JP2002120700A - 身体障害者用車両 - Google Patents

身体障害者用車両

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JP2002120700A
JP2002120700A JP2000312718A JP2000312718A JP2002120700A JP 2002120700 A JP2002120700 A JP 2002120700A JP 2000312718 A JP2000312718 A JP 2000312718A JP 2000312718 A JP2000312718 A JP 2000312718A JP 2002120700 A JP2002120700 A JP 2002120700A
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lever
vehicle
swing
power
assist mechanism
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Application number
JP2000312718A
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English (en)
Inventor
Takashi Kobata
高志 木幡
Norihiko Itou
法彦 伊藤
Yoshiyuki Kato
良幸 加藤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーのスイング操作力をアシスト機構
に伝達する伝達構造において、各部材同士の連結部分を
少ない部品で簡単に連結する。常に適切な補助動力をス
イング操作力に付加することで、運転者の負担を軽減す
る。 【解決手段】 身体障害者用車両10は、運転席13に
座った運転者が手動操作させることのできる操作レバー
21のスイング操作力を、ブレーキ操作力伝達機構80
を介してブレーキペダル200へ伝達するとともに、ス
イング操作力にパワーアシスト機構の補助動力を付加す
るようにした車両である。パワーアシスト機構として、
車両用電動パワーステアリング装置のパワーアシスト機
構を用いた。パワーアシスト機構の入力軸91に設けた
セレーション部分に、第3レバー25をセレーション結
合した。この第3レバー25に操作レバー21を連結し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、量産の自動車を身
体障害者が運転できるようにした身体障害者用車両に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、身体障害者が運転できる専用の身
体障害者用車両の開発が進んでいる。ところがこのよう
な専用車両では量産効果が小さいので、通常の量産車に
比べて高価格である。そこで、既存の量産車両を改造し
て身体障害者が運転できるようにした身体障害者用車両
の開発も進んでいる。この種の身体障害者用車両として
は、例えば、特開平9−39600号公報「身体障害者
用車両」(以下、「従来の技術」と言う)が知られてい
る。以下、この従来の技術について説明する。
【0003】図16は特開平9−39600号公報の図
1及び図2に基づき作成した説明図である。なお、各構
成要素の名称や符号については適宜変更した。従来の身
体障害者用車両300は、車室301内のフロア302
において運転席303と助手席304との間にコンソー
ルボックス305を前後に延ばし、コンソールボックス
305に支持軸306にて操作レバー307を前後スイ
ング可能に取付け、操作レバー307にアクセル操作力
伝達機構311のワイヤ部材312を介してアクセルペ
ダル313のレバー部314を連結したというものであ
る。運転席303に座った運転者が操作レバー307を
後方Rrへ手動操作したとき(引き操作したとき)に、
その操作力をアクセル操作力伝達機構311を介してア
クセルペダル313へ伝達することができる。
【0004】さらに身体障害者用車両300は、操作レ
バー307に支持軸306並びにリンク機構321を介
してブレーキ操作力アシスト機構322を連結し、ブレ
ーキ操作力アシスト機構322の出力軸323にクラン
ク部324を一体に設け、クランク部324の先端の押
圧部325にてブレーキペダル326のレバー部327
を押すようにしたというものである。支持軸306、リ
ンク機構321、ブレーキ操作力アシスト機構322並
びにクランク部324の組合せ構造は、ブレーキ操作力
伝達機構328をなす。操作レバー307を前方Frへ
手動操作したとき(押し操作したとき)に、その操作力
をブレーキ操作力伝達機構328を介してブレーキペダ
ル326へ伝達することができる。このように、運転席
303に座った運転者が手動操作力でアクセル操作やブ
レーキ操作を行うことができる。329はアシスト用モ
ータである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、操
作レバー307の操作力伝達構造として、操作レバー3
07にリンク機構321を介してブレーキ操作力アシス
ト機構322を連結する構造を採用したものである。と
ころで、身体障害者用車両300は一層のコストダウン
を求められており、これを達成するための改良が種々検
討されている。その一環として上記操作レバー307の
操作力伝達構造における各部材同士の連結部分を少ない
部品で簡単に連結するようにしたい。
【0006】また、ブレーキ操作力アシスト機構322
は出力軸323の回転方向及び回転角度に応じて、モー
タ329でアシストするものである。すなわち、ブレー
キ操作力アシスト機構322は操作レバー307のスイ
ング操作方向及びスイング操作角に応じてアシストする
ことになる。ところが、各連結部品の精度やこれらの組
付精度により、操作レバー307のスイング操作角に対
する操作力の関係にはバラツキがある。従って身体障害
者用車両300毎に、操作レバー307のスイング操作
力に対するアシストの程度にバラツキが生ずる。身体障
害者にとっては、快適な運転をする上で、アシストの程
度のバラツキが小さいことが好ましい。
【0007】そこで本発明の目的は、(1)操作レバー
のスイング操作力をアシスト機構に伝達する伝達構造に
おいて、各部材同士の連結部分を少ない部品で簡単に連
結すること、(2)常に適切な補助動力をスイング操作
力に付加することで、運転者の負担を軽減することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、運転席に座った運転者が手動操作させる
ことのできる操作レバーのスイング操作力を、ブレーキ
操作力伝達機構を介してブレーキペダルへ伝達するとと
もに、スイング操作力にパワーアシスト機構の補助動力
を付加するようにした身体障害者用車両において、パワ
ーアシスト機構として、車両用電動パワーステアリング
装置のパワーアシスト機構を用い、このパワーアシスト
機構の入力軸に設けたセレーション部分にスイングレバ
ーをセレーション結合し、このスイングレバーに操作レ
バーを連結したことを特徴とする。
【0009】量産品である車両用電動パワーステアリン
グ装置のパワーアシスト機構における入力軸は、セレー
ション部分を有している。このセレーション部分を利用
してスイングレバーをセレーション結合することによ
り、各部材同士の連結部分を少ない部品で簡単に連結す
ることができる。操作レバーのスイング操作力をスイン
グレバーを介してパワーアシスト機構に伝達することが
できる。
【0010】請求項2は、運転席に座った運転者が手動
操作させることのできる操作レバーのスイング操作力
を、ブレーキ操作力伝達機構を介してブレーキペダルへ
伝達するとともに、スイング操作力にパワーアシスト機
構の補助動力を付加するようにした身体障害者用車両に
おいて、パワーアシスト機構を、操作レバーに連結した
スイングレバーと、このスイングレバーにセレーション
結合した入力軸と、この入力軸に弾性部材を介して連結
した出力軸と、これら入・出力軸間の相対ねじれ角を検
出するトルク検出手段と、このトルク検出手段の検出値
に応じた補助動力を発生する電動機と、この電動機の補
助動力を出力軸に伝達する動力伝達機構とで構成したこ
とを特徴とする。
【0011】入力軸にスイングレバーをセレーション結
合することにより、操作レバーのスイング操作力をスイ
ングレバーを介してアシスト機構に伝達することができ
る。さらには、トルク検出手段の検出値に応じた補助動
力を発生するので、常に適切な補助動力をスイング操作
力に付加することで、運転者の負担を軽減することがで
きる。身体障害者はより一層快適に運転することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。図
1は本発明に係る身体障害者用車両の車室前部の斜視図
である。身体障害者用車両10は、既存の量産車両を改
造して身体障害者が運転できるようにしたエンジン駆動
式自動車であり、次の(1)〜(3)の構成を有する。 (1)車体11に操作レバー21を含む操作機構20を
備え、操作レバー21の先端のグリップ31をステアリ
ングハンドル15の近傍に配置することにより、運転席
13に座った運転者が操作レバー21を手動操作させる
ことができるようにしたこと。 (2)操作レバー21を一方へスイング操作したとき
に、そのスイング操作力をアクセル操作力伝達機構60
を介してアクセルペダル70へ伝達するようにしたこ
と。 (3)操作レバー21を他方へスイング操作したとき
に、そのスイング操作力をブレーキ操作力伝達機構80
を介してブレーキペダル200へ伝達するようにしたこ
と。
【0013】操作機構20は、操作レバー21と、操作
レバー21に一端部を連結した連結ロッド22と、連結
ロッド22の他端部に連結した第1レバー23と、第1
レバー23に連結し得る第2レバー24並びに第3レバ
ー25とからなる。操作レバー21は、レバー部32を
後方へスイング操作(運転者の手元側へ引き操作)した
ときに連結ロッド22を押出すことによって第1レバー
23を一方へスイングさせるとともに、レバー部32を
前方へスイング操作(押し操作)したときに連結ロッド
22を引くことによって第1レバー23を他方へスイン
グさせるようにしたものである。連結ロッド22は、操
作レバー21のスイング操作力を第1レバー23に伝達
する操作力伝達機構である。
【0014】アクセル操作力伝達機構60は、上記第2
レバー24とアクセルペダル70のレバー部73とを連
結したワイヤケーブル61からなる。ワイヤケーブル6
1は、第2レバー24とレバー部73の上端部とを連結
するインナワイヤ62、及びインナワイヤ62を被覆す
るアウタチューブ63からなる。64,65はアウタチ
ューブ端部取付ステーである。
【0015】アクセルペダル70は、既存の量産車両に
備えたものであって、車室12内で運転席13の前方に
且つフロア14近傍に配置し、図示せぬエンジンのスロ
ットル弁を操作する一般的なペダルである。このような
アクセルペダル70は、車体11に取付けたアクセル用
ブラケット71と、アクセル用ブラケット71に支軸7
2にて中間部を前後スイング可能に取付けたレバー部7
3と、レバー部73の下端部に取付けたペダル部74と
からなる。
【0016】ブレーキペダル200は、既存の量産車両
に備えたものであって、車室12内で運転席13の前方
に且つフロア14近傍に配置し、図示せぬブレーキを操
作する一般的なペダルである。このようなブレーキペダ
ル200は、車体11に取付けたブレーキ用ブラケット
201と、ブレーキ用ブラケット201に支軸202に
て上端部を前後スイング可能に取付けたレバー部203
と、レバー部203の下端部に取付けたペダル部204
とからなる。
【0017】図2は本発明に係る身体障害者用車両の車
室前部の背面図であり、車室12の前部を運転者から見
た構成を示す。身体障害者用車両10は右ハンドル形式
の車両なので、操縦性を高めるために操作レバー21を
ステアリングハンドル15の左側に配置したものであ
る。操作レバー21の具体的な取付構造は、ステアリン
グコラム16を支持させるために車幅方向へ延した棒状
の支持部材17を車体(車体フレーム)11の前部に取
付け、車体11から、すなわち支持部材17からステア
リングハンドル15の近傍へステー51を延し、ステー
51の先端部から車幅方向へレバー支持部55を延し、
レバー支持部55に操作レバー21を取付けたものであ
る。ステアリングコラム16は、ステアリングハンドル
15を取付けた図示せぬステアリングシャフト組立体を
組込んだものである。
【0018】ブレーキ操作力伝達機構80は、入力側に
上記第3レバー25を連結するとともに、出力側にブレ
ーキ操作アーム153を連結し、さらに、ロアブラケッ
ト106並びにアッパブラケット107にて車体11に
取付けたものである。このようなブレーキ操作力伝達機
構80及び第1・第2・第3レバー23,24,25
は、車室12のフロア14のうち運転者の足置き部分近
傍に配置したことを特徴とする。
【0019】図3は本発明に係るブレーキペダル並びに
ブレーキ操作アームの関係を示す左側面図であり、ブレ
ーキ操作アーム153の先端の押圧バー154を、ブレ
ーキペダル200のレバー部203の前方(図の右側)
へ延したことを示す。ブレーキ操作アーム153を図反
時計回りにスイングさせたときに、押圧バー154はレ
バー部203を押して図時計回りにスイングさせること
ができる。レバー部203の図時計回りのにスイング運
動は、ブレーキペダル200の踏み方向の動きである。
【0020】図4は本発明に係る操作レバーの断面図で
ある。操作レバー21は、先端にグリップ31を備えた
レバー部32と、レバー部32に対し直角方向に延びて
レバー部32の基端部33に取付けた回転軸34と、回
転軸34の先端から軸直角方向に延びたアーム部35
と、回転軸34の先端側を底板36側から貫通させ内部
で軸受37,37を介して回転可能に支持した有底円筒
型レバーケース38と、レバーケース38のうち底板3
6と反対側の開口端を塞ぐ取外し可能なリッド39とか
らなる。アーム部35の先端は、レバー部32と略平行
に延びる連結ロッド22を、連結ピン41及びボールジ
ョイント42を介して連結したものである。このように
して、操作レバー21に連結ロッド22を連結すること
ができる。
【0021】レバーケース36内において、回転軸34
はその先端面に且つ回転軸34と同心に棒状のばね受部
43を取付けたものである。ばね受部43はリターンス
プリングとしてのねじりばね44を巻いたものである。
ばね受部43の先端とリッド39との間の隙間が小さい
ので、ばね受部43からねじりばね44が脱落すること
はない。さらに操作レバー21は、アーム部35に可動
ピン45を取付け、リッド39に固定ピン46を取付け
たことを特徴とする。可動ピン45並びに固定ピン46
は回転軸34に対して平行に配置したものである。47
はレバー基端部取付用ボルトである。
【0022】操作レバー21はグリップ31の側部にブ
レーキロック操作スイッチ48を備えたことを特徴とす
る。ブレーキロック操作スイッチ48は、グリップ31
を握った手の親指で押釦48aを押しているときだけス
イッチオン作動する、接点瞬時復帰式の押釦スイッチで
ある。
【0023】図5は図4の5−5線断面図であり、レバ
ーケース38の取付ボス38aの溝部38c及びクラン
プ56の溝部56bでレバー支持部55を挟み込み、ク
ランプ用ボルト57,57で止めた構成、及びアーム部
35に連結した連結ロッド22をレバーケース38の開
口から外方へ延した構成を示す。
【0024】図6は図4の6矢視図であり、リッドを外
した状態の操作レバー21を示す。ねじりばね44、可
動ピン45並びに固定ピン46の組合せ構造は、アーム
部中立保持機構をなす。ねじりばね44は、コイル巻始
め端部44aとコイル巻終り端部44bとをコイル44
cの径外方へ互いに平行に延したものである。これらの
コイル巻始め端部44aとコイル巻終り端部44bとの
間のスペースSpに可動ピン45並びに固定ピン46を
介在させることによって、アーム部35を図に示す中立
位置に保持させることができる。
【0025】次に、アーム部中立保持機構の作用を説明
する。レバー部32を図時計回りにスイングさせると、
アーム部35並びに可動ピン45も図時計回りにスイン
グする。可動ピン45はコイル巻始め端部44aを図時
計回り方向に押出す。その後、レバー部32から手を放
すと、ねじりばね44のばね力によってコイル巻始め端
部44aは可動ピン45を図反時計回りに押し戻す。こ
の結果、レバー部32及びアーム部35は図に示す中立
位置に自動復帰する。レバー部32を図反時計回りにス
イングさせた場合には、上述の図時計回りにスイングさ
せた場合と逆作用をなす。
【0026】図7は本発明に係るブレーキ操作力伝達機
構の断面図であり、ブレーキ操作力伝達機構80を運転
者から見た構成を示す。ブレーキ操作力伝達機構80は
途中にパワーアシスト機構90を介在させ、このパワー
アシスト機構90によって操作レバー21(図1参照
の)スイング操作力に補助動力を付加するようにしたも
のである。パワーアシスト機構90は、量産の車両用電
動パワーステアリング装置におけるパワーアシスト機構
を用いたものであり、このパワーアシスト機構の入力軸
にスイングレバーとしての第3レバー25をセレーショ
ン結合し、この第3レバー25に上記操作レバー21
(図1参照)を連結したことを特徴とする。以下、パワ
ーアシスト機構90について説明する。
【0027】パワーアシスト機構90は、管状の入力軸
91と、入力軸91にトーションバー92を介して連結
した出力軸93と、これら入・出力軸91,93間の相
対ねじれ角を検出するトルク検出手段94と、トルク検
出手段94の検出値に応じた補助動力を発生する電動機
95と、電動機95の補助動力を出力軸93に伝達する
動力伝達機構96とからなる。
【0028】具体的にはパワーアシスト機構90は、水
平な同一軸上に入力軸91及び出力軸93を配置し、入
力軸91の一端部(入力端)の外周面にセレーション部
分91aを形成し、入力軸91の他端部に出力軸93の
一端面の嵌合孔を回転可能に嵌合し、入力軸91の内部
にトーションバー92を通し、トーションバー92の一
端部を入力軸91の一端部にピン結合し、トーションバ
ー92の他端部を出力軸93の一端部にセレーション結
合することで、入力軸91に出力軸93を連結し、さら
に、入力軸91を第1ハウジング101に軸受102を
介して支持するとともに収納し、出力軸93を第2ハウ
ジング103に軸受104を介して支持するとともに収
納し、第1ハウジング101並びに第2ハウジング10
3をボルト結合したものである。
【0029】トーションバー92は、文字通りトルクに
対して正確にねじれ角が発生する弾性部材であって、操
舵トルクが作用すると入力軸91と出力軸93との間で
の相対ねじり変位を発生するものである。出力軸93
は、他端部(出力端)にピニオン93aを形成したもの
である。
【0030】トルク検出手段94は、入力軸91と出力
軸93とに掛け渡すことで入・出力軸91,93間の相
対ねじれ変位に応じて軸方向へ変位可能なコア111付
きスライダ112と、スライダ112の変位量(コア1
11の変位量)を電気信号に変換するべく第1ハウジン
グ101に取付けた検出コイル113,113とからな
る、非接触式トルクセンサ(可変インダクタンス式セン
サ)である。スライダ112は、傾斜溝114及び縦長
のストレート溝116を形成した円筒である。傾斜溝1
14に入力軸91から軸直角方向に延びたピン115を
嵌合し、ストレート溝116に出力軸93から軸直角方
向に延びたピン117を嵌合することで、入・出力軸9
1,93間の相対ねじれ変位に応じてスライダ112は
軸方向へ変位可能である。
【0031】第2ハウジング103は、出力側端の開口
をリッド105に塞ぐとともに、リッド105、ロアブ
ラケット106及びアッパブラケット107と共にボル
ト108にて共締めしたものである。このようにして、
パワーアシスト機構90を含むブレーキ操作力伝達機構
80を、ロアブラケット106並びにアッパブラケット
107を介して車体に取付けることができる。118は
トルク検出手段用出力端子である。
【0032】図8は図7の8−8線断面図であり、電動
機95と動力伝達機構96について示す。電動機95
は、横向きの電動機軸121を第2ハウジング103内
に延したものである。動力伝達機構96は、電動機軸1
21にトルクリミッタ122を介して連結したウォーム
軸123と、ウォーム軸123に形成したウォーム12
4と、出力軸93にセレーション結合したウォームホイ
ール125(以下、単に「ホイール125」と言う。)
とからなる、歯車式減速機構である。ホイール125
は、ハブ125aの周囲にディスク125bを一体に形
成し、このディスク125bに軸方向に貫通する複数の
貫通孔125c・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を
形成した樹脂製品である。貫通孔125c・・・は肉抜き
孔でもある。なお、トルクリミッタ122の代りにカッ
プリングで、電動機軸121にウォーム軸123を連結
してもよい。126,127は軸受である。
【0033】図9は本発明に係るパワーアシスト機構に
転用する車両用電動パワーステアリング装置のシステム
図である。電動パワーステアリング装置130は、車両
のステアリングハンドル15から操舵車輪131,13
1に至るステアリング系132に、操舵機構133並び
にこの操舵機構133に補助トルクを加える補助トルク
機構141を備える。
【0034】操舵機構133は、ステアリングハンドル
15にステアリングシャフト134及び自在軸継手13
5,135を介して入力軸91を連結するとともに、出
力軸93にラックアンドピニオン機構136を介してラ
ック軸137を連結し、ラック軸137に左右のボール
ジョイント138,138及び左右のタイロッド13
9,139を介して左右の操舵車輪131,131を連
結したものである。
【0035】補助トルク機構141は、ステアリングハ
ンドル15に加えたステアリング系の操舵トルクをトル
ク検出手段94で検出し、このトルク検出信号に基づき
制御部142で制御信号を発生し、この制御信号に基づ
き操舵トルクに応じた補助トルクを電動機95で発生
し、補助トルクをトルクリミッタ122並びに動力伝達
機構96を介して出力軸93に伝達するようにしたもの
である。
【0036】ラックアンドピニオン機構136は、出力
軸93に形成したピニオン93aと、ラック軸137に
形成したラック137aとからなる。制御部142は、
トルク検出手段94のトルク検出信号と、エンジン速度
検出センサ143のエンジン回転速度検出信号と、車速
センサ144の車速検出信号とに基づき、制御信号を発
生するものである。運転者の操舵トルクに電動機95の
補助トルクを加えた複合トルクによって、操舵車輪13
1,131を操舵することができる。このように制御部
142がトルク検出信号、エンジン回転速度検出信号並
びに車速検出信号に基づき制御信号を発し、この制御信
号に基づき電動機95が補助トルクを発することで、補
助トルクで操舵トルクをアシストするようにした電動パ
ワーステアリング装置130に関しては、例えば特開2
000−159128号公報「電動式パワーステアリン
グ装置」にも開示されている。
【0037】図10は本発明に係るパワーアシスト機構
に転用する車両用電動パワーステアリング装置の縦断面
図である。車両用電動パワーステアリング装置130
は、この図のように縦置きに配置して使用するものであ
り、実線にて示す上半部分145と想像線にて示す下半
部分146とからなり、入力軸91には自在軸継手13
5(図9参照)を結合するためのセレーション部分91
aを備え、出力軸93にはラック137aを噛み合わせ
るためのピニオン93aを備え、第2ハウジング103
のフランジ147に想像線にて示す第3ハウジング14
8をボルト結合したものである。
【0038】本発明は、このような車両用電動パワース
テアリング装置130のうち、実線にて示す上半部分1
45だけと制御部142とをパワーアシスト機構90
(図7参照)として用いるようにしたことを特徴とす
る。上半部分145は上記図7及び図8に示すパワーア
シスト機構90と同一構成であり、主要な部材に同一符
号を付し、その説明を省略する。なお本実施例において
は、パワーアシスト機構90として用いる上半部分14
5のうち、ピニオン93aは使用しない。
【0039】ところで、パワーアシスト機構90の制御
部142は、量産品である車両用電動パワーステアリン
グ装置130に付属するものを用いるので、トルク検出
手段94のトルク検出信号の他に、次の(1)エンジン
速度疑似信号Se及び(2)車速疑似信号Svを受けて
制御をすることになる。
【0040】(1)エンジンのアイドル回転速度に相当
する、予め設定した一定レベルの「エンジン速度疑似信
号Se」。この疑似信号Seは、上記図9に示すエンジ
ン速度検出センサ143のエンジン回転速度検出信号の
疑似信号である。制御部142はエンジンの作動中、す
なわち、エンジンが所定のアイドル回転数を越えた状態
のときだけアシスト制御するように設定されているの
で、疑似信号Seが必要である。
【0041】(2)車速零に相当する予め設定した一定
レベルの「車速疑似信号Sv」。この疑似信号Svは、
上記図9に示す車速センサ144の車速検出信号の疑似
信号である。制御部142は、自動車の走行速度及び操
舵トルクに応じて補助動力の割合を制御するように設定
されている。具体的には、操舵トルクが一定であっても
車速が零のとき(停車中のとき)には最大の補助動力を
発生させるように設定されている。本実施例において
は、このような制御部142をそのまま用いて、車速零
に相当する車速疑似信号Svに基づき制御するので、常
に大きな補助動力をスイング操作力に付加することがで
きる。
【0042】再び図7に戻って説明を続ける。以上の説
明から明らかなように、パワーアシスト機構90の入力
軸91はブレーキ操作力伝達機構80の入力軸を兼ねる
ことになる。出力軸93は、ホイール125よりも出力
側寄りの位置に出力取出部材151を回転可能に嵌合し
たものである。
【0043】出力取出部材151は、ホイール125側
へ向って延びる2個の連結アーム152,152(この
図では1個のみ示す。)を一体に形成し、これらの連結
アーム152,152をホイール125の貫通孔125
c・・・に嵌合することで、パワーアシスト機構90から
出力を取り出すようにしたフォーク部材である。さらに
出力取出部材151は、外周面にブレーキ操作アーム1
53の基部をセレーション結合したものである。ホイー
ル125に開けた肉抜き孔である貫通孔125c・・・を
有効利用し、これらの貫通孔125c・・・に出力取出部
材151の連結アーム152,152を嵌合することで
互いに連結したので、連結構成を簡略化できる。リッド
105は、出力取出部材151を軸受155を介して回
転可能に支持したものである。156は軸受抑え部材、
157はナットである。
【0044】次に、ブレーキ操作力伝達機構80(パワ
ーアシスト機構90を含む。)の作用を図7に基づき説
明する。入力軸91を回転操作すると、その操作力はト
ーションバー92→出力軸93→ホイール125→貫通
孔125c・・・の縁→連結アーム152,152→出力
取出部材151の経路でブレーキ操作アーム153に伝
わる。この結果、ブレーキ操作アーム153は入力軸9
1の回転方向と同一方向にスイングする。一方、トルク
検出手段94は入・出力軸91,93間の相対ねじれ角
を検出して検出信号を発する。電動機95はトルク検出
手段94の検出信号(検出値)に応じた補助動力を発す
る。補助動力は、ウォーム124→ホイール125→貫
通孔125c・・・の縁→連結アーム152,152→出
力取出部材151の経路でブレーキ操作アーム153に
伝わる。
【0045】操作力によるホイール125の回転方向
は、補助動力によるホイール125の回転方向と合致す
る。このようにして、入力軸91からの操作力にパワー
アシスト機構90の補助動力を付加してブレーキ操作ア
ーム153をスイングさせることができる。その後、入
力軸91の操作力を解除すると、トーションバー92の
弾発力によって出力軸93及びホイール125が中立位
置に自動復帰するので、ブレーキ操作アーム153も中
立位置に自動復帰する。
【0046】このように、スイング操作力に補助動力を
付加するパワーアシスト機構として、車両用電動パワー
ステアリング装置130(図10参照)のパワーアシス
ト機構90を用いた。このパワーアシスト機構90の入
力軸91を利用して、第3レバー(スイングレバー)2
5をセレーション結合することができる。従って、図1
に示す操作レバー21のスイング操作力をパワーアシス
ト機構90に伝達する機構を簡単な構成にするとともに
部品数を削減することができる。しかも、各部材同士の
連結部分を少ない部品で簡単に連結することができる。
この結果、コストダウンを図ることができる。しかも、
量産品である車両用電動パワーステアリング装置130
のパワーアシスト機構90を用いるので、一層のコスト
ダウンを図ることができる。
【0047】さらには、トルク検出手段94の検出値に
応じた補助動力を発生することにより、常に適切な補助
動力をスイング操作力に付加して、運転者の負担を軽減
することができる。身体障害者はより一層快適に運転す
ることができる。
【0048】ここで図7に基づき、ブレーキ操作力伝達
機構80と、第1・第2・第3レバー23,24,25
との関係を説明する。第1ハウジング101から突出し
た入力軸91は、先端から(この図の左側から)第3レ
バー25、第1レバー23、第2レバー24をこの順に
並べて取付けたものである。具体的にはブレーキ操作力
伝達機構80は、入力軸91に筒状のカラー158を嵌
合し、このカラー158にブッシュ162,172を介
して第1レバー23及び第2レバー24をスイング可能
に嵌合し、さらに、入力軸91に第3レバー25をセレ
ーション結合するとともに締付けボルト183にて固定
したものである。このようにして、同一の軸である入力
軸91に第1・第2・第3レバー23,24,25を、
相対的にスイング変位可能に且つ軸方向移動不能に取付
けることができる。
【0049】図11は本発明に係る第1・第2・第3レ
バーの分解図である。第1レバー23は、入力軸91に
取付けるハブ161と、ハブ161の軸孔部分のブッシ
ュ162と、ハブ161から径外方へ延びた連結レバー
部163と、連結レバー部163とは別にハブ161か
ら径外方へ延びた作動レバー部164と、作動レバー部
164の先端部から第2レバー24側並びに第3レバー
25側へ延びた作動ピン165とからなる。作動ピン1
65は入力軸91と平行な細長い1個の丸棒である。
【0050】連結レバー部163の先端は、連結レバー
部163と略平行に延びる連結ロッド22を、連結ピン
166及びボールジョイント167を介して連結したも
のである。このようにして、操作レバー21(図1参
照)に連結ロッド22を介して第1レバー23を連結す
ることができる。
【0051】第2レバー24は、入力軸91に取付ける
ハブ171と、ハブ171の軸孔部分のブッシュ172
と、ハブ171から径外方へ延びた被作動レバー部17
3と、被作動レバー部173とは別にハブ171から径
外方へ延びた作動レバー部174とからなる。被作動レ
バー部173は、第1レバー23を一方へスイングさせ
たときのみ作動ピン165で押される第1凹部173a
と、中立位置決め用ピン191が当る第2凹部173b
とを形成したものである。作動レバー部174は、先端
にインナワイヤ62の一端部62aを連結したものであ
る。
【0052】第3レバー25は、入力軸91に取付ける
ハブ181と、ハブ181から径外方へ延びた被作動レ
バー部182とからなる。ハブ181は、内周面にセレ
ーション部分181aを形成するとともに、径方向に切
り欠いたスリット181bを形成したものである。入力
軸91にハブ181をセレーション結合するとともに、
スリット181b部分を締付けボルト183で締め付け
ることにより、入力軸91に第3レバー25を確実に固
定することができる。被作動レバー部182は、第1レ
バー23を他方へスイングさせたときのみ作動ピン16
5で押される第1凹部182aと、中立位置決め用ピン
191が当る第2凹部182bとを形成したものであ
る。第3レバー25に第1レバー23を介して操作レバ
ー21(図1参照)を連結することができる。
【0053】図12は本発明に係るブレーキ操作力伝達
機構と第1・第2・第3レバーの関係を示す側面図であ
る。第1レバー23の作動レバー部164、第2レバー
24の被作動レバー部173、及び第3レバー25の被
作動レバー部182は同一方向に延びたものである。第
1レバー23の作動ピン165を中心にして、第2レバ
ー24の第1凹部173aと第3レバー25の第1凹部
182aとは図の左右に線対称に配置したものである。
なお、中立位置決め用ピン191はピン取付板192を
介してステー193,193にてロアブラケット106
に取付けたものである。
【0054】次に、図13〜図15に基づき操作レバー
21、第1・第2・第3レバー23,24,25、アク
セル操作力伝達機構60、アクセルペダル70、ブレー
キ操作力伝達機構80及びブレーキペダル200の作用
関係について説明する。図13は本発明に係る身体障害
者用車両の作用説明図(その1)であり、操作レバー2
1、アクセルペダル70及びブレーキペダル200が中
立位置にあることを示す。中立位置にある操作レバー2
1を、運転者の手元側Rr(この図の右側)へスイン
グ操作したり、運転者の前方Fr(この図の左側)へ
スイング操作することができる。
【0055】図14は本発明に係る身体障害者用車両の
作用説明図(その2)である。操作レバー21を運転者
の手元側Rr(この図の右側)へスイング操作して連結
ロッド22を押出すと、第1レバー23は操作レバー2
1と同方向へスイングする。この結果、第1レバー23
の作動ピン165は第2レバー24の被作動レバー部1
73を図右側へ押す。第2レバー24の作動レバー部1
74は、インナワイヤ62を引くことでアクセルペダル
70をスイングさせる。このときのアクセルペダル70
をスイング運動は、アクセル踏み方向の動きと同一であ
る。なお、第1レバー23の作動ピン165が第3レバ
ー25の被作動レバー部182を押さないので、ブレー
キペダル200は作動しない。
【0056】図15は本発明に係る身体障害者用車両の
作用説明図(その3)である。操作レバー21を運転者
の前方Fr(この図の左側)へスイング操作して連結ロ
ッド22を引くと、第1レバー23は操作レバー21と
同方向へスイングする。この結果、第1レバー23の作
動ピン165は第3レバー25の被作動レバー部182
を図左側へ押す。第3レバー25は入力軸91を図反時
計回りに回すことで、ブレーキ操作アーム153を図反
時計回りにスイングさせる。ブレーキ操作アーム153
はブレーキペダル200をスイングさせる。このときの
ブレーキペダル200をスイング運動は、ブレーキ踏み
方向の動きと同一である。なお、第1レバー23の作動
ピン165が第2レバー24の被作動レバー部173を
押さないので、アクセルペダル70は作動しない。
【0057】なお、上記本発明の実施の形態において、
パワーアシスト機構90からの操作力取出し並びに補助
動力取出し構造は、ホイール125に出力取出部材15
1を介してブレーキ操作アーム153を連結した構成に
限定するものではなく、出力軸93に出力取出部材15
1を介して又は直接にブレーキ操作アーム153を連結
してもよい。何故なら、出力軸93と動力伝達機構96
のホイール125とは、互いに力を伝達し合う連結関係
にあるからである。
【0058】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、スイング操作力に補助動力を付加す
るパワーアシスト機構として、車両用電動パワーステア
リング装置のパワーアシスト機構を用いたので、このパ
ワーアシスト機構の入力軸に有するセレーション部分を
利用して、スイングレバーをセレーション結合すること
ができる。従って、各部材同士の連結部分を少ない部品
で簡単に連結することができる。この結果、コストダウ
ンを図ることができる。しかも、量産品である車両用電
動パワーステアリング装置のパワーアシスト機構を用い
るので、一層のコストダウンを図ることができる。
【0059】請求項2は、スイング操作力に補助動力を
付加するパワーアシスト機構を、操作レバーに連結した
スイングレバーと、このスイングレバーにセレーション
結合した入力軸と、この入力軸に弾性部材を介して連結
した出力軸と、これら入・出力軸間の相対ねじれ角を検
出するトルク検出手段と、このトルク検出手段の検出値
に応じた補助動力を発生する電動機と、この電動機の補
助動力を出力軸に伝達する動力伝達機構とで構成したの
で、トルク検出手段の検出値に応じた補助動力を発生す
ることにより、常に適切な補助動力をスイング操作力に
付加して、運転者の負担を軽減することができる。身体
障害者はより一層快適に運転することができる。さらに
は、入力軸にスイングレバーをセレーション結合したの
で、スイングレバーを取付ける構成が簡単である。従っ
て、操作レバーのスイング操作力をアシスト機構に伝達
する機構の構成を簡単にするとともに部品数を削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る身体障害者用車両の車室前部の斜
視図
【図2】本発明に係る身体障害者用車両の車室前部の背
面図
【図3】本発明に係るブレーキペダル並びにブレーキ操
作アームの関係を示す左側面図
【図4】本発明に係る操作レバーの断面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図4の6矢視図
【図7】本発明に係るブレーキ操作力伝達機構の断面図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】本発明に係るパワーアシスト機構に転用する車
両用電動パワーステアリング装置のシステム図
【図10】本発明に係るパワーアシスト機構に転用する
車両用電動パワーステアリング装置の縦断面図
【図11】本発明に係る第1・第2・第3レバーの分解
【図12】本発明に係るブレーキ操作力伝達機構と第1
・第2・第3レバーの関係を示す側面図
【図13】本発明に係る身体障害者用車両の作用説明図
(その1)
【図14】本発明に係る身体障害者用車両の作用説明図
(その2)
【図15】本発明に係る身体障害者用車両の作用説明図
(その3)
【図16】特開平9−39600号公報の図1及び図2
に基づき作成した説明図
【符号の説明】
10…身体障害者用車両、13…運転席、21…操作レ
バー、25…スイングレバー(第3レバー)、80…ブ
レーキ操作力伝達機構、90…パワーアシスト機構、9
1…入力軸、91a…セレーション部分、92…弾性部
材(トーションバー)、93…出力軸、94…トルク検
出手段、95…電動機、96…動力伝達機構(ウォーム
伝達機構)、130…車両用電動パワーステアリング装
置、200…ブレーキペダル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 良幸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D048 AA00 BB26 HH44 RR25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席に座った運転者が手動操作させる
    ことのできる操作レバーのスイング操作力を、ブレーキ
    操作力伝達機構を介してブレーキペダルへ伝達するとと
    もに、前記スイング操作力にパワーアシスト機構の補助
    動力を付加するようにした身体障害者用車両において、 前記パワーアシスト機構は、車両用電動パワーステアリ
    ング装置のパワーアシスト機構を用いたものであり、こ
    のパワーアシスト機構の入力軸に設けたセレーション部
    分にスイングレバーをセレーション結合し、このスイン
    グレバーに前記操作レバーを連結したことを特徴とする
    身体障害者用車両。
  2. 【請求項2】 運転席に座った運転者が手動操作させる
    ことのできる操作レバーのスイング操作力を、ブレーキ
    操作力伝達機構を介してブレーキペダルへ伝達するとと
    もに、前記スイング操作力にパワーアシスト機構の補助
    動力を付加するようにした身体障害者用車両において、 前記パワーアシスト機構を、前記操作レバーに連結した
    スイングレバーと、このスイングレバーにセレーション
    結合した入力軸と、この入力軸に弾性部材を介して連結
    した出力軸と、これら入・出力軸間の相対ねじれ角を検
    出するトルク検出手段と、このトルク検出手段の検出値
    に応じた補助動力を発生する電動機と、この電動機の補
    助動力を出力軸に伝達する動力伝達機構とで構成したこ
    とを特徴とする身体障害者用車両。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179252A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Fuji Heavy Ind Ltd 台車用ブレーキ装置
JP2011209962A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Fujio Kameda 自動車運転支援装置および自動車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008179252A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Fuji Heavy Ind Ltd 台車用ブレーキ装置
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