JP2002120960A - フィルム送り装置及びこれを具備した画像形成装置 - Google Patents

フィルム送り装置及びこれを具備した画像形成装置

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JP2002120960A
JP2002120960A JP2000317722A JP2000317722A JP2002120960A JP 2002120960 A JP2002120960 A JP 2002120960A JP 2000317722 A JP2000317722 A JP 2000317722A JP 2000317722 A JP2000317722 A JP 2000317722A JP 2002120960 A JP2002120960 A JP 2002120960A
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Akira Yoshihara
明 葭原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 人間工学的な装填部の高さ制限が緩和され、
フィルム送り装置の形状に自由度があり、小スペース化
出来るフィルム送り装置を提供する。 【解決手段】 係止爪の係止によりカートリッジ3と保
持部材2が第1の相対位置関係を成し、上押圧部材5及
び下押圧部材4でフィルム6を挟持し、係止爪の解除に
より保持部材2がベース部材1に対し回動可となり、回
動に連動してカートリッジ3と保持部材2が第2の相対
位置関係を成し、上押圧部材5及び下押圧部材4がフィ
ルム6から離れてフィルム6の挟持を解除し、カートリ
ッジ3と保持部材2が第1の相対位置関係から第2の相
対位置関係に移行する間に、カートリッジ3がフィルム
6を送る位置において位置決めピンからカートリッジ3
が外れ、第2の相対位置関係においてカートリッジ3が
上押圧部材5および下押圧部材4に当たらずに取り外し
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ、印刷機等の画像形成装置によって像
形成物質が安定に付着した像保持用シートに、像形成面
保護部材を付着さす装置、ならびに、該装置に像形成面
保護部材を装填する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、ベース部材101、保
持部材102、保持部材をベース部材に回動可能に保持す
る保持軸103、両端がロール状に巻かれた長尺フィルム1
04、下押圧部材105、上押圧部材106、である。
【0003】長尺フィルム104を保持部材102に装填する
には、長尺フィルム104を保持部材102の開口部から保持
部材内に落とし込む。長尺フィルム装填後、保持部材10
2は保持軸103を中心に回動し、ベース部材101と当接す
る。この状態で、長尺フィルム104は上押圧部材106と下
押圧部材105によって挟持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようなフィルム送り装置は、長尺フィルムが小型で
軽量の場合は、人手により容易に保持部材に装填できる
が、長尺フィルムが大きく重い場合には、人間工学的に
保持部材の高さが制限され、機器形状に制約を受ける。
また、機器設置時に、保持部材を開くに必要な設置面積
を確保しておかねばならず、機器を小型化しても、必要
とする設置面積が小さくならないという問題点があっ
た。
【0005】そこで本発明は、操作性が向上するととも
に、長尺フィルムが大きく重い場合でも、人間工学的な
装填部の高さ制限が緩和され、フィルム送り装置の形状
に自由度があり、フィルム送り装置の設置面積を小さく
出来るフィルム送り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】両端に巻芯が取り付けら
れた長尺フィルムを保持可能なカートリッジと、該カー
トリッジが前記巻芯の軸方向にスライドして挿入される
保持部材と、該保持部材を回動可能に軸支するベース部
材と、該ベース部材に対する前記保持部材の回動を係止
する係止部材と、前記保持部材に設けられた上押圧部材
と、前記ベース部材に設けられた下押圧部材と、前記カ
ートリッジを規正する規正手段と、を有し、前記係止部
材の係止により前記ベース部材と前記保持部材が第1の
相対位置関係を成し、上押圧部材及び下押圧部材でフィ
ルムを挟持し、該係止部材の解除により前記保持部材が
前記ベース部材に対し回動可となり、回動に連動して前
記ベース部材と前記保持部材が第2の相対位置関係を成
し、上押圧部材及び下押圧部材がフィルムから離れてフ
ィルムの挟持を解除し、前記ベース部材と前記保持部材
が第1の相対位置関係から第2の相対位置関係に移行す
る間に、前記規正手段から前記カートリッジが外れ、第
2の相対位置関係において該カートリッジが前記上押圧
部材および下押圧部材に当たらずに取り外し可能となる
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係るフィルム送り装置及
びこれを具備した画像形成装置の実施形態について、図
を用いて説明する。図1は本実施形態にかかる画像形成
装置の構成図、図2はフィルム送り装置の断面図、図3
はフィルムの断面図、図4はフィルム送り装置の断面
図、図5はカートリッジを挿入する状態のフィルム送り
装置の断面図、図6はカートリッジの供給側駆動軸(巻
取側駆動軸)の構造を示す図、図7は長尺フィルムの取
り付けを説明する図である。
【0008】(給紙部)図1に示すように、装置本体の下
方に配置されたシートカセット38に収納された記録シー
トPは、接触したピックアップローラ35が回転すること
で搬送ローラ32方向に送り出される。ピックアップロー
ラ35により送り出されたシートPは不図示の分離手段
(例えば、分離爪や分離パッド、逆転ローラ)により1
枚に分離され、搬送ローラ対32により画像形成部33の入
口近傍に設けられたレジストローラ対37に搬送される。
【0009】レジストローラ対37では、搬送されてきた
シートPの姿勢を整え、かつ画像形成部33との画像形成
タイミングを合わせるためにシートを一時的に停止させ
る。レジストローラ対37により斜行を補正され、画像形
成部33とタイミングを調整されたシートPはレジストロ
ーラ対37の回転動作により、画像形成部33に搬送され
る。
【0010】(画像形成部)画像形成部33に搬送されたシ
ートPは、レジストローラ対37によって精度良く間欠送
りされ、記録手段であるインクジェット記録ヘッド31に
よりその表面に画像が形成される。
【0011】(ラミネート処理)記録終了後、不図示の搬
送系により記録物11は乾燥部34に搬送される。乾燥部34
に搬送された記録物11は、搬送ローラ41によって乾燥部
内に引き込まれ、加熱ローラ39による加熱と、ローラ39
と40による加圧によってシートを加熱する。その後、外
気に晒したり、ファン(不図示)で風を当てるなどの乾燥
過程を経ることで、発生した水蒸気を除去し、記録物11
を乾燥させる。
【0012】乾燥部34で乾燥された記録物11は、記録媒
体表面に樹脂フィルムを加熱溶融後硬化、または樹脂フ
ィルムに塗布された粘着物を加熱溶融後硬化させる記録
媒体表面処理手段であるフィルム送り装置に搬送され
る。記録物11が装置内を通過すると、それに合わせてフ
ィルム6が、供給側巻芯13から記録物11と重なるように
送り出される。その状態で、後述する上押圧部材5によ
る熱と、下押圧部材4による圧力で、フィルム6の粘着
層を記録物11に溶着させ、残ったフィルムは反対側の巻
取側巻芯14で巻き取られる。以上の過程を経て、記録物
11はラミネート処理を施されて排出される。
【0013】(フィルム送り装置)次に、フィルム送り装
置について説明する。図2に示すように、ラミネート処
理を行うフィルム送り装置は、ベース部材1、保持部材
2、カートリッジ3、下押圧部材4及び上押圧部材5、
保持部材2をベース部材1に係止する係止部材である係
止爪7、カートリッジ3をベース部材1に押圧してカー
トリッジ3を上押圧部材5に対して非干渉の位置に維持
する維持手段である加圧部材8から構成されている。
【0014】ベース部材1は、保持部材2にベース部材
1の回動軸1aを介して回動可能に軸止されている。
【0015】長尺のフィルム6は、その両端の巻芯を取
り付けるよう構成されている。未使用状態のフィルム6
は、片側の巻芯(供給側巻芯13)に粘着層23が内側にな
るよう巻き付けられており、他端の巻芯(巻取側巻芯1
4)に0〜数周巻き付けられている。
【0016】カートリッジ3は、長尺フィルム6を保持
可能であり、フィルム6の巻芯の軸方向から保持部材2
にスライドして挿入される。また、カートリッジ3に
は、巻取側巻芯14を軸止し保持・駆動する巻取側駆動軸
26、および供給側巻芯13を軸止し保持・駆動する供給側
駆動軸25が設けられている。
【0017】図3に示すように、フィルム6は基材21、
表層22、粘着層23から構成される。フィルム6は記録物
11に重ねられ、加圧・加熱される事により、粘着層23が
記録物11に粘着し、表層22が記録物11に転写し、記録物
11表面に対する皮膜を形成する。
【0018】皮膜形成後のフィルム6は、記録物11に転
写した粘着層23および表層22が剥離し、部分的に基材21
のみになった状態で、巻取側巻芯14に巻き取られる。そ
して、フィルム6が転写に用いられ供給側巻芯13の未使
用部分が少なくなると、カートリッジ3から使用済みフ
ィルム6を取り外し、新しいフィルム6と交換する。
【0019】図5に示すように、保持部材2が閉じた状
態(=第1の相対位置関係)(図2)から開いた状態
(=第2の相対位置関係)(図5)になる過程におい
て、カートリッジ3は保持部材2と相対的に回動し、上
押圧部材5および下押圧部材4はフィルム6から離れ
る。さらにこのとき、ベース部材に設けられたカートリ
ッジ3に嵌合してカートリッジを規正する規正手段であ
る位置決めピン12はカートリッジ3から離脱する。
【0020】図6に示すように、固定フランジ15には巻
芯に設けられた切り欠き17に係合する突起16が設けられ
ている。供給側巻芯13には突起16に係合する切り欠き17
が設けられ、固定フランジ15の保持軸18に圧入される。
供給側巻芯13の他端は、口元に面取りを施された保持軸
19を備える可動フランジ20を押圧バネ24に抗して移動さ
せ、固定フランジ15と可動フランジ20の間隔を押し広げ
る(図7参照)。その後、可動フランジ20の保持軸19は
供給側巻芯13の穴に落ち込み、可動フランジ20は押圧バ
ネ24により供給側巻芯13を固定フランジ15に押し当て
る。これにより、供給側巻芯13は供給側駆動軸25と一体
に回動するように結合されている。
【0021】巻取側巻芯14も同様に構成され、巻取側駆
動軸26と一体に回動する如く結合される。巻取側駆動軸
26にはモータ(不図示)が連結しており、フィルム6を
巻取側巻芯14に巻き取るように回動する。
【0022】下押圧部材4、上押圧部材5は、ベース部
材1、保持部材2に設けられ、内部に加熱機構を備えた
ローラ(下ローラ、上ローラ)を有し、フィルム6がニッ
プにより挟持された状態で定速回転する。ここで、巻取
側ローラ27は巻き取られた量により径が変化するため、
巻取側ローラ27の径が最小の時に巻取側ローラ27の周速
がニップ駆動速度より大きくなるように巻取側駆動軸26
の回転速度が設定されている。このとき巻取側駆動軸26
がフィルム6を駆動しようとする速度は、ニップがフィ
ルム6を駆動しようとする速度より大きいため、巻取側
駆動軸26にはスリップ機構(不図示)が設けられこの速
度差を吸収している。
【0023】長尺で薄いフィルム6を、バックテンショ
ンをかけずに巻き取った場合、フィルム6にはシワが発
生しやすく、さらに巻取られたフィルム6はブカ巻きに
なる。ブカ巻になると、巻径が円周方向で大きく変動す
るため、巻取側巻芯14が定速回転してもフィルム送り速
度は定速にならず、上記スリップ機構を介してもフィル
ム張力に不規則な変動を与えてしまう。さらに、ブカ巻
になるとフィルム幅方向で巻径が異なり、フィルム6の
斜行の原因になったり、巻径が大きくなり、ローラ収納
スペースが大きくなるという問題を生ずる。そこで、供
給側駆動軸25にはこれらの不具合を防ぐためにトルクリ
ミッタ(不図示)が設けられ、バックテンションを巻取
側巻芯14を介し、巻取時のフィルム6に与えている。
【0024】上押圧部材5には、駆動機構(不図示)が
具備され、フィルム6および記録物11を排出ローラ29に
向けて搬送する。下押圧部材4も不図示の駆動系により
駆動されるが、回転周速度は上押圧部材5より遅く設定
され、ワンウェイ機構(不図示)を介して上押圧部材5に
連れ回りする。
【0025】次に、記録物11がシートガイド9、10にガ
イドされニップに突入し、ラミネート処理が行われるシ
ーケンスを順を追って説明する。記録物11が所定位置に
達すると、巻取側駆動機構(不図示)が巻取側巻芯14を駆
動開始する。このときフィルム6は上押圧部材5と下押
圧部材4にニップされているため、上押圧部材5と下押
圧部材4が回動するまで移動できず、よって巻取側駆動
機構はトルクリミッタによって滑り、巻取側巻芯14は回
転できずにいる。そして、巻取側駆動機構に引き続き上
押圧部材5と下押圧部材4が回動開始すると、巻取側巻
芯14が回転してフィルム6が巻取側巻芯14に巻き取られ
る。
【0026】記録物11が搬送されてニップに突入する瞬
間、上押圧部材5と下押圧部材4の間に記録物11先端が
割り込むので、上押圧部材5に連れ回りしていた下押圧
部材4は連れ回りができなくなる。すると、上押圧部材
5が下駆動機構より速く回転していたためスリップして
いたワンウェイ機構が、下押圧部材4の連れ回り駆動が
停止したため下駆動機構と伝達結合し、下押圧部材4が
自発回動する。各々自発回動する上押圧部材5と下押圧
部材4に導かれ記録物11はニップに突入する。
【0027】ニップに突入した記録物11はフィルム6を
加熱・加圧され、粘着層23が密着する。そして、記録シ
ート先端がガイド軸28に達すると、粘着層23により記録
物11に粘着したフィルム6は、粘着層23と表層22を記録
層に残し、基材21のみを巻取側巻芯14に巻きつけてい
る。また、記録物11は粘着層23と表層22を貼り付けら
れ、フィルム6と分離して排出ローラ29に搬送される。
記録シート後端がガイド軸28に達し、記録物11とフィル
ム6が完全に分離した後、記録物11は排出ローラ29から
装置外へ排出される。
【0028】次に、カートリッジ交換方法について述べ
る。供給側巻芯13のフィルム残量が少なくなると、保持
部材2を回動して開き、カートリッジ3を取り外し、カ
ートリッジ3内の使用済みフィルム6を取り外し、未使
用のフィルム6と交換する。
【0029】まず、保持部材2が係止爪7によりベース
部材1に係止した状態におけるベース部材1と保持部材
2の第1の相対位置関係から、係止爪7による保持部材
2とベース部材1の係合を解除する。保持部材2をわず
かに開くと、上押圧部材5と下押圧部材4のニップが解
除される。更に保持部材2を開くと、上押圧部材5がフ
ィルム6から離れる(図4参照)。
【0030】更に保持部材2を開くと、カートリッジ3
は加圧部材により保持部材2の当てつけ部30に押し付け
られた状態のまま、保持部材2にぶら下がった状態で、
保持部材2と共に回動を開始する。更に保持部材2を開
くと、フィルム6から下押圧部材4が離れる。更に保持
部材2を開くと、長尺フィルムを送る所定相対位置にあ
ったカートリッジ3がベース部材から離れ、ベース部材
の位置決めピン12から離脱する(第2の相対位置関係)
(図5参照)。カートリッジ3を保持部材2およびベー
ス部材に対して拘束していた位置決めピン12が外れ、フ
ィルム6がニップから解放され、カートリッジ3はスラ
イド可能となり、第2の相対位置関係において上押圧部
材5および下押圧部材4に当たらずに取り外すことが出
来る。
【0031】カートリッジ3を取り外した後、図7に示
すように、可動フランジ20を押圧バネ24に抗して移動さ
せ、固定フランジ15と可動フランジ20の間隔を押し広げ
る。その後、可動フランジ20の保持軸19と供給側巻芯13
の穴の係合を外し、カートリッジ3内の使用済みフィル
ム6を取り外す。
【0032】カートリッジ3を装填する場合には、上記
の動作が逆に行われ、カートリッジ3はベース部材1に
設けられた位置決めピン12に係合し、位置決めされる。
【0033】上述のごとく保持部材を開くと、上押圧部
材5および下押圧部材4はニップを解除し、カートリッ
ジ3を通過させる空間を形成するよう構成したことによ
り、機器正面からカートリッジ3をスライドして保持部
材2に着脱することが可能になり操作性が向上するとと
もに、フィルム6が大きく重い場合でも、人間工学的な
装填部の高さ制限が緩和され、フィルム送り装置及びこ
れを具備した画像形成装置の形状に自由度が増す。
【0034】また、上押圧部材5と下押圧部材4の挟持
を解除するための機構を簡略化したため、フィルム送り
装置及びこれを具備した画像形成装置の小型化、低コス
ト化に有効である。
【0035】また、保持部材2を大きく開く必要が無い
ため、フィルム送り装置及びこれを具備した画像形成装
置の設置面積を小さく出来る。
【0036】また、保持部材回動中は、カートリッジ3
は保持部材2の当てつけ部30に押圧されているため、ガ
タ無く、保持部材2と一体に回動でき、保持部材2がベ
ース部材1に係止爪7によって係止されると、カートリ
ッジ3はベース部材1に設けられた位置決めピン12に係
合し位置決めされるため、カートリッジ3の位置調整が
不要となり、容易にカートリッジ3を装填できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、保持部材を開く
と、上押圧部材および下押圧部材はニップを解除し、カ
ートリッジを通過させる空間を形成する。これにより、
機器正面からカートリッジをスライドして保持部材に着
脱することが可能になり操作性が向上するとともに、長
尺フィルムが大きく重い場合でも、人間工学的な装填部
の高さ制限が緩和され、フィルム送り装置及びこれを具
備した画像形成装置の形状に自由度が増す。
【0038】また、上押圧部材と下押圧部材の挟持を解
除するための機構を簡略化したため、フィルム送り装置
及びこれを具備した画像形成装置の小型化、低コスト化
に有効である。
【0039】また、保持部材を大きく開く必要が無いた
め、フィルム送り装置及びこれを具備した画像形成装置
の設置面積を小さく出来る。
【0040】また、保持部材回動中は、カートリッジは
保持部材の当てつけ部に押圧されているため、ガタ無
く、保持部材と一体に回動でき、保持部材がベース部材
に係止爪によって係止されると、カートリッジはベース
部材に設けられた位置決めピンに係合し位置決めされる
ため、、カートリッジの位置調整が不要となり、容易に
カートリッジを装填できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる画像形成装置の構成図であ
る。
【図2】フィルム送り装置の断面図である。
【図3】フィルムの断面図である。
【図4】フィルム送り装置の断面図である。
【図5】カートリッジを挿入する状態のフィルム送り装
置の断面図である。
【図6】カートリッジの供給側駆動軸(巻取側駆動軸)の
構造を示す図である。
【図7】長尺フィルムの取り付けを説明する図である。
【図8】従来のフィルム送り装置の説明図である。
【符号の説明】
P …記録シート 1 …ベース部材 1a …回動軸 2 …保持部材 3 …カートリッジ 4 …下押圧部材 5 …上押圧部材 6 …フィルム 7 …係止爪 8 …加圧部材 9 …シートガイド 10 …シートガイド 11 …記録物 12 …位置決めピン 13 …供給側巻芯 14 …巻取側巻芯 15 …固定フランジ 16 …突起 17 …切り欠き 18 …保持軸 19 …保持軸 20 …可動フランジ 21 …基材 22 …表層 23 …粘着層 24 …押圧バネ 25 …供給側駆動軸 26 …巻取側駆動軸 27 …巻取側ローラ 28 …ガイド軸 29 …排出ローラ 30 …当てつけ部 31 …インクジェット記録ヘッド 32 …搬送ローラ対 33 …画像形成部 34 …乾燥部 35 …ピックアップローラ 37 …レジストローラ対 38 …シートカセット 39 …加熱ローラ 40 …ローラ 41 …搬送ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に巻芯が取り付けられた長尺フィルム
    を保持可能なカートリッジと、 該カートリッジが前記巻芯の軸方向にスライドして挿入
    される保持部材と、 該保持部材を回動可能に軸支するベース部材と、 該ベース部材に対する前記保持部材の回動を係止する係
    止部材と、 前記保持部材に設けられた上押圧部材と、 前記ベース部材に設けられた下押圧部材と、 前記カートリッジを規正する規正手段と、を有し、 前記係止部材の係止により前記ベース部材と前記保持部
    材が第1の相対位置関係を成し、上押圧部材及び下押圧
    部材でフィルムを挟持し、 該係止部材の解除により前記保持部材が前記ベース部材
    に対し回動可となり、回動に連動して前記ベース部材と
    前記保持部材が第2の相対位置関係を成し、上押圧部材
    及び下押圧部材がフィルムから離れてフィルムの挟持を
    解除し、 前記ベース部材と前記保持部材が第1の相対位置関係か
    ら第2の相対位置関係に移行する間に、前記規正手段か
    ら前記カートリッジが外れ、 第2の相対位置関係において該カートリッジが前記上押
    圧部材および下押圧部材に当たらずに取り外し可能とな
    ることを特徴とするフィルム送り装置。
  2. 【請求項2】前記保持部材は、第2の相対位置関係にお
    いて前記カートリッジが前記巻芯の軸方向にスライドし
    て前記保持部材に挿入されるときに、該カートリッジを
    上押圧部材に対して非干渉の位置に維持する維持手段を
    有し、 前記ベース部材と前記保持部材が第2の相対位置関係か
    ら第1の相対位置関係へ移行するに伴い、前記カートリ
    ッジは、非干渉の位置にある状態から、カートリッジが
    所定動作する上押圧部材及び下押圧部材との所定相対位
    置に移動し、規正手段と係合して所定相対位置を維持す
    ることを特徴とする請求項1に記載のフィルム送り装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のフィルム送り
    装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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