移動方向に長い無目本体7と同じ長さになっているカバ
ー9の両端部に2個設けられている。
【0044】図2及び図3には、点検用カバー9を取り
外して示した無目本体7の内部構造が示されている。こ
の無目本体7の内部には引戸本体1を移動させるための
移動機構が収納されている。したがって、本実施形態で
は、無目本体7とカバー9とで構成される無目2によ
り、移動機構が収納されている枠体が形成され、カバー
9を取り外すことにより、無目本体7の開口窓7A(後
述の図4参照)が開口し、この開口窓7Aから、無目本
体7内に配置された移動機構の保守点検作業を行えるよ
うになっている。
【0045】図2は、この移動機構によって引戸本体1
が閉じ限位置に達しているときを示し、図3は、引戸本
体1が開き限位置に達しているときを示す。また、図4
は、図2のS4−S4線断面図であって引戸本体1の下
部まで示した図である。
【0046】図2に示すように、無目2の内部には引戸
本体1の移動を案内するためのガイド部材であるガイド
レール10が組み込まれ、上記移動機構を形成する部材
であって、無目2の略全長に亘る長さを有するガイドレ
ール10は、図4に示すとおり、無目2の内部に設けら
れている取付部材11にビス12と板ナット12Aで取
り付けられている。同一断面形状が長さ方向に連続して
いるこのガイドレール10は、ビス12と板ナット12
Aで取付部材11に取り付けられた基部10Aと、この
基部10Aの下端から引戸本体1の厚さ方向に水平に延
びるアーム部10Bと、このアーム部10Bの先端から
垂直に立ち上がった係合部10Cとを有する。
【0047】図2で示すように、引戸本体1には、ロー
ラブラケット13,14に回転自在に取り付けられた2
個のローラ15,16が引戸本体1の移動方向に配設さ
れ、ローラブラケット13,14を介して引戸本体1の
上方に配置されているこれらのローラ15,16は、図
4に示すように、引戸本体1の上方に不動部材となって
水平に架設されてガイドレール10の係合部10Cに係
合している。このため、引戸本体1は、ローラ15,1
6が係合部10C上を転動することによりガイドレール
10に沿って移動するとともに、引戸本体1は、ガイド
レール10の係合部10Cに係合したローラ15,16
に吊り下げられた上吊り式となっている。
【0048】また、図1に示すように、戸袋4に近い床
5には、垂直軸を中心に回転自在となったガイドローラ
17が配置され、このガイドローラ17は、図4に示す
とおり、引戸本体1の下端に下向きに開口して配置され
たチャンネル部材1Bの内部に挿入されており、ガイド
レール10に沿った引戸本体1の移動は、引戸本体1の
下端がこのガイドローラ17に案内されながらなされ
る。
【0049】図2に示されているように、ガイドレール
10の引戸本体開き側の端部には、引戸本体1を開き限
位置に停止させるためのストップ装置20が取り付けら
れ、このストップ装置20は、引戸本体閉じ側に向けて
本体21に突設されたゴム等の弾性材料からなるストッ
プ部材22と、本体21に取り付けられ、板ばねの折り
曲げで形成されている係止部材23とを有する。一方、
引戸本体1に設けられている2個のローラブラケット1
3,14のうち、引戸本体開き側のローラブラケット1
4の後端には板状の受け部材24が結合され、この受け
部材24には小径ローラによる被係止部材25が取り付
けられている。
【0050】引戸本体1を前記把持部1Aで開き側に移
動させ、この移動が開き限位置に達すると、図3に示さ
れているように、被係止部材25は、一旦上向きに湾曲
変形してもとの形状に弾性復帰する係止部材23に係止
されるとともに、受け部材24はストップ部材22に当
接し、係止部材23が被係止部材25を係止することに
より、引戸本体1は開き限位置に停止する。
【0051】また、引戸本体1の把持部1Aに引戸本体
閉じ側への操作力を作用させた場合には、被係止部材2
5は上向きに弾性変形する係止部材23から離脱するた
め、ガイドレール10とガイドローラ17に案内されて
閉じ側へ移動する。
【0052】また、図2及び図3に示されているよう
に、ガイドレール10の引戸本体閉じ側の端部には、引
戸本体1を閉じ移動させるための駆動装置30が配置さ
れ、この駆動装置30は、図3で示されているとおり、
ブラケット31がガイドレール1に取り付けられること
により、ガイドレール10に組み付けられている。
【0053】駆動装置30はケーシング30A内に回転
自在に収納されたリール33を有し、このリール33の
内部には渦巻きばねが配置され、この渦巻きばねの一端
はリール33に結合されているとともに、他端はケーシ
ング30Aに結合されている。また、リール33には、
図2及び図3で示されているナイロン紐又はワイヤー等
からなる紐状部材34の一端が結合され、この紐状部材
34はケーシング30Aから導出され、紐状部材34の
他端は、引戸本体1に2個設けられているローラブラケ
ット13,14のうちの引戸本体閉じ側のローラブラケ
ット13に結合されている。
【0054】図2で示すように閉じ限位置に達している
引戸本体1を把持部1Aで図3で示すように開き側へ移
動させたときには、紐状部材34がリール33を回転さ
せながら駆動装置30から繰り出され、このとき、リー
ル33の内部の上記渦巻きばねがリール33の回転で蓄
圧されるようになっている。このため、この後に把持部
1Aから手を離すと(引戸本体1が図3のように閉じ限
位置に達しているときには、前述のように、把持部1A
に操作力を作用させて被係止部材25を係止部材23か
ら離脱させると)、渦巻きばねの蓄圧力によってリール
33には、引戸本体1の開き移動時とは逆方向へリール
33を回転させようとする回転力が生じているため、こ
の回転力で緊張している紐状部材34の引張力によって
引戸本体1は閉じ側へ引っ張られ、閉じ限位置まで自動
的に移動する。
【0055】したがって、本実施形態における引戸本体
1を閉じ側へ自動的に移動させるための駆動装置30は
渦巻きばね式であるとともに、紐状部材34の引張力に
よる引張式駆動装置となっており、リール33と渦巻き
ばねとによって、不動部材であるガイドレール10に取
り付けられていて、紐状部材34に引張力を付与するた
めの引張力付与手段37が構成されている。
【0056】図2及び図3に示すように、ガイドレール
10には、閉じ側への引戸本体1の移動速度を低速化さ
せて制動させ、引戸本体1を閉じ限位置に減速させて到
達させるための制動装置40が取り付けられている。こ
の制動装置40は、シリンダ本体41と、シリンダ本体
41にガイドレール10の長さ方向に伸縮自在に挿入さ
れたピストンロッド42とを有するシリンダ装置で構成
され、シリンダ本体41は、不動部材となっているガイ
ドレール10に取り付けられている。この取り付けは、
図4に示すとおり、ガイドレール10の溝10D付きの
取付部10Eにビス43と板ナット43Aでなされてい
る。
【0057】図2及び図3で示すように、引戸本体1に
2個設けられているローラブラケット13,14のう
ち、引戸本体開き側のローラブラケット14には、ピス
トンロッド42の先端部が挿抜自在となったキャッチ部
材44が取り付けられ、ピストンロッド42の先端部
と、この先端部が挿入されるキャッチ部材44の内部と
のうち、一方には磁石が設けられ、他方にはこの磁石に
吸着する磁性材料が設けられている。このため、ピスト
ンロッド42とキャッチ部材44とは、磁力で接続分離
自在となっている。
【0058】図2に示すように引戸本体1が閉じ限位置
に達しているときには、シリンダ本体41に対して収縮
しているピストンロッド42の先端部がキャッチ部材4
4の内部に挿入された状態になっており、引戸本体1を
開き側へ移動させると、ピストンロッド42の先端部と
キャッチ部材44とが上記磁力で接続されているため、
ピストンロッド42はシリンダ本体41に対して伸び作
動する。このピストンロッド42が伸び作動限に達して
もさらに引戸本体1が開き側に移動すると、図3に示す
ように、ピストンロッド42とキャッチ部材44とが分
離し、ピストンロッド42はその位置で停止する。ま
た、引戸本体1が前記引張式駆動装置30の駆動力で閉
じ側へ移動し始め、そして引戸本体1が所定位置に達す
ると、キャッチ部材44はピストンロッド42に当接し
てこれらのキャッチ部材44とピストンロッド22とが
上記磁力で再度接続され、引戸本体1がさらに閉じ側へ
移動することにより、ピストンロッド42はシリンダ本
体41に対して収縮作動する。
【0059】なお、ピストンロッド42の先端部と、こ
の先端部が挿入されるキャッチ部材44の内部とに互い
に磁性が逆となった磁石を設けることにより、ピストン
ロッド42とキャッチ部材44とを上記と同様に接続分
離自在としてよい。
【0060】シリンダ本体41には、ピストンロッド4
2が伸び作動したときに多量のエアをシリンダ本体41
の内部に吸引し、ピストンロッド42が収縮作動したと
きにはこのエアを絞りながら排出するバルブが設けられ
ている。このため、ピストンロッド42が伸び作動する
引戸本体1の開き移動時には、引戸本体1を軽く移動さ
せることができ、また、ピストンロッド42が収縮作動
する引戸本体1の閉じ移動時には、引戸本体1がシリン
ダ本体41の内部のエア圧力によって制動されながら移
動し、減速された速度で閉じ限位置に達するようになっ
ている。
【0061】このため、本実施形態における制動装置4
0は、シリンダ装置による流体圧力式制動装置となって
いる。
【0062】以上説明したストップ装置20と駆動装置
30と制動装置40はガイドレール10に取り付けられ
るものとなっているため、これらの装置20,30,4
0を引戸装置の各部品が生産される工場で予めガイドレ
ール10に取り付けることにより、ガイドレール10と
ストップ装置20と駆動装置30と制動装置40とで構
成された構造体をユニット化されたユニット構造体とし
て引戸装置の施工現場に搬送することができ、施工現場
での作業をそれだけ簡単化することができる。
【0063】なお、このようにストップ装置20と駆動
装置30と制動装置40の取り付けによってユニット構
造体の一部となったガイドレール10を前記無目2の取
付部材11に取り付ける作業は、工場で行ってもよく、
引戸装置の施工現場で行ってもよい。
【0064】図5〜図7は、カバー9を無目本体7に止
めるために図1の左側の前記止めねじ8が螺入される部
材55を示した図であり、図5は、カバー9を取り外し
て示すその部材55の正面図、図6は、図5のS6−S
6線断面図、図7は図5の左側面図である。
【0065】部材55は、図1で示した無目本体7と縦
枠3とを連結するための連結部材ともなっており、この
連結のために、結合部材55は、図5〜図7に示されて
いるように、上下方向に延びる主部55Aと、この主部
55Aの両側から無目2の内側へ段状に窪んだ段部55
B,55Cと、これらの段部55B、55Cのそれぞれ
上下部から無目2の内部へ突出した突出片55D,55
E,55F,55Gとを有する。突出片55D,55
F,55Gは、図7で示すように、無目本体7の一方の
側面部7Bと他方の側面部7Cに溶接又はビス等の止着
具で結合され、また、図6で示すように、主部55Aに
は縦枠3の凹部3Aが嵌合され、主部55Aの裏面に予
め溶接で取り付けられているナット56にボルト57を
縦枠3側から螺入することにより、連結部材55に縦枠
3が結合される。これにより、連結部材55を介して無
目本体7と縦枠3とが連結される。
【0066】図5で示す突出片55Eには雌ねじ孔58
が形成されており、この雌ねじ孔58に、カバー9に挿
通させた図1の左側の止めねじ8のねじ軸部を螺入する
ことにより、図1のカバー9の左端部はこの止めねじ8
で無目本体7に止められる。
【0067】また、図5〜図7で示した連結部材55と
同様の連結部材によって図1で示す無目本体7と引戸本
体開き側の縦枠59とが連結されており、この連結部材
にも雌ねじ孔が形成された突出片が設けられているた
め、図1の右側の止めねじ8のねじ軸部が、カバー9に
挿通されてからこの突出片の雌ねじ孔に螺入されること
により、カバー9の図1の右端部はこの止めねじ8で無
目2に止められる。
【0068】また、図5〜図9で示した連結部材55の
主部55Aの下部には、折り曲げにより無目2の内側へ
延びる延出部55Hが設けられており、この延出部55
Hには、図6で示すとおり、無目2の内側にU字状に開
口する開口部61が形成されている。図5及び図7に示
すように、延出部55Hの下面には板状の補助材62が
ビス63で結合され、この補助材62には、図6で示す
とおり、U字状開口部61と一致する孔64が設けられ
ている。
【0069】これらのU字状開口部61と孔64には、
図1で示した引戸本体1に設けられている鍵装置65に
キーに差し込んで回動操作したときに上昇する図5及び
図6のロックバー66が挿入され、これにより、閉じ限
位置に達している引戸本体1がその位置でロックされる
ようになっている。
【0070】すなわち、無目本体7と縦枠3とを連結す
るための連結部材55は、引戸本体1を鍵装置65と共
に閉じ限位置にロックさせておくための鍵手段を構成す
るものとなっている。
【0071】図1で示すとおり、カバー9は無目本体7
にこの無目本体7の長さ方向の複数箇所で回動手段67
により連結されており、カバー9を無目本体7の長さ方
向両端で止めている止めねじ8を取り外すことにより、
カバー9を無目本体7に対して回動手段67で上向きに
回動させることができるようになっている。図8〜図1
1にはこの回動手段67が示されており、図8は、前記
移動機構を省略して示した図1における回動手段67の
位置での無目2の縦断面図、図9は回動手段67の側面
図、図10は回動手段67の正面図、図11は、カバー
9を回動手段67で回動させるときを示す無目2の縦断
面図である。
【0072】図8及び図11で示されているように、回
動手段67は無目本体7とカバー9とが上下に対向する
箇所に設けられている。具体的に説明すると、無目本体
7におけるカバー9が配置される側の側面には下向きの
端部7Dが設けられ、カバー9の上端には上向きの端部
9Aが形成されている。これらの端部7Dと9Aは、無
目本体7の内部に向かって延びているとともに、無目本
体7とカバー9の長さ方向全長に亘って延びたものとな
っており、端部7Dと9Aは上下に対向している。これ
らの端部7Dと9Aが回動手段67で連結されており、
図10で示されているように、この回動手段67は、無
目本体7側の第1連結部材68と、カバー9側の第2連
結部材69と、これらの連結部材68,69に挿通され
た中心軸70と、第2連結部材69に上向きに固定され
た中心軸保持部材71とで構成されている。
【0073】図9で示すように、第1連結部材68は、
上端において、無目本体7の端部7Dの上面に溶接やリ
ベット等の固定手段で取り付けられる取付部68Aを有
し、図10に示すように、下端には、無目本体7の長さ
方向である左右方向の中央において凹部68Bが下向き
に形成されているとともに、この凹部68Bの両側に湾
曲部68Cが形成されており、これらの湾曲部68Cに
中心軸70が挿通されている。第2連結部材69は、左
右両端部において、カバー9の端部9Aの下面に溶接や
リベット等の固定手段で取り付けられる取付部69Aを
有し、第1連結部材68の左右外側にあるこれらの取付
部69Aの中間部は、左右の垂下部69Bで取付部69
Aよりも下側に設けられた本体部69Cとなっている。
左右の垂下部69Bには、無目本体7の端部7Dとカバ
ー9の端部9Aとの対向方向である上下方向に長い長孔
69Dが形成されており、これらの長孔69Dに中心軸
70が挿通されている。そして、中心軸70の端部に
は、第1連結部材68及び第2連結部材69からの中心
軸70の抜け出し防止のための部材70Aが係合されて
いる。
【0074】第1連結部材68よりも下側にある第2連
部材69の本体部69Cの上面に上記中心軸保持部材7
1が固定配置され、この配置位置は第1連結部材68の
凹部68Bと対応する位置である。中心軸保持部材71
はばね材で形成され、図9に示されているとおり、この
中心軸保持部材71は、上端で隙間を開けて対向する一
対の挟着部71Aを有し、それぞれの挟着部71Aに
は、中心軸70を保持できるように外側へ湾曲膨出した
保持部71Bが形成されている。
【0075】無目本体7の内部に収納されている前記移
動機構の保守点検作業のため、カバー9を無目本体7に
対して上向きに回動させて図11で示されている無目本
体7の開口窓7Aを開けるためには、先ず、図1で示さ
れている2個の止めねじ8を取り外す。次いで、図11
に示すようにカバー9全体を引き下げる。これにより、
中心軸70と第2連結部材69の長孔69Dとの位置関
係が変更され、中心軸70は相対的に長孔69Dの上端
へと移行するため、一対の挟着部71Aの保持部71B
で中心軸70を保持していた中心軸保持部材71と、こ
の中心軸保持部材71が固定されている第2連結部材6
9は、第1連結部材68に対して下降する。
【0076】この結果、無目本体7の端部7Dとカバー
9の端部9Aは離間することになり、この後、カバー9
を図11の想像線で示すとおり中心軸70を中心に上向
きに開き回動させることにより、無目本体7の開口窓7
Aが開かれる。このカバー9の中心軸70を中心にした
回動は、端部7Dと9Aが離間しているため支障なく行
え、これにより、無目本体7の内部の移動機構について
の保守点検等の所定の作業を行える。
【0077】カバー9で開口窓7Aを閉じるときは、カ
バー9を中心軸70を中心に上記とは逆の下向きに閉じ
回動させ、この後、カバー9を押し上げる。これによ
り、第2連結部材69及びこの第2連結部材69に固定
されている中心軸保持部材71は上昇し、図9に示され
ているとおり、中心軸保持部材71の一対の挟着部71
Aの保持部71Bが中心軸70を保持することにより、
カバー9は上昇位置に維持される。この後、カバー9を
図1で示した2個の止めねじ8で無目本体7に取り付け
る。
【0078】このときには、図8で示すように無目本体
7の端部7Dとカバー9の端部9Aは密接している。こ
のため、これ以後は、開口窓7Aを通って塵埃が無目本
体7の内部に侵入するのを防止でき、前記移動機構は塵
埃から保護されるため、この移動機構による引戸本体1
の円滑な移動を確保できる。
【0079】また、無目本体7の端部7Dとカバー9の
端部9Aは密接しているため、無目本体7とカバー9と
の接続部は糸目地となり、無目2の外観性が良好とな
る。
【0080】また、これらの端部7Dと9Aは無目本体
7の外側に延びるものではなく、無目本体7の内部へ延
びるものとなっているため、引戸装置の利用者や保守点
検作業者等にとって邪魔にならない。
【0081】図12〜図14は、別実施形態に係る回動
手段75を示す。図12はこの回動手段75の側面図、
図13は回動手段75の正面図、図14は、カバー9を
回動させるときの回動手段75の側面図である。
【0082】回動手段75は、図13で示すように、無
目本体7側の第1連結部材76と、カバー9側の第2連
結部材77と、これらの連結部材76,77に挿通され
た中心軸78とからなる。
【0083】第1連結部材76は全体がばね材で形成さ
れており、図12に示すとおり、上端には無目本体7の
端部7Dの上下面に当てられる分岐部76A,76Bが
形成されている。図13に示すとおり、分岐部76Aは
無目本体7の長さ方向である左右方向の中央にあり、分
岐部76Bは分岐部76Aの左右両側にある。図12で
示すように、分岐部76Aの先端は、無目本体7の端部
7Dに形成されている凹部7Eに差し込まれた折り曲げ
部76Cとなっており、この折り曲げ部76Cの凹部7
Eへの挿入と、分岐部76Aと76Bとによる端部7D
の挟着とにより、第1連結部材76は無目本体7に取り
付けられている。第1連結部材76の下端には、図13
で示すとおり、左右2個の湾曲部76Dが形成されてお
り、これらの湾曲部76Dに中心軸78が挿通されてい
る。
【0084】第2連結部材77は、図8〜図11で示し
た実施形態の第2連結部材69と同じく、左右両端部に
おいて、カバー9の端部9Aの下面に溶接やリベット等
の固定手段で取り付けられる取付部77Aを有し、第1
連結部材76の左右外側にあるこれらの取付部77Aの
中間部は、左右の垂下部77Bで取付部77Aよりも下
側に設けられた本体部77Cとなっている。左右の垂下
部69Bには孔77Dが形成されており、これらの孔7
7Dに中心軸78が挿通されている。そして、中心軸7
8の端部には、第1連結部材76及び第2連結部材77
からの中心軸78の抜け出し防止のための部材78Aが
係合されている。
【0085】カバー9を無目本体7に対して開き回動さ
せるときは、最初に図14で示すようにカバー9を引き
下げる。これにより、ばね材からなる第1連結部材76
の全体は弾性的に伸び変形して第2連結部材77及びカ
バー9は下降し、、この後、この状態を維持したままカ
バー9を中心軸78を中心に開き回動させる。
【0086】カバー9を閉じ回動させるときは、以上と
は逆操作すればよく、カバー9を中心軸78を中心に閉
じ回動させた後、カバー9に作用させておいた引き下げ
力を解除する。これより、第1連結部材76はそれ自身
の弾性復元力でもとの形状に変形し、図12に示すとお
り、無目本体7の端部7Dとカバー9の端部9Aはもと
の位置まで近づき、これらの端部7Dと9Aは、第1連
結部材76の薄厚の分岐部76Bの厚さ分だけの隙間を
開けて略密接することになる。
【0087】この実施形態では、端部7Dと9Aは密接
せず、隙間を開けて略密接するが、その隙間は僅かであ
るため、この実施形態でも図8〜図11の実施形態と同
様の効果を得られる。
【0088】図15及び図16は、回動手段67,75
を用いずに、無目本体7の端部7Dとカバー9の端部9
Aとを挟圧部材80によって密接させる実施形態を示
す。挟圧部材80の全体は図16で示され、この挟圧部
材80は硬質の合成樹脂で形成されている。挟圧部材8
0は、図15で示すように、無目本体7の端部7Dの上
面とカバー9の端部9Aの下面とに当たる一対の当接片
80Aと、これらに当接片80A同士の後端を接続する
接続部80Bとを有する。一対の当接片80Aは接続部
80Bから弾性的に開くことができる。
【0089】一方の当接片80Aには、他方の当接片8
0Aと対面する面において、三角形状に突設された係止
部81が形成されており、また、接続部80Bの内面に
は突起82が形成されている。
【0090】挟圧部材80は、図15で示されているよ
うに、開いた一対の当接片80Aで無目本体7の端部7
Dとカバー9の端部9Aを挟むようにセットされ、この
セットは、突起82が端部7Dの端面に当たるまで挟圧
部材80を位置決め配置することにより行い、これによ
り、係止部81を端部7Dに形成されている孔又は凹部
による被係止部83に係止させる。
【0091】カバー9を無目本体7から取り外すとき、
すわなちカバー9を無目本体7から開けるときには、図
1で示されている2個の止めねじ8を取り外した後、カ
バー9を無目本体7から離れる水平方向に引っ張る。こ
れにより、カバー9の端部9Aは挟圧部材80の一対の
当接片80Aから抜け、カバー7を取り外すことができ
る。このとき、挟圧部材80の係止部81は無目本体の
被係止部83に係止されているため、挟圧部材80は無
目本体7に残り、無目本体7から分離することはない。
【0092】また、カバー9を無目本体7に取り付ける
ときは、カバー7を無目本体7に押し付け、これによ
り、挟圧部材80の一対の当接片80Aを強制的に開か
せ、カバー9の端部9Aを図15のもとに位置に挿入す
る。そして、図1の2個の止めねじ8でカバー9を無目
本体7に止める。
【0093】この実施形態によると、無目本体7の端部
7Dとカバー9の端部9Aは挟圧部材80で挟まれると
ともに、挟圧部材80の一対の当接片80Aによる加圧
力で密接する方向に加圧され、密接することになる。
【0094】また、この実施形態によると、カバー9を
無目本体7から取り外しても、挟圧部材80は、係止部
81と被係止部83の作用によって無目本体7に取り付
け状態となって残ることになり、このため、挟圧部材8
0の取り扱いを容易にでき、また、カバー9を無目本体
7に取り付ける作業を簡単に行える。
【0095】図17及び図18は、無目本体7の形状及
び構造によって無目本体7の端部とカバー9の端部とを
密接させる実施形態を示す。
【0096】無目本体7には、これまで説明した実施形
態と同じく、下向きの端部7Dが設けられている。この
無目本体7には、補助部材85が取り付けられ、この補
助部材85の下端部は、端部7Dと上下に対面する対面
端部85Aとなっている。無目本体7の外側に向かって
斜め上向きに延びているこの対面端部85Aには、ゴム
や軟質合成樹脂等による弾性部材86が被せられてい
る。
【0097】一方、カバー9の上端には端部9Bが形成
され、この端部9Bは、これまでの実施形態の端部9A
と異なり、無目本体7の内側に向かって少し下り傾斜し
ている。カバー9が無目本体7に取り付けられていると
き、この端部9Bは、図17に示すとおり、無目本体7
の端部7Aと対面端部85Aとの間に挿入されている。
【0098】カバー9を無目本体7から取り外すとき
は、図1の2個の止めねじ8を取り外してからカバー9
を少し持ち上げ、そのままカバー9を無目本体7の外側
に引く。これにより、図18で示すように、カバー9の
端部9Bは無目本体7の端部7Aと対面端部85Aとの
間から抜け、カバー2を取り外すことができる。
【0099】カバー9を無目本体7に取り付けるとき
は、以上とは逆の作業を行えばよく、カバー9の端部9
Bを無目本体7の端部7Aと対面端部85Aとの間に挿
入し、図1の2個の止めねじ8でカバー2を無目本体7
に取り付ける。
【0100】カバー2を無目本体7に取り付けたときに
は、端面端部85Aに被せた弾性部材86が圧縮される
ことにより、カバー9の端部9Bはこの弾性部材86の
弾性力で押し上げられている。このため、無目本体7の
端部7Aとカバー9の端部9Bは密接することになる。
【0101】
【発明の効果】本発明によると、引戸装置の無目等の枠
体が、枠体本体と、この枠体本体に開閉自在に設けられ
たカバーとを備えて構成される場合において、枠体本体
とカバーとの間に隙間が生ずるのを抑制できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る引戸装置の全体を示
す正面図である。
【図2】引戸本体が閉じ限位置に達しているときの引戸
本体を移動させるための移動機構を示す図である。
【図3】引戸本体が開き限位置に達しているときの引戸
本体を移動させるための移動機構を示す図である。
【図4】図2のS4−S4線断面図で、引戸本体の下部
まで示した図である。
【図5】図1で示された無目本体と縦枠とを連結し、か
つ無目のカバーの止めねじが螺入される雌ねじ孔が形成
されている連結部材を示す正面図である。
【図6】図5のS6−S6線断面図である。
【図7】図5の左側面図である。
【図8】図1で示された回動手段の位置での無目の縦断
面図で、引戸本体を移動させるための移動機構を省略し
て示した図である。
【図9】図8で示された回動手段の側面図である。
【図10】図9の回動手段の正面図である。
【図11】カバーを図8の回動手段で回動させるときを
示す無目の縦断面図である。
【図12】別実施形態に係る回動手段を示す側面図であ
る。
【図13】図12の回動手段の正面図である。
【図14】カバーを回動させるときを示す図12の回動
手段の側面図である。
【図15】挟圧部材で無目本体の端部とカバーの端部を
密接させる実施形態を示す側面図である。
【図16】図15の挟圧部材の全体を示す斜視図であ
る。
【図17】無目本体の形状、構造で無目本体の端部とカ
バーの端部を密接される実施形態を示す無目の縦断面図
である。
【図18】図17の実施形態において、カバーを無目本
体から取り外したときを示す無目の縦断面図である。
【図19】従来の上吊り式引戸装置の無目を示す縦断面
図で、無目本体にカバーが取り付けられているときを示
す図である。
【図20】図19の状態から無目本体よりカバーが取り
外されたときを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 引戸本体 2 不動部材を構成する枠体である無目 7 枠体本体である無目本体 7D 枠体本体の端部である無目本体の端部 9 カバー 9A,9B カバーの端部 10 引戸本体を移動させる移動機構を構成するガイド
レール 67,75 回動手段 68,76 第1連結部である第1連結部材 69,77 第1連結部である第2連結部材 69D 長孔 70,78 中心軸 71 中心軸保持部材 80 挟圧部材 80A 当接片 81 係止部 83 被係止部 85A 対面端部 86 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 勝 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化シ ヤッター株式会社内 Fターム(参考) 2E014 FA03 FA08 FB05 FB06 FB11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸装置が、移動する引戸本体と、この
    引戸本体に対して不動に配置された不動部材とを有して
    構成され、この不動部材が、枠体本体と、この枠体本体
    に開閉自在に設けられたカバーとを備えて構成されてい
    る引戸装置の枠体構造において、前記枠体本体に対して
    前記カバーが閉じられたときにおける前記枠体本体と前
    記カバーの互いに対向する端部同士が密接又は略密接し
    ていることを特徴とする引戸装置の枠体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の引戸装置の枠体構造に
    おいて、前記端部同士は、前記枠体本体の内部へ延びた
    端部となっていることを特徴とする引戸装置の枠体構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の引戸装置の枠体
    構造において、前記枠体本体に第1連結部が、前記カバ
    ーに第2連結部がそれぞれ設けられているとともに、こ
    れらの連結部に前記枠体本体に対する前記カバーの回動
    中心部が設けられ、この回動中心部を中心として前記カ
    バーが閉じ回動することにより前記端部同士が密接又は
    略密接することを特徴とする引戸装置の枠体構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の引戸装置の枠体構造に
    おいて、前記回動中心部は、前記第1連結部と前記第2
    連結部とに挿通された中心軸であることを特徴とする引
    戸装置の枠体構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の引戸装置の枠体構造に
    おいて、前記第1連結部と前記第2連結部のうちの一方
    には前記端部同士の対向方向に長い長孔が形成されてい
    るとともに、この長孔に前記中心軸が挿通され、前記一
    方とこの中心軸との位置関係は前記長孔で前記端部同士
    の対向方向に変更自在になっており、前記一方には、こ
    の位置関係の変更により前記端部同士が密接又は略密接
    したときに前記中心軸を保持してこの密接又は略密接の
    状態を維持させる中心軸保持部材が設けられていること
    を特徴とする引戸装置の枠体構造。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の引戸装置の枠体構造に
    おいて、前記第1連結部と前記第2連結部のうちの少な
    くとも一方は、前記端部同士の対向方向に弾性変形自在
    な材料で形成され、この弾性変形によって前記端部同士
    が密接又は略密接することを特徴とする引戸装置の枠体
    構造。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2に記載の引戸装置の枠体
    構造において、前記端部同士を挟んでこれらの端部同士
    を密接させる方向に加圧する挟圧部材を有し、この挟圧
    部材によって前記端部同士が密接又は略密接しているこ
    とを特徴とする引戸装置の枠体構造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の引戸装置の枠体構造に
    おいて、前記挟圧部材は前記端部同士の外側の面に当た
    る一対の当接片を有し、これらの当接片のうちの一方に
    は係止部が形成されているとともに、前記端部同士のう
    ちの一方にはこの係止部が係止された被係止部が形成さ
    れ、前記枠体本体から前記カバーを取り外したときにこ
    の被係止部への前記係止部の係止によって前記挟圧部材
    は前記端部同士のうちの前記一方に取り付け状態となっ
    ていることを特徴とする引戸装置の枠体構造。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2に記載の引戸装置の枠体
    構造において、前記枠体本体には、前記端部同士のうち
    の前記枠体本体の端部と対面する対面端部が設けられ、
    これらの枠体本体の端部と対面端部との間に前記端部同
    士のうちの前記カバーの端部が挿入されることにより、
    前記端部同士が密接又は略密接していることを特徴とす
    る引戸装置の枠体構造。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の引戸装置の枠体構造
    において、前記端部同士と前記対面端部の合計3個の端
    部うち、少なくとも一つには弾性部材が被せられ、この
    弾性部材の弾性により前記端部同士が密接又は略密接し
    ていることを特徴とする引戸装置の枠体構造。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の引
    戸装置の枠体構造において、枠体本体は、前記引戸本体
    を移動させるための移動機構が収納された無目本体であ
    ることを特徴とする引戸装置の枠体構造。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の引戸装置の枠体構
    造において、前記端部同士のうちの一方は前記無目本体
    の端部であり、この端部は前記無目本体の長さ方向に延
    びて下向きになっており、前記端部同士のうちの他方
    は、前記無目本体の長さ方向に延びる前記カバーの上向
    きの端部であり、このカバーは、前記無目本体の長さ方
    向における複数箇所でこの無目本体に着脱自在に止めら
    れることを特徴とする引戸装置の枠体構造。
JP2000314833A 2000-10-16 2000-10-16 引戸装置の枠体構造 Expired - Fee Related JP4312367B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000314833A JP4312367B2 (ja) 2000-10-16 2000-10-16 引戸装置の枠体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000314833A JP4312367B2 (ja) 2000-10-16 2000-10-16 引戸装置の枠体構造

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009055863A Division JP4850921B2 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 引戸装置の枠体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002121974A true JP2002121974A (ja) 2002-04-26
JP4312367B2 JP4312367B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=18794027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000314833A Expired - Fee Related JP4312367B2 (ja) 2000-10-16 2000-10-16 引戸装置の枠体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4312367B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274607A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Kurogane Kosakusho Ltd 引戸装置
JP2008308898A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Kurogane Kosakusho Ltd 引戸装置
JP2017206945A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 文化シヤッター株式会社 引戸装置及びその施工方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102505914B (zh) * 2011-07-25 2014-04-09 红门智能科技股份有限公司 悬浮式平移门的门体结构
KR101761003B1 (ko) * 2015-06-04 2017-08-04 김광백 실내 슬라이드 도어의 연동 및 회전장치
KR101804523B1 (ko) * 2016-04-20 2017-12-05 박영순 틈새 차단기능을 구비한 폴딩도어

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02128778U (ja) * 1989-03-31 1990-10-24
JP2000064730A (ja) * 1998-08-27 2000-02-29 Bunka Shutter Co Ltd 引戸装置およびその組立方法
JP2000192739A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Itoki Crebio Corp 引き戸装置における戸袋パネルの取り付け構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02128778U (ja) * 1989-03-31 1990-10-24
JP2000064730A (ja) * 1998-08-27 2000-02-29 Bunka Shutter Co Ltd 引戸装置およびその組立方法
JP2000192739A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Itoki Crebio Corp 引き戸装置における戸袋パネルの取り付け構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274607A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Kurogane Kosakusho Ltd 引戸装置
JP2008308898A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Kurogane Kosakusho Ltd 引戸装置
JP2017206945A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 文化シヤッター株式会社 引戸装置及びその施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4312367B2 (ja) 2009-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4936296B2 (ja) 引戸装置
JP2002121974A (ja) 引戸装置の枠体構造
JPH0920239A (ja) 車両用引戸の戸閉装置
JP4850921B2 (ja) 引戸装置の枠体構造
JP2007277845A (ja) 開閉扉装置
JP2002021411A (ja) ドア用ヒンジ
KR20210069216A (ko) 와이어 텐션이 유지되는 자동 슬라이딩 도어시스템
JP4447426B2 (ja) 蓋取付具及び蓋取付構造
JP5288924B2 (ja) 扉体全開保持装置付き引戸装置
EP3438406A1 (en) Shield device and roll screen
US5002331A (en) Pedal actuated vehicle door closer
JP4860075B2 (ja) 引戸装置
JP4578666B2 (ja) 改修用開閉装置の取付方法及び改修された開閉装置
JP2003328642A (ja) 多重引き式引戸装置
JP3704136B2 (ja) 上吊り引戸用スライドレール装置
JP2015216938A (ja) ハンガーレール取付け用ブラケット及び間仕切り装置
JPH0810649Y2 (ja) 巻取式スクリーン装置
JP3766667B2 (ja) 自閉式引戸装置、自閉式引戸用ユニット及び自閉式引戸装置の組立方法
JP2005201031A (ja) 建具用緩衝閉鎖・開放装置
JP7385893B2 (ja) 引き戸のストッパー装置
JPH08277678A (ja) 引戸における閉止装置
JP2571205Y2 (ja) 開口枠と建具との気密装置
JPH1130071A (ja) 引戸の自動閉鎖装置
JP4429504B2 (ja) 引戸装置
JPH082369Y2 (ja) 揺動開閉窓の閉窓ロツク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150522

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees