JPH08274997A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH08274997A
JPH08274997A JP7073335A JP7333595A JPH08274997A JP H08274997 A JPH08274997 A JP H08274997A JP 7073335 A JP7073335 A JP 7073335A JP 7333595 A JP7333595 A JP 7333595A JP H08274997 A JPH08274997 A JP H08274997A
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color
linear
image data
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JP7073335A
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Manabu Oga
学 大賀
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Canon Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6058Reduction of colour to a range of reproducible colours, e.g. to ink- reproducible colour gamut

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不連続部分をなくし、色空間圧縮結果が良好
な階調を有するようにすることを目的とする。 【構成】 画像データを入力する入力手段と、前記入力
した画像データに対して、所望の範囲において非線形か
つ連続的なマッピング関数に基づき色空間圧縮処理を行
なう色空間圧縮処理手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データに対して色
空間圧縮処理を行う画像処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来の色空間圧縮方式は図13の概念図及
び特性図に示されるように以下の3通りに大別されてい
た。
【0003】(a)色再現範囲外の入力色信号が範囲内
に入るように全体の色を変化させ、色再現範囲内へマッ
ピングさせる。
【0004】(b)色再現範囲内の色は変化させず、範
囲外の色を色再現範囲表面へマッピングさせる。
【0005】(c)色再現範囲の内部に忠実な色再現を
行なう忠実色再現領域と、忠実色再現領域外の色をマッ
ピングする写像色再現領域を設け、全画素数と色再現範
囲外画素数の割合に応じて、その2つの領域の境界であ
るマッピング境界を変化させる。
【0006】(a)は各色の相対的関係を保つため色バ
ランスが崩れないという利点がある反面、全体の色が変
化してしまうという欠点があった。
【0007】(b)は色再現範囲内の色が忠実に再現さ
れるという利点がある反面、範囲外の色再現が色再現範
囲表面積の大きさに限定されてしまい階調性を失うとい
う欠点があった。
【0008】(c)は(a)及び(b)の利点を保ちな
がらそれぞれの欠点を補っているが、マッピングが線形
の場合にはマッピング境界上での連続性が保たれないと
いう欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題点】従来の色空間圧縮方
式には以下のような欠点があった。
【0010】(1)色再現範囲外の色が少ない場合に
(a)の色空間圧縮方式を用いると全体の色が変化して
しまう。
【0011】(2)色再現範囲外の色が多い場合に
(b)の色空間圧縮方式を用いると範囲外の色再現が色
再現範囲表面積の大きさに制限されてしまい階調性が失
われてしまう。
【0012】(3)色再現範囲内から色再現範囲外の色
を含むグラデーションの場合に線形型マッピングを用い
た(c)の色空間圧縮方式を用いるとマッピング境界で
不連続になってしまう。
【0013】本願発明は上述の点に鑑みてなされたもの
であり、不連続部分をなくし、色空間圧縮結果が良好な
階調を有するようにすることを目的とする。
【0014】また、線形マッピングにより所定の範囲内
は忠実に再現するとともに、線形マッピングと非線形マ
ッピングの境界において不連続部分が生じないようにす
ることを他の目的とする。
【0015】また、ユーザの用途に応じた色空間圧縮処
理を提供することを他の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を解決
するために本願発明は以下の構成を有する。
【0017】本願第1の発明は、画像データを入力する
入力手段と、前記入力した画像データに対して、所望の
範囲において非線形かつ連続的なマッピング関数に基づ
き色空間圧縮処理を行なう色空間圧縮処理手段とを有す
ることを特徴とする。
【0018】本願第2の発明は、画像データを入力する
入力手段と、前記入力画像データに対して線形マッピン
グと非線形マッピングの組み合わせで色マッピングする
色空間圧縮手段とを有することを特徴とする。
【0019】本願第3の発明は、画像データを入力する
入力手段と、前記画像データに対して線形マッピングす
る線形マッピングモードと、前記画像データに対して非
線形マッピングする非線形マッピングモードと、前記線
形マッピングモードと前記非線形マッピングモードのい
ずれかをマニュアル選択するマニュアル選択手段選択手
段とを有することを特徴とする。
【0020】
【実施例】
(実施例1)以下、図面を用いて本願第1の実施例を詳
述する。
【0021】図 1(a)、(b)を用いて本実施例にお
ける色空間圧縮方法の概念を説明する。図1(a)に示
すように、デバイス色再現範囲外の入力色信号を含むマ
ッピング境界外の入力色信号を、輝度を保持して、マッ
ピング境界とデバイス色再現範囲内にマッピングする。
なお、本実施例では入力画像に応じたマッピング境界を
設定する。また、図1(b)に示すように等輝度面にお
いて、マッピング境界内は忠実に再現し、デバイス色再
現範囲に近づくにつれて密になるように非線形にマッピ
ングする。本実施例の色空間圧縮方法によれば、階調に
おける不連続点がなくなり全階調において良好な階調で
再現することができる。更に、デバイス色再現範囲外の
階調も良好に再現することができる。また、マッピング
境界内は忠実に再現するので、入力画像の雰囲気を保つ
ことができる。
【0022】以下に、上述の色空間圧縮方法を実現すべ
き画像処理装置及び方法について説明する。
【0023】図2に本実施例に係るブロック図を示す。
外部装置20は、スキャナ、ホスト、ビデオ、フィルム
スキャナ等の画像処理装置10に画像データを転送する
ものである。画像出力装置30は、モニタやプリンタ等
の画像出力装置である。画像処理装置10は、外部装置
から画像を示すRGBデータやビデオ信号等の入力色信
号を入力する入力部40、入力色信号の色空間から色マ
ッピング処理を行なう色空間、即ち、L*** 空間
への色空間変換又はその逆変換を行なう色空間変換部8
0、L*** 画像データを格納する画像データ格納
部50、モニタ、プリンタ等の画像出力装置30のデバ
イス色再現範囲やモニタのγ曲線等のデバイスの特性を
示すデータであるデバイス・プロファイルをデバイスと
対応させて格納するプロファイル格納部60、CPU1
00で判定されたデバイス色再現範囲外の入力色信号を
計数する計数部90、デバイス色再現範囲外判定、マッ
ピング境界制御、非線形型色マッピング関数決定等をR
OM101のプログラムに従いRAM102を用いて行
なうCPU100、色マッピング処理を行なう色マッピ
ング部70、画像出力装置30に画像データを出力する
出力部110、バス120により構成されている。
【0024】なお、プロファイル格納部60に格納され
ているデバイス色再現範囲データは例えば、図4に示さ
れているように、R、G、B、C、M、Y、W、Kの8
点がデバイスに対応させて格納されている。
【0025】図3に動作手順を示す。
【0026】S11は画像を示す入力色信号を入力する
ステップ、S12は対象画像出力装置30に対応するデ
バイス・プロファイルを入力するプロファイル入力ステ
ップ、S13は、入力色信号が色空間座標系のデバイス
色再現範囲内に存在するか否かを判定する判定ステッ
プ、S14は、デバイス色再現範囲外と判定された色信
号を計数する計数ステップ、S15は相対距離が最大の
値を判定する判定ステップ、S16はデバイス色再現範
囲外画素数と全画素数の比率からマッピング境界を決定
するマッピング境界制御ステップ、ステップ17は、S
13で判定でデバイス色再現範囲外であると判定された
入力色信号から非線形型色マッピング関数を決定する。
ステップ18は入力色信号がS16で決定されたマッピ
ング境界外か否かを判定する。ステップ19は、S16
でマッピング境界外と判定された入力色信号に対してS
17で決定された非線形型色マッピング関数に基づき色
空間圧縮処理を行なう。なお、マッピング境界内と判定
された入力色信号に対しては色空間圧縮処理を行わな
い。S20は、S19の処理結果を画像データとして画
像出力装置に出力する。
【0027】(デバイス色再現範囲外判定)入力色がプ
ロファイル入力ステップS12によって得られたデバイ
ス色再現範囲の内部に存在するか否かをCPU100が
判定する。具体的には、上述の様に、例えばデバイス色
再現範囲がR(red)、G(green)、B(bl
ue)、Y(yellow)、M(magenta)、
C(cyan)、W(white)、K(black)
の8点によって定義される場合には、8点を色空間座標
系(CIE LAB、CIE LUV等)の座標値に変
換し、例えば図4に示されるようなR、G、B、Y、
M、Cの6点とW及びKの陵線から形成される12面体
でデバイス色再現範囲を近似する。
【0028】次に、12面体に対するデバイス色再現範
囲の内部に存在する点と画素色の点が同側にあれば画素
色はデバイス色再現範囲の内部に存在し、反対側にあれ
ば外部に存在すると判定する。
【0029】(マッピング境界制御)判定ステップS1
3によってデバイス色再現範囲外であると判定された画
素の数を計数ステップ14によってカウントする。
【0030】マッピング境界制御ステップ16は全画素
数に対するデバイス色再現範囲外画素数の比率を算出
し、範囲外画素比率の値によってマッピング境界の位置
を制御する。
【0031】範囲外画素比率が0の場合にはマッピング
境界がデバイス色再現範囲と等しい位置、1の場合には
例えばデバイス色再現範囲を収束点へ向かってα ma
xだけ縮小した位置にマッピング境界が移動するように
制御する(α max≦α≦1)。
【0032】 (範囲外画素比率)=(デバイス色再現範囲外画素数)/(全画素数)…(1 .1) (マッピング境界位置α)=1−(1−α max)・(範囲外画素比率)… (1.2)
【0033】ここで、収束点は色空間圧縮の収束点であ
る。したがって、本実施例では入力色信号の輝度を保持
してマッピングするのでデバイス色再現範囲外画素と明
度を等しくする色空間座標系の中心軸上に位置する点で
ある。
【0034】(非線形マッピング関数)デバイス色再現
範囲外であると判定された画素から非線形型色マッピン
グ関数をCPU100が決定する。
【0035】例えば、範囲外の色信号と収束点を結ぶ軌
跡に沿って色空間圧縮を行なう場合、図5に示されるよ
うにその軌跡とデバイス色再現範囲表面との交点を求
め、 (収束点から入力色信号までの距離)/(収束点から交点までの距離)…(1 .3) により相対位置を算出する。その相対距離をすべての入
力色信号について求め、最も大きい値をデバイス色再現
範囲から最も遠い色信号の相対位置P max(≧1)
とする。
【0036】次に、デバイス色再現範囲表面の相対位置
を1、デバイス色再現範囲を収束点に向かってαだけ縮
小した位置をマッピング境界(α max≦α≦1)の
位置、最大相対位置をP maxとしたとき、マッピン
グ境界に対する入力色信号の相対位置がP(≧α)なら
ばマッピング後のマッピング境界に対する相対位置P′
は次式の非線形型色マッピング関数によって表現するこ
とができる。
【0037】 P′=P−(P max−1)・((P−α)/(P max−α))^n… (1.4) ここで、nは非線形度合指数であり、 1<n≦(P max−α)/(P max−1)…(1.5) によって非線形の度合を変化させることができる(n=
1のときには不連続な関数になる)。nが大きい時には
デバイス色再現範囲表面付近へのマッピングが密にな
り、nが小さい時には疎になる(図6参照)。
【0038】(1.4)式の非線形型色マッピング関数
はマッピング境界上(P=α)において忠実色再現領域
と連続になる関数である。
【0039】(非線形型色マッピング)例えば、R、
G、B、Y、M、C、W、Kの8点によってデバイス色
再現範囲が定義される場合、マッピング境界を収束点に
向かって彩度をαだけ縮小した位置とすれば、色座標系
において8点を収束点に向かって彩度方向へαだけ縮小
する。その8点に基づき入力色信号がマッピング境界の
内部に存在するか否かを判断する。
【0040】マッピング境界外ならば収束点からの相対
距離と非線形型色マッピング関数を用いてマッピング後
の位置を求める。
【0041】例えば、マッピング境界外の色信号と収束
点を結ぶ軌跡に沿って色空間圧縮を行なう場合、その軌
跡とマッピング境界との交点を求め、(1.3)式によ
って相対位置を算出する。次に、その相対位置を(1.
4)式に代入してマッピング後の位置を求める。
【0042】一方、マッピング境界内ならば処理を行な
わない。
【0043】以上のように、実施例1によれば、色再現
範囲に対するマッピング境界の位置を、色再現範囲外の
色が少ない場合には色再現範囲の表面に近づけ、範囲外
の色が多い場合には色圧縮空間圧縮収束点に近づけると
共に非線形マッピングのパラメータを制御する。
【0044】したがって、図12(b)に示すように、
色再現範囲の内部に忠実な色再現を行なう忠実色再現領
域と、忠実色再現領域外の色を非線形マッピングする写
像色再現領域を設け、全画素数と色再現範囲外画素数の
割合に応じて、その2つの領域の境界であるマッピング
境界を変化させると共に、忠実色再現領域と写像色再現
領域の連続性を保つように非線形マッピングのパラメー
タを決定すれば連続性を保ったまま色空間圧縮結果の最
適化を行なうことができる。
【0045】(実施例2)本発明の概念図を図7、構成
を図8に示す。
【0046】図8に於いて、21はスキャナ、ビデオ信
号、CGエディタ、ファイル等から画像を入力するため
の画像入力手段、22はスキャナ、モニタ、プリンタ等
のデバイス色再現範囲やモニタのγ曲線といったデバイ
ス・プロファイルを入力するためのプロファイル入力手
段、23は画像入力手段21によって入力された画像の
各画素が色空間座標系のある領域の内部に存在するか否
かを判定するための判定手段、24は判定手段23によ
ってプロファイル入力手段22によって入力されたデバ
イス色再現範囲の外側であると判定された画素数を計数
するための計数手段、25は計数手段24によって得ら
れたデバイス色再現範囲外画素数と全画素数の比率と、
デバイス色再現範囲から最も遠い相対位置の値から非線
形度合指数及び非線形型色マッピング関数を求めるため
の非線形型色マッピング関数決定手段、26は画像入力
手段21によって入力された画像の各画素を、非線形型
色マッピング関数決定25によって求められた非線形型
色マッピング関数によってマッピングするための非線形
型色マッピング手段、27は非線形型色マッピング手段
26によって得られた画像をモニタ、プリンタへ出力す
るための画像出力手段である。
【0047】画像入力手段21によって得られた画像の
各画素については以下の処理を行なう。
【0048】(デバイス色再現範囲の内外判定)画素色
がプロファイル入力手段22によって得られたデバイス
色再現範囲の内部に存在するか否かを判定手段23によ
り判定する。
【0049】例えばデバイス色再現範囲がR(re
d)、G(green)、B(blue)、Y(yel
low)、M(magenta)、C(cyan)、W
(white)、K(black)の8点によって定義
される場合には、8点を色空間座標系(CIE LA
B、CIE LUV等)の座標値に変換し、例えば図4
に示されるようなR、G、B、Y、M、Cの6点とW及
びKの陵線から形成される12面体でデバイス色再現範
囲を近似する。
【0050】次に、12面体に対するデバイス色再現範
囲の内部に存在する点と画素色の点が同側にあれば画素
色はデバイス色再現範囲の内部に存在し、反対側にあれ
ば外部に存在すると判定する。
【0051】(非線形度合の制御と非線形型色マッピン
グ関数)判定手段23によってデバイス色再現範囲外で
あると判定された画素の数を計数手段24によってカウ
ントする。
【0052】非線形型色マッピング関数決定手段25は
全画素数に対するデバイス色再現範囲外画素数の比率を
算出し、範囲外画素比率の値によって非線形度合の制
御、及び非線形型色マッピング関数の決定を行なう。
【0053】まず、次式によって範囲外画素比率を求め
る。
【0054】 (範囲外画素比率)=(デバイス色再現範囲外画素数)/(全画素数)…(2 .1)
【0055】次に同色相及び同明度においてデバイス色
再現範囲と彩度の比率が最も大きい色信号の相対位置を
求める。
【0056】例えば、範囲外の色信号と収束点を結ぶ軌
跡に沿って色空間圧縮を行なう場合、図4に示されるよ
うにその軌跡とデバイス色再現範囲表面との交点を求
め、 (収束点から入力色信号までの距離)/(収束点から交点までの距離)…(2 .2) により相対位置を算出する。その相対距離をすべての入
力色信号について求め、最も大きい値をデバイス色再現
範囲から最も遠い色信号の相対位置P max(≧1)
とする。
【0057】ここで、収束点は色空間圧縮の収束点であ
り、例えばデバイス色再現範囲外画素と明度を等しくす
る色空間座標系の中心軸上に位置する点である。
【0058】(2.1)式及び(2.2)式より、デバ
イス色再現範囲表面の相対位置を1、最大相対位置をP
max、デバイス色再現範囲表面に対する入力色信号
の相対位置をPとすれば、マッピング後の相対位置P′
を求める非線形型色マッピング関数は次式となる。
【0059】 P′=P−(P max−1)・(P/P max)^n…(2.3) ここで、nは非線形度合指数であり、 (非線形度合指数n)=1−(範囲外画素比率)/(P max−1)…(2 .4)
【0060】これにより、範囲外画素比率が0の場合に
は全入力色が忠実に色再現される線形マッピング、1の
場合にはデバイス色再現範囲表面付近が最も密になる非
線形マッピングに制御される(図9参照)。
【0061】(非線形型色マッピング)例えば、R、
G、B、Y、M、C、W、Kの8点によってデバイス色
再現範囲が定義される場合、入力色信号とそのデバイス
色再現範囲との相対距離と、非線形型色マッピング関数
からマッピング後の位置を求める。
【0062】例えば、入力色信号と収束点を結ぶ軌跡に
沿って色空間圧縮を行なう場合、その軌跡とデバイス色
再現範囲との交点を求め、(2.2)式によって相対位
置を算出する。次に、その相対位置を(2.3)式に代
入してマッピング後の位置を求める。画像出力手段27
によって色空間圧縮処理後の画像を出力する。
【0063】以上のように実施例2によれば、色再現範
囲外の色が少ない場合には色再現範囲の表面付近を密に
し、範囲外の色が多い場合には色再現範囲の表面付近を
疎にするように非線形のパラメータを制御する。
【0064】したがって、図12(a)に示すように、
全画素数と色再現範囲外画素数の割合に応じて、非線形
の度合を変化させることにより、マッピング境界の制御
を行なうような効果を得ることができる。
【0065】(実施例3)実施例1におけるマッピング
境界の位置、実施例1又は実施例2における非線形度合
指数をユーザが決定(又は調整)できるようなユーザ・
インターフェイスを備えた画像処理装置。
【0066】例えば、図10に示されるようにマッピン
グ境界や非線形度合をユーザが入力することによって適
当な値を設定できるようなユーザ・インターフェイスを
備えた画像処理装置。
【0067】例えば、マッピング境界と非線形度合が固
定な組合せが予め一つ、又は数種類用意されており、図
11に示されるようにユーザがその組合せを選択できる
ようなユーザ・インターフェイスを備えた画像処理装
置。
【0068】(変形例)実施例1又は実施例2の色空間
圧縮方式においてマッピング境界が固定、又は非線形度
合指数が固定、又はマッピング境界と非線形度合指数の
両方が固定にしても構わない。
【0069】更には、入力色信号の最大相対値P ma
xが固定にしても構わない。
【0070】また、実施例1又は実施例2の色空間圧縮
方法において明度と彩度、又は色相と明度と彩度のすべ
てが変化するようにしても構わない。
【0071】また、実施例1又は実施例2の処理結果を
ルックアップ・テーブルへ格納して色空間圧縮を行なう
ようにしても構わない。
【0072】また、実施例1又は実施例2の計数手段の
デバイス色再現範囲外画素数、最大相対位置を入力色信
号のサンプリング値から求めるようにしても構わない。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、不連続部分をなく
し、色空間圧縮結果が良好な階調を有するようにするこ
とができる。
【0074】更に、非線形なマッピング関数に基づき色
空間圧縮するので全体の色変化の度合を色再現範囲内の
色に対しては小さくし、色再現範囲外の色に対しては大
きくすることができる。
【0075】また、線形マッピングにより所定範囲内は
忠実に再現するとともに、線形マッピングと非線形マッ
ピングの境界の境界に不連続点が生じないようにするこ
とができる。
【0076】また、ユーザのようとに応じた色空間圧縮
処理を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の概念図。
【図2】本願発明にかかる画像処理装置の構成例を示す
ブロック図。
【図3】実施例1にかかる動作の1例を示すフローチャ
ート。
【図4】色再現範囲の1例を示す図。
【図5】相対距離の説明図。
【図6】実施例1の特性の1例を示す図。
【図7】実施例2の概念図。
【図8】本願発明にかかる画像処理装置の構成例を示す
ブロック図。
【図9】実施例2の特性の1例を示す図。
【図10】色空間圧縮コントロールの1例を示す説明
図。
【図11】色空間圧縮オプションの1例を示す図。
【図12】本願発明にかかる概念図及び特性図。
【図13】従来の概念図及び特性図。
【符号の説明】
10 画像処理装置 20 外部装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を示す画像データを入力する入力手
    段と、 非線形かつ連続的なマッピング関数に基づき前記原稿を
    示す画像データに対して一様に色空間圧縮処理を行う色
    空間圧縮処理手段とを有することを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記色空間圧縮処理手段は、前記入力画
    像データの収束点からの距離に対して、非線形かつ連続
    的に変化する圧縮率を用いて色空間圧縮処理することを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記収束点は、前記入力画像データが存
    在する輝度面に置ける無彩色の位置を示すことを特徴と
    する請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記マッピング関数を設定するマ
    ッピング関数設定手段を有し、 前記マッピング関数の非線形度は、入力画像の色分布に
    基づき設定されることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 画像データを入力する入力手段と、 前記入力画像データに対して線形マッピングと非線形マ
    ッピングの組み合わせで色マッピングする色空間圧縮手
    段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記線形マッピングを行う線形マ
    ッピング範囲と、前記非線形マッピングを行う非線形マ
    ッピング範囲の境界であるマッピング境界制御手段を有
    することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記マッピング境界制御手段は入力画像
    の色分布に応じてマッピング境界を制御することを特徴
    とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記線形マッピングを行う線形マッピン
    グ範囲と、前記非線形マッピングを行う非線形マッピン
    グ範囲の境界近傍で不連続点が生じないことを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記入力画像データが前記線形マ
    ッピングを行う線形マッピング範囲と、前記非線形マッ
    ピングを行う非線形マッピング範囲のいずれに存在する
    かを判定する判定手段とを有することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記マッピング境界制御手段は、ユー
    ザによってマニュアル設定された値に基づき前記マッピ
    ング境界を制御することを特徴とする請求項6記載の画
    像処理装置。
  11. 【請求項11】 画像データを入力する入力手段と、 前記画像データに対して線形マッピングする線形マッピ
    ングモードと、 前記画像データに対して非線形マッピングする非線形マ
    ッピングモードと、 前記線形マッピングモードと前記非線形マッピングモー
    ドのいずれかをマニュアル選択するマニュアル選択手段
    とを有することを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 画像データを入力する入力し、 前記入力した画像データに対して、所望の範囲において
    非線形かつ連続的なマッピング関数に基づき色空間圧縮
    処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 画像データを入力し、 前記入力画像データに対して線形マッピングと非線形マ
    ッピングの組み合わせで色マッピングすることを特徴と
    する画像処理方法。
  14. 【請求項14】 画像データを入力し、 前記画像データに対して線形マッピングする線形マッピ
    ングモードと、 前記画像データに対して非線形マッピングする非線形マ
    ッピングモードと、前記線形マッピングモードと前記非
    線形マッピングモードのいずれかをマニュアル選択する
    ことを特徴とする画像処理方法。
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