JP2002119686A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002119686A
JP2002119686A JP2001242119A JP2001242119A JP2002119686A JP 2002119686 A JP2002119686 A JP 2002119686A JP 2001242119 A JP2001242119 A JP 2001242119A JP 2001242119 A JP2001242119 A JP 2001242119A JP 2002119686 A JP2002119686 A JP 2002119686A
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JP2001242119A
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Akira Okada
明 岡田
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技のおもしろさを高めることができる遊技
機を提供すること。 【解決手段】 リーチの発生時には左列の図柄および右
列の図柄が右下部に縮小状態で表示され、左列の図柄と
右列の図柄との間に空欄領域EEが形成される。このた
め、変動図柄の中から中列の図柄が選択される印象が払
拭されるので、大当りに対する期待度が高まる。しか
も、大当り図柄を含んだ3個の図柄が並べられ、3個の
図柄の中から中列の図柄が選択されて空欄領域EEに表
示される。このため、図柄が変動状態から停止する通常
の画面に対して視覚的な変化ができるので、大当りに対
する期待度が大幅に高まり、総じて、遊技のおもしろさ
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の図柄が変動
表示される表示装置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えばパチンコ機には
図柄表示装置の左列,中列,右列に「0」〜「9」の図
柄を「0」→「1」…「9」→「0」…の順序でループ
状に変動表示し、左列および右列を同一図柄で変動停止
させることに基づいてリーチを表示する構成のものがあ
る。この構成の場合、リーチ時に中列の図柄が変動開始
時と同一パターンでループ状に変動した状態から停止す
るので、大当りに対する視覚的な期待度が低く、遊技の
おもしろさの点で改善の余地がある。本発明は上記事情
に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技のおも
しろさを高めることができる遊技機を提供することにあ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の遊技機
は、表示装置の複数の変動領域内に図柄を変動状態およ
び変動停止状態で順に表示し、複数の図柄の変動停止時
の態様によって大当りの抽選結果を報知する構成のもの
において、前記複数の図柄のうち最終の図柄を除く残り
のものを特定状態で変動停止させることに基づいてリー
チを表示する表示制御手段を備え、前記表示制御手段が
最終の変動停止図柄を選択する演出の画面を残りの図柄
の変動停止後に表示するところに特徴を有している。上
記手段によれば、リーチ画面上で最終の変動停止図柄が
選択される様子が表示されるので、最終の図柄を変動状
態から停止させていた従来に比べて視覚的な変化ができ
る。このため、大当りに対する期待度が高まるので、遊
技のおもしろさが向上する。
【0004】請求項2記載の遊技機は、表示制御手段が
最終の変動停止図柄を選択して表示装置の空欄領域内に
識別可能な状態で表示する演出の画面を表示するところ
に特徴を有している。上記手段によれば、最終の変動停
止図柄として大当り図柄が選択されたか、外れ図柄が選
択されたかを視覚的に判別し易くなるので、大当りおよ
び外れを見間違えることが防止される。
【0005】請求項3記載の遊技機は、表示制御手段が
選択対象となる複数個の図柄を同一画面上にまとめて表
示するところに特徴を有している。上記手段によれば、
複数個の図柄の中からどれが選択されるかを目で追う楽
しみができるので、遊技のおもしろさが一層高まる。
【0006】請求項4記載の遊技機は、表示制御手段が
選択対象となる図柄を識別可能な状態で表示するところ
に特徴を有している。上記手段によれば、複数個の図柄
を識別可能な状態で表示するときには大当り図柄が選択
されるか外れ図柄が選択されるかを目で追う楽しみがで
き、1個の大当り図柄を表示するときには大当り図柄の
選択の有無を目で追う楽しみができ、1個の外れ図柄を
表示するときには外れ図柄の選択の有無を目で追う楽し
みができるので、遊技のおもしろさが一層高まる。
【0007】請求項5記載の遊技機は、表示制御手段が
選択対象となる図柄を識別不能な状態で表示するところ
に特徴を有している。上記手段によれば、大当り図柄が
選択されたか外れ図柄が選択されたか分らなくなるの
で、図柄が選択後に識別可能な状態に切換わるまで大当
りの発生をドキドキして待つことができる。このため、
ドキドキ感の持続時間が長くなるので、遊技のおもしろ
さが一層高まる。
【0008】請求項6記載の遊技機は、表示制御手段が
選択対象となる図柄を識別可能な状態で表示した後に識
別不能な状態に切換えるところに特徴を有している。上
記手段によれば、大当り図柄および外れ図柄の判別が困
難になるので、外れ図柄が選択された筈だが大当り図柄
であるかもしれないという期待感を与えることができ
る。このため、選択図柄が識別可能な状態で表示される
まで大当りを諦めずに画面を見詰めることができるの
で、遊技のおもしろさが一層高まる。
【0009】請求項7記載の遊技機は、表示制御手段が
選択対象となる複数個の図柄を識別不能な状態のままで
配列変更する演出の表示を行うところに特徴を有してい
る。上記手段によれば、例えば識別可能な図柄を識別不
能な状態に切換えて配列変更する場合に大当り図柄およ
び外れ図柄の判別が一層困難になる。このため、選択図
柄が識別可能な状態で表示されるまで大当りに対する期
待感が残されるので、遊技のおもしろさが一層高まる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
〜図9に基づいて説明する。パチンコホールの台島に
は、図9に示すように、外枠1が設置されている。この
外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、
外枠1の前面には、図8に示すように、前面扉2が左側
辺部を中心に回動可能に装着されている。また、前面扉
2の前面には横長な長方形状の皿板3が左側辺部を中心
に回動可能に装着されている。この皿板3の前面には上
皿4が固定されており、上皿4内にはパチンコ球(図示
せず)が貯溜されている。
【0011】前面扉2の前面には右下部に位置して発射
ハンドル5が回動可能に装着されており、発射ハンドル
5の後方には、図9に示すように、発射モータ6が装着
されている。この発射モータ6の回転軸にはクランク機
構を介して打球槌(いずれも図示せず)が連結されてお
り、発射ハンドル5が図8の時計回り方向へ回動操作さ
れると、発射モータ6に電源が与えられ、打球槌が上皿
4内のパチンコ球を上皿4内から弾き出す。
【0012】前面扉2の前面には、図8に示すように、
矩形枠状の窓枠7が左側辺部を中心に回動可能に装着さ
れており、窓枠7の内周面には透明なガラス窓(図示せ
ず)が保持されている。また、前面扉2の後面には額縁
状の機構盤(図示せず)が固定されている。この機構盤
には遊技盤8が保持されており、遊技盤8は窓枠7のガ
ラス窓により前方から覆われている。また、前面扉2の
前面には右側部に位置して枠鍵9が装着されており、枠
鍵9は前面扉2を外枠1に密着した閉鎖状態にロック
し、しかも、皿板3および窓枠7を前面扉2に密着した
閉鎖状態にロックしている。
【0013】遊技盤8の前面には外レール10および内
レール11が固定されており、打球槌により弾かれたパ
チンコ球は外レール10および内レール11間を通して
遊技盤8内の上部に放出される。また、遊技盤8の前面
には複数の障害釘(図示せず)が打込まれており、遊技
盤8内の上部に放出されたパチンコ球は複数の障害釘に
当りながら落下する。
【0014】遊技盤8の前面には略円形状の表示用台板
12が固定されており、表示用台板12にはカラー液晶
表示器からなる特別図柄表示装置13が保持されてい
る。この特別図柄表示装置13は横一列に並ぶ3個の図
柄表示領域ZEを有するものであり、各図柄表示領域Z
E内には識別図柄に相当する「1」〜「13」の数字図
柄が表示される。尚、図柄表示領域ZEは変動領域に相
当するものである。
【0015】遊技盤8の前面には特別図柄表示装置13
の下方に位置して特別図柄始動口14が固定されてい
る。この特別図柄始動口14は上面が開口するポケット
状をなすものであり、特別図柄始動口14内には特別図
柄始動センサ15(図7参照)が固定されている。この
特別図柄始動センサ15は近接スイッチからなるもので
あり、特別図柄始動口14内にパチンコ球が入球したこ
とを検出して特別図柄始動信号(特図始動信号と称す
る)を出力する。
【0016】遊技盤8の後面には、図9に示すように、
正方形状のセンタカバー16が固定されており、センタ
カバー16の後面にはメイン基板ボックス17が固定さ
れている。このメイン基板ボックス17内にはメイン基
板18が収納されており、メイン基板18にはメイン制
御装置19が搭載されている。このメイン制御装置19
はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであ
り、メイン制御装置19の入力端子には、図7に示すよ
うに、特別図柄始動センサ15が電気的に接続されてい
る。
【0017】センタカバー16の後面には、図9に示す
ように、表示基板ボックス20が固定されており、表示
基板ボックス20内には表示基板21が収納されてい
る。この表示基板21にはマイクロコンピュータを主体
に構成された表示制御装置22が搭載されており、表示
制御装置22の出力端子には、図7に示すように、ドラ
イブ回路23を介して特別図柄表示装置13が電気的に
接続されている。この表示制御装置22は表示制御手段
およびリーチ表示手段に相当するものであり、表示制御
装置22の入力端子にはメイン制御装置19が電気的に
接続されている。
【0018】遊技盤8の前面には、図8に示すように、
特別図柄始動口14の下方に位置して略半円形状の入賞
口用台板24が固定されており、入賞口用台板24には
大入賞口(図示せず)が形成されている。この大入賞口
は前面が開口する四角筒状をなすものであり、大入賞口
の前面には扉25が軸26を中心に回動可能に装着され
ている。
【0019】扉25は大入賞口ソレノイド27(図7参
照)のプランジャにクランク機構(図示せず)を介して
連結されている。この大入賞口ソレノイド27は入賞口
用台板24の後面に固定されたものであり、大入賞口ソ
レノイド27の断電時には、図8に示すように、扉25
が垂直状態に回動することに基づいて大入賞口を閉鎖
し、大入賞口ソレノイド27の通電時には扉25が前方
へ倒れた水平状態に回動することに基づいて大入賞口を
開放する。
【0020】大入賞口ソレノイド27は、図7に示すよ
うに、メイン制御装置19の出力端子にドライブ回路2
8を介して電気的に接続されており、メイン制御装置1
9はドライブ回路28を通して大入賞口ソレノイド27
に励磁電源を設定時間(例えば30秒)だけ与えること
に基づいて大入賞口を設定時間だけ開放する。この開放
動作はラウンド動作と称されるものであり、設定回数
(例えば15ラウンド)だけ繰返される(大当り動
作)。
【0021】メイン制御装置19の入力端子には近接ス
イッチからなる大入賞口センサ29が電気的に接続され
ている。この大入賞口センサ29は大入賞口内に固定さ
れたものであり、大入賞口内にパチンコ球が入球したこ
とを検出してメイン制御装置19に入賞信号を出力す
る。
【0022】前面扉2の後面には、図9に示すように、
メインセット30が前面扉2と同一の側辺部を中心に回
動可能に装着されている。このメインセット30はセン
タカバー16を囲う矩形枠状をなすものであり、メイン
セット30の後面には賞球基板ボックス31が固定さ
れ、賞球基板ボックス31内には賞球基板32が収納さ
れている。
【0023】賞球基板32にはマイクロコンピュータを
主体に構成された賞球制御装置33が搭載されている。
この賞球制御装置33の入力端子は、図7に示すよう
に、メイン制御装置19の出力端子に電気的に接続され
ており、メイン制御装置19は特別図柄始動センサ15
からの特図始動信号または大入賞口センサ29からの入
賞信号を検出すると、賞球制御装置33にパチンコ球の
払出し信号を出力する。
【0024】メインセット30の後面には、図9に示す
ように、上端部に位置して球タンク34が固定されてお
り、球タンク34内にはパチンコ球が貯溜されている。
また、メインセット30の後面には傾斜樋状のタンクレ
ール35および球払出しケース36が固定されている。
この球払出しケース36はタンクレール35を介して球
タンク34内に繋がっており、球払出しケース36内に
は球タンク34内からタンクレール35を通してパチン
コ球が供給される。
【0025】球払出しケース36内には球払出し機構が
収納されている。この球払出し機構はパルスモータから
なる球払出しモータ37を駆動源とするものであり、球
払出しモータ37の回転軸が単位量回転する毎に球払出
しケース36内から下方へ単位個数のパチンコ球が払出
される。
【0026】球払出しモータ37は、図7に示すよう
に、賞球制御装置33の出力端子にドライブ回路38を
介して電気的に接続されており、賞球制御装置33はメ
イン制御装置19からの払出し信号を検出すると、球払
出しモータ37を駆動することに基づいて球払出しケー
ス36内からパチンコ球を払出す。
【0027】メインセット30には、図9に示すよう
に、球通路39が設けられている。この球通路39は球
払出しケース36と上皿4とを繋ぐものであり、球払出
しケース36内から放出されたパチンコ球は球通路39
を通して上皿4内に供給される。また、前面扉2の前面
には、図8に示すように、下皿40が固定されている。
この下皿40は上皿4内に通じるものであり、上皿4内
から溢れたパチンコ球は上皿4内から下皿40内に零れ
落ちる。
【0028】次に上記構成の作用について説明する。
尚、下記動作はメイン制御装置19および表示制御装置
22が内部のROMに予め記録された制御プログラムに
基づいて実行するものである。メイン制御装置19は電
源が投入されると、図4のステップS1へ移行し、表示
制御装置22に初期画面の表示指令を出力する。する
と、表示制御装置22は図5のステップS21からS2
2へ移行し、特別図柄表示装置13に初期画面を表示す
る。
【0029】図1の(a)は図5のステップS22で特
別図柄表示装置13に表示される初期画面を示すもので
ある。この初期画面にはトランプを形取った初期図柄
「1」,「2」,「3」と「熊」のキャラクター図柄と
「ピエロ」のキャラクター図柄と「ライオン」のキャラ
クター図柄とが表示される。
【0030】メイン制御装置19は図4のステップS2
で特別図柄始動センサ15からの特図始動信号を検出す
ると、ステップS3へ移行し、特図始動信号の検出タイ
ミングで大当りカウンタ値および図柄カウンタ値を取得
する。これら大当りカウンタ値および図柄カウンタ値は
「0」から異なる上限値に加算された後に「0」に戻っ
て加算されるリングカウンタからなるものであり、メイ
ン制御装置19は大当りカウンタ値および図柄カウンタ
値を取得すると、ステップS4へ移行する。尚、大当り
カウンタおよび図柄カウンタはメイン制御装置19の内
部クロックパルス信号に基づいて加算される計時手段に
相当するものである。
【0031】メイン制御装置19はステップS4へ移行
すると、ステップS3で取得した大当りカウンタ値を大
当り判定値および外れリーチ判定値と比較する。これら
大当り判定値および外れリーチ判定値はメイン制御装置
19の内部のROMに予め記録されたものであり、例え
ば大当りカウンタ値が大当り判定値と同一であるときに
は大当りと判定される。また、大当りカウンタ値が外れ
リーチ判定値と同一であるときには外れリーチと判定さ
れ、大当りカウンタ値が大当り判定値および外れリーチ
判定値の双方と異なるときには外れと判定される。
【0032】メイン制御装置19は大当り等を判定する
と、ステップS5へ移行し、左列の図柄,中列の図柄,
右列の図柄を「1」〜「13」の中から選択する。これ
ら左列の図柄〜右列の図柄はステップS3の図柄カウン
タ値およびステップS4の大当り判定結果に基づいて選
択されるものであり、例えば大当りの判定時には左列〜
右列が同一数字に設定される。また、外れリーチの判定
時には左列および右列が同一数字に設定され、中列が左
列および右列と異なる数字に設定される。また、外れの
判定時には左列および右列が異なる数字に設定される。
【0033】メイン制御装置19は図柄を設定すると、
ステップS6へ移行し、変動パターンを設定する。この
変動パターンはステップS4の大当り判定結果に基づい
て設定されるものであり、例えば外れの判定時には変動
パターン「01」が選択され、外れリーチおよび大当り
の判定時には変動パターン「02」が選択される。
【0034】メイン制御装置19は変動パターンを選択
すると、ステップS7へ移行し、表示制御装置22に制
御情報を出力する。この制御情報はステップS4の大当
り判定結果とステップS5の図柄設定結果とステップS
6の変動パターン設定結果とを有するものであり、表示
制御装置22は図5のステップS23で制御情報を検出
すると、ステップS24へ移行し、制御情報の検出タイ
ミングでリーチカウンタ値を取得する。このリーチカウ
ンタ値は「0」から上限値「59」に加算された後に
「0」に戻って加算されるものであり、表示制御装置2
2はリーチカウンタ値を取得すると、ステップS25へ
移行する。尚、リーチカウンタは表示制御装置22の内
部クロックパルス信号に基づいて加算される計時手段に
相当するものである。
【0035】表示制御装置22はステップS25へ移行
すると、図柄変動時間を設定する。この図柄変動時間は
制御情報の中の変動パターンに基づいて設定されるもの
であり、例えば変動パターンが「01」であるときには
図柄変動時間「T1 」が選択され、変動パターンが「0
2」であるときには図柄変動時間「T2 」が選択され
る。
【0036】表示制御装置22は図柄変動時間を設定す
ると、ステップS26へ移行し、制御情報の中の大当り
判定結果が外れであるかを判断し、下記に示すように、
判断結果に応じて特別図柄表示装置13の制御内容を相
違させる。
【0037】<外れ判定時の制御内容について>表示制
御装置22は制御情報の中の大当り判定結果が外れであ
ると判断すると、ステップS27へ移行し、特別図柄表
示装置13に図柄変動画面を表示する。この図柄変動画
面は左列,中列,右列の各列の図柄が「1」→「2」…
…「12」→「13」→「1」…の設定順序でループ状
に変動する演出のものであり、図柄の変動時には「熊」
のキャラクター図柄,「ピエロ」のキャラクター図柄,
「ライオン」のキャラクター図柄が左列,中列,右列の
トランプ図柄を捲る様子が演出される。尚、図1の
(b)は各列の図柄が変動する様子を示している。
【0038】表示制御装置22は図柄を変動開始させる
と、図5のステップS27からS28へ移行し、ステッ
プS25で設定した図柄変動時間T1 が経過するまで待
機する。そして、ステップS29へ移行し、特別図柄表
示装置13の各列を制御情報の中の設定図柄で仮停止さ
せる。この図柄の仮停止は左列,右列,中列の順序で行
われるものであり、表示制御装置22はステップS29
で各列の図柄を図柄表示領域ZE内で上下方向へ揺ら
し、図柄が仮停止した様子を演出する。
【0039】メイン制御装置19は図4のステップS7
で制御情報を出力すると、ステップS8へ移行し、予め
設定された図柄確定時間Tが経過するまで待機する。こ
の図柄確定時間Tは特別図柄表示装置13の左列の図柄
〜右列の図柄が仮停止した状態で出力されるようにメイ
ン制御装置19が変動パターンに基づいて設定するもの
であり、メイン制御装置19は図柄確定時間Tの経過を
判断すると、ステップS9へ移行し、表示制御装置22
に図柄確定指令を出力する。
【0040】表示制御装置22は図5のステップS30
でメイン制御装置19からの図柄確定指令を検出する
と、ステップS31へ移行する。ここで、特別図柄表示
装置13の左列の図柄,中列の図柄,右列の図柄が図柄
表示領域ZE内で静止した演出の画面を表示し、遊技者
に外れが確定したことを知らせる。尚、図1の(c)は
外れの判定時に各列の図柄が静止した様子を示してい
る。
【0041】<外れリーチ判定時および大当り判定時の
制御内容について>表示制御装置22の内部のROMに
は、図6の(c)に示すように、リーチテーブルが記録
されている。このリーチテーブルにはリーチカウンタ値
とリーチパターンA〜Cとの対応関係が記録されてお
り、表示制御装置22は図5のステップS26で制御情
報の中の大当り判定結果が外れリーチまたは大当りであ
ることを検出すると、ステップS32へ移行し、ステッ
プS24で取得したリーチカウンタ値に対応するリーチ
パターンA〜Cを図6の(c)のリーチテーブルから選
択する。
【0042】表示制御装置22はリーチパターンを設定
すると、ステップS33へ移行し、ステップS32のリ
ーチパターンの設定結果を検出する。例えばリーチパタ
ーンBまたはCが設定されているときにはステップS3
4の仮停止図柄設定処理へ移行し、図6の(a)のステ
ップS34Aに示すように、仮図柄カウンタ値を取得す
る。この仮図柄カウンタ値は表示制御装置22の内部ク
ロックパルス信号に基づいて「0」から上限値「12」
に加算された後に「0」に戻って加算されるものであ
り、表示制御装置22は仮図柄カウンタ値を取得する
と、ステップS34Bへ移行し、ステップS34Aの仮
図柄カウンタ値に「1」を加算することに基づいて中列
の仮停止図柄を設定する。例えば仮図柄カウンタ値が
「7」であるときには中列の仮停止図柄が「8」に設定
され、仮図柄カウンタ値が「12」であるときには中列
の仮停止図柄が「13」に設定される。
【0043】表示制御装置22は中列の仮停止図柄を設
定すると、ステップS34Cへ移行し、ステップS34
Bの仮停止図柄を制御情報の中の左列の設定図柄(=右
列の設定図柄)と比較する。ここで、両者が同一である
ことを検出したときにはステップS34Dへ移行し、ス
テップS34Aの仮図柄カウンタ値に「2」を加算する
ことに基づいて中列の仮停止図柄を再設定する。例えば
ステップ34Aの仮図柄カウンタ値が「6」で左列の設
定図柄が「7」であるときには仮停止図柄がステップS
34Bで左列と同一の「7」に設定され、ステップS3
4Dで左列と異なる「8」に変更される。従って、リー
チパターンBおよびCの設定時には後のステップS40
で左列,中列,右列が外れとなる組合せで仮停止する。
【0044】表示制御装置22は中列の仮停止図柄を設
定すると、図5のステップS35のリバース図柄設定処
理へ移行する。そして、図6の(b)のステップS35
Aに示すように、制御情報の中の左列の設定図柄を第1
のリバース図柄に設定する。次に、ステップS35Bへ
移行し、リバース図柄カウンタ値を取得する。このリバ
ース図柄カウンタ値は表示制御装置22の内部クロック
パルス信号に基づいて「0」から上限値「12」に加算
された後に「0」に戻って加算されるものであり、リバ
ース図柄カウンタ値の加算タイミングは仮図柄カウンタ
値と異なるタイミングに設定されている(例えば仮図柄
カウンタ値が「3」だけ加算される間にリバース図柄カ
ウンタ値が「1」だけ加算される)。
【0045】表示制御装置22はリバース図柄カウンタ
値を取得すると、ステップS35Cへ移行し、ステップ
S35Bのリバース図柄カウンタ値に「1」を加算する
ことに基づいて第2のリバース図柄を設定する。そし
て、ステップS35Dへ移行し、制御情報の中の大当り
判定結果を検出する。
【0046】表示制御装置22は大当り判定結果が大当
りであることを検出すると、ステップS35DからS3
5Eへ移行する。ここで、ステップS35Bのリバース
図柄カウンタ値に「3」を加算することに基づいて第3
のリバース図柄を設定し、ステップS35Fへ移行す
る。
【0047】表示制御装置22はステップS35Fへ移
行すると、第1のリバース図柄と第第2のリバース図柄
とを比較し、第1のリバース図柄と第3のリバース図柄
とを比較する。ここで、第1のリバース図柄が第2のリ
バース図柄または第3のリバース図柄と同一であること
を検出すると(ステップS35Fの比較時には第2のリ
バース図柄と第3のリバース図柄とが必ず相違してい
る)、ステップS35Gへ移行する。そして、第1のリ
バース図柄〜第3のリバース図柄が不揃いな数字になる
ように、第2のリバース図柄または第3のリバース図柄
を「1」〜「13」のうちの別の図柄に変更する。
【0048】表示制御装置22はステップS35Dで大
当り判定結果が外れリーチであることを検出すると、ス
テップS35Hへ移行し、制御情報の中の中列の設定図
柄を第3のリバース図柄に設定する。そして、ステップ
S35Fへ移行し、第2のリバース図柄と第1のリバー
ス図柄とを比較し、第2のリバース図柄と第3のリバー
ス図柄とを比較する。
【0049】表示制御装置22は第2のリバース図柄が
第1のリバース図柄または第3のリバース図柄と同一で
あることを検出すると(外れリーチの判定時には左列の
設定図柄に相当する第1のリバース図柄および中列の設
定図柄に相当する第3のリバース図柄は必ず相違してい
る)、ステップS35FからS35Gへ移行する。そし
て、第1のリバース図柄〜第3のリバース図柄が不揃い
な数字になるように、第2のリバース図柄を「1」〜
「13」のうちの別の図柄に変更する。
【0050】表示制御装置22は第1のリバース図柄〜
第3のリバース図柄を設定すると、図5のステップS3
6へ移行する。そして、上述のステップS27と同様、
左列,中列,右列の各列の図柄が「1」→「2」……
「12」→「13」→「1」…の設定順序でループ状に
変動する演出の図柄変動画面を特別図柄表示装置13に
表示し、ステップS37へ移行する。
【0051】表示制御装置22はステップS37へ移行
すると、ステップS25で設定した図柄変動時間T2 が
経過するまで待機する。そして、ステップS38へ移行
し、特別図柄表示装置13の左列および右列を制御情報
の中の設定図柄で仮停止させる。この仮停止は左列→右
列の順序で行われるものであり、表示制御装置22は特
別図柄表示装置13の左列および右列を仮停止させる
と、ステップS39へ移行する。尚、表示制御装置22
はステップS38で左列の図柄および右列の図柄を図柄
表示領域ZE内で上下方向へ揺らし、左列の図柄および
右列の図柄が仮停止した様子を演出する。
【0052】表示制御装置22はステップS39へ移行
すると、特別図柄表示装置13の中列の図柄をスロー変
動状態に切換える。このスロー変動は図柄を種類が明確
に識別できる程度の速度でゆっくりと変動させることを
称するものであり、表示制御装置22は中列の図柄をス
ロー変動させると、ステップS40へ移行する。尚、図
1の(d)および(e)は左列および右列の仮停止状態
で中列がスロー変動する様子を示している。
【0053】表示制御装置22は図5のステップS40
へ移行すると、リーチパターンの設定結果を判定する。
例えばリーチパターンAが設定されているときにはステ
ップS41へ移行し、特別図柄表示装置13の中列を制
御情報の中の設定図柄で仮停止させる(中列の図柄が図
柄表示領域ZE内で上下方向へ揺れることに基づいて仮
停止した様子が演出される)。このとき、メイン制御装
置19からの図柄確定指令を検出し、ステップS30か
らS31へ移行する。そして、左列の図柄,中列の図
柄,右列の図柄を静止させ、遊技者に大当りまたは外れ
を知らせる。
【0054】表示制御装置22はステップ40でリーチ
パターンBまたはCが設定されていることを検出する
と、ステップS42へ移行し、特別図柄表示装置13に
リーチパターンBまたはCを表示する。このとき、メイ
ン制御装置19からの図柄確定指令を検出すると、ステ
ップS30からS31へ移行し、左列の図柄,中列の図
柄,右列の図柄を確定させる。これら各リーチパターン
BおよびCはリーチ後に選択対象となる複数個の図柄を
同一画面上に一挙に表示し、その中から中列の停止図柄
を選択して表示するものであり、以下、リーチパターン
BおよびCについて説明する。
【0055】<リーチパターンBについて>表示制御装
置22は中列の図柄をステップS34の仮停止図柄で仮
停止させる。この中列の仮停止図柄には、上述したよう
に、左列および右列と異なる図柄が設定されており、中
列の仮停止時には外れが仮表示される。
【0056】表示制御装置22は外れを仮表示すると、
図1の(f)に示すように、左列の図柄および右列の図
柄を画面の右下部に縮小状態で表示し、左列の図柄と右
列の図柄との間に空欄領域EEを形成する。このとき、
中列の図柄を画面の左端に縮小状態で表示し、「ピエ
ロ」のキャラクター図柄を画面の前方に表示し、「ピエ
ロ」のキャラクター図柄の側方に「熊」のキャラクター
図柄を表示する。
【0057】表示制御装置22は特別図柄表示装置13
に空欄領域EE等を表示すると、図2の(a)および
(b)に示すように、図5のステップS35で設定した
第1のリバース図柄,第2のリバース図柄,第3のリバ
ース図柄を表向きの状態(認識可能な状態)で横一列に
表示する。そして、図2の(c)および(d)に示すよ
うに、第1のリバース図柄〜第3のリバース図柄が裏返
される演出の画面(認識可能な状態から認識不能な状態
になる演出の画面)を表示する。このとき、画面の右下
部の空欄領域EE内に中列の仮停止図柄を表示する。
尚、図2の「7」,「5」,「2」はリバース図柄、
「3」は中列の仮停止図柄である。
【0058】表示制御装置22は第1のリバース図柄〜
第3のリバース図柄を裏返すと、図2の(e)に示すよ
うに、「熊」のキャラクター図柄が左端の裏向き図柄を
選択し、画面の右下部に運んで表向きにする演出の画面
を表示する。このとき、「熊」のキャラクター図柄が表
を向ける図柄として図5のステップS35で設定した第
2のリバース図柄(リバース図柄カウンタ値に基づいて
ランダムに設定された外れ図柄)を表示する。
【0059】表示制御装置22は左端の裏向き図柄を表
向きにして表示すると、図3の(a)に示すように、
「熊」のキャラクター図柄が空欄領域EE内の仮停止図
柄を表向きの図柄(第2のリバース図柄)と交換する様
子を演出する。そして、「熊」のキャラクター図柄が右
端の裏向き図柄を選択し、右下部に運んで表向きにする
演出の画面を表示する。即ち、横一列に並ぶ裏向き図柄
の選択動作は左→中→右の表示順序や「2」→「5」→
「7」の変動順序で行われるものではなく、表示順序や
変動順序と無関係に行われるものである。
【0060】表示制御装置22は大当りが設定されてい
れば、図3の(b)に示すように、「熊」のキャラクタ
ー図柄が表を向ける図柄として図5のステップS35で
設定した第1のリバース図柄(左列の設定図柄と同一の
大当り図柄)を表示し、「熊」のキャラクター図柄が空
欄領域EE内の第2のリバース図柄を表向きの図柄(第
1のリバース図柄)と交換する様子を演出する。このと
き、メイン制御装置19からの図柄確定指令を検出する
と、図3の(c)に示すように、左列の図柄,中列の図
柄,右列の図柄を拡大表示し、大当りが確定したことを
遊技者に知らせる。
【0061】メイン制御装置22は外れリーチが設定さ
れていれば、図3の(d)に示すように、「熊」のキャ
ラクター図柄が表を向ける図柄として図5のステップS
35で設定した第3のリバース図柄(中列の設定図柄と
同一の外れ図柄)を表示し、「熊」のキャラクター図柄
が空欄領域EE内の図柄を表向きの第2のリバース図柄
(第3のリバース図柄)と交換する様子を演出する。こ
のとき、メイン制御装置19からの図柄確定指令を検出
すると、図3の(e)に示すように、左列の図柄,中列
の図柄,右列の図柄を拡大表示し、外れが確定したこと
を遊技者に知らせる。
【0062】<リーチパターンCについて>表示制御装
置22は特別図柄表示装置13の中列をステップS34
で設定した仮停止図柄で仮停止させる。そして、図2の
(a)および(b)に示すように、ステップS35で設
定した第1のリバース図柄〜第3のリバース図柄を横一
列に表向きに並べ、図2の(c)および(d)に示すよ
うに、裏返す。
【0063】表示制御装置22は第1のリバース図柄〜
第3のリバース図柄を裏返すと、「ピエロ」のキャラク
ター図柄が第1のリバース図柄〜第3のリバース図柄を
裏返し状態で掻き混ぜる演出の画面を表示し、第1のリ
バース図柄〜第3のリバース図柄が配列変更された様子
を演出する。
【0064】表示制御装置22は第1のリバース図柄〜
第3のリバース図柄が配列変更された様子を演出する
と、図2の(e)に示すように、「熊」のキャラクター
図柄が左端の裏向き図柄を画面の右下部に運んで表向き
にする演出の画面を表示する。このとき、「熊」のキャ
ラクター図柄が表を向ける図柄としてステップS35で
設定した第2のリバース図柄を表示する。
【0065】表示制御装置22は「熊」のキャラクター
図柄が左端の裏向き図柄を表向きにする演出の画面を表
示すると、表向きの図柄を空欄領域EE内の図柄と交換
する様子を演出する。次に、「熊」のキャラクター図柄
が右端の裏向き図柄を右下部に運んで表向きにする演出
の画面,表向きの図柄を空欄領域EE内の図柄と交換す
る演出の画面を表示する。このとき、「熊」のキャラク
ター図柄が表を向ける図柄としてステップS35で設定
した第1のリバース図柄(大当り図柄)または第3のリ
バース図柄(外れ図柄)を表示し、各列の図柄を拡大表
示する。即ち、裏向き図柄の選択動作は、上述のリーチ
パターンBと同様、図柄の表示順序や変動順序とは無関
係に行われる。リーチパターンBおよびCは以上のよう
にして表示される。
【0066】メイン制御装置19は図4のステップS9
で図柄確定指令を出力すると、ステップS10へ移行す
る。ここで、ステップS4の大当り判定結果が大当りで
あることを検出すると、ステップS11へ移行し、上述
の大当り処理を実行する。
【0067】上記第1実施例によれば、リーチパターン
BおよびCの画面上で最終の中列の変動停止図柄が横一
列に並ぶ3個の中から選択される様子を表示したので、
中列の図柄を変動状態から停止させていた従来に比べて
視覚的な変化ができる。このため、大当りに対する期待
度が高まるので、遊技のおもしろさが向上する。また、
リーチパターンBおよびCの中で中列の変動停止図柄を
選択して空欄領域EE内に表向きにする演出の画面を表
示した。このため、中列の変動停止図柄として大当り図
柄が選択されたか、外れ図柄が選択されたかを視覚的に
判別し易くなるので、大当りおよび外れを見間違えるこ
とが防止される。尚、大当り図柄とは左列および右列と
同一の図柄を称している。また、外れ図柄とは左列およ
び右列と相違する図柄を称している。
【0068】また、リーチパターンBおよびCの中で選
択対象となる3個の図柄を同一画面上にまとめて表示し
た。このため、3個の図柄の中からどれが選択されるか
を目で追う楽しみができるので、遊技のおもしろさが一
層高まる。また、リーチパターンBおよびCの中で3個
の表向きの図柄を裏向き状態に切換えた。このため、ど
の図柄が大当り図柄でどの図柄が外れ図柄であるのか分
り難くなるので、外れ図柄が選択された筈だが大当り図
柄であるかもしれないという期待感を遊技者に与えるこ
とができる。従って、選択図柄が表向きに表示されるま
で大当りを諦めずに画面を見詰めることができるので、
遊技のおもしろさが一層高まる。
【0069】また、リーチパターンCの表示時に3個の
裏向き図柄が配列変更される演出の画面を表示したの
で、どの図柄が大当り図柄でどの図柄が外れ図柄である
のか一層分り難くなる。このため、選択図柄が表向きに
表示されるまで大当りに対する期待感が残されるので、
遊技のおもしろさが一層高まる。また、リーチパターン
BおよびCの表示時に「熊」のキャラクター図柄が図柄
を選択する演出の画面を表示した。このため、「熊」の
キャラクター図柄の動きを見る楽しみができるので、遊
技のおもしろさが一層高まる。
【0070】尚、上記実施例においては、リーチパター
ンBおよびCの表示時に「1」〜「13」の13種類の
図柄からなる図柄変動群の中から3個の図柄を選択して
並べたが、これに限定されるものではなく、要は図柄変
動群に属する全ての図柄より少数の12個以下の複数の
図柄を並べれば良い。また、上記第1実施例において
は、リーチパターンBおよびCの表示時に3個の表向き
の図柄を裏返したが、これに限定されるものではなく、
例えば裏返さずに表向きにしたままにしても良い。この
構成の場合、「熊」のキャラクター図柄が大当り図柄を
選択するか外れ図柄を選択するかを目で追う楽しみがで
きるので、遊技のおもしろさが一層高まる。
【0071】また、上記第1実施例においては、リーチ
パターンBおよびCの表示時に3個の図柄を表向きに表
示したが、これに限定されるものではなく、例えば当初
から裏向きに表示しても良い。この構成の場合、「熊」
のキャラクター図柄が裏向きの図柄を表向きにするまで
大当り図柄が選択されたか外れ図柄が選択されたか全く
分らなくなる。このため、大当りの発生をドキドキしな
がら待つ時間が長くなるので、遊技のおもしろさが一層
高まる。
【0072】また、上記第1実施例においては、リーチ
パターンBおよびCの表示時に複数の図柄を停止状態で
並べたが、これに限定されるものではなく、例えば複数
の図柄を一列に並べた状態で移動させても良い。また、
上記第1実施例においては、選択対象となる複数個の図
柄を同一画面上にまとめて表示したが、これに限定され
るものではなく、例えば複数個の図柄を順次表示しても
良い。以下、当該構成を示す本発明の第2実施例につい
て説明する。
【0073】<第2実施例について>表示制御装置22
は、図10の(a)に示すように、左列の仮停止図柄お
よび右列の仮停止図柄を画面の右下部に縮小表示し、第
2のリバース図柄を表向きの状態で画面の中央部に表示
する。そして、図10の(b)および(c)に示すよう
に、第2のリバース図柄が左方へ移動して画面の左端か
ら消え、第1のリバース図柄が画面の右端から出現して
中央部へ移動する演出の画面を表示する。このとき、大
当りが判定されていれば、図10の(d)に示すよう
に、「熊」のキャラクター図柄が第1のリバース図柄を
選択して空欄領域EEに運ぶ演出の動画面を表示する。
また、外れリーチが判定されていれば、図10の(e)
に示すように、第1のリバース図柄が左方へ移動して画
面の左端から消え、第3のリバース図柄が画面の右端か
ら出現して中央部へ移動する演出の画面を表示する。こ
のとき、図10の(f)に示すように、「熊」のキャラ
クター図柄が第3のリバース図柄を選択して空欄領域E
Eに運ぶ演出の動画面を表示する。
【0074】また、上記第2実施例においては、「1」
〜「13」の図柄変動群の中から2個または3個の図柄
を選択して順に表示したが、これに限定されるものでは
なく、要は図柄変動群の全ての図柄より少数の12個以
下の図柄を選択して順に表示すれば良い。また、上記第
2実施例においては、複数個の図柄を当初から表向きの
状態で順に表示したが、これに限定されるものではな
く、例えば当初から裏向きの状態で順に表示しても良
い。
【0075】また、上記第2実施例においては、複数個
の図柄を横方向へ移動させたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば複数個の図柄を1個ずつ順に画面の中
央部に出現させても良い。また、上記第1および第2実
施例においては、リーチパターンBおよびC等の中で3
個の図柄を選択対象として表示したが、これに限定され
るものではなく、例えば選択対象となる図柄の表示個数
を変更しても良い。この場合、表示制御装置22がリン
グカウンタ値(内部クロックパルス信号等に基づいてリ
ング状に加算されるカウンタ)を取得し、リングカウン
タ値に応じた個数の図柄を図柄変動群の中から選択する
ように構成すると良い。
【0076】また、上記第1および第2実施例において
は、リーチパターンBおよびC等の中で複数個の図柄を
選択対象として表示したが、これに限定されるものでは
なく、例えば1個の大当り図柄または1個の外れ図柄を
選択対象として表示し、「熊」のキャラクター図柄が大
当りの判定結果に応じて1個の大当り図柄または1個の
外れ図柄の運搬動作を選択的に行う演出の画面を表示し
ても良い。この構成の場合、1個の図柄を当初から表向
きの状態で表示したり、当初から裏向きの状態で表示し
たり、表向きの状態で表示した後に裏返したり、表向き
の状態で表示した後に裏返して配列変更すると良く、特
に1個の大当り図柄を選択対象として表示するときには
信頼度が「100%」のリーチパターンを演出できる。
【0077】また、上記第1および第2実施例において
は、リーチパターンBおよびC等の表示時に不揃いな別
種の3個の図柄を図柄変動群の中から選択したが、これ
に限定されるものではなく、例えば同種の2個の大当り
図柄と別種の1個の外れ図柄とを選択したり、同種の2
個の外れ図柄と別種の1個の大当り図柄とを選択しても
良く、要は図柄変動群のN個の中から「N−1」個以下
の個数の図柄を選択すれば良い。また、上記第1および
第2実施例においては、表示制御装置22がリーチパタ
ーンA〜Cを選択する構成としたが、これに限定される
ものではなく、例えばメイン制御装置19がリーチパタ
ーンA〜Cを選択する構成としても良い。
【0078】また、上記第1および第2実施例において
は、特別図柄表示装置13の図柄を左列→右列→中列の
順序で変動停止させたが、これに限定されるものではな
く、例えば左列→中列→右列の順序で変動停止させても
良い。この構成の場合、リーチパターンBおよびCの表
示時に画面の右下部に左列の図柄および中列の図柄を縮
小状態で表示し、中列の図柄の右隣に最終の右列の図柄
が表示される空欄領域EEを形成すると良い。また、上
記第1および第2実施例においては、特別図柄表示装置
13に図柄表示領域ZEを横3列に設けたが、これに限
定されるものではなく、例えば横3列×縦3段に設けて
も良く、要は複数個に設ければ良い。
【0079】また、上記第1および第2実施例において
は、特別図柄表示装置13の図柄表示領域ZE内に識別
図柄として「1」〜「13」の数字図柄を表示したが、
これに限定されるものではなく、例えばアルファベット
図柄を表示したり、カタカナ図柄を表示したり、平仮名
図柄を表示しても良い。また、上記第1および第2実施
例においては、本発明をパチンコ機に適用したが、これ
に限定されるものではなく、例えばスロットマシンゲー
ム機に適用しても良い。また、上記第1および第2実施
例においては、キャラクター図柄として「くま」および
「ピエロ」を表示したが、これに限定されるものではな
く、例えば「ねこ」でも良い。要は左列,中列,右列の
変動図柄と異なる種類の図柄であれば良い。
【0080】また、上記第1および第2実施例において
は、大当りの発生に連動して大当り動作が行われる1種
のパチンコ機に本発明を適用したが、これに限定される
ものではなく、例えば3種のパチンコ機に本発明を適用
しても良い。このパチンコ機は大当りの発生に連動して
特別入賞口が開放されるものであり、特別入賞口の開放
時に特別入賞口内にパチンコ球が入賞することに基づい
て大当り動作が行われる。この場合、ポケット状の特別
図柄始動口14に換えて上下面が開口するコ字枠状の特
別図柄始動ゲートを用い、パチンコ球が特別図柄始動ゲ
ート内を通過することに基づいて特別図柄始動センサ1
5から特図始動信号が出力されるようにすると良い。
【0081】
【発明の効果】本発明の遊技機によれば、リーチの表示
時に最終の変動停止図柄が選択される様子を表示したの
で、最終の図柄を変動状態から停止させていた従来に比
べて視覚的な変化ができる。このため、大当りに対する
期待度が高まるので、遊技のおもしろさが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(特別図柄表示装
置の画面を示す図)
【図2】特別図柄表示装置の画面を示す図(リーチパタ
ーンBの前半部を示す図)
【図3】特別図柄表示装置の画面を示す図(リーチパタ
ーンBの後半部を示す図)
【図4】メイン制御装置の制御内容を示すフローチャー
【図5】表示制御装置の制御内容を示すフローチャート
【図6】(a)は表示制御装置の仮停止図柄の設定処理
内容を示すフローチャート、(b)は表示制御装置のリ
バース図柄の設定処理内容を示すフローチャート、
(c)はリーチテーブルを示す図
【図7】電気的構成を示すブロック図
【図8】全体構成を示す前面図
【図9】全体構成を示す後面図
【図10】本発明の第2実施例を示す図(別のリーチパ
ターンを示す図)
【符号の説明】
ZEは図柄表示領域(表示領域,変動領域)、13は特
別図柄表示装置(表示装置)、22は表示制御装置(リ
ーチ表示手段,表示制御手段)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の複数の変動領域内に図柄を変
    動状態および変動停止状態で順に表示し、複数の図柄の
    変動停止時の態様によって大当りの抽選結果を報知する
    構成のものにおいて、 前記複数の図柄のうち最終の図柄を除く残りのものを特
    定状態で変動停止させることに基づいてリーチを表示す
    る表示制御手段を備え、 前記表示制御手段は、最終の変動停止図柄を選択する演
    出の画面を残りの図柄の変動停止後に表示することを特
    徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 表示制御手段は、最終の変動停止図柄を
    選択して表示装置の空欄領域内に識別可能な状態で表示
    する演出の画面を表示することを特徴とする請求項1記
    載の遊技機。
  3. 【請求項3】 表示制御手段は、選択対象となる複数個
    の図柄を同一画面上にまとめて表示することを特徴とす
    る請求項1〜2のいずれかに記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 表示制御手段は、選択対象となる図柄を
    識別可能な状態で表示することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 表示制御手段は、選択対象となる図柄を
    識別不能な状態で表示することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 表示制御手段は、選択対象となる図柄を
    識別可能な状態で表示した後に識別不能な状態に切換え
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊
    技機。
  7. 【請求項7】 表示制御手段は、選択対象となる複数個
    の図柄を識別不能な状態のままで配列変更する演出の表
    示を行うことを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記
    載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4868082B1 (ja) * 2011-06-07 2012-02-01 奥村遊機株式会社 パチンコ遊技機
JP2014158635A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Sankyo Co Ltd 遊技機
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