JP2002118764A - 色再現域圧縮方法および色再現域圧縮装置 - Google Patents

色再現域圧縮方法および色再現域圧縮装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不自然さのない、より滑らかな色再現が可能
で、演算速度が速く、CPUに大きな負荷をかけること
なくリアルタイムの処理が行える色再現域圧縮を実現す
る。 【解決手段】 目標とする色再現域を演算する目標色再
現域演算手段2、表示デバイスの色再現域と目標とする
色再現域を元に圧縮する比率を演算する圧縮比率演算手
段3、圧縮方法を決定するための情報を取得する圧縮方
法決定情報取得手段4、圧縮方法決定情報より適用する
色再現域の圧縮方法を決定する圧縮方法決定手段5、お
よび決定された圧縮方法を元に目標とする色再現域内に
変換する色再現域圧縮手段6を有し、特徴量を表示画像
信号の分布特性より演算することによって、表示デバイ
ス間で再現される色再現範囲が異なる場合に、各表示デ
バイスで再現できない色を再現可能な色に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モニタ等のカラ
ー画像を表示する複数の異なるカラー表示デバイス間で
互いに再現される色再現範囲が異なる場合に、各表示デ
バイスで再現できない色を再現できる色に変換する色再
現域圧縮方法およびそれを応用した色再現域圧縮装置に
関し、表示する画像の特徴量に応じた色再現域圧縮が可
能で演算量が少なく、処理速度も早い色再現域圧縮方法
および色再現域圧縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような色再現域圧縮方法とし
ては、例えば特開平9−98298号公報に開示された
ものなどが知られている。この特開平9−98298号
公報に示された色再現域圧縮方法は、カラーDTP(D
esk Top Publishing)システムにお
いて各表示デバイスの色再現範囲の違いを考慮して、よ
り自然な色再現ができるようにした色再現域圧縮方法お
よび色再現域圧縮装置を提供するものであり、領域分割
を行い、領域ごとに圧縮方法を変えることによって、彩
度の高い画像に対応した画像に対して、滑らかな色再現
域圧縮を実現している。
【0003】図8はこの特開平9−98298号公報に
開示された色再現域圧縮方法における色再現域圧縮処理
を模式的に示した図である。この色再現域圧縮方法は図
8に示すとおり、モニタで再現できてもプリンタでは再
現できない色域外の領域を3つの領域に分割し、各領域
ごとに圧縮する方向を変化させるものである。
【0004】具体的な色再現域圧縮方法を以下に説明す
る。出力系の色再現範囲GMoutが入力系の色再現範
囲GMinよりも小さい場合に、色相hが一定の下で、
明度Lと彩度Cの2次元平面上において2直線
を用いて、入力系の色再現範囲GMinの領域を、共通
領域AR1、高明度領域AR2、低明度領域AR3、高
彩度領域AR4の4つの領域に分割し、それぞれの領域
AR1〜AR4ごとに圧縮方向を変化させて色域圧縮を
行い、入力系の色再現範囲GMinの色を出力系の色再
現範囲GMoutの色に変換する。
【0005】入力系の色再現範囲GMinと出力系の色
再現範囲GMoutとの共通領域AR1の色はそのまま
とし、高明度領域AR2領域は(0,L_min)
方向に圧縮し、低明度領域AR3は(0,L_ma
x)方向に圧縮し、高彩度領域AR4は(C_t
h,L_th)方向に圧縮する。ここで、L_
minは出力系の色再現範囲GMoutの明度の最小
値、L_maxは入力系の色再現範囲GMinおよ
び出力系の色再現範囲GMoutの明度の最大値、C
_max、L_thは出力系の色再現範囲GMou
tの彩度の最大値およびその明度、C_thはC
_th=C_max×Kであり、Kは1以下の
正数である。
【0006】このような従来の色域圧縮方法を用いる
と、出力系の色再現範囲GMoutが入力系の色再現範
囲GMinよりも小さい場合に、色相が一定の下で、明
度と彩度の2次元平面上において、2直線を用いて入力
系の色再現範囲GMinの領域を4分割し、それぞれの
領域AR1〜AR4ごとに圧縮方向を変化させて色域圧
縮を行って、入力系の色再現範囲GMinの色を出力系
の色再現範囲GMoutの色に変換するので、より自然
に見えるように色域圧縮を行うことができる利点があ
る。
【0007】しかしながら、上記従来の域圧縮方法は、
領域AR1〜AR4ごとの圧縮方向に連続性がないた
め、分割した領域の境界付近では連続性が保てず、色の
滑らかさを保持できないこともある。また、彩度の高い
画像に関しては画像の鮮やかさを保持した圧縮を行うこ
とができるが、高明度領域AR2の色はトーンが落ちた
色に変換され、低明度領域AR3の色は黒浮きの原因と
なる。この黒浮きの問題は、対象となる表示デバイスを
ディスプレイとプリンタとした場合、元々プリンタの低
明度領域AR3の階調性は低いため、大きな問題となら
ないが、ディスプレイ等の表示デバイス間とした場合に
は大きな問題となる。つまり表示する画像によって圧縮
の効果が大きくみえるものと圧縮の効果が少ないものと
がある。このように、低明度領域AR3の少ない画像で
あれば、上記従来の方法を適用しても黒浮きの問題は発
生せず、また、高彩度領域AR4の多い画像には大きな
効果が見られる。さらに、LAB色空間で色域圧縮処理
を行っているため、色空間の変換に時間がかかり、リア
ルタイムに圧縮処理を行うことは困難で、ディスプレイ
等の表示デバイスには適さない。
【0008】なお、従来の色再現域圧縮方法としては、
この他にも、例えば、特開平11−341296号公
報、特開平4−284579号公報、特開平9−908
7号公報、特開平9−74494号公報、特開平9−1
68097号公報、特開平11−141209号公報、
特開平10−200764号公報、特開平10−229
500号公報、特開平10−210275号公報、特開
平11−275377号公報、特開平11−69189
号公報などに開示されたものなどがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の色再現域圧縮方
法は以上のように構成されているので、画像によっては
低明度領域AR3の色は黒浮きを生じることがあり、対
象表示デバイスがプリンタの場合はこの黒浮きは目立た
ないが、ディスプレイの場合にはこの黒浮きは問題とな
り、また、色域圧縮は表示する画像の依存性が高いた
め、全ての画像に対して同じ処理を施すと、一定の評価
以上の色再現域圧縮画像が得られないなどの課題があっ
た。さらに、分割した各領域AR1〜AR4の境界付近
の連続性が低下し、またLAB色空間で色域圧縮処理を
行っているため、色空間の変換に時間がかかって圧縮処
理をリアルタイムで行うことが困難となり、ディスプレ
イ等の表示デバイスには適さないという課題もあった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、画像に依存した色再現域圧縮を行
うことで、不自然さのない色再現を可能とし、色空間を
領域分割せずに、より滑らかな色再現を可能にするとと
もに、演算処理空間を入力信号の色空間または色度座標
系とすることによって色空間の変換を不要とし、演算速
度が速く、CPUに大きな負荷をかけることなくリアル
タイムの処理が可能な色再現域圧縮方法および色再現域
圧縮装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る色再現域
圧縮方法は、複数の表示デバイス間で再現される色再現
範囲が互いに異なる場合に、目標とする色再現域を演算
して、その目標とする色再現域と表示デバイスの色再現
域とを元に圧縮する比率を演算し、また、圧縮方法を決
定するための圧縮方法決定情報を取得して、その圧縮方
法決定情報より適用する色再現域の圧縮方法を決定し、
決定された圧縮方法を元に適用する色再現域を目標とす
る色再現域内に変換することによって、表示デバイスで
再現できない色を再現できる色に変換するようにしたも
のである。
【0012】この発明に係る色再現域圧縮方法は、表示
される画像データの分布特性から特徴量を抽出して、抽
出された特徴量と適用させる特徴量を調整する判定基準
値との演算結果を元に、圧縮方法決定情報を取得して、
その圧縮方法決定情報を元に適用する色再現域の圧縮方
法を決定するようにしたものである。
【0013】この発明に係る色再現域圧縮方法は、特徴
量の演算における画像データの分布特性として、各画素
の信号値から求められる階調分布特性、または彩度分布
特性、または明度分布特性を適用するようにしたもので
ある。
【0014】この発明に係る色再現域圧縮方法は、ユー
ザによって選択された画像形態の情報をユーザ情報とし
て取得し、取得されたそのユーザ情報を元に、適用する
色再現域の圧縮方法を決定するようにしたものである。
【0015】この発明に係る色再現域圧縮方法は、加法
混色が成り立つ表示デバイスにおいて圧縮比率を演算す
る際に、表示する画像データの3つの色信号の補色につ
いては、加法混色性を用いて圧縮比率の演算を行い、色
相ごとにその圧縮比率を適用するようにしたものであ
る。
【0016】この発明に係る色再現域圧縮方法は、入力
系の信号色空間または色度座標系で色再現域の圧縮比率
を算出し、その圧縮比率を元に取得した圧縮方法によっ
て色再現域圧縮を行うようにしたものである。
【0017】この発明に係る色再現域圧縮装置は、画像
データ入力手段にて3つの色信号からなる画像データの
入力を受け、圧縮比率演算手段にて目標色再現域演算手
段が表示デバイスの色再現特性を元に演算した目標とす
る色再現域と、表示デバイスの色再現域を元に、適用す
る色再現域を圧縮する圧縮比率を演算し、圧縮方法決定
手段にて、圧縮方法決定情報取得手段が取得した圧縮方
法決定情報を用いて適用する色再現域の圧縮方法を決定
し、圧縮方法決定手段が決定した圧縮方法を元に、色再
現域圧縮手段において適用する色再現域を目標とする色
再現域内に変換することにより、複数の表示デバイス間
で互いに再現される色再現範囲が異なる場合に、各表示
デバイスで再現できない色を再現できる色に変換するよ
うにしたものである。
【0018】この発明に係る色再現域圧縮装置は、表示
される画像データの分布特性から抽出して、その特徴量
と適用させる特徴量を調整する判定基準値との演算結果
を元に、圧縮方法決定情報を取得する機能を圧縮方法決
定情報取得手段に持たせ、その圧縮方法決定情報を元
に、適用する色再現域の圧縮方法を決定する機能を圧縮
方法決定手段に持たせたものである。
【0019】この発明に係る色再現域圧縮装置は、圧縮
方法決定情報取得手段にて画像の特徴量を抽出すると
き、画像データの分布特性として、表示される画像デー
タの各画素の信号値から求められる階調分布特性、また
は彩度分布特性、または明度分布特性を適用するように
したものである。
【0020】この発明に係る色再現域圧縮装置は、ユー
ザ情報取得手段を付加して、ユーザの選択する画像形態
の情報をユーザ情報として取得し、圧縮方法決定情報取
得手段にて、そのユーザ情報を元に圧縮方法決定情報の
取得を行うようにしたものである。
【0021】この発明に係る色再現域圧縮装置は、加法
混色が成り立つ表示デバイスについて、表示する画像デ
ータの3つの色信号の補色は加法混色性を用いて圧縮比
率を演算し、色相ごとにその圧縮比率を適用する各色相
圧縮比率演算手段を、圧縮比率演算手段に持たせたもの
である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による色
再現域圧縮装置の構成の一例を示す図である。図におい
て、1は3つの色信号からなる画像データの入力を受
け、その入力画像処理を実施する画像データ入力手段で
あり、2は目標とする色再現域を演算する目標色再現域
演算手段である。3は液晶パネル、CRT、DLP(D
igital Light Processing)、
プロジェクタなどの表示デバイスの色再現域と、上記目
標色再現域演算手段2が算出した目標とする色再現域と
を元に、圧縮する比率を演算する圧縮比率演算手段であ
る。4は色再現域の圧縮方法を決定するための情報を取
得する圧縮方法決定情報取得手段であり、5はこの圧縮
方法決定情報取得手段4で取得された圧縮方法決定情報
より、適用する色再現域の圧縮方法を決定する圧縮方法
決定手段である。6はこの圧縮方法決定手段5にて決定
された色再現域の圧縮方法を元に画像データを圧縮し、
目標とする色再現域内に変換する色再現域圧縮手段であ
り、7はこの色再現域圧縮手段6にて圧縮された画像デ
ータを、表示デバイスに出力する画像データ出力手段で
ある。
【0023】次に動作について説明する。画像データ入
力手段1には3つの色信号からなる画像データが入力さ
れる。画像データ入力手段1はこの画像データを受ける
と、それに対して前処理としての入力画像処理を施して
圧縮比率演算手段3に出力する。ここで、この入力画像
処理としては、例えば入力される画像データの特性に応
じた階調補正処理や、画素数や色相補正色の変換処理な
どが考えられる。また、目標色再現域演算手段2は異な
る2つの表示デバイスの色再現特性を元に目標とする色
再現域の決定を行って、それを色再現域情報として圧縮
比率演算手段3に出力する。圧縮比率演算手段3はこの
表示デバイスの色再現域と、目標色再現域演算手段2が
算出した目標とする色再現域とを元に圧縮する比率を演
算して出力する。具体的には、表示する画像データの3
つの色信号と、上記目標色再現域演算手段2より入力さ
れる目標とする色再現域の色再現域情報を元に色域最外
殻の圧縮比率を演算して、それを圧縮方法決定情報取得
手段4に出力する。
【0024】圧縮方法決定情報取得手段4はこの圧縮比
率演算手段3から圧縮比率を受けると、圧縮方法を決定
するための画像の特徴量などの情報を取得し、それを圧
縮方法決定情報として圧縮方法決定手段5に出力する。
圧縮方法決定手段5は図示を省略したメモリにあらかじ
め記憶されている色再現域圧縮方法の中から、上記圧縮
方法決定情報取得手段4の出力した圧縮方法決定情報に
よる画像の特徴量を元に色再現域圧縮方法を決定し、そ
の圧縮方法情報を色再現域圧縮手段6に出力する。色再
現域圧縮手段6は表示される画像データの3つの色信号
と、圧縮比率演算手段3から受けた圧縮比率、および圧
縮方法決定手段5から受けた圧縮方法情報を元に、表示
する画像データの圧縮を行って色再現域の変換を行い、
圧縮された画像データの3つの色信号を生成する。この
圧縮された画像データの3つの色信号は画像データ出力
手段7に送られ、液晶パネル、CRT、DLP、プロジ
ェクタなどに画像の表示が行われる。なお、この画像デ
ータ出力手段7では、それら表示デバイスの特性に応じ
た階調補正処理やデータフォーマットの変換処理などの
画像処理を施してから画像表示を行う場合もある。
【0025】以下、図1に示した各手段の動作について
具体的に説明する。まず、目標色再現域演算手段2につ
いて説明する。目標色再現域演算手段2は異なる複数
(2つ)の表示デバイスにおいて、互いに再現される色
の一致を図るために、共通の色再現域を演算する機能を
有している。その演算方法の一例を図2に示す。
【0026】図2に示すように、あらかじめ記憶されて
いる表示デバイスaと表示デバイスbにおける三原色R
(255,0,0)、G(0,255,0)、B(0,
0,255)のxy色度値から、それぞれの3頂点を直
線で結んだ三角形を求め、それら2つの表示デバイスに
対応する2つの三角形の各辺の交点を算出する。これら
各交点のうち、2つの表示デバイスにおける三原色の色
度に最も近いところにある交点を頂点として作られる三
角形を、共通の色再現域(共通領域)とする。2つの表
示デバイスに対応する三角形の頂点のYは、各表示デバ
イスの三原色R,G,BのYが異なる場合、R,G,B
の各色における2つのY値の間の値が用いられる。つま
り、Y(c,min)≦Y(c,calc)≦Y(c,
max)で表される。ここで、cはR,G,Bいずれか
の色を表し、Y(c,min)は2つの表示デバイスの
色cにおけるY値の最小を表し、Y(c,max)は2
つの表示デバイスの色cにおけるY値の最大を表してい
る。
【0027】このようにして演算された色度値(x、
y、Y)は、2つの表示デバイスの色再現域情報として
圧縮比率演算手段3に入力される。そのとき、2つの表
示デバイスの白のY値を比較して、Y値が低い表示デバ
イスの色度値(x、y、Y)を白の色再現域情報として
出力する。なお、この2つの表示デバイスにおいて、表
示デバイスaの色再現域が表示デバイスbの色再現域に
包含される場合には共通の色再現域は表示デバイスaの
色再現域そのものとなる。
【0028】次に、圧縮比率演算手段3について説明す
る。圧縮比率演算手段3は上記目標色再現域演算手段2
から入力される色再現域情報を元に最大圧縮比率を算出
する機能を有している。その演算方法の一例を図3に示
す。なお、ここでは図2に示す表示デバイスbの三角形
は不要であるため、この図3には表示デバイスaと共通
領域の三角形のみを表示している。
【0029】目標色再現域演算手段2から色再現域情報
の入力を受けるとまず、共通領域の三角形の辺と、表示
デバイスaの三角形の頂点と白(W)を結ぶ直線との交
点P1を算出する。次いでその表示デバイスaの三角形
の頂点から交点P1までの距離A1と、交点P1から白
(W)までの距離A2との比率A1:A2を求め、それ
を最大圧縮比率とする。圧縮比率演算手段3はこの最大
圧縮比率をR,G,Bの各色ごとに算出し、それを圧縮
比率として出力する。
【0030】なお、図示の例では、この圧縮比率を、x
y色度図により算出するものを示したが、XYZ色度座
標系から変換した入力系の色空間にて算出するようにし
てもよい。
【0031】次に、圧縮方法決定情報取得手段4につい
て説明する。圧縮方法決定情報取得手段4は入力された
画像データのR,G,Bによる3つの色信号から圧縮方
法を決定するための圧縮方法決定情報を取得する機能を
有している。この圧縮方法決定情報としては、例えば表
示される画像データの分析により得られる画像の特徴量
などがある。色再現域圧縮方法は、すべての画像に適し
た圧縮方法というのはなく、画像依存性が高く、また表
示デバイスを設置する環境や、目的、用途により好まれ
る圧縮方法は異なる。例えば、高階調部分が多く含まれ
る画像や低階調部分の多く含まれる画像の場合、高階調
部分または低階調部分の階調性を保持するための圧縮方
法を適用し、階調レベルがダイナミックレンジいっぱい
に分布する場合には、色域外の領域を均等に圧縮する方
法が適している。このように画像の階調レベル分布など
の情報をもとに圧縮方法を決定する方がよく、その圧縮
方法を決定するための情報を取得する機能を有するもの
である。その動作を説明する。3つの色データをR,
G,Bとした場合、表示する画像の各画素のR,G,B
データから階調分布特性を求める。
【0032】以下にその動作を説明する。まず、表示す
る画像の各画素のR,G,Bデータから階調分布特性を
求める。この分布演算方法の基準には、各画素のR,
G,Bの最小値または最大値、それらR,G,Bの最大
値と最小値との差、またはR,G,B値の総和などがあ
る。各画素のR,G,Bの最大値と最小値の差を分布演
算方法の基準とした場合には彩度に関係する分布が得ら
れ、高彩度領域のみ圧縮する方法を適用する。また、
R,G,Bの最小値を分布演算方法の基準とすると明度
に関係する分布が得られて、低明度の多い画像の検出が
でき、この分布を用いた場合には低明度領域の階調性を
保持した圧縮方法を適用する。また、R,G,Bの最大
値を分布演算方法の基準とした場合や、。R,G,B値
の総和を分布演算方法の基準とした場合には、加法混色
の原理によって光量の総和に相当した光量に関係する分
布が得られ、画像の明るさに対する処理を施すことがで
きる。
【0033】また、これらを組み合わせた分布から、適
用する圧縮方法を求めることもできる。例えば、R,
G,Bの最大値とR,G,Bの最小値の分布からは、色
再現域の最外殻領域の分布が分かり、このような分布を
もつ画像に対しては色再現域全体を圧縮する方法を適用
する。また、低階調部分および高階調部分が多い画像に
ついては、例えば線形圧縮方法を適用するようにして、
低階調および高階調部分が少ない画像には、例えば高次
の関数で近似した非線型圧縮方法を適用する。また、最
外殻領域の少し内側の彩度領域の分布が多い画像につい
ては、クリッピング圧縮方法を適用する。
【0034】また、低階調部分の浮きを押さえた画像が
好まれる場合には、低階調部分のトーンを落した圧縮方
法が望ましく、そのようなときには線型圧縮方法が適用
される。
【0035】次に、圧縮方法決定手段5について説明す
る。圧縮方法決定手段5は上記圧縮方法決定情報取得手
段4から入力される圧縮方法決定情報を元に、画像の特
徴量に適した圧縮方法を選択する機能を有している。こ
の画像の特徴量に応じて圧縮する方法としては、線形圧
縮方法、非線型圧縮方法、クリッピング圧縮方法があ
る。例えば、階調レベルが中間階調に多く分布する場合
には線型圧縮方法が適用され、ダイナミックレンジいっ
ぱいに分布する場合には非線型圧縮方法が適用される。
【0036】この圧縮方法決定手段5による圧縮方法の
決定を説明するための、階調ごとの画素数の分布を図4
に示す。線形圧縮方法を適用する場合の判定基準は、例
えば階調レベルがmin%以下およびmax%以上とな
る画素数が、全体の画素数のconst%を超える場合
とする。ここで、minは低階調を判定する閾値であ
り、取りうる値の範囲は0<min<25[%]、ma
xは高階調を判定する閾値であり、取りうる値の範囲は
75<max<100[%]である。またconstは
階調分布特性の形を判定するパラメータであり、取りう
る値の範囲は0<const<30[%]である。
【0037】また、非線型圧縮方法を適用する場合の判
定基準は、例えば各階調レベルにおける画素数の分布の
分散が2α以下の場合とする。上記図4に示す分布を0
から1に正規化した場合、この分散αの値は例えば0.
15とする。しかし、この分散αの値はこの限りではな
い。非線型圧縮方法ここではこの3例を挙げるが、この
限りではない。
【0038】次に、色再現域圧縮手段6について説明す
る。色再現域圧縮手段6は圧縮方法決定手段5で上記条
件の下に決定された色再現域の圧縮方法により、色再現
域圧縮を行う機能を有している。圧縮された画像データ
の3つの色信号は画像データ出力手段7に送られ、画像
データ出力手段7はその画像データを表示デバイスに出
力する。
【0039】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、画像に依存した色再現域圧縮を行っているため、不
自然さのない色再現が可能であり、色空間の領域分割を
行わないため、より滑らかな色再現が可能であり、ま
た、演算処理空間が入力された画像データの色空間また
は色度座標系であるため、色空間を変換する必要がなく
なり、演算速度が速く、CPUに大きな負荷をかけるこ
となくリアルタイムの処理が可能な色再現域圧縮を行え
るなどの効果が得られる。
【0040】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は圧縮方法決定情報を、画像データの分布特性から抽出
した特徴量より演算し、それを元に圧縮方法を選択する
場合について説明したが、ユーザの選択した好みの画像
形態の情報を取得し、その情報を元に圧縮方法を選択す
るようにしてもよい。図5はそのようなこの発明の実施
の形態2による色再現域圧縮方法の構成の一例を示す図
である。
【0041】図において、1は画像データ入力手段、2
は目標色再現域演算手段、3は圧縮比率演算手段、5は
圧縮方法決定手段、6は色再現域圧縮手段、7は画像デ
ータ出力手段であり、これらは上記実施の形態1の図1
において、同一符号を付して示した各部と同一のもので
ある。8はユーザによって選択された画像形態の情報を
ユーザ情報として取得するユーザ情報取得手段である。
4はこのユーザ情報取得手段8によって取得されたユー
ザ情報を元に、圧縮方法決定情報の取得を行っている点
で、図1に同一符号を付した実施の形態1のそれとは異
なる圧縮方法決定情報取得手段である。
【0042】次に動作について説明する。上記実施の形
態1と同じく、色再現域圧縮方法が図1のように構成さ
れる場合、画像データ入力手段1からは、入力された画
像データの3つの色信号が前処理されて、圧縮比率演算
手段3に出力される。また目標色再現域演算手段2によ
り異なる2つの表示デバイスの色再現特性を元に目標と
する色再現域が決定され、色再現域情報として圧縮比率
演算手段3に出力される。圧縮比率演算手段3は表示す
る画像データの3つの色信号と、上記目標色再現域演算
手段2より入力された色再現域情報を元に、色域最外殻
の圧縮比率を演算して圧縮方法決定情報取得手段4に出
力する。
【0043】また、ユーザ情報取得手段8はユーザが好
みとする画像の形態をパターン化かしてユーザに提示
し、ユーザインタフェースを用いて選択してもらい、こ
のユーザが選択した画像形態の情報をユーザ情報として
取得して圧縮方法決定情報取得手段4に出力する。圧縮
方法決定情報取得手段4はこのユーザ情報を元に、圧縮
方法を決定するための圧縮方法決定情報を取得して圧縮
方法決定手段5に送る。圧縮方法決定手段5は図示を省
略したメモリにあらかじめ記憶されている色再現域圧縮
方法の中から、このユーザ情報取得手段8で取得された
ユーザ情報に基づく圧縮方法決定情報より適当な色再現
域の圧縮方法を決定して、色再現域圧縮手段6に圧縮方
法情報を出力する。色再現域圧縮手段6は表示される画
像データの3つの色信号と、圧縮比率演算手段3からの
圧縮比率、および圧縮方法決定手段5からの圧縮方法情
報を元に色再現域の圧縮を行い、圧縮された画像データ
の3つの色信号を出力する。
【0044】このように、この実施の形態2による色再
現域圧縮では、色再現域圧縮の際、どのパラメータを重
視するかを選択してもらう。実施の形態1において画像
の分布特性からの特徴量から演算した圧縮方法決定情報
を、ユーザの選択に依存して判定するものである。つま
り、色再現域圧縮の際にどのパラメータを重視するかを
ユーザに選択してもらう方法である。図6にこのユーザ
情報取得手段8のユーザインタフェースの一例を示す。
図において、11は当該ユーザインタフェースであり、
12は圧縮方法に関連するパラメータをユーザに選択さ
せるための調整パラメータ選択ボタン、13は調整パラ
メータ選択ボタン12で選択されたパラメータの圧縮の
程度を指定するための圧縮量調整バーである。
【0045】調整パラメータ選択ボタン12は、“明る
さ”、“コントラスト”、“鮮やかさ”という圧縮方法
に関連するパラメータ、つまり上記特徴量に関係するパ
ラメータを表示して、どのパラメータを重視するかにつ
いてユーザに選択させる。例えば“コントラスト”を選
択した場合、次に、どの程度のコントラストの画像を希
望するかについて、下段にある圧縮量調整バー13を用
いてユーザに選択させる。その場合、この圧縮量調整バ
ー13では“+10”は最もコントラストが強く、“−
10”は最もコントラストが低いということを表してい
る。ここで選択されたパラメータとその圧縮の程度をが
出力されし、それを元に圧縮方法決定手段5でコントラ
ストを重視し圧縮方法の選択が行われる。ここで、上述
のように“コントラスト”が選択され、その圧縮の程度
として、例えば“+10”が選択された場合には、低階
調領域のトーンを落すような圧縮方法が選択される。
【0046】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、ユーザの好みに応じた色再現域圧縮を行い、自然な
色再現画像を得ることができるとともに、実施の形態1
の場合と同様に、画像に依存した色再現域圧縮を行って
いるため、不自然さのない色再現が可能になり、色空間
の領域分割を行わないため、より滑らかな色再現が可能
になるとともに、演算処理空間が入力された画像データ
の色空間または色度座標系であるため、色空間を変換す
る必要がなくなって、演算速度が速く、CPUに大きな
負荷をかけることなくリアルタイムの処理が可能な色再
現域圧縮を行えるなどの効果が得られる。
【0047】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3による色再現域圧縮方法における圧縮比率演算手段
3の構成の一例を示す図である。図において、21は表
示する画像データの3つの色信号である三原色ごとに、
上記実施の形態1および実施の形態2で説明した圧縮比
率を演算する三原色圧縮比率演算手段である。22は加
法混色が成り立つ表示デバイスについて、画像データの
3つの色信号の補色の圧縮比率を、加法混色性を用いて
各色相ごとに演算する各色相圧縮比率演算手段である。
3はこれら三原色圧縮比率演算手段21、および各色相
圧縮比率演算手段22を備えた圧縮比率演算手段であ
り、その他の部分は図1に同一符号を付して示したもの
と同一の部分である。
【0048】次に動作について説明する。画像データ入
力手段1から、入力された画像データの3つの色信号が
前処理されて圧縮比率演算手段3に出力される。また目
標色再現域演算手段2により異なる2つの表示デバイス
の色再現特性を元に目標とする色再現域が決定され、色
再現域情報として圧縮比率演算手段3に出力される。圧
縮比率演算手段3では三原色圧縮比率演算手段21にて
上記各実施の形態の場合と同様に、画像データの3つの
色信号である三原色ごとに、目標色再現域演算手段2よ
り入力される色再現域情報を元に色域最外殻の圧縮比率
を演算し、それを圧縮方法決定情報取得手段4に出力す
る。
【0049】また、表示デバイスが加法混色性の成り立
つものである場合には、三原色の圧縮比率が既知であれ
ば、加法混色性を利用して補色は勿論のこと、各色相の
圧縮比率を演算することができる。圧縮比率演算手段3
の各色相圧縮比率演算手段22は、このような加法混色
が成り立つ表示デバイスについて、画像データの3つの
色信号の補色の圧縮比率を加法混色性を用いて各色相ご
とに演算し、それを圧縮方法決定情報取得手段4に出力
する。以降、上記各実施の形態の場合と同様の処理が実
行される。
【0050】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、色相ごとに圧縮比率を変化させることで、より精度
の高い色再現画像を得ることができるとともに、実施の
形態1の場合と同様に、画像に依存した色再現域圧縮を
行っているため、不自然さのない色再現が可能となり、
色空間の領域分割を行わないため、より滑らかな色再現
が可能となり、さらに演算処理空間が入力された画像デ
ータの色空間または色度座標系であるため、色空間を変
換する必要がなくなって、演算速度が速く、CPUに大
きな負荷をかけることなくリアルタイムの処理が可能な
色再現域圧縮を行えるなどの効果が得られる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、圧縮
比率を目標とする色再現域と表示デバイスの色再現域を
元に演算し、圧縮方法を決定するための圧縮方法決定情
報より適用する色再現域の圧縮方法を決定して、決定さ
れた圧縮方法を元に適用する色再現域を目標とする色再
現域内に変換することによって、表示デバイス間で互い
に再現される色再現範囲が異なる場合に、各表示デバイ
スで再現できない色を再現できる色に変換するように構
成したので、画像に依存した色再現域圧縮が行われるた
め、不自然さのない色再現を行うことができ、また、色
空間の領域分割を行わないため、より滑らかな色再現が
可能となり、さらに、演算処理空間が入力信号の色空間
または色度座標系であるため、色空間の変換の必要がな
くなって、演算速度が速く、CPUに大きな負荷をかけ
ることなくリアルタイムの処理が可能な色再現域圧縮方
法が得られるという効果がある。
【0052】この発明によれば、表示する画像データの
分布特性から抽出した画像の特徴量と適用させる特徴量
を調整する判定基準値との演算結果より取得した圧縮方
法決定情報を元に、適用する色再現域の圧縮方法を決定
するように構成したので、画像に依存して色再現域の圧
縮方法を選択することが可能となり、どのような画像に
対しても、自然で精度の高い色再現を行うことができる
という効果がある。
【0053】この発明によれば、特徴量を抽出すると
き、表示する画像データの分布特性として、各画素の信
号値から求められる彩度分布特性、または明度分布特
性、または階調分布特性を適用するように構成したの
で、画像に依存して色再現域の圧縮方法を選択すること
が可能となり、どのような画像に対しても、自然で精度
の高い色再現を行うことができるという効果がある。
【0054】この発明によれば、ユーザ情報として取得
した、ユーザが選択した画像形態の情報を元に、適用す
る色再現域の圧縮方法を決定するように構成したので、
視環境や目的に応じて、ユーザが好みの色再現域の圧縮
方法を選択することが可能になるという効果がある。
【0055】この発明によれば、圧縮比率を演算する
際、加法混色が成り立つ表示デバイスでは、表示する画
像データの3つの色信号の補色の圧縮比率を加法混色性
を用いて演算し、色相ごとにその圧縮比率を適用するよ
うに構成したので、色相に依存した色再現域の圧縮方法
を選択することが可能になるという効果がある。
【0056】この発明によれば、入力系の信号色空間ま
たは色度座標系で色再現域の圧縮比率を算出して色再現
域圧縮を行うように構成したので、色空間の変換の必要
がなくなって、演算速度が速く、CPUに大きな負荷を
かけることなくリアルタイムの処理が可能になるという
効果がある。
【0057】この発明によれば、画像データの入力を受
ける画像データ入力手段、目標とする色再現域を演算す
る目標色再現域演算手段、表示デバイスの色再現域と目
標とする色再現域を元に圧縮する比率を演算する圧縮比
率演算手段、圧縮方法を決定するための圧縮方法決定情
報を取得する圧縮方法決定情報取得手段、圧縮方法決定
情報より適用する色再現域の圧縮方法を決定する圧縮方
法決定手段、および決定された色再現域の圧縮方法を元
に目標とする色再現域内に変換する色再現域圧縮手段を
備え、複数の表示デバイス間で互いに再現される色再現
範囲が異なる場合に、各表示デバイスで再現できない色
を再現できる色に変換するように構成したので、画像に
依存した色再現域圧縮が行われるため、不自然さのない
色再現を行うことができ、また、色空間の領域分割を行
わないため、より滑らかな色再現が可能となり、さら
に、演算処理空間が入力信号の色空間または色度座標系
であるため、色空間の変換の必要がなくなって、演算速
度が速く、CPUに大きな負荷をかけることなくリアル
タイムの処理が可能な色再現域圧縮装置が得られるとい
う効果がある。
【0058】この発明によれば、圧縮方法決定情報取得
手段に、画像データの分布特性から抽出した画像の特徴
量と適用させる特徴量を調整する判定基準値との演算結
果より圧縮方法決定情報を取得する機能を、圧縮方法決
定手段に、その圧縮方法決定情報を元に適用する色再現
域の圧縮方法を決定する機能をそれぞれ持たせるように
構成したので、画像に依存して色再現域の圧縮方法を選
択することが可能となり、どんな画像に対しても、自然
で精度の高い色再現を行うことができるという効果があ
る。
【0059】この発明によれば、圧縮方法決定情報取得
手段による画像の特徴量の演算に際して、表示される画
像データの各画素の信号値から求められる階調分布特
性、または彩度分布特性、または明度分布特性を、画像
データの分布特性として適用するように構成したので、
画像に依存して色再現域の圧縮方法を選択することが可
能となり、どんな画像に対しても、自然で精度の高い色
再現を行うことができるという効果がある。
【0060】この発明によれば、ユーザの選択する画像
形態の情報をユーザ情報として取得するユーザ情報取得
手段を付加し、そのユーザ情報を元に圧縮方法決定情報
を取得する機能を圧縮方法決定情報取得手段に持たせる
ように構成したので、視環境や目的に応じて、ユーザが
好みの色再現域の圧縮方法を選択することが可能になる
という効果がある。
【0061】この発明によれば、圧縮比率演算手段内に
各色相圧縮比率演算手段を設け、加法混色が成り立つ表
示デバイスについて、加法混色性を用いて表示する画像
データの3つの色信号の補色の圧縮比率を演算し、色相
ごとにその圧縮比率を適用するように構成したので、色
相に依存した色再現域の圧縮方法を選択することが可能
になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による色再現域圧縮
装置の構成の一例を示す図である。
【図2】 実施の形態1における目標色再現域演算手段
の演算処理を示す図である。
【図3】 実施の形態1における圧縮比率演算手段の演
算処理を示す図である。
【図4】 実施の形態1における圧縮方法決定手段の決
定条件を表す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による色再現域圧縮
装置の構成の一例を示す図である。
【図6】 実施の形態2におけるユーザ情報取得手段の
ユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による色再現域圧縮
装置における圧縮比率演算手段の構成の一例を示す図で
ある。
【図8】 従来の色再現域圧縮方法における色再現域圧
縮処理を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 画像データ入力手段、2 目標色再現域演算手段、
3 圧縮比率演算手段、4 圧縮方法決定情報取得手
段、5 圧縮方法決定手段、6 色再現域圧縮手段、7
画像データ出力手段、8 ユーザ情報取得手段、11
ユーザインタフェース、12 調整パラメータ選択ボ
タン、13 圧縮量調整バー、21 三原色圧縮比率演
算手段、22 各色相圧縮比率演算手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香川 周一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 杉浦 博明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE18 CH08 DB02 DB06 DB09 DC25 5C066 AA03 BA20 CA23 EA05 EA07 EA13 GA01 GB01 JA01 5C077 LL19 MP08 PP15 PP31 PP32 PP37 PP43 PQ19 SS05 5C079 HB01 HB05 HB06 HB11 LA26 LA31 LB02 MA11 MA17 MA19 NA03 NA11 PA05 5C082 AA01 BA12 BA34 BB44 CA12 MM02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる表示デバイス間で互いに再
    現される色再現範囲が異なる場合、前記各表示デバイス
    で再現できない色を再現できる色に変換する色再現域圧
    縮方法において、 前記各表示デバイスの色再現特性を元に目標とする色再
    現域を演算して色再現域情報を求め、 前記表示デバイスの色再現域と前記色再現域情報を元
    に、適用する色再現域を圧縮する圧縮比率を演算し、 前記適用する色再現域の圧縮方法を決定するための圧縮
    方法決定情報の取得を行い、 取得された前記圧縮方法決定情報を用いて、前記適用す
    る色再現域の圧縮方法を決定し、 決定された圧縮方法を元に、前記適用する色再現域を前
    記目標とする色再現域内に変換することを特徴とする色
    再現域圧縮方法。
  2. 【請求項2】 圧縮方法決定情報を取得する際に、表示
    される画像データの分布特性から画像の特徴量を抽出
    し、 抽出された前記特徴量と適用させる特徴量を調整する判
    定基準値との演算結果を元に取得した圧縮方法決定情報
    により、適用する色再現域の圧縮方法を決定することを
    特徴とする請求項1記載の色再現域圧縮方法。
  3. 【請求項3】 画像の特徴量を抽出するとき、表示され
    る画像データの分布特性として、前記画像データの各画
    素の信号値から求められる階調分布特性、または彩度分
    布特性、または明度分布特性を適用することを特徴とす
    る請求項2記載の色再現域圧縮方法。
  4. 【請求項4】 圧縮方法決定情報を取得する際に、ユー
    ザによって選択された画像形態の情報をユーザ情報とし
    て取得し、 取得された前記ユーザ情報を元に圧縮方法決定情報の取
    得を行い、 取得した圧縮方法決定情報により、適用する色再現域の
    圧縮方法を決定することを特徴とする請求項1記載の色
    再現域圧縮方法。
  5. 【請求項5】 加法混色が成り立つ表示デバイスについ
    て、適用する色再現域を圧縮する圧縮比率を演算する
    際、 表示する画像データの3つの色信号の補色について、そ
    れぞれの圧縮比率を加法混色性を用いて算出し、 色相ごとに、算出された前記圧縮比率を適用することを
    特徴とする請求項1記載の色再現域圧縮方法。
  6. 【請求項6】 入力系の信号色空間または色度座標系に
    て適用する色再現域を圧縮する圧縮比率を算出し、 算出された前記圧縮比率を元に取得した圧縮方法にて、
    色再現域圧縮を行うことを特徴とする請求項1記載の色
    再現域圧縮方法。
  7. 【請求項7】 互いに再現される色再現範囲が異なる複
    数の表示デバイスに表示される、3つの色信号からなる
    画像データの入力を受ける画像データ入力手段と、 前記表示デバイスの色再現特性を元に目標とする色再現
    域を演算し、色再現域情報を出力する目標色再現域演算
    手段と、 前記表示デバイスの色再現域と前記目標色再現域演算手
    段の出力する色再現域情報を元に、適用する色再現域を
    圧縮するための圧縮比率を演算する圧縮比率演算手段
    と、 前記適用する色再現域の圧縮方法を決定するための圧縮
    方法決定情報を取得する圧縮方法決定情報取得手段と、 前記圧縮方法決定情報取得手段が取得した圧縮方法決定
    情報を用いて、前記適用する色再現域の圧縮方法を決定
    する圧縮方法決定手段と、 前記圧縮方法決定手段で決定された圧縮方法を元に、前
    記適用する色再現域を前記目標とする色再現域内に変換
    する色再現域圧縮手段とを備えた色再現域圧縮装置。
  8. 【請求項8】 圧縮方法決定情報取得手段が、表示され
    る画像データの分布特性から画像の特徴量を抽出し、そ
    の特徴量と適用させる特徴量を調整する判定基準値との
    演算結果を元に圧縮方法決定情報を取得する機能を有
    し、 圧縮方法決定手段が、前記圧縮方法決定情報取得手段の
    取得した圧縮方法決定情報を元に、適用する色再現域の
    圧縮方法を決定する機能を有することを特徴とする請求
    項7に記載の色再現域圧縮装置。
  9. 【請求項9】 圧縮方法決定情報取得手段が、画像の特
    徴量を演算するときに、表示される画像データの各画素
    の信号値から求められる階調分布特性、または彩度分布
    特性、または明度分布特性を、表示される画像データの
    分布特性として適用するものであることを特徴とする請
    求項8に記載の色再現域圧縮装置。
  10. 【請求項10】 ユーザによって選択された画像形態の
    情報をユーザ情報として取得するユーザ情報取得手段を
    設け、 圧縮方法決定情報取得手段が、前記ユーザ情報取得手段
    で取得されたユーザ情報を元に、圧縮方法決定情報の取
    得を行う機能を有することを特徴とする請求項7に記載
    の色再現域圧縮装置。
  11. 【請求項11】 圧縮比率演算手段が、 加法混色が成り立つ表示デバイスについて、適用する色
    再現域を圧縮するための圧縮比率を演算する際に、表示
    する画像データの3つの色信号の補色の圧縮比率を加法
    混色性を用いてそれぞれ演算し、各色相ごとに前記補色
    の圧縮比率を適用する各色相圧縮比率演算手段を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の色再現域圧縮装置。
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