JP2002121141A - 機能性素材、sod作用剤、血圧降下剤、血栓溶解剤及びその製造方法並びにその製造方法に用いる菌株 - Google Patents
機能性素材、sod作用剤、血圧降下剤、血栓溶解剤及びその製造方法並びにその製造方法に用いる菌株Info
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Abstract
作用、SOD作用及びACE作用を有する機能性素材及
びその製造方法並びにその製造方法に用いる菌株を提供
する。 【解決手段】 殺菌した大豆煮汁に菌株TOYO−11
〜13(受託番号;FERM P−17911号〜17
913号)を植菌し、振盪培養を行って得られた培養物
を遠心分離し、得られた上澄液である機能性素材につい
て、血栓溶解活性、SOD活性及びACE阻害活性を調
べたところ、SOD活性は32.7〜37.2%、AC
E阻害活性は92.0〜97.2%、及び血栓溶解活性
が25.0FU/g以上と優れた血栓溶解活性、SOD
作用及びACE阻害作用を示し、また、納豆の官能評価
の総合は4〜5であり、極めて良好な風味と性状(特に
糸引き性)を示した。
Description
OD作用及びACE阻害作用を有する機能性素材及びそ
の製造方法並びにその製造方法に用いる菌株に関し、更
に詳しくは、穀物抽出物、特に豆類煮汁を納豆菌又は枯
草菌により発酵培養することにより得られ、優れた血栓
溶解作用、SOD作用及びACE阻害作用を有すると共
に、嗜好性にも優れ、安価に得られる機能性素材及びそ
の製造方法並びにその製造方法に用いる菌株に関する。
「SOD」という。)は、酸素分子の1電子還元で生成
するスーパーオキシドラジカル(O2 −)の不均化反応
を拡散律速に近い速さで触媒し、細胞内のO2 −濃度を
低下させる酵素である。O2 −に代表される活性酸素種
は、通常、生体内において活性化されたマクロファージ
などの食細胞から産生され、殺菌作用や殺腫瘍作用を示
す。しかし、これらの活性酸素種には選択毒性がなく、
正常細胞にも作用できる結果、生体に対して種々の障害
も引き起こすことが知られている。例えば、脂質の過酸
化による膜の損傷、タンパク質の酸化修飾によるタンパ
ク質の構造変化、DNAの切断等の結果、細胞に障害作
用を示し、様々な疾病の原因ともなることが明らかにさ
れている。
は、生体を活性酸素種から守るために存在するものであ
り、この活性酸素種を起因として生じると考えられる病
気等に有効であるとの観点から、近年、その反応機構、
生理機構等が研究されている〔「活性酸素−生物での生
成・消去・作用の分子機構」(新装版2刷、共立出版株
式会社発行、中野稔ら編著)223〜230頁)〕。ま
た、癌細胞ではSOD活性が低いという事実があり、更
に、SODと発癌との直接因果関係は明らかではない
が、SOD又はSOD様物質を癌細胞に注入すると、増
殖を抑えるという報告もある(同64頁)。安全で且つ
SOD作用(活性酸素濃度を減少させる作用のみなら
ず、これに起因して生じると考えられる種々の病気の予
防、改善の作用をも含む。)を有し、食品等に用いられ
るものがあれば、人の健康及び美容にとって非常に有用
であり、その必要性は極めて大きい。従来、このような
観点から、生体内において安全な天然物を主成分とし、
SOD作用と同様の作用を有するものとして、例えば、
米糠・大豆発酵抽出物に緑茶抽出エキスを添加した活性
酸素抑制組成物及び血圧抑制剤が開発されている(特公
平8−40号公報)。
は血中に存在し、これが血中のα2グロブリン画分に存
在するアンギオテンシノーゲンを加水分解することによ
り、アミノ酸10残基からなるアンギオテンシンIを生
成する。そして、このアンギオテンシンIは、更にアン
ギオテンシンI変換酵素(以下、「ACE」という。)
により加水分解されてアンギオテンシンIIを生成す
る。このアンギオテンシンIIは、副腎皮質からのアル
ドステロンの分泌を促進して、腎尿細管からのナトリウ
ムの再吸収を促進し、循環血液量を増加させると共に、
血管平滑筋を収縮させて血圧を上昇させる。このような
レニン−アンギオテンシン−アルドステロン昇圧系に作
用して、血圧の上昇を抑制する研究が進められた結果、
ACEの作用を阻害して血庄の上昇抑制をする薬剤とし
て、従来からカプトプリル等のACE阻害剤が開発され
ている。
な降圧薬による薬物療法も重要であるが、同時に運動療
法及び食生活の改善などの生活習慣の改善が不可欠であ
る。そこで、最近は医食同源の考えの下、健康によい食
品を摂取することにより、高血圧の予防・改善を図るこ
とが行われ、このような観点から、食品あるいは食用原
料よりACE阻害作用を有する成分を抽出、分離する研
究が進められている。そして、かつお節由来のペプチ
ド(医学のあゆみVol.29別冊P30−31)、発
酵乳カゼイン由来のペプチド(J.Dairy Sc
i.Vol.78,No.4,1995)、清酒とそ
の副産物由来のペプチド(日本農芸化学会誌 Vol.
66,No.7,pp1081−1087,199
2)、シルクタンパク質由来のペプチド(特開平10
−298199号公報)がACE阻害活性を有すること
が知られている。
する物質やACE阻害作用を有する物質を利用して、特
定保健用食品や栄養補助食品が製造・販売されている。
そして上記のように、SOD作用及びACE阻害作用
は、最近話題になっている生活習慣病における食生活の
予防因子として注目されているものであることから、そ
の両方の性質を備えた素材があれば、SOD作用及びA
CE阻害作用の両方の作用により、更に優れた生活習慣
病の改善効果を奏することから好ましい。
おいて血栓が生じることにより、血管内腔が狭窄するこ
とも挙げられる。かかる血栓症は高血圧の原因となるだ
けでなく、心筋梗塞、肺閉塞症等の生命にかかわる重大
な疾病を引き起こすおそれもある。従来より、血栓性疾
患の治療薬として、血栓の主成分であるフィブリン分解
に働く線溶酵素であるウロキナーゼ、ストレプトキナー
ゼ及び組織プラスミノーゲンアクチベーター等が用いら
れているが、これらはいずれも注射薬として開発された
ものであり、いずれも極めて高価であり、大量を長時間
点滴しなければならないという問題がある。しかも、ス
トレプトキナーゼは微生物由来で長時間静注すると出
血、ショックなどの副作用の問題が指摘されている。
ンパク質の加水分解によって疎水性のアミノ酸に富む苦
味ペプチドが露出してくることにより苦みを呈する結
果、特定保健用食品や栄養補助食品として利用する場合
に嗜好性が損なわれるおそれがあるという問題がある。
その苦味を低減するために、従来は各種食品素材の添
加、酵素分解など様々な工夫がなされているが十分とは
いえない。そこで、従来より、安価に得られ、血栓溶解
作用、SOD作用及びACE阻害作用を有すると共に、
嗜好性にも優れた機能性素材が求められていた。
みてなされたものであり、穀物抽出物、特に豆類煮汁を
納豆菌又は枯草菌により発酵培養することにより得ら
れ、優れた血栓溶解作用、SOD作用及びACE阻害作
用を有すると共に、嗜好性にも優れ、安価に得られる機
能性素材及びその製造方法並びにその製造方法に用いる
菌株を提供することを目的とする。
類及び大豆類を含む培地に枯草菌を接種し、培養させ、
ろ過して製造した発酵液に活性酸素を抑制する効果があ
ることを発見し(特開平6−284872号公報)、ま
た、特定領域のpHの米糠類、大豆類を含む培地に枯草
菌を又は納豆菌を接種し、培養させ、ろ過して製造した
発酵液に、血中アルコール濃度を減少させる効果を見出
している(特開平3−272657号公報)。そこで、
引き続き発酵物と生理的作用との関係について検討した
ところ、納豆菌株及び類縁菌株を用いて穀物抽出物の発
酵培養を行うことにより、嗜好性を満足させると共に、
血栓溶解作用、SOD作用及びACE阻害作用を有する
機能性素材を得ることができ、また、特定の菌株を使用
して発酵培養を行うことにより、さらに優れた血栓溶解
作用、SOD作用及びACE阻害作用を有する機能性素
材が得られることを見い出して本発明を完成するに至っ
た。
培地に納豆菌又は枯草菌を接種して発酵培養することに
より得られ、且つSOD作用及びACE阻害活性を有す
ることを特徴とする。本発明の機能性素材は、SOD作
用及びACE阻害作用の両者を併有する発酵培養物を含
有していることから、摂取することにより、SOD作用
及びACE阻害作用の両者を発揮することができる。ま
た、本発明の機能性素材は、血栓溶解作用をも有するも
のとすることができる。これにより、上記SOD作用及
びACE阻害作用と相俟って、更に高血圧症を改善する
と共に、血栓症が引き起こす心筋梗塞等の他の疾患をも
防止することができるので好ましい。よって、本発明の
機能性素材は、SOD作用剤、血圧降下剤又は血栓溶解
剤として好適に用いることができる。ここで、「血栓溶
解作用」とは、フィブリン(繊維素)を分解する作用を
云う。
抽出物」は、原料となる穀物を抽出することにより得ら
れるものであり、例えば、米糠類(米胚芽、脱脂米胚
芽、米糠及び脱脂米糠糖)、豆類(脱脂豆、キナ粉、豆
粉、豆カス及びこれらの加水分解物等)等の抽出物が挙
げられる。この中で、特に豆類抽出液を用いると、優れ
たSOD活性及びACE阻害活性の両者を併有すると共
に、嗜好性に優れた機能性素材が得られるので好まし
く、更に、豆類煮汁を用いると、従来は廃棄処分されて
いた豆類煮汁廃液の有効利用を図ることもできるので好
ましい。また、本発明の機能性素材において、上記「穀
物抽出物」としては、抽出液をろ過したままの液でもよ
いし、これを濃縮した濃縮液でもよい。その他にも、凍
結乾燥等の公知の方法により溶媒を除去した固形物や粉
末化した粉末物でもよい。また、上記「穀物抽出物」を
得るための抽出方法、抽出条件については特に限定はな
い。例えば、抽出物の品質を維持できる限り、不純物除
去等の前処理をしてもよい。抽出溶媒としては、水又は
熱水の他、エタノール、酢酸エチル、n−ヘキサン等の
有機溶媒や、これらの有機溶媒と水又は熱水との混合溶
媒等を用いることができる。
は、上記納豆菌又は枯草菌が増殖できるものであれば特
に制限はない。通常は液体培地であるが、固形培地であ
ってもかまわない。また、上記「穀物抽出物」をそのま
ま培地として用いてもよい。
菌」及び「枯草菌」は、菌学的に「納豆菌」及び「枯草
菌」に属するものであればよく、市販されている一般的
な納豆菌や枯草菌を用いることができるが、自然的又は
ニトロソグアニジン等の化学物質、X線、紫外線等によ
る人為的変異手段により得られ、菌学的性質が変異した
納豆菌や枯草菌の変異株であっても、SOD作用及びA
CE阻害作用を有する機能性素材を産生する性質を失わ
ない限り利用することができる。この中で、納豆菌(B
acillus Subtilis Natto)に属
する納豆菌TOYO−11(受託番号;FERM P−
17911号 以下「TOYO−11」という。)、納
豆菌TOYO−12(受託番号;FERM P−179
12号以下「TOYO−12」という。)、又は納豆菌
TOYO−13(受託番号;FERM P−17913
号 以下「TOYO−13」という。)を用いると、よ
り優れた機能性素材が得られるので好ましい。
含む培地にTOYO−11、TOYO−12、又はTO
YO−13を接種して発酵培養することにより得られ、
且つ血栓溶解作用を有することを特徴とする。本発明の
他の機能性素材は、天然の食品素材を使用しているた
め、従来より用いられているウロキナーゼ等と比べて、
安価で且つ安全に血栓溶解作用を奏することができ、日
常の血栓予防用の機能性素材として利用できるので好ま
しい。よって、本発明の他の機能性素材は血栓溶解剤と
して好適に用いることができる。本発明の他の機能性素
材における上記「穀物抽出物」及び「培地」については
上述の通りである。
性素材を得るための上記「発酵培養」の方法、条件につ
いては、発酵が行われる特に限定はなく、通常、発酵培
養は通気攪拌を行うことにより行われ、培養温度が40
〜45℃程度である。
性素材の形態については特に限定はなく、水溶液若しく
は原液等の液状の他、吸液性粉末に含浸させた粉末品、
造粒した造粒品、増量剤等他の粉末成分を配合した錠
剤、又はマイクロカプセル等とすることができる。ま
た、本発明の機能性素材及び本発明の他の機能性素材
は、その性質を維持できる限り、他の物質を添加するこ
とができる。例えば、製造における計量を容易にするた
めに、水溶性に富んだコーンスターチ等を添加すること
ができる。即ち、本発明の機能性素材及び本発明の他の
機能性素材には、当該機能性素材だけで構成されるもの
だけでなく、当該機能性素材を含有するものも含まれ
る。
用及びACE阻害作用を有する機能性素材の製造方法に
示すように、穀物抽出物を含んだ培地に納豆菌又は枯草
菌を接種して発酵培養することにより得られる。また、
本発明の他の機能性素材は、本発明の血栓溶解作用を有
する機能性素材の製造方法に示すように、穀物抽出物を
含む培地にTOYO−11、TOYO−12、又はTO
YO−13を接種して発酵培養することにより得られ
る。この場合、上記穀物抽出液として豆類抽出液、特に
豆類煮汁を用いると、従来は廃棄処分されていた豆類煮
汁廃液の有効利用となるので好ましい。また、本発明の
SOD作用及びACE阻害作用を有する機能性素材の製
造方法においては、上記納豆菌として、菌株TOYO−
11、TOYO−12又はTOYO−13を用いると、
より優れた機能性素材が得られるので好ましい。更に、
本発明のSOD作用及びACE阻害作用を有する機能性
素材の製造方法においては、上記のように、得られた機
能性素材が血栓溶解作用を有するものとすることができ
る。
酵培養の方法、条件については、発酵が行われる特に限
定はなく、通常、発酵培養は通気攪拌を行うことにより
行われ、培養温度が40〜45℃程度である。また、上
記「穀物抽出物」、「培地」及び「納豆菌又は枯草菌」
については上述の通りである。
12及びTOYO−13は、いずれも納豆菌(Baci
llus Subtilis Natto)に属し、穀
物抽出物、特に豆類抽出液を含む培地で発酵培養を行う
ことにより、特に優れたSOD作用及びACE阻害作用
を有する機能性素材を生産する能力を有する。本発明の
菌株TOYO−11、TOYO−12及びTOYO−1
3は、平成12年6月21日付けで工業技術院生命工学
工業技術研究所に寄託し、受託番号FERMP−179
11号(TOYO−11)、FERM P−17912
号(TOYO−12)及びFERM P−17913号
(TOYO−13)の受託番号を取得している。
12及びTOYO−13は、下記の方法により分離・採
集された。即ち、愛知県大府市周辺の10軒の農家より
入手した各稲わら100gを約5cmに切断し、無菌生
理食塩水約1000ml中に入れて攪拌した後、100
℃で10分間沸騰水中で煮沸する。その液を供試菌液と
して0.1ml採取し、普通寒天平板培地にストリーク
し、35℃で24時間培養した。次いで、納豆試験法
(光琳)納豆菌簡易同定法よって、該当する菌コロニー
を採取することにより分離・採集した。
12及びTOYO−13の菌学的性質は、以下に示す納
豆菌の菌学的性質を備え、且つ、実施例の表1の分離菌
5〜7に示すように、pH4.5〜10.0と、市販の
納豆菌よりも広いpHの範囲で生育が確認されている。
よって、本発明の菌株TOYO−11、TOYO−12
及びTOYO−13は、様々なpHを有する穀物抽出物
において適用でき、しかも、培地のpHを調整すること
により、雑菌等の混入も抑えることができるので好まし
い。
2〜数個連結、運動性あり (2)染色 メチレンブルーで全体に染色、グラム染色陽性 (3)胞子形成 24時間以内に形成、0.7〜0.9×1.2〜1.6
μの円筒形 (4)培養基特異性 以下に示す普通寒天培地では生育良好、白色コロニー形
成(偏平、不正円形で周囲不規則)し、粘質物生産培地
(GSP培地)では粘質物を形成。 普通寒天培地組成(pH7.0〜7.4) 肉エキス 5g 寒天 12〜15g ペプトン 10g 水 1L NaCl 1〜2g 粘質物生産培地(GSP培地)組成(pH7.0) フィトンペプトン 15g グルタミン酸ナトリウム一水和物 15g サッカロース 30g KH2PO4 2.5g Na2HPO4 1.7g NaCl 0.5g MgCl2・7H2O 0.5g ビオチン 100μg 寒天 15g 水 1L (5)以下に示す蒸煮大豆作成法により得られる蒸煮大
豆にて糸引き性有り。大豆に3倍量の水を加え、2時間
放置後121℃で15分オートクレーブした。滅菌シャ
ーレに適量分取し、菌希釈液を接種する。35℃で24
時間培養し、糸引き性を確認する。 (6)生理的性質 生育温度;普通寒天培地上5℃以下55℃以上で生育
しない。 pH6.8、5.7で生育 酸素要求性、通性好気性 その他;インドール生成せず、Voges−Pros
kauer反応陽性、澱粉加水分解力あり、硝酸から亜
硝酸生成する、カタラーゼ陽性、メチルレッド反応陰
性、7%食塩耐性、ゼラチン、澱粉を加水分解 (7)糖の資化性 グルコース、アラビノース、マンニトール、キシロース
を資化する。 資化性確認培地(pH7.0) ペプトン 5g 酵母エキス 3g NaCl 5g ブロムクレゾールパープル 8mg 糖 10g 蒸留水 1L
の製造方法並びにその製造方法に用いる菌株について、
実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。 (1)納豆菌の単離 愛知県大府市周辺の10軒の農家より入手した各稲わら
100gを約5cmに切断し、無菌生理食塩水約100
0ml中に入れて攪拌した後、100℃で10分間沸騰
水中で煮沸する。その液を供試菌液として0.1ml採
取し、普通寒天平板培地にストリークし、35℃で24
時間培養した。次いで納豆試験法(光琳)納豆菌簡易同
定法より該当する菌コロニーを採取した。得られた菌株
を納豆菌の菌学的性質に従い、分離選択を行った。そし
て、納豆菌の菌学的特性と一致した8菌株を単離し、分
離菌1〜8とした。標準品として市販の納豆菌3種類を
市販納豆菌1〜3として用いた。尚、分離菌5は菌株T
OYO−11であり、分離菌6は菌株TOYO−12で
あり、分離菌7は菌株TOYO−13である。
が生育できる最高及び最低pHを確認するため、アルカ
リ及び酸性領域での生育確認を以下のように行った。即
ち、肉汁培地を121℃で15分間オートクレーブし、
10%HCl及び10%NaOHでpH調整を行い、3
3〜37℃で培養を行った。生育確認は24時間又は4
8時間まで行った。その結果を表1に示す。尚、表1
中、括弧内の数値は確認時間を示す。
い、これを普通寒天培地で35℃、24時間の条件で培
養を行い、次いで、121℃、15分間の条件で殺菌し
た肉汁培地(上記普通寒天培地組成から寒天を除いた組
成)5ml入りの試験管に、1白金耳植菌し、35℃、
24時間の条件で振盪培養(180rpm)を行った。
その後、121℃、15分間の条件で殺菌した大豆煮汁
5ml入りの試験管に、上記上記分離菌1〜8及び市販
納豆菌1〜3の各菌株を最終濃度1×104個/mlと
なるように植菌し、35℃、24時間の条件で振盪培養
(180rpm)を行った。得られた培養物を5000
rpmで10分間遠心分離し、得られた上澄液を本実施
例で用いる試料(実施例1〜8及び比較例1〜3)とし
た。
3の各試料について、以下に示す方法により、SOD活
性及びACE阻害活性を測定した。SOD活性は、測定
キットとして和光純薬工業製「SODテストワコー」
(体外診断用医薬品、承認番号(63AM)第0285
号)を用いて、NBT還元法により測定した。結果は阻
害率%で表示した。尚、表中の菌体名欄の括弧内の記載
は、使用した菌を示す。また、ACE阻害活性は、測定
キットとして富士レビオ株式会社製、商品名「ACEカ
ラー」(体外診断用医薬品、承認番号(61AM)40
68)を用いて測定した(機器試薬Vol.10,N
o.1,pp71−76.1987参照)。この測定結
果を以下の表2に示す。尚、表中の菌体名欄の括弧内の
記載は使用した菌を示す。
ように納豆(実施例9〜16及び比較例4〜6)を製造
した。中国産丸大豆をバットに150g計り取り、3倍
量程度の水道水450mlを加える。そして、これを室
温で2時間放置し、バットごと121℃で20分間オー
トクレーブする。その後、蒸煮した大豆は、無菌的に滅
菌シャーレに20gずつ計量分取した。更に、上記分離
菌1〜8と市販納豆菌1〜3の各菌株を1.5%ペプト
ン水5mlで35℃にて10時間振とう培養した後、当
該菌培養液を蒸煮大豆に対し1×104個/gとなるよ
う接種した。そして、37〜41℃で18〜24時間培
養後、4℃にて1晩発酵熟成させた。その後、室温に1
時間放置し官能検査を行った。尚、官能検査は、納豆試
験法(光琳)の官能検査法に従い行った。その評価を以
下の表3に示す。尚、表中の菌体名欄の括弧内の記載は
使用した菌を示す。
を加えて90℃で約30分間煮た後に排出される大豆煮
汁(惣菜製造工場における煮豆加工食品の製造工程で排
出される大豆の煮汁。)を納豆菌の培養液として用い
て、機能性素材を調製した。この工程を図1に示す。通
常、煮釜の水は再度使用するので溶出されてくる大豆の
成分は2倍量となる。今回は3回煮出し汁を大豆煮汁と
して使用した。まず、大豆煮汁をろ過し異物を除去す
る。次に10リットル容積のジャーファーメンターに大
豆煮汁を6リットル入れ121℃で15分殺菌する。次
いで、別途培養した菌株TOYO−11を接種し、40
℃で48時間通気攪拌培養を行う。培養終了後、培養液
を12000回転で高速遠心分離して上澄液と菌体固形
物に分離する。そして、上澄液を約1/10容量まで減
圧濃縮した後、凍結乾燥することにより、実施例17の
機能性素材(80g)を得た。また、上記大豆煮汁の代
わりに、エンドウ及びソラマメの混合煮汁を用いて、上
記と同じ方法により、実施例18の機能性素材を調製し
た。
ついて、上記(3)と同様の方法により、SOD活性及
びACE阻害活性を測定した。また、比較のために、発
酵前の大豆煮汁並びにエンドウ及びソラマメの混合煮汁
についても同様にSOD活性及びACE阻害活性を測定
した。その結果を以下の表4に示す。
℃で5日間通気攪拌培養を行うこと以外は上記実施例1
7と同じ方法により、実施例19の機能性素材(80
g)を得た。また、上記菌株TOYO−11の代わりに
菌株TOYO−12、TOYO−13を用いて、上記実
施例19と同じ方法により、実施例20及び実施例21
の機能性素材を調製した。そして、上記実施例19〜2
1の各機能性素材を希釈液(CaSO4・2H2O:
0.344g、NaCl:0.585g、1M酢酸ナト
リウム[pH6.0]:2.0ml、及び10%Tri
tonX−100:0.5mlを混合し、蒸留水にて全
量が1リットルとなるように調製したもの)に溶解し、
適宜希釈することにより、実施例19〜21の機能性素
材を含む試料溶液を調製した。
の各機能性素材について、以下に示す方法により血栓溶
解活性を測定した。即ち、0.05Mホウ酸緩衝液1.
4ml及び0.72%フィブリノーゲン溶液0.4ml
を量り取り、37℃の恒温水槽にて5分間加温した後、
20U/mlトロンビン溶液0.1mlを加えて攪拌し
た。この液を37℃にて正確に10分間放置した後、上
記で調製した実施例19の試料溶液0.1mlを加え、
5秒間攪拌して37℃で放置した。そして、試料溶液を
添加してから20分及び40分後の5秒間攪拌し、正確
に60分後、0.2Mトリクロロ酢酸溶液2mlを加え
て攪拌し、更に37℃で20分間放置した。この液を1
5000gで5分間遠心し、遠心上清を回収し、275
nmにおける吸光度(AT)を測定した。また、ブラン
クとして、0.05Mホウ酸緩衝液1.4ml及び0.
72%フィブリノーゲン溶液0.4mlを量り取り、3
7℃の恒温水槽にて5分間加温した後、20U/mlト
ロンビン溶液0.1mlを加えて攪拌した。この液を3
7℃にて正確に10分間放置した後、0.2Mトリクロ
ロ酢酸溶液2mlを加えて攪拌し、更に上記実施例19
の試料溶液0.1mlを加え、5秒間攪拌し、37℃で
20分間放置した。以下は上記と同様に操作し、吸光度
(AB)を測定した。また、同様の方法により、実施例
20及び21についても吸光度AT及びABの測定を行
った。
血栓溶解活性は、以下の計算式に準じ、フィブリンユニ
ット(FU:本操作法において酸不溶性物質を除いた反
応液の275nmにおける吸光度を1分間に0.01増
加させる酵素量を1単位とする。)で表した。その結果
を以下の表5に示す。 N=(AT−AB)×(1/0.01)×(1/60)
×(1/0.1)×D N:血栓溶解活性(FU) D:試料の希釈倍率
(=20)
販納豆菌3ではpH4.5〜9.5の範囲で生育可能で
あるのに対し、分離菌1〜3ではpH4.5〜9.5
と、市販納豆菌3と同程度のpHで生育可能であり、分
離菌5〜8では、pH4.5〜10.5と、市販納豆菌
と比較して若干酸性及びアルカリ性領域において広い範
囲で生育できるという特徴を有することが判る。
た比較例1〜3のSOD活性は29.2〜31.1%、
ACE阻害活性は89.4〜91.3%であるのに対
し、分離菌1〜8を使用した実施例1〜8のSOD活性
は32.0〜37.2%、ACE阻害活性は91.9〜
97.2%であり、SOD作用とACE阻害作用の両者
とも優れていることが判る。特に、菌株TOYO−11
を用いた実施例5、菌株TOYO−12を用いた実施例
6及び菌株TOYO−13を用いた実施例7のSOD活
性は32.7〜37.2%、ACE阻害活性は92.0
〜97.2%であり、さらにSOD作用及びACE阻害
作用に優れていることが分かる。
た納豆(比較例4〜6)の官能評価の総合は2〜4であ
るのに対し、分離菌1〜8を使用した納豆(実施例9〜
16)の官能評価の総合は2〜5と、市販納豆菌に劣ら
ない良好な風味と性状を持つことが分かる。特に、菌株
TOYO−11を用いた実施例13、菌株TOYO−1
2を用いた実施例14及び菌株TOYO−13を用いた
実施例15の官能評価の総合は4〜5であり、極めて良
好な風味と性状(特に糸引き性)を持つことが判る。
素材である実施例17のSOD活性は未発酵時が35.
4%であるのに対し、発酵後は57.3%となり、AC
E阻害活性も未発酵時が85.0%であるのに対し、発
酵後は98.0%となることが判る。また、エンドウ及
びソラマメ混合煮汁を使用した機能性素材である実施例
18のSOD活性は未発酵時が27.7%であるのに対
し、発酵後は34.4%となり、ACE阻害活性も未発
酵時が71.5%であるのに対し、発酵後は88.0%
となることが判る。以上の結果より、原料である豆類煮
汁の種類によらず、豆類煮汁で発酵することにより、単
なる豆類煮汁よりも優れたSOD作用及びACE阻害作
用を併有する機能性素材が得られることが判る。
も血栓溶解活性が25.0FU/g以上の優れた値を示
しており、血栓溶解作用を有することが判る。特に、菌
株TOYO−11を用いた実施例19及び菌株TOYO
−13を用いた実施例21の血栓溶解活性は、49.7
及び47.6FU/gと高く、より血栓溶解作用に優れ
ている機能性素材であることが判る。
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。例え
ば、本発明によって得られた機能性素材は、健康訴求の
機能性食品素材、栄養食品素材、機能性付与化粧品素
材、天然食品添加物、ペット健康飼料素材、家畜飼料添
加物、養殖飼料添加物、園芸用有機質肥料など、その他
様々な機能性素材として利用が可能である。
OD作用及びACE阻害作用を併有すると共に、嗜好性
にも優れていることから、機能性食品素材や栄養食品素
材として摂取することにより、SOD作用及びACE阻
害作用の両方の作用により、優れた生活習慣病の改善効
果を奏することができる。また、本発明の機能性素材に
よれば、血栓溶解作用を有することから、日常の血栓予
防用の機能性素材として好適に用いることができ、これ
により、血栓症が引き起こす高血圧等の他の疾患の改善
予防効果を奏することができる。また、本発明の機能性
素材の製造方法によれば、穀物抽出物を原料として、上
記のような優れた作用を有する機能性素材を得ることが
できる。特に、従来は廃棄処分されていた豆類煮汁廃液
を有効に利用することができるので、経済的であると共
に、環境対策面で大きなプラス効果が期待できる。更
に、本発明の菌株を用いると、得られる機能性素材の血
栓溶解作用、SOD作用及びACE阻害作用をさらに増
強することができる。
る。
Claims (18)
- 【請求項1】 穀物抽出物を含む培地に納豆菌又は枯草
菌を接種して発酵培養することにより得られ、且つSO
D作用及びACE阻害作用を有することを特徴とする機
能性素材。 - 【請求項2】 上記穀物抽出物が豆類抽出液である請求
項1記載の機能性素材。 - 【請求項3】 血栓溶解作用を有する請求項1又は2記
載の機能性素材。 - 【請求項4】 上記納豆菌が納豆菌(Bacillus
SubtilisNatto)TOYO−11(受託
番号;FERM P−17911号)、納豆菌(Bac
illus Subtilis Natto)TOYO
−12(受託番号;FERM P−17912号)、又
は納豆菌(Bacillus Subtilis Na
tto)TOYO−13(受託番号;FERM P−1
7913号)である請求項1乃至3のいずれかに記載の
機能性素材。 - 【請求項5】 穀物抽出物を含む培地に納豆菌(Bac
illus Subtilis Natto)TOYO
−11(受託番号;FERM P−17911号)、納
豆菌(Bacillus Subtilis Natt
o)TOYO−12(受託番号;FERM P−179
12号)、又は納豆菌(Bacillus Subti
lis Natto)TOYO−13(受託番号;FE
RMP−17913号)を接種して発酵培養することに
より得られ、且つ血栓溶解作用を有することを特徴とす
る機能性素材。 - 【請求項6】 上記穀物抽出物が豆類抽出液である請求
項5記載の機能性素材。 - 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれかに記載の機能
性素材を含有することを特徴とするSOD作用剤。 - 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれかに記載の機能
性素材を含有することを特徴とする血圧降下剤。 - 【請求項9】 請求項3乃至6のいずれかに記載の機能
性素材を含有することを特徴とする血栓溶解剤。 - 【請求項10】 穀物抽出物を含む培地に納豆菌又は枯
草菌を接種して発酵培養することにより得られることを
特徴とするSOD作用及びACE阻害作用を有する機能
性素材の製造方法。 - 【請求項11】 上記穀物抽出物が豆類抽出液である請
求項10記載のSOD作用及びACE阻害作用を有する
機能性素材の製造方法。 - 【請求項12】 得られた上記機能性素材が血栓溶解作
用を有する請求項10又は11記載のSOD作用及びA
CE阻害作用を有する機能性素材の製造方法。 - 【請求項13】 上記納豆菌が納豆菌(Bacillu
s Subtilis Natto)TOYO−11
(受託番号;FERM P−17911号)、納豆菌
(Bacillus Subtilis Natto)
TOYO−12(受託番号;FERM P−17912
号)、又は納豆菌(Bacillus Subtili
s Natto)TOYO−13(受託番号;FERM
P−17913号)である請求項10乃至12のいず
れかに記載のSOD作用及びACE阻害作用を有する機
能性素材の製造方法。 - 【請求項14】 穀物抽出物を含む培地に納豆菌(Ba
cillus Subtilis Natto)TOY
O−11(受託番号;FERM P−17911号)、
納豆菌(Bacillus Subtilis Nat
to)TOYO−12(受託番号;FERM P−17
912号)、又は納豆菌(Bacillus Subt
ilis Natto)TOYO−13(受託番号;F
ERMP−17913号)を接種して発酵培養すること
により得られることを特徴とする血栓溶解作用を有する
機能性素材の製造方法。 - 【請求項15】 上記穀物抽出物が豆類抽出液である請
求項14記載の血栓溶解作用を有する機能性素材の製造
方法。 - 【請求項16】 納豆菌(Bacillus Subt
ilis Natto)TOYO−11(受託番号;F
ERM P−17911号)。 - 【請求項17】 納豆菌(Bacillus Subt
ilis Natto)TOYO−12(受託番号;F
ERM P−17912号)。 - 【請求項18】 納豆菌(Bacillus Subt
ilis Natto)TOYO−13(受託番号;F
ERM P−17913号)。
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