JP2002116670A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002116670A
JP2002116670A JP2000308362A JP2000308362A JP2002116670A JP 2002116670 A JP2002116670 A JP 2002116670A JP 2000308362 A JP2000308362 A JP 2000308362A JP 2000308362 A JP2000308362 A JP 2000308362A JP 2002116670 A JP2002116670 A JP 2002116670A
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image forming
toner
duct
air
ozone
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English (en)
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Yoshito Takashima
義人 高嶋
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱部材による温度上昇を防止するための新
たな専用部材(冷却手段)等を追加することなく、画像
形成装置内で発生したトナー、オゾン等を除去したエア
を発熱部材の冷却に再利用できる画像形成装置を提供す
ること。 【解決手段】 トナー像形成装置V、転写装置T1,T
2、感光体クリーナCL、シート搬送装置SH、および
定着装置Fを収容するケースH内のオゾン発生個所Q0
とトナー飛散個所Q2とに吸引ダクトD6と吸引ダクト
D7とを設ける。吸引ダクトD6に接続された吸引ダク
トDaと吸引ダクトD7に接続された吸引ダクトDbと
を合流した吸引ダクトDc内に,トナーフィルタ7a,
オゾンフィルタ7bおよび吸引ファン8を配置する。ト
ナーフィルタ7a,オゾンフィルタ7bを通過したエア
を、定着装置Fの加熱ローラFhおよび制御ケース21
内の電子部品の周辺にエア送風路Dd,De,Dfで導
くように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザプ
リンタ等の画像形成装置に関し、特に画像形成装置のト
ナー像形成装置、転写装置、感光体クリーナ、シート搬
送装置、および定着装置を収容するケース内のエア中の
オゾンや飛散トナー等の汚染物質を、フィルタにより除
去して、清浄なエアにしてケース外に排出する装置を備
えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては従来下記
の技術(J01)〜(J03)が知られている。 (J01)特開平9−190122号記載の技術 この公報には、像担持体の帯電過程において発生するオ
ゾンを含むエアや現像の過程において発生するトナーを
含むエア等をそれぞれ個別の排気ファン等によりダクト
等を介し、フィルタ等を経由して画像形成装置外部へ排
気する技術が記載されている。 (J02)特開平9−34322号記載の技術 この公報には、画像形成装置本体内部に設けられたファ
ン等により、装置内を循環するエアフローを形成させ、
前記エアフローによる発熱部材の冷却手段を設け、ま
た、エアに含まれるオゾン等を除去するための空気浄化
手段を設けるための技術が記載されている。 (J03)特開昭64−59252号記載の技術 この公報には、画像形成装置内部でのエアフローの循環
により上昇したエアの温度を冷却する技術が記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(前記従来技術(J0
1)の問題点)前記従来技術(J01)では、エア中のオ
ゾンやトナー等の汚染物質をフィルタで除去した清浄な
エアをそのまま装置外に排出している。したがって、電
子部品や定着装置等の発熱部材による画像形成装置内部
での温度上昇を防止するためには、冷却専用のファンが
必要となり、部品点数も多くなってしまい、騒音、コス
トの上昇等の問題がある。 (前記従来技術(J02),(J03)の問題点)前記従来
技術(J02),(J03)では、フィルタで清浄にしたエ
アを再循環させながら発熱部材を冷却しているため、発
熱部材の冷却により温度上昇したエアを冷却する装置が
別途必要となる。このため、エア冷却装置を設けるため
に構成が複雑となりコストが上昇する。また、前記従来
技術(J02)では温度上昇したエアを確実に冷却するこ
とが困難と思われる。また、前記従来技術(J03)では
ペルチェ素子等を使用しているため、大幅なコスト高、
消費電力の増大等の問題点がある。
【0004】本発明は、前述の事情に鑑み、下記(O0
1),(O02)の記載内容を課題とする。 (O01)画像形成装置内部のエア中のオゾンや飛散トナ
ー等の汚染物質をフィルタにより除去した清浄なエアを
無駄に排出せずに有効に利用してから排出すること。 (O02)発熱部材を冷却するための冷却専用のファンを
設けることなく、発熱部材を冷却すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の形態の要素との対応を容易にするた
め、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記す
る。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説
明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、
本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0006】(本発明)前記課題を解決するために本発
明の画像形成装置は、下記の構成要件(A01)〜(A0
8)を備えたことを特徴とする画像形成装置。 (A01)回転移動する表面が帯電領域(Q0y〜Q0k;
Q0)、潜像形成位置(Q1y〜Q1k;Q1)、現像領
域(Q2y〜Q2k;Q2)、転写領域(Q3y〜Q3k;
Q3)、クリーニング領域(QLy〜QLk;QL)を順
次通過する感光体(PRy〜PRk;PR)、前記帯電領
域(Q0y〜Q0k;Q0)において前記感光体(PRy
〜PRk;PR)表面を一様に帯電させる帯電部材(C
Cy〜Ck;CC)、前記潜像形成位置(Q1y〜Q1k;
Q1)において前記帯電された感光体(PRy〜PRk;
PR)表面に静電潜像を形成する潜像形成装置(ROS
y〜ROSk;ROS)、および、前記現像領域(Q2y
〜Q2k;Q2)において前記静電潜像をトナー像に現
像する現像器(Gy〜Gk;G)、を備えたトナー像形成
装置(V)、(A02)前記転写領域(Q3y〜Q3k;Q
3)を通過する感光体(PRy〜PRk;PR)表面のト
ナー像を記録シート(S)に転写する転写装置(T1y
〜T1k,T2;T1,T2)、(A03)前記トナー像
転写後の感光体(PRy〜PRk;PR)表面の残留トナ
ーを前記クリーニング領域(QLy〜QLk;QL)にお
いて回収する感光体クリーナ(CLy〜CLk;CL)、
(A04)前記記録シート(S)を、前記トナー像が転写
されるシート転写位置(Q4)および定着領域(Q5)
に順次搬送するシート搬送装置(SH)、(A05)前記
定着領域(Q5)において前記記録シート(S)上のト
ナー像を定着する定着装置(F)、(A06)前記トナー
像形成装置(V)、転写装置(T1y〜T1k,T2;T
1,T2)、感光体クリーナ(CLy〜CLk;CL)、
シート搬送装置(SH)、および定着装置(F)を収容
するケース(H)、(A07)前記ケース(H)内のオゾ
ンまたは飛散トナーを含むエアを吸引する吸引ダクト
(D6+D7+Da+Db+Dc)と、前記吸引ダクト
(D6+D7+Da+Db+Dc)内に配置された吸引
ファン(8)と、前記吸引ファン(8)の上流側に配置
されてオゾンまたはトナーを除去するフィルタ(7aま
たは7b)とを有する吸引ダクト装置(D6+D7+D
a+Db+Dc+7a+7b+8)、(A08)前記吸引
ダクト装置を通過した清浄なエアを、前記ケース(H)
内の所定の部材(F,22)の周辺に導くエア送風路
(Dd+De+Df)。
【0007】(本発明の構成要件の説明)前記「ケース
(H)内の所定の部材」としては、次の部材を例示する
ことができる。 (1)電子部品、定着装置等の発熱部材。 (2)シートセンサの表面、ROSのレーザビーム出射
口を塞ぐ透明部材等の汚れを防止する必要のある要清掃
部材。 (3)加熱の必要な要加熱部材(要加熱部材に清浄なエ
アを送風する場合には、吸引ダクト装置に発熱部材周辺
のエアを吸引するダクトを設けることが可能である。) (4)除湿の必要な要除湿部材(要除湿部材に清浄なエ
アを送風する場合には、吸引ダクト装置に除湿機能を有
する部材を配置することが可能である。)また、前記本
発明において、前記「転写装置」は、次の(1),
(2)の転写装置を含む。 (1)前記感光体(PRy〜PRk;PR)表面のトナー
像を、記録シート(S)に直接転写する転写装置。 (2)前記感光体(PRy〜PRk;PR)表面のトナー
像を、1次転写器(T1y〜T1k;T1)により一旦中
間転写体に1次転写して、前記中間転写体のトナー像を
さらに2次転写器(シート転写器)(T2)により記録
シート(S)に2次転写する転写装置(T1y〜T1k,
T2;T1,T2)。すなわち、この場合の前記転写装
置(T1y〜T1k,T2;T1,T2)は、前記1次転
写器(T1y〜T1k;T1)および2次転写器(T2)
を含んでいる。
【0008】(本発明の作用)前記構成を備えた本発明
の画像形成装置では、トナー像形成装置(V)は、感光
体(PRy〜PRk;PR)、帯電部材(CCy〜CCk;
CC)、潜像形成装置(ROSy〜ROSk;ROS)お
よび現像器(Gy〜Gk;G)を備えており、前記感光体
(PRy〜PRk;PR)の表面が帯電領域(Q0y〜Q
0k;Q0)、潜像形成位置(Q1y〜Q1k;Q1)、
現像領域(Q2y〜Q2k;Q2)、転写領域(Q3y〜
Q3k;Q3)、クリーニング領域(QLy〜QLk;Q
L)を回転移動しつつ順次通過する。帯電部材(CCy
〜CCk;CC)は前記帯電領域(Q0y〜Q0k;Q
0)において前記感光体(PRy〜PRk;PR)表面を
一様に帯電させる。潜像形成装置(ROSy〜ROSk;
ROS)は前記潜像形成位置(Q1y,Q1m,Q1c,
Q1k;Q1)において前記帯電された感光体(PRy〜
PRk;PR)表面に静電潜像を形成する。現像器(Gy
〜Gk;G)は前記現像領域(Q2y〜Q2k;Q2)に
おいて前記静電潜像をトナー像に現像する。転写装置
(T1y〜T1k,T2;T1,T2)は、前記転写領域
(Q3y〜Q3k;Q3)を通過する感光体(PRy〜P
Rk;PR)表面のトナー像を記録シート(S)に転写
する。感光体クリーナ(CLy〜CLk;CL)は前記ト
ナー像転写後の感光体(PRy〜PRk;PR)表面の残
留トナーを前記クリーニング領域(QLy〜QLk;Q
L)において回収する。シート搬送装置(SH)は前記
記録シート(S)を、前記トナー像が転写されるシート
転写位置(Q4)および定着領域(Q5)に順次搬送す
る。定着装置(F)は前記定着領域(Q5)において前
記記録シート(S)上のトナー像を定着する。ケース
(H)は前記トナー像形成装置(V)、転写装置(T1
y〜T1k,T2;T1,T2)、感光体クリーナ(CL
y〜CLk;CL)、シート搬送装置(SH)、および定
着装置(F)を収容する。吸引ダクト(D6+D7+D
a+Db+Dc)は、吸引ファン(8)により前記ケー
ス(H)内のオゾンまたはトナーを含むエアーを吸引す
る。前記吸引ファン(8)の上流側に配置されたフィル
タ(7aまたは7b)はオゾンまたはトナーを除去す
る。
【0009】冷却用エア送風路(Dd+De+Df)
は、前記吸引ダクト装置(7a+7b+8+D6+D7
+Da+Db+Dc)を通過してオゾンまたはトナーが
除去された清浄なエアをケース(H)内の所定の部材
(Fh,22)の周辺に導く。前記所定の部材が発熱部
材(Fh,22)である場合には、前記清浄なエアを無
駄に排出せずに発熱部材(Fh,22)を冷却してから
排出する。このため、従来技術のように再循環させるエ
アにより発熱部材(Fh,22)を冷却する場合に比較
して、常に清浄な新しいエアにより発熱部材(Fh,2
2)を冷却することができる。また、エアを再循環させ
る場合は発熱部材(Fh,22)を冷却して温度上昇し
たエアを再利用のためのエア冷却装置が必要となるの
で、構成が複雑になり、コスト高になるが、本発明で
は、今まで無駄に排出していた清浄なエア(フィルタ
(7a,7b)を通過したエア)を発熱部材(Fh,2
2)の周辺に導くだけであるので、低コストである。ま
た、前記所定の部材が要清掃部材(シートセンサの表
面、ROSのレーザビーム出射口を塞ぐ透明部材等)の
場合には、前記清浄なエアは、要清掃部材を清掃してか
ら排出される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面を参照しながら、本発明
の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明
は以下の実施の形態に限定されるものではない。 (実施例)なお、以後の説明の理解を容易にするため
に、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY
軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,
−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前
方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後
側、右側、左側、上側、下側とする。また、図中、
「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表
に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載され
たものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものと
する。
【0011】(実施例1)図1は複数の像担持体に接す
る中間転写体を有するカラー画像形成装置の実施の形態
1の説明図である。図1において、画像形成装置Uは、
自動原稿搬送装置U1とこれを支持するプラテンガラス
PGおよびケースHを有する画像形成装置本体(複写
機)U2とを備えている。前記自動原稿搬送装置U1
は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置され
る原稿給紙トレイTG1と、原稿給紙トレイTG1から前
記プラテンガラスPG上の複写位置(原稿読取位置)を
通過して搬送される原稿Giが排出される原稿排紙トレ
イTG2とを有している。前記画像形成装置本体U2
は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操
作するUI(ユーザインタフェース)、露光光学系A等
を有している。
【0012】前記自動原稿搬送装置U2でプラテンガラ
スPG上に搬送される原稿または手動でプラテンガラス
PG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前
記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)でR
(赤)、G(緑)、B(青)の電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム)は、CCD
から入力される前記RGBの電気信号をK(黒)、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の画像デ
ータに変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定
のタイミングで潜像形成用の画像データとしてレーザ駆
動回路DLに出力する。なお、原稿画像がモノクロの場
合はK(黒)のみの画像データがレーザ駆動回路DLに
入力される。
【0013】前記レーザ駆動回路DLは、各色Y,M,
C,Kのレーザ駆動回路DLy,DLm,DLc,DLkを
有し、入力された画像データに応じたレーザ駆動信号を
所定のタイミングで、潜像形成装置ROSy,ROSm,
ROSc,ROSkの各色の潜像書込用レーザダイオード
LDに出力する。前記各レーザダイオードLDから出射
したY,M,C,Kのレーザ光Ly,Lm,Lc,Lkはそ
れぞれ、回転する感光体PRy,PRm,PRc,PRkに
入射する。
【0014】各感光体PRy,PRm,PRc,PRkは、
帯電領域Q0y,Q0m,Q0c,Q0kにおいてコロトロ
ンにより構成された帯電部材CCy,CCm,CCc,C
Ckにより一様に帯電された後、潜像形成位置Q1y,Q
1m,Q1c,Q1kにおいて、前記レーザ光Ly,Lm,
Lc,Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。前
記感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面の静電潜像
は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて現像
器Gy,Gm,Gc,Gkによりトナー像に現像される。そ
の現像されたトナー像は、中間転写ベルトBに接触する
1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送され
る。前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにお
いて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写ロ
ールT1y,T1m,T1c,T1kには、コントローラC
により制御される電源回路Eから所定のタイミングでト
ナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各感光体PRy〜PRk上のトナー像は前記1次転写
ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベル
トBに1次転写される。1次転写後の感光体PRy,P
Rm,PRc,PRk表面の残留トナーは、クリーニング
領域QLy,QLm,QLc,QLkにおいて、感光体クリ
ーナCLy,CLm,CLc,CLkで除去される。なお、
本実施の形態の帯電部材CCy,CCm,CCc,CCkは
コロトロンにより構成したが、帯電ロールにも変更可能
である。前記符号CCy〜CCk,PRy〜PRk,ROS
y〜ROSk,Gy〜Gkで示された構成要素からトナー像
形成装置Vが構成される。
【0015】前記感光体PRy〜PRk下方には、左右一
対のスライドフレーム用のスライドレールSR,SRに
よりスライドフレームF1(2点鎖線で表示)が前後
(紙面に垂直な方向)にスライド移動可能に支持されて
いる。スライドフレームF1にはベルトモジュール(上
下移動部材)F2が昇降可能に支持されている。前記ベ
ルトモジュールF2は、前記中間転写ベルトBと、ベル
ト駆動ロールRd、テンションロールRt、ウォーキン
グロールRw、アイドラロール(フリーロール)Rfお
よびバックアップロールT2aを含むベルト支持ロール
(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記1次転写
ロールT1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そ
して、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール
(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により回転移動可
能に支持されている。
【0016】図1ではベルトモジュールF2が上昇位置
(感光体PRy〜PRk下面に中間転写ベルトBが接触す
る位置)に保持された状態が示されているが、前記スラ
イドフレームF1を画像形成装置本体U2に装着または
離脱させる際前後に移動させるときには下降位置(前記
感光体PRy〜PRkから中間転写ベルトBが下方に離れ
た位置)に保持される。このため、前記スライドフレー
ムF1およびこれに支持されたベルトモジュールF2が
画像形成装置本体U2に対して着脱される際には、ベル
トモジュールF2は前記感光体PRy,PRm,PRc,
PRkと摩擦接触しないように構成されている。
【0017】前記バックアップロールT2aの下方に
は、左右一対のスライドレールSR,SRにより前後
(紙面に垂直な方向)にスライド移動可能な定着装置支
持フレームFsが、画像形成装置本体U2に対して着脱
可能に支持されている。前記定着装置支持フレームFs
には2次転写ユニットUtの2次転写昇降フレームFt
がヒンジ軸Fta周りに上下に回動可能に支持されてい
る。前記2次転写ユニットUtは、2次転写ロールT2
bと、2次転写ロールクリーナCLrと、ロール支持レ
バーLrと、転写後シートガイドSG2と、シート搬送
ベルトBHと、それらを支持する前記2次転写昇降フレ
ームFtと、を有している。
【0018】前記ロール支持レバーLrは、前記2次転
写ロールT2bおよび2次転写ロールクリーナCLrを
支持する回動可能なレバーである。前記2次転写ユニッ
トUtが前記使用位置に移動した状態において、前記ロ
ール支持レバーLrは、図示しないモータにより回動さ
れ、前記2次転写ロールT2bを、前記中間転写ベルト
Bに接触する2次転写位置および中間転写ベルトから離
れた待機位置の間で移動させる。前記転写後シートガイ
ドSG2は、前記2次転写ロールT2bおよび前記中間転
写ベルトBの接触領域である2次転写領域Q4を通過し
た記録シートSを下流側のシート搬送ベルトBHにガイ
ドする。
【0019】前記バックアップロールT2aにはコンタ
クトロールT2cが当接しており、前記ロールT2a〜T
2cにより2次転写器T2が構成されている。なお、前
記コンタクトロールT2には、現像装置Gでのトナーの
帯電極性と同極性の2次転写電圧が電源回路Eから供給
され、前記電源回路EはコントローラCにより制御され
る。
【0020】給紙トレイTR1に収容された記録シート
Sは、所定のタイミングでピックアップロールRpによ
り取り出され、さばきロールRsで1枚ずつ分離され
て、レジロールRrに搬送される。前記レジロールRr
に搬送された記録シートSは、前記1次転写された多重
トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q4に移動
するのにタイミングを合わせて、転写前シートガイドS
G1から2次転写領域Q4に搬送される。前記2次転写
領域Q4において前記2次転写器T2は、中間転写ベル
トB上のトナー像を記録シートSに静電的に2次転写す
る。2次転写後の中間転写ベルトBはベルトクリーナC
Lbにより残留トナーが除去される。また、前記2次転
写ロールT2bは2次転写ロールクリーナCLrにより
表面付着トナーが回収される。
【0021】前記定着装置支持フレームFsには、前記
2次転写昇降フレームFtの右側に定着装置Fが支持さ
れている。前記トナー像が2次転写された記録シートS
は、転写後シートガイドSG2、シート搬送ベルトBH
を通って定着領域Q5に搬送され、前記定着装置Fの加
熱ロールFhおよび加圧ロールFpの圧接領域により形
成される前記定着領域Q5を通過する際に加熱定着され
た後、排出ローラRhから排紙トレイTRhに排出され
る。なお、前記符号Rp,Rs,Rr,SG1,SG2,
BH,Rhで示された構成要素からシート搬送装置SH
が構成される。前記トナー像形成装置V、1次転写ロー
ル(1次転写器)T1y,T1m,T1c,T1k、2次転
写器T2、感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CL
k、シート搬送装置SHおよび定着装置F等は前記ケー
スHに収容されている。
【0022】(吸引ダクト装置)図2は前記図1に示す
画像形成装置の吸引ダクト装置および冷却用エア通路を
強調して示した図である。図3は前記図1の要部拡大図
で、感光体表面近傍のトナー像形成領域に配置された帯
電部材、エア流入ダクト、潜像形成装置、オゾン吸引ダ
クト、現像器、トナー吸引ダクト、感光体クリーナ等の
位置関係を示す正断面図である。図4は実施例1の画像
形成装置に備えられた吸引ダクト等の説明図で、図4A
は上面図、図4Bは前記図4AのIVB−IVB線断面図
である。なお、前記各色の潜像形成装置ROSy,RO
Sm,ROSc,ROSk、現像器Gy,Gm,Gc,Gkお
よび感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLk等はそ
れぞれ同様に構成されているので、図3によりY(イエ
ロー)の潜像形成装置ROSy、現像器Gyおよび感光体
クリーナCLyについて説明する。
【0023】図3において、潜像形成装置ROSyは光
学系収容ケース1と、前記光学系収容ケース1内に収容
されたレーザダイオード(光源)LDおよび前記レーザ
ダイオードLDからの出射光を収束させた光ビームLy
により前記感光体PRy表面を走査する走査光学系2と
を有している。前記光ビームLyが前記感光体PRy表面
を走査する際には、前記光学系収容ケース1の下面の出
射口1aの防塵用透明部材3を通過する。
【0024】図3において、現像器Gyは現像容器に収
容され且つ回転可能に支持された現像ロールGR0,現
像剤撹拌搬送部材GR1,GR2を有している。現像剤撹
拌搬送部材GR1,GR2は、現像容器Gy内に収容され
たトナーおよびキャリアを含む現像剤を攪拌搬送しなが
ら循環させる。感光体クリーナCLyは感光体PRy上の
残留トナーをかき乱して付着力を失わせるクリーニング
ブラシCLYcと、前記付着力の失ったトナーを擦り取る
クリーニングブレードCLYbとを有している。
【0025】前記光学系収容ケース1下面に沿ってエア
流入ダクトD1およびD2が設けられている。前記エア
流入ダクトD1およびD2の前記防塵用透明部材3より
も上流側は画像形成装置U外部または内部に接続してい
る。前記エア流入ダクトD1,D2には画像形成装置U
外部または内部から流入するエアに含まれるトナーや塵
等を除去するためのフィルタ4,4が設けられている。
前記エア流入ダクトD1およびD2の接続部には感光体
PRyに向かって伸びる合流エア流入ダクトD3が形成
されており、前記合流エア流入ダクトD3は前記レーザ
ビームLyの光路に沿って形成されている。図3におい
て、前記帯電器CCyの上方は、画像形成装置U外部ま
たは内部に接続しているエア流入ダクトD4,D5と連
通している。
【0026】前記感光体PRy表面の帯電領域Q0yの下
流側で、且つ現像器Gyの上流側にオゾン吸引口D6a
を有するオゾン吸引ダクトD6が設けられている。オゾ
ン吸引ダクトD6は、帯電領域Q0y(オゾン発生箇
所)で発生するオゾンを、エア流入ダクトD4,D5お
よび合流エア流入ダクトD3から流入するエアと一緒に
オゾン吸引口D6aから吸引し、接続口D6bから、前
記画像形成装置Uの後側(−X側)に設けられた後部吸
引ダクトDa(図4参照)に排出するように構成されて
いる。前記感光体PRy表面の現像領域Q2yの下流側
で、現像器Gy下側に接して飛散トナー吸引口D7aを
有する飛散トナー吸引ダクトD7が設けられている。飛
散トナー吸引ダクト7は、現像領域Q2y(トナー飛散
箇所)で飛散するトナーをエアと一緒に飛散トナー吸引
口D7aから吸引し、接続口D7bから、前記画像形成
装置Uの後側(−X側)に設けられた後部吸引ダクトD
b(図4参照)に排出するように構成されている。
【0027】図2、図4において、前記感光体PRm,
PRc,PRk表面の帯電領域Q0m,Q0c,Q0kの下流
側で、且つ現像器Gm,Gc,Gkの上流側にも、前記感
光体PRy表面の帯電領域Q0yの下流側で、且つ現像器
Gyの上流側と同様に、オゾン吸引口6aを有するオゾ
ン吸引ダクト6がそれぞれ設けられている。また、前記
感光体PRm,PRc,PRk表面の下流側で、現像器G
m,Gc,Gkに接しても、前記感光体PRy表面の現
像領域Q2yの下流側で、現像器Gyに接して同様に、飛
散トナー吸引口D7aを有する飛散トナー吸引ダクトD
7が設けられている。前記感光体PRy、PRmのオゾン
吸引ダクトD6,D6およびトナー飛散吸引ダクトD
7,D7から吸引されたエアは、接続口D6b,D6b
およびD7b,D7bから後部吸引ダクトDa,Dbに
排出されるように構成されている。また、前記感光体P
Rc,PRkのオゾン吸引ダクトD6,D6およびトナー
飛散吸引ダクトD7,D7から吸引されたエアは、接続
口D6b,D6bおよびD7b,D7bから後部吸引ダ
クトDa,Dbに排出されるように構成されている。
【0028】図2、図4において、前記後部吸引ダクト
DaおよびDbの下流側は下方に延びて、合流吸引ダク
トDcと接続している。合流吸引ダクトDcには、トナ
ーや塵等を除去するためのトナーフィルタ7aおよびオ
ゾンを分解するためのオゾンフィルタ7bと、前記オゾ
ンフィルタ7bの下流側(図4Bでは紙面下側)に吸引
ファン8とがそれぞれ設けられている。前記吸引ファン
8は、前記ケースH内、および後部吸引ダクトDaおよ
びDbの合流した合流吸引ダクトDc内のエアを吸引す
る。前記合流吸引ダクトDcの吸引ファン8下流側は、
共通送風ダクトDdに接続しており、この共通送風ダク
トDdは制御部側送風ダクトDeと定着装置側送風ダク
トDfに分岐している。なお、前記オゾン吸引ダクトD
6および飛散トナー吸引ダクトD7と、後部吸引ダクト
Da,Dbと、合流吸引ダクトDcにより吸引ダクト
(D6+D7+Da+Db+Dc)が構成され、この吸
引ダクト(D6+D7+Da+Db+Dc)と、トナー
フィルタ7a及びオゾンフィルタ7bと、吸引ファン8
により、吸引ダクト装置(7a+7b+8+D6+D7
+Da+Db+Dc)が構成されている。
【0029】図5は本発明の画像形成装置の実施例1の
要部拡大図で、定着装置および冷却用エア通路の説明図
である。定着装置Fは上部ケース16を有している。上
部ケース16内の加熱ロールFh(発熱部材)の上方且
つ左方に熱遮蔽板Fkが設けられ、この熱遮蔽板Fkは
加熱ロールFhの放射熱の伝導を遮断する。上部ケース
16の上面に沿って定着装置側送風ダクトDfが設けら
れており、定着装置側送風ダクトDf内には、上部ケー
ス16の傾斜上面(Y側面)に略平行に熱放射防止板1
7が設けられている。前記上部ケース16の傾斜上面と
熱放射防止板17との間に断熱空間18が形成されてい
る。前記断熱空間18、および定着装置側送風ダクトD
fは、図5において図面に垂直な方向に延びている。定
着装置側送風ダクトDfは定着装置側排出ダクトDgに
接続されており、定着装置側排出ダクトDgは排気口H
1に接続されている。
【0030】(冷却用エア通路)図6は実施例1の画像
形成装置に配置された現像器、シート搬送装置、定着装
置、制御部および冷却用エア通路等の説明図である。図
6において、前記制御部側送風ダクトDeは制御部C1
の制御ケース21(図2中破線部分)の上接続口に接続
され、前記制御ケース21の下排気口は、ケースHの排
気口H2に位置合わされている。制御ケース21内に制
御ボードCBが略垂直方向に並べて収納されており、制
御ボードCB間を冷却用エアが流れて制御ボードCBに
搭載された電子部品22(発熱部材)が冷却されるよう
になっている。前記共通送風ダクトDd、制御部側送風
ダクトDe、および定着装置側送風ダクトDfによって
冷却用エア送風路(Dd+De+Df)が構成されてい
る。
【0031】ついで、合流吸引ダクトの接続について説
明する。図7は実施例1の画像形成装置に備えられた合
流吸引ダクトの接続端部の説明図であり、図7Aは差し
込み側ダクトの接続端部が被差し込み側ダクトに差し込
まれる前の状態を示す図、図7Bは差し込み側ダクトの
接続端部が被差し込み側ダクトに差し込まれた状態を示
す図である。前記合流吸引ダクトDcは、差し込み側ダ
クト25(図2、図7参照)と被差し込み側ダクト26
(図2、図7参照)とによって構成されている。前記差
し込み側ダクト25の端部には、弾性部材で差し込み方
向の反対に折り返された円錐形状の返し部25aが設け
られている。差し込み側ダクト25の返し部25aの最
大径は、被差し込み側ダクト26の接続端部の内径より
もやや大きくなっている。図7Bに示すように、差し込
み側ダクト25の接続端部を被差し込み側ダクト26に
差し込むと、差し込み側ダクト25の返し部25aが被
差し込み側ダクト26内で押圧されて、差し込み側ダク
ト25の返し部25aが被差し込み側ダクト26に圧接
された状態になる。これによって、差し込み側ダクト2
5は被差し込み側ダクト26に密着して、気密性が保た
れるようになっている。したがって、差し込み側ダクト
25と被差し込み側ダクト26とを通るエアに含まれる
トナー、オゾン等が漏れることがない。以上説明したよ
うに、前記差し込み側ダクト25の接続端部は被差し込
み側ダクト26に容易に差し込めて、気密性の高いもの
となっている。
【0032】(実施例1の作用)図2〜図6において、
前記エア流入ダクトD1,D2,D3,D4,D5から
前記ケースH(図2参照)内に流入したエアは、その一
部が感光体PRyの帯電領域Q0yを流れる。その際、エ
アにオゾンが含まれて、オゾン吸引口D7aからオゾン
吸引ダクトD6に吸引される。また、現像領域Q2yで
発生する飛散トナーは、エアとともに飛散トナー吸引口
D7aから飛散トナーダクトD7に吸引される。これら
のオゾン吸引ダクトD6および飛散トナー吸引ダクトD
7で吸引されたエアは、後部吸引ダクトDa,Dbを介
して合流吸引ダクトDcに吸引され、合流吸引ダクトD
cのトナーフィルタ7aによりトナーや塵等が除去さ
れ、オゾンフィルタ9によってオゾンが分解される。つ
いで、トナーおよびオゾンを含まないクイーンなエア
は、吸引ファン8によって共通送風ダクトDdに送風さ
れる。ここで、共通送風ダクトDdから定着装置側送風
ダクトDfに送られたエアは、定着装置Fの上部ケース
16の上面に沿って定着装置側送風ダクトDf内を流れ
る。その際、定着装置側送風ダクトDf内を流れるエア
は熱放射防止板17によって分流し、一部のエアが断熱
空間18を流れる。ついで、定着装置側送風ダクトDf
内を流れたエアは、定着装置側排出ダクトDgを通過通
って排気口H1からケースH外に排出される。一方、共
通送風ダクトDdから制御部側送風ダクトDeに送られ
たエアは、制御ケース21内に入って制御ボードCB間
を流下して制御ボードCBに搭載された電子部品22を
冷却しながら制御ケース21の下排気口を経て、ケース
Hの排気口H2から排出される。
【0033】前記本実施例1では、オゾンおよび飛散ト
ナーをエアと一緒にオゾン吸引ダクトD6および飛散ト
ナー吸引ダクトD7によって吸引し、トナーフィルタ7
aおよびオゾンフィルタ7bに通し、トナー、オゾンを
含まない清浄なエアを吸引ファン8によって定着装置F
および制御部C1に送風して、加熱ローラFhおよび電
子部品22等を冷却している。これにより、ファンなど
の専用部材(冷却手段)等にかかるコストを減少でき、
消費電力、騒音も減少させることができる。
【0034】(実施例1の変更例) (実施例1の変更例1)前記実施例1の合流吸引ダクト
では、差し込み側ダクト25の接続端部に返し部25a
を設けるようにしたが、被差し込み側ダクト26の接続
端部に返し部を設けることも可能である。図8は実施例
1の合流吸引ダクトの接続部を一部変更した変更例1の
説明図であり、図8Aは差し込み側ダクトの接続端部が
被差し込み側ダクトの端部に差し込まれる前の状態を示
す図、図8Bは差し込み側ダクトの接続端部が被差し込
み側ダクトの接続端部に差し込まれた状態を示す図であ
る。図8Aにおいて、被差し込み側ダクト26の端部
に、弾性部材で差し込み方向に折り返された返し部26
aが周設されている。この被差し込み側ダクト26の返
し部26a端部の最小径は、差し込み側ダクト25の外
径よりもやや小さくなっている。図8Bに示すように、
差し込み側ダクト25の接続端部を被差し込み側ダクト
26の接続端部に差し込むと、差し込み側ダクト25の
端部が被差し込み側ダクト26の返し部26aを広げる
ようにして差し込まれ、返し部26aが差し込み側ダク
ト25の接続端部に圧接された状態になる。これによっ
て、差し込み側ダクト25の接続端部は被差し込み側ダ
クト26の接続端部に密着して、気密性が保たれる。し
たがって、差し込み側ダクト25と被差し込み側ダクト
26とを通るエアに含まれるトナー、オゾン等が差し込
み側ダクト25と被差し込み側ダクト26の接続部から
漏れることがない。
【0035】(実施例1の変更例2)また、被差し込み
側ダクト26の接続端部に差し込まれた差し込み側ダク
ト25の接続端部を抜く場合に、トナーの飛散を防止す
る構造とすることも可能である。図9は前記図8に示す
変更例1を一部変更した場合についての説明図であり、
図9Aは差し込み側ダクトの接続端部が被差し込み側ダ
クトの接続端部に差し込まれる前の状態を示す図、図9
Bは差し込み側ダクトの接続端部が被差し込み側ダクト
にの接続端部に差し込まれた状態を示す図である。前記
変更例1では、差し込み側ダクト25の接続端部を被差
し込み側ダクト26の接続端部から抜くときに、差し込
み側ダクト25の接続端部からトナーが落ちる可能性が
ある。そこで、前記差し込み側ダクト25の接続端部は
下端側を上端側よりも延ばしてその先端部をやや上向き
に形成し、前記接続端部に複数の凸部を設ける。なお、
被差し込み側ダクト26の端部の構造は変更例1と同様
であるので説明は省略する。図9Bに示す差し込み側ダ
クト25の接続端部が被差し込み側ダクト26の接続端
部に差し込まれた状態から、被差し込み側ダクト26の
接続端部から差し込み側ダクト25の端部を抜く際、差
し込み側ダクト25の接続端部の凸部25bが被差し込
み側ダクト26の返し部26aに当たって、差し込み側
ダクト25を振動させて、差し込み側ダクト25に付着
しているトナーを差し込み側ダクト25の端部の下側に
落下させる。これによって、差し込み側ダクト25を被
差し込み側ダクト26から抜き終えたときに、差し込み
側ダクト25の接続端部からトナーが落下することが防
止される。
【0036】(実施例2)図10は本発明の実施例2の
画像形成装置の説明図である。なお、この実施例2の説
明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要
素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違し
ているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されて
いる。
【0037】図10において、この実施例2の画像形成
装置は、モノクロの複写機であり、1個の感光体PR
と、黒トナーを収容した1個の現像装置Gとを有してい
る。したがって、感光体PR表面は、その回転移動方向
に沿って設定された帯電領域Q0において帯電器CCに
より一様に帯電され、潜像形成位置Q1においてレーザ
ビームLにより静電潜像が形成され、静電潜像は現像領
域Q2において現像器Gによりトナー像に現像され、1
次転写領域Q3において中間転写ベルトBに1次転写さ
れる。画像形成装置Uの下部において上下に重ねるよう
に配置された3個の給紙トレイTR1〜TR3から取り
出された記録シートSは2次転写領域Q4において2次
転写器T2により中間転写ベルトB上のトナー像が2次
転写される。
【0038】前記感光体PR表面の帯電領域Q0の下流
側で、且つ現像器Gの上流側にオゾン吸引口D6aを有
するオゾン吸引ダクトD6が設けられている。オゾン吸
引ダクトD6は、帯電領域Q0(オゾン発生箇所)で発
生するオゾンを、エアと一緒にオゾン吸引口D6aから
吸引し、接続口D6bから後部吸引ダクトDaに排出す
るように構成されている。前記感光体PR表面の現像領
域Q2の下流側で、現像器Gに接して飛散トナー吸引口
D7aを有する飛散トナー吸引ダクトD7が設けられて
いる。飛散トナー吸引ダクトD7は、現像領域Q2(ト
ナー飛散箇所)で飛散するトナーをエアと一緒に飛散ト
ナー吸引口D7aから吸引し、接続口D7bから後部吸
引ダクトDbに排出するように構成されている。前記後
部吸引ダクトDaと前記後部吸引ダクトDbは合流吸引
ダクトDcに接続されている。前記合流吸引ダクトDc
には、トナーフィルタ7a、オゾンフィルタ7b、そし
て前記オゾンフィルタ7bの下流側に吸引ファン8が配
設されている。前記合流吸引ダクトDcの吸引ファン8
下流側は、送風ダクトDdに接続しており、この送風ダ
クトDdは定着装置側送風ダクトDfに接続している。
【0039】定着装置Fは上部ケース16を有してい
る。上部ケース16内の加熱ロールFhの上方且つ左方
に熱遮蔽板Fkが設けられている。上部ケース16の上
面に沿って定着装置側送風ダクトDfが設けられてお
り、定着装置側送風ダクトDf内には、上部ケース16
の傾斜上面(Y側面)に略平行に熱放射防止板17が設
けられている。前記上部ケース16の傾斜上面と熱放射
防止板17との間に断熱空間18が形成されている。定
着装置側送風ダクトDfは定着装置側排出ダクトDgに
接続されており、定着装置側排出ダクトDgは排気口H
3に接続されている。
【0040】前記構成の画像形成装置によって、オゾン
吸引ダクトD6で吸引されたオゾンを含むエアと、飛散
トナー吸引ダクトD7で吸引された飛散トナーを含むエ
アとは、後部吸引ダクトDa,Dbを介して合流吸引ダ
クトDcに吸引されて、トナーフィルタ7aによりトナ
ーや塵等が除去され、オゾンフィルタ9によってオゾン
が分解される。ついで、トナーおよびオゾン等を含まな
いエアは、吸引ファン8によって共通送風ダクトDdに
送風される。ここで、共通送風ダクトDdから定着装置
側送風ダクトDfに送られたエアは、定着装置Fの上部
ケース16の上面に沿って定着装置側送風ダクトDf内
を流れる。その際、定着装置側送風ダクトDf内を流れ
るエアは熱放射防止板17によって分流し、一部のエア
が断熱空間18を流れる。ついで、定着装置側送風ダク
トDf内を流れたエアは、定着装置側排出ダクトDgを
通って排気口H3からケースH外に排出される。
【0041】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の実施
例の変更例を下記に例示する。 (H01)前記実施例1では、トナー、オゾンなどを含む
エアをトナーフィルタ7aおよびオゾンフィルタ7bに
通し、クリーンなエアを定着装置Fおよび制御部C1を
冷却する冷却用エアとして再利用しているが、前記クリ
ーンなエアを、発熱部材を冷却する冷却用エアに用いる
他に、部品間の温度差の解消のために部品を加熱する加
熱用エア、除湿を必要とする部材等の除湿用エア、ある
いは、トナー、紙粉の付着によって検知誤差の生じるセ
ンサの清掃用エアとして再利用することも可能である。
クリーンなエアを、清掃用エアとして用いる場合、用紙
検知センサ(図示しない)に向けてエア送風路を設け、
前記用紙検知センサ表面にエアを吹き付けて、前記用紙
検知センサの表面のトナー、紙粉を吹き飛ばすように構
成する。その場合、前記用紙検知センサ表面へのトナ
ー、紙粉の付着を防止して、前記用紙検知センサの誤検
知を防止することが可能である。
【0042】(H02)前記実施例1において、前記ケー
スH内の定着装置Fからの遠近による温度差を解消する
ために、前記ケースH内の各領域にエア送風路を設け、
前記各領域にクリーンなエアを送風するように構成す
る。その場合、前記ケースH内の各領域の温度を均一に
することができる。例えば、前記感光体PRにクリーン
なエアを送風し、着定着装置Fからの遠近による温度差
を少なくすることも可能である。 (H03)前記実施例1において、除湿を要する除湿部材
の周辺にエア送風路を設け、除湿部材にエアを送風して
除湿するように構成することも可能である。 (H04)また、前記実施例1において、前記シート搬送
装置SHのベルト下側のファンによって吸引されたエア
を合流吸引ダクトDcのトナーフィルタ7aおよびオゾ
ンフィルタ7bの上流側に合流させることも可能であ
る。(H05)また、本発明は感光体表面のトナー像を記
録シートSに直接転写する方式の画像形成装置にも適用
可能である。
【0043】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置は、下記の
効果(E01),(E02)を奏することができる。 (E01)画像形成装置内部のエア中のオゾンや飛散トナ
ー等の汚染物質をフィルタにより除去した清浄なエアを
無駄に排出せずに有効に利用してから排出することがで
きる。例えば、画像形成装置内部の発熱部材、加熱を要
する要加熱部材、除湿を要する要除湿部材、清掃を要す
る要清掃部材を、前記清浄なエアによりそれぞれ、冷
却、加熱、除湿、または清掃して、有効に利用してから
排出することができる。 (E02)発熱部材を冷却するための冷却専用のファンを
設けることなく、発熱部材を冷却することができる。例
えば、画像形成装置内部の発熱部材による温度上昇を防
止するための新たな専用部材(送風ファン、冷却手段)
等を追加することなく、画像形成装置内で発生したトナ
ー、オゾン等を除去したエアを発熱部材の冷却に利用し
てから排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は複数の像担持体に接する中間転写体を
有するカラー画像形成装置の実施例1の説明図である。
【図2】 図2は前記図1に示す画像形成装置の吸引ダ
クト装置および冷却用エア通路を強調して示した図であ
る。
【図3】 図3は前記図1の要部拡大図で、感光体表面
近傍のトナー像形成領域に配置された帯電部材、エア流
入ダクト、潜像形成装置、オゾン吸引ダクト、現像器、
トナー吸引ダクト、感光体クリーナの位置関係を示す正
断面図である。
【図4】 図4は実施例1の画像形成装置に備えられた
吸引ダクト等の説明図で、図4Aは上面図、図4Bは前
記図4AのIVB−IVB線断面図である。
【図5】 図5は本発明の画像形成装置の実施例1の要
部拡大図で、定着装置および冷却用エア通路の説明図で
ある。
【図6】 図6は実施例1の画像形成装置に配置された
現像器、シート搬送装置、定着装置、制御部および冷却
用エア通路等の説明図である。
【図7】 図7は実施例1の画像形成装置に備えられた
合流吸引ダクトの接続端部の説明図であり、図7Aは差
し込み側ダクトの接続端部が被差し込み側ダクトに差し
込まれる前の状態を示す図、図7Bは差し込み側ダクト
の接続端部が被差し込み側ダクトに差し込まれた状態を
示す図である。
【図8】 図8は実施例1の合流吸引ダクトの接続部を
一部変更した変更例1の説明図であり、図8Aは差し込
み側ダクトの接続端部が被差し込み側ダクトの端部に差
し込まれる前の状態を示す図、図8Bは差し込み側ダク
トの接続端部が被差し込み側ダクトの接続端部に差し込
まれた状態を示す図である。
【図9】 図9は前記図8に示す変更例1を一部変更し
た場合についての説明図であり、図9Aは差し込み側ダ
クトの接続端部が被差し込み側ダクトの接続端部に差し
込まれる前の状態を示す図、図9Bは差し込み側ダクト
の接続端部が被差し込み側ダクトにの接続端部に差し込
まれた状態を示す図である。
【図10】 図10は本発明の実施例2の画像形成装置
の説明図である。
【符号の説明】 CCy,CCm,CCc,CCk;CC…帯電部材、 CLy,CLm,CLc,CLk;CL…感光体クリーナ、 C1…制御部 Dc…合流吸引ダクト、 (Dd+De+Df)…冷却用エア送風路、 (Dd+Df)…エア送風路、 D6…オゾン吸引ダクト、 D7…飛散トナー吸引ダクト、 F…定着装置、 Fh…加熱ロール(発熱部材)、 Gy,Gm,Gc,Gk;G…現像器、 H…ケース、 PRy,PRm,PRc,PRk;PR…感光体、 QLy,QLm,QLc,QLk;QL…クリーニング領
域、 Q0y,Q0m,Q0c,Q0k;Q0…帯電領域(オゾン
発生箇所)、 Q1y,Q1m,Q1c,Q1k;Q1…潜像形成位置、 Q2y,Q2m,Q2c,Q2k;Q2…現像領域(トナー
飛散箇所)、 Q3y,Q3m,Q3c,Q3k,Q4;Q3,Q4…転写
領域、 Q5…定着領域、 ROSy,ROSm,ROSc,ROSk;ROS…潜像形
成装置、 S…記録シート、 SH…シート搬送装置、 U…画像形成装置、 V…トナー像形成装置、 7a…トナーフィルタ、 7b…オゾンフィルタ、 8…吸引ファン、 22…電子部品(発熱部材) (D6+D7+Da+Db+Dc)…吸引ダクト、 (7a+7b+8+D6+D7+Da+Db+Dc)…
吸引ダクト装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成要件(A01)〜(A08)を備
    えたことを特徴とする画像形成装置、(A01)回転移動
    する表面が帯電領域、潜像形成位置、現像領域、転写領
    域、クリーニング領域を順次通過する感光体、前記帯電
    領域において前記感光体表面を一様に帯電させる帯電部
    材、前記潜像形成位置において前記帯電された感光体表
    面に静電潜像を形成する潜像形成装置、および、前記現
    像領域において前記静電潜像をトナー像に現像する現像
    器、を備えたトナー像形成装置、(A02)前記転写領域
    を通過する感光体表面のトナー像を記録シートに転写す
    る転写装置、(A03)前記トナー像転写後の感光体表面
    の残留トナーを前記クリーニング領域において回収する
    感光体クリーナ、(A04)前記記録シートを、前記トナ
    ー像が転写されるシート転写位置および定着領域に順次
    搬送するシート搬送装置、(A05)前記定着領域におい
    て前記記録シート上のトナー像を定着する定着装置、
    (A06)前記トナー像形成装置、転写装置、感光体クリ
    ーナ、シート搬送装置、および定着装置を収容するケー
    ス、(A07)前記ケース内のオゾンまたは飛散トナーを
    含むエアを吸引する吸引ダクトと、前記吸引ダクト内に
    配置された吸引ファンと、前記吸引ファンの上流側に配
    置されて前記オゾンまたはトナーを除去するフィルタと
    を有する吸引ダクト装置、(A08)前記吸引ダクト装置
    を通過した清浄なエアを、前記ケース内の所定の部材の
    周辺に導くエア送風路。
  2. 【請求項2】 下記の構成要件(A09)を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置、(A09)発熱
    部材である前記所定の部材。
  3. 【請求項3】 下記の構成要件(A010)を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置、(A010)
    搬送される記録シートを検出するシートセンサである前
    記所定の部材。
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