JP2001315682A - 電動補助自転車 - Google Patents

電動補助自転車

Info

Publication number
JP2001315682A
JP2001315682A JP2000137739A JP2000137739A JP2001315682A JP 2001315682 A JP2001315682 A JP 2001315682A JP 2000137739 A JP2000137739 A JP 2000137739A JP 2000137739 A JP2000137739 A JP 2000137739A JP 2001315682 A JP2001315682 A JP 2001315682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
rotation
clutch
electric
fixing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000137739A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosaku Yamauchi
幸作 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2000137739A priority Critical patent/JP2001315682A/ja
Publication of JP2001315682A publication Critical patent/JP2001315682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L50/00Electric propulsion with power supplied within the vehicle
    • B60L50/50Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by batteries or fuel cells
    • B60L50/53Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by batteries or fuel cells in combination with an external power supply, e.g. from overhead contact lines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2200/00Type of vehicles
    • B60L2200/12Bikes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電動モーターの駆動補助力のみで走行する場合
において乗員の足を安定的に載せられる場所を確保す
る。 【解決手段】乗員のペダル踏力により回転駆動されるク
ランク軸10の回転力と、電動モーター18の駆動補助
力とを同時および各々単独で駆動輪側に伝達可能に構成
された電動補助自転車において、上記クランク軸10の
回転を固定するクランク回転固定手段Qを設けた。これ
により、電動モーター18の駆動補助力のみで走行する
場合には上記クランク回転固定手段Qでクランク軸10
の回転を固定すれば、ペダルの位置が不動になるので乗
員が足を安定的にペダルに載せて置くことができ、楽な
乗車姿勢を取ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車の車体に電
動モータを搭載し、その駆動補助力で乗員のペダル踏力
をアシストするアシスト走行に加えて、ペダル踏力のみ
での走行や、駆動補助力のみでの走行をも可能にした電
動補助自転車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような電動補助自転車では、ハンド
ルバー等にスロットル手段が設けられ、このスロットル
手段の開度を調節することにより、ペダル踏力の強度と
は無関係に電動モーターの出力を設定できるようになっ
ている。したがって、ペダルを踏まずに電動モーターの
駆動補助力のみで走行することもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに電動モーターの駆動補助力のみで走行する場合に
は、クランク軸が回転自在であることから、オートバイ
におけるフットレストのように乗員が足を安定的に載せ
て置ける場所がなく、楽な乗車姿勢が取りづらい。
【0004】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、電動モーターの駆動補助力のみで走行する
場合において乗員の足を安定的に載せられる場所を確保
するとともに、電動補助自転車の外観および車体の取り
回し性を良好に保つことのできる電動補助自転車を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る電動補助自転車は、請求項1に記載し
たように、乗員のペダル踏力により回転駆動されるクラ
ンク軸の回転力と、電動モーターの駆動補助力とを同時
および各々単独で駆動輪側に伝達可能に構成された電動
補助自転車において、上記クランク軸の回転を固定する
クランク回転固定手段を設けたことを特徴とする。この
構成により、電動モーターの駆動補助力のみで走行する
場合には上記クランク回転固定手段でクランク軸の回転
を固定すれば、ペダルの位置が不動になるので乗員が足
を安定的にペダルに載せて置くことができ、楽な乗車姿
勢を取ることができる。
【0006】また、本発明に係る電動補助自転車は、請
求項2に記載したように、請求項1の構成において、前
記クランク回転固定手段を、クランク軸の周囲に形成し
た外周歯状噛合部と、この外周歯状噛合部の周囲に密に
嵌合する内周歯状噛合部を有してクランク軸の軸支部に
着脱可能に固定されるクランク軸固定部材とを備えて構
成した。こうすれば、上記外周歯状噛合部と内周歯状噛
合部との噛み合い位置をずらすことでクランク軸の固定
角度、すなわちペダル位置を細かく調整することができ
るため、乗員にとって最適な乗車姿勢を選択することが
できる。
【0007】さらに、本発明に係る電動補助自転車は、
請求項3に記載したように、請求項2の構成において、
前記クランク回転固定手段のクランク軸固定部材を、ク
ランク軸の軸支部の側方を覆うカバー部材の車幅方向内
側に設けた。このようにした場合、上記カバー部材によ
りクランク回転固定手段が外部に対し隠蔽されるため、
電動補助自転車の外観が良好に保たれる。
【0008】また、本発明に係る電動補助自転車は、請
求項4に記載したように、請求項1の構成において、前
記クランク軸の回転が前記クランク回転固定手段により
固定されていても車体を後退させられるように、クラン
ク軸のワンウェイクラッチのクラッチ機能を解除するク
ラッチ解除手段を設けた。こうすれば、クランク回転固
定手段によりクランク軸の回転を固定しても車体を後退
させられるので、電動補助自転車の車体の取り回し性を
良好に保つことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
電動補助自転車の外観の一例を示す左側面図である。
【0010】この電動補助自転車1は、例えば金属管を
組み合わせた車体フレーム2を備えており、この車体フ
レーム2の中央下部に電動パワーユニット3が搭載され
ている。車体フレーム2の前頭部には、前輪4を支持す
るフロントフォーク5がハンドルバー6等と共に左右回
動自在に軸支され、車体フレーム2の後部には駆動輪で
ある後輪7が軸支され、車体フレーム2の中央上部にサ
ドル8が設置されている。
【0011】図2は、図1のII−II線に沿って展開
した電動パワーユニット3の断面図である。図1および
図2に示すように、クランク軸10が電動パワーユニッ
ト3の後部を車幅方向に貫通する形で回転自在に軸支さ
れており、このクランク軸10の両端部にそれぞれクラ
ンク11がナット12で回転一体に固定され、左右のク
ランク11の先端にそれぞれペダル13が回転自在に設
けられている。
【0012】また、クランク軸10には電動パワーユニ
ット3の右側に位置するドライブスプロケット15(図
2参照)が軸装され、このドライブスプロケット15
と、後輪7のハブ(非図示)の右側に設けられたドリブ
ンスプロケット(非図示)との間にチェーン16(図1
参照)が巻装される。
【0013】後輪7のハブには、例えば3段式変速機構
(非図示)が設けられており、図3にも示すように、例
えばハンドルバー6の左端側に設けられたシフトグリッ
プ17を捻ることにより乗員が任意にシフト操作し、第
1速、第2速、第3速のいずれかを選定するようになっ
ている。
【0014】クランク軸10は、サドル8に着座した乗
員が両足でペダル13を踏むことによりD方向に回転駆
動され、その際にドライブスプロケット15がクランク
軸10と同一方向に回転し、この回転がチェーン16に
よりドリブンスプロケットに伝達されて後輪7が駆動さ
れる。なお、電動パワーユニット3の上方には、電動パ
ワーユニット3に内蔵された電動モーター18を作動さ
せるためのバッテリーユニット19が着脱可能に設置さ
れ、電動パワーユニット3と共にカバー部材20で被装
されている。
【0015】図2に示すように、電動パワーユニット3
の外殻をなすケーシング22は、左側に位置するケース
本体23と、その右側開口部を液密に閉塞するように取
着されるケースカバー24とを備えて構成される。な
お、ケース本体23の周囲に設けられた複数の取付ブラ
ケット25が車体フレーム2にボルトで締結される。
【0016】クランク軸10はケーシング22の後部に
軸支され、クランク軸10の右側半分の外周に筒状の合
力スリーブ27がニードルベアリング28を介して軸装
されている。そして、クランク軸10の左端付近がケー
ス本体23側に嵌合されたベアリング29に軸支され、
合力スリーブ27の左右端がそれぞれケース本体23と
ケースカバー24に嵌合されたベアリング30,31に
軸支される。クランク軸10と合力スリーブ27との間
にはラチェット式のワンウェイクラッチ32が設けら
れ、クランク軸10のD方向への回転のみが合力スリー
ブ27に伝達されるようになっている。
【0017】一方、駆動補助力を発生する電動モーター
18は、ケース本体23の前部左側に固定され、その主
軸34が右方に延び、ケーシング22内でベアリング3
5,36に軸支された第1ギヤシャフト37に回転一体
に連結されている。また、第1ギヤシャフト37の後方
には第2ギヤシャフト38がベアリング39,40に軸
支され、その後方に第3ギヤシャフト41がベアリング
42,43に軸支されている。
【0018】第1ギヤシャフト37に回転一体に形成さ
れたプライマリードライブギヤ45は、第2ギヤシャフ
ト38に回転一体に設けられたプライマリードリブンギ
ヤ46に噛み合い、第2ギヤシャフト38に回転一体に
形成されたセカンダリードライブギヤ47は、第3ギヤ
シャフト41にワンウェイクラッチ48を介して設けら
れたセカンダリードリブンギヤ49に噛み合う。また、
第3ギヤシャフト41に回転一体に形成されたファイナ
ルドライブギヤ50は、合力スリーブ27の外周に回転
一体に設けられたファイナルドリブンギヤ51に噛み合
う。そして、合力スリーブ27の右端にドライブスプロ
ケット15が回転一体に固定される。
【0019】ところで、クランク軸10の左端付近には
特許請求の範囲の請求項1に記載したクランク回転固定
手段Qが設けられている。このクランク回転固定手段Q
はクランク軸10の回転を固定するためのものであり、
後に述べるようにペダル踏力に頼らずに電動モーター1
8の駆動補助力のみで走行する場合に機能させるもので
ある。
【0020】クランク回転固定手段Qは、図4にも示す
ように、クランク軸10の周囲に形成されたスプライン
状の外周歯状噛合部54と、この外周歯状噛合部54の
周囲に遊び無く密に嵌合する内周歯状噛合部55を有す
る略長方形板状のクランク軸固定部材56とを備えて構
成されている。
【0021】クランク軸固定部材56は、例えばその四
隅にボルト挿通孔57が形成されており、そのうちの2
つのボルト挿通孔57にそれぞれ固定ボルト58が挿通
され、これら2本の固定ボルト58が、例えばケース本
体23の左側面のクランク軸10が突出する部分の近傍
に形成された締結ボス59に着脱可能に締結固定され
る。
【0022】このようにクランク軸固定部材56をクラ
ンク軸10の軸支部に固定することにより、クランク軸
10の回転を固定することができる。そして、クランク
軸10の固定角度は外周歯状噛合部54と内周歯状噛合
部55の噛み合い位置をずらすことにより細かく調整す
ることができる。
【0023】なお、図4に示すように、外周歯状噛合部
54と内周歯状噛合部55の山と谷の数は奇数(この例
では19組)とされており、ほぼ長方形をなすクランク
軸固定部材56の長手方向に延びる中心線Xが、内周歯
状噛合部55の対向する山55aと谷55bに合致する
ようにされ、この中心線Xとクランク軸10の軸心を挟
んで4つのボルト挿通孔57が対称に形成されている。
こうすれば、クランク軸固定部材56を180゜反転す
ることにより、山と谷の数の倍、即ちここでは38通り
のクランク軸固定角度を設定できる。
【0024】また、図2に示すように、クランク軸固定
部材56は電動パワーユニット3を覆うカバー部材20
により被装されるため、外部に対し隠蔽されて電動補助
自転車1の外観を損なうことがない。
【0025】一方、図3に示すように、ハンドルバー6
の右端側にはスロットルグリップ61が設けられ、これ
を乗員が捻ることにより、その捻り量に比例して電動モ
ーター18の出力が上昇するように制御されている。な
お、このスロットルグリップ61の側にはフロントブレ
ーキレバー62が設けられ、シフトグリップ17の側に
はリヤブレーキレバー63が設けられている。また、ハ
ンドルバー6の中央部にはメインスイッチ64やバッテ
リー残量計65等が設けられている。
【0026】この電動補助自転車1(電動パワーユニッ
ト3)において、スロットルグリップ61が捻られて電
動モーター18が作動すると、電動モーター18の主軸
34と第1ギヤシャフト37とプライマリードライブギ
ヤ45がA方向に回転し、第2ギヤシャフト38とプラ
イマリードリブンギヤ46とセカンダリードライブギヤ
47がB方向に回転し、第3ギヤシャフト41とセカン
ダリードリブンギヤ49とファイナルドライブギヤ50
がC方向に回転し、ファイナルドリブンギヤ51と合力
スリーブ27がD方向に回転する。このように、電動モ
ーター18から出力される駆動補助力は複数のギヤによ
り3段階に減速されてトルクアップされてから合力スリ
ーブ27に伝達される。
【0027】また、乗員がペダル13を漕いでクランク
軸10をD方向に回転させると、その回転がワンウェイ
クラッチ32を経て合力スリーブ27に伝達される。従
って、合力スリーブ27とドライブスプロケット15
は、乗員のペダル踏力と電動モーター18の駆動補助力
を両方受けてD方向に回転し、その回転力がチェーン1
6を経て後輪7に伝達され、電動補助自転車1が前進す
る。このように、電動モーター18の駆動補助力が乗員
のペダル踏力と共に後輪7に伝達され、駆動補助力によ
りペダル踏力がアシストされるため、乗員の負担が軽減
されて走行が容易になる。
【0028】なお、ワンウェイクラッチ32はクランク
軸10のD方向への回転のみを合力スリーブ27に伝達
するため、乗員がペダル13を逆方向に漕いでクランク
軸10を反D方向へ回転させた場合には、ワンウェイク
ラッチ32のクラッチ機能によりクランク軸10の回転
が合力スリーブ27に対して遮断され、クランク軸10
が合力スリーブ27の中で空転する。
【0029】一方、ワンウェイクラッチ48は、セカン
ダリードリブンギヤ49のC方向への回転のみを第3ギ
ヤシャフト41に伝達するように構成されており、例え
ばセカンダリードリブンギヤ49の停止時に第3ギヤシ
ャフト41がC方向に回転しても、その回転はセカンダ
リードリブンギヤ49に対して遮断される。このため、
例えば電動モーター18の停止時に乗員がペダル13を
漕いでクランク軸10と合力スリーブ27をD方向に回
転させ、第3ギヤシャフト41をC方向に回転させたと
しても、その回転力はワンウェイクラッチ48に遮断さ
れて電動モーター18に伝達されることはなく、電動モ
ーター18が逆駆動されないのでペダル踏力が軽く保た
れ、ペダル踏力のみで電動補助自転車1を一般の自転車
と同様に軽快に走らせることができる。
【0030】また、ペダル踏力を加えなくても、ハンド
ルバー6のスロットルグリップ61を捻って電動モータ
ー18の出力を任意に調整し、駆動補助力のみで走行す
ることもできる。この場合には、前述のクランク回転固
定手段Qを機能させてクランク軸10の回転を固定して
おけば、ペダル13の位置が不動になるので乗員が足を
安定的にペダル13に載せて置くことができ、楽な乗車
姿勢を取ることができる。
【0031】この時のペダル13の位置は、外周歯状噛
合部54と内周歯状噛合部55の噛み合い位置をずらす
ことと、クランク11の長さを選択することにより、き
め細かく調整できる。このため、乗員の体格や好みに応
じて最適な乗車姿勢を選択することができる。また、左
右のクランク11の位置を同位相にすることにより、乗
員が両足を揃えてペダル13の上に載せることができ、
一層楽な乗車姿勢が得られる。
【0032】ところで、前述のようにクランク軸10の
回転を固定した場合、ワンウェイクラッチ32のクラッ
チ機能により後輪7の後転がロックされるため、車体を
後退させることができなくなる。そこで、図5(a),
(b)に示すように、クランク軸10のワンウェイクラ
ッチ32の部分には特許請求の範囲の請求項4に記載し
たクラッチ解除手段Rが設けられている(図2中には非
図示)。このクラッチ解除手段Rはワンウェイクラッチ
32のクラッチ機能を解除して車体の後退を可能にする
ものであり、以下のように構成されている。
【0033】まず、クランク軸10にはクラッチ解除ス
リーブ68が相対回転自在かつ軸方向に相対摺動自在に
設けられている。このクラッチ解除スリーブ68はベア
リング29と合力スリーブ27との間に位置しており、
ワンウェイクラッチ32側に開口する略カップ状に形成
され、その周囲に環状溝69が形成されている。
【0034】クラッチ解除スリーブ68がその軸方向へ
の摺動ストロークWの左端にある時(図5(a)の下半
分の状態)はクラッチ作動位置68aとされ、クラッチ
解除スリーブ68はワンウェイクラッチ32に対して無
干渉であるが、クラッチ解除スリーブ68が摺動ストロ
ークWの軸方向右端にある時(図5(a)の上半分の状
態)はクラッチ解除位置68bとされ、ワンウェイクラ
ッチ32に組み込まれている複数のラチェット32aの
左端が全てクラッチ解除スリーブ68のカップ形状の中
に保持される。このため、ラチェット32aが遠心方向
に起き上がれなくなり、各ラチェット32aが合力スリ
ーブ27内周の爪形状に係合しないのでワンウェイクラ
ッチ32のクラッチ機能がキャンセルされる。
【0035】一方、ケース本体23側には、図5(b)
にも示すように、クラッチ解除スリーブ68に対応する
位置に位置決めボルト71と固定ボルト72が前後に並
ぶようにシールプレート73を介して螺合されている。
これら2本のボルト71,72は左右にオフセットに配
置され、そのオフセット幅がクラッチ解除スリーブ68
の摺動ストロークWと同じに設定されている。また、位
置決めボルト71にはクラッチ解除スリーブ68の環状
溝69にスムーズに係合する突起74が形成され、ケー
ス本体23には2本の位置決めボルト71の間に位置す
るように車幅方向に延びる長孔75が形成されている。
シールプレート73は長孔75を液密に閉塞する板であ
る。
【0036】クラッチ解除スリーブ68をクラッチ作動
位置68aに位置させる時は、一旦シールプレート73
を取り外し、長孔75にドライバー等の棒状工具を挿入
してクラッチ解除スリーブ68を車幅方向左側にスライ
ドさせ、シールプレート73を装着して位置決めボルト
71を車幅方向左側のネジ孔に締め込み、固定ボルト7
2を車幅方向右側のネジ孔に締め込む。位置決めボルト
71の突起74がクラッチ解除スリーブ68の環状溝6
9に係合することにより、クラッチ解除スリーブ68は
軸方向への移動を規制されてクラッチ作動位置68aに
保たれ、ワンウェイクラッチ32に干渉しないのでワン
ウェイクラッチ32は通常通りに機能する。
【0037】反対に、クラッチ解除スリーブ68をクラ
ッチ解除位置68bに位置させる時には、クラッチ解除
スリーブ68を車幅方向右側にスライドさせ、位置決め
ボルト71を車幅方向右側のネジ孔に締め込み、固定ボ
ルト72を車幅方向左側のネジ孔に締め込む。これによ
り、クラッチ解除スリーブ68がクラッチ解除位置68
bに保たれ、ワンウェイクラッチ32の各ラチェット3
2aがクラッチ解除スリーブ68のカップ形状内に保持
されるのでワンウェイクラッチ32のクラッチ機能が解
除される。
【0038】このため、クランク回転固定手段Qにより
クランク軸10の回転が固定されていても車体を後退さ
せることができ、電動補助自転車1の車体取り回し性が
良好になる。なお、クラッチ解除手段Rの構成は上記内
容に限らず、ワンウェイクラッチ32のクラッチ機能を
解除できれば他の構成であってもよい。また、上記構成
ではクラッチ解除スリーブ68のスライドや固定に工具
が必要であるが、工具を用いずにワンタッチで操作でき
るようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電動
補助自転車は、乗員のペダル踏力により回転駆動される
クランク軸の回転力と、電動モーターの駆動補助力とを
同時および各々単独で駆動輪側に伝達可能に構成された
電動補助自転車において、上記クランク軸の回転を固定
するクランク回転固定手段を設けたことを特徴とするた
め、電動モーターの駆動補助力のみで走行する場合にお
いて乗員の足を安定的に載せられる場所を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動補助自転車の外観の一例を示
す左側面図。
【図2】図1のII−II線に沿って展開した電動パワ
ーユニットの断面図。
【図3】ハンドルバー付近を後方から見た図。
【図4】図2のIV−IV矢視図。
【図5】(a)はクラッチ解除手段の一例を示す断面
図、(b)は(a)のVb−Vb矢視図。
【符号の説明】
1 電動補助自転車 7 駆動輪である後輪 10 クランク軸 18 電動モーター 20 カバー部材 32 ワンウェイクラッチ 54 外周歯状噛合部 55 内周歯状噛合部 56 クランク軸固定部材 R クラッチ解除手段 Q クランク回転固定手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員のペダル踏力により回転駆動される
    クランク軸の回転力と、電動モーターの駆動補助力とを
    同時および各々単独で駆動輪側に伝達可能に構成された
    電動補助自転車において、上記クランク軸の回転を固定
    するクランク回転固定手段を設けたことを特徴とする電
    動補助自転車。
  2. 【請求項2】 前記クランク回転固定手段を、クランク
    軸の周囲に形成した外周歯状噛合部と、この外周歯状噛
    合部の周囲に密に嵌合する内周歯状噛合部を有してクラ
    ンク軸の軸支部に着脱可能に固定されるクランク軸固定
    部材とを備えて構成した請求項1に記載の電動補助自転
    車。
  3. 【請求項3】 前記クランク回転固定手段のクランク軸
    固定部材を、クランク軸の軸支部の側方を覆うカバー部
    材の車幅方向内側に設けた請求項2に記載の電動補助自
    転車。
  4. 【請求項4】 前記クランク軸の回転が前記クランク回
    転固定手段により固定されていても車体を後退させられ
    るように、クランク軸のワンウェイクラッチのクラッチ
    機能を解除するクラッチ解除手段を設けた請求項1記載
    の電動補助自転車。
JP2000137739A 2000-05-10 2000-05-10 電動補助自転車 Pending JP2001315682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000137739A JP2001315682A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 電動補助自転車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000137739A JP2001315682A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 電動補助自転車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001315682A true JP2001315682A (ja) 2001-11-13

Family

ID=18645463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000137739A Pending JP2001315682A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 電動補助自転車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001315682A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091159A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Sunstar Engineering Inc 電動アシスト自転車及び自転車の車体フレームに取り付け可能な電動アシスト自転車用ユニット
CN101987650A (zh) * 2009-07-29 2011-03-23 阿尔卑斯电气株式会社 自行车
JP2012223016A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動装置及び車両
JP2012250580A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Panasonic Corp 電動自転車の駆動装置および電動自転車
JP2013086562A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Shimano Inc 自転車用駆動ユニット
JP2021142914A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 本田技研工業株式会社 自転車

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091159A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Sunstar Engineering Inc 電動アシスト自転車及び自転車の車体フレームに取り付け可能な電動アシスト自転車用ユニット
TWI410351B (zh) * 2005-09-30 2013-10-01 Sunstar Engineering Inc 電動輔助自行車及可裝設在自行車車架之電動輔助自行車用單元
CN101987650A (zh) * 2009-07-29 2011-03-23 阿尔卑斯电气株式会社 自行车
JP2012223016A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動装置及び車両
JP2012250580A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Panasonic Corp 電動自転車の駆動装置および電動自転車
JP2013086562A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Shimano Inc 自転車用駆動ユニット
JP2021142914A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 本田技研工業株式会社 自転車
JP7231577B2 (ja) 2020-03-12 2023-03-01 本田技研工業株式会社 自転車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2506047B2 (ja) 電動自転車
JP3139771B2 (ja) 自転車ハブの動力変換装置
TWI538849B (zh) Bicycle drive unit
US4773662A (en) Double-drive bicycle
US6230586B1 (en) Electric drive device for a bicycle
JP2967391B2 (ja) アシストモータ付き自転車における踏力検出装置
KR100491743B1 (ko) 자전거의 동력 전달장치
JP2011068278A (ja) 電動車両
US7445223B2 (en) Bicycle drive unit capable of backward movement and naughtrotation and forward movement traveling when rectitude or reverse pedaling
JP3645964B2 (ja) 電動アシスト車両のトルク伝達装置
JP2003514712A (ja) ペダルの前後駆動方式の自転車
US8241160B2 (en) Transmission for use in a motor and a pedal-powered vehicle and transmission method thereof
JP3706172B2 (ja) 電動自転車
JP2001315682A (ja) 電動補助自転車
WO1999033696A1 (en) Two or three-wheeled vehicle
JPH0735164A (ja) 一方向クラッチ
JP3472375B2 (ja) アシストモータ付き自転車におけるクランクペダル位置制御装置
WO2004101352A1 (en) Bicycle drive unit of multi pedaling type
KR100225753B1 (ko) 자전거 허브의 동력 변환장치
JP4327571B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2006199174A (ja) スクーターの後進装置
JPH1120772A (ja) 電動自転車用駆動ユニット
KR200199382Y1 (ko) 보조 추진 장치가 부착된 자전거
TWI726641B (zh) 自行車儲能助力系統
JP2001301683A (ja) 電動補助自転車