JP2002120996A - 昇降装置 - Google Patents
昇降装置Info
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- JP2002120996A JP2002120996A JP2000318041A JP2000318041A JP2002120996A JP 2002120996 A JP2002120996 A JP 2002120996A JP 2000318041 A JP2000318041 A JP 2000318041A JP 2000318041 A JP2000318041 A JP 2000318041A JP 2002120996 A JP2002120996 A JP 2002120996A
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- reduction gear
- lifting
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H25/00—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
- F16H25/18—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
- F16H25/20—Screw mechanisms
- F16H25/24—Elements essential to such mechanisms, e.g. screws, nuts
- F16H25/2454—Brakes; Rotational locks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 過荷重に対し電動モータを空転させて保護す
るとともに、送りネジ機構の逆転を防止して昇降台の落
下を防止し、安全性を確保した昇降台を提供する。 【解決手段】 荷重を受ける昇降台と、昇降台の昇降駆
動用電動モータ2と、電動モータ2の出力軸20に連結
された減速ギヤ機構3,22,26,27,28と、減
速ギヤ機構の出力側の軸28に連結された駆動ネジ6お
よび移動ナット7からなる送りネジ機構5とを備え、送
りネジ機構5の移動ナット7に昇降台が連結された昇降
装置1において、電動モータ2の上昇回転時に、昇降台
に過荷重が作用したときに電動モータ2を空転させるリ
ミッタ23,24,42を設け、空転時に昇降台が下降
することを防止する逆転防止機構32,34,36を設
けた。
るとともに、送りネジ機構の逆転を防止して昇降台の落
下を防止し、安全性を確保した昇降台を提供する。 【解決手段】 荷重を受ける昇降台と、昇降台の昇降駆
動用電動モータ2と、電動モータ2の出力軸20に連結
された減速ギヤ機構3,22,26,27,28と、減
速ギヤ機構の出力側の軸28に連結された駆動ネジ6お
よび移動ナット7からなる送りネジ機構5とを備え、送
りネジ機構5の移動ナット7に昇降台が連結された昇降
装置1において、電動モータ2の上昇回転時に、昇降台
に過荷重が作用したときに電動モータ2を空転させるリ
ミッタ23,24,42を設け、空転時に昇降台が下降
することを防止する逆転防止機構32,34,36を設
けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォークリフトやジ
ャッキその他荷物運搬用の昇降装置に関し、特に電動モ
ータを用いた昇降装置に関するものである。
ャッキその他荷物運搬用の昇降装置に関し、特に電動モ
ータを用いた昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧駆動のフォークリフトに代えて、小
型化や構造のコンパクト化および低コスト化のために電
動モータを用いた電動フォークリフトが開発されてい
る。この電動フォークリフトは、電動モータの出力軸に
減速ギヤ機構を介して駆動軸を連結し、この駆動軸に、
駆動ネジと移動ナットからなる送りネジ機構を結合し、
この移動ナットに連結リンクを介して荷重を受けるフォ
ーク(昇降台)を連結したものである。電動モータは正
逆回転可能でありフォークに荷物を載せて上げ下げする
とともに搬送走行する。
型化や構造のコンパクト化および低コスト化のために電
動モータを用いた電動フォークリフトが開発されてい
る。この電動フォークリフトは、電動モータの出力軸に
減速ギヤ機構を介して駆動軸を連結し、この駆動軸に、
駆動ネジと移動ナットからなる送りネジ機構を結合し、
この移動ナットに連結リンクを介して荷重を受けるフォ
ーク(昇降台)を連結したものである。電動モータは正
逆回転可能でありフォークに荷物を載せて上げ下げする
とともに搬送走行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電動フォークリフトにおいては、過大な荷重が載せ
られて過負荷運転となった場合に、過電流が流れてモー
タが焼損したり、劣化して寿命が短くなる。そこでこの
ような過荷重が加わったときに、荷重を逃がして電動モ
ータを空転させるリミッタを設けてモータの保護を図る
ことが考えられる。このようなリミッタを備えることに
より、例えば床上の荷物を持ち上げようとした場合に、
過大な荷重負荷により電動モータが過負荷運転をするこ
となく空転して荷物は持ち上がらず、したがって電動モ
ータが保護される。
うな電動フォークリフトにおいては、過大な荷重が載せ
られて過負荷運転となった場合に、過電流が流れてモー
タが焼損したり、劣化して寿命が短くなる。そこでこの
ような過荷重が加わったときに、荷重を逃がして電動モ
ータを空転させるリミッタを設けてモータの保護を図る
ことが考えられる。このようなリミッタを備えることに
より、例えば床上の荷物を持ち上げようとした場合に、
過大な荷重負荷により電動モータが過負荷運転をするこ
となく空転して荷物は持ち上がらず、したがって電動モ
ータが保護される。
【0004】しかしながら、このようなリミッタを備え
た場合、フォークの上昇ストロークの途中で、一旦停止
した状態で過荷重が加わった場合、フォークが受ける過
荷重により送りネジ機構が逆転してフォークが落下する
おそれがある。すなわち、ストローク途中で停止または
下降動作時であれば、過荷重が加わってもモータ出力軸
が逆回転方向(下降回転方向)への抵抗となって制動作
用が発揮され、フォークが落下することはない。しかし
ながら、途中で過荷重が加わった場合に、電動モータを
上昇回転させると、リミッタにより電動モータが空転す
るため、過荷重に対する制動作用が得られなくなる。こ
のため、過荷重により送りネジ機構の移動ナットが逆転
してフォークが落下する。
た場合、フォークの上昇ストロークの途中で、一旦停止
した状態で過荷重が加わった場合、フォークが受ける過
荷重により送りネジ機構が逆転してフォークが落下する
おそれがある。すなわち、ストローク途中で停止または
下降動作時であれば、過荷重が加わってもモータ出力軸
が逆回転方向(下降回転方向)への抵抗となって制動作
用が発揮され、フォークが落下することはない。しかし
ながら、途中で過荷重が加わった場合に、電動モータを
上昇回転させると、リミッタにより電動モータが空転す
るため、過荷重に対する制動作用が得られなくなる。こ
のため、過荷重により送りネジ機構の移動ナットが逆転
してフォークが落下する。
【0005】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、過荷重に対し電動モータを空転させて保護すると
ともに、送りネジ機構の逆転を防止して昇降台の落下を
防止し、安全性を確保した昇降台の提供を目的とする。
って、過荷重に対し電動モータを空転させて保護すると
ともに、送りネジ機構の逆転を防止して昇降台の落下を
防止し、安全性を確保した昇降台の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、荷重を受ける昇降台と、該昇降台の昇降
駆動用電動モータと、該電動モータの出力軸に連結され
た減速ギヤ機構と、該減速ギヤ機構の出力側の軸に連結
された駆動ネジおよび移動ナットからなる送りネジ機構
とを備え、該送りネジ機構の移動ナットに前記昇降台が
連結された昇降装置において、前記電動モータの上昇回
転時に、前記昇降台に過荷重が作用したときに前記電動
モータを空転させるリミッタを設け、前記空転時に前記
昇降台が下降することを防止する逆転防止機構を設けた
ことを特徴とする昇降装置を提供する。
め、本発明は、荷重を受ける昇降台と、該昇降台の昇降
駆動用電動モータと、該電動モータの出力軸に連結され
た減速ギヤ機構と、該減速ギヤ機構の出力側の軸に連結
された駆動ネジおよび移動ナットからなる送りネジ機構
とを備え、該送りネジ機構の移動ナットに前記昇降台が
連結された昇降装置において、前記電動モータの上昇回
転時に、前記昇降台に過荷重が作用したときに前記電動
モータを空転させるリミッタを設け、前記空転時に前記
昇降台が下降することを防止する逆転防止機構を設けた
ことを特徴とする昇降装置を提供する。
【0007】この構成によれば、昇降台に過大な荷重が
載せられたときに、リミッタにより電動モータを空転さ
せて荷重を逃がしモータを保護するとともに、電動モー
タ空転時の過荷重による送りネジ機構の逆転が防止さ
れ、これにより昇降台の落下が防止される。
載せられたときに、リミッタにより電動モータを空転さ
せて荷重を逃がしモータを保護するとともに、電動モー
タ空転時の過荷重による送りネジ機構の逆転が防止さ
れ、これにより昇降台の落下が防止される。
【0008】好ましい構成例では、前記リミッタは、ギ
ヤを介して回転を伝達する前記電動モータの出力軸から
送りネジ機構のネジ軸までのいずれかの回転軸に固定し
たクラッチプレートと、このクラッチプレートに設けた
複数の小孔に所定の圧接力で係入するボールとからな
り、前記過荷重が作用したときに該ボールがクラッチプ
レートの小孔から外れて空転することを特徴としてい
る。
ヤを介して回転を伝達する前記電動モータの出力軸から
送りネジ機構のネジ軸までのいずれかの回転軸に固定し
たクラッチプレートと、このクラッチプレートに設けた
複数の小孔に所定の圧接力で係入するボールとからな
り、前記過荷重が作用したときに該ボールがクラッチプ
レートの小孔から外れて空転することを特徴としてい
る。
【0009】この構成によれば、クラッチプレートに対
するボールの圧接力以下の荷重負荷に対しては、ボール
はクラッチプレートに押付けられたままの状態でクラッ
チが繋がった状態となって回転力を伝達し、昇降台に過
大な荷重が載せられると、クラッチプレートの小孔から
ボールが外れ、クラッチが切れた状態となってモータが
空転する。
するボールの圧接力以下の荷重負荷に対しては、ボール
はクラッチプレートに押付けられたままの状態でクラッ
チが繋がった状態となって回転力を伝達し、昇降台に過
大な荷重が載せられると、クラッチプレートの小孔から
ボールが外れ、クラッチが切れた状態となってモータが
空転する。
【0010】さらに好ましい構成例では、前記逆転防止
機構は、内ホイルおよび外ホイルからなる一方向クラッ
チと、該一方向クラッチの外ホイルに係止および離間す
る押えロッドとからなり、前記一方向クラッチは、前記
電動モータの上昇回転方向に対しては、内ホイルが外ホ
イルに対し自由に回転し、電動モータの下降回転方向に
対しては、内ホイルと外ホイルが相互に固定されるよう
に配設し、前記押えロッドは、前記電動モータの上昇回
転時に前記一方向クラッチの外ホイルに係止して該外ホ
イルの回転を阻止するとともに内ホイルの回転により上
昇回転を伝達可能とし且つ過荷重による下降回転方向へ
の逆転を外ホイルとともに阻止し、前記電動モータの下
降回転時には、前記押えロッドが前記一方向クラッチの
外ホイルから離間して電動モータの下降回転を伝達可能
としたことを特徴としている。
機構は、内ホイルおよび外ホイルからなる一方向クラッ
チと、該一方向クラッチの外ホイルに係止および離間す
る押えロッドとからなり、前記一方向クラッチは、前記
電動モータの上昇回転方向に対しては、内ホイルが外ホ
イルに対し自由に回転し、電動モータの下降回転方向に
対しては、内ホイルと外ホイルが相互に固定されるよう
に配設し、前記押えロッドは、前記電動モータの上昇回
転時に前記一方向クラッチの外ホイルに係止して該外ホ
イルの回転を阻止するとともに内ホイルの回転により上
昇回転を伝達可能とし且つ過荷重による下降回転方向へ
の逆転を外ホイルとともに阻止し、前記電動モータの下
降回転時には、前記押えロッドが前記一方向クラッチの
外ホイルから離間して電動モータの下降回転を伝達可能
としたことを特徴としている。
【0011】この構成によれば、一方向クラッチによ
り、電動モータの上昇回転は、外ホイルを押えロッドで
不動にした状態で内ホイルを介して伝達され、下降回転
は、押えロッドを離した状態で相互に固定された内外ホ
イルを介して伝達され、電動モータの上昇回転時に過荷
重により電動モータが空転したときに、押えロッドが一
方向クラッチの外ホイルに係止して不動状態にしている
ため、この外ホイルに減速ギヤ等を介して連結された送
りネジ機構が下降方向に逆転することはなく、したがっ
て昇降台はストローク途中で過大な荷重を受けてもその
荷重により落下することはない。
り、電動モータの上昇回転は、外ホイルを押えロッドで
不動にした状態で内ホイルを介して伝達され、下降回転
は、押えロッドを離した状態で相互に固定された内外ホ
イルを介して伝達され、電動モータの上昇回転時に過荷
重により電動モータが空転したときに、押えロッドが一
方向クラッチの外ホイルに係止して不動状態にしている
ため、この外ホイルに減速ギヤ等を介して連結された送
りネジ機構が下降方向に逆転することはなく、したがっ
て昇降台はストローク途中で過大な荷重を受けてもその
荷重により落下することはない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の適用例を示
し、本発明に係る昇降装置を用いたフォークリフトの概
略図である。図示したように、本発明に係る昇降装置1
は、電動モータ2による駆動が減速機構3、カプラ4を
介して送りネジ機構5を回転させるものである。送りネ
ジ機構5は駆動ネジ6と、この駆動ネジ6の回転によっ
て矢印A方向に上下動する移動ナット7からなり、この
移動ナット7はリンクレバー10を介して、荷物を積載
する昇降台(フォーク)8の連結部9と接続される。昇
降台8は移動ナット7が矢印A方向に上下動することに
より例えばリンクレバー10の中間部を支点として連結
部9が矢印B方向に揺動することによって上下動する。
この時、連結部9が上方向に移動すると昇降台8内に収
容された前輪11がリンクロッド12により矢印C方向
に突出する。昇降台8は昇降装置1を覆う車体13上部
においてもリンク14によって連結され、連結部9の動
きに連動して矢印D方向に上下に揺動する。また、車体
13はフォークリフトを操縦するための操作ハンドル1
5を上部に有する。
の形態について説明する。図1は本発明の適用例を示
し、本発明に係る昇降装置を用いたフォークリフトの概
略図である。図示したように、本発明に係る昇降装置1
は、電動モータ2による駆動が減速機構3、カプラ4を
介して送りネジ機構5を回転させるものである。送りネ
ジ機構5は駆動ネジ6と、この駆動ネジ6の回転によっ
て矢印A方向に上下動する移動ナット7からなり、この
移動ナット7はリンクレバー10を介して、荷物を積載
する昇降台(フォーク)8の連結部9と接続される。昇
降台8は移動ナット7が矢印A方向に上下動することに
より例えばリンクレバー10の中間部を支点として連結
部9が矢印B方向に揺動することによって上下動する。
この時、連結部9が上方向に移動すると昇降台8内に収
容された前輪11がリンクロッド12により矢印C方向
に突出する。昇降台8は昇降装置1を覆う車体13上部
においてもリンク14によって連結され、連結部9の動
きに連動して矢印D方向に上下に揺動する。また、車体
13はフォークリフトを操縦するための操作ハンドル1
5を上部に有する。
【0013】図2は本発明の別の適用例を示し、本発明
に係る昇降装置を用いた荷物持上げ用リフトの概略図で
ある。図示したように、このリフトは、固定端点(枢
軸)16と移動端点17を有する2本のアーム18を中
央部で相互に回動可能にX字型に連結し、アーム角度を
変えることにより荷台19を上下動させるものである。
昇降装置1によりその移動ナット7が矢印E方向に移動
する。移動ナット7には固定端点16と移動端点17を
有するX字型のアームのうち一方のアーム18が連結さ
れ、他方のアームはカプラ4に連結される。移動ナット
7が矢印E方向に移動することに連動して移動端点17
が矢印F方向に移動する。これにより上側の移動端点1
7が矢印G方向に回動することになり、荷物を積載する
荷台19が矢印H方向に上下動する。
に係る昇降装置を用いた荷物持上げ用リフトの概略図で
ある。図示したように、このリフトは、固定端点(枢
軸)16と移動端点17を有する2本のアーム18を中
央部で相互に回動可能にX字型に連結し、アーム角度を
変えることにより荷台19を上下動させるものである。
昇降装置1によりその移動ナット7が矢印E方向に移動
する。移動ナット7には固定端点16と移動端点17を
有するX字型のアームのうち一方のアーム18が連結さ
れ、他方のアームはカプラ4に連結される。移動ナット
7が矢印E方向に移動することに連動して移動端点17
が矢印F方向に移動する。これにより上側の移動端点1
7が矢印G方向に回動することになり、荷物を積載する
荷台19が矢印H方向に上下動する。
【0014】図3は本発明に係る昇降装置の概略図であ
る。本発明に係る昇降装置1を詳しく説明する。図示し
た昇降装置は、送りネジ機構を上下方向に配置した状態
(例えば図1のフォークリフト)を示している。電動モ
ータ2には出力軸20が備わり、出力軸20はピニオン
ギヤ21を有し、第1減速ギヤ22と噛み合っている。
第1減速ギヤ22には、後述のようにボール42及びク
ラッチプレート24等からなるリミッタ機構23が組込
まれる。クラッチプレート24はピニオンギヤ25を介
して第1減速ギヤ軸26と噛み合っている。すなわち、
第1減速ギヤ22はリミッタ機構23を介してその軸と
なる第1減速ギヤ軸26に連結される。この第1減速ギ
ヤ軸26のピニオンギヤ25は第2減速ギヤ27とも噛
み合い、第2減速ギヤ27は第2減速ギヤ軸28と一体
結合される。これら第1、第2減速ギヤで減速機構3を
構成する。この減速ギヤ機構3はカプラ4を介して送り
ネジ機構5の駆動ネジ6に連結される。
る。本発明に係る昇降装置1を詳しく説明する。図示し
た昇降装置は、送りネジ機構を上下方向に配置した状態
(例えば図1のフォークリフト)を示している。電動モ
ータ2には出力軸20が備わり、出力軸20はピニオン
ギヤ21を有し、第1減速ギヤ22と噛み合っている。
第1減速ギヤ22には、後述のようにボール42及びク
ラッチプレート24等からなるリミッタ機構23が組込
まれる。クラッチプレート24はピニオンギヤ25を介
して第1減速ギヤ軸26と噛み合っている。すなわち、
第1減速ギヤ22はリミッタ機構23を介してその軸と
なる第1減速ギヤ軸26に連結される。この第1減速ギ
ヤ軸26のピニオンギヤ25は第2減速ギヤ27とも噛
み合い、第2減速ギヤ27は第2減速ギヤ軸28と一体
結合される。これら第1、第2減速ギヤで減速機構3を
構成する。この減速ギヤ機構3はカプラ4を介して送り
ネジ機構5の駆動ネジ6に連結される。
【0015】送りネジ機構5の駆動ネジ6の上端部は周
囲をベアリングやワッシャ等を有するベアリングワッシ
ャユニット29で覆われ、カプラ4を介して第2減速ギ
ヤ軸28と連結される。駆動ネジ6には駆動ネジ6が回
転することによって上下動する移動ナット7が備わり、
この駆動ネジ6と移動ナット7で送りネジ機構5を構成
する。
囲をベアリングやワッシャ等を有するベアリングワッシ
ャユニット29で覆われ、カプラ4を介して第2減速ギ
ヤ軸28と連結される。駆動ネジ6には駆動ネジ6が回
転することによって上下動する移動ナット7が備わり、
この駆動ネジ6と移動ナット7で送りネジ機構5を構成
する。
【0016】前述の第1減速ギヤ軸26の上部には内ホ
イル30と外ホイル31からなる一方向クラッチ32が
備わる。内ホイル30と外ホイル31間には不図示のラ
チェットあるいはローラ等のワンウェイ機構53が介在
する。外ホイル31はその外周側に複数の係止穴33を
有している。電動モータ2の停止時及び上昇回転時には
係止穴33に外ホイル31の回転を止めるための押えロ
ッド34が挿入され、常にスプリング35により係止穴
33方向に押圧される。この押えロッド34は電動モー
タ2が移動ナット7を下げる方向に回転する時にソレノ
イド36により係止穴33から外れる方向に移動する。
一方向クラッチ32は、電動モータ2の上昇回転方向に
ついては、内ホイル30が外ホイル31に対して回転し
て駆動力を伝達し、下降回転方向については内外ホイル
30,31同士が固定されて共に回転することにより駆
動力を伝達する。これら第1減速ギヤ軸26上部の一方
向クラッチ32及び押えロッド34等で逆転防止機構3
7を構成する(詳細は後述)。この昇降装置1の上部は
ケーシング38により覆われる。
イル30と外ホイル31からなる一方向クラッチ32が
備わる。内ホイル30と外ホイル31間には不図示のラ
チェットあるいはローラ等のワンウェイ機構53が介在
する。外ホイル31はその外周側に複数の係止穴33を
有している。電動モータ2の停止時及び上昇回転時には
係止穴33に外ホイル31の回転を止めるための押えロ
ッド34が挿入され、常にスプリング35により係止穴
33方向に押圧される。この押えロッド34は電動モー
タ2が移動ナット7を下げる方向に回転する時にソレノ
イド36により係止穴33から外れる方向に移動する。
一方向クラッチ32は、電動モータ2の上昇回転方向に
ついては、内ホイル30が外ホイル31に対して回転し
て駆動力を伝達し、下降回転方向については内外ホイル
30,31同士が固定されて共に回転することにより駆
動力を伝達する。これら第1減速ギヤ軸26上部の一方
向クラッチ32及び押えロッド34等で逆転防止機構3
7を構成する(詳細は後述)。この昇降装置1の上部は
ケーシング38により覆われる。
【0017】図4は本発明に係る昇降装置の減速ギヤ機
構部分の詳細図であり、(A)は上面図、(B)は側面
図である。(A)に示すように、例えば電動モータ2
(図3)を昇降台8(図1)が上昇するように回転させ
ると、出力軸20が矢印I方向に回転し、それに伴い第
1減速ギヤ軸26が矢印J方向に回転し、第2減速ギヤ
軸28が矢印K方向に回転する。このようにして電動モ
ータ2の出力が伝わり、昇降台8を上下動させる。これ
らの昇降装置1を覆う上部ケーシング38はネジ39に
より装置本体下部ケース(不図示)に固定される。
構部分の詳細図であり、(A)は上面図、(B)は側面
図である。(A)に示すように、例えば電動モータ2
(図3)を昇降台8(図1)が上昇するように回転させ
ると、出力軸20が矢印I方向に回転し、それに伴い第
1減速ギヤ軸26が矢印J方向に回転し、第2減速ギヤ
軸28が矢印K方向に回転する。このようにして電動モ
ータ2の出力が伝わり、昇降台8を上下動させる。これ
らの昇降装置1を覆う上部ケーシング38はネジ39に
より装置本体下部ケース(不図示)に固定される。
【0018】(B)に示すように、昇降台の上昇回転時
の過荷重を逃すために電動モータを空転させるリミッタ
機構23は、コニカルワッシャ40、スラストワッシャ
41、複数のボール42、クラッチプレート24、荷重
調整ネジ43で構成される。リング状のクラッチプレー
ト24は、各ボール42が少しだけ入るくらいの複数の
ボール孔44を有し、このボール孔44にボール42が
スラストワッシャ41を介してコニカルワッシャのバネ
力により押圧され係止される。このクラッチプレート2
4は内歯45を有し、第1減速ギヤ軸26のピニオンギ
ヤ25と噛み合う。したがって、出力軸20が回転し、
第1減速ギヤ22が回転すると、ボール42を介してク
ラッチプレート24が回転し、クラッチプレート24の
内歯45とピニオンギヤ25が噛み合って、第1減速ギ
ヤ軸26を回転させる。
の過荷重を逃すために電動モータを空転させるリミッタ
機構23は、コニカルワッシャ40、スラストワッシャ
41、複数のボール42、クラッチプレート24、荷重
調整ネジ43で構成される。リング状のクラッチプレー
ト24は、各ボール42が少しだけ入るくらいの複数の
ボール孔44を有し、このボール孔44にボール42が
スラストワッシャ41を介してコニカルワッシャのバネ
力により押圧され係止される。このクラッチプレート2
4は内歯45を有し、第1減速ギヤ軸26のピニオンギ
ヤ25と噛み合う。したがって、出力軸20が回転し、
第1減速ギヤ22が回転すると、ボール42を介してク
ラッチプレート24が回転し、クラッチプレート24の
内歯45とピニオンギヤ25が噛み合って、第1減速ギ
ヤ軸26を回転させる。
【0019】クラッチプレート24の下部には後述の空
転による磨耗を防ぐために、小ボール49が備わる。第
1減速ギヤ軸26の回転はピニオンギヤ25を介して第
2減速ギヤ27に伝わり、さらに第2減速ギヤ軸28、
カプラ4、駆動ネジ6が回転し、移動ナット7(図3)
を介して昇降台を上下動させる。
転による磨耗を防ぐために、小ボール49が備わる。第
1減速ギヤ軸26の回転はピニオンギヤ25を介して第
2減速ギヤ27に伝わり、さらに第2減速ギヤ軸28、
カプラ4、駆動ネジ6が回転し、移動ナット7(図3)
を介して昇降台を上下動させる。
【0020】第2減速ギヤ27はピン46により第2減
速ギヤ軸28に固定される。カプラ4は、第2減速ギヤ
軸28および駆動ネジ6にそれぞれピン47,48で固
定され、これらのピン47,48を介して第2減速ギヤ
軸28と駆動ネジ6を結合する。
速ギヤ軸28に固定される。カプラ4は、第2減速ギヤ
軸28および駆動ネジ6にそれぞれピン47,48で固
定され、これらのピン47,48を介して第2減速ギヤ
軸28と駆動ネジ6を結合する。
【0021】ここで昇降台に過荷重が作用した状態で昇
降台を上昇させようとすると、その荷重により第1減速
ギヤ軸26の回転トルクが過度に大きくなる。この場
合、電動モータは昇降台を上昇させるように出力軸20
を回転し続けるので、無理な荷重負荷となって過電流が
流れ電動モータが焼損する可能性がある。これに対処し
て本発明では、第1減速ギヤ軸26に連動して回転する
クラッチプレート24の回転が重くなるため、クラッチ
プレート24に対するボール42の圧接力以上の荷重負
荷がかかることになり、ボール孔44からボールが外
れ、クラッチが切れた状態となり第1減速ギヤ22とと
もに電動モータが空転する。
降台を上昇させようとすると、その荷重により第1減速
ギヤ軸26の回転トルクが過度に大きくなる。この場
合、電動モータは昇降台を上昇させるように出力軸20
を回転し続けるので、無理な荷重負荷となって過電流が
流れ電動モータが焼損する可能性がある。これに対処し
て本発明では、第1減速ギヤ軸26に連動して回転する
クラッチプレート24の回転が重くなるため、クラッチ
プレート24に対するボール42の圧接力以上の荷重負
荷がかかることになり、ボール孔44からボールが外
れ、クラッチが切れた状態となり第1減速ギヤ22とと
もに電動モータが空転する。
【0022】これにより電動モータに無理な負荷がかか
ることが防止される。このボール42の圧接力調整のた
め、クラッチプレート24の下部にはこのクラッチプレ
ート24とほぼ同じリング状の荷重調整ネジ43が備わ
り、第1減速ギヤ22内にねじ込まれ、クラッチプレー
ト24をボール42側に押圧してその圧接力を調整す
る。荷重調整ネジ43には複数のツール用孔50が設け
られ、工具を差込んでネジ締めを行うとともに、押圧力
調整後にくさび等を打込んで第1減速ギヤ22と一体化
して一定圧力状態に固定する。
ることが防止される。このボール42の圧接力調整のた
め、クラッチプレート24の下部にはこのクラッチプレ
ート24とほぼ同じリング状の荷重調整ネジ43が備わ
り、第1減速ギヤ22内にねじ込まれ、クラッチプレー
ト24をボール42側に押圧してその圧接力を調整す
る。荷重調整ネジ43には複数のツール用孔50が設け
られ、工具を差込んでネジ締めを行うとともに、押圧力
調整後にくさび等を打込んで第1減速ギヤ22と一体化
して一定圧力状態に固定する。
【0023】次に逆転防止機構について説明する。昇降
台を昇降ストロークの途中または上端まで上昇させて、
電動モータをストップさせ、この状態で昇降台上にさら
に荷物を積載して過荷重が作用したとする。この場合、
モータの停止状態では第1、第2減速ギヤ22,28に
よる大きな伝達抵抗のためモータ出力軸にかかる過荷重
によるトルクは小さくなり出力軸が制動機能を発生して
昇降台が下がることはない。
台を昇降ストロークの途中または上端まで上昇させて、
電動モータをストップさせ、この状態で昇降台上にさら
に荷物を積載して過荷重が作用したとする。この場合、
モータの停止状態では第1、第2減速ギヤ22,28に
よる大きな伝達抵抗のためモータ出力軸にかかる過荷重
によるトルクは小さくなり出力軸が制動機能を発生して
昇降台が下がることはない。
【0024】また昇降台を下げる方向に電動モータを回
転させても同様に、出力軸20の回転が抵抗となり過荷
重により昇降台が急激に落下することはない。しかし、
さらに昇降台を上昇させる方向に電動モータを回転させ
ると、過荷重によりリミッタ機構23が作用してクラッ
チプレート24からボール42が外れ、電動モータが切
離されて空転するため、モータによる制動作用が得られ
なくなって、第1減速ギヤ軸26が逆回転して昇降台が
急に落下するおそれがある。
転させても同様に、出力軸20の回転が抵抗となり過荷
重により昇降台が急激に落下することはない。しかし、
さらに昇降台を上昇させる方向に電動モータを回転させ
ると、過荷重によりリミッタ機構23が作用してクラッ
チプレート24からボール42が外れ、電動モータが切
離されて空転するため、モータによる制動作用が得られ
なくなって、第1減速ギヤ軸26が逆回転して昇降台が
急に落下するおそれがある。
【0025】このようなことを防止するため、第1減速
ギヤ軸26の上部に前述のワンウェイクラッチ32と押
圧ロッド39からなる逆転防止機構37が備わる。ワン
ウェイクラッチ32の内ホイル30はピン52により第
1減速ギヤ軸26に固定される。昇降台の下降運転時
は、下降通電と同時にリード線51からソレノイド36
に通電され、スプリング35に抗して、係止穴33から
押えロッド34が引き上げられる。したがって外ホイル
31がフリーとなり内ホイルとともに昇降台を下降させ
る回転方向に第1減速ギヤ軸26を回転させる。上昇運
転時はソレノイド36に通電されず、押えロッド34は
スプリング35により、係止穴33に挿入されたままな
ので、外ホイル31がロックされる。このとき、ワンウ
ェイクラッチ作用により内ホイル30は外ホイル31に
対し回転し昇降台を上昇させる方向に回転できるため、
第1減速ギヤ軸26は上昇方向に回転する。
ギヤ軸26の上部に前述のワンウェイクラッチ32と押
圧ロッド39からなる逆転防止機構37が備わる。ワン
ウェイクラッチ32の内ホイル30はピン52により第
1減速ギヤ軸26に固定される。昇降台の下降運転時
は、下降通電と同時にリード線51からソレノイド36
に通電され、スプリング35に抗して、係止穴33から
押えロッド34が引き上げられる。したがって外ホイル
31がフリーとなり内ホイルとともに昇降台を下降させ
る回転方向に第1減速ギヤ軸26を回転させる。上昇運
転時はソレノイド36に通電されず、押えロッド34は
スプリング35により、係止穴33に挿入されたままな
ので、外ホイル31がロックされる。このとき、ワンウ
ェイクラッチ作用により内ホイル30は外ホイル31に
対し回転し昇降台を上昇させる方向に回転できるため、
第1減速ギヤ軸26は上昇方向に回転する。
【0026】ここで上述したように、昇降ストロークの
途中で過荷重が作用して、上昇運転を開始したとする。
このとき、一方向クラッチ32が押圧ロッド34と共働
して逆転防止機構37が以下のように作用する。このた
め、送りネジ機構5が逆回転して昇降台が落下すること
はない。すなわち、過荷重によりクラッチプレート24
からボール42が外れ、電動モータが空転して第1減速
ギヤ軸26に対する制動作用がなくなるが、電動モータ
は上昇回転方向であるため押えロッド34が突出して外
ホイル31をロックする。内ホイル30は単独では下降
方向に回転することができないので、結果的に第1減速
ギヤ軸26が下降方向に回転することがなくなり、昇降
台が落下しない。
途中で過荷重が作用して、上昇運転を開始したとする。
このとき、一方向クラッチ32が押圧ロッド34と共働
して逆転防止機構37が以下のように作用する。このた
め、送りネジ機構5が逆回転して昇降台が落下すること
はない。すなわち、過荷重によりクラッチプレート24
からボール42が外れ、電動モータが空転して第1減速
ギヤ軸26に対する制動作用がなくなるが、電動モータ
は上昇回転方向であるため押えロッド34が突出して外
ホイル31をロックする。内ホイル30は単独では下降
方向に回転することができないので、結果的に第1減速
ギヤ軸26が下降方向に回転することがなくなり、昇降
台が落下しない。
【0027】図5は本発明に係る逆転防止機構を上から
見た概略図である。図示したように、ワンウェイクラッ
チ32の内ホイル30はピン52により第1減速ギヤ軸
26に固定される。上昇運転時、押えロッド34は1つ
の係止穴33に係止され、外ホイル31をロックし、内
ホイル30だけが上昇方向に回転する。下降運転時には
押えロッド34が係止穴33から外れる。このようなワ
ンウェイクラッチ34により、前述のように、上昇運転
時の過荷重による急な昇降台の落下を防ぐことができ
る。
見た概略図である。図示したように、ワンウェイクラッ
チ32の内ホイル30はピン52により第1減速ギヤ軸
26に固定される。上昇運転時、押えロッド34は1つ
の係止穴33に係止され、外ホイル31をロックし、内
ホイル30だけが上昇方向に回転する。下降運転時には
押えロッド34が係止穴33から外れる。このようなワ
ンウェイクラッチ34により、前述のように、上昇運転
時の過荷重による急な昇降台の落下を防ぐことができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリミッタ
機構は、昇降台に適正な荷重が載せられた通常運転時に
は、ボールがクラッチプレートに押付けられたままの状
態でクラッチが繋がった状態となって回転力を伝達し、
昇降台に過大な荷重が載せられると、クラッチプレート
の小孔からボールが外れ、クラッチが切れた状態となっ
てモータが空転するので荷重を逃がしモータを保護す
る。また、一方向クラッチにより、電動モータの上昇回
転は、外ホイルを、押えロッドで不動にした状態で内ホ
イルを介して伝達され、下降回転は、押えロッドを離し
た状態で相互に固定された内外ホイルを介して伝達され
る。このため、電動モータの上昇回転時に過荷重により
電動モータが空転したときに、押えロッドが一方向クラ
ッチの外ホイルに係止して不動状態にしているため、こ
の外ホイルに減速ギヤ等を介して連結された送りネジ機
構が下降方向に逆転することはなく、したがって昇降台
はストローク途中で過大な荷重を受けてもその荷重によ
り落下することはない。
機構は、昇降台に適正な荷重が載せられた通常運転時に
は、ボールがクラッチプレートに押付けられたままの状
態でクラッチが繋がった状態となって回転力を伝達し、
昇降台に過大な荷重が載せられると、クラッチプレート
の小孔からボールが外れ、クラッチが切れた状態となっ
てモータが空転するので荷重を逃がしモータを保護す
る。また、一方向クラッチにより、電動モータの上昇回
転は、外ホイルを、押えロッドで不動にした状態で内ホ
イルを介して伝達され、下降回転は、押えロッドを離し
た状態で相互に固定された内外ホイルを介して伝達され
る。このため、電動モータの上昇回転時に過荷重により
電動モータが空転したときに、押えロッドが一方向クラ
ッチの外ホイルに係止して不動状態にしているため、こ
の外ホイルに減速ギヤ等を介して連結された送りネジ機
構が下降方向に逆転することはなく、したがって昇降台
はストローク途中で過大な荷重を受けてもその荷重によ
り落下することはない。
【図1】 本発明の適用例を示し、本発明に係る昇降装
置を用いたフォークリフトの概略図。
置を用いたフォークリフトの概略図。
【図2】 本発明の別の適用例を示し、本発明に係る昇
降装置を用いたリフトの概略図。
降装置を用いたリフトの概略図。
【図3】 本発明に係る昇降装置の概略図。
【図4】 本発明に係る昇降装置の減速ギヤ機構部分の
詳細図であり、(A)は上面図、(B)は側面図。
詳細図であり、(A)は上面図、(B)は側面図。
【図5】 本発明に係る逆転防止機構を上から見た概略
図。
図。
1:昇降装置、2:電動モータ、3:減速機構、4:カ
プラ、5:送りネジ機構、6:駆動ネジ、7:移動ナッ
ト、8:昇降台、9:連結部、10:リンクレバー、1
1:前輪、12:リンクロッド、13:車体、14:リ
ンク、15:操作ハンドル、16:固定端点、17:移
動端点、18:アーム、19:荷台、20:出力軸、2
1:ピニオンギヤ、22:第1減速ギヤ、23:リミッ
タ機構、24:クラッチプレート、25:ピニオンギ
ヤ、26:第1減速ギヤ軸、27:第2減速ギヤ、2
8:第2減速ギヤ軸、29:ベアリングワッシャユニッ
ト、30:内ホイル、31:外ホイル、32:一方向ク
ラッチ、33:係止穴、34:押えロッド、35:スプ
リング、36:ソレノイド、37:逆転防止機構、3
8:ケーシング、39:ネジ、40:コニカルワッシ
ャ、41:スラストワッシャ、42:ボール、43:荷
重調整ネジ、44:ボール孔、45:内歯、46,4
7,47:ピン、49:小ボール、50:ツール用孔、
51:リード線、52:ピン、53:ワンウェイ機構。
プラ、5:送りネジ機構、6:駆動ネジ、7:移動ナッ
ト、8:昇降台、9:連結部、10:リンクレバー、1
1:前輪、12:リンクロッド、13:車体、14:リ
ンク、15:操作ハンドル、16:固定端点、17:移
動端点、18:アーム、19:荷台、20:出力軸、2
1:ピニオンギヤ、22:第1減速ギヤ、23:リミッ
タ機構、24:クラッチプレート、25:ピニオンギ
ヤ、26:第1減速ギヤ軸、27:第2減速ギヤ、2
8:第2減速ギヤ軸、29:ベアリングワッシャユニッ
ト、30:内ホイル、31:外ホイル、32:一方向ク
ラッチ、33:係止穴、34:押えロッド、35:スプ
リング、36:ソレノイド、37:逆転防止機構、3
8:ケーシング、39:ネジ、40:コニカルワッシ
ャ、41:スラストワッシャ、42:ボール、43:荷
重調整ネジ、44:ボール孔、45:内歯、46,4
7,47:ピン、49:小ボール、50:ツール用孔、
51:リード線、52:ピン、53:ワンウェイ機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16D 41/06 F16D 41/06 F F16H 25/20 F16H 25/20 K
Claims (3)
- 【請求項1】荷重を受ける昇降台と、該昇降台の昇降駆
動用電動モータと、該電動モータの出力軸に連結された
減速ギヤ機構と、該減速ギヤ機構の出力側の軸に連結さ
れた駆動ネジおよび移動ナットからなる送りネジ機構と
を備え、該送りネジ機構の移動ナットに前記昇降台が連
結された昇降装置において、 前記電動モータの上昇回転時に、前記昇降台に過荷重が
作用したときに前記電動モータを空転させるリミッタを
設け、 前記空転時に前記昇降台が下降することを防止する逆転
防止機構を設けたことを特徴とする昇降装置。 - 【請求項2】前記リミッタは、ギヤを介して回転を伝達
する前記電動モータの出力軸から送りネジ機構のネジ軸
までのいずれかの回転軸に固定したクラッチプレート
と、このクラッチプレートに設けた複数の小孔に所定の
圧接力で係入するボールとからなり、前記過荷重が作用
したときに該ボールがクラッチプレートの小孔から外れ
て空転することを特徴とする請求項1に記載の昇降装
置。 - 【請求項3】前記逆転防止機構は、内ホイルおよび外ホ
イルからなる一方向クラッチと、該一方向クラッチの外
ホイルに係止および離間する押えロッドとからなり、 前記一方向クラッチは、前記電動モータの上昇回転方向
に対しては、内ホイルが外ホイルに対し自由に回転し、
電動モータの下降回転方向に対しては、内ホイルと外ホ
イルが相互に固定されるように配設し、 前記押えロッドは、前記電動モータの上昇回転時に前記
一方向クラッチの外ホイルに係止して該外ホイルの回転
を阻止するとともに内ホイルの回転により上昇回転を伝
達可能とし且つ過荷重による下降回転方向への逆転を外
ホイルとともに阻止し、 前記電動モータの下降回転時には、前記押えロッドが前
記一方向クラッチの外ホイルから離間して電動モータの
下降回転を伝達可能としたことを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000318041A JP2002120996A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000318041A JP2002120996A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002120996A true JP2002120996A (ja) | 2002-04-23 |
Family
ID=18796733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000318041A Withdrawn JP2002120996A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002120996A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007046637A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Ntn Corp | 電動リニアアクチュエータ |
JP2007523309A (ja) * | 2004-02-24 | 2007-08-16 | リナック エー/エス | リニアアクチュエータ |
EP1914431A3 (en) * | 2006-10-17 | 2010-10-13 | JLG Industries, Inc. | Slip clutch with two-action drive system activation |
JP2017184478A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | Ntn株式会社 | 電動アクチュエータ |
WO2017170290A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | Ntn株式会社 | 電動アクチュエータ |
CN110546407A (zh) * | 2017-04-26 | 2019-12-06 | 美蓓亚三美株式会社 | 驱动装置以及照明装置 |
CN111180854A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-05-19 | 成都长天和科技有限公司 | 自旋转升降杆 |
CN112096818A (zh) * | 2020-10-14 | 2020-12-18 | 沈阳慧泽特种装备技术研究院有限公司 | 一种可双向逆止齿轮箱 |
CN114165539A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-03-11 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 自锁装置和升降装置 |
CN114940462A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-08-26 | 广东电网有限责任公司 | 一种耐高温绝缘套管夹持举升装置 |
CN116692717A (zh) * | 2023-08-03 | 2023-09-05 | 四川成邛雅高速公路有限责任公司 | 一种高速公路工程用起吊装置 |
-
2000
- 2000-10-18 JP JP2000318041A patent/JP2002120996A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007523309A (ja) * | 2004-02-24 | 2007-08-16 | リナック エー/エス | リニアアクチュエータ |
JP4697785B2 (ja) * | 2005-08-08 | 2011-06-08 | Ntn株式会社 | 電動リニアアクチュエータ |
JP2007046637A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Ntn Corp | 電動リニアアクチュエータ |
EP1914431A3 (en) * | 2006-10-17 | 2010-10-13 | JLG Industries, Inc. | Slip clutch with two-action drive system activation |
US11149829B2 (en) | 2016-03-30 | 2021-10-19 | Ntn Corporation | Electric actuator |
JP2017184478A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | Ntn株式会社 | 電動アクチュエータ |
WO2017170290A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | Ntn株式会社 | 電動アクチュエータ |
CN108781020A (zh) * | 2016-03-30 | 2018-11-09 | Ntn株式会社 | 电动致动器 |
CN110546407A (zh) * | 2017-04-26 | 2019-12-06 | 美蓓亚三美株式会社 | 驱动装置以及照明装置 |
CN111180854A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-05-19 | 成都长天和科技有限公司 | 自旋转升降杆 |
CN112096818A (zh) * | 2020-10-14 | 2020-12-18 | 沈阳慧泽特种装备技术研究院有限公司 | 一种可双向逆止齿轮箱 |
CN114165539A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-03-11 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 自锁装置和升降装置 |
CN114940462A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-08-26 | 广东电网有限责任公司 | 一种耐高温绝缘套管夹持举升装置 |
CN114940462B (zh) * | 2022-05-31 | 2023-12-19 | 广东电网有限责任公司 | 一种耐高温绝缘套管夹持举升装置 |
CN116692717A (zh) * | 2023-08-03 | 2023-09-05 | 四川成邛雅高速公路有限责任公司 | 一种高速公路工程用起吊装置 |
CN116692717B (zh) * | 2023-08-03 | 2023-10-10 | 四川成邛雅高速公路有限责任公司 | 一种高速公路工程用起吊装置 |
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